静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習のつづき(水揚作業)

2021年02月05日 22時45分49秒 | R2遠洋航海実習

実習船「やいづ」が持ち帰った、カツオの水揚げが行われました。
まだ暗い早朝から作業です。

漁槽に入って作業する生徒は、防寒着に身を包んで作業しました。

水揚げしたカツオは、入札されて引き取られますが、事前にサンプルが提供され、それを見て仲買人が入札します。

実習船が持ち帰ったカツオは、ブライン凍結1級品(B1)です。
凍結された姿が、口を大きく開けていることから、通称びっくりカツオともいわれます。

今回の実習船が持ち帰ったカツオは、全部で10トン以上ありました。
昨年度の数倍多かったことになります。

品質も良く、よい値で落札されたようです。

大切に持ち帰ったカツオです。
焼津港水揚げの生食用カツオとして、おいしく食べていただけることでしょう。

 

※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした一般入試前期試験が終了しました。
  その結果、入学定員に満たなかったので、後期試験を実施します。
  願書の受付は、令和3年3月1日(月)から令和3年3月10日(水)です(最終日の消印有効)。

  詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
  をご覧ください。

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
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遠洋航海実習の続き(帰港作業)

2021年02月03日 22時24分15秒 | R2遠洋航海実習

1月28日、14時30分頃、実習船「やいづ」が無事に帰港しました。
その時の状況を紹介します。

当初、午前9時頃入港の予定でしたが、強風のため入港時刻が遅くなりました。

昼過ぎになり、風も落ち着いてきたところで入港作業が始まりました。
船をもやう(係船する)には、おもて(船首)と、とも(船尾)の2箇所からロープをとります。

事前に学園で練習した「レット」を使って、船内から岸壁までロープを伸ばします。

やはり一度ではうまくいきません。レットが岸壁まで届かず、途中で海中に落下しまって何回もやり直しました。

併せて、船が傷つかないようフェンダーもおろして準備します。

無事に接岸できた後、生徒は一時下船して無事に帰港したことを報告しました。

生徒の顔は、満足感、達成感でいっぱいでした。

今回の航海では、機器のトラブルもありましたが、事故もなく無事に帰港したことに対して、実習船「やいづ」の船長、機関長をはじめ船員、教職員、すべての関係者の方々に感謝いたします。

 

※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした一般入試前期試験が終了しました。
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遠洋航海実習の状況報告16日目(1月28日分)

2021年02月02日 12時21分01秒 | R2遠洋航海実習

本日14時30分頃、実習船「やいづ」が無事に帰港しました。
当初、午前9時頃の予定でしたが、強風のため入港時刻が遅くなりました。
久しぶりに見た生徒の顔は、満足感と達成感で、輝いて見えました。

本実習の主直日誌も、最後の1人です。


主直(当番)の生徒から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。

「やっと遠洋航海実習が終わりましたが、船酔いが治らなくて悔しいです。できればこの航海実習で治したかったです。
この先、時間を掛けて船酔いに慣れて行きたいです。カツオを上げる瞬間が一番楽しく、バケを入れるたびにカツオがかかり、この感覚が手に伝わってきてとても興奮しました。
一番つらかったのは昨日の深夜の時化です。船が大きく揺れて椅子が倒れてしばらく眠ることができませんでした。
明日、水揚げが5時からあるので遅れることのないようにしたいです。
また、海技試験まであと一週間もないので、勉強に追い込みをかけて合格できるように頑張りたいです。」

とのこと。

今回の実習では、船酔いを乗り越えられなかったとのこと。
でも、必ず乗り越えられると信じています。まずは、就業後の目標ができたと、前向きにとらえてほしいです。

 

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遠洋航海実習の状況報告15日目(1月27日分)

2021年02月01日 12時30分44秒 | R2遠洋航海実習

遠洋航海実習も終わりに近づき、実習船の清掃が中心の日でした。
「立つ鳥跡を濁さず」といいます。
安全な航海でお世話になった実習船です。感謝を込めてきれいにしました。


主直(当番)の生徒から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。

「今日は、今航海使わせてもらった船を綺麗にする日でした。
最初に、真鍮磨きというものを行いました。船内の金属部分を研磨剤で磨くという作業でした。
磨いていると、くすんでいた金属も自分の顔も分かるぐらいまで綺麗になりました。
次に船洗いを行い、自分の班は魚艙から始まりました。
特殊な洗剤で外板や壁などを擦ると錆が落ちてきて綺麗になりました。
船内清掃では、自分達が使った、トイレや風呂、廊下などを分担して掃除しました。
毎日の掃除ではやらない、壁、天井、トイレの排水溝などいたる所を綺麗に出来たと思います。
この航海もついに明日入港となりました。
船内では、楽しい事、辛い事があったと思うけどみんなで協力して乗り越えたと思います。
これもみんなの人生の思い出になったと思います。」

とのこと。

今回の実習で経験したことは、これからの漁師生活において、必ず役立つ場面があることでしょう。
苦しいときがあった時、この経験を思い出して乗り越えていってほしいと思います。

 

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遠洋航海実習の状況報告14日目(1月26日分)抜錨、焼津に向けて!

2021年01月31日 09時39分19秒 | R2遠洋航海実習

荒天を避けるため、小笠原の父島(二見湾)錨泊していた実習船「やいづ」は、26日午前7時、抜錨、焼津に向けて出港しました。
焼津港到着は、28日(金)です。

抜錨作業中、イルカやクジラが現れたようです。
自然の中で仕事をする漁師になると、こういう場面に出会うことができます。
航海中、六分儀を使った船位測定のほか、海技士試験に向けた勉強などを行いました。


主直(当番)の生徒から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。

「本日は、抜錨作業があり、機関専攻は作業の見学をしました。
機関専攻なので抜錨作業はやりませんが、見ていてチームプレーと連携がなっていたと思いました。
また、作業中にクジラが数頭現れ、クジラを見る方に集中してしまいました。
昨日もイルカとクジラを見る事が出来ましたが本日の方が勢いと迫力がありました。
今回で野生のイルカとクジラを見るのが最後となるのでとても良い経験ができたと思います。
作業が終了してから試験勉強を行いました。
試験まであと一週間しかないので残りの時間を勉強に費やしたいと思います。
特にその2とその3は手をつけられてないので早く課題を終わらせてやっていきたいと思います。
明日は船洗いがあるので船を出来るだけ綺麗にしていけたら良いと思います。頑張りたいです。」

とのこと。

遠洋航海実習終了後、翌週には海技士試験があります。
将来、大型漁船の船長や機関長になるためには、海技士資格は必須です。
残り時間の少ない中、全集中して試験に備えてほしいです。

 

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