グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ガイドの練習とキラキラ

2016年10月31日 | 火山・ジオパーク
来週に迫った日本ジオパーク再認定審査の準備で、山に行って来ました。
今回の審査では、新しくガイドになった愛ちゃんの1時間のツアーが予定されています。

10日前に山で練習し、それを元に話す内容を文章にして室内で打ち合わせし、さらにそれを組み立てなおして今日の練習となりました。(愛ちゃん、がんばれ〜)

で、スタートは山頂ジオパーク展の会場から。

今日はジオパーク推進委員会事務局とジオガイド5名の合計6名での打ち合わせです(^_^)

最近では珍しく、天気の良い三原山でした。

雲より青空の比率の方が多いのは久しぶりです(^_^)

ちょっと話題になったのが、オオバヤシャブシの冬芽。

先日のツアーではお客様が『ヤマト糊』の匂いがすることを発見されていましたが、今日は…?

みんなで香り調べをした結果、同じ匂いの冬芽は見つからず、甘〜い香りがするものもあれば香りの無いものもありました。

木によって個性があるのか、成長段階によって違うのかは、今後の研究課題となりました(^_^)

溶岩の手触りなども確認しながら、1時間分の模擬ツアーを行いました。


終了後は振り返りのために、特等席に移動。

ススキの時期は毎回訪れる私の大好きな場所ですが、今年は天気が悪い日が多く来る機会がありませんでした。

でも今日は…メチャメチャ綺麗でした!

キラキラのススキの原を見ながらのミーティング!
最高に贅沢な気分でした(^▽^)

もちろん、ミーティングはかなりマジメに行いました(^_^)
「話の内容に、わかりにくいところはないか?不足はないか?時間のかけ過ぎはないか?間違えはないか?一番伝えたいことは何か?」等々…
この場所で、こんなにマジメな話をしたのは初めてかもしれません(^_^)

帰りの空が、また素敵でした。


ススキの奥に広がる秋の空に見とれました(^_^)


夕陽でほんのり明るい色に染まった三原山とススキ…

山肌を流れた溶岩の黒い色は、植物たちの成長に伴って、年々薄くなってきました。
ススキの原にも毎年、濃い緑の葉をつけた木々が成長してきています。
だから今日のこの景色、この色は、まさに今日だけのものなのです。

この島で暮らし続けて来た人々の、そして今この島で暮らす私たちの火山とのつきあい方も含めて、再審査の審査員の方達に、伊豆大島ジオパークの物語を楽しんでいただきたいなぁ…と思っています(^_^)

(カナ)
コメント
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