響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

イケアの家具を組み立てた。

2008-11-26 | コレクション


クラシックイタチこと私の母は握力11とか14で、出かける時には「眼鏡が重いから持っていかない」という人なのだが、その母がイケア港北に行くために車を出して付き合ってくれて、言った。
「家具を組み立てるのって、おもしろいわよね」

イケア → 組み立てがたいへんらしい という発想は旧勢力である(笑)。

イケアにはお互いにやりたいことをちゃんとやろうというコンセプトが感じられる。たとえば配送という事業を拡大すれば、営業機会としては大きいわけだから儲かるだろう。だがそれはやりたくないのだ。ついでに、そういうのを望むお客さんも淘汰される。

店内でも、店員さんに寸法を聞くと、きちんと図を描いて考えてくれて
「その辺の長さなら……、三角形の法則で計算できますよね」
と、天井を見上げた。それを言うなら三平方の定理であるが、そういうところは間違っているほうがかえってスジがいいくらいのものである。(偏見!)こういう店員さんに出逢うと家具というデザイン、それがイケアだと思えてくる。私たちが一番手をつけやすい、「どうしてもここにひとつ棚がほしい」と「壁一面のシステム収納を注文したい」の中間地点から、その両側へ広がるようにインテリアを改革してくれるんじゃないかと期待してしまう。

「組み立て? いーですよ、やりましょう。」
というわけで、椅子を5脚買ってきました。SIXTEN(イケアのホームページでの紹介はこちら)という商品。パッケージを開くとこんな感じ。パーツは少ないし、楽々でございますよ。(力は要ります)


所要時間は5脚平均でだいたい20分/1脚ぐらいですかね。まずは座面にバツのかたちに脚をとりつける。ポイントは背を付ける穴には平滑な面とへこんだ面があるのだが、平滑な面がビス、へこんだ面がネジ側にしたいので、背に近いほうを平滑面にするよう、取説には書いてある。


パッケージに含まれていないが、必要な工具はこれ。家に道具箱のひとつもない、という方は、たしかソーイングセットみたいなものも売ってましたよ。村上春樹の小説に(これ、私案外気に入っちゃってるんだけど)妹の、理系の彼氏が来訪するなりあなたの近所に何件工具屋があったから、ちょっと行って買ってくるというくだりがあるのだが、あれですよ、あれ。工具箱を持ってるというのは、ひとつの教養であります。


背をつける。細工がよくできています。スチールだしね、ぜんぜん縒れないです。誰でもぴたっと合いますよ。


さらに、2脚目から採用した方法がこれ、両側から締め付けるようにするとスムーズです。


写真ではわかりにくいですが、椅子の布張りのテクスチュアがよくて、フォアグラなんかを食べるのにも向いています。(椅子は6490円なのでね、フォアグラのほうが高そうですが。)というわけで全工程で、1時間半ぐらい。長いですか? そうかなあ。長い会議よりはまし(笑)ではないですかね。


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3 コメント

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SIXTEN (そりは)
2010-11-27 17:47:27
はじめまして。
今日知り合いが使っていたIKEAのSIXTENを4脚譲り受けましたが、組み立て方がわからず、検索していてこのブログにたどり着きました。
画像があったのでよくわかり助かりました!ありがとうございます。
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いえいえ (ヒビキ母)
2010-11-27 18:17:40
よかったです。SIXTENは意外にもまだ廃番になっておらず、私もまた買い足そうかと思っているくらい気に入っています。イケアも取説をダウンロードできるようにしてくれれば、もっと便利なのにとも思います。
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Sixten (Happy?!)
2010-12-01 18:34:46
Sixtenの作り方が良くわかりました!
これからも参考にさせて頂きます!
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