Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№110新潟県、雨飾山(百名山)

2022年10月30日 | 三百名山回顧

  白馬岳など北アルプス北部の山々と、日本海へ注ぐ姫川越しに相対するように聳えているのが今日ご紹介する雨飾山です。標高は2千mに満たないが、山麓から眺めると急峻な山容は個性的で日本百名山の一つに数えられています。

 雨飾山へ最初に登ったのは今から40年以上前の昭和56年5月中旬でした。この頃が人生で最も山に熱中していた時期で、前々週に山岳会の仲間達と穂高連峰を登った勢いで単独で雨飾山登山に向かったのでした。

 前日は秘湯の趣がある小谷温泉「山田旅館」に泊って翌朝早く登山を開始、出発前に宿の人から「今年アンタが初めての登山者かも知れないよ」と言われる。温泉から先は雪深い雪原が続き、何処でも歩く事ができました。山行の記憶は殆ど薄らいでいるのですが、誰一人会わぬ雪山は孤独ではあったけれど痛快な登山でもありました。

56年5月17日(日)

小谷温泉付近から雨飾山?

雨飾高原キャンプ場付近から雨飾山?

荒菅沢、布団菱の岩壁

荒菅沢源頭

ルート沿いの雪崩跡

雨飾山山頂

山頂から東の焼山方面

山頂から西の海谷山塊

 

 ※2度目の雨飾山登山は、西側山麓の以前は梶山新湯と呼ばれた雨飾山荘から山仲間のI夫妻と平成21年7月下旬に登りました。夏の最中で汗びっしょり掻かされましたが、和気アイアイの楽しい山歩きができました。この山行については古いブログの記録が残されていたので、下記に転載してみます。

 平成21年7月27日(月)~28日(火) 天気=曇り時々晴れ

06:55雨飾山荘発→ 07:20~28難所のぞき→ 08:28一ぷく処→ 09:22中ノ池→ 10:18~27笹平分岐→ 10:42~11:45雨飾山頂→ 12:06笹平分岐→ 12:46中ノ池→ 13:19~30一ぷく処→ 14:10難所のぞき→ 14:30雨飾山荘着

 海谷山塊最高峰の雨飾山は、標高2千メートルに届かぬとはいえ姿・形の良い日本百名山に名を連ねる名山だ。妻が珍しくこの山に登りたいと言う。

 前日、長野に向う車中は雨の中。日本列島は梅雨前線がピタリと張り付いている。この天気では明日の登山は無理かなと悲観的気分。

 夜は鹿島槍山麓のFさん別荘に泊めてもらう。今回は I 夫妻と我々夫婦4名で登る予定。朝5時に別荘を出発、国道148号から根知川沿いに登山口のある雨飾温泉まで車で入る。

雨飾温泉への道から雨飾山

 温泉駐車場から海谷三山(鋸岳~鬼ヶ面山~駒ケ岳)の険しい稜線が手の届くような距離で見えている。雨飾温泉はガッシリした建物で風情がある。隣に三角屋根の露天風呂、お風呂は下山してからのお楽しみ。

登山口の雨飾山荘

 準備を終えると出発する。登山道は露天風呂の脇から始まる。地図では登山口から雨飾山頂まで直線距離は2km余、だが標高差は1千メートル以上ありほとんど急登が続く厳しそうな道だ。

 小さなお社の横を通り見通しのない樹林の急坂を I さん(旦那)をトップに登って行く。岩の道はジットリ濡れて滑りそうで嫌らしい。30分程歩いて「難所覗き」と記された標識の所で休憩。蒸し暑くて脱いだTシャツを絞ると汗が滴り落ちる。

 難所覗きの上で少し緩やかになるが再び急登の道、両側がガレた細い尾根を通り、所々ハシゴやロープに頼って登って行く。標高が上がったせいか風が吹き抜け少し楽になった。背後に海谷三山が雲の合間に姿を現し、絵になる眺めだ。

難所のぞき上付近

 山腹を横切るように進むと大部分が植物に覆われた中ノ池、ここから笹平に向け最後の登り、山頂近しで全員の元気度がアップした感じ。急登が少しづつ緩やかになり小谷温泉からの道と合流する笹平の分岐点に到着。

登山道から海谷山塊方面

 山頂台地の笹平は高山植物が咲き乱れる雲上の草原、とても気持の良い所だ。その奥に二つのピークがこんもりとある雨飾山頂が見える。

笹平の草原

 10時40分過ぎ山頂に着く。 I 夫妻は30年以上前に新婚旅行で来て以来、私も30年程前の残雪時に単独で登って以来、それぞれに感慨多きピークである。妻も念願の山に登れて満足の態、思い思いに山頂からの展望を満喫する。

北峰から雨飾山山頂(南峰)へ

雨飾山山頂

 前後して登った関西の4人パーティが、我々に遠慮して北峰で休んでいる。彼(女)らに山頂を譲り下山を開始する。笹平でマラソンランナーみたいな単独男性が登って来た。今、山を走るトレイルランナーというのがブームのようだ。彼には難所覗きの上付近であっさり抜かれてしまった。

 ジメジメして滑り易い急坂を苦労しながら降って行く。3回ほど蛇君と遭遇、我々には濡れて嫌な道も彼らにとっては良い環境なのだろう。

 14時30分雨飾温泉到着。早速露天風呂に入る。さっきまで汗みどろで歩いていたのに、「いい湯だなー」とお風呂に浸るこのギャップ、何とも贅沢&天国の感「シアワセだなー」と呟きたくなる。山の神様は、我々4人の善男善女を評価して、梅雨の合間に好天をプレゼントしてくれたようだ。

 しばらく信州で別荘生活を続ける I さん(旦那)とは信濃大町の蕎麦屋で別れ、我々夫婦と I さん(奥さん)は、雨の中央道をひた走り午後9時前に我が家に戻った。

 

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上信県境、上ノ倉山~忠次郎山登山

2022年10月28日 | 山歩き

10月26日日(水)  天気=晴れ

04:52:三国スキー場跡地➜ 05:30渡渉地点➜ 05:59~06:08坂田峠➜ 06:401653m峰➜ 07:39 1766m峰➜ 08:11セバトノ頭➜ 08:15~25水場➜ 08 :35~45避難小屋➜ 09:07~12大黒ノ頭➜ 09:22~37上ノ倉山➜ 10:09~26忠次郎山➜ 10:58~11:23上ノ倉山➜ 11:47~57避難小屋➜ 12:10セバトノ頭➜ 12:431766m峰➜ 13:24~301653m峰➜ 14:00~03坂田峠分岐➜ 14:25渡渉地点➜ 14:50三国スキー場跡地

 長年登山をやってきたので、栃木県の日光から長野県の志賀高原まで山稜伝いに一筆書きで描けるくらい歩き尽くしているが、上信県境の上ノ倉山から忠次郎山までの僅か1キロ程の距離が今だに未踏の領域だった。

 以前はこの山域に道は無く積雪期しか登れなかったが、数年前に新たな登山道が開設されたので登山が容易になった。何時かは未踏のコースを歩きたかったので、山友のJさんを誘って忠次郎山を登る事にした。

 昨夜は三国スキー場跡地で車中泊をした。車の気温計はマイナス5度を示し、寝袋に包まっても寒い一夜を過ごした。今日は長丁場のコースなので簡単な朝食を済ました後、未明の5時前暗闇の中を出発した。

 沢沿いの所々が泥濘んだ湿っぽい道を40分ほど歩いて、沢を渡る渡渉地点に着いた。此処から稜線へ向かって急坂の道になる。黙々登って行くとだんだん空が白み始め、稜線上の坂田峠分岐に着いた頃には朝陽が昇り、周囲の山が紅く染まった。

渡渉地点(下山時)

坂田峠分岐(下山時)

朝陽山が紅く染まる

 坂田峠分岐から忠次郎山方面へのルートは、数年前まで藪尾根で全く道など無かったが、登山道が開設され今では刈り払いされた明瞭な道が通じている。樹林帯の気持ちの良い尾根道を快調に歩いて、峠分岐から30分ほどで1653m峰に着いた。

1563m峰(下山時)

 標識が無ければ気が付かぬような目立たぬピークだが、東に展望が効いて稲包山のこんもりした山容が望めた。1653m峰から先もしばらく快適な道が続いたが、1766m手前の急坂から岩と木の根が入り混じった歩き難い道へ変った。

1563mピークから稲包山(右奥)方面

登山道沿いの紅葉

 歩き難い道は30分ほどで終わり、やがて1766m峰に着いた。此処も標識が無ければ気付かぬようなピークだが、現在地点を知るよい目印になっている。

1766mピーク手前の歩き難い道

 1766mを過ぎるとやがて樹林帯を脱し、行く手に広大な笹原が広がった。展望も開いて上信越の山々がクッキリと見渡せた。爽快な笹原の道を登って行くと、再び樹林帯に入り、木々に覆われたセバトノ頭(1890m)の山頂に着いた。

笹平の笹原(奥の白い山は浅間山)

セバトノ頭

 この先はしばらく、平坦な森の中の道が続く。セバトノ頭から5分ほど進んだ地点で、水場の標識が建っていた。標識から左へ5分ほど降ると、源頭の小沢に細々と音も無く水が流れていた。

水場入口の標識

細々と水が湧く水場

 標識の所へ戻り更に10分ほど歩いて行くと樹林帯の端に、鉄骨造りの立派な避難小屋が現れた。小屋の前は上の倉山から忠次郎山に続く稜線が見渡せて眺めが良く、室内も整頓されて中々居心地の良さそうな小屋だ。

鉄骨造りの避難小屋

整頓された室内

 避難小屋から大黒ノ頭へ向かって、急登の道が始まる。胸突き八丁今日一番の辛い登りだが、冷涼な風と雄大な風景が我々を励ましてくれる。避難小屋から25分ほどで登りは終わり、大黒ノ頭へ着いた。山頂からは苗場山や谷川連峰など上信越の山々の素晴らしい眺めが広がった。

小屋前から大黒ノ頭への登り

大黒ノ頭への登りから忠次郎山(左)と上ノ倉山(右)

大黒ノ頭直下への登り

大黒ノ頭から谷川連峰の眺め

 大黒ノ頭から気持ちの良い稜線伝いに10分ほど進むと、本日コースの最高峰、上の倉山(2109m)で、此処も展望の良い爽やかな山頂だ。上ノ倉山の先には上ノ倉南峰とでも呼べそうな顕著なピークがあり、十数年前の残雪期に三国スキー場から此処まで登って来た事がある。

大黒ノ頭から上ノ倉山への道

上ノ倉山への登りから大黒ノ頭(右の山)

上ノ倉山山頂

上ノ倉山山頂から谷川連峰方面

 南峰?から先がいよいよ私にとって未踏の領域、しばらく緩やかに降ると痩せた岩尾根の通過になった。積雪期だったら此処は厳しい難所になりそうだ。痩せ岩尾根から更に降ると鞍部になり、そこから忠次郎山へ急坂を登り返して行く。

上ノ倉山の降りから忠次郎山

痩せ岩尾根の通過

登山道から佐武流山方面

忠次郎山への登りから上ノ倉山

 急登の道をしばらく頑張ると、だんだん傾斜が緩んで樹林帯の道となり、やがて樹林に囲まれた忠次郎山(2084m)の山頂に着いた。5年前の残雪期に登って以来懐かしい2度目の山頂で、これで白砂山から三国峠まで上信県境コースが繋がった。

忠次郎山の山頂

 忠次郎山の山頂は全く展望が無いので、上の倉山まで引き返してランチタイムとする。年齢を考えればもうこの山域を再び訪れる事は無いだろう。周囲の風景を存分に楽しんで上ノ倉山を後にした。

大黒ノ頭から避難小屋への降り

 長々と続く往路を辿って登山口の三国スキー場跡地へ戻って来たのは午後3時前、健脚のJさんと一緒だったので、予想していたより随分早い時間に戻って来る事ができた。

セバトノ頭から笹平への降り

三国スキー場跡地へ戻って来た

 荷物を収めると、猿ヶ京の日帰り温泉「まんてん星の湯」へ車を走らせる。山の紅葉は既に稜線から標高の低い場所へ移っており、温泉玄関前のモミジの木が今日一番艶やかな紅葉だった。

まんてん星の湯玄関のモミジの紅葉

 効能豊かな温泉が、長丁場で疲れた身体をジンワリと癒してくれる。今日は冬入り前の登山日和に恵まれて、念願だった忠次郎山~上ノ倉山間の未踏ルートを貫通する事ができ、満ち足りた一日でありました。付き合ってくれたパートナーのJさんに感謝です。

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今宵は新潟県湯沢町の三国スキー場跡地で車中泊

2022年10月26日 | 旅行

10月25日(火)

今日のお昼過ぎ我が家を出発して、三国スキー場の跡地へやって来た。今宵は此処で車中泊して、明日山仲間のJさんと二人で上信県境に聳える上の倉山と忠次郎山に登ります。苗場スキー場の奥に在った三国スキー場は十数年前に廃業し、全ての施設が撤去されて今ではすっかり原野に戻っている。

 一人ポッチじゃ淋しくてこんな所で車中泊なんかする気にならないが、Jさんと一緒なので心強い。今夜はおでんとビールで英気を養って明日の登山に備えたいと思います。

 

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今年のイヴィル・ノーベル賞は満場一致でロシアのプーチン大統領

2022年10月24日 | 日記

 先日発表されたノーベル賞は、偉大な業績を遂げた世界の研究者や偉人らに贈られる栄誉ある賞ですが、そのパロディ版として「イグ・ノーベル賞」というのがあるようです。これは「大して世の中の役に立たないが、思わず笑ってしまうユニークで明るい研究・業績を挙げた人に贈られる賞だそうで、何と日本人が16年連続して受賞しているそうです。

 だったら真逆に、「イヴィル・ノーベル賞」何てのもあってよいのではと思った。イヴィル(Evil)=英語で悪事、邪悪、罪悪、悪だくみ等という意味で、つまりその年に世界に最も罪悪をもたらした人物を表彰というか公表し、その罪状を世に知らせしめようというのが目的の賞です。

 もしあったとしたならば、今年のイヴィル・ノーベル賞は間違いなくロシアのプーチン大統領が受賞するでしょう。彼の愚かなで残忍な決断が、数え切れぬほどの罪無き人々の命を奪った。その罪状は筆舌に尽くし難く、彼が権力の座から失墜する事を世界中の人が望んでいます。

 去年だったら、「ウィグル自治区人権弾圧」「香港の民主主義抹殺」など主導した中国の「習近平」や、「国民の自由と人権」を抑圧し軍事独裁に狂奔する北朝鮮の「金 正恩」が受賞者の有力候補になった事でしょう。

 「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」と謳った、天下の大盗賊「石川五右衛門」の辞世の句がふと思い浮かぶ。いつの世も、悪党どもの種が尽きる事は無いという事を思い知らされます。

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宮城県・福島県沿岸部の観光巡り

2022年10月22日 | 旅行

 気仙沼大島の亀山展望台や大船渡市の碁石海岸を見物したら、15日のうちに我が家へ戻るつもりだったのだが、陸前高田の「東北大震災津波伝承館を見学した後、高速道路を避けて国道45号をチンタラ走っていたら、石巻市へ着いたのが午後3時過ぎ、帰宅するには遅い時間なので、石巻市の道の駅「上品の郷」で車中泊する事にした。

 翌16日は高速道路を南下して南相馬インターで常磐道を降り、国道6号沿いに走って原発事故被害の一番酷かった双葉町へ向かい、双葉駅周辺や「原子力災害伝承館」などを見学した。

 その後浪江町の「道の駅なみえ」でランチを食べて、我が家へと戻りました。東北大震災後の状況は岩手・宮城の両県は災害の爪痕が殆ど見当たらぬ程目覚ましい復興ぶりでした。

 しかし原発事故のあった福島県の第1原発周辺部の町村では今だ復興の道半ばという感じで、放射能汚染の有無が大きく復興の明暗を分けたのだと強く実感しました。

 放射能汚染の源となった福島第1原発や福島第2原発をこの目で見たい思いもあったが、現在国道6号より東側は通行禁止になっており国道からクレーンの類がチラッと見えたのみで建物を見る事はできませんでした。

10月15日(土)

 

気仙沼大島の亀山山頂展望台から望む朝焼けの太平洋

亀山山頂から気仙沼市街地方面

大船渡市の碁石海岸

碁石海岸の雷岩(岩の間に押し寄せた波が空気を圧縮してドーンという雷のような音を発する事から命名)

碁石岬の可愛らしい灯台

岬近くのえびす浜(碁石海岸の由来となった黒い碁石のような石がたくさんある)

えびす浜で採取した小石

碁石海岸にある大船渡博物館(三陸海岸の成り立ちなどの資料が展示されている)

陸前高田の道の駅高田松原(隣接して東日本大震災津波伝承館があり津波災害の怖さを教えてくれます)

道の駅から望む海岸線の大堤防(奇跡の一本松が残っていた場所です)

堤防上の献花台から眺める高田松原の海岸

堤防上から道の駅高田松原と津波伝承館

伝承館内に展示されている津波で壊れた消防車

道の駅上品の郷(日帰り温泉、食堂、売店、コンビニが揃い快適な車中泊地でした)

 

10月16日(日)

 

JR常磐線双葉駅前(向い側に新築された町役場があります)

駅内の放射線量値表示盤(この数値がどこまで安全か素人には分からない)

原子力災害伝承館内部

同 上

同 上

伝承館周辺部の空き地(この辺り規制を解除されて少しづつ建物ができつつある)

浪江町の道の駅「なみえ」(この辺りのランドマーク的存在で賑わってます)

道の駅に在る「なみえの技・なりわい館」のカフェ「ゆい」で食べた発酵ランチ(¥1500円)は、ヘルシーでとても美味しかった。

 

 

 

 

 

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岩手県三陸海岸の観光地巡り

2022年10月20日 | 旅行

 10月14日(金)

 岩手山の西に聳える三ツ石山を登った後、盛岡市街地を抜けて予約していた宮古市姉ヶ崎海岸の休暇村陸中宮古へ車を走らせた。釜石市や宮古市など岩手県三陸沿岸中北部は、今まで訪れた事が無かったので行ってみたい場所でした。

 朝方休暇村を出発すると名だたる名勝地の浄土ヶ浜や龍泉洞、北山崎海岸などを巡ったが、如何せん岩手県は広く時間切れで予定していた釜石市は訪れる事ができませんでした。

 現在三陸沿岸部は東北大震災からの復興がダイナミックに進められ、三陸自動車道が貫通して交通アクセスが格段に良くなっています。遠い北の大地と思われた岩手県も、随分近くなったなあと実感しました。そんな三陸海岸の名勝地を、下記の写真で紹介してみます。

宿泊した宮古市姉ヶ崎海岸の「休暇村陸中宮古」(残念ながら旅行支援を受けられず)

展望台から姉ヶ崎海岸

宮古市浄土ヶ浜海岸

同 上

同 上

浄土ヶ浜の遠景

宮古駅(JRと三陸鉄道が乗り入れ)(宮古市内は震災の爪痕が殆ど伺えぬほどに復興しています)

岩泉町の龍泉洞入口

洞内を進んで行く(厚着が必要な程寒いです)

洞内の泉

同 上(神秘的な泉が龍泉洞の特徴です)

出口へ向かう洞内の道

龍泉洞出口

龍泉洞とは別に龍泉新洞が有ったので、こちらも見学(洞内は撮影禁止です)

田野畑村の北山崎海岸(午後は逆光になるので撮影は午前中の方が良さそう)

同 上

気仙沼大島の旅館「亀山荘」(施設は古いが宿の人の応接が良かったです)

亀山荘の海の幸尽くしの豪華料理(品数が多過ぎて食べ切れないくらいだったが、魚好きには嬉しいメニュー、旅行支援があったから、これで二人一泊¥14520円は安い)

 

 

 

 

 

 

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岩手県、三ツ石山~大松倉山ハイキング

2022年10月18日 | 山歩き

10月13日(木)  天気=曇り

 

07:04大松倉橋ゲート駐車場➜ 07:39~43登山道入口➜ 07:47登山道分岐➜ 08:20~36三ツ石山荘➜ 09:08~21三ツ石山➜ 09:45~10:12三ツ石山荘➜ 10:48~55大松倉山➜ 11:19~22三ツ石山荘➜ 11:53登山道分岐➜ 11:58~12:00登山道入口➜ 12:28大松倉橋ゲート

 

 岩手山と八幡平の間に聳える三ツ石山は、紅葉と展望の良い山と岩手県の山ガイド本に書かれていたので、紅葉時期に登ってみようと思っていた。昨日のお昼過ぎに車で埼玉の我家を出発し、東北道の前沢サービスエリアに着いたのが午後6時半、辺りは既に真っ暗で岩手県までは遠い道程でした。

 早朝目覚めるとソコソコ良い天気、滝沢インターで高速道路を降りると、岩手山山麓の道を西へ車を走らせる。AM7時前に、網張温泉奥の大松倉橋ゲートに着いた。道路脇が駐車スペースで既に3台の車が有り、駐車場は20台くらい停まれそうだ。

大松倉橋のゲート

 看板が掲げられたゲートの横を抜けて、舗装された林道を緩やかに登って行く。35分ほどで左へ分岐する登山道の入口に着いた。入口から樹林帯の中を5分ほど進むと、滝ノ上温泉からの登山道と合流した。この道は40数年前に私が岩手山を登った時に歩いた懐かしい道だ。

登山道入口に向かう林道(下山時)

登山道の入口

登山道合流地点

 合流地点から少し登ると展望が開き、乳頭山から秋田駒ヶ岳へ連なる山稜が望まれた。更に急な山道をしばらく登って行くと、だんだん傾斜が緩み平坦な樹林帯の道に変った。

登山道から秋田駒ヶ岳方面(この辺一寸紅葉らしき感じ)

山荘手前の平坦な道

 やがてパイプから細々水が流れる水場を過ぎると、その先の湿原に三ツ石山荘が建っていた。避難小屋だけど洒落た外観で、室内にはストーブも設置され良く整頓されていた。

三ツ石山荘(避難小屋)

整頓された室内

 山荘から木道を通り三ツ石山へと登って行く。急では無いが水気の多い道で、雨が降ると泥沼化して難渋するのではないだろうか。下界は晴天だが山の上だけ雲が掛かってあまり展望は効かない。雲の切れ間にチラッと岩手山が望まれた。

山荘前の池塘から三ツ石山方面

登山道から山荘を振り返る

登山道から大松倉山越しに岩手山

 山荘から30分ほどで小高い丘の三ツ石山(1466m)へ着いた。山頂からは360度の展望だが、流れる雲に覆われて寒いばかりで何も見えない。時折八幡平の稜線が北の方向に見えた。

三ツ石山山頂手前

三ツ石山(左)と八幡平の稜線

三ツ石山山頂

 三ツ石山から山荘へ戻ると、室内お湯を沸かしコーヒーブレイクする。休憩を終えると山荘から大松倉山へと向かう。こちらの道は緩やかで歩き易かったが、人気が無いのかあまり登る人はいないようだ。

山荘から大松倉山へ向かう道

 風の強い稜線の道を辿って着いた大松倉山(1408m)の山頂も、流れる雲に覆われて何の眺望も無い。記念の写真だけ撮って早々に山頂を後にする。山荘へ戻ると、思い思いに憩う何組もの登山者達で賑わっていた。

右からの風が強い稜線の道

大松倉山山頂

 山荘から来た道を降って、お昼過ぎに登山口の大松倉橋ゲートへ戻ってきた。出発時は3台しかなかった車が既に満車状態で、三ツ石山の人気のほどが伺えた。

 時期が遅かったのか期待したほど紅葉はパッとせず天気も良く無かったが、久々に東北の山を歩く事ができて、秋山気分を満喫する事ができました。これから三陸海岸を巡って、観光気分を存分に味わいたいと思います。

 

 

 

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東北の旅を終え、我が家へ戻ってきました。

2022年10月16日 | 旅行

 10月16日(日)

 東北地方を四泊五日で巡った旅を終え、今夕我が家へ戻って来ました。岩手県の三つ石山に登った後は東日本大震災の復興状況が気になったので、岩手県の三陸海岸から福島県まで、大津波被害を受けた太平洋沿岸沿いを巡って来ました。

 災害の痕跡が殆ど伺えぬほど目覚ましい復興ぶりを遂げた岩手県や宮城県に比べ、原発事故による放射能汚染の影響が今だ残る、福島県被災地の立ち遅れが深く印象に残りました。

 原発事故の被害が一番酷かった双葉町には、2年前「原子力災害記念館」がオープンし、此処には原発事故の詳細な記録が展示されています。それを観覧していたら、改めて原子力の恐ろしさや事故を起こした当事者の国や東京電力への怒りがこみ上げてきました。

双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」

 尚、旅の詳細は後日のブログで紹介したいと思います。

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今日は三陸海岸観光巡り

2022年10月14日 | 旅行

10月14日(金)晴れ時々曇り

今日は宮古市の浄土ヶ浜を皮切りに、龍泉洞や北山崎海岸など三陸海岸の名所をハシゴ歩き、特に北山崎海岸の雄大な景色は素晴らしかった

北山崎海岸

昔は北上山地が日本のチベット何て呼ばれていた岩手県ですが、三陸自動車道が開通して今は交通アクセスが凄く良くなっています。

日本国政府の東北大震災復興にかける意気込みがよく分かって、岩手県では自民党の天下がつづくんじゃないでしょうか。

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岩手県、三つ石山~大松倉山ハイキング

2022年10月13日 | 山歩き

10月13日(木)天気=曇り

 

昨日は東北道の前沢サービスエリアで車中泊、久々の遠距離ドライブ岩手県までは遠かった。

今朝は滝沢インターで東北道を降りて、網張温泉奥の登山口から三ツ石山を登る。予報は晴れだったが山だけ雲かかった状態で、殆ど展望は無く期待した紅葉もイマイチだった。

三ツ石山山頂から八幡平方面

それでも遠路はるばる訪れて、二つの山頂を踏めたのでソコソコ満足の山歩きができました。

今宵は宮古市の休暇村陸中宮古に泊まり、明日は三陸海岸の観光とドライブを楽しみます。

猶登山の詳細は後日のブログにて紹介したいと思います。

 

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全国旅行支援スタートで何処もかしこも宿は満室

2022年10月11日 | 日記

 10月11日(火)

 先日の寒波襲来で一気に秋が深まって、北の方から紅葉の便りが聞かれるようになってきた。一足早い紅葉見物を楽しもうと思い、東北地方北部の山歩き&観光を計画した。三連休を過ぎれば宿も空いてるだろうと思ったらトンデモハップン、目星をつけた宿をネットで検索すると、何処もかしこも満室状態で中々空きが見つからない。

 この異常事態、どうやら観光庁が今日から始めた「全国旅行支援」が原因のようで、これを目当てに宿への予約が殺到したのです。せめて紅葉シーズンが終わってからスタートすりゃいいのに、観光庁も余計な事をしてくれたもんです。

 「GO TO トラベル」の時は「その金を困っている人に廻せ」何て批判的だったマスコミが、今回は「旧統一教会問題」だけで手一杯なのか批判の声があまり聞かれない。

 まあそれでも「ヤフー地図」を頼りにアチコチ探し廻って、ようやく2軒の宿に予約する事ができました。これから紅葉見物がてら、東北地方を車で巡って来ます。

 最後に締めの一句・・「秋なのに、旅の宿には空きが無い」・・お後がよろしいようで。

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「若葉ウォーク」の空き店舗に「無印良品」がオープン

2022年10月09日 | 日記

 東武東上線、若葉駅に隣接する「若葉ウォーク」は、我が家からほど近く週に2~3度は訪れる馴染みのショッピングモールです。しかしコロナ過もあってかここ数カ月の間に、展開する店舗の中で3軒のお店が閉店した。

 このまま衰退の一途を辿るのではと関係者でも無いのに心配していたが、先日訪れたら1階フロアの空き店舗入り口に張り紙があり、「無印良品10月6日オープン」と書かれていた。

 ここが一番大きな空き店舗だったので「イヤア良かった。良かった」と関係者でも無いのにホッとした。オープン当日の「無印良品」を訪れたら、雨の中にも拘わらず多くのお客さんで賑わっていた。「無印良品」は優良企業だから長らく営業してくれるでしょう。

 残るは二つの空き店舗、私的には登山用具の「モンベル」か「好日山荘」、そして和食の美味しいお店でもオープンしてくれたら嬉しくて毎日でも訪れたくなるんだけど。

 広い駐車場もあるが、何てたって若葉駅から歩いて1~2分の至近距離が売りの「若葉ウォーク」、映画館もあるので東武東上線沿線の皆さんドンドン遊びにお越し下さいませな。

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総理、お天気キャスターの近藤奈央さんをぜひ防衛大臣に

2022年10月07日 | 日記

 10月6日(木)

 朝のNHKテレビ「おはよう日本」を見ていたら、北朝鮮が2発の弾道ミサイルを発射したとニュース速報が流れた。続いて防衛庁で臨時の記者会見が行われ、浜田防衛大臣が声明文を読み上げていた。

 それを黙って眺めていたのだが、そのうちだんだん情けなくなってきた。浜田大臣、冒頭の読み始めからひたすら俯いてメモを見つめたまま、読み終えるまで一度としてメモから目線を離す事は無かったのです。

 メモを読むだけなら、AIや気の利いた小学生だってできる。メモ以外の言葉で語れないのは、要するにこの人が緊急事態の内容をご自分の頭の中で理解掌握できていないからではないか。失礼を承知の上で言うが、正直こんなレベルの人が日本の安全保障と国防を担う最高責任者であってよいのだろうかと不安に思えてきた。

 その後番組はミサイル報道から天気予報へと切り変わり、お天気キャスターの近藤奈央さんが登場した。勿論彼女はメモなんぞに頼る気配は毛ほども無く、微笑みを絶やさぬカメラ目線で天気予報を流暢に分かり易く語ってくれた。この映像を見ていたら唐突に武田鉄矢の「母に捧げるバラード」が頭に浮かんだ。

「コラ!○○○!なんばしようとかいなこの人は、どうしてまた、こげん頭の悪か○○○○ができたとかいね。あの日、あの日、○○○が指名さへせなんだら、あまえのごたあ、バカ○○○○はできとらんかったとにねえ。ほんなこつ母ちゃん情け無か。」・・・

・・・○○の中はテキトーな言葉を入れてください。

 岸田総理大臣殿、私テレビを見てて思ったんですが、山際経済再生大臣を更迭するついでに、防衛大臣もお天気キャスターの近藤奈央さんを任命したらいかがでしょうか。その方が日本国の為になるような気がするのですが。

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奥武蔵、荒川北岸、陣見山~雨乞山ハイキング

2022年10月05日 | 山歩き

10月4日(火)  天気=晴れ

 

09:45寄居駅➜ 10:15高根山登山口➜ 10 :46 羅漢山➜ 10:53円良田湖➜ 11:40虎ヶ岡城址➜ 11:58大槻峠➜ 12:29~41陣見山➜ 13:10榎峠➜ 13:31~46雨乞山➜ 14:36秩父鉄道樋口駅

 

 埼玉県の長瀞町や寄居町辺りを流れる荒川の北岸につらぬる山々を、地元では長瀞アルプスと呼ぶらしい。とは言え、いずれも東京スカイツリーより標高の劣る低山なので、アルプスと言うよりミニプスと言った方がふさわしいような山々です。

 そんな長瀞アルプスの中で陣見山だけまだ登った事が無かったので、今回トレラン気分で行って来ました。近場なので朝食を済ました後の朝8時過ぎ我が家を出発し、9時半過ぎに東武東上線終着駅の「寄居駅」へ着いた。

寄居駅北口

 駅前からトレラン姿で歩き始める。高根山を経由して鐘撞堂山への登山口がある正龍寺に着いたが、登山口が中々見つからない。アチコチ探してやっと見つけた登山口も「通行止め」で入口がテープで閉ざされている。

正龍寺(中々立派なお寺です)

高根山経由鐘撞堂山への登山口(現在通行止め)

 最初から出鼻を挫かれたが、鐘撞堂山へ登るのは諦めて円良田湖の方へ向かう。途中に立ち寄った少林寺から羅漢山にかけては、小さな石の羅漢像が道沿いに幾つも安置されていて(五百羅漢と呼ばれている)、印象的な風景だった。

道沿いの五百羅漢像(像それぞれに異なる表情が面白い)

羅漢山山頂の仏像

 羅漢山からヘラブナ釣りの人で賑わう円良田湖の湖岸沿いの道を上流へ向かい、円良田特産センターの少し先で、虎ヶ岡城址へ向かう入口左に分岐していた。虎ヶ岡城址への道は殆ど歩かれて無いようで、所々藪に覆われていた。

円良田湖畔

虎ヶ岡城址入口

 沢沿いの道を詰めて稜線へ達すると、波久礼駅からの登山道と合流した。合流地点から急坂をしばらく登ると、虎ヶ岡城址のピークに着いた。城址からは北面に展望が開いて、本庄児玉の市街地が見渡せた。なるほど此処からなら、北からの敵襲に目を光らせていられただろう。

波久礼駅の道と合流地点

虎ヶ岡城址から本庄児玉市街地方面の眺め

 虎ヶ岡城址から陣見山にかけてはアップダウンの多い尾根道が続き、やっと登山気分になって来た。大槻峠を越え、急登混じりの尾根を登って行くと、目的地の陣見山(531m)に着いた。

陣見山山頂手前を横切る林道

 山頂はアンテナ塔の施設で占められており、展望も無いので一寸残念な雰囲気だった。陣見山から先も小さなアップダウンを繰り返す尾根道が続く。展望は無く荒川沿いを走る秩父鉄道の電車の音がのどかに聞こえてくる。

陣見山山頂

 やがて車道に出た地点が榎峠で、此処から樋口駅へ降る道がある。榎峠からユルユルと登って20分ほどで雨乞山(510m)に着いた。山頂にはパラグライダーの発進場があり、東面から南面にかけて大変展望が良い。眼下に荒川が流れ、国道140号を走る車や秩父鉄道の電車も小さく望める。

榎峠

雨乞山山頂から荒川流域の眺め

山頂から陣見山方面の眺め

 雨乞山からは登山道をやみくもに降っていたら途中で自分が何処にいるのか不安になり、スマホのグーグルマップで確認したら荒川の方へ降っていたのでホッとした。

 どんどん降って行くと道はだんだん広くなり、やがて街の騒めきや車の騒音が大きくなって、長瀞町の国道140号に降り立った。此処を左に曲がって国道沿いに10分程歩くと前方に駅舎が見え、14時36分秩父鉄道の樋口駅へ到着した。

秩父鉄道、樋口駅

 喉が渇いて酒杯を挙げたかったが、樋口駅は無人駅で周辺には何も無い。電車で寄居駅まで行ったが、此処も駅周辺にはコンビニの一軒すら見当たらない。仕方ないので東武東上線で小川町まで行き、駅前のローソンで缶ビールとツマミを買い喉の渇きを癒す事ができました。

 陣見山は一寸残念な山頂だったけど一応「埼玉百名山」の一つなので、先週の「釜伏山」に続いてゲットする事ができた。今日の山行をスマホで確認すると、歩数「27208歩」、距離「約21キロ」消費カロリー「937Kcal」で、体力的には十分満足する山歩きができました。

 

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木星が東の夜空に輝いて絶好の観望時期

2022年10月03日 | 天文

 10月1日(土)

 夕日が落ちて暗闇になると東の空に一際輝く明るい星があります。それは太陽系最大の惑星である木星です。木星は今「衝」の時期を迎えて 、見頃になっているのです。

「衝」とは木星が地球から見て太陽のちょうど真反対側になる瞬間の事を言います。「衝」の時期には地球との距離が最も近くなるので大きく見え、木星を観望するには絶好の時期なのです。

 その明るさに誘われて、普段は埃を被ったままの古い望遠鏡をベランダに持ち出し木星を覗いてみた。何しろこの望遠鏡は私が20代の頃に購入した口径65㎜屈折式望遠鏡で、骨とう品的な代物です。

 それでも望遠鏡メーカーとしては日本で最も信用あるタカハシ製作所製なので、50年近く経った今でもそれ程支障なく使用が可能です。高倍率の100倍にすると、私の小さな望遠鏡でも木星本体の赤道付近に黄色い横筋が2本あるのが見えました。

 写真に撮れないかなと思い、コンパクトカメラを接岸レンズに押し付けて撮影してみたが、下記のように木星の白い円盤像と、ガリレオ衛星が四つ写っていただけでした。木星本体に写る黒点はたぶんレンズの埃ではと思います。

木星とガリレオ衛星(木星本体の右にある黒点はたぶんレンズの埃です)

 木星については既に惑星探査機や最新鋭のウェッブ宇宙望遠鏡などで詳細な画像が公開されているので、ネットなどで手軽に見る事が可能です。しかし生で見る木星像も中々美しいので、一般公開されている各地の天文台(群馬天文台、堂平天文台など)の大型望遠鏡で観望させてもらうのも、秋の夜長の良い思い出になるのではと思います。

ウェッブ宇宙望遠鏡で撮った木星写真

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