福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

ティーンエイジャーは歯間虫歯が出来やすい

2022-11-28 | むし歯予防の話

当院は、対象患者さんは原則として0~18歳としています。
一生を考えると、乳歯はさておいて、永久歯虫歯の予防にフォーカスしたいのはもちろんです。
なので、中高生の永久歯虫歯予防には、当院も気合を入れます。
奥歯かみ合わせ部分の虫歯は、フッ素の効果が不充分なところで、歯科でのシーラント処置が解決策です。
毎日のケアが重要なのは、歯間虫歯の予防になりますので、フッ素ジェルや歯磨き剤、そしてフロスの使用になります。

中高生は奥歯間虫歯の予防がポイントですが、14歳ころから歯間虫歯リスクが高くなって来るようです。
この辺りの年齢で、診査時にフロスを通してザラザラ感がある場合、奥歯間のX線写真でチェックします。

  

左は矯正治療終了後のチェックで奥歯間に初期虫歯を認めます。まさに14歳です。
右は1年半後の再評価です。虫歯はありますがストップしています。


  

これは反対側で、同様に右X線でも、初期虫歯はストップした状態です。
患者さんは毎日のケアをきちんとやっており、しっかり結果が出ています。
もちろん虫歯が無いのが何よりですが、このような初期虫歯であれば予防可能という良い例です。
保護者が関わる年齢ではないので、自らのモチベーションが重要ですが、思春期でもあり、なかなかマネジメントが難しい時期でもあります。
中高生は忙しい時期ではありますが、何とか定期的チェックと予防指導を受けて欲しいものです。
この時期、統計的にも永久歯虫歯増加が大きく、歯周病の初発症状が発現する人もいます。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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