グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

大島ぶらり

2013年09月30日 | 今日の大島
今日目指した所は(いやいや昨日ですが)
三原山溶岩ダム と言われる所
 
昭和25年に噴火を始めた三原山は途中、休みしながら翌年26年に再噴火して溶岩を大量に流し外輪山に迫っていました。しかし、外輪山はここ野増集落上には外輪山の低い地点が有り野増地区との登り口となっていました。(勿論下りもです)これ以上に溶岩が増えるとここから外輪山を超え溶岩があふれ出ると下流の野増に危険が迫る可能性が有ると短期間にダムと呼ぶべき物を作ったとの事。しかし、今ある物は後日、しっかりと時間とお金をかけたものです(完成はいつだったのでしょうか?)今度調べておきます!

ここからあがってきたよ


手前がダムで内輪から三原山が見える


ダムから野増(この野増林道から登りました)


今日は富士山も見えます

ダムの上でお弁当を食べていると
このシジミチョウもず~と給蜜していました。もしかしたらお昼寝中だったのかも



台風の所為かカラスウリはまだ青かったけれどツルは切れて居ました



ウラギンシジミの雄(赤い)と雌(黒い)が近くにいました。二頭とも意識しているのかも知れません。
この後、どうなったのでしょうか?


この日一番多かった花はこのチヂミザサでしょうか?この種はベタベタして服について嫌い


ツルリンドウは今年捜したのになかなか見つける事ができなかった。やっと見つけました。


今年初めてはホトトギスも!


アサギマダラも少ない。毎年見る登山道は草刈り下のでそれからこの登山道一頭も見ていない


マーキングしています(O氏)


はい、お疲れ様元気に飛び立ってね どこまで飛んで行くのでしょうか?


サルナシも見つけたのですが、まだ食べられそうもない。でも、また来て絶対に食べてやる~!(しま)




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三原山、スゴイ~!

2013年09月29日 | ツアー
今日はダイビングの常連のお客様が、日帰りで三原山ツアーをリクエストしてくれました。
今までに50回ぐらい大島に来島しているというお2人ですが、今日が初めての三原山だそうです。

爽やかな秋の風と、どんどん形を変える雲の動きが、最初から気分を盛り上げてくれました。
秋らしいものも、いっぱい見つかりました。

赤く色づいたカジイチゴの葉っぱ。

なぜかここだけ、見事な赤でした。
いち早く散る準備?

イガアザミの花も次第に開きはじめ、イチモンジセセリ達が蜜を吸いに集まっていました。

チュウチュウ…

「よく見ると可愛い~!」…ということで、激写。

素敵な写真が撮れていましたよ~。

「あ、4匹いる!」とお客様。

ホントだ!
こっち見てる!

草の奥のナンバンギセルも見つけてくれました。

「アナゴみたい!」(イメージが湧かない方は「チンアナゴ」で検索してみてください)
ダイバーと歩くと、溶岩も植物も魚に見えるのが面白いです。

海に通ってくれていた時代から、笑いの絶えない楽しいお2人。
どんどん色々なものを見つけてくれます。

ベンチでアシタバオニギリを食べていた時は、即座に足もとに生の(?)アシタバ発見!

オニギリと並べて撮影しました。
(黄緑色のツブツブしたのがアシタバの花です)

これはニアミスでした。

液晶がよく見えなかったもので…スミマセン~。

「あ、ここ、鉛筆いっぱいさせますよ。」と教えてもらった、穴だらけの溶岩。
みんなで協力して、こんなふうに活用(?)してみました。

なんて立派な鉛筆たて!
 
みんな大のりです!

こんどは24色の色鉛筆を持って来たいです(笑)

いっぱい笑って、火山の大きさを堪能して、「スゴイ!」という言葉を皆で何度も口にして、ツアーは後半に入りました。

眼下の海が光っていました。

利島や新島も見渡せます。

「キレイ~!海に地図ができている!」
「あ、どんどん地図が変わっていきますよ~!」

私たちの「スゴイ~!」の回数はますます増え、全員で景色に見とれてしまうので、なかなか先へ進みません(笑)

「生きてるって感じがする~!」

同感です!

この景色の中から立ち去りがたく、下山中の斜面でお茶にしました。

斜めの角度がサマーベッドに寝ているみたいで、なかなか寝心地が良かったです。

海が見えなくなってからは,立派なススキ達に見とれました。
「あ!あのススキ、いいですよ!」

すすめられるままに、青空に向かって伸びる凛としたススキの写真を撮りに行きました。

そうしたら、ススキだけではなく「デベソの溶岩」も見つかりました!
ちょっと歩く場所をずらすだけで新しい発見があるのが、本当に楽しいです。

みんなで「デベソだ~!」と盛り上がったのは言うまでもありません。

そして最後に、こんな見事な…

私たちには、サワサワと風に揺れるこのススキが「滝」のように見えたのですが、皆さんには何に見えるでしょうか?

噴水?花火?噴火??
なんであれ、あっけにとられて見とれるほど、立派なススキでした。

三原山スゴイ~!

(カナ)
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オシドリと

2013年09月28日 | 

今朝の貯水池でオシドリを見つけました。
1羽でいました。
私の姿に気付いて飛んだところです。


何度か旋回して、


水面に降りましたが、


じーっと見ている私が気になるようで再び飛び上がり、どこかに行ってしまいました・・・
うぅ・・・ごめんよぅ~。

オシドリ、今季初のカモ類です。

今朝はもうひとつの今季初がありました。

ノスリです。
・・・なんともしょぼい画像ですが・・・まぁ、今季初ということで。

他にも初物がいないかとアチコチ探し回ったのですが見つからず。
ヒタキ類が全然いません(涙)
これから来てくれるかなー?
その代わり、と言ってはなんですがヤマガラのかわいい姿をゲットできました。



オオバエゴノキの実を食べています。
しっかり抑えている足に激萌え!!


この秋、オオバエゴノキの実は大豊作でヤマガラは大喜びのようです。


今日のオマケ。

台風20号の影響で月曜日から来ていなかった新聞がどっと来ました・・・
読むのが大変ー!!

                           がんま
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仲間感

2013年09月27日 | ツアー
今日は、ある番組の取材の方と一緒に三原山を歩きました。
山は青空がまぶしくて、爽やかな風が吹いていました。

気分いい~!

妙に存在感のある雲発見!

外輪山から出て来た芋虫のようでもあり、ソフトクリームのようでもあり…(?)

ススキも一段と数が増えました。


7月にはまったくススキの存在を感じなかったこの場所が…


今日はこのとおり。

花の時期になると急に背丈を伸ばすススキには、毎年のことながら目を奪われます。

ハチジョウイタドリがここぞとばかりにタネをつけ、その横ではススキが目いっぱい高く伸びて、少しでも花粉を遠くに飛ばそうとしています。

何と言うか…戦ってますね~。

「森の生まれる場所ですね」と取材の方。
素敵な表現です!

この後、急ぎ足で他の森や海を回りました。
そのとき「!」と思った風景の数々です。

今年も出ました!

真っ白い大きなキノコ!

木の根っこの階段


芽生え


すきま雲


利島の周りの小さな雲たちもかわいかったです。


雲と海に挟まれた富士山~(笑)

数々の景色を見ながら、取材の方は「まずい!こんな良い景色を一度に見ると、本番の運を使い果たしてしまう。」と心配していました。その心配、良くわかります!(笑)

今日は歩きながら、様々なことを語り合いました。
取材の方の言葉から…。

「番組作りもガイドも、伝えたい何かがあるからこそ楽しいのじゃないか。」
「正解なんてないし答えは1つじゃない。色々思い通りに行かない事があって回り道をしたとしても、その回り道自体が楽しい。」
「大変だけど,この仕事をしていると『生きてる~!』って感じる」

なんだかとても、仲間感を感じたツアーでした。

(カナ)











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「三原山博士になろう」さくら小学校授業見学会

2013年09月26日 | 火山・ジオパーク
昨日の午後から今日にかけて、台風20号の接近で船は欠航。資料作りと会議などで2日間とも室内にこもっていたので、今日は先週の水曜日に行われた表題の授業見学会の様子を報告します

7月以降何度か、ジオパーク研究会(以下ジオ研)から以下のお知らせが届きました。

「さくら小学校では、5年生の総合的な学習の時間に『三原山博士になろう』と題して、問題解決学習に取り組んでおります。そこで、ジオパーク研究会の皆様に児童の学習の様子を参観していただければと考えております。『5年生は、どんなことを学習しているのだろう?』『三原山についてどんなことに疑問をもっているのだろう?』等々。ぜひ、児童の姿をご覧ください。

「ウワ~、面白そう!こりゃ絶対行かなくちゃ。」と思っていました。

当日小学校に行ったら、既に数人のジオ研メンバーが椅子に座っていました。
気象庁の火山防災事務所の方達も、参加していました。

5年生全員集合の図。

先生が授業の流れを説明しています。
このあと、小グループにわかれ1人ずつ発表しました。

ウヒャ~、どの発表も聞きたいから困ったな~。

あっちへウロウロ,こっちへウロウロ…。

同じように「三原山のでき方」を調べても、表現は様々…

フムフム…


なるほど~


個性があって、みんなスゴイ!←子ども達の絵を見てるうちに、すっかり楽しくなってきました(笑)

おお~、ジオパークのゆるキャラ発見!


発表ごとに、聞いていた子ども達から質問が出ます。

「なぜ噴火したの?」…むむ、聞きたい気持ちはわかるけれど、答えるのは難しいなぁ。地下にどんどんマグマが溜まって、いっぱいになったから…というので答えになるのかなぁ?

「何回噴火したの?」…むむ、島全体に影響があるような噴火は調べられているけれど、小規模な噴火は調べきれているのかなぁ?

「ゴジラのマグマはサラサラなの?ドロドロなの?」むむむ~、溶岩の粘りを問題にするなら大島の溶岩は粘りが少ないタイプだけれど、人が歩くよりゆっくり進む高さ数mの壁のような溶岩を、サラサラって言っていいのかなぁ?

子ども達のシンプルな質問に、正確に分かりやすく答えるのは、とても難しいと思いました。

私たちのところに、質問にきてくれた子ども達もいました。
「なぜ三原山に神社があるの?」

もと保育園園長のSさんが、一生懸命答えています。

私も子ども達に問いかけてみました。

「今、窓から見える目の前の山が、ド~ンと(ジェスチャーつき・笑)真っ赤な溶岩を噴き出したら、みんなどうする?山から溶けた岩が流れて来て、人間がなす術がないようなことが起きたら、山を神様のように感じるんじゃないかなぁ。だから神社があるんじゃないかなぁ?」

これって、答えになってます?笑

さて、最後に大人が一番問題としたのがこの表現です。

「高温だとサラサラ溶岩で噴火が穏やか、低温だとドロドロ溶岩で噴火が激しい」という表現に、今まで勉強を重ねて来たジオ研メンバーから「逆じゃない?」という意見が出ました。

確かに溶岩が噴きでるスピードの速い激しい噴火は溶岩がサラサラになり、スピードが弱まるとネバネバになると言われているから、これでは逆です。

「でも、子ども達が参考にしている資料には、こう書いてありますからね」と、話しを聞いていた気象庁の人が言いました。

話しているうちにどうやらこれは、「粘りが強い溶岩だとパワーを溜め込みすぎて爆発的になりやすいけれど、粘りのない溶岩はあまりそうならない」ということを、表現しているのだとわかりました。

うむむむ~、正反対なのにどちらも正解ってどういうことでしょう?
これじゃ、子ども達が混乱するかも。

長々と理屈を説明できればより正確にはなるのでしょうけれど、シンプルかつ正確な、わかりやすい表現というのは本当に難しいです。

でも子ども達の質問の1つ1つにその表現を探せたら、きっと大人のツアーでも、より楽しんでもらえるようになるのじゃないかなぁ…。

なんだかとっても考えさせられた、授業見学会でした。

(カナ)
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楽園 3

2013年09月25日 | 
ワタクシの楽園シリーズも3回目を迎えました。
今回の主役はカバマダラです。
とうとう見つけましたよ!
カバマダラがたっくさんいる場所~。
撮影は昨日です。


2頭写っています。


別個体。


ヒメアカタテハと(ボケボケだけど)
アカタテハはよく見るけどヒメアカは久し振りだなぁ。

場所は牧場です。
ウシが食べない(なにか毒があるのか?)小さな黄色い花を付ける植物がかたまって生えているところがあって、そこにたくさんいました。
15~20頭はいると思います。


こんなにたくさん発生しているということはガガイモを食べているのでしょう。
先日紹介した幼虫はトウワタに付いていましたが園芸品種なので(園芸品種が逃げ出して野良になることは多々ありますがトウワタがそうなっているのは大島では見かけません)そんなに多くはありません。
それにくらべるとガガイモはたくさんあります。
空港の拡張工事をしてから一気に増えた気がします。
その前はまったく見かけませんでしたから(もちろん私の記憶にないだけかも。笑)

カバマダラたち、このまま大島に居つくことができるでしょうか?


今日のオマケは今朝の弘法浜です。
ウネリストとしては台風20号のうねりを見に行かないわけがない。

次々とやって来ていました。


大ナライに打ち消されて思ったほどじゃありませんでした。
明日のほうが大きくなってるかも。

それと、

イソシギまんじゅう。

それとそれと!!

虹!
虹が出ました。
うーん・・・やっぱり写真だとイマイチだなぁ・・・
実際はもっともっときれいでちゃんと弧になってました。

                            がんま
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お客様の発見。

2013年09月24日 | ツアー
昨日と今日のツアーは2日間とも、森からゴツゴツ溶岩地帯を往復する道を歩きました。

昨日は海が大荒れで潜れなくなったダイビングのお客様と、アシタバの花やススキの花などの秋らしい植物を、ゆっくり観察しながら歩きました。

15倍のルーペでススキの雌しべと雄しべを観察中です。

1mmぐらいのススキの雌しべも、拡大して見ると透明なブラシのようです。
とてもキレイなんですよ~。

大島にダイビングで通って下さる方は生物好き、写真が好きな方が多いので、陸でもこのように…

溶岩の隙間の中の、何かを写真に撮っています。
さて、何を撮っているのでしょう?

緑の森から新天地を求めて、溶岩地帯にやって来たシュスランです。

毎年この隙間の中でひっそりと、でも堂々と花を咲かせています。

森の中では、カワラタケの横で木に頭を突っ込んだまま動かない“キマワリ”を見つけました。
どうやら木を食べているようです。

歩き回っているキマワリはよく見かけるのですが、こんなに熱心に食事をしているところは初めて見ました。

キマワリの周囲だけ、桜の木がオガクズのように細かくなっています。顔にも体にもオガクズをいっぱいつけています。(夢中なのね~)

立ち枯れした木を土に還すために、キノコだけじゃなくて虫も大事な役割を担っているのですね。
…という当たり前のことにあらためて気がつきました。

さて、今日のツアーです。
今日は2組のお客様と。

山にグレーの雲がかかっていたので、レインウェアをリュックにつめて出発しました。
霧で遠くは見えませんでしたが、昨日とはまた違うものが色々見つかりました。

たとえば…

パッキリ2色に分かれたヒサカキの葉っぱ。
常緑樹の紅葉は一度に色づかないから目立ちませんが、ジックリ見るとキレイですよね。

お客様が見つけてくれたのが、まだ小さなサルトリイバラの葉っぱ。

若々しい緑色のまん丸が並んでいて、とても可愛かったです。

なにしろこれを見る直前に観察していたサルトリイバラの葉っぱは…

ぶ厚くてゴワゴワ、ボロボロだったので。笑

なかなか座り心地の良い溶岩を見つけるのが難しいゴツゴツ溶岩地帯での休憩タイム。
霧の時のこの場所は、幻想的で素敵ですが…

「お尻が痛い~」という声もチラホラ(笑)

「わ~!」と声があがったのがこの風景。

道がまっすぐ伸びて雲の中に消えていく…そんなふうに見えました。

ところで今日は,森の中を歩いている時に結構本気で雨が降って来ました。

森の中で雨用ズボンをはいてツアー続行。

雨が降ったら森の中が急にキラキラ輝きだしました。

森をこんなに輝かせる雨ってスゴイです!

お客様が1本の木の前で立止まり「これ…」とつぶやきました。
指差された先に見えた風景がこれです。

ハチジョウイヌツゲの幹を伝う水…
その水が、ある部分からチョロチョロと滴っていました。

手で受け止めると、短時間に水がたまりました。
「スゴイ~。」とお客様。

「こうやって幹に縄を巻いて水をとっていたんですよね?」
別のお客様がジェスチャーを交えながら、質問してくれました。

実はツアーのはじめに、若い火山島ゆえの昔の水の苦労や、木の幹を伝う水を縄で集めて生活用水を確保していた時代があることを、話していたのです。

お客様がその“仕組み”を森の中で自ら見つけてくれました。
スバラシイ~!!

水を手で受けながら、写真を撮るお客様です。

(他の木の幹を伝う水は地面まで流れているのに、なぜこうやって水が滴る状態になるのかちょっと不思議です)

楽しい発見の後は、再びキラキラを楽しみながら森を抜けました。


ツアーの最後には赤く色づいたヤマボウシの実が、私たちを迎えてくれました。
昨日より一段と赤くなりました。

毎日同じ場所を歩いていても、毎日違う自然の景色や生き物たちとの出会い…

いやはや、
なんとも、

本当~に楽しいです!

(カナ)











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水捧ぐアンコ

2013年09月23日 | 歴史・文化
今年の夏は雨の少なかった大島ですが、雨水を利用していた島ではさぞ水に苦労したことでしょう。

島の娘はこんな感じで水汲みをしたようです(子供たちの仕事でもあります)


木彫りのお土産品にも



こんな桶に水は七分目ぐらい入れて運ぶのだそうですが、私だったら空の桶でも落としそうだし苦労して運んでも最後に落としてしまいそう。最後にと言うのは桶を頭から下ろす時です。 と 言うと『台を使うのよ』と教えて貰いました。要するに水桶を井戸のヘリに上げてそこから頭に載せて、下ろす時も腰を少しかかめて台に下ろしてから持ち替えて瓶に水を入れる。島で育った人なら子供のころからの仕事だから楽にできる事も他から島に嫁に来た人は苦労しそう

これは観光の撮影用でしたね。たぶん


瓶はこのような物ですが、これはごくごく小さい物だそうですがこれでも何回運ばなくてはならないのでしょうか?私には島の嫁は務まりません。


こんな瓶もありました。これは味噌を作ったりお漬物をつけたりしたのではないかとの事。
畑で大豆を作ったり、胡瓜や大根も作らなくてはならないのですね。

毎日の生活に必要な水。その水が容易に手に入らなかった島の暮らしは今から比べると大変です。
あ~今の生活で良かった(しま)
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体力系(?)社員旅行

2013年09月22日 | ツアー
2日間、IT関連会社の社員旅行の方達を、案内しました。
1日目は嶋田と2人で。

風が弱く天気も良い、絶好の歩き日和でした。

嶋田とは、歩ける人と歩きたくない人に分けて、歩ける人たちはスペシャルの“赤ダレ”に案内しようかと相談していました。でも山頂での協議の結果、全員で“赤ダレ”を目指すことになりました。

で、やって来ました久しぶりのこの場所。

細かい溶岩の斜面をせっせと歩いて、全員無事に到着しました。

いや~良く歩きました。
“赤ダレ”の崖の前で、全員集合の図。

眼下には、真っ赤な崖が広がっています。
全員でここまで歩いたというところがスゴイです!

風景の中の人間の、なんと小さいことでしょう…

 
ひたすら広い…


日の傾いた海が、銀色に輝いていて、とてもとてもキレイでした。

皆さん、お疲れさまでした!

さて、今日です。

午前中は森から裏砂漠へ。
ゴツゴツ溶岩の上で記念写真を撮り…


裏砂漠で15分ほど休憩しました。

ほとんどの人は、ゆっくり休んでいましたが…

遠くまで走る人もいました!

 
子育て中のコモリグモの仲間も発見しました!
卵の殻を体につけたまま、体に子どもを乗せて世話をしています。

ずいぶん重そうなのに、結構速いスピードで裏砂漠を歩き回っていました。

コモリグモを観察中、の図。

皆さん、裸眼で観察できるとはうらやましい(笑)
「いったい何食べて生きているんだろう?」という、疑問の声も聞かれました。

ザクザク…


ザクザク…

29人の足音が、まるで音楽のようでした。

森の中では、お客様が”キョンの骨”を発見しました。
今まで何度も同じ道を歩いていたのに全然気がつきませんでした。

骨の横に、同じ色の大きなキノコが生えていたのにも驚きました。
(左下の白い丸がキノコです)

午後は皆さんの希望で海へ。
台風のうねりが大きなチューブを描いて、黒い砂浜に打ち寄せていました。

「うわ~!」

…と言いながら波から逃げるのは万人が好きな遊びかも?
私もワアワア叫びながら、この写真を撮りました(笑)

キラキラ光る青い海を背景に、白い泡と戯れる皆さんがとても素敵でした。

見とれました~。

さて、広大な火山や海の景色も素敵ですが、足もとの小さな風景も負けず劣らず華やかです。

ランタナの花にツマグロヒョウモンが食事に来ていました。
この鮮やかな色使い!

お2人のカメラには、どんな写真が写ったのでしょうか?


このあと皆さんは、牧場で大島牛乳で作ったアイスを食べて帰られました。

2日間の体力系(?)社員旅行、大変お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

旅の疲れが癒えたあと、2日間の大島の景色が素敵な思い出となって残りますように!

(カナ)







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コチョウゲンボウ

2013年09月21日 | 

一昨日の朝、牧場で見つけました。
まだ若い(幼鳥?)個体(オス)だと思います。
ネットでコチョウゲンボウのいろんな画像を見ましたがなかなかこういうタイプのものはいませんでした。
もしかしたら違う鳥かも・・・!?(笑)
10年振りくらいに見ました。
この青灰色の背中がオスの特徴です。

この日初めてやってきたのでしょうか。
モズが大騒ぎしていました。

左上にいます。


モズ「誰だ誰だ誰だ誰だ!!!!」
コチョウ「・・・・」


モズ「どっか行けどっか行けどっか行けどっか行け!!!!」
コチョウ「うえぇ~~ん」

しばらくコチョウゲンボウの近くでうるさく鳴いていたモズですが、相手が大きすぎるようで縄張りの見回りに飛んで行きました。
場所を移動したコチョウゲンボウ君。

「ヤレヤレ・・・いいじゃないかしばらくいたって」


カイカイ~の図。

おっと、

飛びました。
このあと1時間近く見ていましたがこの枯れ木に戻ってくることはありませんでした。


そしてここからは昨日の撮影です。
まだいてくれました。

左のチョウゲンボウを追いかけています。
んー・・・コチョウゲンボウというだけあってちょっと小さいかな?




割と近くまで来ましたけどこのまま飛んで行ってしまいました。


こちら、追いかけられていたチョウゲンボウ(メスか幼鳥)

全然色が違うでしょ!

今朝も見に行ってみましたが見つかりませんでした。
私が見つけられなかっただけで、まだいると思いたいです。
もう少しいてくれるといいな。

                             がんま

9月24日 訂正です!
コチョウゲンボウではなくてやっぱり違う鳥『アカアシチョウゲンボウ』でした。
ナントここ大島でまた会えるとは・・・
以前は2011年5月18日です。
コメント (2)
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