A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【灰野敬二ライヴ情報】2022年9月11日(日) 阿佐ヶ谷Yellow Vision~出演:灰野敬二+池田若菜+isshee+香村かをり

2022年08月26日 01時27分16秒 | 灰野敬二さんのこと


2022年9月11日(日) 阿佐ヶ谷Yellow Vision

灰野敬二(g, etc)
池田若菜(hca, etc)
isshee (b)
香村かをり(perc)

18:30 open / 19:00 start
予約3500円 / 当日4000円

予約 yellow_vision@lake.ocn.ne.jp / 03-6794-8814

【出演者プロフィール】
●香村かをり Kaori Komura/Korean percussion


10代からドラマーとして吉祥寺マイナー等の東京の地下音楽シーンで活動。1986年Korean percussion unit「サムルノリ」に衝撃を受け88年渡韓、漢陽大音楽大学伝統音楽科にて打楽器と理論を学ぶ。2019年6月Free Jazz trumpeterチェ・ソンベ(崔善培)氏を日本に招聘、大友良英氏らと共演したことをきっかけに即興演奏を開始、伝統リズムの枠を超えジャズ、ロック、日本や中東の伝統音楽、ダンス、舞踏などさまざまなアーティストと表現を試みている。2020年8月Kazumoto Endo氏(Noise)とのCD「IN THE CAVE」発表。

●isshee


Bar Isshee店主(2008年-)
共犯者 with ヒグチケイコ(2012年ー)
元TRANSPARENTZ with 山本精一、日野繭子、HIKO(2013年-2020年)

●池田若菜


フルート奏者、即興演奏家。リーダー・グループとして、即興演奏が主体のトリオ・發展や現代音楽/実験音楽の作曲作品をリアライズする室内楽集団 Suidobashi Chamber Ensemble を率いて活動。近年はファゴット奏者の内藤彩とともに2018年に結成した五人組バンド THE RATEL での活動も精力的に続けている。スピッツや寺尾紗穂、Luminous Orange などのレコーディングにも参加。

●灰野敬二 Keiji Haino


1952年5月3日千葉県生まれ。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成。これまでソロのほか不失者、滲有無、哀秘謡、Vajra、サンヘドリン、静寂、なぞらない、The Hardy Rocksなどのグループ、experimental mixture名義でのDJ、他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。

阿佐ヶ谷に
集えや魂の
演奏家

★本日8月26日(金)のライヴ


2022年8月26日(金) 晴れたら空に豆まいて (代官山, 東京)
「明日, アルファベットが消えてしまいますように・2」

19:00 open / 19:30 start
前売 ¥3500 / 当日 ¥4000 (ともに別途1ドリンク代¥600)

灰野敬二 (ハーディ・ガーディ, etc.)
ヨシダダイキチ (エレキ・シタール, 4台の共鳴弦スピーカー)

*本公演はトークと演奏の2部構成となります.
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【特報】9/19(祝) 盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.42~豪華ゲスト!中川一郎(ex.絶対零度)/kihito (TOKYO DARK CASTLE)

2022年08月24日 00時07分44秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.42

2022年9月19日(月・祝) 阿佐ヶ谷TABASA
18:00 Open/Start
Charge 1,000YEN + 1 drink

Live:中川一郎 aka ambient_samurai(ex-絶対零度)
Guest DJ:kihito (TOKYO DARK CASTLE)

DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
DJ Vaby a.k.a.大場弘規
DJ Athmodeus a.k.a.持田保
DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫
DJ Bothis a.k.a.山田遼
DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元

Avantgarde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!

猛暑の夏も終わりに近く、戸外からはうるさいほどの蝉時雨から、鈴虫・キリギリス・コオロギなど耳にやさしい虫の音が聴こえてくる季節が近づいてきた。そろそろ異端音楽に塗れて秋の夜長を楽しみたいと思っているあなたに朗報です。

6年目を迎えた”地下音楽DJ界の老舗”盤魔殿が敬老の日に中央線のオアシス阿佐ヶ谷TABASAでお贈りする42回目のイベントは、季節を問わず異端音源を廻すことに命を賭ける盤魔殿レギュラーDJ陣に加えて、日本のゴシック・イベントの最老舗「TOKYO DARK CASTLE」を中心にポジパン&ゴシック界のこの人ありと噂される白塗りDJ「kihito」氏をゲストDJに迎えて、これまでになく多種多様な音楽スタイルをお届けします。
Special Live Actとして、80年代伝説のポストパンクバンド「絶対零度」のメンバーとして活躍し、現在は日本のアンビエント・ミュージックを代表するギタリストとして知られる中川一郎氏が出演、MOGRE MOGRUの器楽奏者・剛田武とのレアなコラボレーションも予定しています。

盤魔殿史上稀にみる豪華なイベント、ぜひ多くの方のご来場をお待ちしています!


問合せ・予約:https://www.asagayatabasa.com/

TIME TABLE
18:00 DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元
18:30 DJ Vaby a.k.a.大場弘規
19:00 DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
19:30 Guest DJ : kihito (TOKYO DARK CASTLE)
20:00 DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫
20:30 Live: 中川一郎 aka ambient_samurai
21:00 DJ Bothis a.k.a.山田遼
21:30 DJ Athmodeus a.k.a.持田保



【ゲスト・アーティスト紹介】
●中川一郎 aka ambient_samurai


1960年生まれ。1979年から1982年まで東京のポスト・パンク・バンド、絶対零度に参加。しばし、音楽活動から離れた後、1995年より、自らが生きることの表明として音楽活動を再開。思想信条として著作権フリー、OCPL00000。アンビエントギター弾き語り。音源を全面公開する。




●kihito (TOKYO DARK CASTLE)


プロフィール:AUTO-MODが主催するTOKYO DARK CASTLEのDJ/VJ。各種ゴシックイベントに白塗りDJやVJとして出没する一方で、ポジパンバンド、POISON D'HERMÈS、Neurotic Dollのメンバーとしても活動。フロアを怪奇幻想の闇へと誘う。
今回の聴かせどころ:踊らせないポジパン/ゴシック選曲で貴方の心を踊らせます。




【盤魔殿DJの聴かせどころ】
●DJ Vaby a.k.a.大場弘規


前回の「Punkl 7inch Selection!」とは打って変わって、今回は盤魔殿らしく(笑)「スティーヴンの摩訶不思議な世界」をテーマとし、Steven Stapletonの結成したノイズ・コラージュユニット...とは言え、メンバーは流動的で実質はStevenのソロ・プロジェクトであるNurse With Woundのヴァラエティに富んだマテリアル(単独作名義のみ)を皆様にお届け致します。厳しい残暑が予想されますが、背筋がヒヤリとするような感覚を体験頂けたら幸いでございます。


●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武


盤魔殿名物「100円レコードDJ」が久々に復活!HARD-OFFのジャンクコーナーや某DUや某HMVなど中古レコ屋の投売り箱から救出した安レコを廻すボランティア・リサイクル企画。今や誰も聴こうとはしない昭和の大ベストセラーから、担当バイヤーの無知またはミスで紛れ込んだレア盤まで、涙なしには聴けない悲喜こもごものプレイリストをお聴かせします。第二のシティポップが見つかるかも?


●DJ Athmodeus a.k.a.持田保


カルト、カルト、カルト‼︎‼︎こんな時代だからこその不謹慎or DIEスピリットでカルト音源オンリー縛りDJ。盤魔殿なら何やっても許されるのか⁇⁇の限界に挑戦!ポスト鬼畜主義⁇⁇⁇


●DJ Bothis a.k.a.山田遼


久しぶりの盤魔殿出演ということで、最近買った作品を中心にオールジャンルで良いものを共有していきたいと思います。オランダのレーベル「Knekelhuis」に頼んでいて、2か月後ぐらいにようやく届いたZaliva-Dのレコード『Forsaken』などなど。




●DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元


秋の入り口にムードたっぷりとSuzanne CianiやFabio Faborらの圓盤を中心に廻します。


●DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫


盤魔殿ではマイナーなジャーマンニューウエイブをかけます。Ti- Tho, Die Zinnforester, Geisterfahrer などです。
また、今回もTouchDesignerとResolumeArenaを併用してサウンドとインタラクティブしたコラージ映像VJもお届けします。


盤魔たち
集えや阿佐ヶ谷
秋の宴

▼前回の盤魔殿vol.41ライブの模様
MOGRE MOGRU @盤魔殿 vol.41 阿佐ヶ谷TABASA Sat. July 30th, 2022


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【特報】MOGRE MOGRU次回ライヴは舞踏家の園田游氏(グンジョーガクレヨン)と共演!9/13(火)吉祥寺NEPO 対バン:礼拝/gloptin/Rippin' Dots/ラロトンガ

2022年08月21日 00時47分58秒 | 素晴らしき変態音楽


インプロ・アンビエントユニットMOGRE MOGRU初の異ジャンル・コラボレーション。共演者に80年代日本のポストパンク/前衛ロックを象徴するバンド、グンジョーガクレヨンのヴォイス・パフォーマーとして活躍し、現在は舞踏家として世界を舞台に活動する園田游氏を迎え、吉祥寺NEPOのサイケデリックな映像ライティングの中で展開するサウンド&ヴィジュアル・パフォーマンスは、異端派アンビエンス第七波への扉を開くだろう。
さらにこの日は、Rippin' Dotsによるライヴ・ペインティング、gloptinのフロア・ドラミングもあり、音楽演奏だけの”コンサート”とは異なるハイブリッド・パフォーミング・アートの神髄を体感できるイベントとなるに違いない。ぜひ現場で、または生配信で体験していただきたい。




2022年9月13日(Tue)@東京 吉祥寺NEPO
【Deep Science -interwoven with painting Ⅳ -】
1F open 17:30
B1 open/start 18:00/18:30
adv/door ¥2,200(+1order)
streaming ¥1,500

〈出演〉
礼拝
gloptin
Rippin' Dots
MOGRE MOGRU+園田游(舞踏)
ラロトンガ
〈live paint〉
Rippin' Dots

<チケット予約方法>
・NEPOのHP予約
https://nepo.co.jp/contacts/index/1587?tab=booking
・各アーティストの取り置きも受け付けます。

<配信>
https://nepostream.myshopify.com
こちらの購入ページへ随時追加。

【タイムテーブル】
18:00 開場
18:30-19:00 ①Rippin' Dots
19:10-19:40 ②礼拝
19:50-20:20 ③MOGRE MOGRU+園田游(舞踏)
20:35-21:05 ④gloptin
21:20-21:50 ⑤ラロトンガ

【出演者プロフィール】
●礼拝
マサイの戦士(乳製品)、緊縛病棟、DISCO WITCHとしても活動するMERRYSUNのguitar ambient improvisation project。


●gloptin
孤高の音求道者。 ドラム缶タム、キッチンメタル、自作電子ボックス、改造エフェクター、ストロボと照明を使ったソロ活動をしている。


●Rippin' Dots
ELECTROxARTxCLOTHING。ライブペイントとモジュラーシンセの融合パフォーマンスをしている。


以上3組は2021年10月29日吉祥寺NEPOで観ている。
【ライヴレポート】『Deep Science』~礼拝 × TANAO(INIBURA) /シオミユタカ/Rippin' Dots/gloptin@吉祥寺NEPO 2021.10.29 (fri)

●ラロトンガ
ヴォイス・パフォーマーのeifonenとエレクトロニクス+ドラマーILLUS2.0のデュオ。

ラロトンガは2022年2月16日吉祥寺NEPOで対バンした。
【地下音楽ライヴ・レポート】World Wide Size/MOGRE MOGRU/eifonen + ILLUS 2.0/MOTOMU MIURA@吉祥寺NEPO 2022.2.16(wed)

●MOGRE MOGRU
剛田武(fl, vln, etc)、Tanao(g)、黒い瞳(musical saw, toy instruments, etc)により2021年に結成されたインプロ・アンビエントユニット。


●園田游
昭和27年福岡生まれ。1979年グンジョーガクレヨンを結成。2010年から舞踏家に専念。ソロおよびコラボレーションで活動中。


吉祥寺
異形の宴
秋の夜

MOGRE MOGRU 『DIVE ACTION BOX1』4CDRメタルボックス(限定盤)発売中!


Bandcamp
https://lesdisquesdudaemonium.bandcamp.com/album/dive-action-box-1

Los Apson?
https://losapson.shop-pro.jp/?pid=168982742

pianola records
https://pianola-records.com/products/mogre-mogru-dive-action-box-1-4cd?_pos=1&_sid=29c53b2f1&_ss=r

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【イベント情報】9月3日~大阪の現代アート・ギャラリー「NOMART(ノマル)」初の東京での展覧会が開催+ピアニストsara (.es) 9月ライヴ・スケジュール。

2022年08月20日 00時31分20秒 | アート!アート!アート!


コンテンポラリー・ミュージック・ユニット.es(ドットエス)の生まれた「場」として心ある音楽ファンにも知られる大阪の現代アートギャラリー「NOMART(ノマル)」の初めての東京での展覧会「Since 1989 NOMART(ノマル)-アーティスト×工房展-」が9月に20日間にわたり開催される。版画、デザイン、画廊、音楽と拡大する総合的芸術プラットフォーム「ノマル」のユニークな創造空間を体感できるチャンス。アートファンはもちろん、音楽ファンの方々もぜひ足を運んでいただきたい。
あわせて「ノマル」をベースに精力的な演奏活動を展開するピアニスト、sara(.es)の9月のライヴ・スケジュールもご紹介します。



Since 1989 NOMART
ーアーティスト×工房展ー


1989年に大阪で「版画工房ノマルエディション」を開設し、その後デザイン編集スタジオ、現代美術画廊「ギャラリーノマル」、 前衛音楽のレーベルなど、現代を生きるアーティストたちと共に創造し、アートのプラットフォームとして拡張を続けるNOMART。本展では、「SENSES COMPLEX – 五感を超えて、感覚が交差・拡散する地点」をテーマに掲げ、さまざまな挑戦を続けるNOMARTとともに創作活動を行ってきたアーティストたちの作品を、前期(vol.1)、後期(vol.2)の二部に分け、一部作品の入れ替えをして展示いたします。

会期|[vol.1] 2022年9月3日(土)~9月14日(水)、[vol.2] 2022年9月16日(金)~9月27日(火)

vol.1:展⽰アーティスト:2022年9月3日(⼟)〜9月14日(⽔)
伊庭靖⼦、今村源、植松奎⼆、⼤岩オスカール、⽊村秀樹、⿊宮菜菜、⼩⾕くるみ、⽥中朝⼦、張騰遠、名和晃平、⼭⽥千尋、.es(ドットエス:橋本孝之&sara)

vol.2:展⽰アーティスト:2022年9月16日(⾦)〜9月27日(⽕)
稲垣元則、伊庭靖⼦、植松奎⼆、⼤岩オスカール、⽊村秀樹、⿊宮菜菜、⼩⾕くるみ、張騰遠、中原浩⼤、名和晃平、⼭⽥千尋、.es(ドットエス:橋本孝之&sara)

時間|11:00~20:00 ※各会期最終日のみ、18:00閉場
会場|銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協力|NOMART
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp

プレスリリース:https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/28192-1719400805.html

参考記事:.es(橋本孝之&sara)+林聡インタビュー:アートと音楽の未来へ向けて





酒游舘30周年記念LIVE!
2022年9月10日(土)-11日(日)


酒游舘30周年を祝す熱き2DAYS LIVE!
滋賀県近江八幡のライブスポット「サケデリック・スペース酒游舘」が今年30周年を迎えます。創業から300年超の老舗「西勝酒造」専務、西村明氏は知る人ぞ知る関西パンク史家。1992年に古い酒蔵をイベント・スペースとしてオープンさせました。
西村氏の熱く尖った企画、築百年を超える酒蔵の稀有な響きに魅せられて世界各国から先鋭的ミュージシャンが集う場として知られています。
故 生悦住英夫氏(P.S.F. Records、モダーンミュージック主宰)をして「あの空間には何かが宿っている」と唸らせた日本前衛音楽界が誇る酒游舘。30周年を迎えた西村氏が「自分が聴きたい音楽家を集めた」という2DAYS企画、先駆けて30周年記念Tシャツに絵と書を贈った山本精一のライブも開催されました。当日は希少な周年Tシャツも販売されます。歴史ある近江八幡の観光も兼ねてはるばる赴く価値あり!

9月10日(土)
落穂の雨+大上流一
Albedo Gravitas(ヒグチケイコ+Sachiko+内田静男)
健司愛子千恵

9月11日(日)
落穂の雨
sara(.es)
MANDOG
ヒグチケイコ
大上流一

15:30開場 / 16:00開演
予約 4,000円 / 当日4,500円
ドリンク代別+600円(地酒のみおかわり自由)

サケデリック・スペース酒游舘
滋賀県近江八幡市仲屋町中6
[ご予約] 090-1960-1264




榎忠 Chu Enoki個展”Pumice”
Closing Live:Pumice(パミス)


創造エネルギーの邂逅, Pumice (パミス)!
8月27日よりギャラリーノマルで開催する16年ぶりの榎忠個展「Pumice (パミス)」。昨秋、榎が70年代に制作した戦闘機ドローイングの版をノマルのシルクスクリーン技術で復元したことから計画はスタート。さらに昨年、海底火山から噴出された軽石が日本各地の海岸へ漂着したことが榎のイマジネーションを掻き立て、「軽石 (Pumice)」がモチーフのひとつとなりました。ノマルとのコラボレーションで生まれた大量のシルクスクリーン版画が壁と床面を埋め尽くす壮大な展示の最終日、本ライブを開催します。
ノイズ界の重鎮、美川俊治とsara (.es / piano) 、一見すると不思議な組み合わせかもしれませんが、10年前の2012年に美川と.es (ドットエス:橋本孝之 & sara )はノマルと難波ベアーズで2DaysのLiveを行い、両会場の音源を収録したアルバム「September 2012」が香港のレーベルよりリリース。その後も東京で数回の共演を果たしています。
ノマルでは10年ぶりとなるT.Mikawa & sara (.es) のDuoが放つサウンドと、榎から噴出したPumiceのエネルギーの邂逅…当事者ですら想像が付かない絵図が繰り広げられること必至!!

2022年9月24日(土)

出演:美川俊治 T.Mikawa(非常階段/ Incapacitants) / sara (.es / piano)

Open 19:30 / Start 19:45-
料金:前売 3,000円 / 当日 3,500円 *予約制
会場:Gallery Nomart (ギャラリーノマル)

*ライブ詳細&予約フォーム
https://www.nomart.co.jp/sound/20220924_pumice.php

*榎忠展 2022.8.27(sat) – 2022.9.24(sat) 詳細
https://www.nomart.co.jp/exhibition/detail.php?exhCode=0195

第六感
音楽聴こえる
アートの場

山本精一 Seiichi Yamamoto+sara (.es) Duo Improvisation “BABY” 2022/03/26 Gallery Nomart
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【現代女子ガレージロック進化論】ザ・クーレッツ/ザ・ジャケッツ/カクテル・スリッパーズ/ロス・ビッチョス/ザ・マギーズ・マシュマローズ

2022年08月19日 01時49分58秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2・3年に1度は女子ガレージロックのマイブームが訪れる。今年の春頃にSpotifyで海外のガールズバンドを探してプレイリストを作っていたのだが、先日最も気に入っていたThe Courettesがギターウルフ主催イベントで来日することを知り、改めて聴き直して、その強烈なファズギターとキュートな60’sファッションに魅惑された次第である。そのまま関連アーティストを辿っていくと馨しきガレージ女子をいくつも発見した。そのすべてがヨーロッパのバンドということが興味深い。ロックンロール発祥の地であるアメリカ合衆国にももちろん現代ガレージ女子は存在するに違いないが、60年代への憧れをダイレクトに伝える継承者は、文明伝播の辺境地であるヨーロッパや日本にいるのかもしれない。そんな女子の素直なシャウトに耳を傾けながら、10月のThe Courettes来日ツアーを楽しみにしていよう。

●The Fabulous Courettes ザ・(ファビュラス)クーレッツ


ブラジル人のフラヴィアとデンマーク人のマーティンというクーリ夫妻によるロックンロール・ユニット。2015年にドイツのインディー・レーベル“サウンズ・オヴ・サブタレイニア”からアルバム『Here Are The Courettes』でデビュー。2017年に10インチLPでライヴ盤を出して。2018年にセカンド・スタジオ・アルバム『We Are The Courettes』、2021年3rdアルバム『Back In Mono』をリリース。これは日本盤もリリースされたが、日本語表記が「コーレッツ」になっている。本人はライヴで「クーレッツ」と言っているのだが、確かめないでコーレッツと名付けたとしたらちょっと悲しい。最新作は10インチ『Back In Mono (B-Sides & Outtakes)』(2022)。ベースがいないが、低音部をフラヴィアのドスの効いたファズ・ギターが担っている。アートワーク、タイトル、楽器、ファッション、すべてが60年代ガールズロックへのオマージュなのが素晴らしい。

The Courettes - "Misfits & Freaks"



●ザ・ジャケッツ The Jackets


2007年スイスのベルンで結成。Jack Torera (g, vo)、Chris Rosales (ds)、Samuel 'Schmidi' Schmidiger (b)の三人。これまでに4枚のアルバムをリリース。ヨーロッパ各国、アメリカ、カナダ、メキシコをツアー。最新アルバムは『Queen Of The Pill』(2019)。2022年1月The Courettesとのスプリット2枚組7インチをリリース。ホラーなメイクが印象的なジャック・トレラのワイルドなヴォーカルとギターは、ザ・クーレッツのフラヴヴィアと並ぶ現代欧州ガレージ女子の最高峰。

The Jackets - Losers Lullaby (Official Video)



●カクテル・スリッパーズ Cocktail Slippers


ノルウェイ・オスロ出身のオールガールズバンド。現在のメンバーはHope (vocals)、Rocket Queen (guitar)、Vega (guitar)、Miss A-OK (drums) 、Sugar(bass)。90年代に活動したガールズバンドThe Barbarellasのメンバーにより2001年に結成。同年レコードデビューし、2007年にブルース・スプリングスティーンEストリートバンドのリトル・スティーヴンのWicked Cool Recordsと契約。現在までに5枚のアルバムをリリース。最新作は『Shout It Out Loud 』(2021)。20年の歴史を誇るオールガールズバンドだけあって、ガレージロックだけでなく、グラムロックやハードロックの要素も持つきらびやかなサウンドが貫禄たっぷり。

COCKTAIL SLIPPERS - SAY MY NAME (from the album SHOUT IT OUT LOUD 2021)



●ロス・ビッチョス Los Bitchos


イギリス、ロンドン出身のインストロックバンド。Serra Petale (guitar), Agustina Ruiz (keytar), Josefine Jonsson (bass) and Nic Crawshaw (drums)。南米のチーチャやクンビア、トルコ・サイケ、サーフギターを融合させたサウンドが、クルアンビンへのイギリスからの回答と紹介され注目を集めている。2022年にデビュー・アルバム『Let The Festivities Begin!』をリリース。女子会っぽいマッタリしたリラックス感と真面目にふざけたMVが新世代ガレージ女子の証。

Los Bitchos - Las Panteras



●ザ・マギーズ・マシュマローズ The Maggies's Marshmallows


チェコ共和国プラハ出身のガレージパンクトリオ。Meg Janderova (vo,b)、Vaclav Dobes (g)、Vojtech Buric (ds)。2012年にCDRでデビュー。アメリカの老舗ガレージロックレーベルGet Hip Recordingsと契約し2014年に7インチシングル、2016年にアルバム『The Maggies's Marshmallows』をリリース。地面を這いずり回るようなダークなガレージロックには旧東欧のアンダーグラウンドカルチャーの残り香がある。その後の経緯は定かではないがほどなくバンドは解散、現在ヴォーカルのMegは女性ポストパンクトリオBibione、ギターのVaclavとドラムVojtechは、ガレージサイケバンドThee Lazy Eyesで活動している模様。

The Maggie's Marshmallows - Come along (OFFICIAL)


女子ロック
俺の心を
抱きしめろ

THE JACKETS & THE COURETTES - Chaputa!'s Double Feature Vol.4 [Full 2x7-inch split, 2022]
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【80'sレジェンドの二夜】AUTO-MOD(ジュネ)/沖縄電子少女彩@下北沢CLUB QUE+水玉消防団/Acid Mothers Temple@秋葉原Goodman

2022年08月11日 01時13分50秒 | 素晴らしき変態音楽


70年代後半の日本の地下音楽&パンク勃興期にシーンに登場したジュネと天鼓とカムラ。吉祥寺マイナーで結成されたWorst Noise Dance To Death(1977-1978)~MARIA 023(1979)を経て渡英したジュネが帰国後80年に結成したオートモッドは、日本のポジティヴパンク/ゴス&インダストリアルシーンの中心バンドとしてアンダーグラウンド・シーンで活動する。一方早稲田のイベントスペースJORAで78年に天鼓とカムラを含む5人の女性で結成された水玉消防団は、ロックの定型に捕われない実験的な音楽性と、今でいえばクラウドファウンディング方式でレコードを制作するといったDIY精神で独自の活動をし、パンク以降の女性ロッカー・ムーヴメントの一角を成す。さらに天鼓とカムラはハネムーンズとして即興/アヴァンギャルドの世界を切りひらく。そんな80年代地下ロック・シーンを象徴する二つのレジェンド・バンドのライヴを、思いがけず二日連続で体験することとなった。面白いのは両者とも対バン・アーティストとの出会いがきっかけで今回のライヴが実現した、というシンクロニシティである。

8月7日(日) 下北沢CLUB QUE
『沖縄電子少女彩&ジュネ生誕祭バースデーライブ』


沖縄電子少女彩
AUTO-MOD clas-six(GENET&渡邉貢<PERSONZ>)
AUTO-MOD DTD with彩

ジュネはコロナ禍の中、メンバーの脱退に伴いAUTO-MOD が活動停止状態となり、ソロ・プロジェクトを立ち上げようと考え準備を進めていたという。そんなとき、2021年8月に沖縄電子少女彩の生誕祭に呼ばれてコラボレーション。それが上手くいって何度も共演するうちに、新しいバンドAUTO-MOD DTD(Dance To Death)が生まれ、ジュネ本人もギターを本格的に弾くようになり、渡邉貢(PERSONZ)とのデュオ AUTO-MOD cla-sixとしても活動スタート。さらにKING AUTO-MOD(仮称)としてレコーディングも開始。彩との出会いがきっかけで、考えていたようなソロではなく、想定外のバンド活動一色になったという。

AUTO-MODの曲をムーディーな大人の雰囲気で演奏するデュオユニットAUTO-MOD clas-sixのステージでは、会場に遊びに来ていたPERSONZのヴォーカルJILLが飛び入りで歌う姿も観れた。AUTO-MOD clas-sixは9月から下北沢Shelterで月イチでトーク&ライヴのイベントを開催する。80年代以降のアンダーグラウンド・ロックのマル秘話が聴けるらしい。




彩のソロパフォーマンスは以前より大胆かつシャープになっていて成長の著しさを証明していた。彼女のアイデンティティとしての沖縄メロディーは、地域性を脱して世界に通じる表現方法になっていることを実感した。コロナ禍で延期になった海外公演が実現することを願っている。


AUTO-MOD DTD with 彩では、clas-sixでのムーディーな演奏とは打って変わった過激なロックパフォーマンスを展開。ドラム、ベース、ギターの3人の超個性的なルックスとサウンド、エレクトロニクスだけでなくヴォーカルでAUTO-MODの世界を拡張する彩(特に「アヴェ・マリア」の絶唱は鳥肌もの)、そして特注のクリスタルギターを妖艶に構えて、変幻自在なヴォーカルを聴かせるジュネの絶対的な存在感。ダークサイドの帝王AUTO-MODの本領発揮だった。





8月8日 (月) 秋葉原 Club Goodman
「Legends Reassemble 2022 : M.S.U. [水玉スーパーユニット] vs ACID MOTHERS TEMPLE 荒野の四人 ~あの水玉消防団が帰ってくる!?」


M.S.U. [水玉スーパーユニット]
天鼓(vocal), カムラ (vocal, synth, Fx), RIE MIYAZAKI (guitar), 中西智子(bass), SACHI-A(drums)

Acid Mothers Temple Magnificent Four
津山篤 (bass, voice), 志村浩二 (drums), 河端一 (guitar), 東洋之 (synth, guitar)

天鼓とカムラは、90年代以降、ニューヨーク、ロンドン、東京で別々に音楽活動をしてきた。中学生の頃に水玉消防団を観たというAcid Mothers Templeの河端一がロンドンでカムラと出会い、もう一度水玉消防団をやりませんか?と提案したことがきっかけで、今回若手女性ミュージシャンのバックアップでM.S.U(水玉スーパーユニット)と名乗って一夜限りの復活ライヴを開催することになったという。天鼓とカムラが同じステージに立ってツイン・ボーカルでせめぎ合うのは30年ぶり。一方のAcid Mother Temple側は「AMT史上最兇にして最強」と言われるラインナップの津山篤 (サイケ奉行, 想い出波止場)、志村浩二 (みみのこと, Mainliner)、河端一、東洋之という4人が、今回「Acid Mothers Temple Magnificent Four(荒野の四人)」として限定再集結。この4人で演奏するのは2011年欧州ツアー以来、11年ぶりとのこと。どちらも激レアな対バンイベントとなった。

会場には元メンバーや80年代からのファンや関係者の姿もあり、始まる前から期待感の静かな熱気が会場を満たす。天鼓とカムラは昔通りの派手なメイクと衣装、バックを固める3人もいつになくポップな衣装で、当時の水玉消防団のイメージをオマージュする。パワフルなロックサウンドに乗せて、天鼓とカムラが文字数の多い歌詞を自由奔放に歌う。圧倒的なエネルギーは、まさに日本のポストパンクのオリジネーターの証明である。




Acid Mother Templeの長尺のロックインプロ合戦は何度見ても陶酔的だが、今回のAcid Mothers Temple Magnificent Fourは津山のベース&ヴォーカルと志村のドラムが特にすごくて、今まで以上に大きな陶酔の波に巻き込まれた。エンディングでは天鼓とカムラを加えポップアヴァンギャルドサイケな世界を展開。このメンバーによるACID MOON TEMPLE名義のスタジオ録音CD「gassha」が発売された。




レジェンドの
ライヴの味は
エイティーズ

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【JazzTokyo#292更新】清浄な世界への導き~精魂(セイコ)=灰野敬二&沖縄電子少女彩 / 愉楽

2022年08月08日 00時51分22秒 | 灰野敬二さんのこと

Photo by 船木和倖 Kazuyuki Funaki(2022年7月29日小岩オルフェウス)

音楽情報サイト「JazzTokyo Jazz and Far Beyond」の最新号が公開された。剛田武は以下の記事を寄稿した。

●精魂(セイコ)=灰野敬二&沖縄電子少女彩 / 愉楽

Disc Review#2194 『精魂(セイコ)=灰野敬二&沖縄電子少女彩 / 愉楽』

灰野と彩、二人の精魂による清浄な世界への導き
灰野も彩も、言葉や旋律のないヴォイス・パフォーマンスを得意としているからこそ、「歌」だけでなく「声」によるコラボレーションこそが精魂の個性となり得るのである。

灰野敬二&沖縄電子少女彩『精魂アルバムリリース記念ライブ』プレミア配信購入リンク*視聴期限: 2022年8月12日(金) 23:59 まで
https://twitcasting.tv/c:flowentertainment/shopcart/172994

灰野と彩
コラボレーション
精と魂


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【東京ネオアンダーグラウンド・ライヴ・レポート】MOGRE MOGRU/ジョコンダの憂鬱/YOSHIO(ケーナ奏者)/Marc Lowe@吉祥寺NEPO 2022.8.3 wed

2022年08月07日 00時50分30秒 | 素晴らしき変態音楽


2022年8月3日(水) 東京・吉祥寺NEPO
【Deep Science】

36度超の酷暑日が続く東京の日差しがほんの少し緩んだ水曜日、もはやMOGRE MOGRUのホームと言える吉祥寺NEPOにてイベント「Deep Science(深い科学)」が開催された。この名義のイベントにモグモグが出演するのは3回目。モグモグの合言葉「Dive Deep(深く潜れ)」とシンクロしていて面白い。今回も音楽の奥の奥を深く探索する刺激的なパフォーマンスが繰り広げられた。

●ジョコンダの憂鬱


2022年4月6日のDeep Scienceで対バンしたが、その時は剛田不在で、ゲストにOriental Love氏が参加した特別編成だったので、筆者は初見。80年代後半の初期型ギター・シンセサイザーでピアノやサックスの音を使ったソロ演奏は、アレンジ的にも80’sロックに通じるレトロかつ新鮮な魅力を持っている。特にサックスアンサンブルを模したホーンセクションをリピートしながらスぺーシーなギター・ソロを展開したパートは、ファンカラティーナとフリッパートロニクスのミックスのようで感動した。


●YOSHIO(ケーナ奏者)


NEPOのブッキング担当者が「同じアコースティック楽器なのでモグモグに会うと思う」と言っていたケーナ奏者のソロ。アルゼンチンのフェスに出演経験があるベテラン民俗音楽奏者だが、ひょんなことからノイズ系のイベントに呼ばれるようになったという。解説入りでフォルクローレの名曲やオリジナル曲を吹きまくる。自らの体験に基づいた解説は内容はまじめだが、ユニークな語り口は芸人風。なによりも卓越したテクニックに裏付けられた本格的なプレイの凄さは、同じ管楽器奏者として筆者の憧れを刺激した。いつか「MOGRE MOGRU 1/3」と名乗ってフルート・ソロでワンステージやってみたい。


●Marc Lowe


MOGRE MOGRU結成のきっかけは、2020年末の剛田とMarc Loweのユニット「Lower Tha God」のライヴをTanaoと黒い瞳が観に来たことだった。モグモグ結成後もTanaoとMarcのデュオでライヴをするなど交流は続いたが、イベントで対バンするのは初めて。マルチ・ミュージシャンとしてヴォーカル、キーボート、ギター、エレクトロニクスを駆使した演奏に、自作映像を照明として投射するステージは、Amrican Man in Tokyo=Marc Loweのやりたいことを凝縮したワンマンショーだった。


●MOGRE MOGRU


5日前(7月30日)の盤魔殿vol.41では短く曲を区切って演奏したが、NEPOではこれまで通り30分途切れない長尺演奏。パーカッションとエスニックで密林をイメージした導入部~詩の朗読~全員弓(Bow)、ギターはE-Bowによるドローン演奏~グロッケンのミニマルなフレーズにフルートとギターがインプロする後半、という流れは前回7月2日のNEPOと同じだが、メリハリをつけようと随所に盤魔殿での実験の要素を取り入れた。次のライヴではさらなる実験に挑戦したいと考えている。



モグモグは
雑食性の
バンドです

9月半ばと10月後半に吉祥寺NEPOへの出演が決定。詳細は後日。お楽しみに!

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★MIX音源試聴あり!!【イベントレポート】盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.41@阿佐ヶ谷TABASA 2022.7.30 sat

2022年08月02日 00時19分19秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.41
2022年7月30日(土) 阿佐ヶ谷TABASA

DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
DJ Vaby a.k.a.大場弘規
DJ Athmodeus a.k.a.持田保
DJ Amy a.k.a. モリモトアリオミ
DJ Lézard Noir (from France)
VJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫
LIVE : MOGRE MOGRU



<踊れないことに特化したDJイベント>と銘打って2017年にスタートした『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會』は6年目に突入し、今回が数えること41回目。<踊れない>という名目は、<クラブDJ=人を踊らせてなんぼ>という盲目的なイメージに反旗を翻す目的で掲げただけであり、時代錯誤なダンス規制法など体制側の馬鹿さ加減に飽きれて<踊らせる>方向に転化したりもした。かつて江戸アケミは「おまえはおまえの踊りをおどれ 」と檄を飛ばしたが、今を生きる我々にとっては「踊るも踊らないもおまえの勝手にしやがれ」という高踏的なスタンスこそ我が意を得ている。

さて外気は35度超えの魔夏真っ盛りの土曜日に阿佐ヶ谷TABASAという奥様は魔女風のロックバーに集いし異端DJたちは、夏の暑さを濃縮し音楽熱を触発する灼熱の音の連続技で、頭寒足熱ならぬ体寒音熱でフィジカル熱中症の治癒にあたった。盤魔殿の長老的存在のVJ Qliphothこと宇田川岳夫がPCから投射する忙しないコラージュ映像が、流れる音楽および非音楽の騒々しさを姦しく増長させ、熱帯夜にも関わらず足を運んでくれた少数精鋭のお客さんたちに普通じゃない異常な歓びを供与することが出来たとすれば、異端者冥利に尽きる真夏の夜の夢であった。

●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武


テーマはニューヨーロピアンということで、北欧電子音楽・東欧中世音楽・ロシア民俗音楽・共産圏地下ロックなどをスピン。当初予定していた陽気なシャンソン、カンツォーネ、フラメンコを封印したダークサイド・オブ・欧羅巴で会場を静寂の嵐に巻き込んだ。

1. Ralph Lundsten / Cosmic Love - Trial and Descussion
2. Fistulatores Et Tubicinatores Varsovienses / Estampida - Ductia
3. Napalmed / 3.3.95 / A
4. Mart Saar / Karjase kaebus
5. Napalmed / 06.03.95 / A
6. Zoltan Jeney / impho 102/6
7. Лазги / Лазги Саломи
8. Ka Baird & Pekka Airaksinen / Syzygy (for Pekka)
9. The Plastic People Of The Universe / Samson





●DJ Lézard Noir (from France)


フランスのオカルト/リチュアル・レーベルのオーナーDJ Lézard Noirことステファンの2度目の盤魔殿ゲスト出演。今回は80年代フランスのミニマルウェイヴ、ポストパンク、ダークウェイヴのミックス。フランス語のオシャレな響きが、80年代の明るさと軽さを象徴しているように感じた。

1. Salvador Dali : la folie 0:20
2. Telex : Ca Plane Pour Moi 5:20
3. Kraftwerk+Houellebecq : Bootleg 4:06
4. Moderne : Indicatif 3:30
5. Mathematiques Modernes : A + B = C 4:00
6. Deux : Paris Orly 4:20
7. Charles de Goal : Exposition 5:30
8. Taxi girl : Cherchez Le Garçon 3:30




●DJ Athmodeus a.k.a.持田保


国籍不明のダブ/ヒップホップ・ビートの中に蠢く呪怨の言葉が湯気のように立ち上るセットリストは、ダンサブルではあるが、むしろ踊念仏のほうが体と心にやさしいかもしれない。ミックスが上手い!とステファンが褒めていた。

1:V.A. / Indian Soundscapes
2:キリストの墓の民謡ナニャドヤラ
3:恐山Vibration / 寝ロジャmix
4:King Coya / Villa Donde
5:Mark Stewart / The Puppet Master
6:El Mandy Jr. / Perfectly Chased
7:Omar Souleyman / Shift Al Mani
8:Saint Abdullah / Problem




●DJ Amy a.k.a. モリモトアリオミ


ポストパンクとニューウェイヴ中心でこちらも身体が勝手にリズムを刻んでしまう絶妙な選曲。その中に顔をのぞかせた謎フォーク「雪女」に心が持って行かれたのは筆者だけではあるまい。小山少年とは何者か、気になって眠れない。

1.O.S.T. (Steve Horelick) 「The Legend Lives / Beware」
2.森茶碗 「午後のうた」
3.Mekanik Kommando 「Birds」
4.Lost Desert 「Conversation」
5.LENASIX-UP 「Child Hood's End」
6.小山少年とback Page Band 「雪女」
7.Siglo XX 「Dreams Of Pleasure」




●MOGRE MOGRU


当初は剛田武とTanaoの二人編成でMOGRE MOGRU 2/3として出演する予定だったが、当日になって黒い瞳も参加できることになりフルメンバーでの出演となった。いつもは区切りのない長尺演奏をしているが、今回は実験的に3~5分に区切って演奏するスタイルに。その結果アンビエントよりもインプロヴィゼーション色の強いライヴになったと思う。今回の実験の成果を次のライヴに活かしたい。それこそ深化するインプロアンビエントユニットMOGRE MOGRU(モグモグ)の生き方であろう。




●DJ Vaby a.k.a.大場弘規


パンクロック~パワーポップ~ハードコアの連続はこれまでの盤魔殿にはなかったスタイルだが、個人的には最高に楽しんだ。くそったれな世の中とくそ暑い熱帯夜には、ストレートなロックンロールが最高の薬。やっぱりパンクDJは7インチ・シングルに限る!

1. The Letters / Nobody Loves Me
2. Sex Pistols / Pretty Vacant
3. 999 / Homicide
4. Elvis Costello / Pump It Up
5. The Stranglers / Duchess
6. Blitz / Warriors
7. The Exploited / Dead Cities
8. Negative Approach / Can't Tell No One
9. The Dickies / Banana Splits
10. The Clash / London Calling
11. The Damned / Smash It Up




盤魔殿
音楽スタイルに
限界ナシ

【イベント情報】
2022年8月3日(水)  吉祥寺NEPO ★MOGRE MOGRU出演


【Deep Science】
open/start 18:30/19:00
adv/door ¥2,200(+1order) 
streaming ¥1,000

出演〉
ジョコンダの憂鬱
YOSHIO(ケーナ奏者)
Marc Lowe
MOGRE MOGRU

〈チケット予約方法〉
・NEPOのHP予約
https://nepo.co.jp/contacts/index/1515?tab=booking
・各アーティストの取り置きも受け付けます。

<配信>
https://nepostream.myshopify.com


2022年8月8日(月) 阿佐ヶ谷TABASA ★持田保出演。


ケロッピー前田presents狂気音楽 a.k.a.クレイジーミュージック探訪
ライバッハ編

出演:ケロッピー前田、持田保

19:00スタート予定
1000円+1D

旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国体制が統治者チトーの死により崩壊の兆しを見せ始めた1980年、現スロベニアにて結成された「新スロベニア芸術」集団ライバッハ。そのファシズムを題材とした芸術運動は国家からの弾圧やユーゴスラビア紛争によるメンバーの死を経験しながらも現在に至るまで「西側にはない」独自すぎる表現方法を貫き通している。クレイジーミュージックではそんなライバッハの活動を通して、ユーゴスラビアの歴史やファシズム、パロディという抵抗運動などを検証していく予定。

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【盤魔殿アマルガム Vol.39】LAIBACH/Ka Baird & Pekka Airaksinen/村八分/ENNO VELTHUYS/MAKKENZ/Ti-Tho

2022年08月01日 00時23分27秒 | 素晴らしき変態音楽


●DJ Athmodeus a.k.a. 持田保


LAIBACH / Volk (Mute) 2006
疫病&戦争時代が到来したのみならず、元日本国首相にして現与党最高実力者が白昼堂々カルト宗教がらみの怨念で殺害される時代を迎えてしまった「今ここ」。民族や宗教、国家などの根幹がゆらぎまくっている現在においてライバッハの存在意義がかつてないほど大きくなっている。どう大きくなっているかについて詳しくは8/8阿佐ヶ谷TABASA開催のトークイベント(withケロッピー前田)で話すが、とにかく彼らの2006年問題作「Volk国家」を聴いてほしい。ユーゴスラビア社会主義連邦共和国という故郷を喪失したライバッハが国家をテーマに各国の「国歌」をカバーするヤバいやつ。かつてセルジュ・ゲーンズブールが仏国歌をレゲエ・ヴァージョンで歌って右翼に命狙わりたり、かと思えば日本では「君が代」を歌っただけで左派から総スカン食ったりと左右問わずデリケートな扱いの「国歌」。この「国歌」に対し批判でも皮肉でもギャグでもなく、ガチ真摯に取り組むライバッハの生真面目さと、その生真面目さゆえに暴露される「国歌」の在り様が強烈(事実この作品に激怒したロシアはライバッハを出禁にした)。


●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武


Ka Baird & Pekka Airaksinen / Hungry Shell(2021 / Rvng Intl. – FRKWYS17)
フィンランドで60年代に結成されたザ・スペルマ(ランコではない)はアヴァンギャルド/フリージャズ/サイケデリックをミックスした過激な音楽と猥雑なパフォーマンスで世間を騒がせ、挙句の果てにメンバー二人が猥褻罪で逮捕されたため70年に解散。その後創設メンバーのペッカ・アイラクシネンは仏教思想に傾倒し瞑想法を自己開発しながら、エレクトロニクス/アンビエント/ニューエイジ/即興音楽家として地下活動を続けてきた。
一方2001年にウィスコンシン州で結成されたフィメール・アヴァン・サイケ・バンドSpires That In The Sunset Rise(夕陽に映える尖塔)のメンバーでもあるカー(キャサリン)・ベアードは、異端ヴォイス&マルチパフォーマーとしてNYを拠点にソロ活動する。二人が2018年11月オランダ・ユトレヒトでコラボした音源がこのアルバム。アイラクシネンが瞑想中に書いた詩をベアードが朗読し、アイラクシネンの幻惑的なエレクトロニクスと、ベアードの物音フルートやリズムマシンがクールに並走する音世界は、北欧の白夜と都会の喧騒の猥雑なヘヴィペッティングであり、シュールリアリスティックなマーシャルアートである。2倍の年の差の行為で精力を使い果たしたアイラクシネンは本作のレコーディングの6か月後に74歳で死去。産み落とされた『空腹な貝殻』は「哀楽死年(アイラクシネン)」への弔辞に違いない。


●DJ Vaby a.k.a. 大場弘規


村八分『ライブ』2022 Digitally Remastered / Limited Edition(限定盤2CD)
1973年の1stリリースから何回再発されたんだろうか?京都大学西部講堂で行われたラストライブを収録したオリジナルアルバムが初盤発売当時の被せ帯付き&紙ジャケ仕様で8年ぶりに最新リマスタリングでリイシューされたという事で、この作品をチョイス!
今回のリイシューでは、1973年発売時の2枚組LPに収録された全曲をオリジナルアナログマスターから、2014年リイシュー時と同様にエンジニア中村宗一郎氏によって新たにリマスタリングを施しています。更にこのアルバムの最後に収録された73年4月エレックスタジオで収録された「序曲」レコーディング時のアウトテイクで2005年に限定発売された『村八分BOX-Limited Edition-』でしか聴けなかった6曲を最新リマスタリングで収録したディスクを含めた2枚組仕様になっており、しかも2001年リイシュー時のボーナストラック「ゴミ箱のふた」はフルバージョンが収録されています(通常盤はショートヴァージョン)。リリースされる度に入手していましたが、今回のリマスタリングが個人的には1番好みで、音のシャープさを格段に感じられるなぁと思いました。皆々様、機会があれば是非是非聴いてみて下さいましまし。 
  

●DJ BEKATAROU a.k.a. 伊藤元


ENNO VELTHUYS ‎/ A GLIMPSE OF LIGHT
フルクサス創設に関わったWillem de Ridderに見出されたシンセサイザー奏者であり、60年代には様々なバンドでギタリストとして活動し、ドローイング作品も残したオランダの音楽家Enno Velthuys。
本作は1984年にリリースされた氏のカセット作品を2021年にオランダのレーベルDead Mind Recordsがオリジナルマスターテープを使用して
再発した限定数のLP。
不定形にゆったりと動く雲原ような低音のドローン。
その低音の纏う"もや"の中に仄かな光芒を放つ電子音が揺曳し、やがて薄明の中に神秘を顕す…
雲すれすれに這う陰が背後に迫り、掴まれるような生々しい、奇妙な感覚が起こる…
その時、低音は真下に広がる波一つ立たない海の強い重力に引き寄せられる…
後半、回廊を渡る幽体の為に現れる鍵盤が地層まで重厚に響き、、、聴者の胸を閉じる。
作品を通して、基本的な音構成は低音のロングトーンと電子音、そして鍵盤という非常にシンプルなものである。
ゆったりとした音の運びの動きはその実、非常に微細かつ繊細であるが、
結果、響きを陰のようにして空間に深く滲ませ、聴く者の内側へと急速に広げる氏の表現力には脱帽する…


●DJ Bothis a.k.a. 山田遼


MAKKENZ - 陸の外海の外 CD TRUMAN RECORDS (2009)
普段ヒップホップは滅多に聴かないっていうか、あまりピンとくるアーティストや作品に巡り合う機会がなかったのだが、makkenzの作品を初めて聴いた時はけっこうビックリしました。たしか何気なくYouTubeを観ていたら、たまたま「YUKARI」のPVを見つけて、その一般的なヒップホップの枠を逸脱した世界観に圧倒されたのを覚えています。まず、トラックに深みがあっていい感じに幻想的で、そこに乗っかる言葉選びのセンスも抜群。そして何より、彼は声がいい。独特の靄とそこに埋もれない重低倍音を同時に発声できていて、聴いていて気持ちがいい。いい声してる。サビの部分で「子供が産みたい」と畳み掛けるように連呼する場面には、なんとも言い知れぬ不安と諦念が混ざり合い、唯一無二のグルーブ感が漂っています。
本作『陸の外海の外』はmakkenz自身のレーベル「TRUMANRECORDS」より出版された4thアルバムで、一曲目の「娑婆の歌」からもう最高。天才だと思う。


●DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫


Ti-Tho / Freuziel SUEZAN STUDIO SSZ3086/87
またSUEZAN STUDIOが貴重なリリースを発表してくれた!
1980年代前半にドイツ・ハンブルクで活動した知られざるジャーマン・ニューウェイブ男女デュオTi-Tho(ティ・トー)。Christina Maria CalcagnoのTiとThomas StelterのThoを取ったネーミングだ。ドイツの名門自主レーベルZickzack〈ツィックツァック〉から1982年にシングル「夢みるダンサー(Traumtänzer)」で鮮烈なデビューをとげた当時、クリスティーナはティーンエイジャーだった。その後1983年にTELDECから「象を狩る者(Elefantenjäger)」、1985年にPolydorから「L.C.B.A.P.(Love Can Be A Pain)(愛は痛みになりうる)」、1985年には同じくPolydorから「Walking in The Rain(雨に歩けば)」と都合4枚のシングルを発表したがアルバムを残すことなく7年間の活動にピリオドを打った。デュオ解散後マリアは女優として活動し、数多くの子供向けラジオドラマなどの音源を残している。一方トーマスは80年代までは音楽プロデューサーとして活動していたようだが、現在の活動は不明だ。解散後の2015年にはVinyl on Demandからコンピレーションが出ているし、またZickzackからのコンピレーションSelbstdarstellungにも曲が収録されているので彼らの音楽を聴くのは少し容易になってきた。だがしかし、今回の再発は、彼らの全公式音源に加え、大量の未発表曲、デモ音源など150分を超える合計48曲を2枚のCDに収録した完全版。トム・ドクピル(ザ・ヴィルトシャフツヴンダー)参加、ツィックツァック主催者アルフレート・ヒルスベルク監修。
・初回盤のみ2枚組仕様・マリーザ・カルカーノ本人による回顧録(独語/日本語)と完全ディスコグラフィを掲載したフルカラー・ブックレット付属・2022年版最新デジタル・リマスター使用・限定プレス&日本初リリース。

<―――――――――――----EVENT INFORMATION――――――――――――――>


2022年7月31日(日) 京都市美術館(京都市京セラ美術館)本館 南回廊 2階


混沌の首儀式
「EVOCATION/死者の魂を喚び起こす」

12:00〜13:00頃
*11:30から作品の前で瞑想しております。より深くご体感されたい方はお早めにお越し下さい。
<展覧会詳細>LINK展19 EVOCACIÓN 〜魂の喚起〜
7月26日(火)~7月31日(日)時間:10:00~18:00(最終日は16:00まで) 入場料無料 https://kyotocity-kyocera.museum


2022年8月3日(水)  吉祥寺NEPO ★MOGRE MOGRU出演


【Deep Science】
open/start 18:30/19:00
adv/door ¥2,200(+1order) 
streaming ¥1,000

出演〉
ジョコンダの憂鬱
YOSHIO(ケーナ奏者)
Marc Lowe
MOGRE MOGRU

〈チケット予約方法〉
・NEPOのHP予約
https://nepo.co.jp/contacts/index/1515?tab=booking
・各アーティストの取り置きも受け付けます。

<配信>
https://nepostream.myshopify.com


2022年8月8日(月) 阿佐ヶ谷TABASA


ケロッピー前田presents狂気音楽 a.k.a.クレイジーミュージック探訪
ライバッハ編

出演:ケロッピー前田、持田保

19:00スタート予定
1000円+1D

旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国体制が統治者チトーの死により崩壊の兆しを見せ始めた1980年、現スロベニアにて結成された「新スロベニア芸術」集団ライバッハ。そのファシズムを題材とした芸術運動は国家からの弾圧やユーゴスラビア紛争によるメンバーの死を経験しながらも現在に至るまで「西側にはない」独自すぎる表現方法を貫き通している。クレイジーミュージックではそんなライバッハの活動を通して、ユーゴスラビアの歴史やファシズム、パロディという抵抗運動などを検証していく予定。

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