古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「ダブル誘蛾灯」で蛾をやっつけます。

2019年09月29日 18時29分07秒 | 古希からの田舎暮らし
 設置台を高くした大豆畑の2日目、びっしり蛾がとれています。
 
 こんなにとれるのだから、蛾が少なくなるまで誘蛾灯を動かせません。(掃除しやすいように格子を切っています)
 今夜からもう一台の誘蛾灯が、イチゴ・ハウスの黒豆畑で活躍します。

 イチゴ・ネットハウスに置いた写真です。少々の雨は天井板が防ぎます。強風/大雨/のときは元のコンセントを抜きます。台風のときははずします。
 味噌用大豆と枝豆用黒豆を少し採るために、7000円もする誘蛾灯を二つ買ったのか。
 そうなんです。
 そんなことしなくても、はじめから味噌用大豆や黒豆の枝豆を買ったほうが安いよ。
 …… その通りです。でも味がちがうので、我が家の畑で採りたいのです。
 それにしても、あと一か月も使うかどうか。蛾にえらく御執心だね。
 
 まー、聞いてください。ムシの食い荒らす大豆・黒豆を無農薬でつくる苦労を。その苦労は一年や二年じゃない。2000年にむーな村で「大豆畑トラスト」を立ち上げてからの20年越しの苦労ですよ。
 化学農薬を一切使わないで、有機ムシ退治をしたりしながらやってきました。
 有機ムシ退治とはいうものの、効き目はイマイチ。煙草のニコチンや薬草を煎じたりして散布したこともあるし、手で捕殺したこともあるし、大豆の樹をゆさぶってカメムシをお盆に受けたこともあるし、並大抵の苦労ではありませんでした。
 無農薬の大豆といえば虫食いだらけで、それでも味がいい、とされています。しかし我が家の大豆選別基準はきびしい。ムシ食い/紫斑病/褐班病/はすべて除去します。
 紫斑病の大豆を煮て食べる。健全な大豆を煮て食べる。 …… 味が明らかに違います。ムシ食いもそうです。
 山崎の有機無農薬大豆をつくっている人をみんなで訪ねたことがあります。見せてもらった大豆はムシ食い/紫斑病など/もいっぱい混ざっていました。それでも豆腐は美味しかった。
 うちは、脱粒したあといい大豆だけを選別します。極上の味の大豆です。(煮て、市販の茹で大豆と比べると味がはっきりちがう)
 いまは道子さんは、アセビ/ニンニク/タバスコ/などで有機の忌避剤をつくって散布しています。効くかどうかはよくわかりませんが、ムシが少なくなることを願って。
 大豆のサヤに卵を生みつける蛾をそんなにやっつけてくれる誘蛾灯。まさに夢の新兵器です。明日の朝、畑に行って見るのが、ほんとにたのしみです。
 いろんな「蛾さん」たちにはわるいけど。死んでもらいます。
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きのうは素敵な一日でした。

2019年09月29日 01時02分52秒 | 古希からの田舎暮らし
 篠山は歴史が息をしている町です。田舎の風情も城下町の情緒も、いまだ新鮮に息づいています。
 きのうは『お菓子の里丹波』の奥まった洋館で、音楽会がありました。
 あの洋館には行ったことがあります。まわりの自然によく似合う洋館で、窓辺の珈琲が心に残りました。ときにテレビのコマーシャルで「洋館でチェロを演奏している場面」を見ることがあり、「いいな」と眺めていました。
 先日、その洋館で音楽会があることを知り(「シューベルティアーデたんば2019」の催し物の一つ)、直前にチケットを入手できました。
 
 久し振りの篠山行き。たのしみです。
 篠山は1995年4月~1997年3月の2年間、乾新町のアパートを借りて暮らした町です。この2年間、町と周辺の田舎をいっぱい訪ね歩きました。夜、蛍を見に出掛けたり、応募原稿を書き上げて『観音湯』に入りに行ったり。いまの「田舎暮らし」の原点です。
 まず住んでいたアパートを外から見ました。24年前のまま。つぎに行ったのは『車塚古墳』。ここではじめてヌートリアという生き物を見ました。夕暮れの古墳の濠で悠々と泳いています。あの動物の物静かな風貌が哲学者のようで、すっかり魅せられてしまいました。(いまはちがう)
 お昼になったので細工所(町の名前)の農協のレストランで食事をしようと寄りました。数年前、田舎風のバイキングを食べた店です。しかし3年前に閉店でした。
 お昼で空腹になったし、市街地のほうに戻ろうとしたら「雲部小学校」の前に「ランチ」と旗が立っています。閉校でレストランになっているのか。

 職員室がレストランになり、学習机と椅子はそのまま使います。窓は昔の鉄枠にパテでとめたガラス。校庭には校歌の歌碑がそのまま。ほぼいっぱいのお客さんです。から揚げランチを食べました。

 演奏会は珈琲とケーキ付きです。ステージ前のテーブルでヴィオラの演奏を堪能しました。ヴィオラの音は「たましい」の深いところに響きます。
 行ってよかった。素敵な一日でした。
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誘蛾灯をもう一台置きたくなりました。

2019年09月27日 21時10分19秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝5時に起きました。「大豆畑の誘蛾灯にムシは掛かってるかな」と気になります。見たくなって、6時前に、懐中電灯を持って畑に行きました。
 蛾がいっぱい掛かっています。
 大豆畑も蛾が沢山来ています。三日間置くことにしました。きのうは誘蛾灯を置く台が低かったので、今日は高くしました。作業台を入手しようとコメリに行ってみたのですが、ありません。家にあるブラスチックの床下ボックスを利用することを思いつきました。逆さにして、脚をつけました。

 大豆の樹を上から眺める不夜城のようです。蛾が集まってくるのが目に見えるようです。
 また、明日の朝がたのしみです。
 それにしても黒豆畑にも毎晩ほしい。2台あるといいな。
 いままでは、蛾を捕殺するといっても、たまに一匹両手でパチンとはさむくらいでした。それが100匹以上とれるのです。何もしないで、見ているだけで。
 こんなありがたい、うれしい、ことはありません。
 
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誘蛾灯を大豆畑に移したけど、明朝がたのしみです。

2019年09月26日 19時54分08秒 | 古希からの田舎暮らし
 イチゴ・ネットハウスにぶら下げた誘蛾灯を、今夜は大豆畑に移しました。
 黒豆のそばに置いたままでも、蛾はいっぱいとれますが、大豆畑の蛾が目立ってきたのです。
「今年は蛾がいない」と道子さんが思ったのは間違いでした。蛾は、大豆のサヤができるのを待っていたんです。
 だから今夜から三日間、大豆畑に誘蛾灯を置きます。
 さ、ドレだけ蛾がとれるか。たのしみです。

「スマホを見ようとしたら、持ちそこねて床に落とした。画面が動かなくなった。どこを押しても全然反応しない」と道子さんがいいます。
「スイッチ切ってみたら?」/「押してもスイッチが切れない」/「auに持っていくしかないな」
 午後、出掛けました。
 auのお店に入ると、お客さんで混んでいます。受付の店員に故障を伝えました。すると店員がスマホにさわって、言いました。
「スイッチを切りました。しばらくしたらスイッチを入れてください。もし動くようなら、そのまま帰ってください」
 言われた通りにしたら、ふつうに動くようになりました。そこでホーム・センターで買い物をして、『星乃珈琲』でコーヒーを飲んで、コーヒー豆を買って、帰りました。
 
 半藤一利の『いま戦争と平和を語る』という本を読んでいます。少し引用してみます。

(日本が戦争に負けて)戦後になって、 …… 昭和の日本は何をやったのか、単なる侵略戦争ではないのか、という形でダーッと左翼史観が入ってきた。日本の戦争の意義とか理由づけ、あるいは戦争をやった大目的を日本人が失ったときに、左翼史観がドッと入ってきたんですね。
 これも皇国史観同様に間違っていると思いますよ。
   ………………
 しかし、左翼史観のいう帝国主義・侵略主義戦争論というのは、戦後すぐの焦土の上では、まことに見事にいい当てているように思われた。だから、一度植えつけられ、すり込まれた左翼史観からなかなか抜け切れない人が多いと思う。
  (対話の相手) 左翼史観もある意味、皇国史観みたいなものですからね。
 そうなんですよ。今になると「何だ。裏返った皇国史観じゃないか」と思うところがありますね。焼野原に立って戦後日本人が戦争と、国家ときちっと向き合うことをしなかったのが、今日の思想的混乱を招いていますね。

「なんでもかんでも、とにかく、戦争絶対反対!」と叫んで思考停止している人が、痛烈に批判されています。「一億総ざんげ」ととなえて、敗戦後自分たちのしたことにフタをしてしまった人たちと同じです。戦時中庶民たちにわめき散らして、敗戦後口をぬぐってこそこそ生きた在郷軍人たちと、同じです。
 半藤一利の『日本の一番長い日』/『ノモンハンの夏』は、また読み返そうと手元に置いている本です。歴史をなぞることで、自分の感情でなく理性で、歴史を批判する自分の眼を、磨きつづけたい、と思います。
 
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誘蛾灯は毎晩活躍します。

2019年09月25日 23時27分48秒 | 古希からの田舎暮らし
 イチゴ・ネットハウスに誘蛾灯をすえて2晩目はどうであったか。

 誘蛾灯のグリルのほうはすき間があります。ムシは少なくなっています。しかし下の受け皿を見ると蛾がいっぱいとれています。この連中が黒豆のサヤに卵を生みつけに来たんだ。それをこんなにやっつけたのだから、大活躍です。
 もうひと晩、誘蛾灯はここに据えます。道子さんは「大豆にも蛾が来てるから次はあっちに置いて」。そして「デッキ前の畑にも置いてほしい。蛾がまた増えてる」といいます。
 つぎつぎとお座敷がかかり、誘蛾灯は大忙しです。
 こんなに活躍するとは思いませんでした。えらい!

 今日のウオーキングは〈マイ・トレーニング・ロード〉の西端から歩きました。出発点から撮りました。1200メートルのロードを「ここで折り返そう」と感じるところまで歩くことにして。歩きはじめて、800メートルのところで折り返しました。往復1600メートル。
 歩いている途中で「歩く距離を次次伸ばそうとする」自分にストップをかけたのです。明日から歩く距離を1000メートル前後にして、ゆっくり歩きます。 大きな手術をしても、こんな年齢になっても、「より速く。より遠く」と思い、はまっていく自分に、ブレーキをかけたくなりました。
 速度や距離が問題ではありません。あの警句『真面目という狂気一番恐ろしい』を思います。
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『とどろき温泉』に入りました。

2019年09月24日 22時52分17秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日もいろいろあって、面白い一日でした。
 まず、「前の畑」の「イチゴ・ネットハウス」に設置した誘蛾灯。
「黒豆に集まる蛾が誘蛾灯につかまってくれたか」と気になって、早朝ゴミ・ステーションに軽トラで行く前に、誘蛾灯のところに行ってみました。
 ジャーン!

 あとで撮った写真ですが、とにかくひと目見て「ヤッター!」。
 卵を生みつけにやってきた蛾がいっぱいかかっています。下の皿にもいっぱい。
 前の畑に18日に設置したときは、「空振りに近い」蛾のとれ方だったのに、4日後にネットハウス内に設置したら大成功です。
 今夜も誘蛾灯が大働きしているでしょう。「明日の朝がたのしみ」です。写真をもう一枚。

 ぼくが誘蛾灯をのぞいているところです。何を撮ったか。 …… えーと、これはぼくが、生まれてはじめて『スポーツ刈り』にした写真です。もうすぐ82歳になるおじいさんの顔をアップするのはどうも。この写真にしました。
 サッパリした気分です。実はぼくは「80歳になったら坊主頭にしよう」とまえから思っていました。しかし、なんとなく、ズルズル「刈り上げ頭」でやってきました。そして一昨日、散髪屋さんで「スポーツ刈り」にしてもらったのです。
 むかしむかし、ぼくが坊主頭だったころ、「頭のかたちがいい」といわれたことがあります。そんなことは80歳になっても覚えているものですね。散髪屋さんは「坊主頭はいつでもできるけど、毛のあるうちはスポーツ刈りくらいがいいですよ。また伸ばせるし、刈るのはいつでも刈れるし」。
 当分これでいきます。
 トレーニングは〈マイ・トレーニング・ロード〉700メートルを往復しました。25分。
 夕方、とどろき温泉に行きました。手術後2カ月。久しぶりの温泉です。家の風呂につかるより長く、ゆったり入りました。お彼岸で、東条町といえば、曼珠沙華です。とどろき温泉の裏の畦は、曼珠沙華が満開でした。

 周辺の土手も見てまわりましたが、全体としては一週間あとのほうが赤い土手が見られるでしょう。また見に来ます。
  
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10000歩超、歩きました。

2019年09月23日 20時09分50秒 | 古希からの田舎暮らし
 夕方『マイ・トレーニング・ロード』で700メートルを往復しました。1400メートルを25分で歩きました。農道の両側の田んぼは、酒米・山田錦です。そろそろ刈り色になり、10月になると稲刈りがはじまします。いまは「稲刈り前の畦・土手の草刈り」をしています。
 700メートルコースを歩き出したとき「もし、歩くのがきつかったら、途中で戻ろう」と考えていました。トレーニングをするようになってから片道700メートルははじめてです。戻る道のあと100メートルになってから「ちょっときついな」と感じました。しかし途中の歩行訓練は快適でした。
 これからも無理をしないで、歩く訓練はしっかりやりたいです。

 今日の仕事は、前の畑のイチゴネットハウス。ここに誘蛾灯を取り付けるようにしました。
 
 屋根ははずしました。ハウスの枠にぶら下げるように細工しました。はじめは、/板で棚をつけて載せる/イチゴ・ハウスの骨組みの木に針金でぶら下げる/とあれこれ考えました。出来上がってみるといまのやり方がいちばんよろしい。
 道子さんは、畑の大豆/ネットハウスの黒豆/を見て、サヤの生長の具合、ムシの被害をチェックしているのですが、「黒豆はムシにやられてる」といいます。前の畑はよく小鳥が来ます。スズメが大豆のまわりにいることがよくあります。ムシを食べているようです。しかしイチゴ・ネットハウスには、網が張ってあって入れない。入口は開けてありますが、そんなところから入る気がしないのでしょう。
 しかし蛾は入れます。黒豆に来た蛾は卵を産んで幼虫になってもスズメにやられない。どうもそれで黒豆のほうに被害が出てるみたいです。
 そこで今夜はネットハウス内に誘蛾灯を点けてみることにしました。暗い畑で誘蛾灯が頑張ってるみたいで、暗くなってからのぞいています。
 
 
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〈トレーニング・コース〉を「1km」歩きました。

2019年09月22日 18時07分56秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は、自分で決めていた〈トレーニング・コース〉を1キロメートル歩きました。
 隣村の公民館に軽トラを置いて、東に500メートル歩いた、折り返し地点で撮りました。真っ直に伸びた平坦な道で、人も車も通りません。左に見える木立ちは大将軍神社です。

 早場米・キヌヒカリの稲刈りはすみました。豊作でした。左右に広がる田んぼは、酒米・山田錦です。いい色に稔っており、10月になると稲刈りです。今年は台風に稲がなぎ倒されることもなく、順調に育っています。このままいけば〈豊年満作〉です。ありがたい自然の恵み。うれしいですね。
 9月10月は、田んぼの移り変わりを眺めながら歩行訓練をします。

 今日の万歩計は夜中で「6955歩」でした。今日はそんなに頑張って動いたわけではありません。天候もあやしく、朝寝/昼寝/をしっかりしましたし。それでも7000歩。もうちょっと動けば1万歩です。手術前「訓練は毎日一万歩だよ」といわれました。「相当歩かないとダメだな」とちょっと不安でした。でもふつうに元気で、ぼくの〈トレーニング・コース〉を完全往復すれば達成可能とわかりました。
今日の「500メートル往復」を伸ばして「1キロメートル往復」にすればいい。それならやれそうです。無理しないで伸ばしていきます。
 
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2カ月検診で、毎食後のアイシングから解放されました。

2019年09月21日 23時18分25秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は「7月24日・膝人工関節置換手術」から2カ月目の検診です。恵比寿駅から快速バスで三宮に行きました。
 ぼくは、ほんとに真面目にアイシング・リハビリに精を出しました。食事のあとは道子さんに「アイシングは何時から?」と声を掛けられ、一度も抜かしたことがありません。アイシングは「15分 ⇒ 10分 ⇒ 7分 ⇒ 9分」と多少変動しましたが、リハビリもしっかりやりました。
 お蔭さまで経過は順調で、いまでは杖はアクセサリーのように持つだけで、膝に体重をかけて歩くことも許可されました。あとは歩行練習とリハビリにはげめば、明るい未来がある感じがします。
 手術をしてもらった先生の検診でも、経過は順調で、「日に三度のアイシングはしなくてよい」と言われました。歩行訓練した後「熱を持つ部位をアイシングすればいい」。
 道子さんと話し合い、一度にアイシングをなくしてしまうのは淋しいから、「日に一度」アイシングをすることにしました。朝食後アイシングして朝寝/昼食アイシングして昼寝/のどちらかにします。
 でも、まあ、やったぜ! 
 年寄りはサクセ・スストーリーが少ないけど、うれしいことはよろこびましょう。

 道子さんの今年の「金胡麻収穫」は終了しました。
 種を播き、水をやり、苗を間引き、ムシをとり、強風に倒れないようヒモを張り、生長して背の高さになってからはクロメンガタスズメ(蛾)の幼虫をやっつけ(放っておくと葉っぱを食い荒らして10センチ超の大きな幼虫になる)、サヤができてからは胡麻を収穫をしやすいように葉っぱを落としでサヤだけにし、サヤがはじける前に刈り取って、束にしてぶら下げたり、シートに並べて天日に干して、集めた胡麻は夜なべ仕事にピンセットでゴミを取り除き、ずっと一人で苦労して、やっと収穫したのです。
 ぼくも、子たち孫たちも、手伝いませんでした。毎年一人で苦労して、それでも、絶滅危惧種とカゲグチをたたかれる「胡麻」づくりに精を出しています。いっぱい手間がかかります。ぼくは感心しているだけ。
 胡麻はほんとにすごい植物です。地中からいっぱい養分を吸い取って育ちます。胡麻の根の写真をアップします。

 細い根がからみあい、土を叩いて落さないと片づけられません。
 日本の胡麻を「炒って」「摺って」「香り立つ胡麻」をおひたしにかけて食べる。いいですよ。
 道子さんはどなたにでも「金胡麻の種」を差し上げています。よろしく。
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お昼は「焼き芋ご飯」にしました。

2019年09月20日 21時53分17秒 | 古希からの田舎暮らし
 暑さ寒さも彼岸まで。よくいったものです。
 語調がよくて、ピッタリ感が気持ちいい。
 思いついて、裏山でたき火をして、焼き芋をつくることにしました。胡麻のサヤや枝を燃やすよう、道子さんにいわれてましたし。
 
 我が家の焼き芋はダッチオーブンでします。クッキングホイルで包んだ芋の間に小石を詰めて、一時間たき火をします。木切れや小枝、胡麻の茎や根をもやしながら「火の番」をするのもなかなかいい。
 お昼ご飯は焼き芋です。トロロ蕎麦/ミックスジュース/焼き芋/三木のブドウはデザート。

 暑くないし、ウッドデッキで食べることにしました。

 この黒いテーブル・カバーは、『プール・ライナー』という人工池用のビニールです。もう4年被せていますが、下のテーブル面は大丈夫です。プール・ライナーは裏山の池用に購入しました。ドイツ製で、とっても丈夫です。裏山の池はこのビニールで防水していますが、水漏れの心配はありません。
 こんな丈夫なビニールもあるんですね。
  食べながら思いました。家での何でもない食事ですが、いい気分で食べてます。田舎暮らしの恩恵を受けて。ささやかなしあわせがうれしい。

 そうそう、このあたりは、今年米が豊作です。台風が来なかったし、天候に恵まれたし。「早場米のキヌヒカリはいかが?」と村の営農組合に声を掛けていただき、30キロもらいました。
 ここは酒米・山田錦の産地ですが、豊作で自家食用の保有米に余りが出たのです。
 もう7年も前になりますが、村の「お伊勢参り」に参加したときのことです。宴会の翌朝、みんなで旅館の御飯を食べているとき「米がまずい」とあちこちで声があがりました。ふつうの御飯でしたが、みなさん、毎日美味しい米を食べているんですね。
「山田錦の田んぼは泥が深い。食用米をつくってもうまい」ときいたことがあります。
 
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「脚」の動きがよくなると「こころ」が動きます。

2019年09月19日 21時12分38秒 | 古希からの田舎暮らし
 きのうはじめて「前の畑」に誘蛾灯を置きました。「誘蛾灯ハウス」を作ったので。
 今日は朝6時に起き出して、すぐに前の畑の誘蛾灯を見に行きました。
「夜に大豆や黒豆に寄ってくる蛾が、いっぱいとれているだろう」とワクワクして。
 ところが誘蛾灯を見ると、蛾はほとんどとれていません。いままでで一番少ない。一体どうしたのだ。家のそばに置いたときは、蛾がいっぱいとれたのに。
 大豆や黒豆の世話をしている道子さんが「こんなにムシの少ないのははじめて。大豆のサヤがつきはじめたけど、ムシは入ってない」といいます。ムシが少ないから蛾がとれないのか。
 ムシが少ないのはいいことだけど、頑張って「誘蛾灯ハウス」を作った新兵器が、空振りしたみたいな気分です。今夜は誘蛾灯は「なし」にします。
 
 膝の手術をしてもうすぐ2カ月になります。脚の動きがだんだんよくなってきます。すると「したいこと」にこころが動くようになりました。先日松方ホールの音楽会でもらったチラシから、神戸文化ホールと松方ホールの音楽会を選んで/10月/11月/に行くことにしました。そのチラシをドアに貼って、たのしみに眺めます。
 さて、今日は東条図書館に行って数冊本を借りました。図書館前には、音楽会などのチラシが置いてあります。近隣の市や町の催し物のチラシがいっぱい。またまた音楽会のチラシを見つけて、選んで持ち帰りました。
 そして最終の候補に選んだのがこれらのチラシです。

〇 お菓子の里丹波 音楽会 9月28日(土)
 奥の洋館でコーヒーを飲んだことがあります。静かな山里を眺めながら美味しいコーヒーでした。ここでクラシック音楽を聴く。是非、一度体験したい催しです。
〇 角笛シルケット劇場 『花さき山』と「つのぶえの歌」 山崎文化会館  10月23日(水)
 わざわざ山崎まで出掛けても、角笛の舞台を見たい。むかし、西宮で何度も主催してお世話になった〈角笛〉の最高の出し物でした。影絵に情熱を傾けた白石さんも〈語り〉の市原悦子さんも亡くなり、ぼくも年寄りになったけど、もう一度。
〇 シューベルティアーデ・たんば・2019音楽会 11月16日
 篠山の田園交響ホールでは何度か音楽を聴きましたが、『丹波の森公苑ホール』には行ったことがありません。篠山のあたりは、ぼくの「田舎暮らしにあこがれた原点」です。このホールで一度は音楽を聴きたい。
〇 10月26日 日本木管コンクール(クラリネット部門)第2次予選  コスミック・ホール
 この日は第2次予選です。15名前後の予選通過者が、モーツアルトのクラリネット協奏曲を全曲暗譜で演奏します。クラリネットは一年おきですが今年も聴けます。コスミックホールで、演奏する人も聴く人も、最高の音楽を聴くことができます。
〇 12月22日 北播磨『第九交響曲(合唱付き)』演奏会    コスミック・ホール
 神戸に住んでいたとき数回合唱団で歌ったことがあります。三木に移り住んでからは、三木の文化会館で、またコスミックホールで、聴いたことがあります。響きのいい、気持ちよく歌い、気持ちよく聴ける、コスミック・ホールの催しは見逃せません。
 
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誘蛾灯を「前の畑」に置きました。

2019年09月18日 20時28分04秒 | 古希からの田舎暮らし
 誘蛾灯は、いままでは家のウッドデッキに置いていました。しかし蛾を一番やっつけてほしいのは、大豆/黒豆/をつくっている「前の畑」です。
 前の畑に誘蛾灯を置くためには、「誘蛾灯ハウス」みたいなものを作らねばなりません。誘蛾灯は室内用ですから。
 数日かかって、写真のような誘蛾灯ハウスをつくりました。

 ポリカーボネート波板で軒を深くしました。強風/横殴りの雨/のときは出しまぜん。まだ不安定な置き方ですが、とりあえず今夜から置いてみます。
 電気は20メートルのコードで家のコンセントから引きました。明日は30メートルのドラム・コードで、誘蛾灯を畑の真ん中に置いてみます。
 道を横断して引いている電気のコードは、明日の朝しまいます。これから明朝までに、車が通ったとしても3台以内でしょう。歩く通行人は2人か、あるいはゼロか。どっちにしても引っ掛けることはないでしょう。
 
 今日の午前中は山の草刈りをしました。ナイロンコードで刈りました。石垣や植えた木があるので、鋸歯で刈るのはむずかしいから。平地の草刈りなのでいい気分でした。
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『アレチヌスビトハギ』は花盛りです。

2019年09月17日 20時09分12秒 | 古希からの田舎暮らし
 空が秋の色になり、秋の虫が鳴き、秋の花が咲いてます。
 田舎の道を歩き、軽トラで農道を走ると、特に「アレチヌスビトハギ」の頑張りが目につきます。
 今日、こんな家を見ました。隣り村の空き家ですが、玄関先に盛り上がるように咲いています。

 玄関に辿り着こうとすると、どうしてもアレチヌスビトハギにくっつかれます。避けられません。
「すごいなー」と軽トラを道の真ん中にとめて、写真を撮り、しばし眺めていました。

 裏山の草を草刈り機で刈ろう。それくらいの仕事はできる。脚がしっかりしてきた。
 草刈り機を見たらガソリンがない。簡単なことなのに、混合油をつくる元気がない。そうだ。夕方はデッキで「焼きナス」をつくることになってた。
 そちらに気持ちが傾いてしまいました。結局外仕事はしないで終わった一日でした。

 
 
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PACの『運命』(佐渡裕・指揮)を聴きました。

2019年09月17日 01時57分17秒 | 古希からの田舎暮らし
 7月24日に手術することになったとき、9月16日の音楽会のチケットをもとめました。「手術からそろそろ2カ月になる。松方ホールくらいなら行けるだろう」と「考えた」のです。
 その「考え」はギリギリ正解でした。
 では、三木市口吉川町から、神戸市・ハーバーランドの松方ホールに、どのようにして行くか。
 神戸電鉄の恵比寿駅に車を置き、快速バスで三宮に出ます。そこから電車で神戸駅に行き、松方ホールまで歩く。 ……… バスでは居眠りもして、いい気分で行けました。
 音楽会は兵庫芸術文化センター・管弦楽団(PAC)の『運命』です。(佐渡裕・指揮)
 PACの演奏は、いつもその清新さが〈たのしみ〉です。
 音楽と向き合う「こころ」がいい。演奏の前に佐渡裕が「このオーケストラは発足15年になるけど、今期のメンバーは特に優れています(メンバーは3年でつぎつぎ変わっていく)」とコメントしました。
 ベートーベンの交響曲第5番『運命』はレコードで何百回と聴いた、ぼくのお気に入りです。その曲の一音一音が、納得のいく、素晴らしい、演奏でした。自分の生涯に、また「〈運命〉の音楽を生で全身にあびて」しあわせでした。
 気合が入ってる/気持ちがこもってる/とかいうのでなく、ほんとうにレベルの高い演奏でした。

 そうそう、きのうは9月16日。大将軍神社に「お参りする日」でした。母が3月に亡くなり、村の掟で一年間「鳥居をくぐってお参りする」ことはできませんが、お参りする人に「お参り」=(奉納と書いた袋)をことづけることはできます。前日には「ことづけよう」と思っていたのに、忘れてしまいました。10月は稲刈りでお参りがありません。11月は忘れないようにしよう。

 忘れないうちに書いておこう。
 きのうの帰り道でアライグマを見ました。自動車が我が家が近づき、山に差し掛かる道に、ヘッドライドをあびて動物がいます。アライグマです。すぐ側溝に隠れました。さらに家に近付くとまた動物が2匹います。子どものアライグマです。家族で来ているのでしょう。時計を見ると7時55分。こんな時間から出没するのか。
 スイカはやられた。トウモロコシもかじられた。しかしイチゴは一粒もやらなかったなあ。イッヒッヒッ!! そうだ。干し柿をつくるから完璧に防御しよう。
 
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あの『フレンズ』がまたまた喫茶店オープン!

2019年09月15日 20時50分06秒 | 古希からの田舎暮らし
『フレンズ』は20号線沿いにある喫茶店です。「満蒙開拓青少年義勇軍のことを聞き取り」していた15年も前、この喫茶店はありました。まさか「三木市に暮らすことになる」とは思いもせず、この喫茶店で「訪問する開拓団の人の地図」を見たのを覚えています。
 数年前、フレンズは閉店しました。しばらくして別の人が「店の名前も外装もそのままに」喫茶店としてオープンしました。しかしお客は少なく、数カ月で閉店。
 前を通るたびに「この喫茶店(元)はこのまま10年も空き家のままになるだろうか」と思って眺めていました。ところが最近、ピカピカする回転灯が点いています。
「なんで回転灯が点いてるの? まさか、またまた喫茶店としてオープンするの?」と思いながら通り過ぎていました。
 今日図書館の帰り、回転灯を見て道子さんとフラッと寄ってしまいました。お客さんはいませんが、見知らぬ人が「喫茶店として営業しています」だって。店の名前も外装・内装もそのまま。
 コーヒーを飲んでかえってきました。
 なんというか。どうしようもないというか。
 ま、お好きなように、やってください。

 家に帰って誘蛾灯のハウスをつくりました。

 夕方、誘蛾灯が点いた写真です。工作は途中ですが、今夜も誘蛾灯でムシをとらえています。

 もう一つ、万歩計のことで。きのうは二つの万歩計をずっと身につけてすごしました。
 健康で、若々しく、サッサと、歩く人のための万歩計    ………………  1539歩
 一歩でも歩くと、ゆっくりでも、全部記録してくれる万歩計 ………………  6190歩
 この数字は、きのう一日で歩いた「歩数」です。違い過ぎる。おじいさんがとしては、やっぱり数字の大きいほうがうれしい。オムロンの「サッサと歩く歩数を記録する」万歩計はしまっておきます。
コメント
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