Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

山梨県北杜市、日向山登山

2018年04月29日 | 山歩き

4月27日(金)     天気=曇り時々晴れ

08:07尾白川渓谷駐車場→ 08:12日向山登山口→ 09:05矢立石登山口→ 10:44三角点ピーク→ 10:49~11:42日向山→ 12:48矢立石登山口→ 13:27日向山登山口→ 13:36駒ヶ岳神社→ 13:40~45千ヶ淵滝→ 14:02尾白川渓谷駐車場

 

 山仲間のSさんから「日向山へ行きませんか?」と丁寧なお誘いメールが届いたので、妻と二人で参加する事にした。今回の参加者は企画したSさん夫妻、Kさん夫妻、I子さん、Yさん、我々夫婦の計8名となった。

 Sさんと私の車に分乗し、早朝出発した。連休前日の高速道路は渋滞する事も無く、AM8時頃には尾白川渓谷駐車場に到着した。甲斐駒黒戸尾根を日帰登山して以来、ここへ来るのは4年ぶりだ。

 尾白川渓谷駐車場

 日向山は中腹の矢立石登山口から登れば山頂まで2時間足らずで登れファミリー向けの楽ちんコースなのだが、登山口へ通ずる尾白川林道が去年の大雨で崩壊し通行止めとなっている。現在のところ尾白川渓谷駐車場から登るしか道は無く、ここからだと標高差約1000m近くあり、楽ちんコースと言えなくなった。

 日向山登山口

 駐車場から僅かな距離に登山口があり、そこから登山道が通じている。樹林帯に刻まれたジグザグの道は緩やかな傾斜で歩き易い。ツツジがポツンポツンとあるくらいで道沿いに咲く花は少ない。40分程登ると舗装された尾白川林道に達し、林道を少し進むと再び登山道となり、3回目に林道と接した所が矢立石の登山口で、出発してから約1時間かかった。

 樹林帯の登山道

 登山道沿いに3か所程あった石積の窯?(内部は焦げておらず使用用途は不明)

 矢立石登山口(入山者センサーがある。)

 林道さへ通行可能ならここまで車で来れるのだが、ぼやいても仕方ない。山頂へ向け再び登山道を歩き始める。登山口のすぐ上に巨大な石があり特に標識は無いがこれを矢立石と言うのだろうか?

 緩やかな尾根に続く道は適度な傾斜で歩き易い。道沿いには「1╱10・・・2╱10・・・3╱10・・」と書かれた標識があり、良い指標となっている。曇り空だが今日は何だか蒸し暑く、歩いていると汗が滴り落ちてくる。

 巨石の間を抜けて行く。

 笹原と樹林帯だけの単調な登山道だが、K夫人は山菜感知のレーダーでも持っているのか、「ここにコシアブラ」、「あそこにタラノ芽」と次々に山菜を見つけ出す。私なんか目を凝らしても一つも見つけられないのに。

 笹原と樹林の道

 矢立石登山口から約1時間半で無人雨量計アメダスが設置された地点に達し、そこから僅かに登った岡が三角点標識のピークで、周囲は樹林帯に囲まれ展望は全く無い。

 無人雨量計の設置地点

 三角点ピーク

 ここから平坦な樹林帯を進むと突然白砂の広場が現れて、そこが日向山(1660m)の山頂であった。山頂からの展望は素晴らしく、北は八ヶ岳連峰が端から端まで望め、南には甲斐駒ケ岳の雄姿が頭上高く聳えている。

 八ヶ岳を背に全員写真

 山頂から八ヶ岳全景

 山頂から甲斐駒ケ岳

 広い山頂には多数の花崗岩石が点在し、この風景が日向山の人気の高さに繋がっている。記念写真を撮り終えると、山頂の一角にシートを広げランチタイムとする。

 山頂の花崗岩石と白砂

 山頂からは尾白川渓谷へ降る道もありそのコースを辿れば素晴らしい渓谷美を楽しめるのだが、現在通行止めで行く事は叶わず来た道を戻るしかない。約1時間の滞在で山頂を後にして下山を始める。

 下山の道も多くのハイカーとすれ違い、日向山の人気の高さが窺える。そのハイカーも以前は殆ど中高年だったのに、最近は若い男女を多く見掛けるようになった。山歩きに目覚めた若者が増えるのは喜ばしい事だ。

 道沿いにポツポツと咲くツツジ

 往路を降り山頂から約1時間40分で尾白川渓谷の登山口へ戻ってきた。ここから駐車場とは逆に右へ曲がって駒ヶ岳神社の境内を抜け、尾白川に架かる吊橋を渡って渓谷の遊歩道に向かう。

 竹宇駒ヶ岳神社

 尾白川に架かる吊橋

 しかし遊歩道入口には通行止めの張り紙があり、ゲートが閉じられていた。我々は河原に降りて千ヶ淵滝の方へ行ける所まで歩いてみたが、滝の手前までしか進めなかった。滝の全貌を見えなかったが落下する流水は中々の迫力もので、これを見ただけでも来た甲斐があった。

 千ケ淵へ向かう渓谷

 千ケ淵の滝

 千ヶ淵から駐車場へ戻ると、車で近くの尾白の湯へ向かう。料金は大人800円と少し割高だが、浴場施設は綺麗で広々としており、フォッサマグナの奥深くから湧き出るというお湯も気持ちよく山の疲れが癒された。

 今日は天気も良くて心地よい春山歩きが楽しめた。これくらいの山歩きが、アラセブンの我々パーティにはちょうど感じがする。グッドな計画を立ててくれたSさんに感謝です。

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日本三百名山回顧№41、朝日連峰以東岳(2百名山)

2018年04月26日 | 三百名山回顧

 昭和58年4月30日(土)~5日(木)  

 

 当時所属していた山岳会の5月山行で、残雪の朝日連峰を縦走しようという計画が決まった。私が担当リーダーとなり私を含め女性4名、男性3名の仲間が参加する事になった。

 この頃は新幹線など無かったから上野発の夜行列車で出発して、山形県鶴岡駅から朝一番のバスで以東岳登山口へのバスに乗り、泡滝ダム辺りで下車して歩き始めたと思う。

 出発地点で

 歩き始めた頃、猟師達のトラックと遭遇した。荷台には仕留められた数頭の熊が横たわっており、猟師から「山の上には熊が一杯いるよ。」と冗談半分に脅された。

 林道から残雪の詰まった道無き沢を詰めて茶畑山の稜線を目指した。会の共同装備品である8人用の重いエスパーステントを私が担いでいたので、稜線に達するまでの登りが本当にきつかった。

 道無き沢を登って行く。

 背中のザックが重かった。

 初日は茶畑山の手前の広々とした誰も居ない雪原にテントを張ったが、テントの夕餉では、「もし熊に襲われたら逃げ遅れた者が犠牲になろう。」何て冗談もでたが、用足しでテントから離れた時は先刻の猟師の言葉が思い出され何となく不気味であった。

 茶畑山手前の幕営地点

 2日目は茶畑山~戸立山と残雪を拾うように進んで行く。霧の一日で視界は無く、所々で残雪が途切れるとヤブ漕ぎで苦労したが、大きな支障も無くお昼頃には以東岳(1771m)の山頂に達したはずだ。霧に覆われた山頂からの展望は得られなかった。以東岳から先は、ハッキリした登山道もあり行き交う登山者も多かったので、楽な気分で狐穴小屋まで歩いて幕営した。

 以東岳へ向け粛々と登る。

 雪庇の縁を進む。(場所不明)

 霧の中の以東岳山頂

 身も凍るように寒かったが、3日目の朝は素晴らしい好天で迎えた。寒江山~竜門山と続く残雪の朝日連峰主脈縦走路は気分も爽快で、休まず歩いたものだから女性リーダーのS子さんから、「もう少し休憩を取ってよ。」と文句を言われたりもした。

 寒江山山頂?

 寒江山付近から大朝日岳方面

 寒江山から以東岳方面

 主脈縦走路(相模山方面)

 同上(場所不明)

 竜門岳から寒江山方面?

 西朝日岳

 朝日連峰の最高峰、大朝日岳(1871m)に達して来た道を振返ると、以東岳が遥か遠くに望め、あそこから歩いて来たのかと感無量であった。大朝日岳から小朝日岳を経由して、根子川沿いに建つ日暮沢小屋まで降って三日目の夜を迎えた。

 大朝日岳

 大朝日岳山頂

 山頂から祝瓶山方面

 山頂から以東岳方面

 山頂から小朝日岳方面

 日暮沢小屋からは車道が通じており、後は車道を伝って大井沢のバス停まで歩くだけなので、4日目の朝はノンビリ朝寝坊してテントを乾かした後に出発した。

 日暮沢小屋での朝

 大井沢集落へ向かう道沿いにはザゼンソウや水芭蕉の群落が点在し、尾瀬の水芭蕉より見応えがあった。大井沢集落には早い時間に到着したが、このまま仲間と別れるのが惜しくて、用事があるというOさんを除き全員が大井沢の旅館に泊まる事になった。

 水芭蕉の群落

 まずは汗臭い身体を身綺麗にし、その夜は登山の成功を祝して大盛上りの宴会となった。この時の山行は今想い返しても実に楽しく痛快で、私の登山人生の中でも最も思い出深いものの一つである。一緒に歩いたメンバーの内、岩登りのエキスパートだったOさんと、女性リーダーだったS子さんのお二人はあの世へ旅立たれてしまったが、写真を見るとあの時の仲間全員に改めて感謝の思いが募る。

 

追信・・・・この山行で百名山の一つ大朝日岳も登っているが、それは後日改めて記載します。

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信州青木村、十観山ハイキング

2018年04月24日 | 山歩き

4月21日(土)     天気=晴れ

 

09:00十観山登山口→ 09:21~50十観山→ 10:07十観山登山口

 

 田沢温泉、和泉屋旅館で迎えた朝は、青空が広がり今日も良い天気が続く。そこで田沢温泉の傍に聳える青木村三山の一つ、十観山を登る事にした。「せっかく温泉で綺麗(身体が)になったのに」妻は少し消極的だ。

 田沢温泉入口から山頂へ向かう車道を遡って行く。中腹にある信州昆虫資料館までは舗装された良い道だったが、そこから先は荒れたダートの道で私はここから歩くつもりであった。しかし妻は「汗を掻きたくないから行ける所まで車で行こうよ。」と言う。

 信州昆虫資料館付近の山桜

 仕方なく車底を擦らないかとヒヤヒヤしながら10分程運転を続けると、左手に登山口の道標があったので近くの路肩に車を停める。此処の標高は既に1千mを超えており、山頂との標高差が200m程しかない。まあ私もそんなに汗を掻きたくないから、この位でちょうどいいか。

 十観山登山口

 登山口から落葉樹の林の中を程良い傾斜でよく踏み込まれた道が続く。汗を掻きたくないと言った割には、妻は快調な足取りで私の前をグングン歩いて行く。20分程で山頂直下のトイレに達し、そのすぐ上が十観山(1285m)だった。朝飯後の腹ごなしに丁度良い程の歩きだった。

 緩やかな登山道

 少し急坂の山頂間近の登山道

 山頂直下の綺麗なトイレ

 十観山山頂

 平たい山頂は疎らな樹林帯で東面だけ展望が開いている。そこはどうもパラグライダーの発進場所として使われているような感じだ。そこから眼下に青木村の集落と、遠くには浅間山を中心とする山々が望まれた。

 山頂から東の展望(遠く中央の山は浅間山)

 西側は樹間越しに残雪に輝く北アルプスの山嶺が延々と続き、春まだ遠しといった眺望だ。山頂の一角にシートを広げ、コーヒーを飲みながら30分程滞在し山頂を後にする。

 山頂から西は、樹間越しに北アルプスの山嶺

 山頂から20分も掛らず登山口へ降り立つと、車で田沢温泉の共同浴場「有乳湯」へ向かう。ここは入湯料が200円(我々は和泉屋旅館から無料券を貰っていた。)と安い。とろみのあるお湯はシャンプーやソープが無くても身体が綺麗になるような良質の温泉だった。

 今日は観光巡りでもと思わぬで無かったが、春うららの山歩きは壮快で、短い時間であったけれど十観山のハイキングで楽しい一時を過ごす事ができた。

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信州上田市、虚空蔵山~太郎山登山

2018年04月23日 | 山歩き

4月20日(金)     天気=晴れ

 

08:59兎峰コース登山口駐車場→ 09:15座摩神社→ 09:28鉄塔下→ 10:12兎峰分岐→10:14兎峰ピーク→ 10:16兎峰分岐→ 10:41~11:06虚空蔵山→ 11:18亀井城址跡→ 11:55~12:05秋和分岐→ 12:09西峠→ 12:20~43太郎山→ 12:53秋和分岐→ 13:36林道ゲート→ 13:39秋和コース登山口駐車場

 

 上信道を通るたび気になっていた上田市の虚空蔵山、春の好日に登ってみる事にした。朝方我家を出発すると「関越道の本庄児玉と藤岡の間が交通事故で通行止めになった。」とラジオで報じている。困ったなと思いつつ花園インターで関越道を降り、藤岡インターまで一般道を迂回したが約30分程のロスで済んだ。

 上田菅平インターで上信道を降り上田の市街地を抜けて、秋和コースの登山口に着き、此処に折畳み自転車を残置する。その後車で兎峰コースの登山口へ向かう。駐車場が見つからず通りすがりの女性に場所を聞くと新幹線高架下にあると教えられた。言われたとおり向かうと車道から少し上がった坂の上に車10台は停められそうな空き地があった。

 新幹線高架下の駐車場

 此処に車を停めて出発する。新幹線高架下を潜ると直ぐに虚空蔵山への登山口があった。ジグザグで登り易い坂が続き、登山口から10分余で座摩(ザマスリ)神社に着く。山中にしては随分立派な神社である。

 兎峰コース登山口

 座摩神社

 神社の左手から道が伸びており、樹林帯の明るく心地よい尾根道が続く。高圧電線鉄塔の下を通り緩やかな道を進むと、沢越しの左側上部に大岩の岩壁が見える。

 高圧電線鉄塔下を抜ける

 樹林帯の快適な登山道

 対岸に大岩の岩壁

 やがて緩やかな道が急登に変り、その後ロープが張られた岩場が数十m程続いた。岩場を抜けた上部が兎峰への分岐で、分岐から数分で兎峰のピークに立った。ピークの展望は素晴らしく春朧の中に上田の市街地や信州の山々が望めた。

 兎峰直下の岩場

 兎峰ピークから上田市街地

 分岐に戻り再び急登の道をしばらく登って行く。やがて道は左へ曲がり緩やかに進んで行くと虚空蔵山手前の稜線に達した。左へ曲って急坂を越えると虚空蔵山(コクウゾウヤマ)(1077m)であった。

 兎峰分岐

 虚空蔵山山頂

 明るい雰囲気の山頂は居心地が良く、真下には上田の市街地が広がり正に上田市民の山という感がある。30分程ノンビリ休憩し山頂を後に太郎山へと出発する。

 山頂から上田市街地方面

 山頂から太郎山方面

 先程登って来た兎峰コース分岐まで戻り、そこから小さなピークを二つ程超える。いずれのピークにも標識があり、手前が「積城跡」その先のピークが「亀井城跡」と記されていた。こんな高所に城跡がある何て一寸驚きだ。

 虚空蔵山手前の岩場

 亀井城跡ピーク

 亀井城跡からロープを伝って急坂を鞍部まで降り、その先からはコブシや山桜の花が咲く緩やかで快適な尾根道が続く。やがて緩やかなピークを越えた地点に、秋和コースの分岐があった。

 亀井城跡ピーク直下の降り

 太郎山へ向かう快適な登山道

 秋和コース分岐

 秋和分岐から5分程進むと明るい広場の西峠で、ここからも上田市街に降る道がある。西峠から10分余の登りで太郎山(1165m)に着いた。山頂はテントが幾つも張れそうな明るい草原の広場で、とても快適だ。虚空蔵山とは違ったアングルで上田市街地の展望が拡がる。西側には虚空蔵山の山頂が小さく見える。

 西峠(緑ヶ丘コース分岐)

 太郎山山頂

 太郎山山頂から上田市街地方面

 20分程休憩し山頂を後にすると秋和分岐まで戻り、ここから秋和コースを降って行く。最初は緩やかな杉林の中を進み、やがて沢状の道をジグザグに降る。道はあまり歩かれていないようで、落ち葉が積もり隠れた石に時折足を取られたりするものの、標識も所々設置され静かで気持ちの良い道だ。

 秋和コースの杉林を降る

 所々案内標識が設置されている

 落ち葉の積もった一寸歩き難い下山道

 分岐から40分程で荒れた林道に降立ち、そこを右に曲って行くと直ぐに舗装された車道に達し、僅かに降ると鉄製のゲートがあった。ゲートを潜るとその下が登山口の駐車場で私の赤い自転車がポツリと置かれていた。

 登山口上の林道ゲート(簡単に通過できる)

 ゲート下の登山口駐車場(車3台分程)

 妻を登山口付近で待たせ、私は自転車で車を停めている兎峰コースの登山口駐車場まで戻る。再び妻の所まで戻ると今宵の宿泊地、田沢温泉へ向かう。青木村の山奥にヒッソリと佇む田沢温泉の和泉屋旅館は家族経営の小じんまりした宿だったが、静かで綺麗な部屋と地元の素材を活かした素朴で新鮮な料理がとても美味しく再び訪れたくなる本当に良い宿であった。

 気持ちの良い山歩きを終えて、ノンビリと温泉に浸かっていると、思わず「ウ~極楽、極楽」と呟きたくなる、こんな一日が私にとっては至福の時と言って過言では無い。

 

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信州青木村&田沢温泉、和泉屋旅館は星5つ

2018年04月21日 | 旅行

 4月20日(金)~21日(土)

 信州上田市の近郊に聳える虚空蔵山~太郎山を登ってきたのだが、その後上田市から車で30分程の西にある田沢温泉で一泊した。この辺りでは別所温泉が有名で、田沢温泉は存在すら知らなかったが、ネットで偶然見つけこじんまりと鄙びた風情が気に入った。

 田沢温泉の風情ある通り

 田沢温泉の薬師堂

 田沢温泉には営業する宿は3軒しかなく、一番小さな和泉屋という旅館に泊ったが、これがまた本当に良い宿であった。簡素ながら部屋は広くて綺麗で◎、源泉元湯の温泉は湯質良好で◎、地元の素材を活かした和風料理も◎、宿の人の控えめでさり気ない応接も、客との距離感が絶妙で◎、これで一泊大人1万円(税別)とは実にリーズナブル、私の中では星5つの丸特お勧めのお宿と言えます。

 田沢温泉和泉屋旅館

 和泉屋旅館の隣にある共同浴場「有乳湯(ウチユ)」ここも良い温泉です。

 田沢温泉がある青木村も考えてみれば今まで行った事は無く、初めて訪れた場所だ。山間に点在する集落の家々は概ね大きく立派で、花々が咲き乱れる風景はまるで桃源郷を見るようであった。

 田沢温泉へ向かう道(正面の山は青木村三山の一つ、十観山)

 道の駅あおき(遠くの山は青木村三山の一つ子檀嶺岳(コマユミダケ))

 国道143号沿いの蕎麦処、よし吉(少し待たされたが蕎麦美味し)

 大法寺の国宝三重塔(1333年建立)

 同 上

 関東からそう遠くない信州に、こんなに良い所があったとは、日本三百名山を踏破した私ですら知らなかった。残念不覚、狭いようでも日本は広い。信州青木村、訪ねてみれば古き良き日本の原風景に心が癒される事請け合いです。

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我家のオーブントースターをおニューに買換えた。

2018年04月19日 | 日記

 4月19日(木)

 我家のオーブントースターはシンプルな構造のせいか10年近く故障もせずに使い続けている。しかし経年劣化の為、だんだん薄汚れて発熱量も弱くなってきた。

 そんな状況を見て我家の財務大臣たる妻が買換えを決心した。私は内心「まだ使えるのに・・・」と思ったが、大臣の鶴の一声には逆らえず、早速近在のケーズ電機を訪れた。

 他の家電品と同様にオーブントースターも、上は数万円から下は1千円台までピンからキリの製品が販売されていた。我家の生活レベルに鑑み検討の結果、中の下辺りの製品を購入する事にした。

 我家へ持ち帰り並べてみれば新型は旧型より一廻りデカく、操作ボタンも多くて多機能だ。使いこなせば重宝するだろうけど、私の場合トースターを使うのはトーストを焼く時と焼き鳥を温めるくらいなもので、電源スイッチとタイマーしかない旧型の方が遥かに使い易く、愚直でシンプルな性能が自分と似ているようで愛着も湧く。

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日本三百名山回顧№39、鳥海山 №40月山(百名山)

2018年04月17日 | 三百名山回顧

 昭和56年9月5日(土)~7日(月)   

 

 東北の名峰、鳥海山を登ったのは昭和56年の9月、40年近くも昔の話だ。当時日本百名山登頂を目指していた山岳会の女性リーダー、S子さんに誘われて参加したように思う。何しろアルバムの写真以外の記録が一切残っていないので、当時の記憶は殆ど薄れかけている。

 参加者はS子さんをリーダーに女性がIW子さん、IS子さん、男性がUさんと私の5人パーティであった。上野発の夜行列車で秋田県の象潟駅に降立ち、そこからバスで登山口の鉾立へ向かった。

 吹浦コース登山口バス停

 象潟コースの登山道

 鉾立登山口から山頂へ向かう象潟コースは、途中に円い鳥海湖などもあって明るく眺めの良い道程だが、標高差が1100mもあって夜行列車で前夜を過ごした身にはけっこうきつかった。鳥海湖を過ぎてしばらく登ると、千蛇谷コースと外輪山コースに道が分岐する。我々は右手の外輪山コースを経由して頂上小屋に到着した。

 鳥海湖をバックに

 鳥海湖付近で(中央がリーダーのS子さん)

 登山道に残る雪

 鳥海湖付近から鳥海山(山頂は左のピーク)

 登山道分岐の手前で休憩中

 千蛇谷と外輪山(右手)

 外輪山のピーク?

 外輪山から山麓の眺め

 その夜は小屋に宿泊し、翌朝早く全員で鳥海山の最高峰「新山(2237m)」に登った。岩が積み重なったような山頂でしばらく佇んでいると朝日が昇り、日本海の海原に鳥海山の山影、三角形の影鳥海がクッキリと浮かび、それは中々壮大な眺めであった。新山から七高山を経由して小屋へ戻ると、千蛇谷コースを経由して象潟コースを下山し鉾立登山口へ戻った。

 山頂から朝日が昇る

 日本海に映る影鳥海

 鉾立に戻り着く(背景は奈曽渓谷)

 

訂正事項・・・登山口バス停の写真から推察して鳥海山への登りは、象潟コースでは無く吹浦コースを歩いたように思われます。

 

 

 

 他のメンバーは象潟駅からその日のうちに帰宅の途についたが、余分に休暇を取っていた私は唯一人山形県へ向かう列車に乗り、鶴岡駅で下車をして駅前からバスに乗り、月山登山口の弥陀ヶ原八合目に向かった。

 午後遅い時間に登山口を出発したが、羽黒山コースはよく整備された緩やかな道で、当時は一番元気な頃だったから2時間足らずで月山(1984m)の山頂に着いたと思う。山頂は広々とした山上高原で、山頂には立派な神社が鎮座していた。その直下に頂上小屋があり、お客さんが少なかったので個室に泊めてもらう事ができた。

 夕刻、月山山頂神社と奥に遠く鳥海山

 翌朝も好天となり眩い朝日が昇ったが、月山はだだっ広い山なので影月山を見る事はできなかった。しかし山頂からは360度の展望で、北には前日登った鳥海山、南は朝日連峰が横たわり、その奥に飯豊連峰の連なりも望めた。もう秋の気配なのに山頂直下の斜面には豊富な雪が残されており、豪雪の凄さを実感した。

 山頂から登って来た弥陀ヶ原方面?

 山頂から西?の眺め

  山頂から東?眺め

 山頂から南に朝日連峰と奥に飯豊連峰

 山頂からは、湯殿山神社へ降る湯殿山コースを下山した。この道は昨日の羽黒山コースとうって変わり急坂の連続で人の気配も無かったが、しっかり道で歩き易かったように思う。

その後は全く記憶に無いけれど、その日のうちに列車に乗り翌朝帰京したのではないか。当時は新幹線など無い時代で東北地方がとても遠かったのだ。殆ど消えかけた記憶の中で、日本海に浮かんだ影鳥海の雄大な眺めだけが今でも印象に残っている。

 

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朝日新聞が珍しく、写真入りで安倍昭恵夫人視察のニュース

2018年04月15日 | 日記

 4月15日(日)

 12日の朝刊を見ていたら、埼玉県の福祉施設「埼玉福祉会」を視察する安倍昭恵夫人の記事が写真入りで載っていた。森友学園以外では今まで彼女の視察話など殆ど記事になる事はなかったのに、安倍政権を毛嫌いする朝日新聞にしては珍しい。と思っていたら、記事を読み終えて成る程なあと朝日新聞の思惑が読めてきた。

 普通なら著名人が福祉関係の施設を視察や慰問で訪れれば、にこやかに出迎えるシーンや関係者と和やかに語りあうシーンなどの写真が載り、関係者の談話も感謝の言葉が綴られるだろう。

 しかし、この記事ではチト趣きが違った。写真は今まさに視察を終えて笑顔で帰らんとする夫人の姿が写され、関係者の談話も「警備が厳重で驚いた。無事に終わってホッとした。」と如何にも来たのが迷惑げに書かれていた。

 これを読んだ多くの読者は私と同様に「アンタのせいで国会は紛糾し旦那が苦労してるというのに、まだノー天気に視察何ぞやってるのか。福祉会の人達も迷惑してるじゃないか。ホントーに空気を読めない馬鹿女だ。」とこんな印象を持ってしまうだろう。

 福祉施設の視察では表立っての批判はできないから、こんな裏技を使ってパッシングを煽る偏向は・・アッ違った編集は流石に朝日新聞で、アンチ安倍の本領を発揮した快心の記事と言える。

 でもこんな風にしか視察の記事を載せてもらえない昭恵夫人がチョッピリ可哀そう・・・・アッイカン、憎っき安倍政権打倒の日まで、朝日新聞の愛読者がこんな情けを掛けちゃいけないんだった。反省

 

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82歳のレジェンドマラソンランナー

2018年04月13日 | 日記

 4月13日(金)

 昨日朝のNHKニュースを何気なく見ていたら、長野フルマラソン大会を20回連続出場しているレジェンドランナーの事が紹介されていた。彼の名は小口親司さんというのだが、その内容が凄かった。

 82歳でフルマラソンに挑戦というだけでも大したものなのに、月間600キロ以上の練習メニューをこなし、去年の大会記録が3時間29分57秒というから凄い。これがどれ程凄い数字なのか、フルマラソンを経験した市民ランナーの方ならよくお判りだろう。この記録は80歳以上の部の日本新記録になっているという。

 朝起きると「今日は何処を走ろうか、調子はどうかと頭の中は走る事で一杯、やりたい事が一杯ある今が一番青春だ。」と話す小口さん、次なる目標は80歳代後半の部の世界新記録であると言う。そんな父親を陰でサポートするのは、同じくランナーである息子の秀哉さんだ。「年齢を重ねても気力が衰えないのが凄い。何かに夢中になる人生は有意義で自分もそうなりたいと思う。」と父への畏敬を語っていた。

 今日本のスポーツ界は、大リーグ、大谷選手の事で持切りだ。私も日本人の一人としてその活躍を誇らしく思うけれど、我々凡人とは全く別世界の人物だ。例え無名でも超人的な努力で現役である続ける82歳のマラソンランナー、小口さんのような存在が、一人の老人ランナーである私の心を勇気づけてくれる。

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午後の一時、レストランで思わぬミニ演奏会

2018年04月12日 | 日記

 4月12日(木)

 チョッピリ贅沢な雰囲気とリーズナブルなランチメニューが気に入って、市内の欧風レストラン「ビストロカタオカ」には時折訪れている。一昨日も12時にランチを予約して妻と二人で食事をしていたら、お店の人から「市内に住む音楽家、太田瞳さんが、後日のランチコンサートの練習を兼ねたミニ演奏会を2階の客席でやるので、よかったら聴いていってくれませんか。」と声を掛けられた。

 当方時間だけは有り余るお気楽な身、暇つぶしにはもってこいと喜んで2階の客席へ足を運んだ。初めてお会いする太田瞳さんは、一見何処にでもいそうな小柄でキュートなお嬢さんだった。こういう演奏会は不慣れなのか、「緊張するわぁ。」と言いながら彼女は外国の歌をソプラノ風に歌い始めた。

 その歌声は華奢な外見から想像できぬ骨太い力強さで最初は度肝を抜かれたが、だんだん歌の世界へ魅了されていった。3曲ほど歌って臨時の演奏会は終わったが、自分の夢に向かって一生懸命頑張る若い音楽家の姿に感銘を受けた。ありふれた午後の一時に、こんな得難い時間を過ごせて少し得した気分になった。5月12日に彼女のランチコンサートがこのレストランで演奏されるので、大して宣伝にもならぬだろうが、下記に載せておきます。

 演奏会の様子

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儲け話には裏がある。

2018年04月10日 | 日記

 4月10日(火)

 インターネットを見ているとこの低金利時代の世の中で、「某国の社債利回りが年11.7%」とか「某不動産投資の利回りが年7%」など、嘘のような儲け話が載っている。これが事実なら凄い事で500万円投資したとして、年にそれぞれ58万、35万円もの配当が貰える事になる。

 でも皆さん判っちゃいるとは思うけど、中にはコロッと騙される人がいるから言いますが、世の中そんなに甘い話は転がっちゃいません。大体こんな高利回りで確実に運用できるなら、販売会社は売り出しなどせずに自社資金で運用するはずです。

 宣伝のパンフレットには都合の良い話や数字ばかりが、一番最初の目立つところに大きな文字で書かれているが、これに騙されちゃいけません。よ~く読み進むと最後の方にできれば読んでくれるなと願望を込めた小さな文字で、「元本や利回りを保証するものではありません。」と書かれており、悲しい事に多くの投資話はこれに該当すると思って間違いありません。

 かく言う私もその昔、証券会社のオネーちゃんに勧められある不動産投資信託を買ったのだが、数年後には行き詰まり僅かな配当金を貰っただけで投資金額全てが泡と消えた。これじゃまるで詐欺だと思ってみても、証券会社は「ゴメンナサイ」の一言も無く「全ては自己責任、買ったアンタが悪いんでしょ。」という態度であった。

 だからこれだけは言っときます。投資話を熱心に売り込む証券社員が貴方の親しい友や身内で無い限り、その投資話に乗ってはいけません。もし投資運用をやるのであれば、自分で調べて自分で判断してください。そうすればたとえ損したとしても諦めもつきます。「ハイリスク=ハイリターン」これが投資話の鉄則である事を絶対忘れてはいけません。

    

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本庄早稲田の杜ハーフマラソンを走ってきました。

2018年04月09日 | マラソン

 4月8日(日)      天気=晴れ

 本庄早稲田の杜ハーフマラソンを走ってきた。この大会は2度目の参加で初参加の去年は土砂降りの雨のスタートだったが、今年は春の好天に恵まれた。と思ったが赤城下ろしの風が強くて参った。

 こんなカッコで走ります。(風が強いので無帽)

 本庄総合公園の市民球場をスタートして小山川沿いの河川敷を走るのだが、10キロ過ぎの折り返し地点までは完全な逆風コースで、前傾姿勢を強めないと身体が押し戻される程だ。

 

 市民球場のスタート地点

 ヤットコサ折り返し地点に達して、サアこれからは追い風に乗ってスピードアップと目論んだが、前半でスタミナを使い尽くし筋力が限界に近づいている。コースの小山川沿いはこだま千本桜の名所で、今日は桜祭りで賑わっているが勿論桜を見る余裕などない。

 後半の1キロ1キロがやたら長くてゴールは遥かに遠い。「ワザワザ金を払って何でこんなきつい事をやってるんだろう。」と後悔の気持ちも募る。20キロ地点を過ぎて、やっと完走できると確信が持てた。

 最後は必死の形相で本庄総合公園のフィニッシュゲートを潜った。ゴール後のスポーツドリンクが至福の味で、干からびた身体の隅々に染み渡るようだった。交付所で記録証を受取ると1時間52分50秒のタイム、去年の記録とほぼ同タイムだ。自分の老化と風の影響を考えれば、健闘に値する記録ではないかと思う。

 やっとこさゴール

 スポーツドリンクが至福の味

 私は普段謙虚で控えめな人間だが、約1000名以上のランナーが出場したハーフマラソンで総合順位322位という記録は、アラセブンの高齢者として少し誇っていいのではないだろうか。よ~し、この勢いをかって次はシニアオリンピックの金メダル、・・・というのは冗談ですけど。

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日本三百名山回顧№38、泉ヶ岳(3百名山)

2018年04月07日 | 三百名山回顧

 平成25年10月31日(木)    天気=曇り

 

09:03泉ヶ岳スキー場駐車場→ 09:36~39お別れ峠→ 10:30~38泉ヶ岳→ 11:00岡沼→ 11:20泉ヶ岳スキー場駐車場

 

 泉ヶ岳は仙台市の北西部に位置し、夏はハイキング、冬はスキーで仙台市民に親しまれている山だ。妻は、仙台市内の観光巡りをしたいと言うので、朝方ホテルで別れ私は一人で泉ヶ岳へ向かった。

 泉ヶ岳の東斜面は泉ヶ岳スキー場のゲレンデで、スキー場の広い駐車場に到着すると何処かの小学校登山のバスが数台停まっていた。生徒達は途中まで運行しているリフトに乗って行くようだ。

 泉ケ岳スキー場駐車場

 私は滑降コースと呼ばれる登山道を登って行く。緩やかな樹林帯の道を30分程歩き、登山道が交差するお別れ峠に着いた。此処で運悪くリフトを乗り継いで来た小学校登山の行列に遭遇してしまった。

 小学校登山の列と遭遇

 お別れ峠

 「ゴメンね。」と言いながら生徒らの列を追越して行くが、チビッ子共は「この人スズを付けてるから追いて行けば熊に襲われないゾ。」とか「そんなに急いで頂上まで行けるんですか。」と生意気な口を利く。でもきちんと挨拶はするし、皆可愛い子供達だった。

 大壁の急坂

 小学生登山の列と離れると静かな道に変った。お別れ峠からはだんだん道は急になり途中「大壁」何て標識の坂もあるが、小学生でも登れる道なので大した事は無かった。お別れ峠から30分足らずでカモシカコースが右から合さり、そこから急坂を数分登ると泉ヶ岳(1172m)の山頂だった。

 泉ケ岳山頂

 山頂はゴロゴロと石が散乱する広場で、周囲は灌木で覆われ展望は殆ど無い。記念の写真だけ撮って10分足らずで山頂を後にした。山頂直下では展望が開き仙台市街地を望めたが、ドンヨリとした天気なので霞んだ風景しか見えない。

 下山の道はカモシカコースを降る。樹林帯の急坂を20分程降ると、岡沼という小さな池がある平坦地へ着く。岡沼の縁を通って兎平の緩やかな草原を抜けると泉ヶ岳スキー場ゲレンデの最上部で、リフトが此処まで運行していた。雪の無い今の時期は、パラグライダーの練習場や観光用とした活用されているようだ。

 岡沼

 広々としたゲレンデを真っ直ぐに降って、山頂から約40分で車を停めている駐車場へ戻ってきた。単独で歩くとどうしても駆け足のような登山になってしまう。も少し山の余韻に浸るような余裕ある山歩きを心掛けねばと、登り終えて何時も反省する。

 泉ケ岳スキー場ゲレンデ

 

 なお、登山の詳細は本ブログに記載済なので、下記をクリックしてご覧下さい。

     You can click.

 

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奥武蔵、都幾川桜堤&大平山ハイキング

2018年04月05日 | 山歩き

4月3日(火)     天気=晴れ

 

08:21武蔵嵐山駅→ 08:41~45菅谷館跡地→ 08:50~09:10都幾川桜堤→ 09:14槻川橋→ 09:39~40大平山→ 10:18~24遠山甌穴→ 10:50大聖寺→ 11:15~30道の駅おがわ→ 11:55小川町駅

 

 小春日和の良い天気が続く。花見と山歩きを一挙に楽しもうと、東武東上線の武蔵嵐山駅に妻と二人降り立った。通学途上の高校生達とそぞろ歩き、国道254号を越えて、自然公園の中に残る菅谷館跡地に立寄る。此処は平安時代末期の武将、畠山重忠が居住した城跡で土塁やお堀などの遺構が残されている。

 東武東上線、武蔵嵐山駅を出発

 菅谷館跡から南へ向かうと都幾川が流れ、川沿いには2キロに及ぶ桜並木がある。「都幾川桜堤」と呼ばれ近在では有名な桜名所である。桜の花は既に盛りを過ぎていたが、それでも十分見応えがあった。

 桜名所「都幾川桜堤」

 都幾川から大平山

 桜見物を終えると、槻川橋を渡って北へ向かい、日帰り温泉「平成楼」の脇を通り大平山へ向かう。大平山は武蔵嵐山町の最高峰だが、標高179mしかないので登山口から10数分あれば山頂に着いてしまう。山頂からの展望は無いが、手前の東屋から都幾川方面の眺めを得る事ができる。

 大平山登山口手前

 山頂へ向かう登山道

 東屋から都幾川方面の眺め

 大平山山頂

 大平山から遠山集落へ降り、槻川沿いの車道を小川町へと歩いて行く。途中に「遠山の甌穴(オウケツ)」と書かれた案内板があったので寄り道してみたが、岩がゴツゴツした槻川の渓流で言っちゃ悪いが大した眺めでは無かった。

 小川町へ向かう槻川沿いの車道

 槻川渓流の「遠山甌穴」

 更に進んで小川町の下里集落に入ると、車道から右へ曲り大聖寺へ向かう山越えの小道に入る。樹林帯の静かな山道であったが、緩やかで歩き易かった。峠に達し僅かに降ると大聖寺の墓地で、境内には桜吹雪が舞っていた。

 大聖寺へ向かう山道

 大聖寺の門前

 大聖寺から小川町の街中に入り「道の駅おがわ」に着いた。此処は小川和紙ハーフマラソン大会のスタートゴール地点で、毎年参加しているのでお馴染みの所だ。腹が減ったので、テントショップで売られていた大福を買って食べたが、素朴な味わいがとても美味かった。

 道の駅おがわ

 道の駅から国道沿いの平凡な街並みを2キロ程歩き12時前に小川町駅へ到着した。約3時間半の歩き旅は程良い疲れと満足感でとても気分の良いものであった。

 小川町駅到着

 その後小川町駅前の韓国風レストラン「エシカル」で、妻と二人打上げをする。すっかり顔なじみになった女主人のコウさんが笑顔で迎えてくれ、魚メインのヘルシーな韓国風お好みセット(\1350円)とビールのコラボが実に旨かった。

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日本三百名山回顧№37、五葉山(3百名山)

2018年04月03日 | 三百名山回顧

平成25年10月30日(水)    天気=晴れ

07:20赤坂峠駐車場→ 07:44賽の河原→ 07:55畳岩→ 08:31石楠花荘(避難小屋)→ 08:41~55五葉山→ 09:03石楠花荘→ 09:24畳岩→ 09:32賽の河原→ 09:45赤坂峠駐車場

 

 五葉山は東に釜石市、南に大船渡市を望む北上山地南部に位置する山で、高原状の茫洋とした山容をしている。大船渡と釜石を結ぶ県道193号の最高地点、赤坂峠に五葉山の登山口がある。

 赤坂峠登山口の駐車場

 一昨日は白神岳、昨日は姫神山と二日続きの連続登山に疲れたのか、妻は「本でも読みながら車で待っている。」と言う。無理強いも出来ないので、単独で登山口を出発する。

 赤坂峠から山頂までは標高差は約600m余の、概ね緩やかな歩き易い道が続く。中間地点の賽の河原は展望の良い小広場で、五葉山から黒岩に続く穏やかな稜線が望まれた。そこから少し進むと平たい大岩が点在する畳岩で、ここも良い休憩ポイントだ。

 畳岩

 畳み岩から笹原と樹林の急登をしばらく頑張ると、稜線直下の山小屋「石楠花荘」に着く。石楠花荘は避難小屋とは思えぬ立派な造りで、時間があれば泊ってみたくなる山小屋だ。石楠花荘から少し登ると稜線に達し、此処は日枝神社と呼ばれ簡素な鳥居と小さな祠がある。 

 山小屋「石楠花荘」

 日枝神社から右に曲って平坦な道をしばらく進むと五葉山(1351m)の山頂だった。山頂標識の台座は2年前の大震災が原因で、大きく傾きひび割れており地震の凄さを物語っていた。

 五葉山山頂

 秋風が吹き抜ける広々とした山頂からは、大船渡や釜石の三陸海岸が望める。そこは2年前の大津波で甚大な被害を受けた被災地だが、今はそれが嘘のようにのどかで平和な眺めだった。

 山頂から大船渡市方面

 山頂から釜石市方面

 登山口まで待つ妻が気懸りだったので、休憩もソコソコに山頂を後にする。登山道を半ば走るように駆け降り山頂から50分程で登山口の駐車場に戻り着いたら、妻は車の中で熟睡中であった。

 なお登山の詳細は本ブログに記載済なので、ご覧になる場合、下記をクリックしてください。

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