静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

シミューレーターを使った授業

2021年05月31日 21時48分59秒 | 授業・講演

学園には、航海シミューレーターという、操船を体験する機械があります。

この機械を使って、実際の操船を疑似体験しました。

自動操縦にすると目標に向かってうまく操船できますが、手動操縦にするとうまくいきません。

航海機器の一つで、方位を測定する「ジャイロコンパス」の構造なども勉強しました。

最近の漁船は、自動操縦が装備されいてる船も多いですが、いざという時のために、自力で操船することもあり得ます。

何事も、経験しておくことが少しでも役立つことと思います。

 

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  「Zoom」による説明も可能です。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。

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御前崎地区施設見学

2021年05月28日 21時44分57秒 | 研修・見学

静岡県は、地域ごとに様々な水産業が根付いていますが、その地域によって特徴的な水産施設が設置されています。

今回、静岡県の榛南地域に位置する御前崎地区の施設見学に行ってきました。

御前崎の市場に水揚げされる魚の様子や、セリの時間に間に合わせるため、学園の出発が午前5時半でした。

最初は、定置網で漁獲された様々な魚や、近海一本釣船が釣ってきたカツオの水揚げの様子を見学しました。


学園のある焼津で水揚げされるは、そのほとんどが冷凍なので、生のカツオが水揚げされる様子を見られるのは、新鮮に感じられます。

ちょうど、静岡県水産・海洋技術研究所の研究員が、カツオの資源を推定するデータとするための体長測定を行っており、そのお手伝いをさせていただきました。


セリの様子を見た生徒からは、セリ人や仲買人が発しているよく分からない言葉と、その競り落とされるスピードに驚いたようです。

その後、港に係留されている海上保安庁の巡視船の前で、まずは日課となっているラジオ体操です。

また、南駿河湾漁協に伺い、最近ブランドとして取組んでいる「波乗りサワラ」の話や、近海カツオ船に乗っていた元漁師の漁協職員の方からは、カツオ漁の様子などが直接聞くことが出来、貴重な情報収集の機会となったようです。
質問も、活発に出ていました。

次に伺ったのは、栽培漁業として放流される魚介類の稚魚を生産している「静岡県温水利用研究センター」です。

ここでは、ヒラメ、トラフグ、アワビの放流用種苗(赤ちゃん)を見せていただきました。


初めて見る稚魚に興味がわいたようです。
将来、これらの種苗を自らの手で放流することになる生徒がいるかもしれません。

そのほか、御前埼灯台や浜岡の原子力館も寄って、地域の様子も勉強してきました。

 

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水産関係の講義「鰹節」

2021年05月27日 20時56分16秒 | 授業・講演

静岡県水産・海洋技術研究所の水産技師を招いて行った講義、今回のテーマは「鰹節」です。

静岡県は、カツオの水揚げ量で全国一位を誇っています。
その多くが焼津漁港に水揚げされ、鰹節の原料としても利用されています。

一口に鰹節と行っても、手間暇かけて製造される「枯節」といわれる高級品のほか、主にだしの原料とされる「荒節」に加工されるものがあります。
鰹節に適したカツオとはどういうカツオか、鰹節に加工される製造工程や、その節を削って作る削り節の工程などについて、勉強しました。

あんまりなじみがないと思う鰹節かもしれませんが、様々な加工食品の「だし」原料として身近にある存在です。

鰹節から「だし」をとる実習などもしていけたらいいのではないかと、講師の先生と話をしました。
水産物の利用について、より理解を深めるには、そうした実習もしていきたいと考えています。

 

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カッター訓練 その3

2021年05月26日 20時09分42秒 | 訓練

今年は、梅雨入りが早く、天候不順により、例年より訓練日数が少ない状況です。
25日は天候も良く、この機会を逃さず、これまでより長い時間の訓練となりました。

今年はまだそれほど暑い日はありませんが、途中で水分補給等の休息を入れて、続けました。

まだ漕ぐタイミングがずれていることもありますが、それでも回を重ねるごとに慣れてきて、艇のスピードも速くなってきました。

6月の遠漕に向け、さらに訓練を続けていきます。


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51期卒業生の初出航 その5

2021年05月25日 23時20分50秒 | 卒業生の出航

今年3月に卒業した51期生の内、就業先の都合により、まだ初出漁していない者もいました。

5月25日(火)の午後、遠洋カツオ一本釣漁船に乗り組むこととなった生徒の初出航がありました。
これで、51期生全員が初出航できました。

彼は、学園生活を送る中でくじけそうになった時期もありましたが、周りの生徒から好かれる性格と、持前のコミュニケーション力、海技士筆記試験を頑張りぬいて合格することで卒業することができました。

当日は、ご両親のほか、すでに近海サバ船に乗り組んで活躍している同期生が初出航に駆けつけてくれました。
同期生からは、初出航祝いとしてカップ麺1箱が手渡されたそうです。

また、今年度入学した52期生も、カッター訓練の合間に一緒に初出航を見送りました。

これから厳しい漁師生活が始まることと思いますが、同期の励ましを支えに頑張っていってほしいと思います。

 

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