古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

黒豆を「本植え」しました。

2019年06月30日 00時59分34秒 | 古希からの田舎暮らし
 6月9日に播いた黒豆も苗になりました。大豆より遅れましたが、きのう「本植え」しました。
 今年は苗づくりに失敗しました。畑の土が真砂土で、サラサラでした。そのサラサラに惑わされて、種を播いたときに土を2センチくらいかけてしまいました。それが失敗のもと。燻炭をかけるべきでした。
 雨が降って乾くと表面が固くなる。その「固くなり方」が真砂土は畑の土とちがうのです。表面が固くなって、芽を出そうとする黒豆が土をやぶって顔を出せない。
「おかしい。芽が出ない」と土にさわって気付きました。「燻炭をかければよかった」と気付いたけど遅い。
 きのうはイチゴ・ネットハウスのイチゴのあとに40本移植しました。80本できるはずの苗がカツカツでした。我が家の枝豆用です。今年から自家用しかつくれません。正月の黒豆は買います。
 道子さんは「胡麻をみんなが作るといいのに」という願いがあります。
 むかしは各家の菜園で胡麻をつくっていました。「おしたし」に胡麻を掛けたのを覚えています。琺瑯の胡麻炒り器がありました。おばあちゃんが、器の持ち手のところから胡麻を入れてカマドのたき火の上で動かしならあぶり、それをすり鉢ですって、胡麻の香りいっぱい。
 いまは畑の胡麻を見ても「胡麻とわかる」人は少ない。今年も道子さんはしっかり金胡麻を作ります。

 胡麻は数本植えて間引いて育てます。隣の畝は落花生です。今年は苗の豆をだれが食ったか、12本しかできませんでした。(50本以上播いたのに)
 苗を植えるとき、真砂土なのに畑の畝を掘るとカナブンの幼虫がいっぱい出てきます。堆肥/鶏糞/燻炭/を入れただけなのに。どれだけ被害が出るか。心配です。
 道子さんの花づくりはうまくいってます。

 ダリヤ、桔梗などを写しましたが、ほかにも花がいっぱい。彼女の花づくりは年季が入っていますから見事なものだと感心しています。通行人が愛でてくれるといいけど …… 。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書のトレーニングをしています。

2019年06月29日 00時28分18秒 | 古希からの田舎暮らし
 文字を読んで登場人物が立ち上がり、その人の味方になり、応援しながら読む。
 いまそんなトレーニングをしています。
 ときどき本を読むけど、登場人物の味方になって読み進むことが、この数年できていませんでした。宮尾登美子の『きのね』『錦』などではまったり、今野敏の刑事もの小説ではまったり。ときにはそんなこともありましたが、「これを読もう」と読みはじめてもなかなか入れない。
「入れないのは本が面白くないからだ」と思うようにしていました。
 そうではない。「自分の本を読む力が落ちている」。と気付いたのは最近です。
 本の登場人物の味方になれなくてもかまいませんが、長年たのしんできた『読書』の〈たのしみ〉がなくなるのはつらい。映像を視るたのしみもありますが、本を読むたのしみは〈格別〉です。自分で自由にコントロールできる。いくらでも入れる。
 この歳になると「本の世界を自分のなかにつくって、入っていく力」が落ちてくる。だから筋肉や足腰のように、意識して動かして、鍛えないとダメになる。と思うのです。
 そこでトレーニングのつもりで、大型活字本で、読みやすい時代劇なんかを、読んでいます。いま羽田雄平の『峠越え』を読んでいます。面白い。
 取っつき易い、なじみのある、時代劇とか、推理ものとかを読みながら、また本の世界に気持ちが入れるようになりたい。
 そうそう、ウインブルドン・テニスがはじまります。また夜に起き出して、応援します。
 それがすめば膝の手術です。「サッサとふつうに歩く感覚を忘れてる/それが手術でもどってくる」と近ごろ思います。たのしみです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の日は読書/断捨離。

2019年06月28日 03時13分35秒 | 古希からの田舎暮らし
 きのうは一日雨でした。「水やり」をしなくていい。外仕事はできない。
 そんな日は読書にしよう。図書館で借りている大型活字本・浅田次郎の『憑神』と池波正太郎の『剣客商売』を読みました。
「本を読もう」と思っても「登場人物が頭に入らず、生きて立ち上がらない」。そんな状態で本に入れませんでした。数ページ読んではやめていました。
『憑神』は、神様が出てくる。  貧乏神 ⇒ 疫病神 ⇒ 死神 
 その神様と主人公の「やりとり」が面白くて、クスクス笑いながら読みました。
『剣客商売』は、テレビドラマで見ています。秋山小兵衛/40歳も若い女房の「おはる」/息子の秋山大二郎/大二郎の奥さんになる三冬/などがイメージとして立ち上がっています。(時代劇専門チャンネルでは、藤田まことのシリーズだけでなく、加藤剛が「大二郎」役になる古いシリーズもやってます。どっちも古いけど)
 またどこから読んでもすぐ入れる。池波正太郎の「うまさ」。ときどき借りて読みます。
 道子さんは「雨の日こそ断捨離を!」と待ち構えていました。きのうは台所の食器類の断捨離。
 長く使っていない食器が棚から出てきます。ぼくはアルコールは弱いので、お酒はほとんど飲みません。特にこちらに引っ越してからは母が少し飲んでいただけです。ワイグラスとか猪口は要りません。断捨離。12年前の引っ越しのときにたくさん捨てたのに、食器が増えています。全然使わないのも。
 旅行に行くとその地方の「〇〇焼」食器が売ってあり、「にわか陶芸家」見たい気分になって食器類を物色します。そして何か買います。知らん間にたまる。死んだらゴミです。
 例えば「夫婦茶碗」/「夫婦湯飲み」/「夫婦箸」/なんかを出来心で買ってしまうことがあります。うちは夫婦の年期が入ってるからそんなものは買いません。同じ湯飲み/同じ茶碗/同じ箸/をいま使っています。「どっちがどっちの」茶碗、箸を使ってもいいように。少しでも面倒なことは避ける。それが長寿社会を生き抜く智恵です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足取りの確かな生活を志します。

2019年06月27日 02時18分05秒 | 古希からの田舎暮らし
 あんしんクリニックに診てもらい、手術の段取りが進んでいます。のんびり田舎で暮らしているはずの自分が、なんかフワフワする感じです。
 年寄りは、長く生きて、世の中のことがよくわかり、少々のことにあわてない。泰然自若としている。なんてウソ。いざ自分が年寄りになってみると、そんな感じがします。
「手術する」と決まって地に足が着いていません。日が迫るとパニックになるんじゃないか。
 そんな自分の状態を反省して、これからの処し方を考えてみました。
① 毎朝の瞑想を、TM瞑想にもどす。
 「雑念転がし」の瞑想を、マントラを意識した瞑想にします。
② 夜中の膝運動 …… 足首回し 足の水平ホールド 運動を毎日する。
 サボり気味でした。「どうせ手術するしかないし……」という気持ちでした。毎夜きちんとします。
③ 昼、体を動かす/畑・山の仕事をする。
 「足が痛いしやる気が出ない」を口実に、サボり気味でした。「人間は一生懸命にしか生きられない」/「オレもやるときはやるんだから」と思うように自分を仕向けていました。例えば小屋の道具類の片付けだって「小さなことをコツコツと」やる。それがやる気の出発点です。

 ところで夏至が過ぎました。太陽が一番西寄りのところから昇る。それを写真で記録しました。

 今年の夏至は22日でした。曇りだったので。うちのウッドデッキ中央から撮りました。あそこが日の出の場所です。これから183日かけて画面右からはずれ、冬至の日が昇ります。電柱のちょっと右と覚えておきます。
 きのうは老人会の案内チラシを、車で配りました。去年も紹介しましたがこんな立地、素敵ですね。

 両側の白蝶草が花盛りです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手術の日が決まりました。

2019年06月25日 18時03分39秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝から神戸・三宮の『あんしんクリニック』に出掛けて午後5時に家に帰りつきました。一日がかりの大仕事をした気分です。
 手術の日が決まりました。7月24日にします。それまでに事前の検査とか事前のリハビリとかあって、三宮とポートピアの病院に出掛けることになります。
 なんかホッとした気持ちです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大豆の苗を移植しました。

2019年06月25日 00時24分09秒 | 古希からの田舎暮らし
 大豆は6月9日に播いたので2週間になります。しっかりした苗になってきました。「本植え」するときです。前の畑にはときどきハトが飛んできます。しかしイチゴ・ネットハウスではどうしようもない。苗は無事に生長しました。
 今年は、大豆を33センチ間隔で〈本植え〉することにしました。
 大豆トラストでは、大豆の種は「3粒播いて2本立て」にしていました。うちでは2本ずつ移植・本植えしていました。しかしうちのタマホマレは、黒豆と同じくらいの大きな木になります。そこで去年〈下の畑〉では40センチ間隔で1本植えにしました。木は大きく育ち、順調に実をつけました。
 ところが秋の台風。村の人が「この村に生まれてこのかた、あんな強い風が吹いたことはなかった」と話すほどの風台風にやられました。大豆はなぎ倒され、手当てのしようもありませんでした。それでも10キロ超とれ、味噌を作ることができました。
 今年は「前の畑」でつくります。植えられる畝は少しです。植える本数を確保するには間隔をせまくするしかない。「33センチ間隔・一本植え」にしました。メジャーで測って穴をあけ、しっかり水を入れます。そして移植。95本植えました。

 植えた写真です。大きな木になるのに間隔はせまいです。7月末には、杭を打ち、両側からポリベル(ハウスバンド)を2段に張って支えます。ていねいに「土寄せ」して、大事に育てます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空気の抜けていく風船みたいに。

2019年06月24日 02時35分13秒 | 古希からの田舎暮らし
 家のまわりには「する仕事」がいっぱいあります。しかしする気が出ません。「しよう」「しなければ」と思うけど「別にせんでもええな」とも思う。
 イチゴ・ネットハウスに播いた大豆。しっかりした苗になりました。移植するときです。しかし「する気」にならない。大豆は味噌用です。有機無農薬の大豆で、我が家のやり方でつくるから、うちの味噌は格別です。実にうまい味噌だ。と思ってます。
 でも「大豆は買っても」味噌は作れます。味噌は作らなくても、店に売ってあります。「オレが/オレが」と前に出なくてもいい。
 この3日ほど「仕事をする気」が出ません。「やろうと思うと力が抜けていく」。膝が痛いからでなく、空気の抜けていく風船みたいな頼りない感じ。
 不登校とか引きこもりって、こんな「なんか頼りない感じ」なんだろうか。
 
 身近な人が亡くなったり、親しい人が亡くなったりすると、自分の気持ちに穴があきます。
 その穴を埋めようとする力が、自然に働きます。「なんでもない」と思っても、穴が大きいときもあります。
 高齢だから大往生だ。/70歳まで、80歳まで、生きたんだから。/これでこの人の人生は完成したんだ。/もっと自分にできることはあったかもしれないけど、人間は一生懸命にしか生きられないんだ。/
 穴をすぐに埋めようとしても、ずいぶん時間がたってからあれこれ思うこともあります。人間の心って、奥が深くて、むずかしい。
 ただいえること。
 自分のこころを信じる。無理をしない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

A.J.ブルーマーの話をしました。

2019年06月23日 03時24分15秒 | 古希からの田舎暮らし
 土曜日の新聞に、写真の折り込み広告が入っていました。見てびっくり。「さすが三木市吉川町有安のお店」と言っていいかどうかわかりませんけど。

「ズロースを安くする」と宣伝してあります。若い人にこの言葉はわかるでしょうか。元は英語の〈drawers〉(ドロワーズ)で、「引っ張り上げる」からついた名前でしょうか。発音が変化してズロースになったようです。
 この広告を見てぼくが思い出したのは、中学校の先生をしていたとき学年集会で「A.J.ブルーマーの話をしたこと」でした。50年くらい前のことです。
 ブルーマーは「女性も選挙で投票しましょう」とアメリカで呼び掛けた女性の運動家です。むかしは女性は選挙に行けませんでした。女性が運動して「投票できる」ようになっても、女性が投票所に行くと男達がつきまとい、イヤガラセをしました。
 ブルーマーは「イヤガラセをはねのけて投票所に行こう」とアメリカで運動しました。当時女性がはいていた「スカートは動きにくい」と二つに分けて足首でくくりました。
 足首でくくったのが短くなり、腰のところが「ちょうちん」のようにふくらんだものになり(むかしは)、体育のときにはいていました。それがだんだんいまのブルーマーになったのです。
「ブルーマーをはいて、すくすく成長して、女性の権利を守る、力強い大人になってください」。というような話をしたかな。
 あの頃から50年たって、女性の力は伸びてきました。でも男性と女性の〈領土争い〉みたいなところがありますから、手をゆるめるわけにはいかないでしょう。
 
 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カフェテラス「しゅう」で昼食

2019年06月22日 03時17分14秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は買い物の帰りに、なんとなく寄り道をしたくなり、平井山の手前の村・与呂木から青葉台を通ってみました。青葉台にのぼる途中に、カフェテラス・〈しゅう〉があり、お客さんが珈琲を飲んでいるみたいです。ぼくらも寄ることにしました。
 お昼に近いので食事にしました。ぼくは冷やしうどん、道子さんは卵かけご飯を注文しました。お店の掲示を見ると、卵かけご飯は、ここの鶏舎で生ませた、南米チリ原産の鶏の青い卵です。

 卵かけご飯は、食べ方を指導されました。黄身と白身を分け、白身だけ容器にとって、泡立てます。その泡をご飯にかけて、その上に黄身を乗せて醤油をかけます。白身の嫌な人もおいしく食べられるそうです。
 店のそばに鶏舎があり、クヌギの木の下に野鳥の餌台がつくってありました。

 スズメが飛んできて、餌をついばみ、水を飲んでいます。うちの裏山にもこんな餌台があればいいな。足が治ったらつくります。

 いつものことですが夜中の12時前後には目が覚めます。起きてすることは3つです。  
〇 漢字ナンクロの雑誌で問題をやる。
〇 本を読む。最近は図書館で借りた大型活字本を読むことが多い。
〇 テレビを見る。夜中に見るテレビは大別して3つです。 
  地上波のテレビを見ることはほとんどありません。特に夜中の番組といえば「お笑いタレントの馬鹿話」ばかりですし。いやなニュースは見ないようにしています。(犯人の逃亡/殺人事件/子供の虐待/悲惨な大事故など)見るのは:
 ① BS放送のNHK。(ドキュメント〈映像の世紀〉や再放送番組/クラシック音楽など)
 ② WOWOWで/映画/スポーツ(テニスの全仏オープンは独占中継でした)。
 ③ CSテレビで/802チャンネルのテニスの試合/832の洋画/833・834の邦画/862の時代劇(剣客商売/子連れ狼/必殺もの/藤沢周平劇場/など)/877のアニマルプラネット。
 今日は再放送で『インパール』をやっていました。前に見たドキュメントですがまた最後まで見てしまいました。無責任で狂信的な牟田口を責めるだけではなく、日本軍全体の無責任体制を暴いています。
 高齢になりましたが『昭和陸軍が兵士に行った仕打ち』に、死ぬまで腹を立てる人間でありたい。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は水やりをしただけでした。

2019年06月21日 00時05分21秒 | 古希からの田舎暮らし
 雨が降りません。畑に水をやらなくては。「前の畑」には水道のホースを道を横切って伸ばします。自動車が通っても大丈夫。(通るのは一日5台くらいかな)今日の仕事は水やりだけ。

 いろいろ仕事はありますが、膝が痛いとバランスをとりにくい。よろめくことがあります。動きたくない。膝のトレーニングにもあきました。
 25日に「あんしんクリニック」でMRIを撮って診断。それから手術をしてもらいます。
 去年の8月、膝が激痛で歩けなくなったときは、手術を考えませんでした。母は2年前から施設でお世話になっており、週に一度は顔を見に行っていました。秋には、痛いなりに「下の畑の片付け」をしました。また「前の畑」をつくることになり、堆肥を入れて耕しました。
 母は3月に亡くなり、葬儀をすませました。気持ちの一段落とともに、膝の手術を考えるようになりました。
 そうなると、いままでやってきた畑や山の仕事が遠くなり、「なんとかなるだろう」「ならなくても仕方がない」という気持ちになってきました。

 全米/全豪/と4グランドスラムのうち2タイトルを制した大阪なおみは、日本ではとても期待されています。しかし、1月の全豪を制したあと、コーチの解任、交代劇があり、調子が出ません。それが半年以上ずっと続いています。
 DAZNで試合を見ていますが、元の弱い大坂なおみに戻ってしまいました。今の実力は世界ランキングでいうと50位以下です。(過去の得点で一位になっていますが)
 ミスが多い。一発逆転をねらったプレーでミスを重ねる。つぎつぎといろんな大会に出ていますが、「強い!」はかけらも感じられません。潜在能力はありますが、いまのままでは過去の栄光を背負った、凡庸な選手に落ちてしまいます。そんな選手は山ほどいます。
 夢は短いなあ。
 
 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裏山もデッキの庭も花がいっぱいです。

2019年06月20日 05時15分06秒 | 古希からの田舎暮らし
 
 ウッドデッキの前です。柵沿いに植えた、いろんな花が咲いています。道子さんの仕事です。神戸の名谷に暮らしていたときは、駐車場わきにプランターを置いて、花を咲かせていました。田舎に暮らすようになって、花のスペースが広くとれるようになりました。ウッドデッキ前は花畑です。裏山の花畑も、つぎつぎと花を咲かせています。
 花を育てるのも、年季が入っていますから見事です。
 山のほうはいま百合が花盛りです。

 百合も、色が多彩で、あちこちに咲いています。味気ない竹藪だった裏山の平坦部がこんなにたのしめるスペースになるのか。感心します。
 うちの場合、田舎暮らしが『家庭菜園』だけでなく、裏山の仕事があって〈たのしみ〉が何倍にもなっています。
 2006年の春、この場所が気に入って、小さい家を建てて暮らすようになりました。そのときは、裏の竹藪は、未知の、暗黒の、さわるべきでない、侵入すべきでない、かかわりを持ちたくない、別世界のような存在でした。
 それが、竹を伐って、ふれあってみると、実に豊かな自然が息づいています。植えた樹木はどんどん生長して、森になります。竹は毎年次々と生えるけれども、樹木が優勢になると、勢力図が少し変わってきます。いまでは、畑仕事と並んで、山仕事(庭仕事)は大きなたのしみになっています。菜園は考えていたけど、山仕事は田舎暮らしをはじめる前は思いつきませんでした。
 全国の放置竹林はすごい面積です。これが大きな楽しみを秘めている。
 竹藪を開拓し、木を植え、花を植え、何かを造ったりして(例えばぼくの作った花見デッキとかアズマヤとか)、菜園と異なる大きな喜びを与えてくれます。
 田舎暮らしをはじめるなら、50~100坪程度の菜園と竹藪があるといいですね。
 

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとつ、うれしいことがあります。

2019年06月18日 21時02分02秒 | 古希からの田舎暮らし
 今朝の新聞(朝日)を見て、ひとつうれしいことがあります。文化・文芸のコラム「語る … 人生の贈り物」(著名人にインタビューする)に関野吉晴さんが載っているのです。今日から16回連載です。毎朝、朝刊を待ちます。
 ぼくは関野吉晴さんのファンです。彼をはじめて知ったのは、図書館で借りた本です。神戸・大倉山の中央図書館で『ケロ 遥かなるインカの村』という大きな本を借りたのは40歳のときでした。
 むかしから〈インカの人たち〉の写真集を見るのが好きでした。とくにインカの人の〈あの目〉に魅かれました。
 関野さんの『ケロ』は気に入って、本を返してからも心に残りました。たしか年に一度、3年続けて借りたと思います。手元に欲しくなりましたが、出版社にきいてもありませんでした。
 古本をネットで検索できるようになり、三木に引っ越してから買うことができました。いまも手元にあります。新聞を読んで『ケロ』という本を見かえしたくなり、しばらく見ていました。
 70歳になった関野さんが、インカの人々との交流・自分のやった「グレート・ジャーニー」をふり返って、どんなことを語るか。
 たのしみです。
 次に困ったこと。
 野兎の子供が裏山に出没したことは書きました。かわいい。姿を見るとうれしい。
 この兎が前の畑にも行って、豆の苗を食べてるみたいです。大人の野兎は人間に目にふれるような不用心なことはしません。畑にも出没しません。しかし子兎はおいしい草や苗にひかれて、出てくるようです。かわいいからといって、苗を食われるのは困ります。
 ちょっと網を張って入らせない。工夫してみます。
 もう一つ困ること。
 仕事をやる気が出ない。仕事にかかるまえにグズグズする。
 原因がわかりました。膝の痛みが、ひどくなっているからです。「自分の怠け心を乗り越えて、頑張って仕事をしなければ」と思っていました。しかし痛みは少しずつひどくなっていたのです。今日、それに気付きました。
 限界に近付いていたんだ。手術すれば、また仕事をする気が出てくる。
 そう思うようになりました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いろいろ、いっぱい、ありまして …… 。

2019年06月17日 20時30分28秒 | 古希からの田舎暮らし
〇 膝は少し痛くても草を刈りはじめると忘れます。今日の午後は、ゴミ・ステーションの草刈りに行きました。アプローチを刈った写真です。
 
 田植えがすんだばかり。下の斜面は刈った草が落ちないように残しています。
〇 軽トラに草刈り機を積んで、帰りにバス停に寄ってみました。ベンチが草に埋もれています。で、ベンチまわりの草を刈りました。うちの村でバスに乗る人は、えーと …… 。

 このベンチの脚は超弩級です。ナフコに売ってあった太い材木で作りました。持ち上げるのは大仕事です。ベンチはどっしりしています。さて草を刈って、これで気持ちよくバスを待てます。写真の道路を向こうから走ってくるのは路線バスです。
〇 イチゴ・ネットハウスで苗立てしている大豆が、芽を出しました。種を播いて12日目くらいに移植しようと思います。

 あと二つは「こころのもんだい」です。
〇 田舎に暮らす先輩の奥さんが「心不全で亡くなりました」とお孫さんから電話がありました。先輩は5年ほど前に亡くなり、奥さんに栗を送ってもらったり、電話で話したり、交流がありました。先輩の存命中は、道子さんとともに訪ねて食事をよばれたことが何度もありました。
 知らせをきいて「葬式には出たいね」と話し合いました。身近な人の死がつづくので、「おそらく葬式で出会うであろう篠山の友だち」と話したい気持ちもありました。
 夕食をとって寝るころには、自分の膝の痛みや喪服を着て出掛ける面倒が、もやもやただよってきて、「行きたいけど、しんどいなあ」という気持ちになってしまいました。
 親しくしてもらった、自分にとって大切な人の〈死〉が身近に起こります。こちらは老いて、いままでだったら当然列席していた葬式に行けなくなります。そんな現実と自分の気持ちの折り合いをどうつけるか。
〇 膝痛はあります。しかし激痛ではありません。
 少々の痛みはあっても、動こうと思えば動ける。足首回し/膝の水平ホールド/の運動で膝まわりの筋肉を鍛える。でも「それで治るわけじゃない。すり減った軟骨は再生しない。」痛いのは同じ。
 あんしんクリニックのお医者さんに「(手術して)また元気に活躍してください」と言われて、「さっさ」と歩いていた自分の姿が浮かびました。
 そうだ。のろのろ歩くのは去年の8月からの10ヵ月間。それまでは「さっさ」と歩いてたんだ。それを忘れてた。手術でまた「さっさ」と歩く自分にもどれる。手術に一歩踏み出した感じです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月に「膝の手術」をします。

2019年06月16日 01時47分06秒 | 古希からの田舎暮らし
 きのう、三宮の「あんしんクリニック」という病院で診てもらいました。やはり膝の軟骨がすり減って痛むのです。手術で痛みをなくしてもらうようにお願いしました。
 病院で診てもらう「人の多さ」にびっくりしました。肩/膝/腰/などの痛みで来院される人が、列をなしています。受付をすませて角を曲がったら広い待合室。診察室は1番から10番まであります。空いてるイスを探すのに苦労するほど多くの人が待っています。
 やさしそうな先生に診てもらい、手術をお願いしました。もう一度MRIを撮って診断し、手術は早くて7月になるそうです。
 ぼくの「膝痛」の歴史をふり返ってみました。
 膝の違和感で整形外科医院で診てもらったのは、6,7年前のことです。水を抜いてもらいました。それを2年に一度くらい繰り返していたでしょうか。去年(2018年)の夏突然、激しい膝の痛みに、杖を突かないと歩けなくなりました。
 覚えています。8月19日、姫路に『能』を泊りがけで見に行った日でした。「やすらぎの森診療所」で一週間おきにヒアルロン酸注射をしてもらい、なんとか杖無しでも歩けるようになり、足を引きずりながら「下の畑」の片付けをしました。
 去年の11月には病院でMRIを撮って診断してもらい「手術をするにはちょっともったいないかな」と診断されました。足首回し/膝の水平ホールド/などの体操で、足を引きずりながら前の畑の仕事ができました。
 前の畑では、イチゴ・ネットハウスをつくり、柵に沿って土止めをつくり、畔シートをつなげてサツマイモの畝をつくり、山にはシイタケ・ホダ木の置き場をつくり、ちょっと痛いけど、動いています。仕事をはじめると痛みを忘れたように動きます。金曜日にはナイロンコードで道路沿いの草を刈りました。
 でも、行動をおこす前「痛むかな」を膝をさすって、様子をうかがうように立ち上がる。そんな自分がいやになりました。手術で痛みがなくなるなら、さっさと歩けるようになるなら、手術してほしい。
 痛みをかかえて生きている人を思うと、ぜいたくです。老いと痛みを受けとめて生きる。でも、なあ。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手術になるか?

2019年06月15日 00時35分23秒 | 古希からの田舎暮らし
 思い切って『あんしんクリニック』に予約の電話をしました。土曜日の今日、三宮のクリニックに行きます。
 大豆/黒豆/の種を播いた。苗は12日でできる。植えるのは何日頃。天候は? 苗を植えるための畝づくりは? 苗の生長と土寄せは? などと〈あれこれ〉考えていたら手術に踏み切る日がありません。何があろうとまず手術を中心に置く。それに合わせて畑仕事などを考える。
 さ、お医者さまに何と言われるか。
 きのうのことを書いておきます。
〇 野兎を見ました。夕方、机に向かっていたら、道子さんが、そーっとやってきて、窓の外を指さします。芝生の上で野兎の子供が熱心に草を食べています。カメラに手を伸ばしてよく見ようと立ち上がりかけたら、奥のほうに逃げていきました。「脱兎のごとく」という表現がありますが、兎の動きは実に素早い。家で飼う兎と全然違います。
 この12年で数回しか見掛けませんが、裏山には野兎がいるんだ。子供が生まれてるんだ。狐は兎をねらうだろうに、ちゃんと生きてるんだ。なんかうれしい。
〇 我が家のまわりの数軒に来るには、下の村から150メートルほど山沿いの市道を通ります。側溝の縁に草が生え、落ち葉や木くずのゴミがへばり付いています。「きれいにしたい」とずっと思っていましたが、きのう草刈り機にナイロンコードをつけて刈りました。アスファルトにへばりついたゴミもナイロンコードなら剥ぎ取れます。道子さんが頑張って掃いてくれて、きれいな道路になりました。

 山の斜面に伸びてる草は、鋸歯をつけて草刈り機で刈ります。そしたらまた団地清掃みたいにみんなで溝掃除してもいいかな。
〇 去年はコスミックホールで「落語会」がありました。(リハーサル室で100人余り見られる)先日、久しぶりにとどろき温泉に入り、落語会(7月)のチラシを見掛けました。小さい会場で、間近に落語をたのしめる。早速チケットをゲットしました。たのしみに待ちます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする