A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

サロメの唇/THAT'S A NO NO!/原子力牧場etc.@新宿JAM 2011.12.23 (fri)

2011年12月25日 00時57分03秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


Sazenami Label presents "サザナミナイト vol.28"。出演はサロメの唇/THAT'S A NO NO!/Rummy/THE YANMARS/THE MIDNIGHT TV PROGRAMS/原子力牧場(静岡)の6バンド。

サザナミレーベル主宰のカマチガク氏は原子力牧場をかない気に入り、彼らがサザナミ関連のイベントで静岡から上京するのは3度目。私はスケジュールが合わず9/18自主企画"アトミックファンシン"@二万電圧以来3ヶ月ぶり。他にもずっと観たいと思っていた昭和歌謡のサロメの唇、数年前に観たっきりのTHAT'S A NO NO!が出演するので楽しみにJAMへ向かった。

会場内は女性イラスト作家チムニー画伯の描いた童話に出てくるような女の子の絵画で飾られていてクリスマスらしいほのぼのした雰囲気を醸し出している。

1番手はTHE YANMARS。明らかにゴーグルエースの影響を受けている60'sガレージロックだ。キーボード奏者が客席を走り回ったりビールの一気飲みをしたりお客を楽しませようとするサービス精神たっぷりのステージ。演奏力もなかなかのもの。2010年結成の若いバンドだが、サザナミナイトのカラーにピッタリの楽しい演奏だった。



2番目が原子力牧場。11月にドラムのハセ君が脱退したのでこの日は代理のドラムにAU氏を加えてのステージ。セットリストは1st CDからの選曲。これがかなり良かった。ハセ君のパワー・ドラムは時に目立ち過ぎてしまうことがあったが、今回はアンサンブルを重視したバランスの良い演奏。もよぽんのヴォーカルも格段に進歩していて印象的だった。カマチ氏が「彼らは会うたびに進化して行くのが分かるから面白い」と評価していたがその通りだ。ただしかなり陰影のある牧場のサウンドがイケイケ・バンド中心のサザナミのカラーに合っているかは難しいところ。できれば9月にやったような自主企画を望みたい。まずその前にいいドラマーを見つけないとね。



3番目はRummy(ラミー)。ホリグチチエ嬢率いる珍しい女性ヴォーカルのロカビリー・バンドである。チエ嬢はブライアン・セッツァーばりにグレッチのフルアコをかき鳴らして凛としたステージを見せる。彼女の魅力に参ってしまったが、彼らはこの日を最後にベースとドラムが脱退してしまうそうで残念。当分はチエ嬢が引き語り中心に活動して行くとのこと。その布石とも言うべきJ-POP風のナンバーも披露。結構いけるかもしれない。



4番目はTHAT'S A NO NO!。彼らもまたオリジナル・ドラマー脱退により、ザ・シャロウズの進藤氏をドラムに迎えた演奏。レアなカヴァー曲を含めガールズ・ガレージのお手本のようなワイルドでチャーミングな演奏を繰り広げる。アニマルズの「Inside Looking Out」のカヴァーがウルトラ・サイケで良かった。お揃いのミニの衣装も目にまぶしい。特にベースのれなちんは超好み!私はステージの上手側で観ていたのだが、下手のれなちんに見とれてしまった。イベント終了後「ヨッパラっちゃった~」と言いながらツイストを踊りまくる姿にも惚れちゃった。というわけでメインの写真はれなちんです♡



5番目はTHE MIDNIGHT TV PROGRAMS。2001年結成、今年やっと1stアルバムをリリースしていたばかりのライヴ・バンド。結構人気があり女の子の観客が一斉にステージ前に詰めかける。サザナミナイトにぴったりのお祭りガレージ・サウンドでとにかくMCで笑わせ演奏で踊らせる。ライヴ中心に活動してきただけあって客の乗せ方はお手のモノ。会場は大いに盛り上がった。



トリがサロメの唇。2003年水のさとし氏を中心に結成、"昭和40年代の歌謡曲、ムード音楽、映画音楽に影響をうけながらも、独自の背徳的な世界観を繰り広げている平成の歌謡グループ"との紹介だが、ふたりのゴーゴーダンサーを加え昭和の香りたっぷりの世界を作り上げるステージは完成の域にある。ヴォーカルの橘京子嬢の佇まいはまさに由紀さおりか八代亜紀といったところ。時にファズ・ギターでサイケな雰囲気を付け加えるサウンドが素晴らしい。彼らもこの日出演予定だったドラマーが急遽出演出来なくなり、THAT'S A NO NO!で叩いた進藤氏とゴーグルエースのエミーリー嬢をドラムに起用しての演奏だった。進藤氏はこのあとザ・シャロウズのライヴがあり、ギリギリまでサロメで演奏して途中で退出、次の会場へ向かうという過密スケジュールだった。それでも独特のサロメ・ワールドに陶酔の時間を過ごした。彼らは2/12にここ新宿JAMでワンマン公演が決まっているという。観に来ようかなぁ。



毎度のことながらカマチ氏のアンテナの広さには驚いてしまう。多彩なバンドを集めたサザナミナイトはいつ来ても最後は飲みまくって踊りまくって120%楽しめるイベントだ。サザナミレーベルからリリースするアーティストも皆個性的で一度ハマったら抜け出せない魔力が潜んでいる。

年末も
サザナミナイトで
大騒ぎ

原子力牧場から誕生日プレゼントをもらった。感激! CDを申し込んだ人には年賀状を出すらしいのでお楽しみに。
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