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相国寺3 特別拝観2 方丈(御苑周辺散策20)

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写真は、裏方丈庭園

通常方丈は非公開ですが、修復を経て2014年の春から特別公開が再開になりました。
今後も毎年3月末から6月上旬までは公開されるようです。
法堂、浴室とセットで800円です。

方丈の右手から入ります。
方丈ですので、表3間と裏3間の6間構造です。

まず手前が竹の間です。襖絵は王璘の竹林図です。
中央が室中で、襖絵は原在中(複製)の普陀落山の図です。
正面に掛けてあるのは加藤信清筆の法華観音図の軸です。
この観音図はよく見ると経文で描かれています(経文の集合体が、観音図に見える)。
手前に拡大したパネルが置いてあるので、それを見ればよくわかります。
最奥は梅の間です。
襖絵は、維明和尚筆の老梅の図です。
奥突き当りの杉戸絵は、原在中の白象図です。

方丈前庭は白砂の枯山水庭園です。
石組もないフラットな庭園です。借景に法堂がそびえます。

方丈の裏にまわります。
1番手前が琴棋書画の間です。
ここには足利義満が乗ったと云われる籠があります。
中央が御所移しの間。襖絵は土佐派の吉野山櫻の図です。
最奥は 聴呼(ちょうきょ)の間。
襖絵は原在中の仙人の図です。

裏方丈庭園は変わっています。
庭園中央を横断するように谷になっています。
左手には大きな立石で滝が表現してあり、ここから石の川が右手へと流れてきます。
谷への斜面はきれいな苔。
奥側の斜面には松や枝垂れ桜も1本あります。

聴呼の間から表へと1周して戻ります。
この途中に枯山水の中庭もあります。

観音懺法会 ご先祖追善供養 特別公開
6/17に観音懺法会が行われますが、その前に観音懺法会仕様の方丈が公開されます。
2016年は6/7~6/14で、平日は10:00~14:00、土日は10:00~16:00でした。
拝観料は1000円です。
方丈の玄関から入り、時計回りに裏に回ります。
裏から方丈に入ります。
方丈の室中には、白衣観音像と普賢・文殊菩薩像の軸が掛かっています。
そして方丈の竹の間と梅の間には、伊藤若冲 動植綵絵30幅のレプリカが掛かっています。

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コメント ( 1 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown (serimama)
2014-05-02 20:18:06
今日やっと行ってきました。
裏方丈庭園、雨が降った方がいい意味がよくわかりました。
次回雨の日狙いで行きたいと思います。
 
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