冬期休廊中、游文舎は図書整理などをしています。昨年の今頃は、引っ越し作業から開館と慌ただしい時間を過ごしましたが、今少しゆっくり蔵書を見ています。新しい物も揃えていきたいとは思っていますが、小谷文庫・安藤文庫の充実ぶりに改めて注目しているところでもあります。
この度、蔵書類の配置換えをしました。写真は入ってすぐの部屋。ミニギャラリーを兼ねて、小谷文庫や游文舎文庫を気軽に楽しんでいただけるようにしました。突き当たりの作品は木下晋作「デッサンハル」。一瞬にして捉えた小林ハルさんの肖像は、小さいながらも存在感たっぷりです。LPレコードを楽しむ会もこの部屋で。小谷文庫は音楽関係の本も豊富。1月20日の同会ではドビュッシーを取り上げましたが、彼の発想源となっている詩人たちの詩集はもちろん、ドビュッシーの影響を最も強く受けた武満徹の著作なども揃っています。