HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

出来栄えは何点?

2017年06月12日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小4):
「星に願いを」、今日は仕上げの約束だったけど、期待したほど上手に弾けていません。
「あれー?あんまり上手じゃないね」
1度弾いて、先生のきびしい指摘。
「練習した?」
Aちゃん「うん・・・」という返事ですが。
「何回練習したの?」
「今、来る前に2回・・・それと、何日か前に1回」
「それじゃダメだよ。先週、音符も読んで、ちゃんとできるようになってたのに、それを忘れないうちに すぐ練習しなきゃ。せっかく習ったのをほうっておいたら、習ったこと、みんな忘れちゃうでしょ。また音符も読み直しになっちゃうし、練習がムダになっちゃうんだよ」

とにかく、もう一度思い出して弾いてごらんよ、と言って弾いてもらいましたが、先週読んだ音符も、確認した指番号もほとんど忘れてしまっているので、先週のレッスン前と同じようだ状態です。
「今日は『仕上げ』って書いてあるのにね?」
先生は、Aちゃんの楽譜に書いてある「6/5 来週しあげ」という文字を指さして言いました。
「これじゃあ合格はできないんじゃない? 合格って、大体何点ぐらい取ったら『合格』って言えるのかな?100点ちゅう・・・」
先生は、逆にAちゃんに聞いてみました。
するとAちゃんの意見は
「うーん・・・90点ぐらい・・・」とのことです。
「90点・・・それじゃ、相当上手に弾けなきゃだよね・・じゃ今弾いたのは、何点ぐらいだったと思う?」
「んー・・・50点ぐらい・・・」
「50点かあ・・・それじゃあ合格はムリだね?」
「うん・・・」
と言いながらも、Aちゃんは合格したい気持ちはあるようで、すぐにもダメなところを弾き直したい様子が見て取れます。
「じゃあね、今から10分ぐらい、一人で練習してごらんよ。先生はなるべく聞こえないってことにしてるから」
そうしてピアノのそばを離れ、Aちゃんは一人で練習しました。
とはいえ、1週間分の練習を補うまでには至らず、「仕上げ」は来週へと持ち越されました。

不名誉な「星に願いを」の後はバーナムでがんばり、Aちゃんは元気に帰ることができたのでよかったです。
来週、自分で決めた「90点」をクリアできていることに期待をかけて。