「武士道エイティーン」誉田哲也 文藝春秋社 2009年
「武士道シックスティーン」と「武士道セブンティーン」に続くシリーズ完結篇。高校3年になった香織と早苗。インターハイを迎え・・・という主役二人の動向だけではなく、途中に香織の師匠桐谷の過去のエピソード、高校剣道部顧問の吉岡先生の過去などがちょうどいい具合に入り込んで、これまでとは違う構成になっている。
その違う構成が気に入った。香織+早苗だけで一冊の物語にするには薄くなってしまうように思うが、まさかそのキャラの過去についてこんなに詳しく書かれるのかという驚きと、読んだ面白さ両方を感じた。
映画で桐谷玄明を誰が演じていたのか知らないが、こんな過去を引きずった男を演じるのはきっと難しいに違いない&彼に興味を抱いた。
積ん読山脈に入り込んだ誉田哲也の他の小説を読んでみようかな。
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