グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

1日2回の裏砂漠ツアー

2021年11月30日 | ツアー
今日は午前と午後、下見と取材の案内として、裏砂漠に行ってきました。

同じ日に2回、同じコースを歩くことは滅多にないので、「同じ場所で写真を撮って比べてみよう!」と思っていました。

で、午前9時20分の木漏れ日トンネル。


午後1時6分の木漏れ日トンネル。

午前と午後だと、木漏れ日の形(向き)が、ちょっと違うのですね!
(考えてみれば当たり前だけど、写真を比べてちょっとビックリ)

午前10時25分の裏砂漠。

東の海に雨の帯ができていました。

午後2時48分の裏砂漠。

雨の代わりに、光の帯が海に注いでいました。午後の方が天気が崩れると思っていたのに、逆に視界が良くなり、房総半島や三浦半島がクッキリ見えました!

午後は雑誌の取材だったので、午後のお客様は“光”に敏感!
太陽の光が当たっている場所だけ、金色に輝く三原山を見て、「この時間の光はお得ですね!」と喜ばれていました😊

もちろん私も、夕方の“光”は大好きです!

この、なんとも言えないススキの輝きを見ながらお茶を飲める幸せは、ナニモノにも代えがたいです😊

人のいる風景を撮ろうとカメラを向けると、お客様も私にカメラを向けている…というタイミングが何回もあり、それも面白かったです。



その他「❤️」と思った小さな発見。

オオモミジの紅葉❣️

常緑樹の濃い緑色の森が、パッと明るくなります!

午後のお客様と眺めた“イケメン地層”

デザインとしても美しいし、過去の出来事の証拠としても興味深いです。

そして最後は、本日の“多色使いキラメキNO1”

まるで小宇宙❤️

ということで、今日も美しい1日でした。

(かな)
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新しい年に

2021年11月29日 | その他

新しいスケジュールノートを買った。(10月に)10月から2023年3月まで 今までのノートだって来年の3月まで月日がダブっているので12月から使うことにした。
 12月の1件古い方のノートに書いてしまっていた。ので、常に2冊持って歩かなくてはならない。もう来年の予定が1か月3件くらい入っている病院予約も有るがウォーキングの定例会、ジオパーク講座他、それに折紙と放課後教室も有るし都内にも行きたいな~これからこの手帳に楽しい予定を沢山書き留めることが出来ると良いな~


こちらも〇〇から支給されたものこちらも2冊になりバッグがパンパンになってしまう。でも、この手帳記入して月末に提出物が有るので書き留めることが多い。(これかいといてね、忘れずに期限内に提出するのよ!と言う意味合いに取ってしまう)あまり大変なことが起きないと良いかなと思ってしまう。何が起こるか分からない。私を含め皆さん元気で居ようね。 
 もう少し経つと各手帳は一冊づつになるので持物が軽くなる。どちらも楽しいことが書き込めるかな?来年にこの時期この手帳がどの様になっているのかな(しま)
 
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今日のツアーとジオガイド養成講座「動物」のお知らせ

2021年11月28日 | ツアー
今日は朝7時40分のスタートで、火口〜裏砂漠ツアーに行ってきました。
本当は昨日の予定だったのですが、午後から天気が崩れる予報で、今日に変更。
帰りの船の都合もあり、早めにスタートすることになったのです。

この時間からのスタートだと、逆光で三原山の溶岩流跡はあまりよく見えませんが


空は雲ひとつない青空。散り始めたオオバヤシャブシの枯れ葉すら輝いて見えて、思わずパチリ(笑)


お客様は、お母さんも娘さんも理科の先生で、特にお母さんが火山が好きとのこと。

火山地形の風景とともに、溶岩に触って硬さを体感したり、写真を撮ったり、小さな植物もしっかり観察して楽しまれていました😊

そしてとにかく、今日は本当〜に、めちゃくちゃ天気が良く、視界も良かったんです!

大室山と伊豆高原の背景には、雪をかぶった南アルプス!

(伊豆高原の町並みまで見えそう😀)

富士山もクッキリ見え


神社の鳥居の中に入れても存在感あり!

(ここまで鮮明に見えるのは、あまりないかも😊)

手前から利島、鵜渡根、新島、式根島、神津島。


三宅島も御蔵島もバッチリ!


水平線の向こうの八丈島、青ヶ島以外、全部見えていました〜!

素晴らし〜❤️

当然、「火口と富士山」の写真も撮りました(笑)


ススキは、強風でタネがかなり飛んでしまったようで、キラキラ度は減少したけれど、十分美しかったし


森の木漏れ日も、とても素敵でした💕

日頃、雨や霧や風とお付き合いしながら歩くことも多いので(それはそれで素敵なのですが)、「活火山であることに注意」ということを頭の片隅に置くだけで、他は何も心配せずに歩けた、幸せな1日でした😊

ところで、最後にお知らせです。
明日の夕方、大島のジオガイド養成講座で20分ほど話しをします。

ツアーを初めて以来、ずっと店の仲間の MLでアドバイザー的役割を果たしてくれている天野さんが伊豆大島の動物全般の話を、私がツアーで出会った動物たちの様子を、20年以上ウミガメの保護活動を続けている自然愛好会の成瀬さんがウミガメの話を担当します。

18時30分〜20時30分、場所は開発総合センター大集会室です。
タイミングの合う方は、ぜひご参加ください。
(アーカイブ配信もありますので、配信開始になりましたらお知らせします)

(かな)
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コハクチョウ 続き1

2021年11月27日 | 
たくさんいるコハクチョウの中にちょっと違う1羽を見つけました。

首を伸ばして鳴いている左の個体。
これって・・・


アメリカコハクチョウ!(クチバシの黄色い部分が小さい。コハクチョウの亜種とする説と別種とする説があります。この画像では右側になっています)
まさか見ることができるとは思っていなかったので嬉しいです。
一緒に鳴いているのはペアになっているからなんでしょうね。
何事かと隣の家族が見てますよー。

他にも気になる1羽が。

この子はオオハクチョウでしょうか?
周りに親や兄弟も見当たらずずっとひとりきりでいました。
でも仲間がたくさんいるから大丈夫でしょう。

あ。

人が来ました。
コハクチョウたちは警戒して首を伸ばしていますが飛び立つことはありませんでした。
たぶん地元の人だと思われます。
コハクチョウたちとの距離をわかっているんですね。
コハクチョウたちもニンゲンを信頼しているように思います。いーなー。
この人も車で来てしばらく写真を撮っていました。

山陰の空を飛ぶコハクチョウ。







生まれて初めて見る光景に心奪われました。
ここの人たちにはこれが当たり前なんだろうなぁ・・・(また言ってる 笑)

と、ここでまたアメリカコハクチョウを見つけました。


こちらは先出のアメリカコハクチョウ。

こんな狭い範囲で2羽もアメリカコハクチョウが見られるなんて!
実にスバラシイ!

コハクチョウ、まだ続きます。

がんま
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驚くことばかり!

2021年11月26日 | 火山・ジオパーク
11月22日(月)、「砂の浜」に軽石を探しに行ってきました。
(その後、軽石は、島のあちらこちらの海岸に漂着しているもよう)

小雨の降る、誰もいない海岸に降りていくと…


海岸の砂がなくなり、急斜面ができていたので驚きました!


北に向かって歩いていくと、軽石がまとまって流れ着いていました。


いつも見かける白い軽石もあるけれど、確かに黒っぽい。


軽石が流れ着いているラインの上には、かつて見た中で一番多くの人間の足跡がついていました(笑)

みんな見にきているのですね〜。

波が足跡を消したフラットな場所と、足跡でボコボコの場所が綺麗に分かれているのが、デザインとして面白いです。


福徳岡の場の噴火で海に浮いて流れ着いた軽石たちは、だんだん小さくなっているようですね。


海流に乗って長旅をして、大島にやってきたのだと思うと感慨深いです。


そしてフラットな場所に残っているのは、みんな伊豆大島火山のものと思われる、黒くてやや重い石ばかり。

なるほどねぇ。

軽石も興味深いけれど、それと同じぐらいに興味深かったのが地形の変化です。

草が生えている場所から波打ち際まで、もっと緩やかな斜面だった気がするのですが(少しは段があったけれど)、どれだけ大量の砂が海に持っていかれたのやら?

斜面には、粒子の細かい火山灰が作るシマシマや

赤や黒の小粒の石(土石流?)

角の取れた丸い石が並んで挟まっているところもあって、過去に起きた出来事の想像が膨らみます。


そして数ヶ月前、斜めだった砂浜が(写真は今年6月末)

平坦になった風景が不思議でなりません。

(何度も打ち寄せた波が、砂に描いた模様もきれい…)

大量の軽石を海に漂わせた火山噴火もすごいけれど、波の力もすごいなぁと感動しながら散策を終えました。

自然の力には、驚くことばかりです!

(かな)

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木曜日の1枚・何者?

2021年11月25日 | その他
今話題の軽石かもしれないです。

白と黒が混ざっているののは何故か…理由も気になるけれど、こっちを見られているようで気になる!!(笑)

(かな)

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水曜日の一枚・岡田港

2021年11月24日 | 火山・ジオパーク
昨日の岡田港です。。

港を守るようにそびえ立つ崖は、大島火山よりずっと昔に活動していた古い火山の残骸。
80mぐらい(場所によっては100m近く?)の高さのある崖は、港を風から守り、船の就航率をあげています。

火山が作った港に感謝💕

(かな)


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「必ず起こる、来るべき噴火に備えて」

2021年11月23日 | 火山・ジオパーク
伊豆大島にとって特別な日である“11月21日”に、大事な講演会が伊豆大島ジオパークの主催で開催されました。
(11月21日は、35年前の割れ目噴火+全島民避難の日です)

私はこの日ツアーの予定だったのですが、雨で翌日に延期になったため、聞きに行ってきました!

会場には、たくさんの人が来ていました。

(参加人数99名だったとのこと)

最初の講演は、富士山科学研究所所長の藤井先生。4年前まで噴火予知連の会長だった方です。
35年前の噴火の際、1ヶ月島に滞在していたという藤井先生のお話は、臨場感があって、かなり引きつけられました。

たとえば下の写真。

これは「ヘリから見たら、火口の中にドーム状噴泉ができ、それが弾けてしぶきが上がった」時に撮ったものだそうです。
実は私、スライド左下の写真をハワイの写真絵本で見たことがあり、それが印象に残っていたので、同じことが伊豆大島の火口でも起こっていたのを知って驚きました(ハワイでだけ見られるものかと思っていました💦)。

「一度東京に帰り、島に戻ったら、東海岸から白い煙が上がっているという情報が入り、現地に調べに行ったら、大きめのスコリア(マグマのしぶき)がまだ冷えておらず、その熱で木が燃えて白煙が上がっていた」というお話もありました。

水蒸気爆発が起きたらご自身の身に危険があるかもしれないのに、現場に調査に行くってすごいです。こういう研究者の方々の命がけの調査の積み重ねで、少しずつ色々なことが「わかっていった」のだなぁと思いました。

溶岩がまだ火口を埋めていた時期の、ヘリからの映像もありました。


噴火が終わり、マグマが地下に戻ったことで1年後に火口が凹んで、今はこんな風に見えます。(2019年に御蔵島行きのヘリに乗った私が、だいたい同じ方向から撮影した写真)

刻々と姿を変える火山…やっぱり火山は生き物だなぁ〜と感じます。

火山観測が進歩し、噴火の始まりはある程度予測できるかもしれないけれど、その噴火がどう推移していくのかの予想は、とても難しいとのこと。


35年前の噴火で出てきたマグマの量の3倍以上が、すでに地下に溜まっているそう。


そして前兆を捉えてから数時間〜数日で、噴火に到ることが多いとのこと。

(数時間は勘弁してほしいです💦)

噴火推移は実に多様で、わからないことも多い。


それでも、火山のことを日頃から学び備えることで、ただ怖がるだけではなく、噴火災害を乗り越える力になる…

というお話でした。

そして2番目の講演は、大島で生まれ、35年前の噴火を体験したNHK報道局の金森大輔氏。


災害記者として活動する中で、防災よりも減災の必要性を感じるようになり、様々な仕事を展開されているとのこと。

その原点は、35年前の噴火体験であった…と語ってくれました。
自然災害は、そこで暮らす人々にとって本当に大きなダメージだけれど、同時に人も育てるんだなぁ思って、じんわり感動しました😢

この日の講演は、やがてアーカイブ配信されるそうです。
当日会場に来られなかった方は、ぜひアーカイブでご覧ください!
(伊豆大島ジオパーク事務局から案内があると思いますが、配信が始まったら私もこの場でお知らせします)

(かな)
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謎のトンネルに住むもの

2021年11月22日 | 哺乳類、爬虫類、他

 

春3月に訪れたトンネル。トンネルと言っても水を採るために作ったもので、どこかに通じるものでは無かった。水を得ることはなかったようだ。いつもは一周道路から降りてくるのだが今回は海のふるさと村からの遊歩道より登って見ました。(アテンドはT氏)

道は有るのか無いのが 無いようで踏み跡がある様な所、導水管が有って目印にはなる

 

前の人を追いかけて目的のトンネルに着いた(ハア ハア ハア)

これなんでしょう?

春には沢山いたコウモリですが、いない 居ない 何処へ行ったのか

トンネルの奥の奥に隠れてしまったのかこのトンネルから他に行ってしまったのか会えなくて残念でした。今日の目的はコウモリの観察なのでした。それでも2匹見つかったのでしたが、キクガシラかコキクガシラかミツユビコウモリなのか同定が出来ませんでした

 

また3月にコウモリに会いに行かなくては?一人でいけるかな?(結構行く気で居るが)

次回は同定が出来る事を願って!(しま)

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スペシャルな3日間

2021年11月21日 | ツアー
昨日まで1週間、連日ツアーでよく歩いたので、ちょっとずつ報告します😊

11月17日
ご夫婦と、午前半日の裏砂漠ツアーへ。


オオムラサキシキブの実の紫や(この色、かなり好きかも❤️)

オオシマザクラの葉の、優しいミックスカラーなど

この時期ならではの、“色”が楽しい日でした。

そして森の中では、小さな(1cmないかも)キッコウハグマの花が満開💕

カワイかったです😊

10cmぐらいの火山弾にも遭遇しました。

靴と並べて写真を撮ったら、靴に亀裂が入って破れているのを発見(笑)
買い置きしておいたトレッキングシューズに履き替えるきっかけとなりました(靴よ、長いあいだ一緒に歩いてくれてありがとう〜)

11月19日
女性三人旅の皆さんと、午前半日三原山ツアー。


ツヤツヤのヒサカキの葉を溶岩の上に置いて鑑賞したり


三原山の斜面を流れ下った溶岩の上の地衣類たちが、太陽の光に照らされて輝いているのを、みんなで見惚れました。


面白かったのは「ヒカゲノカズラという原始のシダが、2、2、2、と伸びていくのは、パソコンと同じで理にかなっている」という話。(正確に理解できていないかも?💦)

お客様のお一人が数学の先生だったので、今までにない視点からヒカゲノカズラを観察することになりました。

帰りはゆっくり、西側斜面を降りました。

「地球は生きてる!」というお客様の言葉に、いっぱい共感しながら歩きました😊

11月20日
熱海船の到着後、11時30分からの歩き始めで、火口一周コースへ。

お客様がミニゴジラを見つけてくれました😊


火口一周コースは両側のススキがキラキラだったし

日没1時間半前の太陽の光が、火口から溢れた溶岩の縁を浮き上がらせていたし


遠景がぼんやり霞んでいたけれど、これはこれで良い雰囲気だったし

「リスに見える溶岩とススキが素敵」とお客様に言われて、「確かに!」と思いました。


歩き終わった時の三原山。

晩秋+霞+夕方+火山が見せてくれる素敵な風景でした!

どの日もスペシャルな3日間でした❤️

(かな)
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