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長講堂


写真は、本堂(左)と御影殿(右)。

大まかには河原町五条にあります。
河原町五条の交差点の1本西の富小路通を南に進みます。
途中の右手に“世継地蔵”の上徳寺を通過し、五条通から約250mの左手に長講堂があります。

普段は非公開ですが、電話で予約をしておくと本堂は拝観できます。
また4/13の法皇忌法要の際は、御影殿の尊像が公開されます。
2012年「京の冬の旅」で公開がありました。
門前で拝観料600円を納めます。

前庭を挟んで左手に書院、正面に本堂、右手に御影殿があります。
まず書院に入ります。
書院は阪神大震災で大きなダメージを受け、再建されているのできれいです。
上段の間の正面に後白河法皇御真影の軸があります。
しかしこれは複製で、本物は50年に1度だけ宮内庁からの使者により開廟されます。
前回が平成3年だったので、次回は2041年です。
また後白河法皇直筆の過去現在牒もガラスケースに入って公開されていました。
書院の前庭は苔のきれいな枯山水庭園です。

次に隣の本堂に入ります。
本堂には本尊の阿弥陀三尊像がお祀りされています。
内陣の天井は見事な二重折り上げ小組み格天井です。
さらに左手に聖徳太子立像、右手に善導大師、法然上人立像が展示されていました。

さらに隣の御影殿へ移動します。
ここには重要文化財の後白河法皇坐像がお祀りされています。
この右手に後白河法皇御真影の本物が箱に入った状態で封印されています。

後は元に戻って終了です。

後白河法皇忌
4/13の14:00~15:30に開催されます。
表門を入った左で13:00頃から受付開始。
志納袋を渡されるので、氏名を書いて1,000円以上志納し、左手の書院に入ります。
玄関を入って右手が書院で手前に10畳間2つ、奥の7.5畳が上段の間です。
14:00になると本堂に呼ばれます。
本堂からまずは和尚さんたちが外に出て御影殿に正面から入ります。
そして今度は内廊下から本堂に複製の後白河法皇御真影の掛け軸を持って戻って来られます。
内陣前の左手には法然上人像があるので、右手に後白河法皇の掛け軸をかけて14:15頃から法要開始。
14:45頃に参列者のお焼香。
15:10頃に法要が終わり、ご住職の法話。
その後隣の御影殿に移動し、後白河法皇坐像(重文)にお参りをして、15:30頃に終了です。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
法皇忌 (karaika)
2019-04-16 09:04:28
4/13が土曜日でしたので、法皇忌に参加してきました。
その時の気付き点をご報告します。
・法要は14:00から始まります。(門前に掲示あり)
・14:00前から受付で1000円以上の志納を納めます。
・法要が始まるまで書院で待機します。土曜日と言う事で、檀家さん以外にも一般の方もそれなりにいらっしゃいました。
・お焼香も含め、法要は1時間強程度です。
・その後、御影殿の拝観が順番に行われます。
 全てが終了するのは、15:30頃です。
・帰りの際には折詰(助六のようなお寿司)を頂きました。
開始時間と所要時間は留意が必要かと思いますので、今後参加される方はご参考まで。
 
 
 
karaikaさま (amadeus)
2019-04-17 19:19:37
御無沙汰しております。

長講堂の法皇忌。
4/13でしたか。
すっかり忘れていました。

詳細な情報、ありがとうございます。

後白河法皇御真影の軸は、2041年ですか・・・

なんとか行きたいですねw

 
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