グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

爆泳!カワアイサ

2022年12月31日 | 
今月26日の昼に和泉浜(いづみはま)近くでナニカが激しく泳いでいるのを発見、よく見るとカワアイサのメスでした。
なにやら獲物がいるようです。











かなり激しく追いかけ回していました。


それを見ているクロサギ。




そんな様子が2~3分続いたでしょうか。

ついにその時が!











魚はイスズミ(大島ではササヨとも)カワアイサに比べたらかなり大きく見えましたがいとも簡単に飲み込む姿に驚き。


「アイツすげえな・・・」というクロサギの声も聞こえました(笑)

*2023年1月7日訂正
ブログをUPした2022年12月31日は『ウミアイサ』としていましたが以前のスタッフ天野氏から「カワアイサです」と指摘がありました。
た、確かに・・・海にいるからてっきりウミアイサだと思っていました。
まだまだ修行が足りません。

がんま
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2022年の終わりを飾る2日間のツアー

2022年12月30日 | ツアー
2022年の終わりを飾る2日間のツアーを、報告します。

昨日は、3組5名のお客様と三原山へ。
溶岩の上では、お客様が

「(イタドリの)タネがいっぱい落ちていますよ〜」と教えてくれました。

ホント、ハートがいっぱいでした❣️😀

溶岩の下敷きになった遊歩道を探したり

わずかに残ったガクアジサイの葉を、観察しながら歩きました。

私が「毒があるはずのアジサイの葉を、キョンが食べ始めたんですよね」とお話ししたら、あるお客様が「アジサイだけを食べるわけじゃなくて、他の色々な植物の葉を食べることで、毒を解毒しているんですよ」と教えてくれました。(お客様は動物園で長く仕事をされていた方でした)

なるほど〜。人間も、多品目を食べることが健康に良いと言われていますが、キョンも同じなのですね。なんだか納得です😀

同じお客様が、道脇の石を指差し「ライオンキングに見える!」と教えてくれた時もありました。

「ここが目で、これがタテガミで…」と説明してくれたのですが、私には、ライオンキングが見つかりませんでした💦(動物園でいっぱいライオンを見てきた方だから、見えたのかも?)

この日は、お客様全員に「火口を一周するか、西側斜面を降りるか」と希望を聞いたところ、全員一致で火口一周に決定!で…

様々な角度から火口を眺め

「形の変化」を楽しみました。


火口一周は約1時間。

神社の鳥居が見えたら、そこがゴールです。

「やった〜!」

この達成感がたまりません💖

風も弱いし、青空だし、とても快適なツアーでした😀

そして今日は、3人のご家族と裏砂漠へ!

一番の目的が「裏砂漠」だったので、裏砂漠での滞在時間をゆっくり取ることにして、いつもより、やや早いペースで裏砂漠へ。

溶岩地帯の中のオオムラサキシキブが、まだ紫色だったのでちょっと驚きました(他のところはほとんど、実がなくなっている)


ジオ・ロックガーデンにはハギマシコの群れが飛び回っていました。(写真には写っていませんが💦)

いつも草地で会うことが多い鳥ですが、考えてみたら岩場も彼らにとって良い餌場だし、同時に隠れ家にもなるので好まれるのかも? 「もしやここは、昼寝会場なのでは?」などと想像したら楽しくなりました😀

今年の台風の大雨で削られてできた段差も、砂が崩れ、枯れ葉が積もってマイルドな感じ(?)になってきました。

「2022年の終わりの風景を記録しておこう」と思い、歩きながら写真を撮りました。

とある場所の噴気。

最近多いような気がします💦

お客様の希望だった裏砂漠は、雲が多かったけれど

対岸の房総半島や三浦半島が、ものすごくクリアに見え

雲のおかげで、空が賑やかで素敵でした💖


2022年も明日で終わり。
今年、一緒に楽しい時間を作ってくれた、たくさんのお客様と伊豆大島火山と生きものたちに心から感謝します。
ありがとうございました💖

(かな)
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感動いっぱいの冬のツアー

2022年12月29日 | ツアー
25日(日)に埼玉からお越しのお客さまと三原山に登ってきました!
お客さまは、6月にダイビングで海の大島に訪れてから、
次は山の大島へ!と
2度目の大島の旅の今回、ツアーにご参加くださいました😊


凛と空気が澄む冬晴れの日、
ススキもすっかり種を落とし、冬模様です。


足元をよく見ると、溶岩の上に落ちた、ススキの種たち。
さすがアア溶岩!
飛ばされずにゴツゴツの中にはまっています。
(写真では、見えづらくて、すみません😓)


登山道の途中に初めて発見したものが!
ここ最近、寒かったですもんね。

わー✨と感動しました。
氷のたけのこ!!


この日は、お鉢巡りではなく、火口西展望所へ〜!

あそこで温泉が湧いてそう!と思わせるような噴気がモクモクの火口周辺。


清々しい青空の下、くっきり姿を見せてくれてありがとう!


そして、表砂漠へ〜!

これまた、
わー✨と感動する景色が✨✨


冬の低い太陽と、伊豆諸島の島々が美しく
黄金色に輝く海に照らされているようです✨


久しぶりに通った表砂漠コースでしたが、
えっ?!とビックリしたものが!
鳥居が...😨


風の強さを物語っています...
試しに落ちている部分を持ちあげてみましたが、だいぶ重かったです。


外輪山の方はまだ、ススキが穂をなびかせていました。
まだ15時ごろでしたが、あたりは、すっかり夕方の雰囲気で
冬至直後の陽の短さを実感しました😌


最後に三原山を眺めながら、牛乳せんべいを食べ
ほっこりしていると、


聞こえてきました、キョンの鳴き声。
ものすごく遠目で登山道で何かを食べているキョンが見えました。
写真では、もちろん、点でしか写ってないです💦


外来種ですが、動物に出会えるとなんだか嬉しいんです☺️

そして、この日はお客さまとお別れした後、
タイワンザルの群れが目の前で道路を横断。
車を停めると、他のサルは逃げるのに、
逃げずにこちらをずっと見ている
おそらくボス猿。


しばらく見つめ合いましたー!



訪れる度に、発見があって、感動がいっぱいの三原山!
冬ならではの、感動を共に味わってくださったお客さまに感謝です✨✨

(ユリカ)




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今日のツアーとお知らせ

2022年12月28日 | ツアー
今日は一人旅の女性と、マンツーマンで裏砂漠に行ってきました。

雲は多いものの、それが景色にダイナミックさを加え

思わず雲をつかみたくなってしまうお客様の気持ちが、よくわかりました😀


今日のツアーでも「!」と思う瞬間がたくさんあったので、ちょっぴり紹介します。
黒い火山灰などの中に埋もれながら、めちゃくちゃ目立っていた白い石。

今まで気がつかなかったので、最近地面の中から現れたものと思われます😀

空から飛んできたのか? 流れてきたのか??

葉が落ちて、オブジェとなったイタドリの根。

(覚えていたら、春〜夏も同じ角度から撮ってみよう!)

色づき始めたアオキの実。

グラデーションがキレイ💖

弾け始めたツルマサキの実。

ツヤツヤがこぼれそう。

お客様が、「全て恐竜に見える」と言っていたジオロックガーデンの溶岩たち。

…の隙間に積もった枯れ葉の上に、この辺りでは見たことがない植物が!

これはもしや…原始のシダ、マツバランでは??

以前、大きなタブノキの幹に着生しているのを見たことがありますが、こんな溶岩地帯にも生きられるのですね!
生きものって多様だなぁ、たくましいなぁと、またまた思いました😀

ところで、教育旅行のモニターツアーのお知らせです。
2月に2回、合計4日間、教育旅行関係の方を対象にしたモニターツアーがあります。
交通費、宿泊費、ガイド代、食事代など、全て無料のモニターツアーです。

詳細は以下をご覧ください。
https://izuoshima-geo.org/news/news-265.html

(かな)
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都立豊島高校の皆さんと

2022年12月27日 | ツアー
今日は都立豊島高校の生徒さん20名+先生と、火口〜裏砂漠1日ツアーに行ってきました。

ガイドは、柳場と私の2名だったので、この写真のあと、2チームに分かれました。

事前に「植生や岩石、地層などを見たい」と言われていたので、溶岩の上に乗って観察。

この時点で他の学校のジオツアーとバッティングし、溶岩の上がとても賑やかでした(笑)

溶岩に飲み込まれたかつての遊歩道を見て、なぜか盛り上がる男子たち。

(盛り上がっていた理由は忘れてしまいました…😅)

元気に坂を登り、この日も人気は三原神社の鳥居と富士山。

スッキリ晴れていたので、雪を被った富士山がとても綺麗でした。

伊豆諸島も、三宅島、御蔵島まで見渡せました。

でも皆さんが一番盛り上がっていたのは、一番手前の三角の島の名前です。
「利島(としま)!」とうれしそうでした。(確かにひらがなで書くと皆さんの学校と同じ名前ですね〜)

朝8時少しすぎのスタートだったので、この時期にしては太陽の位置が高く、火口の底まで光が届いていて、言うことなしの美しさでした。


「お〜い、そこに並べ!」by先生。

「先生、危ない!」「気をつけて!」by生徒さんたち。
みんな楽しそうでした😀

「かわいいもの系」としては、昼食休憩で柳場が見つけた真っ赤なサルトリイバラ。

巻きつく手頃な木がないので、地面を這っていました💦

誰かが見つけたハート型の石。

実は、❤️は2つあります(見つけてください〜😀)

裏砂漠では、紫のジャンバーを着た校長先生が「かっこいい!」と話題に😀

ポーズを決めてくれるので、みんなで影と校長先生の写真を撮ったり

校長先生をハートの中に入れて写真を撮ったりして

楽しい時間を過ごしました😀(校長先生は以前、3年間、伊豆大島で勤務されていたそうです)

せっかくなので、2チーム合同の集合写真。

柳場が、かなり不自然な格好をしているのは…

自分の影を入れずに写真を撮りたかったからのようです🤣

ゴールの温泉ホテルの建物を見た時は、みんな「え〜! あそこまで歩くの??」「無理〜」と嘆いていたけれど

実際には、スキップしながら、かなり元気でした〜(体力あるなぁ)

森は木洩れ梅が綺麗で、「トトロの森みたい」と女子受けしていました😀

少しだけ森の中に入って、倒木の根を観察。

この後、1人の女子生徒さんが近くに来て、「今日1日で、生物の世界に興味を持ちました」と言ってくれました。
この言葉、めちゃめちゃ嬉しかったです💖

みんな、元気に歩いてくれてありがとう〜!!

(かな)
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origami

2022年12月26日 | その他

年末なので掃除でもしょうかと思い立ち まずは折紙の本を!

これはバラで有名な川崎ローズと呼ばれているのを折る本

でも、バラも良いのだがトカゲやカエルも良く折った物 あ!エイも気にいっています

 

これは一番最新の本 頂き物ですがまだまだ折れていない

簡単な物は10個程度折ったが,先は長い(まだまだ遊べる)出来なくても出来るまでやる!

 

川崎ローズでさえ何日も出来なくて折っては休み、折っては破り、紙を変え四苦八苦したものです。

 

英語の勉強?

いえいえ、図だけでおれますので?

ハワイのお土産の本も有りました。良く見たら日系の人らしく日本名前でしたハワイらしくフラやハワイの花が多く載っている本で私が好きなのはトカゲなのです

 

DVDが付いている本も有ったり、折り紙の大きな紙が付いていたりして多彩。島に居ると手に入りづらい物が有るのは嬉しいかも

 

今や私の購入した本より頂き物の本の方が多いのではないかと思う程。さあ、何折ろうかな?  あ片付けが先か!

お正月にはじっくりと時間をかけて取り組むとしましょう。(しま)

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名経大市邨高校のサイエンスキャンプ

2022年12月25日 | ツアー
今日は、名古屋経済大学市邨(いちむら)高校のサイエンスキャンプで大島に来島された皆さんと、火口〜裏砂漠を歩いてきました。(裸地からの植生の変化が見られる伊豆大島に着目し、2年連続で調査にきてくれていたそうですが、コロナで間が空いてしまい、今回が3年ぶりとのこと)

歩き始めてすぐに、先生が霜柱を見つけて教えてくれました。

ほぼ全員、霜柱を初めて見るとのことだったので、

みんなで、踏みつけて遊びました😀

先生から、植生調査方法の説明を受け

ゴツゴツの溶岩の上を注意して歩きながら、10mの方形区を作って、様々な角度から写真を撮っていました。(あとでデータをまとめるとのこと)

先生は、以前同じ場所で調査した時よりも植物たちが成長しているとおっしゃっていました。

なんとここで、伊豆諸島の植物の第一人者、上條先生と遭遇!

火山博物館にジオラマを作るための調査とのことで、やはり方形区を作って調査するための道具を手にしていました。
(あまりのタイミングに驚きました)

引率の先生は看板を見て、「今、口から流れ出た、よだれの先端にいるんだ」と生徒さんに説明。

確かに火口から流れ出たのだから「口から出たよだれ」の表現良いかも!

😀

しばらく上がっていくと、なんと今年初のツララ&氷筍(ひょうじゅん)を発見!

クリスタルな美しさに見とれました😀

火口一周コースに入ってからは、富士山がすごくきれいだったので、ゴジラとのツーショットを撮ったり

眼下の景色の中に、雲が作った黒い影が、動物のような形になって動いていくのを観察したり

シャンパングラスの上に浮かぶ、火山島に見とれたり

火口を背景に写真を撮ったり😀

(ちなみに調査のための道具を手に持っている写真は、ツアー始まって以来初です!)

今日は、噴気も盛大で

モクモク立ち上った湯気が、そのまま雲になりそうでした😀


以前の来島時、先生が「なんでこんな形になったんだ?」と不思議だったという場所にも、ちょっとだけ接近。

ゆっくり観察されていました😀

裏砂漠に向かって歩いていると、なんと300羽以上のハギマシコが目の前を横切りました!

富士山とハギマシコの群れ。めちゃめちゃかっこよかったです💖

裏砂漠では「みんなで影で集合写真を撮ろう」と言ってチャレンジし

久しぶりにジャンプに挑戦!

みんな頑張って飛んでいました。

いっぱい歩いてくたびれたので、いつもの「寝心地の良い場所」で休憩。
ここで、今まで誰も思いつかなかった「休憩方法」を、先生が発案されてました。
それがこれです!!

「坂の低い方にを頭にして、高いほうに足を向けると、足の疲れが取れる」のだそうです。
面白〜い😀

ということで風は爽やかだし、生徒さんたちは私の質問に「なるほど〜!」と感心するような意見を聞かせてくれるし、楽しい一日でした。

みんな、かなり疲れたと思うけれど、最後まで元気に歩いてくれて、ありがとう!!

おまけ
ツアーが終わったら、ピンク色の雲が空に浮かんでいました!

爽やかな一日に感謝💖

(かな)
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サツマゴキブリ

2022年12月24日 | 
数年前から「いる」と言われていたサツマゴキブリにやっと出会えました!(嬉!!)
水曜日のことです。

じゃーん!!

でっかいダンゴムシみたいです。

顔見せてー。

白いラインがオサレですな。




あれ・・・?
全然見えない・・・

ごめんねぇ・・・

引っくり返ってもらいました。


ふむ。
ゴキブリっぽいかな。

最後にまた定番の背面ショット。

寒いせいかさらに動きが遅かったです。
というかほとんど動かない。
ゴキブリっぽさがあんまりないです。
家の中には滅多に入ってこないそうなので必要以上に恐れないで下さい。

がんま
コメント (2)
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大風の二日間

2022年12月23日 | 今日の大島
日本各地から大雪のニュースが届いていますね。
伊豆大島は2日間、雪は降りませんでしたが、風が強く海は大荒れでした。

昨日は、午後の船が全便欠航だったので、用事で東京に出ていた同僚(柳場)は飛行機で帰ってきました。
迎えに行くため、超・久しぶりに空港へ。

壁に地層大切断面を模した模様が描かれています。
午後の飛行場を、明るい太陽の光が照らす中で、無事着陸しました。


ターミナルの周辺を少しだけ歩いたら、なんと!

夏の終わりに咲くハチジョウイタドリの花が咲いていたので、驚きました。

山では既に葉を落としている個体が多いのに(まれに緑の葉を出しているものもいますが)、この時期に花を咲かせているとは!! なぜ〜?

風は、今日も一日吹き続け、またまた船は全便欠航。
風下に位置する島北東部の大きなイチョウの木は

風が吹くたびに黄色の葉がハラハラと舞い、まるで雪が降っているようでした。

フカフカの黄色の絨毯が素敵でした💖


崖に咲く小さな花も、風に吹かれて左右に揺れていました。


夕方になっても風はおさまらず…、元町港の桟橋も

ザバ〜ン!!

これは、一日、船が止まっても仕方がありませんね😅

まだまだ荒れた天気が続きそうです。

全国の皆さん、お気をつけて!

(かな)
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ジオガイドスキルアップ研修 その2

2022年12月22日 | 火山・ジオパーク
昨日のかなさんの記事に引き続き、
先週の郷土資料館でのジオガイド スキルアップ研修で学んだことを
わたし目線で追加報告させていただきます。


郷土資料館の開館は昭和57年4月1日。
なんと、わたしと同い年でしたー!

大島の成り立ち・歴史・民俗の観点からたくさんの貴重な資料が展示されており、
何度か足を運んだことはあるのですが、
今回、教育文化課の岩崎さんや他の参加者の方のお話から
あらためて、気づいた点をいくつか書かせていただきます。

「大島の気象の特徴」


統計データがやや古いですが、
注目したのは、このグラフです。

夏は三原山が晴れる割合が少ないですね...

続いて、こちらの展示。


冬の風向と風速、枠からはみ出てしまうほど、西南西の風が強い!
秋も北東の風が強いですね!

横棒グラフで表されている降水量をみると梅雨の時期・台風の時期が降雨量は高いですね。

これらの統計の観点から見ると、
三原山のトレッキングには、春がいい条件が揃うことが多そうですが、
季節によってだけでなく、日によっても天気は変わるので、
やはり、来れるタイミングがベストタイミングですね!

昔の野増地区の街並みの写真をみると大島出身のみなさんは、
「この松の木あったヨ〜!」
と懐かしそう。
なぜ、この松の木がずっと切られなかったかの地元の人の話も聞きました〜!


こちらは、元町港の移り変わりの様子。
一番上の写真は昭和初期の荷揚げの様子。
後ろの方に、溶岩でできた長根岬も見えます。

桟橋ができるまでは”はしけ”で定期船に乗っていた様子が、真ん中の写真でわかります。

戦後、伊豆大島が独立国家を目指す動きがあったことも紹介されています!


国宝級の平安時代に彫られた仏像も展示されています!


ハワイの日系の方が以前、この仏像を見た時に
「すごい鳥肌がたつようなエネルギーを感じる」と言っていました!

たくさんの民具がありますが、大島の方言になっていたりするので、
名前を聞いただけでは何に使ったのかわからないものも
例えば、これです。
「ショナハナビシャホ」

お正月の際、海水を汲むための民具だそうです。
ショナハナは「塩の花」の大島弁だそうです!

外の古民家もご案内いただき、
「昔こういう家に住んでいた」という方が一緒にいながら
案内していただくのもスゴイことだなと実感しました。


海に囲まれた火山の島ならではの気候風土を活かし、
工夫してきた人々の暮らしぶりを感じることのできる資料館だなと
あらためて学びました。

来館の際は、館内のガイドさんにご案内いただくこともできます。
見るだけではわからないお話をきっと聞けること間違いなしです!

最後に、実地研修の貴重な機会を創ってくださった
講師の岩崎さん、伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局のみなさん
どうもありがとうございました✨

(ユリカ)
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