グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

大島ウォーキングクラブ定例会です

2019年09月30日 | その他
夏がまだ残っていた今日!

昨日は大島のウォーキングクラブの定例会にて三原山のアカダレ行き
ですが、雨模様の日
山は靄がかかりましたが、集合時間には雨は無く「ラッキー!」

可愛い椿が咲いているのを見つけました


歩きはじめたら 雨が落ちてきました(あ~今日は早帰りかな?)だってこれからの道のりで雨の中でお弁当を食べる場所が無いので!

ナンバンギセルが花盛りでしたが。シュスランも見つけました

繻子ランの葉は縦に一本の白い筋が付いているので特徴的です(ほらそこにあるの分かるでしょ?)
花の咲いているのは今のうちですよ


“幻の池”と呼ばれている所(手前ですが)


さあ、ここで帰るか?2択です。雨も小降りになったのですが、靄が出ているのでアカダレが見えるのか?(多分みえないな~)
それでも霧の中これだけの人で来たのだから目的地まで行きたい!(一人では絶対行かない気象状況なので行きたい)
と 無理を言った

今日の難所?登り 山へ行くより低いよ


ススキの穂が出て秋の色 晴れて居たらススキの向こうに三原山が出ているのですが


今日の定例会は8名参加。
雨はそれほど多くは無いがしっかり降った時も有り小雨が長く続く。しかし、帰りには上がっていた。
霧もさほど濃くは無かったので目的地まで行きましたがその時々に応じてコースは変わって来ます。
ガイドする時も人や天候によって変更する時に沢山の経験をすることで選択肢が広がると思います
来週も又、アカダレへ行くことに成って居ますが今度は下から滑走台へ登るコースです。参加希望者はご一緒しましょう(しま)

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ススキの花!

2019年09月29日 | ツアー
昨日、高校時代のからのお友達の女性たちと、三原山を歩いてきました。


ススキがぐんと草丈を伸ばし、花粉や種子を風に乗せて散らばらせるための準備を始めていました。


お客様との背比べは…

ススキの勝ちでした!(笑)

道中、小さな生き物を観察しながら、山を登りました。

お客様が見つけてくれたのは…


小さなミノムシの横にいた、小さなカタツムリ😀

可愛かったです。

同じく「かわいい!」と評判だったのが、色づき始めたサルトリイバラの実。

様々な色の、艶々の丸い実が女心をくすぐりました(笑)

イガアザミの花には、ヒメアカタテハが登場!

翅を開いて「撮っていいよ」と言っているかのようでした😀

「原始のシダ」と言われるヒカゲノカズラも鮮やかでした!


久しぶりすぎて、とっさには名前が出てこなかった美しい蛾“ビロウドハマキ”

4年ぶりの再会でした😀

火口を眺めた後、表砂漠方面へ下山。


そして、ティータイム&昼寝!

「帰りたくない」という声もチラホラ…😀

ツアー最後にはお客様が、ヒメジャノメのカップルを見つけてくれました!

“ほのぼの〜”がいっぱいの、楽しい1日でした。
ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

おまけ
ツアー終了後にお客様とお別れしてから、「三原山とススキの花」を撮りに戻りました。

そこかしこで、ススキの花が満開で、気になって仕方がなかったからです。

赤っぽい花穂も…


黄色い花穂も…

黄色い筒型の”雄しべ”をシャラシャラと風に揺らしていました。

打ち上げ花火のような、花もありました!


雄しべ、雌しべはまだ出ていないけれど、鮮やかな赤のものも!

ススキの花の季節はあっという間に終わり、フワフワの種子の冠毛が逆光に輝く季節に移り変わることでしょう。

秋の三原山で一期一会の景色に出会えて、嬉しかったです😀

(かな)
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誰になるのか?

2019年09月28日 | 
昨日見つけたガのサナギです。

造形の美しさに感激します。


本来は自然のままにしておくのが一番なんでしょうけど、バイト先で外に置いてあった資材を片付けていたら出てきました。
せっかく(?)なのでどんな子が出てくるのか待ってみることに。

寄生されていませんように。

がんま
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子亀の旅立ち

2019年09月27日 | 哺乳類、爬虫類、他
一昨日25日の夕方、夕陽が傾きはじめる中、砂の浜の奥で今年3回目のウミガメの巣穴調べが行なわれました。


子どもも多く参加していました。


今回はアオウミガメ。
アカウミガメよりほんの少し卵のサイズが大きいのでわかるとのこと。
産卵後には大きなキャタピラの跡が。今回は甲羅が1mほどのお母さんだったようです。
そして子亀が出て行った後は小さなキャタピラのような跡が海に続いているので、それを数えることで判るそうです。

あの台風も乗り越えた子達。感慨深いです。
巣穴のすぐ近くにも台風で倒された木が横たわっていました。

さて巣穴跡を掘り返してみます。結構深い。


今回は生きてる子亀はいるでしょうか?
みんなドキドキしながら見守っていると…いた!!!


元気な子亀が3匹出てきました。


ほんの少しだけ触らせてもらいました。感動!!

よく見ると前脚に小さな爪がついています。これで砂をかくのでしょう。
ずっとパタパタ動いています。1日〜1日半は泳ぎ続け、潮の流れに乗るそうです。

卵の殻はこんなにたくさん出てきました。
一回に100個以上産むそうです。この中には成長できなかった卵もありました。
この子達の分まで生きて!


砂の上に放した途端に一目散に海に向かって行きました。


産まれてすぐにたった1匹で大海を旅する彼ら。
旅路の無事を祈ります!またこの海に戻ってきてね。

寄せては返す波に阻まれて中々行けない子も無事旅だったのを見送ると、すっかり夕暮れになっていました。

美しい浜を舞台にしたこの豊かな生き物のドラマがいつまでも続きますように。
そして地道な調査を長年続け、このような機会をくれる成瀬さんに心から感謝です。(あい)
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秋らしい風景

2019年09月26日 | ツアー
昨日、バードウォッチング歴15年のお客様と、火口〜裏砂漠〜樹海を回る1日コースを歩いてきました。

山に登る遊歩道脇のイガアザミに虫たちが集まり、蜜を吸っていました。


人気店につき混雑中(笑)


アザミだけでなく、アシタバの花も人気でした😀

コアオハナムグリが3連って、初めて見るかも?

こちらは、花に止まっている時は翅をパタパタさせていて、ちっとも写真が撮れなかったツマグロヒョウモン。

蜜を吸い終わって食休み?

青空に爽やかな風が吹き抜ける、快適な三原山でした。


雲の影が、大地に黒い模様を描き出すのが面白くて、時々足を止めては見とれました。


裏砂漠では、雨でできた凹みが少し埋め立てられ、前回よりも凹凸が少なくなっていました。

きっと、どんどん風が砂を運んで、平らにならしていくのでしょう。

“風の丘”では、小山のてっぺんに、なぜか三角のオニギリのような石が乗っていました。

前来た時は無かったような気がするのですが、誰かが置いたのでしょうか?

しかも、なんだか、笑っているように見えます!

さらに、写真を見ていたら、左隣の石も動物に見えてきました(笑)

「笑うオニギリとロバ」
…裏砂漠の人気者になるかもしれません!?

恐竜の化石のような溶岩も発見!

しばらく“石アート”を楽しめそうです。

ところで、石に座って休憩していたら…


またまた、ハナグモが現れました!

このところ3回連続での登場です!

しかも、服の上を這ったり、リュックのカラビナに登ったり、紙コップの上を歩いたり…と、かなり人なつこい…

いったいなんで、何も草のない石のそばに、毎回現れるのでしょうか???

しばらくハナグモと遊んでから、ここ数回連続して写真を撮っているハチジョウイタドリの若葉を見に行きました。

前回より、さらに成長していたのはもちろんですが、太陽の光に透けると赤の縁取りが、とても美しいことに気がつきました!

き・れ・い、ですね〜💘

溶岩地帯ではススキが輝き始め…


森ではお客様が、今が旬のシュスランの花を見つけてくれました。


オオシマシュスランも開花していました。


個体数は少ないけれど、キョンの背が届かない場所でしっかり花を咲かせています!


頭上3mぐらいのところに、お客様がおかしなツブツブを見つけてくれました。

キノコ?

私は樹海で頭上を見上げることがほとんどないので、初めて見る形でした。
(さすがバードウォッチャーのお客様です!)

地上に出てきたばかりのフレッシュなキノコは、とても美しいです。

秋らしい風景にたくさん出会えた1日でした。

(かな)
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あのクロサギ 4

2019年09月25日 | 
今朝、あのクロサギにまた出会えました。
今年の3月以来です。



元気に磯を歩き回っていました。
あれ?羽が。





でもやっぱり滑りやすいところでは踏ん張りが利かないようです。

そして飛び去りました。

どうやら換羽中のようです。
また会えるといいです。

がんま
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ススキの花とモコモコ苔とハサミムシ!

2019年09月24日 | ツアー
3日前「生き物が大好き」というお客様たちと、三原山〜表砂漠を歩いてきました。

お客様が「かわいい〜!」と言って何度も足を止めていたのが、元気いっぱいに葉を広げたコケの前でした。

私もお星様みたいでかわいいと思ったので、歩き始めから大いに共感しました😀

三原山に登る遊歩道沿いでは、ススキが一斉に開花していました!


すでに花粉を飛ばし終わった状態のものもありましたが…


コップを洗う白っぽいブラシのように見える“雌しべ”と、ぶら下がった筒状の中に花粉が詰まった“雄しべ”が、沢山伸びていて…

これを、手で覆って匂いを嗅ぐと、甘〜い蜜の香りがしました!
(3日後の今日のツアーでは雄しべも雌しべも見つからず、香りもありませんでした)

お客様たちは、様々な生き物を見つけて教えてくれました。

例えば遊歩道を歩いていた極小サイズのハナグモの仲間。

踏まなくて良かった…(^◇^;)

天井部分が割れた“溶岩トンネル”の中では…


可憐なシュスラン!

本来の生息地の森では、キョン(小型の鹿)に食べられて滅多に姿を見なくなったけれど、山のてっぺんの溶岩の隙間で、命を繋いでいるようです。

西側斜面の溶岩の上では“ライオンキング”の気分で決めてみました!

(ツアー前半でライオンキングが話題になったので・笑)

下から煽った方が、ライオンキングっぽいかな?


傾き始めた太陽が、雲と海を照らして、ため息がでるほど綺麗でした。


表砂漠のコケたちも、逆光に浮かび上がって存在感が増し…


まるで“不思議の国”に、迷い込んだような気がしました。


しばらく景色に見とれて歩き振り向いたら、お客様が何かを発見したようでした。

「なんだろう?」不思議に思って引き返したら…

石の下に、とても華やかなハサミムシが2匹いました!

(オオハサミムシの幼虫?)

尾部のハサミを振りあげてこちらを威嚇する様は、小さいながらも迫力ありました。


他の石をめくってみたら、さらにもう1匹。


ちょっと黒っぽい個体が隠れていました。

どちらも石を元の位置に戻したら、猛スピードで石の下へ!

表砂漠の石の下に、これほど高い確率でハサミムシが見つかるとは…驚きました!
彼らは昼は石の下に隠れ、敵が少ない夜に行動しているのかもしれませんね。

この後は“指で押すと泡が出てくる不思議な水たまり”を体験し…

のんびり歩いて帰りました。

1日の締めは、この景色で!

この日も、お客様のおかげで、一期一会の美しい風景と沢山出会えました。

ありがとうございました!

(かな)
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何も無いことがいい

2019年09月23日 | その他
しまです
台風15号が通過して私の住んで居る南部は被害が出ました。ブログにしようと9日に書きました(もう随分古い話になってしまいました)

===ここから9日の日の話===

只今18:30 満月の夜空より少し明るいかなと思われるぐらいの空の明るさ
停電中です

昨日の夜、通過した台風15
号によって我が家界隈は被害甚大(他の地区は見ていません)

家の前の椿は根元からぽっきりと折れてしまいました





何故か自動車の下に逃げ込んだ?車庫の戸


垂れ下がったアンテナ


散乱したゴミ 木にひっかかったトタン板


道路にはみ出して倒れた木は朝早く切られてしまいました


電線に引っかかっているトタン板は今にも落ちそうですが風にひらひらはためいています。落ちてきそうでとても危ない


トタンの無くなった屋根、ガラスの割れた窓。その中は大変なことに成ってしまってますよね。みんなで頑張りましょう

家の片付け近くの片付けをして夕食をと!朝から(夕べからです)停電でした
ご飯は鍋で炊いておかずは蝋燭を灯しながら製作(もっと早くからやればよかった) 
「あ~今の家事って本当に便利!」電気って本当に大切だとしみじみ思うのでした。島内には断水の所もあるそうですが早く復旧すると良いと思います。

※うん~今日のブログ一応は書いたのですが、まだ停電中いつアップできるのやら(しま)20:03

===だったのです===それからのこと
家の外ではびゅんびゅん風が吹きまくっていました。停電が終わったのは11時50分「やった!UPしなくっちゃ」と頑張ったのですが何故かPCが繋がらない。
諦めました(早!)西谷さんに前もって連絡をしていたので甘えてしまいました


翌日は北の山へ用事が有ったので車で通るところあちらこちらに被害が目につきました。
都道一周道路の間伏の一部は砂の浜の砂が吹き上がって砂浜のようになっていました。何日か立って行ったら砂は無くなっていました。(勿論人力で片付けたのでしょう)

それからず~っと待つこと十数日我が家の光ケーブルが開通しました

台風直後からずっと工事に携わってくれた関電工の方NTTの方お疲れ様です
まだまだ元の状態になるのは先の様ですが、皆さん頑張りましょう!(しま)










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すごすぎる!

2019年09月22日 | ツアー
3日前は取材で、2日前はツアーで、火口〜裏砂漠〜樹海を歩きました。

3日前は風が強かったので、火口一周は諦め…


代わりに裏砂漠を歩く距離を増やして…

黒い山の斜面に、フレッシュな若葉を伸ばすアシタバに会いに行きました。

台風通過後すぐに若葉を伸ばしていて驚かされたアシタバたちはどんどん芽生え…


ツヤツヤの葉を広げていました!



2日前のツアーでは一人旅のお客様と…

火口一周!(私は台風15号通過後、初めて歩きました)

たった1日の違いで、裏砂漠がうっすら緑色になっていて驚きました!

3日前の裏砂漠。


2日前の裏砂漠。

なんだか小山のてっぺんが、ちょっぴり緑に変わっている気がしました。

立ち止まってよく見ると、鮮やかな緑色はアシタバの若葉と、ススキの若葉でした!

ススキたちが傷んだ葉の下から、どんどん新しい葉を成長させていたのです!

小さな若葉も…

小石をどけて、空に向かって伸びようとしていました!

もちろん超たくましいイタドリたちも、負けてはいませんでした。

雨に削られて地表に出てきたイタドリの根をよく見ると…


小さな赤い葉が!


イタドリたちはこうやって、地下に残った根から再生を始めているのでしょう。


たくましいとしか言いようがありません!


地面が削られたことで、地下の世界が見えていました。

植物の根たちは、スカスカな地表面は通り抜け、水が溜まりやすい面を中心に根を伸ばしているようです。

6日前には小さな芽だったイタドリは、3日前には2枚の葉を広げ…


2日前は、さらにもう1枚葉を広げていました。


樹海の倒木の根にも驚きました。
固そうな溶岩が割れてしまった場所を良く観察したら…


細かいヒゲ根が、岩を砕いていたことがわかりました!


太い根はほとんどないけれど、ヒゲ根がすごい!

こうやって硬い溶岩も砕かれていくのですね。

理屈で知っているのと目の前に現場を見るのとでは大違いで、お客様と一緒に見とれました。
常に変化を続け、生きるための戦いを続ける生命のすごさに、驚きがいっぱいの2日間でした。

共に観察し、発見し、驚いてくださったお客様に感謝!

ありがとうございました!

(かな)





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チョウゲンボウ

2019年09月21日 | 

いやはやなんともしょーもない写真ですが(汗)
今季初確認ということで。
今朝の乳ケ崎(ちがさき)付近です。


強いナライ(北東風)を受けてハンギングしていました。

がんま
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