高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

朝食づくり(長期村裏話)

2012-08-04 08:03:35 | プログラム 子ども
お~、もう八時になるぞぉ・・。 まだ調理中。
こちらは、ダッチオーブンを使ってのパンケーキづくり。

しょうご 「中を見た方がいいんじゃない」
あたし  「火強くないかい? 何分どんな火で焼くの?」
こんちゃん 「弱火で30分くらい・・」 
しょうご 「中、見たほうがよくねぇ?」
あたし  「知らないよ。俺に言うなよ」
こんちゃん「まだ!」
あたし  「黒こげになってたら、俺の責任じゃあないからさ」

あたし  「ダッチオーブンでなぜパンを焼けるか? 普通のなべではできない」
みんな  「・・・・・」
かい   「重たいから・・」
あたし  「いいせんだ!」

あたし  「最初、ずいぶんテンション高かったけど、だいじゅうぶ?」かまどのそばにいる大学実習生へ
実習生  「この雰囲気にやられています・・・」
あたし  「どんなふうに?」
実習生  「1泊の活動はよかったんですけど、この雰囲気にやられています」
あたし  「いっしょに楽しめばいいんだよ」

合宿や野外活動は子ども達の方が慣れていて、知っていることやスキルが高いこともあります。
何かを教えようと大人な立場だけでは、長期のキャンプはスタッフができません。

子どもと大人の違いはなんだろう? なんて、大学生実習生には投げかけます。

そんな会話をしています。



こちらは当初、全員1本予定だった棒パン、ねじねじパン。 棒にホットケーキミックスの粘度を高めて巻きつけて焼きます。

事前準備で・・・
「棒どうすんの?」
「イタドリを使えないかと・・」
「燃えちゃうでしょ」
「青いのでは?」
「・・・・・、無理だと思うがなあ」 やってみんさい・・・

棒の長さがの割には たき火が大きい・・。 パン生地を巻き付けた場所から手元まで握りこぶしふたつ分しか残っていない・・。

あたし「それさぁ、どこで焼くの?」
みんな「・・・・・・」   どうも段取りが見えてない・・・
あたし「あの焚火で焼くんじゃあ、熱くない?」

あたし「この竹、新しいでしょ。 はぜるよ!」
スタッフ「・・・・・」
はぜる、という言葉は すでに都会では死語でした。

体験活動は、多少の失敗も許される体験領域をどれだけ増やせるかに、それが経験知・形式知となる鍵があります。

しかし、もちろん、身体生命に関わる事故があってはなりません。 慎重に慎重にかつ大胆に・・進める必要があります。

生活技術は、若いスタッフだけでは伝えられる時代ではなくなっていることをいろいろな場面で感じる今日この頃です。
プロボノという 専門性をもったボランティアの関わりが私達の自然体験活動の世界以外でも話題になるようになってきました。

オジサン、お○サンも ぜひ、体験活動にどんどん参加してほしいです。

はたまた・・・、若者のアウトドア・サークル活動も ねおすの事業で運営すべき時代かな・・。
むかし、むかし、ねおす創生期の頃、みやもっちゃんが、バーゴンクラブという名称で、ボランティ学生さんの月一回、トレーニング活動をしていましたが、その復活をすべき時期だなあ・・。



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