褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 海の上のピアニスト(1998) 船から一度も降りたことが無いピアニスト

2011年01月12日 | 映画(あ行)
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 実を言うと・・・僕は一度も海外へ行ったことが無い。旅行があんまり好きではないからね。外国が嫌いということでもないけれど。どうせ海外へ行くのなら、そのまま外国で住みたいと思っている。ほんの一週間ぐらい海外に出掛けても勝手につまらんと思っているだけ
 でも、海外に行くとしたら昔は絶対にアメリカだったけれど今はスウェーデン。若い時は野心があったけれど今となっては理想も無いし、金持ちになれなくても社会保障のしっかりした国で住みたいと思うようになってきたようだ。
 でもなんだかんだ言っても日本が世界中で1番良い国だと思う。政治、経済、食い物、伝統、文化、娯楽、気候、社会、治安など総体的に考えると日本は世界中で最も平均点の高い国だと思う。

 そんな狭い空間を好む?僕だけれど、僕なんか比べ物にならないほどの狭い空間が大好きな人間を映画で見ることができた。その人間が今回紹介する映画海の上のピアニストの主人公。
 この映画の主人公は船の中で産まれてそのまま船から降りることなく一生を終えてしまうのだから、井の中の蛙に勝るとも劣らないぐらいの生活範囲の幅の狭さである。実際にこんな生活をしたら不便で仕方無いと思ったりするが、そんな人間がいつの間にか感性豊かな天才ピアニストになっている
 しかし、この映画の凄さは観ている最中はそんな違和感を感じる事も無くしっかり感動できること

 そんな感動できる映画を撮った監督が名作ニュー・シネマ・パラダイスや、主演のモニカ・ベルッチが綺麗なマレーナジュゼッペ・トルナトーレ監督。イタリアの映画は昔から大好きだが、そんな昔のイタリア映画の伝統を受け継いでいるかのような作品を撮り続ける彼の存在は非常に貴重だし、少々不思議な設定においても彼ならばこれぐらいの感動的な映画を撮ることは難しいことでもないだろう。
 
 それではイタリアから船に舞台を変えても感動させ、ユーモアもある海の上のピアニストを紹介します

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 第二次世界大戦直後、トランペット奏者のマックス(プルイット・テイラー・ヴィンス)は楽器屋に愛用していたトランペットを売りに来た。楽器屋の店長がレコードをかけた時、マックス(ヴィンス)は店長に1900(ナインティーン)(ティム・ロス)と呼ばれた伝説の男に付いて語りだす。

 1900年。アメリカ大陸とヨーロッパを往復する豪華客船であるヴァージニア号において、この船で働く黒人であるダニー・ブードマン(ビル・ナン)は産まれたばかりの赤ん坊を見付ける。この船に乗っていた客が赤ん坊を産んでそのまま置いていったらしい。彼はこの赤ん坊を船から降ろすと移民問題の関係でこの赤ん坊のためにならないと思い、この赤ん坊を隠すようにヴァージニア号で育てる事を決心する。
 ダニー・ブードマン(ナン)はその赤ん坊に『ダニー・ブードマン・T.D.レモン・1900』と名前を付けその赤ん坊はみんなから1900(ナインティーン)と呼ばれるようになる。1900(ナインティーン)が8歳(7歳?)になったときに、ダニー・ブードマン(ナン)は事故に遭って死んでしまう。そんな父親代わりだったダニー・ブードマン(ナン)の葬式に流れる音楽を聴いて、通称1900(ナインティーン)(ティム・ロス)はピアニストとして目覚める

 1900(ナインティーン)(ロス)が28歳の時にマックス(ヴィンス)と出会う。マックス(ヴィンス)は1900(ナインティーン)(ロス)の天才的なピアノの演奏を聞いて感銘を受け、直ぐに二人は友情に結ばれる。マックス(ヴィンス)は1900(ナインティーン)(ロス)がヴァージニア号から降りたことが無く、今まで地上に立ったことが無いことを聞いて驚き彼に船から降りることを勧めるが1900(ナインティーン)(ロス)は何故か船から降りることを拒む。

 ある日1900(ナインティーン)(ロス)はヴァージニア号で1人の少女に出会う。彼は少女に対する想いをレコードにして船から降り立つ彼女にレコードを渡そうとするが、ごった煮になった乗客たちに押されレコードを渡し損ねてしまう
 少女は1900(ナインティーン)(ロス)に別れ際に住所を教え、いつか訪ねて来るように語り去っていく。

 1900(ナインティーン)(ロス)は少女の事が忘れられずに、ついに船から降りて少女に会うことを決心する。彼は船から階段を下り、生まれて初めて地上に降りようとするが彼は途中で立ち止まり再び船に戻ってしまう。結局ヴァージニア号での生活が始まるが・・・

 1900(ナインティーン)(ロス)の伝説を語り終わるが、マックス(ヴィンス)は楽器屋の店長から古くなって使いみちの無くなってしまったヴァージニア号が爆発によって解体されることを知らされる。今でも1900(ナインティーン)(ロス)がヴァージニア号から降りていないと感じていたマックス(ヴィンス)は1900(ナインティーン)(ロス)をヴァージニア号から降ろすために船に乗り込み彼を探そうとするが・・・1900(ナインティーン)(ロス)がヴァージニア号から降りようとしない理由は映画を観てください

 どうして船の中での生活しか知らない男が天才ピアニストになり、素晴らしい創造力を発揮して音楽を作り出せるのかが説得力に欠ける気がするが、マックス(ヴィンス)と1900(ナインティーン)(ロス)の友情、そして1900(ナインティーン)(ロス)がなぜ船から降りることが出来なかったかは、この映画を観た人ならば何となくわかる気がするだろう。
 マックス(ヴィンス)と1900(ナインティーン)(ロス)が初めて出会うシーンは笑えるし、1900(ナインティーン)(ロス)が初めて船から降りようとする時の帽子が・・・のシーンは名シーンと言える。そしてピアニストが主人公の映画であるだけに流れてくる音楽が良い。だいたいジュゼッペ・トルナトーレの作品はエンニオ・モリコーネの音楽の貢献度が非常に大きい。この映画のサントラが欲しくなってきました

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