グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

「インバウンド向け 島内ガイド育成に関する意見交換会」ご報告

2024年01月17日 | その他
1月15日(月)と16日(火)に標記の意見交換会を実施しました!

あまり周知されていなかったのと平日の昼間だったので、参加者は少なかったのですが、
中身の濃い交流ができました☺️



東海汽船さんから今後インバウンド対応をしていきたいという冒頭のご挨拶の後、
・11月に行った2回のサイクリングモニターツアーについて(オレンジフィッシュ 粕谷さん)
・モニターツアーと日本のインバウンド対応について(グローバル 田中)
・これまでの島内のインバウンドツアーの実例紹介(グローバル 西谷)

といった感じで前半はお話しさせていただいてから、
後半は輪になって意見交換をしました。

15日の高林商店さん(波浮地区)の意見交換会で印象的だった内容は、
・波浮地区には今、宿やお店がどんどん出来ているけど、全部民間の力
・wifi環境を整えるのはものすごい大事
・国内だろうが、国外だろうが、お客様を選ぶ余地はない
・話せなくても翻訳アプリで対応している
・食事する場所があまりない
・インバウンドの方はベジタリアンや何らかのNG食材がある方が多い
・あまりレンタカーを借りない、宿によってはほとんど自転車で来る方もいる
・障子は紙でできているということを知らせたほうがいい! 
・休暇の取り方が、日本人と違い、何も決めず数日宿でゆっくりするというスタイルも
などなど



すでにインバウンドを多く受け入れている事業者さんもいて
参考になるお話がたくさん聞けました。

16日のWELAGO(元町地区)では、
・交通がネック。岡田港にはレンタサイクル事業者がいない
・もっとインバウンドを受け入れたいがどのようにマーケティングをしていったらいいか
・ジェスチャーを交えて単語だけでも意気投合して、楽しい時間をすごせた
・食事対応など、事前のヒアリングが大切
・インバウンド受け入れ可能な事業者がわかるウェブサイトがあるといい
・サイクリングツアーは天候に左右されるので、雨の日対応を考える必要がある
などなど




インバウンドでなくてもお客様の対応として普段どのようなことを実施されているのか、
お話いただけてよかったです。

雨の日対応については、モニターツアーで荒天の日に
OHSHIMA OCEAN SALTさんの塩工場見学に行ったのが、
他の事業者さんにも関心をもっていただけました。
(月に1回の塩焚きの時は受け付けていませんが、前日までなら予約受付可能とのことです。)

東海汽船さんの主導のもと生まれた今回の意見交換会でしたが、
東海汽船さんは、島の観光にとって、なくてはならない存在なので、
今後も地域連携を行なっていきたいと述べてくださり、嬉しかったです。

ガイド事業としてもお客さまをおもてなしするのは、
わたしたちだけではなく、宿・食事・交通との連携や島内での横のつながりはとても大切なので、
今後もこのように顔を合わせて交流する機会があればいいなと思います。


最後に印象に残った言葉の紹介です。
高林商店さんに行く前にHav Cafeに寄ったのですが、
(店主の寺田さんはお店の営業のため意見交換会に出られず..)

寺田さん曰く、

「今、波浮にいろんな宿やお店ができているけど、みんなそれぞれ好きにやってる。
でも共通してるのは、『波浮が好き』ってこと」

いいなーと感動しました♡

大島の地域愛が観光にもつながっていて、
世界中からの訪問者もその雰囲気が好きになるのでしょう。

いろんな方のお話が聞けて、世界が広がりました😊

(ユリカ)
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