グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

神奈川県内の山の会の皆さんと

2024年04月10日 | ツアー
4月5日、神奈川県内の“山の会”の皆さんと、火口〜裏砂漠1日ツアーに行ってきました。

まずは、歩き始めにあるハチジョウキブシ(本土のキブシより花が大きく、房が長い)を観察。

お客様の中には、“森林インストラクター神奈川会”のメンバーもいらして、さまざまな発見をされていました。

たとえば…キランソウ!

キランソウは道端などに生える野草で、この場所で見たのは初めてでした!
噴火後70年ぐらい経過したので、やってきたのかもしれませんね。

グチャ〜っとついていたハチジョウイヌツゲの虫コブ。(虫コブについてはこちら

中身が見えているコブもありました。

誰か(鳥?)が食べたのでしょうか??

5月に入ってから咲くことの多いオオシマツツジが一輪。

一番乗り〜!って感じでした😀

雨は大したことはないものの、霧は濃く…

火口西展望台は真っ白でした😅

でも、火口の代わりに(?)お客様が、“霧の中のライオン”を見つけてくれました。

なかなかカッコ良かったです☺️

足元は“芽生え!のラッシュでした。
お客様が見つけてくれたオオバヤシャブシの芽生え。

元気色のアシタバの芽生え。

ハチジョウイタドリの赤い若葉も、そこかしこに現れて

黒い大地を春色に変えていました😀


裏砂漠に着く頃には、視界も良くなり

“再生の一本道”もキレイに見えていました!

やった〜!!

そしてこの一本道沿いに生えるオオシマザクラが、みなさんの注目の的でした。

淡いピンク色が混ざっているのが珍しかったようです☺️(野生種のオオシマザクラは多様なので、時々このような変化が見られます)


そして、この桜の近くに生えていたヒサカキも注目の的。

椿の仲間で、春先にガス漏れのような香りを放つヒサカキは、通常クリーム色なのですが、ここのものは…

淡いピンク色でした!(これも時々見られる変化です)
熱心に撮影されていたお客様の、スマホの写真を見せてもらったら

めちゃキレイ〜😍
お客様からは「このあたりの土が、他とは何か違うのか?」と質問がありましたが、色づく理由はよくわかりませんでした。(「どうして色が変わるのか?」ツイキュウしたい方はこちらのページにヒントがあるかもしれません)

最後に全員で溶岩の森へ。

硬い溶岩の上に生きる木々の姿を、楽しまれていました☺️

雨でも霧でも、山の自然を楽しむことのできる皆さんと一緒に、いっぱい観察&発見して歩いた、楽しい1日でした。

皆さま、ツアーご参加ありがとうございました!

(かな)
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