漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
9月の見学会も残るは30日だけになりました。
詳しくは学園のホームページで。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
必ず、事前のお申し込みをお願いします。
皆さんのご来園をお待ちしています。
焼津の港近くまでカツオの群れがいる情報がありました。
わかたか実習の絶好の機会!
と言うことでスケジュールを変更して、わかたか出動です。
はりきって出港しましたが、大きな群れには出会えません。
予定していた一本釣りはあきらめ、引き縄釣りに変更です。
それでも2匹のカツオを釣り上げることができました。
釣ったカツオを先生が下ろし、釣った直後の「プリプリ」カツオを味わいました。
「いままで食べたカツオと違う」
と感想を言っていました。
釣りたての魚を食べることができるのも漁師の特権(とっけん)です。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
【一本釣りと生き餌】
カツオの一本釣りには生きた餌としてイワシをまきます。
イワシをまくことと、散水(さんすい)によってカツオを興奮(こうふん)させて疑似餌(ぎじえ)でも入れ食い状態に持っていきます。
わかたかで一本釣りをするときにイワシを用意できません。
となると、散水だけになります。
この場合、カツオの興奮が足りなくて「釣りあげたカツオを海に落とす」など、ちょっとしたことで群れが釣れなくなるそうです。
餌なしでもたくさん釣れることはあるようですが、カツオも気まぐれです。
園長のつぶやき
昔の漁村では、魚以外の食料が豊富にあったわけではありません。
私が産まれたとき、実家に漁師をするひとはいませんでしたが、回りの漁師から魚をひんぱんにもらっていました。
そんな環境で育ったからか、漁師は魚好きで、それも刺身。
刺身があれば、とりあえずOK!という感じでした。
でも若い漁師たちは恵まれた食環境で育っています。
魚ばかり食べてきた訳ではありません。
それでも、学園の生徒たちは「肉はダメ...」と言う人はたまにいますが、さすがに魚嫌いはいないようです。
魚嫌いの漁師...それはそれで辛いですよね。