グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

三松三郎さんの講演会の録画が公開されました! 

2024年01月31日 | 火山・ジオパーク
1月13日に「火山バカ 二代」という題名で、洞爺湖有珠山ジオパークにある三松正男記念館の館長・三松三郎さんの講演会が行われました。(三松三郎さんはこのブログにも何回も登場していますが、特別天然記念物である「昭和新山」という溶岩ドームの持ち主で、火山をまるで魂のある生きもののように敬意を払いながら、向き合あわれている方です)

今回の講演会の対象は、火山マイスターや火山マイスターに興味をお持ちの方で、現地開催のみとのことで、参加できないのを残念に思っていたのですが…。
なんと先日、講演会の動画が公開されました!! バンザ〜イ❣️😄(写真は洞爺湖有珠山ジオパークのFBページから拝借しました)

「噴火も地震も、人が被害に遭わなければ、地球上の自然現象。私たちは一つの災害から学び、次に備えなければいけないし、科学を学ぶことで、パニックにならず向き合える」。文字で書くと当たり前のように思える内容も、数々の体験の中で学び、しっかり火山を見つめてきた三松さんの語りで聞くと、心に響きます。

動画を見て、「火山バカ二代」のお二人の活動が、数々の逆風や危機の中で「本当に大切なもの」を芯に持って、貫かれたきてものなのだな…ということが感じられて感動しました。

三松三郎さんのファンの方、火山や火山との向き合い方に興味のある方、疲れていてパワーを貰いたい方などなど、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです!

動画はこちらでご覧いただけます!

(かな)
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「山と渓谷」4月号 取材陣と歩きました!

2024年01月30日 | ツアー
一昨日、「山と渓谷」4月号の取材陣(ライターは麻生弘毅さん、カメラマンは高橋郁子さん)と、山を歩いてきました。

雲が多いながらも霧はなく、三原山が見えていたので一安心。

歩き始めてすぐに、麻生さんが鳥の巣を発見してくれました!

メジロの巣にみえますが、なんだか作りが雑な気がして、「ホントにメジロ?」と疑問に思い、帰ってから鳥担当の願法に確認。「時間が経っているからボロボロになっている」とのことでした😊

「山と渓谷」は登山の雑誌ですが、今回は「伊豆大島には、他でなかなか見ることができない自然が、なぜ広がっているのか」や、「人間の時間軸や都合から離れた『島が秘める自然の物語』を解説していただきたい」とのことだったので、普通のツアーのペースで、あれこれ観察しながら歩きました。

麻生さんは、パホイホイ溶岩の椅子(?)に座り、素敵な笑顔!

高橋さんは、蕾が赤い色をしたヒサカキを見つけてくれました。

クリーム色の花が多いヒサカキですが、たまにピンク色の花が咲くことがあります。
もしやこの蕾は、ピンクの花を咲かせるのでしょうか??

一昨日のブログに柳場が上げていたツララですが、私は今年初確認でした。

伊豆大島では、冬の一時期しか見ることができない氷の芸術。

ガラス細工のような美しさに、嬉しくなりました。

お弁当の時間に展望台の上で、地元の塩や牛乳煎餅を紹介したところ…

地図上の工場や直売店の位置に置いて写真撮影!(楽し〜🤣)

高橋さんとは、ヒカゲノカズラが溶岩の上に元気に這い上がっている景色が素敵だということで意気投合しました。

😀

火口も無事、撮影できたし

雲が多かったけれど、南の海も程よく光り

青空も見えて

裏砂漠では3人で記念写真❣️

☺️

ジオロックガーデンでは、逆光で黒いシルエットになった岩と、太陽に照らされたススキの組み合わせが美しくて見とれ

振り向いたらお二人も、同じ方向を向いて写真を撮られていました。

💞

この岩を見た時は、麻生さんが「こちらを見ている熊に見える」とおっしゃっていて…

「もしや?」と思って聞いてみたら、山を歩いていて何度か熊と出会ったことがあるとのことでした!(さすが山男!!)

森の中ではなんと、ツノをぶつからせながら戦うキョンを目撃!(写真は撮れませんしたが、左側の木々の間で戦ってました!)

キョンの戦い…。初めてみたので、驚きました〜💦

一日の取材が全て終了した帰り道、空があまりに綺麗だったので撮影。

最後まで、楽しくて美しい日でした。

ところで麻生さんは、カナダの川を2ヶ月かけてカヤックで下った時の本「マッケンジー彷徨」も出されています。

また、WEB上で記事も読めます。
https://yamap.com/magazine/author/21066

高橋さんは、暮らしやアウトドアの分野を中心に活躍しているフリーカメラマン。(HPはこちら
私たちの前へ行ったり後ろから撮ったり、など機敏に動いて撮影されていました☺️

山の取材の経験豊富なお二人が、本格登山ほどハードではないけれど、火山を感じられる伊豆大島を歩いて、何を感じられたのでしょうか?

記事の完成が楽しみです!!
「山と渓谷」4月号、ぜひ、お買い求めください〜。

(かな)
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椿が本格的に始まりました

2024年01月29日 | その他

大島はイベントが比較的多い。その中でも椿の島なので”椿祭り” それが始まりました。(28日)

  パレード この後沢山の人たちが続く(私たちも)

 

粋な人達

      に誘われて

  

次の日

大島公園では”あんこの手踊り”2月には”よさこい”や”あんこキッズ””ゴスペル”なども日替わりで踊って歌います

                   今日は私たちおどりました

踊りの合間には勿論  椿を見に!

本日のいち押し

 杵築日の丸(きずきのひのまる) 白い覆輪が素敵

 

もう一つ       千重咲きが可愛い

                 トムサム    (しま)

             

 

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この時期、主食は・・・黒い実(ハチジョウイヌツゲ)

2024年01月28日 | ツアー
先日、滋賀県からお越し頂いたお客様と
久し振りにマンツーマンで”フルコース”を歩いてきました。

天気には恵まれていたのですが
強風が予想され「”お鉢回り”は状況次第ですね。」と
了解を頂いてからのツアースタートです。

遊歩道途中の壁面には、一昨日に降った雨の”贈り物”

高さ3m程もある壁の至る所に”ツララ”が出来るのは
若い火山島が故に浸透性が良い事を表していますね。

歩き始めに見えていた富士山が、気が付くと半分雲に隠れていました~。

う~ん、残念!少しタイミングがずれてしまいました。

しかし、中央火口はバッチリ。

雄大な景色に「凄い!」と感嘆の声が上がっていました。

さてここからは、風との闘い。

転落防止の柵が1本折れていましたが、強風の際にロープは心強い味方です。

さて、強風を避けてのお弁当・・・

何処で食べているか分るでしょうか? ちなみに上に見えている凹みはB3火口です。

櫛形山の稜線にやってきました。ここに来る途中には大きく崩れた跡が・・・

この場所は、雨が降る度に景色がコロコロ変わります。

”風の丘”では、お決まりのジャ~~~~ンプ!

「自信が無いな~」と仰ってましたが、バッチリ!!!ですね。

さて今日のツアー後半は、とても注意が必要でした。
何に注意するかというと? 黒い糞・・・

さすがに糞の画像は載せたくないので、ツアー終了間際に現れた犯人の画像です。
少し遠かったので目を凝らしてみて下さい。

しかし、ビックリするほど多かった。おそらく20個以上!  苦笑 By GIBA

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コガモ

2024年01月27日 | 
一昨日のパトロール中、海に流れ込む沢で見つけました。
ここはすぐ近くに鳥がいる可能性が高いので近付くには注意を要します。
不用意に近付いて過去に何度逃げられたことか・・・

コガモは2羽で食事をしていました。



電動のおもちゃみたいでかわいいです。

あ、3羽でした。


しばらくすると水浴びして羽繕いタイム。





なんちゅーかわいさ!
ニシが吹いてとっても寒い朝でしたけどコガモの姿に癒やされました。

がんま
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カラスバトの研究者の方と歩きました

2024年01月26日 | ツアー
一昨日、カラスバトの研究者の方と歩きました。

伊豆大島には仕事でみえていて、空き時間に「島の植物を学びたい」とのことで、森から裸地への植物の移り変わりがわかる裏砂漠コースへ。

歩き始めの森では、足元にもう、オオシマカンンスゲのクリーム色のブラシみたいな花が咲いていて驚きました!

(毎年2月ぐらいに咲き始める早春の花ですが…、早い!!)

草原から森に移り変わる途中の景色の中では

クロマツが侵入し、他の樹木の高さを追い抜いて、成長していることに気が付きました。

クロマツは海辺の植物ですが、荒地に強いせいか、どんどん数が増えている気がします。

この後は溶岩地帯の植物たちを観察し、ハチジョウイタドリの世界と言ってもいい裏砂漠で引き返し。

その後はせっせと来た道を戻り、私が一番カラスバトの声を聞く確率が高い(単に行っている回数が多いだけかもしれませんが)波治加麻神社に行ってみることにしました。

神社の参道に植えられている杉の木の、横から生えている椿に花が咲いていました!

お客様は、落ちている鳥の羽を鋭い観察眼で見つけ、「これはカラスバトかキジバトの羽です」と説明してくれます。


森の地面には、まだイヌビワの黄色い落ち葉が散っていました。

数日前に同じ場所に行った時は上を見上げなかったので、一昨日はしっかり頭上を見上げ

黄色くなった葉っぱの天井を楽しみました!

「カラスバトが好きそうな環境です」と言っていただいた巨木の森。


お客様が、地面に落ちていた艶のある緑色の実を拾い、「これはイヌマキでしょうか?」と質問されたので、近くに落ちていたイヌマキの実(右上)と並べてみました。

似ているけど何か違う…、誰でしょう? ユズリハかな??
(鳥を研究する方には、木の実は重要な観察対象なのですね)

最後は、またまた鳥の羽を拾って、「これはキジバトです」と教えてくれました…。

お客様は、カラスバトに発信器をつけて移動を調べたり、カラスバトが何を食べているかを調べたりされているそうです。

カラスバトは島が好きで、伊豆諸島を青ヶ島から伊豆大島まで移動しているのもわかっているとか。

伊豆諸島は、全部が少しずつ個性の違う火山島で、生きものの暮らしも微妙に違うはずなので、しっかり調べたら「伊豆諸島にしかないカラスバトの物語」が紡げるかもしれません。

いろいろなことが、研究で解き明かされていく未来が楽しみです😊

(かな)
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オンラインツアーに向けて 岡田編

2024年01月25日 | その他
4月に予定しているオンラインツアーに向けて準備をしています!
月曜日には、岡田出身ジオガイドの杉山さんに
岡田港周辺を案内してもらいました。





前日まで2日間の岡田八幡神社の正月祭でご尽力の後、
お疲れだったのにも関わらず、
地元目線でご案内くださいました☺️

今年のお祭りはあいにくの天気で、神社の境内ではなく、
近くの公民館での開催でした。
まだ雨の降っていない金曜日の手踊りの「度胸試し」の様子がこちらです。




お祭りの大切さや神社があることで岡田の人々の求心力になっていることなど、
正月祭の後だったということもあり、臨場感たっぷりに聞かせていただきました。



境内がなぜ、ここにあるのか、


大きな岩が周りにはたくさんあります!


神社が建てられた位置の経緯を聞きながら歩き、「なるほど〜」と何回言ったことか!


そして、岡田港にどどーんとある伊豆大島の形をした石碑に掘られたこの人は誰?!

知ってる人も多くいると思いますが、一応オンラインツアーのネタバレにならないようにしてます😅

杉山さんが指をさす方向には何が?!


これから、波浮・元町と取材をし、ツアーの中身を作り上げて行きます。
今日のブログは答えのない問いが多かったですが、
内容はぜひ、オンラインツアー をご覧ください❤️

日程など詳細決まりましたら、また告知させていただきます!

(ユリカ)
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島だからぐるり!

2024年01月24日 | ツアー
一昨日、とある証券会社の季刊広報誌の取材でいらした方々と、三原山火口を一周してきました。
前日までの雨は上がったものの、雲の多い空でした。

荒地でスクスク成長するたくましいオオバヤシャブシを撮影したりしながら、ゆっくり山を登り

山の上に着いたら、空にはまだ、なかなか見応えのある雲が鎮座!(笑)


残念ながら富士山は雲に隠れていたのですが、雲の下は遠くまで見渡せ、とても綺麗でした。

振り返ってカメラマン氏を撮影していたら

「杭がアクセントになって良いですね」と教えてもらい、撮影!

なるほど〜(この構図では、ないかもしれませんが😅)

前日の雨のせいか、とにかく噴気が、い〜っぱい出ていました。

「立ちのぼる白い噴気の上に、船が浮かんでいる風景」をみんなで見つめ

大迫力の白い湯気を体で受け止めて、楽しみました😊


火口を8割方歩き終わった頃に、急に太陽の光があたりを照らしました。

思わず立ち止まって景色を眺めたら、足元に丸くて形の良い火山弾が転がっていることに気が付きました。

いつも素通りしていた場所に、こんなにカワイイ火山弾があったとは!!(感激〜💖)
そして…
宮沢賢治の「気のいい火山弾」を思い出しました😊

「リスに見える溶岩」も撮影してくれていました。

誌面に登場するのでしょうか???

大島来島2回目のライターの方は、「歩いていると、周りの景色がどんどん変わるのが面白い!」と火口一周コースの魅力を語ってくれました。
そして、「島だからぐるり(と見える)」という素敵な言葉で表現してくださいました。

この日は、ライターの方の表現力に、何度も「さすが!」と思ったのですが、新たな「さすが!」が生じるたびに、その前のものが頭から出て行ってしまいまして…😅

この場で共有できず残念ですが、きっと伊豆大島の魅力がたっぷり詰まった楽しい記事を、読ませていただけると思います。

ご一緒できた楽しい時間に感謝。

(かな)
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だから自然は面白い!!!

2024年01月23日 | 

 

突然ですが、下の画像の中に何かが潜んでいます。

ヒントは細長い昆虫。

 

これなら、もうお分かりですね。(ボケボケで申し訳ない・・・)

周囲の環境に溶け込む事を得意とする“ナナフシ”でした~。

 

動きは、まるで動物の“ナマケモノ”の様にとてもゆっくりです。

昨年は、グローバルの敷地内で“10個体以上見付かりました。

 

体を揺らしながら移動するその姿はとてもユニークで

ゲストさんに大人気。

 

これは昨年11月頃、デッキの柱に居た個体。

実測で15,4センチ! 過去最大の巨体です。

しかし、せっかく保護色になっているにも関わらず

影が有る為に見付かってしまいました。

(まぁ、これだけ大きければ、影が無くても見付かるかな?)

 

こちらは1週間ほど前、会社の敷地を掃除している時に見付けた個体です。

例年に比べ暖かな日が多いのですが

この時期にこんなBabyが居るとは・・・ちょっと驚きました。

 

驚きと言えば、ナナフシの仲間はメスだけで繁殖できるとの事。

いわゆる単為生殖=“クローン???”

その為、オスは殆んど見られないのだそうです。

昆虫の中には、同じような生態を持つ仲間が少なからずいる様ですね。

ダイビング中に見掛ける”ウミウシ(貝殻を無くした貝の仲間)”同様に

雌雄同体との情報もどこかで見た気がします。

【 参考までに、交接中のアオウミウシ 】

 

いずれにしても様々な環境の中で、生存競争に打ち勝つ為

それぞれ独自の戦略を編み出して生きているんですね。

自然界の生物の多様性と進化の不思議には驚くばかりです。 By-GIBA 

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食いしん坊の食べ物2題

2024年01月22日 | その他

私が所属している『てのひら』大島の子供放課後教室ですが月に1度クッキング教室を行っています。1月は餅つきです。

  ふかし終わったもち米をみんなでこねこね

べたべた がんばれ!

 

危ないので 手返しはあまりおこなわないで

杵を変えて まだまだつくぞ

 

その時部屋の中では並行して

 ショウガを擂ったり 黄な粉に砂糖や塩をを入れて調味したりしていました。

で!出来上がったのは

真ん中黄な粉、右回りで磯海苔に醤油、みんなで当たったすりごま、固めのたくあん”いぶりがっこ”独特な風味です、シーチキンショウガ風味です。本格的にお餅つきをしたのは4年ぶり?5年生ももう忘れてる?かもしれませんね。餅つき機、では一人で出来りことですが、みんなで行う本格的な餅つきはこれからの子供たちの記憶に残ってくれるのでしょうか?

 過去には納豆・大根(おろし)も作っていました。他にどんな食べ方(搗き立ての食べ方)が有りますか?コメントで教えてください(しま)

※これなんだ?大島の人なら分かる? ”ハンバノリ”加熱して食べます。↓は炒め初めでグリーンの所は生です、色が変わって醤油と味醂で味をつけるつもりでいます。島の冬の味です。他にもいろいろな食べ方が有ります。

 

 

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