大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

札沼線 新十津川駅!

2017年03月05日 | 

北海道樺戸郡新十津川町にあるJR北海道の新十津川駅は、全長76,5kmの札沼線(愛称名=学園都市線)の終着駅です。 もともとは国鉄札沼北線の中徳富駅(初代)として、1931(昭和6)年10月10日に開業しました。

単式ホーム1面1線のみを有する無人駅です。
木造駅舎は、駅の無人化後に事務室だった部分が取り壊されたものの、健在です。

2016(平成28)年3月26日のダイヤ改正より浦臼~当駅間が1日1往復となったので、当駅に乗り入れる列車は午前中の1往復のみとなりました。

新十津川駅が属する札沼線の名称は、札幌駅とかつての終点だった留萌本線の石狩沼田駅から一文字ずつ取ったものですが、1972(昭和47)年6月19日に当駅~石狩沼田駅間(34,9km)が廃止されたため実情に合わなくなっていたことに加え、沿線には北海道教育大学札幌校や北海道医療大学が数多くあることから、1991(平成3)年3月16日より「学園都市線」という愛称が付けられました。

そして、2012(平成24)年6月1日に交流電化された桑園駅~北海道医療大学駅間は札幌都市圏の通勤・通学路線として機能していますが、非電化のまま残された北海道医療大学駅~当駅間は列車本数・利用者数とも少ない閑散区間であり、単行の気動車が走るローカル線となっています。 ちなみに、この区間の2014(平成26)年度の営業係数(100円の売り上げを得るために必要な費用)は2,162で、これはJR北海道管内では最低です。

  <新十津川駅の年表>

 ・1931(昭和6)年10月10日:国鉄札沼北線の一般駅である中徳富駅(初代)として開業
 ・1935(昭和10)年10月3日:札沼北線と札沼南線が編入・統合されて札沼線となり、同線の駅となる
 ・1943(昭和18)年10月1日:太平洋戦争の激化に伴って札沼線の一部区間が不要不急線として休止され、それに伴い当駅も営業休止
 ・1953(昭和28)年11月3日:駅名を新十津川駅に改称して営業再開
 ・1972(昭和47)年6月19日:当駅~石狩沼田駅間(34,9km)が廃止される
 ・1979(昭和54)年2月1日:貨物取扱い廃止
 ・1984(昭和59)年2月1日:荷物取扱い廃止
 ・1986(昭和61)年3月3日:駅の無人化(但し、滝川駅からの駅員派遣により、乗車券類の発売は継続)
 ・1986(昭和61)年11月1日:滝川駅からの駅員派遣が廃止され、駅の完全無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
 ・1991(平成3)年3月16日:札沼線に「学園都市線」の愛称を設定
 ・1996(平成8)年3月16日:札沼線のうち石狩当別駅~当駅間でワンマン運転開始
 ・1997(平成9)年4月1日:駅名の読みを「しんとつがわ」から「しんとつかわ」に変更する
 ・2007(平成9)年10月1日:駅ナンバリングの導入
 ・2016(平成28)年3月26日:浦臼駅~当駅間が1日1往復となり、列車の発着が1日1回のみとなる


(駅 名 標)


(駅舎・ホーム側)


(新十津川駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


(かつては当駅からさらに石狩沼田駅まで列車が走っていました)


 撮影年月日:2003(平成15)年6月19日



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