福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

矯正治療後の固定(保定)

2012-12-03 | 歯並び、矯正の話

上の前歯の捻れの矯正治療を行った小学生の患者さん。
上下の前歯が永久歯で、側方歯と呼ばれる犬歯や小臼歯が出始める時期です。
歯型をとって、永久歯の大きさ、今後生え変わる部分のスペースと予測される永久歯の大きさから、上の前歯治療のみでOKと判断して早期治療を行いました。









乳歯の一番奥歯にチューブ、前歯4本にブラケットを接着して半年ほどで治療終了。









治療は終了ですが、この状態をできるだけ安定させるための固定が重要で、矯正用語では保定と呼ばれています。
この患者さんでは捻れを改善しているので、後戻りに、より注意が必要です。前歯4本の裏側に沿わせて弾力性のあるワイヤーを曲げ、歯とワイヤーを接着するリンガルリテーナーという装置をつけました。
少なくとも今後永久歯に全部生え変わるまで、おおよそ1年以上は固定が必要と考えています。
矯正治療期間は1か月ごとの調整が必要ですが、一旦保定になると3か月ごとくらいでOKにはなります。しかしながら、開始してこれで本当にお終いというまでには、結構長期間必要ということは認識下さいね。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする