「武士道セブンティーン」誉田哲也 文藝春秋社 2008年
あの剣道ガールズたちが帰ってきた!高校二年生になって、福岡へ転校してしまうほんわか西荻早苗。姓が変わって甲本になったのに、なぜか表示が河本に。剣道一直線の磯山香織は相変わらず一直線な日々。後輩の田原になぜか付きまとわれ、中学のときに知り合いだったヘタレ男清水も付きまとう。横浜と福岡。生き方も剣道も両極のように違う二人。離れていても友情は・・・
いやいやいや。「武士道シックスティーン」のときにも書いたが、いい。とてもいい。相変わらずいい。途中までちょっとダレ気味というかマンネリかな?と思ったらラストへのたたみかけるような展開を読んで、ああ読んで良かったと思った。
武士と武者の違い、早苗が福岡で出会う剣道の高度スポーツ化(=勝つ)、香織のお父さん=警官が大変な目に会い、と読みどころは多く、考えさせられる事も多い。
エイティーンを読むのが待ち遠しい。セブンティーンもシックスティーン同様映画化に向いた作品だと思う。市原隼人主演の「ボックス!」も楽しみにしている。
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