ギャラリーと図書室の一隅で

読んで、観て、聴いて、書く。游文舎企画委員の日々の雑感や読書ノート。

新井三呼展 OIL SPIRIT 4月6日から

2024年03月13日 | 游文舎企画

      2019-11 キャンバス・油彩 116、7×116、7cm

 

まもなく今年の游文舎の展覧会活動が始まります。

4月6日(土)から14日(日)まで「新井三呼展」です。

群馬県榛東村にアトリエを構える、新井さんの作品を一部、ご紹介していきます。

   2020-10 キャンバス・油彩 145、5×97cm

お名前にお聞き覚えがなくても、作品をみると思い当たるのではないでしょうか。2016年に游文舎で個展をされた佐藤美紀さんです。その後、郷里・群馬県に帰り、作家名を変えて、再び柏崎の会場で作品を見せてくださることになりました。

心機一転というよりは、むしろバージョンアップした、といった方がよいかもしれません。油絵の具の多彩で鮮烈で濃厚な色彩、それを適宜溶きほぐすペインティングオイル。それらを三呼さんほど、自在に豊かに駆使する人はいないのではないかとさえ思います。まるで画材と一体になったように、画材に身を委ねるように思いのままを描出する――それは「何かを描く」というよりも「描く」ことそのもの。自然に囲まれた榛東村のアトリエで描かれた三呼さんの絵画は、見る人の心に直接語りかけてくれることでしょう。


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