グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ミツユビカモメ 2

2020年02月29日 | 

ミツユビカモメは防波堤の低い部分にも降りていました。

 

何か見つけて食べています。

 

 

三列風切がスレている個体が多かった気がします。

これたぶん別個体だと思うんですが。

 

そして気付いたのがこんなにたくさんいるミツユビカモメでも幼鳥の数がとても少ないということです。

ウミネコやオオセグロカモメの幼鳥はたくさんいるのにどうしてなんでしょうか。

やっと見つけた2羽。

翼に黒いラインが入っているのが特徴です。

 

運良く飛ぶ姿も撮影することができました。

 

 

 

 

すべて同一個体です。

成鳥よりも綺麗な鳥に見えます。

 

がんま

 

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大島の空から=その⑫

2020年02月28日 | ツアー
“大島の空から”第12弾! 

2月3連休最終日、卒業旅行で大島を訪れた学生さん14名を案内してきました。
最初の予定では、“半日コース”だったのですが若くて元気な若者チーム
社会に出れば中々集まる事も難しくなると思い“フルコース”に変更
目いっぱい三原山を楽しんで頂く事にしました。 勿論ドローンも登場です。

昨日までの強風が嘘の様に静まり、滅多にない“剣が峰”での昼食。

この雄大な景色の中で食べるランチは最高です!
しかし・・・人は豆粒の様にしか見えませんね。

帰られるメンバーもお一人居たので余り時間が無い中
生きた地球を感じて欲しく、此処にも立ち寄ってみました。


さて裏砂漠では、せっかく人数が居るので“人文字”を作って頂く事にしました。

「何でも好きな文字を作ってね。」 との声に製作中の彼ら・・・・・
何になるのだろう?

完成しました。


〇ん〇学習帳で学んできた年代なのですね。 さすが!!!!
私には思い付きませんでした。(爆笑)

最後は並んで記念撮影!


 
満ち溢れる好奇心とフレッシュなパワーで社会人になっても頑張って下さいね~。 
若い皆さん、楽しい時間ありがとうございました。 By GIBA


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森から荒地へ!

2020年02月27日 | 植物

一昨日のブログにも登場したトウゲシバは、花も咲かせず、暗い森にひっそりと生きる、地味〜な植物です。

1年中、花を咲かせることはなく、いちばん華やかな胞子をつけている状態でこんな感じです(白いのが胞子)


三原山で、その姿形が人目を引く「ヒカゲノカズラ(下の写真)」と並んで「原始のシダ」と言われています。

先端が2つに別れ、その先がまた2つに分かれるのが、原始植物の特徴なのだそうです。

このトウゲシバ、古くから「薬」として利用され、記憶力をよくする効果もあるとか?

図鑑などには「森林の、やや湿った日陰に生育する常緑の多年草」と書いてあります。
私も森でしか見かけたことはなかったのですが…

数ヶ月前に突然、裏砂漠の石の下に生えているのに気づきました!


森で生きている濃い緑のトウゲシバに比べて、色も薄いしなんとなく貧弱ですが…

でも、確かにトウゲシバです!
風の弱い薄暗い森の植物だと思っていたものが、風の強い「荒野」とも呼べるような環境に生きているのを見て、超びっくりしました!

そして最近になって、三原神社の横を流れた1986年溶岩の上や…


登山用の遊歩道沿いの溶岩の壁で、ひっそり生えているのを発見したのです!


他の植物が作る、ちょっとした日陰を選んで暮らし始めたようです。

新天地を求めてやってきて、荒地に生きる「力」を身につけたのでしょうか?

こういう小さな植物たちの大きなチャレンジに気づくたび、「生き物って、すごいなぁ〜」と心から思います。

尊敬〜💕

(かな)

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ミツユビカモメ 1

2020年02月26日 | 
昨日の撮影です。
波浮の堤防にたっくさんいました(嬉!)

1羽だけ仲間はずれがいますが・・・(茶色い子はウミネコ幼鳥です)


舞い降りたり。


眠ったり。


羽繕いしたり。
見ていて飽きることがありませんでした。

飛ぶ姿はとても優雅に思えます。
成鳥でも目が黒いのでかわいく見えますよね。









以前にも書きましたけど、ミツユビカモメがこんなに近くで見られるのは珍しいことです。




人とのショットも撮れました。
ミツユビカモメ、続きます。

がんま
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好奇心があると楽しめる

2020年02月25日 | ツアー
昨日は、ご両親と娘さんの3人のご家族と火口〜裏砂漠を歩いてきました。

様々なことに詳しいお父さんが「素敵な石」を見つけてくれました。

いつも歩いている場所なのに、あらためて足を止めてじっくり石を観察したら、確かになかなかオシャレなデザインで、座り心地の良い椅子になりそうでした😀

続いて道路脇のキノコが生えた木を指差し「この木は死んでいると思う?生きていると思う?」と、奥さんや娘さんに質問するお父さん。

質問の仕方が面白くて「ガイドの参考になるなぁ」と思いました😀

火口一周コースのスタート地点にある大きな岩でも感動してくださるので…

最近草が茂ってあまり写真を撮らなくなったこの場所でも、「溶岩の雫と記念写真」を撮ってみました(笑)

洞窟の中を写真に写そうと奮闘される皆さん。

好奇心が素晴らしいです😀

前日のヨロメクような強風が嘘のような風の弱い日だったので、火口一周コースの一番高い場所で火口を見ながらお弁当を食べました。

前日にはほとんど出ていなかった噴気も、盛大に立ち上っていました!

特に雨が降った訳でもないのに、なんでこんなに違うんでしょう??

裏砂漠では、石好きの娘さんの来島を記念して、イケメン地層の前で記念撮影😀

お父さんと娘さんはとても仲良しで、しばしば一緒に目の前の石を観察されていました😀

そして「この石はとても綺麗だ!なんでこんなに(平らで)綺麗なんだろう?」と石を観察されていました。

確かに滑らかといえば滑らかかも…きっと裏砂漠の強風が少しずつ砂や小石で削っているのかもしれませんね。

ところで、昨日のツアーで印象に残ったのは、ヒカゲノカズラという「原始のシダ」の話。

お父さんが「これがヒカゲノカズラですか!」と感動されているので、不思議に思って感動の理由を聞いたところ、「デボン紀や石炭紀などに、陸に生えていた巨大な植物」とのこと。

帰って調べてみたら、当時生えていたヒカゲノカズラ植物門の「鱗木」は、高さ30mもの巨木だったそうで、石炭の原木でもありました。ネットにあった想像イラストをみて思わず「おおっ」と口に出したほど。巨大なシダがこんなに小さくなって生き残っていたことに私も遅ればせながら感動しました。

で、もちろん大島に存在するもう一種類のヒカゲノカズラ植物門ヒカゲノカズラ科の「トウゲシバ」も紹介しました。

今は他の植物の合間で、ひっそりと生きる原始のシダたち。
歩きながら彼らの昔の姿を想像して楽しんだつもりでしたが、高さ30mもの巨木だとは思いもよりませんでした。
知識があると、普通の景色が何倍も楽しめますね😀

森の苔たちに元気な胞子嚢が伸びているのも可愛かったです。

ツアーの締めは海に沈む夕日で!

水に濡れた海岸の溶岩たちが、夕日に照らされて七色に光っていました。

みなさま、楽しい時間をありがとうございました!

(かな)

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満開なんですが・・・

2020年02月24日 | 植物

寒桜ですが満開を少し過ぎた桜です

まだまだ見ごたえが有ります

 

椿 満開です でも、

観た方は『いつ満開になるのですか?』

 

と言われてしまうので ちょっと残念な気もちになります

次から次に花を付ける椿は葉も茂っているので地味な見た目になってしまいます

 

大島公園では

香りの強い花

 

特に珍しい黄色い椿

実かと思ってしまう様な蕾

 

黄色い椿を作ろうかと頑張ってできた?椿はクリーム色 

え~白いって!

 

白いのはこちら

 

こんなに大きい種類も(私の手と比較して)

 

フリルのある子も(大きさは先の物と変わらない位です)

 

そんな花達の間を鳥たちが蜜を吸いにそして花粉を運んでくれます。

すでに盛りを過ぎた子もそしてこれから咲き始める花も沢山有ります。

椿との一期一会 今咲いている花を楽しんでください

 

野生の花も有ります。因みにその後この花は“蕗味噌”になりました(しま)

あら?花は見えていませんね。中に隠れています

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小田原が身近になりました!

2020年02月23日 | ツアー

今日は「いつも目の前に見える島に行ってみたくなって来た」という小田原在住のご夫妻と、1日ツアーに行って来ました。(大島は初来島とのこと)

雲ひとつない青空ですが、山はヨロメクような風が予想されました^^;

なので、お弁当は避難壕の中で。

富士山が綺麗で、なかなか贅沢な気分でした😀

あ!富士山が2つ!?(笑)

本当は火口を一周する予定でしたが、お客様が「安全な方が良いです」と言ってくださったので、近い方の火口展望所から火口を眺めました。

火口の景色も素敵ですが、私が好きなのはこの景色!

特に、こんな青空で、富士山が見える日が最高です!

33年前の噴火で、火口から溢れ出た溶岩の上の道!

行く手にあるのは、海と空だけです💕😀❤️

小田原からいらしたお2人と、何度も「海の向こうに見える小田原」を探しました。

ステッキで示してもらいましたが、写真を撮るときにズレたかも?(笑)

今日は山の噴気がとても少なかったのですが、ここは割と多めに出ていて…

強風で渦を巻いているのが、カッコよかったです😀

ところで「ブラタモリが好き」で伊豆半島でジオツアーに参加したこともあるというお客様は、鋭い観察眼の持ち主でした。

なので、この景色の中に「何か変」な高まりがあることに気づかれていました。

実はこの景色には「溶岩流の淵」が、火山灰と草に埋もれた状態で存在するのですが、そのことに気づく人はほとんどいません。

それを自力で発見されるとは…素晴らしいです!

この後「ハリネズミ」と一緒に写真を撮り…

私のお気に入りの「人の顔に見える石」を紹介しようとしたら…

石の裏にナメクジとダンゴムシの子どもたちが、出現していいてビックリしました!8日前は何もいなかったのに…いったいどこから来たのでしょう??(生き物って本当に不思議です)

ところで、午前中に吹き荒れていた風は、午後には少し落ち着いて来ました。

ステッキも携帯されているし、ヘルメットもしているし…で櫛形山の稜線にチャレンジ!

「人生初体験の風」の中を、下山しました😀

下山後の一休み。

「雲が低い〜」とお客様。

そう、私たちの頭上の空は雲が全くなく、遠くの海の上にだけ白い雲が浮かんでいました😀

ニオイウツギが、あちらこちらで若葉を伸ばし始めていました。

「いっぱいだ〜」とお客様。

本当に、元気な緑がいっぱいで、眩しかったです😀

いつも笑顔の奥様と、さりげなく、やさしくサポートする旦那様。

最後の樹海でも、たくさん観察し「!」を見つけてくれていました。

風は強かったけれど、終始暖かく、優しい空気に包まれたツアーでした。

なんだか、小田原がぐっと身近になりました〜😀

楽しい時間を共に過ごしていただき、ありがとうございました!!

(かな)

 

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アホウドリ 続きの3

2020年02月22日 | 

若鳥が魚を捕らえました。

 

 

 

 

 

カモメ類の猛追。

負けずにちゃんと自分のものにしていました。

 

もっと近くに来てくれることを願って見ていましたが。

 

 

 

アホウドリ成鳥はこれくらいが限度でした。

 

このコアホウドリくらい近くまで来てくれるといいのになぁ!

 

まだチャンスがあるでしょうか。

 

がんま

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大島の空から ・・・  

2020年02月21日 | ツアー

“大島の空から”第11弾! 

先日、あるグループの“研修終了を記念するツアー”に参加させて頂きました。

何とこの研修、北は北海道、南は九州から集まり1年半を共に過ごしたそうです。

どうりで皆さん和気あいあい何とも楽しそうでした。

実は最初の申し込みの際、途中で2組に分かれるかも知れないとの話が有り

西谷と二人でガイドに出たのですが・・・

皆さん若くて元気! 結局私はガイドとしての出番は殆ど無く

ドローンで皆さんを撮る役目となりました。

 

アア溶岩の上です。画像にラインを引いてみました。

人が歩いている部分は溶岩が細かく砕かれ“こなれている“のが分かります。

 

第一休憩ポイント。ここからは・・・

空気が澄んでいれば北に東京湾の入り口

西に目を向ければ富士山や南アルプスまで見えます。

 

だいぶ登ってきました。

この坂を超えれば、しばらくはほぼ平坦になります。

 

三原神社

個人的には、以前の赤い屋根が好きなのですが・・・

何故、青に変えたのだろう?

 

“中央火口”・・・A火口とも呼ばれています。

火口底が見られるのは此処だけ。足場の悪い坂道を頑張って上がったご褒美ですね。

 

裏砂漠へ向かいます。

道なき道を歩くのは気持ちの良いものです。

 

裏砂漠で定番となったシャボン玉。 意外と年配の方達にも喜ばれます。

今回は若者中心なので、”映え写真”への挑戦でしょうか?

良い絵が撮れたかな?      by GIBA

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いっぱい空を見ました!

2020年02月20日 | ツアー

昨日、某広報誌の取材の方と、火口〜裏砂漠を歩いてきました。

ガクアジサイの元気な若葉が、あちらこちらで伸び始めていました。

風は弱かったけれど、空には雲が多く「もう少し晴れた方が明るい写真が取れるのになぁ。でも雲が多い方が面白い写真が撮れたりするんだよな〜」などと思いながら、山を登りました。

すると…

スポットライトのような光が何本も、海を照らしているではありませんか!

なんというゴージャスさ!!雲にいっぱい、穴が空いているのですね〜。

この後、火口一周コースを歩いていたら、だんだん青空の割合が多くなり…

裏砂漠に着く頃には、雲よりも青空の方が多くなりました。

そして…

青空を貫くように、シュッと伸びたカッコイイ雲が頭上にあるのに気づきました!

人が入ると、ますますカッコイイです!(笑)

雲の中では一番高いところにある、シュッと伸びた雲は、この後も1時間ぐらい空にとどまっていました。

これは歩き終わってから立ち寄った、海が見える展望所からの風景です。

いや〜もう、色も形も高さも違う雲が空にいっぱい浮かんでいて、楽しいのなんの💕😀

そして低い位置にある黒っぽい雲と海に挟まれた夕日は…

ひときわ赤い色になって、伊豆半島に沈んでいきました。

この色合い、たまりませんね〜💕

雲があったかあらこそ、変化に富んでいた昨日の空😀

いっぱい空を見上げて歩いた1日でした‼️

(かな)

 

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