古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

大豆の苗を「本植え」しました。

2018年06月30日 21時35分13秒 | 古希からの田舎暮らし
 きのうは凄い雨だった。口吉川町に被害はなかったか。
 朝、様子を見ようと、軽トラ散歩に出掛けました。どの村に入ろうと軽トラなら安心の視線を感じます。田植えがおわり、黒豆の種まきもおわり、ホッとした感じの村村です。こちらものんびりドライブ。
 いつもなら、大島から槇に抜けるのですが、気が向いて善祥寺のほうに上がってみました。ハス祭りはまだですが、蕾は大きく、咲いて散った花もあります。

 ハスの蕾は、祭りの15日頃に咲くでしょうか。たくさんのハス、手入れのご苦労を感謝します。
 
 午後は昼寝をして3時から畑に出ました。雨のあとで、畑の畝間には入れません。しかし、土手の草刈りならできます。村の墓の草刈り。ついでに東側の土手の草刈り。さらに、南の土手の上半分をナイロンコードで刈りました。草がやわらかく、たやすく刈れました。
 18日に播いた大豆の苗が高く伸びています。
 やっぱり、今日「本植え」しようか。
 思いついたのは4時。今日中にできるか心配でした。しかしやりかけたら、とにかく二人で、できるところまで「本植え」してみよう。
 しんどかったけど、午後6時30分には10畝×24本(苗)を「本植え」することができました。
 足元はわるく、畝間はドロドロで、足をとられましたが、なんとかこけずに、苗をとって植えていきました。大仕事でしたが、無事に終了。よかったよかった。
 
 写真手前の2畝は先日「本植え」した黒豆です。順調に育っており、あと1週間したら土寄せをします。その向こうの10畝×10メートルに今日大豆を植えたのです。写真ではよく見えませんが畝間は泥を練った状態で、足をとられます。
 さらにその向こうのお墓の土手は、今日ナイロンコードで刈りました。
 地主のお家の墓で、月命日に墓参りされます。この地の田んぼを大昔から耕し、守ってこられたご先祖に感謝する気持ちで、地主さんのおうちの墓はこの10年、ぼくが毎月刈ってきました。
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橋田寿賀子の「安楽死」は甘い。

2018年06月29日 04時10分11秒 | 古希からの田舎暮らし
『渡る世間は鬼ばかり』などテレビの脚本をいっぱい書いている橋田寿賀子さんは、大正14年生れでいま93歳です。彼女の去年書いた『安楽死で死なせて下さい』はよく読まれています。図書館で借りて読んでみました。
 夫は30年前に死に、子どもはいません。思い残すこともない。いつ死んでもいい。認知症になったり寝た切りになって醜態をさらす前に。 …… というようなことを書いています。引用してみます。

 
 ある程度の年齢になったら、深刻な病気でなくても、「もうそろそろ、おさらばさせてもらえませんか」と申し出る権利ができてもいいのではないか、と思います。もちろん自殺はダメですから、高齢者本人の意思をちゃんと確かめて、家族も親戚も納得して判を押したら、静かに安楽死できる。そういう制度が日本にあってもいいと思います。
 
 安楽死を認める法律を、日本でも作ってください。 …… いまは「安楽死したい」と口にしている人だって、そのときになったらどうするかわかりません。制度を使うかどうか選ぶ権利は一人ひとりにあるのだから、それでいいです。
 現実には、私が生きているうちに法律が施行されることはないでしょう。だからスイスへ行くつもりです。お手伝いさんには、「私が死にに行くときは、70万円もってついて来てね」と頼んであります。お骨を持って帰ってもらわないといけませんからね。
 ……  
 やるだけのことはやってきて、思い残すこともないから、私はいつ死んでも悔いはありません。あの世で会いたい人もいないし、死に対する恐怖も全然なくて、寝てるようなものだろうと思っています。
 安楽死させてくれるなら、いますぐ喜んで逝きますよ。と言いながら、ちょっとまだ勇気が出ない。死ぬのも面倒くさいというかね。

※ スイスでは安楽死が「自殺ほう助」という形で認められています。自殺ほう助団体の会員のみ。医師2人が診断、実施後は警察が現場を捜査する。会員登録すれば外国人も適用可能。
 次は宮下洋一の『安楽死を遂げるまで』(2017年12月・小学館)から引用します。

 
 テーブルの横には、小さなボトルがあった。これが自殺幇助に使われる致死薬である。ビデオカメラを高い位置に設置している。 …… 患者が死に至るまでの一部始終を録画することが義務付けられている。 …… 
 …… 点滴をスタンドにかけ、プライシック(女性医師)が老婦の左腕に針を差し込んだ。手首にストッパーを装着し、テープで固定した。
 これですべて用意は整った。これからドリス(安楽死する婦人)にいくつか質問するため、ストッパーの操作に気をつけるようプライシックが注意を促した。
 ……
「私はあなたに点滴の針を入れ、ストッパーのロールを手首に着けました。あなたがそのロールを開くことで、何が起こるか分かっていますか」
「はい、私は死ぬのです」
「ドリス、心の用意ができたら、いつ開けても構いませんよ」
 …… わずかに息を吸い込むと、自らの手でロールを開き、そっと目を閉じた。
 …… 午前9時34分、プライシックが聴診器で心拍数を測り、死亡を確認した。苦しまず、安らかに逝ったドリスの頭部を、彼女は幾度となく撫で、「あんたは、なんてすばらしい女性だったでしょう」と、老女の耳元で囁いていた。

 
 宮下洋一は多言語を自由に話し、広く取材してこの本を書いています。安楽死の現場も取材しています。読みながらドキドキします。「人間の安楽死」を追う彼の鋭さに、読むのを中断することも。前の本と次元がちがう。人間の/生きること/死ぬこと/の重さが、ズシッと胸にこたえます。

 
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6月の草刈りをはじめました。

2018年06月27日 20時44分59秒 | 古希からの田舎暮らし
 27日より畑の土手の草刈りをします。今日は11年目の北の土手の草を刈りながら、「草の勢いの盛んな6月の草刈りはもうすぐ終わるんだ」と感慨にふけりました。刈払い機による草刈りは、しんどい仕事ですが、イヤではありません。刈ったあとはしばらくきれいです。「きれいに刈れた。よかった」という何でもない思いが、刈るたびに起こる。
 月末までに全部の草刈りをすませます。
 写真は庭に咲いた桔梗です。これからもっといっぱい咲きます。

 奥の山のほうではクチナシが咲いています。うちは八重のクチナシです。

 うちの村の老人会で「昼食交流会」をするので、案内のチラシを配りました。公民館まわりの掃除をするのですが、できれば「ラフターヨガも少し取り入れたミーティングになればいいな」と思います。
 
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『安楽死』の本を読んでいます。

2018年06月26日 20時48分24秒 | 古希からの田舎暮らし
 1冊目は橋田寿賀子の『安楽死で死なせて下さい』(文春新書)。2017年8月に出て、11月で5刷を重ねています。大正14年5月生れで現在93歳。『渡る世間は鬼ばかり』などで人気の脚本家です。こんな軽い調子で書いていいのか。
 2冊目は『安楽死を遂げるまで』宮下洋一・著(2017年12月/小学館)。著者は多言語に堪能なジャーナリストです。スイスやオランダで安楽死の現場に立ち会い、真正面から安楽死と向き合う本です。中味が重いので、難渋しながら、眼をそむけることができずに、つっかえつっかえして、読んでいます。
 感想は後日書きます。
 
 午前中は畑仕事。空いた畝を耕運して、12月まで草防止のためにマルチをかけておきます。午後はゴミステーション・アプローチの草刈りをしました。

 道子さんはステーション前の花壇の手入れをしました。
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小芋くん、セスジスズメに負けるな!

2018年06月26日 02時56分02秒 | 古希からの田舎暮らし
 大食漢のセスジスズメ幼虫は、小芋の葉っぱを食べ尽くしてしまいます。写真の小芋は、葉っぱを全部食われてしまい、なかなか大きくなれません。

 他の23株は50センチ超に生長して、写真奥に見えるように、大きな葉っぱになっています。でも一株だけ葉っぱを食い尽くされて、大きくなれないでいる小芋があります。セスジスズメ幼虫もひどいことする。一番小さい株を食い尽くして、何の得があるというのだ。
 それとも幼虫を毎日潰しているぼくへの復讐か。
 
 庭も裏山もずっと花盛りです。

「花瓶に飾ろう」と道子さんが庭を3分ほど散歩して、挿した花です。長年花をつくってきた道子さんは、いまの境遇をとてもたのしんでいます。今日はお向かい(看護ステーション)にも分かち合いの花を挿してもらいました。
 花をもらうのもうれしいけど、花をあげられる人はもっとうれしいでしょうね。

 一年のうちで一番草の勢いがあるときです。畑のぐるりの遊歩道は草を刈りました。土手の草刈りにとりかかります。
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三木混声合唱団『メサイア』(ヘンデル)を聴きました。

2018年06月24日 18時32分09秒 | 古希からの田舎暮らし
 午前中は畑に出ました。仕事は
〇 黒豆の本植え苗をチェック。150本植えて、一本だけ補植しました。しおれていたのでなく、ネキリムシに茎を切断されていました。あとは全部ピンとしています。
〇 サツマイモ・鳴門金時(バイオ)を30本植えましたが、5本消滅していました。伸びたツルから苗をとって補植しました。安納芋と紅はるかは、まだツルがとれません。サツマイモのツルは、勢いがつくとグングン伸びます。ちょっと待って、7月はじめにツルをとって補植します。
〇 畑周辺の遊歩道の草刈りをしました。いまが伸び盛りです。

 午後は三木市文化会館に出掛けました。
 三木混声合唱団の音楽会です。ヘンデルの『メサイア』。2時間30分の大曲。頑張りましたね。
 観客の入りはどうか。心配でしたが、まあまあ。
 ぼくは、うつらうつらしたところもありますが、いい気持ちで聴きました。でもメサイアはもういい。長すぎる。
 明日から草刈りに精を出します。
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黒豆の「本植え」をしました。

2018年06月23日 03時23分22秒 | 古希からの田舎暮らし
 土曜日は雨の予報です。金曜日に黒豆の苗は「本植え」をすませたい。
 まず畝の土ほぐし。雨のあとで畝の土が固まっているかと気がかりでした。まずレーキで畝の土をならしました。土はよくほぐれました。苗もちょうど植え替えどき。150本あまり。畑の土は湿っているし、根に土をつけた「苗取り」をしたので、理想的な本植えができました。
 
 一つ大仕事ができた気分です。
 次は落花生です。品種は「オオマサリ」。枝豆用です。(粒が大きい)落花生も苗立てしました。「本植え」するときは黒マルチを掛けました。(草抜きを省くため)また上から寒冷紗のトンネルにしました。(カラスが根元の豆をほじくるのを防ぐ)

 落花生の花が咲きはじめたので、黒マルチを切開した写真です。マルチのお蔭で草は生えていません。
 道子さんは金胡麻を播きました。胡麻作りは今年でおしまいにするので、多めに。道子さんのすすめで、この村でも胡麻を作る人があります。
 胡麻の苗はおいしいのか、ムシにやられて補植に手がかかります。写真は生えはじめた胡麻の畝です。

 次は大豆の本植え。7月1日頃にしようと思います。
 
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今日は黒豆を「本植え」します。

2018年06月22日 03時13分43秒 | 古希からの田舎暮らし
 夏野菜は畑から家の菜園にどんどんシフトしていきますが、黒豆と大豆は、これから畑で「本植え」します。まず6月9日に播いた黒豆は、13日目でいい苗になってきました。

 ハトに一粒も喰われることなく。なにしろアライグマに一粒もイチゴを食わせなかったあの強力イチゴ・ネットハウスで、苗立てしましたから。大豆畑トラストで大豆をつくっていたときは、二葉の芽(豆)をハトにほとんど食われてしまい、全部播き直したこともあります。
 18日には大豆を播きました。そのあと大雨が降り、うまく育つかと心配しました。でも順調に芽を出しています。年によっては雨が降り過ぎて苗が育たず、播き直したこともあります。しかし豆づくり最後の年は無事に苗立てが出来そうです。

 我が家の味噌がおいしいのは、大豆がおいしいからです。市販の「大豆の煮豆」(缶詰)とうちの「大豆の煮豆」を比べるとわかりますし、枝豆として食べても違います。その有機無農薬大豆をつくるのも今年でおしまいです。大豆は2000年に大豆畑トラストを立ち上げたときから作ってきましたから19年目。有終の美が飾れますように。
 晴れ間をとらえて裏山の芝生を刈りました。

 草刈り機(刈払機)にジズライザーを付けて、約2センチ浮かせて刈ります。芝目があるので草刈りのように手際よく刈れません。同じところを方向を変えて何度も刈ります。手押しの芝刈り機も使いましたが全然ダメで、草刈り機で刈ります。刈り方がだんだん上手になり、刈ったところを眺めて悦に入っています。
 ところで道子さんが庭の菜園に植えたトウモロコシが、「アライグマにやられた!」といいます。アライグマは家の庭にも出没していますが、スイカ/コーン/干し柿/はやられます。トマトもやられるかも。畑においてる檻を庭に仕掛けることにします。
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気持ちは畑から裏山へ

2018年06月19日 05時50分53秒 | 古希からの田舎暮らし
 我が家の郵便受け(引っ越したとき自作)です。畑仕事に行くとき、宅配便や郵便を配達する方に札で居場所を知らせるようにしています。

 ご存知の方なら「ハハーン! 真似したな」とすぐ気づかれるでしょう。
 花巻市の観光ポイントになっている宮沢賢治の羅須地人協会には、入口に黒板が掛けてあります。そこには白墨で「下の畑に居ります  賢治」と書いてあります。たしかに真似しました。いい気分です。
 いまではこの札を見て、郵便屋さんも宅配屋さんも畑に車を停めて声を掛けてくれます。ときどき新しいドライバーの方が「下の畑ってどこですかね」と畑のぼくらに尋ねることがあります。
 この札も今年の12月でおしまいです。もう畑に行くことがなくなりますから。
 作物の家の庭へのシフトは、日に日に進んでいる感じです。どんどん畑の畝が空いていきます。
 
 道子さんの趣味・特技は花づくりです。神戸の須磨ニュータウンに暮らしていたとき、花いっぱいの小さな花壇をつくり、前を通る人が感心して眺めていました。いまの家では、ウッドデッキ前の庭でも、裏山でも花をつくっています。いつも花のある家になっています。
 次の写真は仏壇横の写真と並べる花瓶です。裏山や庭で花を摘んで、手早く挿すのに感心します。我が家の花だけでこんな花瓶がつくれて、うれしいでしょうね。

 さて、畑ではこれから黒豆と大豆の苗植えが大仕事です。黒豆は23日に「本植え」します。大豆はその一週間後。それまでに畝をととのえます。
 
 
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『森のコンサート』を聴きました。 

2018年06月18日 01時56分28秒 | 古希からの田舎暮らし
 チラシを見て、クラシック音楽を聴けると思い、三木山森林公園の音楽ホールに出掛けました。
 ここの音楽ホールは感じがいいです。ステージ後ろの緑が濃くなり、森で音楽を聴いてる気分です。
 
 森のコンサートは13回目ということで、先生についてクラシックの歌を習っている方の発表会みたいな感じでした。中には音大を出たか、声量のゆたかな方もおられました。でもまあ、ちょっと。
 280席のホールはほとんど席が埋まっており、いつもの「三木のクラシック音楽会」のように頑張って拍手しなくても大丈夫。そこそこに。「森のコンサート」は来年もあるみたいですが行くかどうかビミョウ。
 24日の日曜日は「三木混声合唱団」のヘンデル「メサイア」を文化会館に聴きに行きます。
 有名な「ハレルヤ」(コーラス)では聴衆が起立することがありますが、どうするか。イギリスでの初演では国王ジョージ2世がハレルヤコーラスのとき起立し、聴衆が総立ちになった故事によるものだそうです。でも史実でないとか。
 このたびは伴奏がオーケストラでないし、目立たなくても。
 耳が遠くなりました。夜の蛙の合唱を聞いて思います。窓をあけて蛙の声を聞いても「エッ? 鳴いてる?」と思うほど小さい。両手をパラボラアンテナのように耳に添えると大きく聞こえる。それだけにマイクでなく、スピーカーから聞こえる電気信号の音でなく、/生の歌声/生の楽器演奏/を聴く機会は大事にしたい。

 畑ですが、黒豆の苗を「本植え」する畝は、ととのえてあります。昨日は大豆の畝を耕運しました。10メートルの畝が10本とれます。いままでは「苗立て」した大豆を2本ずつ「本植え」していましたが、この畑の最後は「40センチ間隔・1本植え」にしようか。窮屈な思いで育っていた大豆に、1本ずつのびのび育ってもらおうか。そんな気がしています。
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大将軍神社の鳥居が新しくなりました。

2018年06月17日 02時24分46秒 | 古希からの田舎暮らし
 16日は「大将軍神社」にお参りする日です。農民の祀る神社ですから「田植えの6月は休み」です。しかし今年は鳥居が新しくなったので「5月16日のお参り⇒休み/6月16日⇒お参りの日」となりました。
 まず3年前のお正月にお参りしたときの、鳥居写真を載せます。

 写っていませんが土中に直に立っているので、柱の根元が腐って細くなっています。この地の人たちが、400年を超えて代々お祀りしてきたて「手作り」感がこもっています。
 秀吉は三木城を攻めたとき、出城を次次と攻め落としていきました。近くの衣笠城も攻め落とされ、城主と家臣はこの地で自害。その死を悼んだ農民たちが、城主たちを祀った神社です。もし秀吉や家来に「誰を祀ったのだ」と詰問されたら「大将軍・秀吉さまをお祀りしております」というつもりの名付けです。
 神社も「お性根抜き」というのでしょうか。5月に工事にかかるとき、神主さんにお願いしました。そして16日にふたたび請来していただきました。
 新しい鳥居の雄姿です。

 前の鳥居は十数年で建て替えることになりましたが、こんどは石造りの立派な鳥居です。百年を超えて庶民を見守ってくれるでしょう。
 いまは田植えをすませて、畝をととのえ、黒豆を播く、忙しいときです。みんな田んぼに出ています。それでも一部の人が手をあけて、参列しました。

 事前に知らせていただいたので、ぼくたちも参列しました。我が家は、/母とぼくら一家/萌ちゃん一家/大志くん一家/と三家族の〈家内安全〉(「家内安全」と書く決まりになっています)と世界平和をお祈りします。今年も毎月のお参り・皆勤をめざしています。
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加東市をちょっとドライブして。

2018年06月16日 03時27分27秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝から雨で外仕事はできません。加東市に出掛けたついでに、足を伸ばして東条湖あたりまでちょっとドライブ。天然酵母のパン屋さん看板が目にとまりました。看板をたよりに黒谷の別荘あたりを訪ねてみると『森のパン屋 花穂』に辿りつきました。

 ネットには店のまわりの写真がいっぱい出ています。ぼくも一枚。店内でもパンを食べられるので珈琲とおやつの時間にしました。天気のいい日だったら、緑あふれる外のテーブルで食べたらいい気持ちでしょう。ネットを見ると予約で食事もできるそうで、また来ようかな。
 天然酵母のずっしりしたパンを買って帰り、お昼はパンにしました。
 もう少し先まで行ってみようと車で走っていたら、重要文化財・上鴨川住吉神社の看板が目にとまりました。急な石段を登ると渋い茅葺き山門の先に、朱塗りの本殿があざやかです。

 車で行けるうちにあちこち出掛けてみるのもいいな。と思いました。

 北朝鮮のことで伽耶院の菜根行者さまにコメントをいただきました。
 拉致された人、1960年からの帰国事業で北朝鮮に渡った人、2000万人の北朝鮮の人々、あの国のほとんどの人たち。ひと握りの階層の人たちを除き、あの国の人たちは、現在も恐怖と不安の、希望の見えない、厳しい生活です。毎週の総括集会で、自己批判と他の人を批判する発言を強要され。それが何十年も続く。
 脱北して韓国に暮らしている50人に、いろいろな質問をする本を読んだことがあります。その中に、「公開処刑を見たことがありますか」という質問がありました。その質問に50人とも「はい」と答えています。見物人を多く集めて、銃殺刑を強制的に見せるのです。
 生きた人間が目の前で殺される。理屈を超えた恐怖を骨身にしみこませる。
 銃殺刑に処する人には、口に布を突っ込んで何も言えないようにします。なぜか。処刑される人は、残された家族や縁者が少しでもよく思ってもらえるように「金正日万歳!」と叫ぼうとします。国の英雄を讃える人を処刑するのは都合がわるい。だから。
 人間という、生き物の頂点に位置する、崇高な精神になり得る心をもった存在への冒涜です。何十年もかけてあの国がつくってきた「人間という精神的存在」への犯罪を、人類は許してはならない。
 なにもできませんけど、こころが痛むだけですけど、思いはじめるとつらくていやですけど、忘れて生きるわけにいきません。



 
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カラスやトンビはどんなやりとりをしたか。

2018年06月15日 01時19分15秒 | 古希からの田舎暮らし
 黒豆の苗が頭を出してきました。来週には苗を植えます。畝を耕して、「本植え」の準備をしなくては。雨の降らないうちに耕運しよう。
 耕運機をもって畑に行き、耕しはじめました。畝の先にトンビが飛んできて、耕した土のミミズを食っています。耕運機が進んでも、なかなか動こうとしません。

 ズームアップして撮りました。するとそこへカラスが2羽飛んできました。2羽はトンビを脅して、追い払おうとしています。身体はトンビのほうが大きいけど〈2対1〉では劣勢のようです。

 そのとき地面に大きな影が走りました。もう一羽のトンビが飛んできたのです。2羽のカラスはサッと飛びあがって逃げていきました。
 飛んできたトンビは畑のそばの墓にとまり、ピーヒョロと鳴きました。すると畑にいたトンビがそばの墓に飛んでいきました。

 2羽のトンビは墓石のテッペンにとまったまま、「ピーヒョロロ」「ピーヒョロロ」と何度も何度も鳴き交わしています。
 何を語っているのかわかりません。カラスとどんな因縁があったのかもわかりません。
 でも、生き物は何か感じ、何か思って、何か伝えながら、生きてるんだなあ。
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セスジスズメの幼虫を除去しました。

2018年06月14日 00時27分11秒 | 古希からの田舎暮らし
 ホームセンター「ナンバ」が月末に一週間休んで、改装する。そこで全商品を安く売り出す。そんなチラシが新聞に入っていました。この機会に、花と野菜の土/草刈りの歯/マルチ/大工道具/など、いろいろ買うのもいいな。
 午後、軽トラで出掛けました。行ってみたら人がいっぱい。駐車場に交通整理員までいます。みんなウロウロして「何に使うのかなあ」というような品物まで持ってレジに並んでいます。
 この際「花と野菜の土」をしっかり庭に入れようと値段を見たら203円。10パーセント引きになるというけど、数日前に14袋買ったときは同じ土が158円だった。ま、8袋積んで帰りました。
 
 帰りに畑に寄って、黒豆の苗が頭を出しているか見ました。土を持ち上げていますが頭はまだ。4日目ですからもう少し。ついでに小芋の畝を見たら、セスジスズメの幼虫が葉っぱを食べています。

 セスジスズメの幼虫は大型で(10センチになる大食漢)、小芋の葉っぱをバリバリ食って、見る見る生長して蛾になります。それが一株に2匹も3匹も。
 畑に行くと、必ず小芋の畝を見て、卵は払い落し、幼虫は潰しているのですが、雨で畝間がぬかるみ、3日行けなかったらこんなにやられています。
「見てしまったらそのままにできんな」と道子さんと長靴をはいて出直しました。24株の小芋で、幼虫を合計56匹潰し、卵も払い落しました。
 もし何もしなかったら小芋は一週間で丸坊主になります。あのムシは雨でも休まないんだな。
  
 
  
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こころは畑から庭の菜園に

2018年06月13日 04時33分06秒 | 古希からの田舎暮らし
 広い畑から庭の菜園に、気持ちがどんどん移っていきます。そのスピードに自分たちで驚いてます。
「やっぱり、時が来てたんだ」と、人生の仕組みに感心して、自分たちのすることを眺めてる。
 隣りとの境のベニカナメは全部の枝を切ってしまいました。下生えに花を植えよう。土がこぼれないように、あぜ板で仕切りをしよう。ホームセンターで買ってきました。

 道子さんはドボ女の面目を発揮して、小雨にもめげず半日で仕上げてしまいました。
 ぼくは、たまっていた小枝や板切れを燃やしただけです。

 80歳ともなれば、たしかに広い畑をつくるのは手にあまります。しかし借りていれば、返すこともできますが、自分の家の畑や田んぼではどこに返すこともできません。自分の精いっぱいの頑張りで、つくりつづけるしかありません。あるいは、どうしようもなく放置するか。
 11年この村に暮らして、畑をつくって、そんなギリギリのいまの田舎の問題を切実に感じます。

 テレビや新聞は、トランプ(大統領)と金正恩(北朝鮮の支配者)のトップ会談を伝えています。ぼくは違和感があって見ないようにしています。北朝鮮の独裁体制を変えないと、あの国の人たちはしあわせになれません。
 それなのに、何やってるんだ。
 あの国の、国民への、冷酷な、分裂支配体制を知りながら、世界の歴史はそのままにしていいのか。かつてルーマニアのチャウシェスク大領領(独裁者)が人民裁判で処刑された(1989年)ニュースは、厳重な管制下で北朝鮮の隅々まで3日で行き渡りました。独裁体制を引っくり返すチャンスでした。あれから30年、北朝鮮の人たちはまだ独裁体制下で生きています。チンピラがピストルを持ったような核兵器遊び。格差の拡大。人民はお互いを監視、中傷、密告、し合いながらギリギリ生きるしかないのです。
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