静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

AO入試願書受付中

2023年09月30日 08時30分00秒 | 生徒募集活動
9月30日 土曜日

AO入試は適性を重視する入学試験で、一般入試との違いは学科試験が無いことです。静岡県の漁師になることを志望し、知識および技術を学ぼうとする意欲が旺盛な生徒を求めます。
受験資格者は、令和6年4月1日時点で18歳以上30歳以下で、高校卒業以上(見込みを含む)又はそれ以上の資格のある者です。その他の条件や、出願書類等は学園ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/ をご覧ください。
出願期間は10月6日(金 当日消印有効)です。オープンキャンパスで事前面接を受けられた方も改めて書類の提出が必要です。お忘れ無く!
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船酔いの話

2023年09月29日 05時17分28秒 | 訓練
9月29日 金曜日
漁師を目指そうと思うとき、多くの人が気になるのは船酔いではないでしょうか。でも心配はいりません。
学園生も、ほとんどの生徒が船酔いします。時々、学園の実習船「わかたか」を使った実習がありますが、漁業技術の習得とともに船に慣らせるという目的があります。気持ちが悪いからと寝ていたら、横になっている内は楽になりますが体が慣れません。ですから学園の実習で船酔いしても、教員は「苦しくても動くこと」を求めます。
写真は昨年の遠洋航海実習の初日の船内の様子です。


風の強い日でしたが出港後まもなく、ほとんどの生徒が船酔いしたようです。帰港後、どの位で船酔いを克服できたかを聞いたところ、釣り実習が始まったら気にならなくなったという生徒が多かったです。全く酔わなかった生徒も複数いた一方で、最後まで船酔いが克服出来なかったという生徒も1人だけいました。かなり辛い思いをしたようですが、その生徒も卒業後、沿岸漁業の漁師になり今も頑張っています。
今年のシラス漁の体験乗船のあと、学園OBの漁師さんに現役の生徒が、船酔いの克服法を質問してましたが、「自分も学園の時は酔ったけど、漁師になって毎日船に乗るようになったら酔わなくなったから全く心配ないよ!」と答えてくれていました。経験を積むほど適応力は上がるようですので、これからもなるべくわかたか実習をやっていきたいと思います。

令和6年度入学生AO入試を10月15日(日)に実施します。願書受付は10月6日(金)までです。詳細は学園ホームページhttps://gyogaku.com/recruitment/ をご覧ください。
週末見学会の参加者も募集中です。次回開催日は10月28日(土)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/

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漁師になるなら

2023年09月28日 11時59分47秒 | 生徒募集活動
9月28日 木曜日
 2018年の漁業センサスによると、国内の漁業従事者は15万1701人です。日本の労働者人口はおよそ6千9百万人ですので、だいたい労働者450人に1人が漁業に関わっていることになります。これを多いと感じるか、少ないと感じるかは、住んでいる地域によっても違うと思いますが、30年前(1988年)には39万人いたそうですから、半数以下に減っています。また、通常の企業では定年を迎える65歳以上の方の割合が4割を占めており、漁業の現場は高齢化・担い手不足が問題となっています。
 静岡県立漁業高等学園は昭和45年の設立から長い間、中学卒業者を対象に漁業後継者を育ててきました。しかし現在では、漁師の家庭に生まれた子供でも漁師を目指す人は少なく、中学生で職業として漁師を選ぶ人は激減し、少子化もあって学園の入学者も定員を大きく下回るようになりました。このような背景から、生徒の入学年齢の上限の引き上げ等を行った結果、高卒以上の入学生の割合が増えてきました。そして近年、入学してくる生徒の約9割は漁業とは何の関わりも無い家庭の出身で、海の無い県からやってくる生徒も増えてきています。
 漁師の家庭に生まれたわけでも無く、漁村でも無い環境に育った人が、何らかの理由で漁師を目指そうとしたとき、どういう進路を考えるでしょうか。水産高校に進学するのが一つの方法です。水産高校を卒業し、さらに専攻科に進学すると卒業時に3級の海技士資格が取得できる学校もあります。しかし水産高校を卒業して漁船に就職する人は、1学年で10人にも満たないようです。近年ではネット環境の整備により、就職情報も家にいながら様々な情報が得られるようになりました。静岡県庁のホームページでも水産業の求人に関する情報が見れます。https://www.pref.shizuoka.jp/sangyoshigoto/suisan/suisangyo/1040454/1027941.html
 また大都市では漁業就業フェアなどが開催されるようになり、水産関係の学校卒で無い人にも漁業に就職する道が開けています。興味のある方は参加してみるのも良いと思います。しかし、漁業にも沿岸漁業から遠洋漁業まで様々な業種があります。なかなか普段体験する機会もありませんから、自分に合った会社はどこなのか、そもそも漁師としてやっていけるのか悩む人も多いのではないでしょうか。

 漁業高等学園は、静岡県が運営する漁師になるための学校です。就業期間は1年間で漁師に必要な知識・技術を学び、海技士など必要な資格を取得します。卒業後は、沿岸から遠洋まで、種類が豊富な静岡県の漁業に就職できます。設立以来、千人を越える卒業生を輩出していますが、就職率も漁業就業率も100%です。ここまで漁業者の養成に特化した学校は全国的にも少ないです。したがって、漁業高等学園に入学すると、漁師になる以外の道はありません。逆に言えば、漁業高等学園に来て頂ければ(卒業すれば)
 "君も漁師になれます。"

 どの漁業種類に就職するかは在学中に選ぶことが出来ます。学園に入学すると、さまざまな漁業の情報が入ってきます。遠洋漁業であれば地元の焼津港に船が戻ってきた時に漁船を見学させてもらったり、卒業生から実際の漁師の生活について話を聞く機会も多いです。秋には1か月間の遠洋航海実習があり、かつお一本釣り漁を行います。船曳網や定置網などの沿岸漁業では、実際に漁船に乗せて頂いて漁を体験する機会もあります。さらに年1回、就職先の漁業会社の方に学園に来て頂き、生徒と懇談する機会があります。沿岸漁業から遠洋漁業まで県内の漁業会社や、水産関係団体の方々が来て下さいますので、各漁業の特色や勤務体系などを直に聴いて、自分のやりたい漁業を決める参考にします。そして、それぞれが進む業種に役立つ技術や必要な資格を取得することができます。静岡県の漁業会社には、就職希望の若い人がくると「漁業高等学園を卒業してから来た方が良い」と言って当学園を紹介してくれる会社も多くあります。人材難のなかどこも人は欲しいはずですが、先日、遠洋漁業会社の役員の方と話をしたところ、未経験の人も採用してもすぐにやめてしまう人が多く、その点で学園の卒業生は明確な違いがあるそうです。海技士の勉強もするので将来幹部乗組員として期待している。とも言っていただきました。
 
 30歳以下で、静岡で漁師になりたいという意欲のある人、特に遠洋や沖合い漁船への就職を考えている方は是非本学園への入学を検討してみて下さい。手前味噌にはなりますが、学園での1年は決して無駄にはならないと思います。
 学園で取得する資格はこちらをご覧下さい https://gyogaku.com/sikaku/
 授業と実習はこちら https://gyogaku.com/training/
   卒業後の進路はこちら https://gyogaku.com/course/
 現在、AO入試の願書受付中です。詳細はこちらをご覧ください。
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海上特殊無線事前訓練

2023年09月27日 12時00分00秒 | 実習
9月27日 水曜日
学園で取る資格の一つに海上特殊無線技士という資格があります。
第一級(一海特)と第二級(二海特)、さらにその下の級もありますが、海技士が乗るような大型漁船では一海特が必要です。10月に7日間の講習がありますが、一海特の講習ではちょっとした英語を扱います。この英語が苦手な生徒も多いため、昨日の実習では聞き取りの事前訓練を行いました。


本番は専門の講師が来て教えて下さいますので、しっかり授業を聞いて勉強すれば合格できます。

令和6年度入学生AO入試を10月15日(日)に実施します。現在願書受付中です。詳細は学園ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/ をご覧ください。
週末見学会の参加者も募集中です。次回開催日は10月28日(土)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/

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水産技術授業 かつお一本釣り

2023年09月26日 12時00分00秒 | 授業・講演
9月26日 火曜日
11月からの遠洋航海実習に向けて、漁具制作の実習等が進んでいます。そこで先週の水産技術の授業は「かつお一本釣り」について勉強しました。
かつお一本釣漁船の出港から帰港まで、一連の作業工程と釣れる魚種に関しての講義を行いましたが、講義後に提出してもらったレポートでは、全員合格点でした。


これまでにも、カツオの講義はありましたし、実習でも多くのことを学んできました。その集大成として、1か月間の遠洋航海実習に臨んでほしいと思います。

令和6年度入学生AO入試を10月15日(日)に実施します。現在願書受付中です。詳細は学園ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/ をご覧ください。
週末見学会の参加者も募集中です。10月の開催日は1日(日)と28日(土)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/

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