GAMAの菜園&フォト日誌

SINCE JUNE 2005・・・菜園情報と写真で綴るGAMAの雑記帳

土壌還元消毒

2016年08月01日 20時35分55秒 | 農場日誌
トマトの根腐病、ネコブセンチュウ、萎凋病やイチゴの萎黄病などに薬剤使用の消毒法とほぼ
同等か以上の効果が期待できる自然消毒法があります。トマトの連作障害を防いでくれるので、
初めてこれをやることにしました。

使用するのは米ぬかと井戸水、あとは太陽熱と透明マルチまたは古ビニールです。
米ぬかは1反歩(10アール)で500㎏。これ以上多くても、少な過ぎてもいい結果にはなりません。
多いとヌカが1反歩換算で25キロの窒素肥料を撒いたのと同じくらいの肥料効果を出すので、
後の施肥管理が面倒になるからです。近在の精米所でヌカを調達しました。
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トマト越冬栽培の圃場。残渣を撤去し、耕転しました。3回位深めに耕転し、足首まで潜るくら
い潅水し、落ち着いてからヌカを撒いて耕転、その後ビニールマルチで覆ってから3週間くらい
ハウスを締め切ります。写真は先週の耕転後。
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エコトラはパートのおじさんに任せ、自分はマメトラで狭いところを耕転しました。しかし、
マメトラは柔らかくなった土に埋まり、うまく耕転できません。こうなるとマメトラを操作する
のも力が要るので大変。丁寧にエコトラで作業した方が効率がいいのでマメトラはやめにしまし
た。
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今日は潅水開始。一晩出しっ放しです。水不足にもったいないって? そうなんですが、実は
自前の井戸水なんです。なので、10%節水なんてなんのその、水は使い放題です。
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以前は臭化メチル剤で土壌洗浄していましたが、オゾン層破壊物質に指定され全廃されたので、
以降はネマトリン粒剤やバスアミド薇粒剤を使うしかありませんでした。でも、この米ぬかを
使う方法だと環境には全く無害で洗浄できます。難点は密閉できるハウスでないと効果が出せ
ないこと。超高温にして3週間放置する必要があるからです。露地でも効果の出せる方法が見つ
かるといいですね。
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (すぎさん)
2016-08-01 23:12:28
つくばのガマさん、こんばんは(^^)/

うちではなかなかやらないですが、
露地でも透明マルチを使ってやってる人いますよね。
でも通常トマト培地は夏場は空きませんね。
Unknown (HAL_K)
2016-08-02 05:05:28
おはようございます HAL_Kです。

なんか規模がまったく違いますね~
営農とはこういうものなんですね。
Unknown (らうっち)
2016-08-02 08:28:07
つくばのガマさん おはようございまーす♪

露地でも、透明マルチを張ってやってらっしゃる方いますよね~
かくいうらうっちも、今朝トマト畝を1本やってみました。
効果はどうかはわかりませんけどね。
すぎさん (つくばのガマ)
2016-08-02 20:42:03
苺畝なら夏場にちょうどいいですね。
露地でも効果出るんですかね。ビニールトンネルでも
掛ければハウスと同じかもしれません。
HAL_Kさん (つくばのガマ)
2016-08-02 20:44:02
越冬トマトとしてはこの規模では小さ過ぎのようです。
これの6-7倍くらいはやってますね。
もちろん5人くらいいないと無理ですが。
らうっちさん (つくばのガマ)
2016-08-02 20:45:54
温度を高めることで微生物が繁殖し、土中の酸素を
食い尽くすことで無酸素状態を作り、細菌を殺すらし
いです。上手くいけば連作障害は排除できますね。

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