グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

タカサゴユリ

2020年11月30日 | 植物

沢山の実りの秋になりました

 

わが家の庭にも種が有りました

これはタカサゴユリと言い島の固有種のサクユリが終わると咲き出す百合です

 

高砂と名が付いて台湾の固有種の様です。外来種と言われていますが昔、台湾は日本の領土だった時が有り(太平洋戦争の時)その時点では国内種で今は外来 国籍がその時々で変わってしまうのは植物の関知しない所。しかし、他の植物を押しのけて育成地を広げていく植物も有る中この子は何年か咲いた後、連作障害で生育出来なくなるようです(きれいなので残念)

 

ユリは種が沢山出来ます。中々花が咲くことが出来ないので数で勝負しなくては!

 残っているかな?

 

ユリの種が一度に出ないように 鞘の隙間に網が有ります(少しづつ飛んで行け~)

 

種が残ってないかな?出てこい! 無理やり出してみる

あ 有った! でも

 

下に落ちた。アスファルトの上だと絶対に発芽出来ないよね。

また飛んで行って柔らかい地面に根づいて花を見せてくださいね(落としたままの後は風任せ)

 

残っていた種を埋めてみました。来年は花が咲くでしょうか?え?来年は無理?その次の年?

上手く咲いてくれるのを願って! 埋めたのを忘れないうちに早く咲いてよね(しま)

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来てみないと

2020年11月29日 | ツアー
昨日は、2組のご夫婦と三原山に登ってきました。

午前9時30分ごろ、歩き出す前の風景です。

やや低い位置にある太陽のおかげで、三原山周辺にあるススキが白く輝いていて「きれい!」という声が上がっていました☺️

1986年溶岩の「きわ」に立つ皆さん。

秋ですね〜。

通常の三原山半日ツアーは、近い方の火口展望所に寄ってから未舗装の西側斜面を降りるのですが、この日は火口を一周してから、もと来た道を下ることになりました。

前日に裏砂漠ツアーに参加された1組のお客様はもう一度裏砂漠をご覧になりたいようだったし、もう1組のお客様は途中で別れて裏砂漠経由でホテルに帰ることを希望されていたので。

で、お茶タイムはこの場所にしました。

裏砂漠側に回り込むと見ることができない伊豆諸島の島々や伊豆半島の風景を、ゆっくり楽しんでから火口一周に出発!

近くの伊豆諸島はもちろん、三宅島や御蔵島、房総半島、三浦半島、伊豆半島が全部よく見える視界の良さ❣️☺️


背後の海も、ず〜っと輝いていました!

(逆光すぎて人物はわかりませんが💦)

そして肝心なのはこの景色です!

お客様が昨日歩いた裏砂漠のコースを三原山の上から確認しました❣️
思い出よ、再び❤️

そして、すでに他人ではなくなった(?)裏砂漠と一緒に写真を撮りました。


もう1組のお客様との別れ際には、輝くススキも楽しめました。



自力で裏砂漠経由でホテルに向かうチームと、元来た道を帰るチームに分かれる前に、出会った記念の1枚!☺️


元来た道を帰る私たちは、神社の鳥居まで戻って、火口一周達成です!

ところで今回のお客様も、ブラタモリを見て「東京の近くにこんな景色があるのか!」と思って来島されたそうです。

お客様からは「テレビを見ただけでは本当の魅力はわからなかった(実際に来てみて魅力を実感した)」というような、嬉しい感想をいただきました☺️

半日ずつ2日間、ゆっくり時間をかけて伊豆大島火山を楽しんでいただけて良かったです。
ありがとうございました!

おまけ
季節外れのハチジョウイタドリの若葉。

溶岩から顔を出している真っ赤な色が可愛かったので〜❤️

(かな)
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ミサゴ

2020年11月28日 | 
朝の通勤途中で見つけました。
海に飛び込んで獲物を捕らえたばかりです。

ブルブルしてます。





しっかりとつかんでいるのはイサキでしょうか。
今年は真夏にも見かけましたが秋から春にかけてのほうが数が増え、見ない日がないくらいです。
(19日撮影)

がんま
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いっぱい発見して考えて☺️

2020年11月27日 | ツアー
地学と生物の校外学習で、ここ数年続けて伊豆大島にいらしている高校が、半年時期をずらして大島に来島。ガイドをリクエストしてくれました。

40名の生徒さんでバス2台利用。宿も、一部屋の人数を減らしながらの滞在だそうです。

生徒さんは例年通り、10数ページに及ぶ課題が書かれたノート(ミッションブックと呼ばれていました)や地質図を手に、自分たちで考えて回答を探しながら歩いてきます。


まず最初に生徒さんから質問があったのが、避難壕でした。

「あれ、なんですか?名前はあるんですか?」と聞かれたので、「特別な名前はないから皆でつけてみては?」と提案したところ、即座に「かまぼこシェルター」という名前がつきました(笑)

溶岩の上では、溶岩の中の鉱物を観察したり、噴火後一番に生え始める植物の種子を探しました。


みんな落ちている種子を見つけては、報告してくれました。


山を登りながら、アジサイの葉の大きさを測ります。


溶岩流の断面が見える場所では、先生にスケール代わりになってもらっていました(笑)


みんな、とにかくよく観察するし、考えます。

「アグルチネート」と呼ばれる、マグマのしぶきがくっついてできた岩も、見て、触って観察。

女子チームが「形状が違うのは何故なんだろう?」と、スケール代わりのペンを置いて、調べていたのが印象的でした☺️


ところで、火口近くのこの道に


だれかが「オオバコ」を見つけました。

オオバコは民家そばの道端などでも見かける野草ですが、34年前に溶岩で覆われたこの場所では、私はあまり見かけた記憶がありません。
土ができて、この場所で生き始めたのでしょうか?

そして生徒さんに「これなんですか?」と聞かれて、最初わからなかったピンク色の葉は…

なんとオオバコの葉っぱでした。
こんなに綺麗な色に変身するのですね〜(驚)

続いて生徒さんが「角が丸くなった不思議な石」を発見しました。

海岸でも河原でもないのに、なんで丸くなったのでしょう?
あれこれ考えて、謎解きを楽しみました。

下山後は、少しだけ課題を離れてススキのキラメキを皆で眺め…


裏砂漠では、最後の課題の「植物群落の大きさ調べ」を開始。

高さや面積、植物の種類をグループごとに調べたのですが、ここでは…

生徒さんが、ススキの群落の中に、程よく成長したオオムラサキシキブ(元気な緑色の葉っぱ)発見しました。


葉が限りなくニオイウツギに似ているけれど、毛だらけの冬芽がついていたので、多分間違いないと思います。

オオムラサキシキブは、もう少し地面の土ができてから入り込むのかと思っていたので、驚きました。

それに少し離れた場所では完全に葉を落として実だけになっているのに、

裏砂漠のものは元気な緑の葉がワサワサ。
生物って多様だし、馴染みの場所でも、しっかり調べないと見えてこないものがたくさんあるなぁと改めて思いました。

そして、いっぱい発見して質問してくれる生徒さんたちが頼もしかったです。
このまま好奇心を失わず、自分で考えて答えを探していくステキな大人になってほしいです☺️

(かな)
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風になろ〜!

2020年11月26日 | ツアー
3日前、夜行船を利用して日帰り来島されたお客様と裏砂漠に行ってきました。

感性や発想が、とてもステキなお母さんと小学生の息子さんでした。

茎にたくさんのアブラムシがついているのを見つけて教えてくれたり


ススキを武器に、ススキと戦ったりしながら(?)


裏砂漠に到着しました!


ここで母さんが息子さんに、足元の小石を「地球の中身だよ」と説明しているのを聞いて、その表眼力に感動しました☺️


さらに息子さんが「地球の中身」を、帽子を使って上手に集めているのを見て、そのアイデアにも感心しました。


ちょっと大きな石は、何度もバイクの代わりになりました。(私の知る限りで合計3回違う石にまたがっていました)


お客様から「3人で記念写真を撮ろう!」という案が出て、この風景を撮影!


影で「猛禽類」ができました!☺️


お2人は、気持ちの良い青空が広がる裏砂漠を、櫛形山の稜線に向けて駆け上がり…


「風になろ〜!!(by母)」と言いながら、駆け下りて行きました!!


どんどん小さくなる2人。


もう、めちゃくちゃステキな風景でした☺️


草地では、ススキに埋れて隠れんぼ!

ちゃんとお母さんを見つけていました☺️

写真はありませんが、バッタのものマネもそっくりでした!

(どんなマネだったかは、ご想像にお任せします!笑)

樹海では、お母さんと背比べ!


倒木をどけて、歩きやすくしてくれる優しい息子さんでした。


どこかから蔓を見つけてきて、3人で「電車ごっこ」をしながら帰りました。

ちなみに森の中で電車ゴッコで遊んだのも初めてでした☺️

まだまだたくさん共感したり、感心したりしたけれど、書ききれないので今日はこのぐらいで。
楽しい時間を一緒に過ごしてくれたお客様に感謝です。
ありがとうございました!

(かな)


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オオジュリン

2020年11月25日 | 

今月17日の撮影です。
その数日前から牧場周辺にいることはわかっていて何度か通っていました。
声はすれども姿は見えず・・・な状態が続いてやっと現れたと思ったらこのワンショットだけで飛び去ってしまいました。
またチャンスがあるといいです。

がんま
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めいっぱい火山と遊ぶ!

2020年11月24日 | ツアー
3連休のまんなかの日曜日(一昨日)は、3世代5名のお客様と三原山に登ってきました。

ブラタモリを見られたそうで、最初の溶岩で大いに盛り上がり!

火山に興味を持ってくれる方が、ブラタモリですごく増えたなぁと思います。

いつも通り、ゴツゴツの溶岩にも登りました。

そうしたら…

足元の枯れ葉の下から、なんとシュスランの葉っぱが出ていてびっくりしました!

森だとキョンに食べられてしまうから、溶岩の上に進出したのでしょうか??

灰色の雲が時々やってきましたが、雨に降られることもなく楽しく登りました。

特にお父さんが、火山地形を見て何度も「すげ〜!」と言ってくれるのが嬉しかったです😊

足元のスミレの花を見つけてくれたのも、お客様でした。

4ヶ月ぐらい早咲きですが、冬どうするのかな??

アスファルトの上に顔を出した元気な緑は、アシタバでした!

さすが「今日摘んでも、明日芽がでる」と例えられる明日葉です😊(実際には3日後ぐらい?)

火口を背景に、家族写真を撮った後


気持ちの良い一本道を、親子で競争〜!!

ポスターにしたいぐらい、気持ちの良い風景でした❤️

西側斜面を下山。


この日も、輝く海と雲の影がステキな風景を作っていました。


途中にあった石で、顔を作成!

(白っぽい苔に水をかけて目玉を作りました・笑)

おじいさんは、ピンク色のナニモノかの顔に見える石を見つけて、教えてくれました😊

こりゃカワイイ💓 
私には恐竜の赤ちゃんに見えましたが、皆さんは何に見えますか?

下山した足場の良いところで、みんなでシャボン玉で遊び、


その後、家族全員で火山灰斜面登り大会?


別の斜面でも… まずお父さんが斜面を登り…


続いて娘さんが登り…


全員で登り…


ついに私も登って、みんなで三原山を眺めました!

(小学生の娘さんが、いち早く降りて、みんなの写真を撮ってくれました)

帰り際、海岸に立ち寄って宝物さがし。

海でゴロゴロ転がされてまん丸になった溶岩を私が探していたら、みなさんも探してくれて…

「せ〜の」で、「丸い石コンテスト」を開催!笑

いっぱい笑って、火山と遊んだ、楽しい1日でした😊

ツアーにご参加くださった皆様、ありがとうございました〜!

(かな)
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”南国を夢みて”の味?

2020年11月23日 | 植物

山には大きな木が有りますが、人家の中にも大きな木が有ります

旅館の敷地内のヤシの木

 

二件目

道端にも

昭和の初めより大島ハワイ化?計画? 南国気分を味わってもらうためにたくさん植えられたとか。努力していました!それから時間が経ち枯れてしまったり片付けられてしまう子も沢山あったでしょうが、今も健在の子たちなのです

 

道端の木その2

この木 私が狙っている物は?根元を捜すと‥

あった!ココスヤシの実 (ココヤシとは違う種類です) 

どれもこれも虫に先を越されていました。味見したかったのに!

甘く酸っぱい味で果物でいうとマンゴーに近い味でしょうか

今年は台風も無かったに実が付いている木が少ないのはなぜでしょう?暖かなので実の付きが早く見過ごしてしまったのかもしれません(しま)

※持ち主の方もいるので勝手にお味見をしないでくださいね

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なんのお菓子?

2020年11月22日 | ツアー
昨日午後から、4組7名のお客様と三原山に登ってきました。
(2年前に1日ツアーに参加してくれたお客様も、お友達と参加してくれました)

小学5年生の男の子が、「抹茶プリンの餡蜜(黒蜜)がけ」と表現していた昨日の三原山。

真夏の三原山はスイカみたいですが、今の色は確かに抹茶ですね!

お客様の半数ぐらいは、「ブラタモリを見て火山に興味を持った」という方たちで


チョコレート菓子みたいな岩や


ゴツゴツの溶岩に、何度も「おお〜!」「すごい!」という声が聞こえていました😊


小学5年生の男の子が楽しみにしていたゴジラ(の形の溶岩)。

「思ったより小さい」と言われるのではないかと心配していましたが、楽しんでくれていて良かったです(笑)

親子、お友達同士、一人旅など、年齢も様々なお客様でしたが、適度な距離を保ちつつ、のんびり楽しく歩きました。


ティータイムの時は


目の前に光る海を見ながら、至福の時間を過ごしました。


その後、思い思いに斜面を下り…


なんとかギリギリセーフで、この場所に立つことができました。

後ろの山に日が沈む前に、ここに来られて良かったです😊

そしてこの日は、三原山の裾野を歩いて帰路につきました。
(通常は木々の中を歩いて帰るのですが、すでに日が陰っていたので、明るい場所を歩くことにしました)

進行方向右手に見えるのは、黄土色の、のっぺりした三原山。

「山の見え方が違うね」という話が出たら、小学5年生から今度は、「黒ごまプリン〜シェフのきな粉添え〜」という料理名が!! なるほどねぇ〜(再び感心)

そして数時間前に立ち寄ったゴツゴツの溶岩まで戻ってきたら、皆さんから「あ!さっきの場所だ!」と嬉しそうな声が聞かれました。

一度登ったこの溶岩は、お客様にとって、すでに親しい存在になっているのだなぁ…と思いました。

そして「わぁ!」「きれい!!」と歓声が上がっていたのが、この風景です。


ほぼ真横から太陽が当たり、赤みを増したキラキラのススキ。

私も皆さんと、同じ気持ちで写真を撮りました😊

戻ってきたら、ピンク色の三原山が、これまた綺麗でした。

そういえば、これをお菓子にたとえたら、なんなのでしょう〜?(小学5年生に聞き忘れました💦)

ちょうど日没の時間だったので、海に沈む太陽を見届けてから下山することにしました。

ここでも「きれい〜!」の声が、あちらこちらで😊😊

海で眺める夕日もステキですが、木々のシルエット越しに見える夕日もステキですよね😊

ということで、昨日もステキな三原山でした。

皆様、ツアーご参加ありがとうございました!

(かな)





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ハイタカ

2020年11月21日 | 





同一個体、今週火曜の撮影です。
この冬も例年通りやって来ました。
小鳥たちにとっては脅威でしかないですがうれしいです。

がんま
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