A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【"ギタリスト"灰野敬二を堪能した2公演】サンヘドリン@高円寺ShowBoat 2019.1.25fri/GIGADISCO2@秋葉原Club Goodman 2019.1.27sun

2019年01月28日 09時17分35秒 | 灰野敬二さんのこと

(写真・動画の撮影・掲載は出演者の許可を得ています。以下同)

Q: あなたは主にギタリストですが、エレキギターがあなたに与えてくれた、そして今も与えてくれている、可能性とは何ですか?
A: エレキギターは一番大きい音と微かな音が出せる楽器。アコースティック楽器で本当に小さい音を出してしまうとお客さんには聞こえない場合がありますが、エレキギターの場合には聴いてもらえることがあります。
(2018年12月ブラジル日刊紙用インタビューより)

灰野敬二は人生を通してさまざまな楽器を演奏してきたが、ギターが最も自由に表現できる楽器だと語っている。90年代日本の地下音楽が「ジャパノイズ」と呼ばれ世界的に注目を浴びたとき、灰野がその代表格として語られたのはエレクトリックギターの容赦のない爆音演奏だった。81年の1stアルバム『わたしだけ?』以降、久しく地下音楽シーンから遠ざかっていた筆者が90年代に初めて買った灰野のCD『Execration That Accept To Acknowledge』(Forced Exposure 1993)はトータル41分ノンストップで轟音ギターが暴れ回る衝撃作だった。

Keiji Haino - Execration That Accept To Acknowledge


もちろん現在に至るまで灰野のライヴでリスナーを驚愕させるのは、鬼の形相でエレクトリックギターを掻きむしる激しいアクションだろう。そんな”ギタリスト”=灰野敬二を堪能できるライヴを2回続けて体験することが出来た。

1月25日(金) 東京・高円寺ShowBoat 
サンヘドリン ONE MAN LIVE

開場 18:30/開演 19:00
前売¥4,000/当日¥4,500(税込・別途ドリンク代¥600)
【出演】サンヘドリン:灰野敬二、ナスノミツル、吉田達也



2004年に結成された日本地下音楽界のスーパー(?)トリオ。2000年代後半は定期的に活動していたが、現在は忘れた頃に散発的にライヴが開催されている。この日のライヴは、灰野はヴォーカル無しで、ギター/ベース/ドラムのみのシンプルなインスト演奏。第一部、灰野はギターシンセサイザーとトレモロを使って多彩な音色のギタープレイを披露。予測不可能なエフェクト効果が突然の嵐のように渦巻く中、ナスノと吉田はイレギュラーなグルーヴを叩き出す。"ウォール・オブ・エフェクト・ギター"の咆哮は80分に亘って続いた。休憩後の第2部は打って変わって3人がそれぞれ提示したフレーズをアンサンブルに発展させる、言わば「インスタント・コンポジション」を展開。灰野が指のサインで順番を指示する様子は、不失者メソッドを思わせる。歪み系以外のエフェクトを排したギタープレイは、90年代海外リスナーを驚愕させたショッキングなオーラを放ち、ナスノと吉田の本領発揮のテクニカルなインタープレイと三位一体ならぬ「三位三体」のバンド演奏へと結実する。『満場一致は無効』というサンヘドリンの語源は生き続けている。

サンヘドリン 2018/1/25 fri 高円寺Show Boat



1月27日(日) 東京 秋葉原クラブグッドマン 
GIGADISCO vol.2

開場12:30- 開演13:00- 終焉22:00
予約 ¥3,500/当日¥3,800(+1drink)
出演:灰野敬二/美川俊治/山川冬樹/宇川直宏/テンテンコ/セイジ(ギターウルフ)+HIKO+若林美保 他



昨年1月28日に同じ秋葉原グッドマンで開催されたドラびでお主催の「ディスコ」イベント第2回。BPM127で鳴り続けるバスドラに乗って20数組のミュージシャンが9時間に亘り演奏するという過酷なライヴである。持ち前のノイズ演奏をテクノイズへと転化させた美川俊治やASTRO、肉体をパーカッションにトライバルな空間を生んだ山川冬樹、ギターノイズとバスドラの格闘技を見せた山本精一、「BPMとは何か」を講義した宇川直宏、ギター3本抱えたギター侍+ハードコアドラム+エロティックレーザーダンスでBPMを無化したセイジ+HIKO+若林美保、ビートに乗ったインダストリアルサウンドがレジデンツやクリス&コージーを思わせたテンテンコに続き、トリで灰野敬二が登場。ドラムマシーンの連打でバスドラをポリリズムに埋没させた上で、暴虐の限りを尽くすエレクトリックギターの乱舞を繰り広げた。ギターアンプ6台から放射される容赦のないディストーションは、ローリング・ストーンズの『サティスファクション』のイントロでファズギターを初めて聴いて昂奮した中学時代の筆者の衝撃を思い出させる。思わず叫び声を上げてしまった観客もいるほど、"これぞ灰野敬二!"といえる30分に完全ノックアウトされた。コードをギターから引き抜いてステージから去った灰野の後に残されたバスドラが、平和の鐘に聴こえた。

灰野敬二 GIGADISCO vol.2 2019.1.27 sun 秋葉原Goodman


ギタリスト
ロマンチストな
テロリスト

【灰野敬二 LIVE SCHEDULE】

2月9日 (土) 東京 下北沢 LADY JANE
東風解凍: 灰野敬二 太田惠資  

start 7:30 pm 2 stages
charge:¥3,300 (予約¥2,800) + Drink Fee

灰野敬二 (ds, etc)
太田惠資 (vln, voice)

グローバルという不在の東京帝都に凍風の流れ出し、ディストピアの湾に氷解する時、神代から愛された深紅の藪椿は咲き乱れ。




2月15日(金) 東京 秋葉原クラブグッドマン 
<ギガノイズ・スピンオフ> 

開場 19:00 / 開演 19:30
予約 ¥2,800/当日 ¥3,300(+1drink)

【出演】
★灰野敬二
★美川俊治(INCAPACITANTS,nm,MikaTen,非常階段)
★MIYA
★doravideo

大好評イベント”GIGA NOISE”からのスピンオフイベント!
様々なアーティストが入れ替わり立ち代りする”GIGAシリーズ”のその中の1コマを切り取りじっくりクローズアップした様な豪華な一夜です。




2月17日(日) 神奈川 TPAM(ティーパム、国際舞台芸術ミーティング in 横浜)
GE14:ファーミ・ファジール + 山下残、灰野敬二 

15:00 第1部 / 16:00 第2部
上演時間 第1部 50分 / 第2部 60分
第1部 前売・当日 ¥2,000
第2部 ¥0

Kosha33(神奈川県住宅供給公社):第1部
日本大通り(Kosha33前):第2部

*灰野敬二は第2部に出演




3月1日(金) 東京 秋葉原クラブグッドマン 
<GIGA NOISE SPECIAL!! -レジェンド・オブ・ノイズ->
  
開場 18:30 / 開演 19:00
予約 ¥3,500/当日 ¥4,000(+1drink)

【出演】
★灰野敬二+山本精一+ドラびでお
★HIKO(GAUZE)+Hiroto Ohya
★VelladonfeatMongoloid(Vampillia,VMO)
★Galcid+Masayoshi Sakaguchi

2/15のスピンオフ・シリーズに続き、こちらはノイズに特化したレジェンド回。
灰野敬二+山本精一+ドラびでおにVampilliaのメンバーによるユニットやGAUZEのドラマーHIKOさんとHiroto OhyaさんやGalcidとMasayoshi Sakaguchiさんのコラボなど超豪華!!




5月3日(金・祝) 東京 渋谷WWW
不失者の日

17:00 / 18:00
ADV./DOOR\4,500 / \5,000(税込 / 全自由 / ドリンク代別)
※30歳以下当日\500キャッシュバック。要顔写真付き身分証明証。

LINE UP
不失者

TICKET
◆一般発売:1/26(土)
e+ / ローソンチケット[L:71559] / チケットぴあ [P:140-396]

INFORMATION
info@yoasa.jp

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【えいたそモダニズム】Episode23『夢のパッション』〜フリクション/ブルハ/INU/ねむきゅん/ハミシス/ブクガ/でんぱ組

2019年01月26日 22時44分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2011年11月16日にリリースされたでんぱ組.incのメジャー・デビュー曲『Future Diver』のサビは「夢で終わらんよ」とはじまる。その気持ちは2013年1月20日『ワールドワイド☆でんぱツアー2013 夢見たっていいじゃん?! in ZEPP TOKYO』、2014年5月6日『ワールドワイド☆でんぱツアー2014 in 武道館〜夢で終わらんよっ!〜』、2016年1月9日 - 4月2日『GOGO DEMPA TOUR 2016 〜 まだまだ夢で終わらんよっ! 〜』、2017年1月20日『幕神アリーナツアー2017 in 日本武道館 〜またまたここから夢がはじまるよっ!〜』と、コンサート・ツアーでも何度も繰り返された。

そして2019年1月6日『でんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館 ワレワレハデンパグミインクダ 〜宇宙からの帰還〜』にて発表されたでんぱ組の今年の目標が「夢を持つ」だった。メディアの記事では翌日の『夢眠ねむ卒業公演 〜新たなる旅立ち〜』ばかりが大きく取り上げられているが、夢眠を含めたメンバー7人が「夢」を持ち続ける決意を表明した事実は、「卒業」よりも重要なのではなかろうか。これまで何度も「言葉に出せば夢は叶う」ことを証明してきたでんぱ組である。「夢を持ちつづけ、夢で終わらせない」という信念がある限り、メンバーも元メンバーも大丈夫。
でんぱ組.inc、武道館ライブ決定「夢って本当に叶うんですね。」(2014年1月5日 Barks)

でんぱ組の決意をバックアップする推進力が、昨年末に「プリキュア」シリーズの第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア」の声優キャストに選出されたことが発表されたえいたそ☆成瀬瑛美である。以前からプリキュアシリーズのファンを公言していたえいたそが現役アイドルとして初めて主人公の声を担当することは、正に「夢で終わらん」努力の賜物である。



しかし遡ってみれば「夢を叶える」ことは、えいたそがずっと以前から追求してきた生き方であることは明らか。彼女の発言や呟きには常に「夢」「ドリーム」という言葉が登場する。
君の夢が叶うのは 誰かのお陰じゃないらしい☆(2012年7月5日でんぱ組.inc成瀬瑛美オフィシャルブログ)









「夢」が暴走し過ぎれば「妄想」になる。妄想こそ我が人生、夢のパッション(情熱)を萌やして生きていこう。瑛美は自らの人生を賭けてそれを教えてくれる。その教えに感謝をしつつ、俺なりの夢=妄想を書き続けていこう。

【えいたそモダニズム】Episode23.『夢のパッション』
『夢』をテーマにした楽曲は数限りないが、本論では筆者の嗜好に合わせて音楽ジャンルごとにまとめで論考することで、俺と瑛美の夢つながりを探っていくことにする。夢でいいからいつでも会いたい。

【PUNK / ROCK'N'ROLL】
●Friction『Crazy Dream』


初期日本のパンク、東京ロッカーズの中心バンド、フリクションがレック、チコヒゲ、ツネマツマサトシのトリオ編成で1979年にPASSレコードからリリースした1st EP『フリクション』のA面に収録。80年の1stアルバム『軋轢』に坂本龍一プロデュースで再録された。

発売日直後の79年8月20日に吉祥寺ジョージア・ジュニア店まで買いにいった。ジャケットが青と黄色の2種類あり、青の方がカッコいいなと思ったが何故か黄色を選んだ。その時点でえいたそ推しになる運命が芽生えたのかもしれない。店員が「ヘッドフォンで聴くと最高ですよ」と言ったので家のステレオでヘッドフォンをして爆音で聴きながら踊っていたら、弟からキチガイと呼ばれた。黄狂い上等!

Friction Crazy Dream



●INU『夢の中へ』


町田町蔵(現・町田康)が高校生時代77年に結成したバンド「腐れおめこ」が79年に「INU」に名前を変え、81年にリリースしたアルバム『メシ喰うな!』に収録されたナンバー。

東京ロッカーズに対抗して関西NO WAVEと自称したグループのひとつ。当時観たり聴いたりしたことはなかったが、同じ1962年生まれの町田には好き嫌いは別として共感を覚える。79年高校2年生の頃、雑誌のメンバー募集でメンバーを集めて何度かスタジオに入ったが、一回どこかの区民ホールのコンサートに出演しただけで解散した。もっと続けていればミュージシャンか作家になって瑛美と仕事をするチャンスがあったかもしれない。

INU 夢の中へ INTO THE DREAM



●ブルーハーツ『夢』


「夢」(ゆめ)は、日本のロックバンド、THE BLUE HEARTSの通算13枚目のシングる。1992年10月25日発売。6thアルバム『STICK OUT』からの先行シングル。サントリー・ビール「ライツ」のCMソングに起用される。2002年、フジテレビ系ドラマ『人にやさしく』の主題歌に起用され、CDが再発された。

ブルーハーツのメンバーも同世代。ブルハがデビューした87年頃に筆者はサイケバンドをやっていて、ブルハの1st『THE BLUE HEARTS』はカッコいいと思ったが、シンプルなビートパンクは物足りなく感じた。筆者のバンドは94年に解散し、その後バンドはやっていないが、同学年のヒロトとマーシーは、ハイロウズ〜クロマニヨンズと30年以上ロッケンロールし続けている。瑛美をはじめでんぱ組メンバーも形を変えつつ活動し続けていければいいな。

ブルーハーツ / 夢 (1993.8.7)



●The Birthday『夢とバッハとカフェインと』


結成10周年を迎えた2015年、2ヶ月連続シングル、ベスト・アルバム、通算8枚目のアルバムのリリース、そして3度目となる日本武道館公演と、怒涛の活動を行ってきたThe Birthday。新たな10年をスタートさせる、約1年5ヶ月ぶりのシングル(2016/11/9)。

チバユウスケ(68年生)とクハラカズユキ(69年生)は6歳年下だが、悪ガキロッケンロールライフを貫く姿勢は年齢に関係なく尊敬したい。男の涙を誘うチバのロマンティックな歌詞にも惚れる。間にベンジー(浅井健一)(64年生)を挟んでヒロト&マーシー、チバ&キュウちゃん(クハラの愛称)の5人は、日本のロッケンロールを世界にお届けできる可能性があると信じている。でんぱ組の萌えきゅんソングとセットで海外進出できないものだろうか。

The Birthday - 夢とバッハとカフェインと (Music Video)



【IDOL】
●夢眠ねむ『夢眠時代』


でんぱ組.inc の夢眠ねむ、ソロ活動集大成となる1st ソロアルバム!2010年にリリースされた初のソロ曲「魔法少女☆未満」から、清 竜人による提供曲「あのね…実はわたし、夢眠ねむなんだ…」、ボーカロイド“夢眠ネム”と夢眠ねむによるデュエット曲「あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード」を始め、最新録音楽曲まで収録。

筆者が初めてでんぱ組を観たとき印象に残ったのは金髪の最上もがとおかっぱヘアで長身の夢眠ねむで、その後半年余りはその二人しか認識できないママだった。「夢を眠る=Sleep Dreaming」という意味の芸名にねむの本意が現れているのは確か。胸に矢を刺し泥だらけで座るポートレートは、夢から覚めてリアルへ戻った眠り姫の真の姿を伝えている。真実を晒すことは「夢でおわらん」為のもう一つの在り方なのである。"Be Real"という訳だ。ちなみに「夢眠時代」というタイトルは筆者の妄想論『えいたそ野性時代』のパクリだと信じている。

夢眠ねむ「夢眠時代」Trailer Movie



●HAMIDASYSTEM『夢うつつにキスをして』


2016年11月3日「今の自分からはみ出すために、新しいシステムを作ろう」という想いから結成され「メロディック・エレクトロニカ」を標榜する四人組アイドルグループHAMIDASYSTEMが2017年7月に披露したナンバー。シングル『DERO』(2017/10/7)、ミニアルバム『DERO X』(2018.4.29)に収録。

2017年12月にハミシス初めて観たとき、観客を微動だにさせまいとするストイックな意志にショックを受けた。特にこの曲は推しメンのKOYAMA FLAMEが「ねえ、キスして♥」とKISS顔で歌う神曲である。ドープ感たっぷりのエレクトロニカは、電波ソングの対極にあるように思えるが、実は一周回って同じ方向を目指しているのではなかろうか。瑛美もいつものバビュではなく、気怠いニュイたそになってキス顔をすればヲタクは簡単に骨抜きになる。その間に世界征服してしまえばいい。

HAMIDASYSTEM - 夢うつつにキスをして (Official Music Video)



●Maison book girl『夢』


Maison book girl 2ndアルバム「yume」 (2018/11/21)。今作はタイトル通り"夢"をコンセプトに、サクライケンタがトータルプロデュースを務める。

元BiSという事実がどれほど意味があるか分からないが、コショージメグミの現在(いま)は別次元に存在している。ブクガデビュー前にサクライケンタとポエトリーリーディングのライヴをしていた2014年秋、まさか4年半後に灰野敬二とTaigen Kawabeと自作のポエトリーで張り合うことなど想像もつかなかったに違いない。瑛美とは別のベクトルで「夢」を武器にコショージは表現者の道を行く。

Maison book girl / 夢 / MV



●斉藤由貴『夢の中へ』


80年代アイドル歌手、斉藤由貴の13枚目のシングル(1989年4月21日)。井上陽水のカバーで彼女最大のヒット曲。BaBeがバックボーカルで参加。この曲で、斉藤自身最大のヒット曲ともなり40万枚を越えるセールスを記録する。

中学時代ギターに目覚めてフォークギターの教則本を買ってきたが知っている曲は殆どなかった。数少ないレパートリーのひとつがTVCMで聴いた井上陽水の『夢の中へ』だった。明るい曲のハズだが自分で歌うと鬱っぽく聴こえた。80年代アイドルもカバーしたこの曲をブクガがライヴでカバーしていたのに驚いた。21世紀アイドルの心にも刺さる曲なのだろうか。

斉藤由貴 夢の中へ Yuki Saito



PSYCHEDELICやFOLKといったジャンルにも俺と瑛美を繋ぐ『夢』ソングは数多い。しかし今宵の夢にはもう十分。2月の生誕イベントの抽選結果は「落選」だったが、夢で会えれば文句は言うまい。

夢の中
成瀬を抱いて
眠りたい

でんぱ組.inc「Future Diver」LIVE映像【コスモツアー2018】
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小林啓子 +ゲスト:Taigen Kawabe(Bo Ningen)@青山BAR AOYAMA R40 2019.1.22(tue)

2019年01月24日 09時43分37秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


小林啓子 FOLK SONG LIVE 
時間:19:00&21:00(入れ替え無し)
出演:小林啓子Vo,Gt、竹野康之Pf,Fl、Guest Taigen
会場:大人の遊び場 Bar青山
料金:Music Charge¥2,500

フォークの女王「ジョーン・バエズ」をカバー、森山良子と共に注目された。ニッポン放送「フォークビレッジ」、TBS「啓子と歌おう三菱ドライビングポップス」のレギュラー。1969年デビュー、NHK「ステージ101」でもレギュラーとして活躍。ヒット曲に「比叡おろし」「さよならを言う前に」など。30年近いブランクを経て、2002年活動再開した。(BAR AOYAMAライヴ告知より)



小林啓子さんのことを知ったきっかけはBo NingenのTaigenの母親としてだったが、彼女の『あげます』(1971.12)と『かなしみごっこ』(1972.12)の2枚のアルバムを聴いて、所謂カレッジフォークや歌声喫茶のイメージではなく、心に渦巻くの明暗を繊細な感性で歌う叙情派シンガーの佇まいに惚れ込んだ。その頃リリースした7年ぶりのアルバム『Broadway Market』(2013.9)も素晴らしかった。
シクスティーズ(60代)女子の逆襲~リンダ・パーハクス/ドット・ウィギン/キャシー・ヤング/小林啓子



それから5年余り経って初めて小林啓子の生ライヴを観ることが出来た。青山学院大学近くの大人の隠れ家「バー青山」はステージに手が届くほどのこじんまりしたスペースだが、昔なじみのファンは勿論、デビュー当時のプロデューサー、ミュージシャン、振付け師の姿もあり、親密で朗らかな雰囲気。



フォークギターを抱えて現れた啓子さんは、よくBo Ningenのライヴ会場で遭遇する時のブラックを基調としたドレッシーな雰囲気ではなく、落ち着いたエレガントな衣装。キーボードの「竹野ちゃん」との軽妙なトークを交え、途中休憩を挟み約3時間のコンサートだった。サイモン&ガーファンクル、キャット・スティーヴンス、バフィ・セント・メリーなど洋楽フォークソングのカヴァーでは、日本語歌詞を交えたスタイルがカレッジフォーク時代を思わせる。透明感のあるハイトーンと力強いブルーズ歌唱を兼ね備えた歌声は、レコードで聴ける40数年前と変わっていない。荒井由実(松任谷由実)の「卒業写真」「ひこうき雲」では、当時高校生だったユーミンが啓子さんのレコーディングにピアノで参加したエピソードを語る。来場していた倉敷の僧侶・天野こうゆう氏との「うたがたり(講話+歌)」スタイル、12歳の双子歌手ハナ&リタの清廉なハーモニーをゲストに迎え、最後は「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」(啓子さんはWALKING WITH MY BABY DOWN BY SAN FRANCISCO BAYと呼んでいた)で第一部終了。



第二部はゲストに実の息子のTaigen Kawabeが登場。BO NINGENの来日とタイミングがあって実現した奇跡のコラボである。プライベートを思わせる親子の会話が面白い。コラボ曲はファッションデザイナーの山本耀司の「スライダーを覚えて」。幼児の頃に母親が聴いていて深く印象に残っている曲だと言う。続くTaigenのベース弾き語りの即興曲は、啓子さんのフォーク感覚とは異なるロック育ちの叙情歌だった。その後「翼をください」、「ドナドナ」、ボリス・ヴィアン「拝啓大統領殿」など原点となる曲が続く。デビュー曲「比叡おろし」の迫力に感動。この曲のイメージで関西(京都)出身だと思い込んでいたが啓子さんは東京生まれ東京育ちだとのこと。

比叡おろし 小林啓子 ライヴ


70歳にして益々充実する渾身のパフォーマンスは地下音楽や地下アイドルとは異なる感慨を覚えた。筆者が半ばネタ的に立ち上げた『100フォークス』の世界は未知の感動の宝庫かもしれない。




「私の歌は暗い曲ばかりで。。。」と啓子さんは言っていたが、個人的には「からっぽの世界」みたいな暗い曲を聴いてみたい。

小林啓子公式サイト

フォークソング
心の中の
語り歌

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【今生きているロッケンロー】爆裂女子/ラブリーサマーちゃん/THE NEATBEATS/少年ナイフ@六本木Varit 2019.1.19 (sat)

2019年01月20日 09時30分27秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


Beat Happening!少年ナイフLIVE at 六本木VOL.2

OPEN18:30/START19:00
前売¥3,800+1D¥600

O.A.爆裂女子
少年ナイフ
THE NEATBEATS
ラブリーサマーちゃん



少年ナイフの東京公演のオープニングアクトに爆裂女子が出演。アイドルよりもバンド対バンが増えている爆女ならでは、素敵なバンドばかりのイベントはオレ得以外の何者でもない。

●爆裂女子-Burst Girl-


オープニングアクトに抜擢された爆女は20分という短いステージだったが、新曲「ナンシー」にはじまり「BURST GIRL」「ギシキ」「All lie」「GREAT FXXING MY WORLD」と畳かける爆裂ライヴ。ゆらぴこのフロア乱入パフォーマンスも。アイドルライヴを初めて観る観客が多かったと思われるが、ライヴ後に「スゴかった」「カッコいい」といった声が其処彼処で聴こえてきた。筆者の場合初アイドルは2012年のでんぱ組だったが、今日の爆女にハマる人がひとりでもいれば嬉しい。

●ラブリーサマーちゃん


名前は知っていたが観るのは多分初めて。アイドルっぽいキラキラ系シンガーを想像していたら、真面目なバンド女子だったのに好感を持った。ギターはジャズマスター。PAVEMENTのカバーやダイナソーJr.、Beckといった名前が出る90年代オルタナ感が気持ちいい。

●THE NEATBEATS


浪速のビートロック四人組ニートビーツは2000年代初めにガレージロックイベントで何度か観た。その頃と殆ど変わらないモッズなガレージロックンロールを六本木のハイソなイメージをぶち壊す軽妙な大阪弁MCを交えて連発する。オールディーズになり得ない生きたR&Rのパワーは明日の新宿Red Clothでより激しく爆裂するに違いない。

●少年ナイフ


ライヴを観るのは多分7年ぶり。いつもそこにいる女子バンというイメージがあるが既にデビュー38年目、世界一長命なガールズロックバンドのひとつである。この日昼公演もあり1日2回のステージは1992年LAぶりだとのこと。ベースにオリジナルメンバーで現在LA在住のあつこが参加、彼女の選曲したセットリストのステージ。ロックンロールの楽しさを最大限に発揮する演奏は、彼女たちが一番楽しんでいるからこそ。爆裂女子の零ちゃんの口癖の「おまえが一番楽しめ!」という言葉は今日の出演者すべてに共通する。

生きている
伝説ではない
ロッケンロー




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【地下ジャズ Disc Review】ジョシュ・シントンズ・プレディケイト・トリオ『骨を作る(making bones)』

2019年01月19日 09時21分45秒 | 素晴らしき変態音楽


『Josh Sinton’s Predicate Trio / making bones』

CD/DL : Iluso Records IRCD14

Josh Sinton’s Predicate Trio:
Josh Sinton – baritone saxophone and bass clarinet
Christopher Hoffman – cello
Tom Rainey – drumsall

1. mersible
2. bell-ell-ell-ell-ells
3. taiga
4. a dance
5. blockblockblock
6. unreliable mirrors
7. propulse
8. idonal
9. plumbum

compositions by Josh Sinton, copyright 2018 sinzheimer musik
except for taiga and idonal by Sinton, Hoffman and Rainey
all pieces recorded in single takes on June 1st 2018 at Buckminster Forest
Mastering by Wayne Peet/Killzone Music


Photo by Peter Gannushkin / DOWNTOWNMUSIC.NET

NY発、知的好奇心を掻き立てる創造性トリオのデビュー作。

1971年生まれのバリトン・サックス/バス・クラリネット奏者ジョシュ・シントンの通算10作目のリーダー作にして、クリス・ホフマン(チェロ)、トム・レイニー(ドラム)と結成したPredicate Trio(叙述トリオ)のデビュー作。ホフマンはヘンリー・スレッギルやトニー・マラビーなど、レイニーはティム・バーン、クリス・デイヴィス、イングリッド・ラブロックなどとの共演で知られるNY即興シーンの実力派である。正式タイトルは『making bones, taking draughts, bearing unstable millstones pridefully, idiotically, prosaically(直訳:骨を作る、下書きを取る、不安定な石臼を保つ、誇りに満ちて、馬鹿げたほどに、単調に)』という散文詩になっている。収録曲の頭文字に合わせた言葉遊びから生まれたタイトルらしいが、歌詞のないインストゥルメンタル曲を聴くときに、タイトルについても聴き手それぞれが異なる解釈をすることで、イマジネーションを膨らませられるよう意図したという。英語を解さない日本人には難しいかもしれないが、音楽同様、言葉も断定的なものではなく、多種なイメージを喚起する流動性を持つことは周知の事実であろう。同じことが女性のヌード写真を使ったアートワークにも当て嵌まる。深読みしようと思えば際限なく解釈できるし、逆にこれはこれと開き直ってしまえば、ひとつの造形として審美的に鑑賞可能である。

そのように知的好奇心をくすぐるシントンたちの意図は、収録された演奏にも繋がっている。スタジオで3人が向い合って、せーので一発録音する、シントン曰く“オールド・スクールな方法”で録音された9曲は、殆どがファースト・テイクだという。即興ジャズの熱気とも、クラシックの厳格さとも異なる、知的な遊び心に満ちた実験精神は、室内楽的ハードコアジャズとでも呼べばいいだろうか。驚異的な音のレンジを持つシントンのバリトン・サックスは、時にチェロと双子のようにリエゾンし、時に低音でリズム・セクションを担う。ホフマンのチェロも同様に、高周波のパルス音からウッドベースのピッチカートやアルコを真似る。特に印象的なのはレイニーのイレギュラーなドラミング。パーカッションに留まらずメロディを歌う表情豊かなプレイは、シントンがこのトリオの特徴として上げる「リズムの束縛の解放」の鍵となっている。

M2「bell-ell-ell-ell-ells」の三者それぞれ別のリズム軸で同時進行するローラーコースターのような円舞曲、M3「taiga」のバリトン・サックスとチェロの睦合うような囁きに突如介入する不整脈ドラム、M4「a dance」はタイトルに反して抜き足差し足の覚束なさ、M7「propulse」の堅固なビートと後半のカオス。エンディングM9「plumbum」のバリトン・サックスのドローン・ソロが1分強で終わってしまうのが名残惜しい。

Josh Sinton - "Bell-ell-ell-ell-ells"


このアルバムを知的なパズルを解くように解析するのも良し、卓越したインタープレイのスリリングさに酔うのも良し、寝起きの頭で目覚まし代わりに聴くだけでも良い。ニューヨーク即興シーンに登場した創造の泉として味わい尽くしたい作品である。

叙述的
地下ジャズシーンの
ヌーディズム



Josh Sinton Official Site
Iluso Records Official Site
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【100フォークスのススメ】第3回:心の実存を自問するフォーク界のコールドウェイヴ〜佐々木好『心のうちがわかればいいのに』『にんじん』

2019年01月17日 08時57分50秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


一昨日の盤魔殿vol.21で筆者は『Another Side of Japanese Folk Music』というテーマで日本のフォークばかり回した。半分以上が中古レコード店の100円コーナーで購入したブツ(一部は消費税込み108円)であり、筆者の提唱する「100フォークス (One Hundred Folks)」の中核を成す布陣である。(残り半分はフォークソングの概念をアンダーグラウンド化する「地下フォーク」中心の、地下音楽文脈では重要な存在であるが、それを論ずることは本稿の趣旨ではない。)
【100フォークス (One Hundred Folks)のススメ】第1回:パンクとフォークの発火点〜かつての敵・フォークソングを巡る自分語り。
【100フォークス (One Hundred Folks)のススメ】第2回:青春の鈍痛を忘れないスウィートヴォイス〜佐藤公彦(ケメ)『片便り』

日本が世界に誇るアシッドヴォイスの持ち主「さだまさし」率いる「グレープ」、パワーフォークの先駆者「谷村新司」および「堀内孝雄」を擁する「アリス」、13歳と11歳の姉妹デュオ「チューインガム」、猫ブームでも再評価されない男性語人組「猫」など、昭和フォーク界を象徴するユニークなグループに混じって、唯一ソロシンガーとして選曲したのが「佐々木好(ササキコノミ)」であった。



1959年12月9日北海道札幌生まれ。札幌のライヴハウスや小樽の「海猫屋」等を中心に活動、CBSソニーのオーディションに受かって1982年にデビュー。同年、由紀さおりに自作曲「ストレート」を提供。シングル6枚、アルバム5枚をリリース。熱心なファンを獲得するが一般的な人気やセールスには結びつかず1987年に引退。その後音楽活動はしていない模様。

同じ北海道出身ということで中島みゆきの再来と呼ばれたらしいが、中島の情念的な歌に比べ、佐々木のヴォーカルには「熱」がない。素朴な歌声で歌われるメロディは起伏に乏しく、全体的に凍てつくような覚醒感が貫かれている。それは1stアルバム『心のうちがわかればいいのに』で薄明の中に溶け込んで消えて逝く少女であり、2ndアルバム『にんじん』の寒空の下に無表情に佇む少女であり、陶酔と孤独が凝結した世界の住人であろう。歌詞は恋や愛をテーマにしつつも徹底して一人称のIntrospection(内省)でありConfession(告白)である。内的宇宙を誰も分からない言葉に翻訳してしてbotのように呟いているように聴こえる。真意に気がつくのは偶然に彼女の呟きを「言葉」ではなく「音楽」として認識してしまった者だけなのかもしれない。

LOVE YOU LIVE 佐々木好 1983 06 04


『客観』
夢か誠か幻か 人間様が生きている
泣いて 笑って 又悩み
愛して 別れて 又愛し
生まれて 死んで 又生まれ
周り灯籠の絵のように
人間様が生きている
夢か誠か幻か

どういう訳かアルバム『にんじん』で唯一自作詩ではなく「作詞:不詳」とクレジットされている不条理なこの歌に、彼女の生き方が表明されている気がする。諸行無常でも輪廻転生でもなく、同じところを回り続けることしかできないのが「人間様」である。生活や感情の浮き沈みを一喜一憂しても何も変わらないことは分かっていても、一度限りのライフサイクルを悩み愛し続けて全うするしかない。その有様を「客観」して歌にして世に解き放つのがフォークシンガー佐々木好なのである。だからこそレコードとして記録された彼女の呟きを、ターテーブルとレコード針で拾い上げ拡大して、実存する現実として解き放つことが必要なのだ。

佐々木好の「寒さ」はアイス世代の代表作『THIS HEAT』に通じている。

This Heat - "24 Track Loop" (Light In The Attic Records)


心のうち
わからないから
歌を聴く

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【完全セトリ公開】1/15 盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會vol.21〜100円レコから限定10枚超レア盤まで

2019年01月16日 08時50分09秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會vol.21
Cérémonie de musique extrême 極端音楽成人式


2019/1/14 mon 渋谷 DJ BAR EdgeEnd
18:00start ¥1000 w/1d

TIME TABLE
18:00-18:30 Free Zone
18:30-19:00 DJ Battle
19:00-19:30 DJ BEKATAROU aka 伊藤元
19:30-20:00 DJ Athmodeus aka 持田保
20:00-20:30 DJ Bothis aka 山田遼
20:30-21:00 DJ Qliphoth aka 宇田川岳夫
21:00-21:30 DJ Vaby aka 大場弘規
21:30-22:00 DJ Necronomicon aka 剛田武




●Free Zone / DJ Battle

DJ BEKATAROU
Freezone
1.KRAFTWERK / DIE ROBOTER
2.SUGAI KEN / Gendaihooooogaku

DJ Battle
1. 谷川俊太郎作詞、高井達雄作曲「鉄腕アトム」テーマソング
2. 大野松雄 /「鉄腕アトム」アクセント集(その1)
3. 大野松雄 /「鉄腕アトム」アトム対決集
4. 白石民夫 /<BERES>OSAKA NOV3. 1992
5. VASILISK /THORN

DJ Vaby
1. Volume Dealers / The Cold Giant/
2. Volume Dealers / You Act This Way
3. God's Guts / Sunday
4. Copass Grinderz / Cobra
5. Bloodthirsty Butchers / Room
6. Yōran / The Atomic Love
7. Sodom / Breaking Glass



●DJ BEKATAROU aka 伊藤元


【夢中酩酊から空を超えて星の彼方へ】
1. 大野松雄 / アトムの音
2. Rafael Toral / wave field 5
3. Suzanne E. Ciani / Fish Music
4. Arturo Ruiz Del Pozo / Lago de Totoras
5. SUGAI KEN / 妖彩
6. хүнаштаар-оол ооржак / стилв сытыт
7. vasilisk / liberation and ecstasy Taksim


●DJ Athmodeus aka 持田保


【未来世紀のスモーキング・ブギ??】
1:宍戸錠"あの頃は左手に拳銃を持つのが美しかった"mix
2:David Murray / Patricia
3:港大尋 / ふとぺちた
4:抜打ちの竜"汚いヤツはどこまでも汚いんだぜ"mix
5:The Lounge Lizards / Harlem Nocturne
6:William S. Burroughs / Words Of Advice For Young People
7:Miles Davis / Shhh (Phew / 困っています)電子音mix


●DJ Bothis ska 山田遼


【Self Abuse Records「Murder Series」】
1.Taint - When You Meet A Stranger
2.Dead Body Love - Grace (12 Years Old)
3.Mlehst - Dreams Crossed Out
4.Stimbox - Slayground
5.Atrax Morgue - I'm Not Deaf
6.Hanged Mans Orgasm - Frenzy
7.Slogun - Mass Murder In Houston
8.Skin Crime ‎- Monster
9.Deathpile - Walking Time Bomb
10.Crawl Unit - Seasons In The Vacuum
11.Macronympha - Hungry Soldier
12.Surgical Stainless Steel - Woman Hater


●DJ Qliphoth aka 宇田川岳夫


【新宿レコードマスター追悼】
1. Arco Iris / Intro-Lucero Andino
2. Die Zinnföster / Nur Für Die Nacht
3. COS / Postaeolian train robbery
4. EP-4 / E-power
5. A Popular History of Signs / House
6. Septimo Sello / Otto
7. Sakre / Erreberentzia-Orain
8. Vocoder / Mindanao
9. Felix Kubin / Musik für Büromaschinen
10. 坂本長利 / 土佐源氏
11. El Primer Tercio / Hay Un Espacio Para Ti
12. Septimo Sello / Vuelo 747
13. 唐十郎 / 愛の床屋
14. Current 93 / Chewing on Shadows




●DJ Vaby aka 大場弘規


【オールジャンル7inch Special】
1. M / Pop Muzik
2. The Tubes / TV Is King
3. U2 / A Celebration/U2
4. Bikini Kil New Radio
5. Swanic Youth / Swan Jovi
6. Pussy Galore / Die Bitch
7. Stereolab / Wow And Flutter
8. Come / Come Sunday/Come
9. The New Blockaders and OrganumPulp Pt.1
10. The New Blockaders And Ferial Confine / Gesamtkunstwerk
11. Uf Ursin / Korale
12.Zelda / Ash-Lah



●DJ Necronomicon 剛田武


【Another SIde of Japanese Folk Music】
1. グレープ/精霊流し
2. 春日井直樹/呪歌
3. アリス/帰り道
4. 相生正/だておとこ
5. チューインガム/海のみえる放送局
6. 工藤冬里/三つのりんご
7. ふきのとう/流星ワルツ
8. 倉知久美夫/ハライ
9. 佐々木好/ドライヴ
10. マヒトゥ・ザ・ピーポー/春の膝
11. 猫/昼下がりの街
12. HIROMUSIQUE/MY GENERATION
13. 春日井直樹/呪歌



*今回の音源は都合により割愛します。

盤魔殿
節分過ぎて
冬将軍

【次回開催】
初の平日開催。学校・仕事帰りに盤魔殿。
盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會Vol.22
Le dernier disque de Winter Demon


2019年2月21日(木) 
渋谷DJ BAR EdgeEnd

19:00 Open/Start  
Charge ¥1,000 incl.1drink
盤魔殿 Regular DJ All stars
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【地下アイドルへの招待】第15回:『1.7』後の世界〜爆裂女子/NECRONOMIDOL/HAMIDASYSTEM/でんぱ組.inc/THERE THERE THERES

2019年01月15日 08時20分27秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


【地下アイドルへの招待】第15回:『1.7』後の世界
〜爆裂女子/ネクロ魔/ハミシス/でんぱ組/ゼアゼア

DJ Necronomicon ネクロノミコン(a.k.a.剛田武)


第14回『アイドルの未来は?』で書いたように1月7日はアイドル界激震の1日だった。
新宿LOFTでの爆裂女子1周年2ndワンマン‬ No future IDOLは、タータンチェックの新衣装でバンド・セットを含めた激しいモッシュとリフトの嵐となって大団円を迎えた。
渋谷WWWXでのNECRONOMIDOL 瑳里・夜露ひなラストライブ『未来へ』 は、暗黒のネクロ魔ワールドを創出する完璧なパフォーマンスを魅せて瑳里と夜露ひなが卒業した。
日本武道館でのでんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館 夢眠ねむ卒業公演 ~新たなる旅立ち~では、夢眠ねむ選曲によるセトリによるパフォーマンスと、根本凪を後継者としてミントグリーンを伝授しねむきゅんは見事な卒業を果たした。
激動の『1.7』はそれだけでは終わらなかった。追い打ちをかけるように元BELLRING少女ハート(ベルハー)のTHERE THERE THERES(ゼアゼア)が2019年2月末で解散することを発表。筆者の推しではなかったが、60年代のレトロなサウンドやサイケデリックの要素の濃い楽曲と黒いカラスを模した衣装のパフォーマンスが好きだったので残念。
更に推しメンのKOYAMA FLAMEとヲタ友(魔ヲタ)のMITSUI AMEBAを擁するメロディック・エレクトロニカ・アイドルHAMIDASYSTEM(ハミシス)が3月に現体制活動終了することが発表された。第13回の2018年総括記事に書いたように昨年12月にWWW2デイズを終え、新たな活動に期待していただけに精神的ロスは大きいかった。

笑い有り涙有り戸惑い有りの『1.7』が過ぎすで一週間。その間にそれぞれのグループは次の未来へと歩を進めた。



先鞭を切ったのはHAMIDASYSTEM(ハミシス)。3日後の1月10日(木)秋葉原カルチャーズ劇場にて『HAMIDASYSTEMの60分ライブ』を開催。初の着座での長尺パフォーマンスをじっくり魅せてくれた。レーザー光線はないものの、照明の陰影に映えるメンバーそれぞれの個性が際立つステージは芸術的。これが3ヶ月後に二度と観れなくなってしまう事実を思うと、この瞬間が永遠に続かないことを心の底に刻みつけるレクイエムでもあった。



続いて1月12日(土)に爆裂女子が全国ツアー『爆裂女子日本爆裂計画tour2019』の初日を飾るワンマンライブを京都AFTER BEATにて開催。筆者は参戦できなかったが、伝え聞いたところでは「新宿LOFTを超える爆裂ライヴだったとのこと。



1月13日(日)にはNECRONOMIDOLが渋谷Cycloneでの主催イベント『BEYOND vol.1』にて新メンバーを迎えて新体制初披露ライブを開催。SF/コミック風の新衣装で登場。新メンバーのひとり剣菱くのぎはなんと元劇場版ゴキゲン帝国のやんやんこと九軒ひびき。2017年後半にドラえもんの静香ちゃんのコスプレ姿を見て突然気になりはじめ、アルバムも出てさあ推すぞ、と思った時に脱退してしまった彼女が、約1年ぶりのアイドル復帰がネクロ魔とは吃驚。コケティッシュな笑顔が暗黒系のネクロ魔に新旋風を巻き起こすか?もうひとりの新メンバー、金髪のみしぇるはアイドルばかりか人前で歌って踊ることすら生まれて初めてという初心な生娘。慣れないステージを一生懸命こなす真摯な姿が印象的。特典会で話してみて、とても汚れのない天然ぶりに惹きつけられた。これからどんな色に染まるか、のびしろしかないので楽しみ。勿論先輩メンバー3人の自信たっぷりのステージングにも感服。さらに新曲『SALEM』の初披露、4月東京キネマ倶楽部でのワンマン、主催イベント『BEYOND』3ヶ月連続開催、ミニムービー制作と、盛りだくさんの発表に未来に向けての並々ならぬ決意を感じた。



当然ながら瑳里と夜露ひなの居たネクロ魔を再現することは出来ない。一度完成に近づいたグループが解体して新スタートを切る為には、新たなスタイルを打ち出すしかない。まずはお披露目は成功した。今後は進化をどう産み出していけるか、期待しかない。



1月14日(月)は高円寺二万電圧の『CHAIN REACTION #90 -信念会2019』に爆裂女子が出演。パンク、ハードコア中心のバンドに混じって「アイドルでもパンクでも関係ねえ。盛り上がっていこうぜ」と気勢を上げて激しいパフォーマンスを魅せた。ステージもフロアも一体となって爆裂するライヴ現場はまるで「爆裂都市」のワンシーン。楽器があろうがなかろうが、バンドだろうがアイドルだろうが、全力でエネルギーをぶつけ合う場所こそが、本当の愛と平和の震源地である。それが創出される場所二万電圧が一番似合うアイドルが爆裂女子であって欲しい。



そして本日1月15日(火)はでんぱ組.incが3月末から東名阪の3か所で開催するライブハウスツアー『我々はどこから来たのか? 我々はでんぱ組.incなのか、我々はどこへ行くのか 〜とりま東名阪〜』のチケットのFC【でんぱとう】最速先行受付が開始される。各地800〜1000人規模の会場は、今のでんぱ組にとっては小さすぎて倍率は相当高いに違いないが、新体制でんぱ組を推す気持ちに偽りがないことを運の神様が分かってくれることを期待している。



推しメンが
がんばる世界
推す覚悟


なお、THERE THERE THERES(ゼアゼア)の『1.7』以降の近況については各自タイムラインを検索していただきたい。
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【地下ジャズDisc Review】ラリー・オークス+ジェラルド・クリーヴァー『野性洞窟の歌(Songs of the Wild Cave)』

2019年01月13日 01時24分25秒 | 素晴らしき変態音楽


『Larry Ochs- Gerald Cleaver / Songs of the Wild Cave』

CD: Rogueart ‎– ROG-0084

Larry Ochs : ts, ss
Gerald Cleaver : ds, perc

1. First steps
2. Into the Air
3. Deeper
4. Down
5. Ringing It In
6. Rooted in Clay
7. Light from the Shadows

Recorded by Vincent Mahey (assistant: Morgan Beaulieu) on October 1st 2016 in the southwest of France, in a wild cave in absolute silence and darkness.
Mixing: Vincent Mahey
Mastering: Raphaël Jonin
Liner notes: Ludovic Florin
Photograph: Alban Jacques
Cover design: Max Schoendorff
Cover realization: David Bourguignon
Executive producer: Michel Dorbon


<即興>対<沈黙>のフィールド・レコーディング。

ロヴァ・サクソフォン・カルテットの創立メンバーとして、またソロ演奏家としてアメリカ・ウェストコースト即興シーンの中核で活動するマルチリード奏者ラリー・オークスと、デトロイト生まれのドラマー、ジェラルド・クリーヴァーは、2016年秋にフランス南西部にある自然の洞窟を訪れた。後期旧石器時代(17000年前~12000年前頃)にマドレーヌ文化と呼ばれる旧人類の文化が花開いたこの地方は、ラスコーやアルタミラなどの洞窟壁画で有名である。二人が訪れたポルテ洞窟も鮮やかな壁画で彩られていた。壁画保護の為に閉鎖されている洞窟に入ることを許されたのは一生に一度の機会だった。翌日、形が似ていて壁画の描かれていない洞窟で、二人のレコーディングが行われた。絶対的な闇と静寂の中、最小限の機材とスタッフで記録された、前夜の壁画の神秘体験の余韻の残る二人のセッションは、短くも濃厚なものだった。

地下洞窟内には素晴らしい「大気」があり、ラリーによればこれまで吸ったうちで最も質のいい「空気」に満ちていた。湿気は飽和状態だったが、地下深いので臭いも汚染も全くなかった。 洞窟は死んでおらず、生きている証に、頭上の地層から水が小さな波紋となってが滲み出ていた。 セッションを始めてから約15分経つと鼻腔から肺までのすべての気柱が大きく開いていることに気付いたという。これまででもっと自由に呼吸することができて、肺活量が増大し4時間に亘るセッションは順調に進んだ。しかし4時間に亘るレコーディングが終わり洞窟を出ると30分も経たないうちに、彼らの身体は元の「正常な」状態に戻ってしまったという。洞窟内のレコーディングは、生命回復作用をもたらす特別な体験だった。

この体験から分かるように、このアルバムのキーワードが<生命>にあることは確かである。即興演奏とは<生>と<生>、<命>と<命>の相互作用と呼べるだろう。生きる証として演奏行為で生じた音を他者に伝えることは、<命>あるもの特権である。それに対して音で呼応することも<命>がなければ出来ない。そんな<生命>の営みを、非生命体に解放する過程を記録した60分の音のドキュメントが『野性の洞窟の歌(Songs of the Wild Cave)』と題されたこのアルバムである。

楽器はラリーのサックスとジェラルドのパーカッションしかないはずだが、明らかにもうひとつの音が存在している。それは<沈黙>或は<闇>と呼んでもいい。洞窟の壁を形作る鉱物が呼吸する音。耳に聴こえる二つの楽器の反響、それが一旦途切れたとき、洞窟の壁が一斉に<沈黙>の歌をうたい出す、というより常にある<沈黙>が聴こえ出すのである。<沈黙を聴く>というと難しそうに思われるかもしれないが、このCDを聴くことは<沈黙>を聴くことでもある。その証拠に、どんなに激しい即興プレイも洞窟の<沈黙>のオブラートに包まれて、夢の中で鳴る雷鳴のように形而上的な現実ではないか。


Photo by Alban Jacques

ここに収録された音響には二人の即興演奏家の交歓では収まらない霊性と妖気が渦巻いている。何処で反響しているか判別不能の木霊、サックスのブロウに呼応するヒステリックな咽び泣き、ドラムの連打に呪文を唱える岩石のヒスノイズ。それらは幻聴ではなく、耳に聴こえないはずの古代人の亡霊の演奏かもしれない。聴こえてしまったからといって呪われることはないと保証するが、それでも心の中で塩をまいて清めてから聴きたいならば止めはしない。しかしそれは<沈黙>への無条件降伏であることもまた確かである。

沈黙ノ
巨人ト艦隊
爆裂セヨ

Gerald Cleaver & Larry Ochs @ 19PaulFort 9-29-16
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【新年ワンマン3現場】ギターウルフ@下北沢Shelter/でんぱ組.inc@日本武道館/爆裂女子@新宿LOFT

2019年01月09日 00時42分20秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2019年最初の現場は1月2日亀有のファッションブランドKRY Shop初売りだった。KRY専属モデルの都子(爆裂女子)が和服で迎えてくれて縁起のいい接触初めだった。ライヴ現場は1月3日新宿LOFTの『新宿系ガールズミーティング 2019新春スペシャル!全員集合!』。ネクロ魔、キスエクをはじめ初見のグループも観れて、充実した初ライヴだった。その翌日から怒濤のワンマンライヴ3連チャン。例年ほどの寝正月ではないが、鈍った身体が持つかどうか心配だったが、かろうじて右足・右肘打撲、腰痛程度で生き延びた。

1月4日(金)下北沢Shelter


ギターウルフ 13th new Album “LOVE&JETT” 発売前記念
『ジェット神社 初詣フリーライブ』

OPEN 18:30 / START 19:00
ADV¥0 / DOOR¥0 (2D別) ※ジェットおみくじ付き

新年早々「ロッケンロー!」のシャウトと爆音ギターを浴びられるてしかも無銭とはおめでたい。当然ながらパンパンのシェルター、3,4年前のBiSツーマンライヴを思い出す。その時は最後尾でリフトとモッシュの嵐から避難して眺めていた。しかし今回は整理番号11番で最前をゲット。書き初め⇒ビール一気飲み⇒ワンツースリーフォー、ロッケンロー!スタート。発売が間に合わなかった新作からのナンバーを中心に惜しみなく発射される機関銃ロッケンローにモッシュの波が押し寄せる。ロッケンローはこうじゃなきゃ。ボーリングしたり、原始人ダンサーが踊ったり、ステージダイブしたり、暴走ロックが暴れ回る90分。久々の耳鳴りもただただ心地よい。今年はロッケンローをもっともっと浴びたいものだ。


ギターウルフ『LOVE&JETT』 Music Video



1月6日(日)東京 日本武道館


でんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館
ワレワレハデンパグミインクダ~宇宙からの帰還~

開場17:00 開演18:00
アリーナ席 9720円/S指定席 8640円/A指定席 7830円/学生席 6480円

2018年から続く「でんぱ組コスモツアー」のファイナル公演。座席は何と最前列、しかもえいたそ☆成瀬瑛美の立ち位置正の若干下手。武道館に限らず数百回のライヴ会場通いで初めての最前列が最大推しのでんぱ組とは幸福過ぎて昇天必至である。しかし失神することも無く、7人の怒濤のパフォーマンスを堪能した。えいたそから何度もレスを貰った気がする。でんぱ組が選んだ今年の目標は「夢を持つ」。あまりに単純すぎて客席も戸惑い気味だが、単純だからこそ難しい。初心に帰る、と言う訳ではないが「夢」を持っているかどうかで、命の輝き方が違うことは確かである。決めるはずのMCも何処かまとまらないまま曲へ行く、そんなカオスこそでんぱ組の真髄。初めて観てから8年分の想いが凝縮された90分だった。6人組になる新体制でんぱ組を観るのが楽しみでならない。


でんぱ組.inc「太陽系観察中生命体」MV



1月7日(月)東京 新宿LOFT


爆裂女子1周年2ndワンマン‬
No future IDOL?

OPEN 18:30 / START 19:00
ADV¥3000 / DOOR¥3500(DRINK代別¥600)

ヲタクとして唯一デビューから推し続けている爆裂女子の1周年記念ワンマンライヴ。同じ場所に立てる歓びはヲタク冥利に尽きる至高体験である。いきなり新衣装で登場、インスタ映えするファッションブランド「HEIHEI」提供のタータンチェックがステージ映えする。衣装が変わってもパフォーマンスの激しさは変化ないどころか数倍パワーアップ。ヲタクのノリも最好調で、数え切れないモッシュとリフトとダイブで心拍数が制御不能に。後半のバンドセットの勢いは世界中どのハードコアパンクにも負けないと断言できる。個人的には推しメンの都子ちゃんが名実共にストロング宣言したことが無上の歓びだった。1/23ニュー・シングル『ナタリー』のリリースが決定。ライヴの振付けがポップで最高。世界中のより多くの人に爆裂女子の音楽が届けばいいな。








爆裂女子-BURST GIRL-/ナンシー【OFFICIAL MUSIC VIDEO】


ニューイヤー
ワンマンダッシュで
吉となる

【告知】2019.1.7爆裂女子重大告知


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