A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

キノコホテル@恵比寿リキッドルーム 2014.7.18(fri)~呪縛の胞子を浴びる快楽園

2014年07月20日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


キノコホテル
<サロン・ド・キノコ~恋の蟻地獄>




4thアルバム『マリアンヌの呪縛』発売記念ツアー最終日。物販グッズのジャケの大蛇が蜷局を巻く蛇(ヘヴィ)イラストがPOP。2月大雪のエレクトリック・プルーンズ以来今年二回目の実演会参戦だが、プルーンズ、マニ・ノイマイヤー、スージー・クアトロといった海外ベテラン勢との対バンが続いたせいか、筆者を含めオヤジ層が増加しているような気がする。男子率が圧倒的に高いのは毎度のことなので、マリアンヌが限定女子会ライヴをやりたがる気持ちがわかる。
エレクトリック・プルーンズ/キノコホテル@新代田FEVER 2014.2.8(sat)



何度も観ている割にマリアンヌに女子らしさを感じたことは多くないのだが、指でイカせるベース女子ジュリエッタ霧島が加入し、バンドの力量が大幅アップするのに反比例してマリアンヌが支配人(リーダー)の重圧から解放され、ガールズパワーを発揮し始めているように思える。それは決して弱さや脆さではなく、夢想力と現実性が渾然一体とした少女期から、サディズムとマゾヒズムの使い分けを心得た大人の女へと成長する、人間本来の生命力の発露としての飛躍である。昨年に続き深夜ヘヴィ(蛇)ロックパーティー出演も伊達ではない。



その証拠に、繰り返されるキーボードを放置してのマイクアピールや、各従業員との絡み、挑発的な肌露出が、21曲130分最新曲から逆に年代を辿っていくようなセトリと違和感無く融和し、エンターテインメントとして完成の域に近づいている。2007年の創業同時から7年に亘り独自の世界を醸造し続ける希有な女子バンのステージは、まさしく現代日本の文化の断面だと言えよう。蛇ロックでも対バンする同じくコスプレ系のアーバンギャルドと帯同して裏JAPAN EXPO海外興行を鬱(打つ)のは如何だろうか?
【勝手に翻訳】アーバンギャルド『鬱くしい国』インタビュー~日本の心の戦争を暴く煽動者



THE ELECTRIC PRUNES『TOKYO』PV

外国に
キノコの胞子
撒き散らせ

               
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