Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

丹沢、不動尻ミツマタ見物ハイキング

2023年03月31日 | 山歩き

3月30日(木)     天気=曇り時々晴れ

 

09:03林道終点→ 09:48林道出合→ 10:08不動尻(ミツマタ群落地)→ 10:15~25不動滝→ 10:40~12:00不動尻→ 12:15林道出合→ 12:55林道終点

 

 先日山友のIさんから「あるブログで丹沢のミツマタ群生地が満開という記事を見たんだけど、良かったら一緒に見に行かないかい?」というお誘いメールが届いた。添付された地図を見たら、4年前に丹沢、三峰山を歩いた時に通った所だ。

面白そうなので行ってみる事にした。「ミツマタ見物だけでは物足らないので、Iさんと調整して、近くに聳える鐘ヶ嶽登山&ミツマタ見物という計画を立てた。

 待ち合わせ場所の清川村「道の駅きよかわ」でI夫妻の車と合流、2台の車で谷太郎川沿いの林道を遡り、林道終点の駐車場に着いた。国土地理院の2万5千分の一地図によると、駐車場から鐘ヶ嶽へ直登する道が記載されている。

 しかし辺りを探してもその道が見つからない。それらしき踏み跡を強引に登ってみたが、長々と張られていた鹿よけ柵に進路を阻まれてしまった。これで万事休す、道が無ければ登れないという事で鐘ヶ嶽登山は諦めた。

鐘ヶ嶽登山を諦め、駐車場を出発

 駐車場から谷太郎川沿いに続く登山道を遡って行く。地図では単純な沢沿いの道だが、沢を渡る木橋や沢沿いの斜面をトラバースする鎖場が在ったりと中々変化のある道だった。

木橋を渡って行く

同 上

趣のある渓流

鎖場の通過

 駐車場から45分で、対岸に続いている林道に合流した。此処からは林道歩き約20分で、林道終点の不動尻に着いた。4年前に通った時に比べるとベンチやテーブルなどが新設されて、見違えるように整備されている。

広沢寺温泉からの林道と出合う

 目的のミツマタは、辺り一帯に白い花を咲かせている。しかし先日群馬県の三境山で見たミツマタ群落に比べると、密集度が若干物足らない。でも不動尻から更に登って行くと、標高の高い所では見応えのある満開のミツマタ群落をアチコチで見る事ができた。

不動尻奥に在る不動の滝(落差10m足らずの小ぶりな滝)

不動尻奥のミツマタ群落

同 上

同 上

同 上

 ミツマタ見物を終えると、不動尻のベンチでコーヒーブレイクする。山の自然に抱かれてノンビリ過ごす時間は、心がジンワリと満たされます。休憩を終えると来た道を戻り、午後1時前車を停めている駐車場へ戻って来た。

不動尻のベンチでコーヒーブレイク

来た道を戻る

 I夫妻とはここでお別れし、我々夫婦は清川村ふれあいセンター「別所の湯」へ向かい山の汗を流す。此処は地元向けの簡素でこじんまりしたお風呂だが、料金も安く(大人700円)居心地よい温泉でした。

 今日は山頂を踏まず花見だけ山歩きだったが、山友のI夫妻と久々に邂逅を温めて楽しい半日を過ごす事ができました。

・・「山友と、ミツマタ映える丹沢へ」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬用タイヤをノーマルタイヤに交換する

2023年03月29日 | 日記

 ソロソロ桜が散る季節になり、ソロソロやらなきゃなあと思っていた冬用タイヤをノーマルタイヤに交換する作業を今日行った。たかがタイヤの交換作業だが、老体にとってはこれがけっこう酷な作業です。

 まずマンションの我が家から4本のタイヤを運び出し、車に積んで作業ができる空地へ向かう。そしてジャッキを上げ下げして4本のタイヤを交換する。外したタイヤを再び車に積んで持ち帰り、マンションの我が家へ運び込む。

 これら一連の作業をしていると、必ずと言ってよいほど腰が痛くなってくる。頭の片隅に業者に頼もうかという選択肢もあるが、約2千円の料金が勿体ない。それを惜しんで自分でやってるんだけど、あと何年できるだろうかとは思います。

 付け替えたノーマルタイヤは去年暮れタイヤ保険で手に入れたおニューなので走りも軽やか、燃費も向上してこれからのドライブが楽しくなりそうです。

 

 

・・「年寄りの、タイヤ交換腰(要)注意」・・

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラにも無く、NHKホールでクラシック音楽を聞く

2023年03月27日 | 映画・コンサート

 3月22日(木)

 

 コロナ過が沈静化してNHKのイベント公開が再開したので、ネットから幾つか募集中の公開番組を申し込んだら、「リサイタル・パッシング」という音楽番組が当選した。この番組はNHK―FMラジオでクラシック音楽を放送しており、私の趣味では無かったが妻は大喜びだった。

 番組公開の当日、NHKホール最寄り駅の原宿で下車したが、開演まで時間がだいぶあったので代々木公園へ立ち寄ってみた。夕暮れ時の公園内は桜見物の人々で、異常なほどの賑わいだった。

代々木公園の桜(左前の外人男性の脚はストッキングを履いてるのかと思ったら入れ墨だった)

 コロナ過の自粛も終わり、桜の下のアチコチで花見見物の人達が野宴を楽しんでいる。そんな園内をブラブラ歩いていたら、「日本航空機始之地」という記念碑を見つけた。そう言えば昔ここには代々木練兵場があり、徳川大尉という人が日本で初めて飛行機を飛ばした場所だったんだと薄い記憶が蘇った。

日本航空機始之地の記念碑

 公園からNHKホールへ向かったが、まだ時間が早い。その付近を散策していると、名前は知らないが何処かの女子アイドルグループが、撮影を兼ねた路上パフォーマンスをやっていた。

名も知らぬ女性アイドルグループの路上パフォーマンス

 更にNHKホールの向いにある第2代々木体育館を柵越しに覗いてみたら、卓球大会が開催されているようで、控室で談笑している女子トップ選手の「早田ひなちゃん」や「伊藤美馬ちゃん」の姿を垣間見る事ができて、得した気分になった。

 さて開演時間となりNHKホールへ向かう。以前は受付で座席を指定されていたが、コロナ過後の今は当選葉書に座席番号が記入されているので、長い列に並ぶ事も無く、スンナリ入場する事ができた。

NHKホール入口

 今夜は「東 亮汰」、「尾張拓登」、「山田百合恵」という若手バイオリン奏者3名がゲストで、ピアニストの「金子三勇士」が司会だった。司会の彼はピアノだけで無く、BTSも真っ青なイケメンでトークも柔らかな口調で抜群です。いずれも私には無いものばかりで、同じ人間なのにどうしてこんなに違うのかと天にクレームをつけたくなった。

 三人のバイオリン奏者は今年4月からEテレ放送でスタートするアニメ番組「青のオーケストラ」に音楽担当で出演するので、番組はその宣伝を兼ねているようです。(NHKの常とう手段)

 クラシック音楽は「馬の耳に念仏」&「豚に真珠」の私は、途中で睡魔に襲われるのではと危ぶんでいたが、イケメン司会者の軽妙なトークに乗せられて約2時間余の音楽コンサートを意外と楽しむ事ができました。

金子三勇士さんのピアノ演奏(本当は撮っちゃいけないんだけど、皆撮ってたから)

 コンサートを終えてNHKホールを出たのが午後9時半過ぎ、途中電車のトラブルなどもあり我が家へたどり着いたのは午後11時半を過ぎていた。久々の都内は楽しくもあったけど、精神的にはグッタリ疲れました。

 今日公開収録された「リサイタル・パッシオ」は、NHKラジオFM東京で4月9日(日)午後8時20分~55分に放送されるようです。私も拍手だけの出演をしていますので、興味のある方はどうぞお聞きください。

   ・・「NHK、出演するのは拍手だけ」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小川町の桃源郷は花盛り

2023年03月25日 | お出掛け

 3月21日(火)

 雷電山ハイキングを午前中に終えたので、先日岳友Sさんに教えてもらった小川町の桃源郷見物に向かった。その前に小腹が空いたので小川町の青雲酒蔵直営店「玉井屋」で昼食を取った。休日でお店は混んでるかと思ったが、一席だけ空いていて美味しくランチ定食「月御前」を食べる事ができました。

玉井屋さんの月御前(焼鮭に酒粕の味が滲み混んで美味です)

 食事を終えるといよいよ桃源郷へ向かう。松郷峠を越えてときかわ町に向かう県道西平小川線の、松岡酒造を過ぎた地点で左折する小道が桃源郷へ向かう道だった。

 看板など何も無いが何台かの車が左折するので追いていき、すれ違うのも困難な狭い道を数分走ると路肩に何台もの車が駐車していた。運よく空いていた1台分のスペースに車を停め、桃源郷まで歩いて行った。

 ものの1~2分で、山里の谷間に爛漫と花咲き誇る「桃源郷」が出現した。Sさんの写真で想像した以上に美しい花景色だった。しばし桃源郷を彷徨って、美しさを堪能した。

 地球温暖化、ウクライナ紛争、少子高齢化、人口減少、物価高などエトセトラ、暗いニュースばかりの世の中ですが、こんな美しい風景に出会えると日本で生まれて良かったなとシミジミ思います。

 

 

・・「山里に、花爛漫の桃源郷」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥武蔵、雷電山ハイキング

2023年03月23日 | 山歩き

3月21日(火)     天気=晴れ後曇り

 

08:02せせらぎ体育センター駐車場→ 08:17堂山登山口→ 08:33~41堂山→ 08:54日影分岐→ 09:19~34雷電山→ 09:42雲河原集落→ 10:15~35西平交差点(ときかわベース)→ 11:11せせらぎ体育センター駐車場

 

 「小川町桃源郷が綺麗だったよ」と、岳友のSさんがLINEで写真を送ってくれた。その写真を見たら私も行きたくなった。どうせ行くならついでに山歩きもしようと、小川町桃源郷の近くに聳える雷電山を登る事にした。

 朝食後に車で我家を出発し、朝8時頃ときかわ町体育センター駐車場に着いた。準備を終えると、軽ザックを背に県道30号線を北へ向かう。都幾川に架かる橋を渡った交差点で左折して、住宅街を通り抜け堂山登山口に着く。

都幾川を渡る

堂山登山口

 登山口から林道を数分登ると給水施設が在り、その先から登山道が始まった。樹林帯の登山道をしばらく登ったピークが堂山(250m)で、登山口から15分の呆気ない山頂だった。

堂山へ向かう登山道

堂山山頂

 堂山から雷電山に向かう尾根道は、緩やかな樹林帯で実に快適だ。しばらく進んで日影分岐を通過すると急坂となり、登り着いた所が今日唯一の展望地点で、東面にときかわ町の街並みが見渡せた。

日影分岐

展望地点へ向かう急坂

展望地点からときかわ町の眺め

 展望地点から先も快適な道が続き、堂山からコースタイム通りの1時間で雷電山(418m)に到着した。平坦な山頂は樹林に覆われて展望は無く、二つの祠が祀られている。

雷電山山頂

 15分ほどのコーヒータイムを過ごした後、山頂を後に雲河原集落に向けて下山を始める。山頂から10分も経たずにアッケなく雲河原集落に着き、その後は山間のクネクネ曲がった車道をダラダラ降り、山頂から約40分で都幾川沿いの県道172号線の西平交差点に降り立った。

雲河原集落の雷電山登山口

山間の車道を降って行く

 交差点の脇に「ときかわベース」という休憩施設があったので、喫茶コーナーでコーヒーを注文してしばらく休憩する。休憩を終えると、都幾川沿いの県道を40分足らず歩いて、車を停めているせせらぎ体育センターに戻って来た。

西平交差点脇のときかわベース

 県道からは今しがた歩いて来た堂山から雷電山に続く山波が望まれた。車に乗ると今日もう一つの目的地である小川町桃源郷へ向かったが、それは次回のブログにてご紹介したいと思います。

県道から望む雷電山(左奥)と堂山(右)

せせらぎ体育センター駐車場へ戻って来た

 登山で高峰や雪山を登る時は困難に立ち向かうある意味覚悟が必要だが、今日のような低山歩きは優しい自然に迎えられて穏やかな気持ちで歩く事ができる。若い頃は高くて有名な山ばかりを目指していたが、年老いた今はこんな低山歩きが楽しくなってきました。

 ・・(裏を返せば、高い山へ登る元気が無くなってきたとも言えるんですが)・・

 

    ・・「花見頃、低山歩きで癒される」・・

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サムライジャパン、感動のベースボール世界一

2023年03月22日 | 日記

 3月22日(水)

 今日は朝からテレビの前で釘付けだった。優勝して欲しいとは思ったが、屈強の大リーガー揃いの米国に、まさか勝つとは思わなかった。日本人選手の強靭な精神力に深く敬意を表します。

 大谷投手が最後トラウト選手を相手に三振をとった時、テレビのディスプレイが感涙で滲んだ。イヤア~世の中捨てたもんじゃありません。生きてて良かったなあと思う一瞬でした。

 抽選が当たったので午後はN響のコンサートを聴きに渋谷のNHKホールへ行くんだけど、気分も弾んで楽しい夕餉になりそうです。ありがとう。サムライ・ジャパン。

 

・・「パーフェクト、日本の野球世界一」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近街で見掛けた鳥達

2023年03月20日 | 日記

 先日街の中央図書館へ出掛けた時の事、入口手前の所でうずくまっている小鳥が居た。私が近づいても逃げ出さずケガでもしているのかと見守ったら、しばらく経ったら飛んで行った。随分人懐っこい鳥だなと思い撮った写真を「グーグル画像検索」で調べてみると、「シジュウカラ」のようだった。

図書館で見掛けたシジュウカラ

 又別のある日に毛呂山町へ出掛けた時、ある住宅の屋根に白い鳥が止まっていて、しばらく経っても全く微動だにしない。まるでその家に飾られた、オブジェのように見えた。

毛呂山町で見掛けたシラサギ

 この鳥はどうやら「シラサギ」のようで、最近私が住む街の小さな河川にずいぶん多く見掛けるようになった。サギ類のような鳥が増えた要因の一つには、餌となる河川の小魚や貝、ザリガニなどの小動物が増えた事にあるようです。

 小魚や小動物が増えたのは河川の水質が良くなったからで、自然環境の面では喜ばしい事です。しかし鳥達が増えると今度は田畑の作物が荒らされたり、糞害で洗濯物や車が汚されたりする被害が増えて、一概に喜んでばかりでもいられません。

 そう言えば我が家のベランダにも時々鳩が飛んで来ては、欲しくも無いのに糞を土産に置いて行きます。これは我家の困った糞害で、キラキラ光るCDをぶら下げたりしているが根本的な解決策には至りません。

 

・・「鳩が去り、残した糞に憤慨し」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂戸市北浅羽の安行桜が満開です。

2023年03月18日 | お出掛け

 坂戸市のお花見名所、北浅羽の安行桜が満開中と風の便りに聞いた。どうせ花見見物に行くのならと、我が家から運動を兼ねてウォーキングで行く事にした。

 軽ザックを背負い約7キロの道をテクテク歩いて北浅羽の会場に着くと、噂通り越辺川河川敷沿いに約1.2キロ続く桜並木は絶賛満開中でした。入口の駐車場は既に満杯で、大勢の見物客が行き交っています。

高麗川と関越道を跨ぐ長い橋を渡って、北浅羽のお花見会場へ

 桜並木の下を歩いて行くと、今年は外国人(特にアジア系)の姿を多く見かけます。コロナの影響がまだ残っていて、桜祭りは中止で野宴に興ずる人もいません。花見客の皆さんは、静かに花見を楽しんでいるようでした。

北浅羽お花見会場の西側入口

北浅羽お花見会場の東側入口

 安行桜は早咲きなので、来週には桜吹雪となって散り始めるでしょう。そうすると今度は「ソメイヨシノ」の出番で、各地のお花見名所が賑わうんじゃないんでしょうか。

 

・・「北浅羽、桜並木に集う笑み」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入間川沿いの県道70号線は、歩いても楽しい道です。

2023年03月16日 | お出掛け

 先日、飯能市の大仁田山を登った時に、入間川沿いの県道にユニークな外観の家が在ったので、思わず写真に撮りました。それが下記の写真です。

青いクジラが屋根にある家

野菜の彫刻が壁にある家

 この県道は正式には埼玉県道70号線で通称「名栗街道」と呼ばれ、飯能市街地から入間川上流の名栗集落まで通じています。沿道には洒落たカフェやレストランなども点在し、清流と森の緑が豊かな道です。

 毎年5月に開催されるウォーキング大会「飯能ツーディマーチ」も、この県道がコースになっており、ウォーキングコースとしても快適です。そして歩き疲れたらバスで名栗湖近傍の日帰り温泉「さわらびの湯」まで行って、いで湯に浸かれば楽しい一日になるでしょう。

 

        ・・「ブラ歩き、名栗街道春の彩」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥武蔵、大仁田山ハイキング

2023年03月14日 | 山歩き

3月12日(月)     天気=晴れ

 

07:25金錫寺駐車場→ 07:40大仁田山登山口→ 08:15四十八曲峠→ 08:27~39愛宕山→ 09:08~36大仁田山→ 09:46大峰山→ 10:16~23久方峠→ 10:40林道出合→ 10:56~11:06小沢峠→ 11:19~24小沢トンネル出口→ 11:40久林バス停→ 12:24金錫寺駐車場

 

 飯能市の西部に聳える大仁田山は標高500m余の低山で訪れる人も稀な寂峰だが、埼玉百名山の一つなので機会があれば登ろうと思っていた。春めいた陽気の今朝、妻と二人で我家を出発し飯能市へ車を走らせた。

 入間川沿いの金錫寺に着いたのは午前7時過ぎ、無料開放されている境内の駐車場に車を停めた。休日というのに他の車は1台も無かった。陽射しは温かく気持ちの良い天気、準備を終えると出発する。

金錫寺駐車場

 入間川を渡って住宅街を抜け、駐車場から15分ほどで登山口に着いた。此処から登山道が始まる。最初は沢沿いの道だったが、その後は四十八曲りと呼ばれるつづら折りの登りとなる。

入間川を渡る

住宅街を抜け登山口へ

大仁田山登山口

最初は沢沿いの道

 一汗掻いた頃稜線上の四十八曲峠に着いた。ここからは緩やかなで快適な尾根道が続く。やがて前方に小さなピークが現れ、そこが愛宕山(412m)だった。山頂は南面が伐採されて展望が効いたけれど、霞んだような眺めです。

四十八曲峠

愛宕山山頂手前

愛宕山山頂

山頂から南面の展望

 その原因はスギ花粉、杉林からユラユラ煙のように立ち昇っているのが見える。スギ花粉症の人にはおぞましい風景だろうが、我々夫婦に花粉症の兆候は無いのでそれ程気にはならない。

スギ花粉の煙霧

 愛宕山からしばらく歩くと「いぼとりじぞう」と書かれた小さなお堂があった。お堂のすぐ下は細田の集落で、何軒かの家が直下に見える。お堂から樹林帯の尾根道を登って行くと大仁田山分岐で、分岐を右に曲がって数分で大仁田山(505m)に着いた。

いぼとりじぞう

大仁田山へ向かう樹林帯の道

 樹林に囲まれて山頂からの展望は無いが、簡素なベンチに座ってしばしコーヒーブレイクを楽しむ。30分足らずの休憩を終えると山頂を後にする。分岐まで戻ると、右へ曲がって久方峠を目指す。

大仁田山山頂

 大仁田山から10分ほどで、大峰山の山頂に着く。地図上にこの山の記載は無いが、標高は大仁田山と同じ505mと標識に書かれていた。大峰山から尾根道を降り気味に歩いて行くと30分ほどで久方峠に着いた。峠から北へ降る道が地図に在るが、通行禁止になっていた。

大峰山山頂

大峰山から久方峠へ向かう急坂の降り

久方峠

 再び小さなアップダウンを繰り返す尾根道を進んで行くと、尾根の南側から林道が並行するように接近し、登山道と接する地点が林道の終点だった。林道終点から降り気味に歩いて行くと、やがて登山道が交差する小沢峠に着いた。

登山道沿いの杉の大木

林道終点

小沢峠に到着

 小沢峠から小沢トンネル北出口へ向かう登山道はあまり整備されておらず、踏み跡が削られて歩き難い箇所があった。トンネル出口に降り立つと、その後は頻繁に車や二輪車が行き交う車道を緩やかに降って行く。

踏み跡が削られた山腹のトラバース道

小沢トンネルの北出口

 トンネル出口から16分ほどで、入間川沿いの久林集落に着いた。我々が着く直前にバスが行ってしまったので、車を停めている金錫寺まで歩く事にした。車の行き交う入間川沿いの県道をテクテク歩き、久林バス停から45分ほどで金錫寺の駐車場へ戻ってきた。

入間川沿いの久林集落に降り立つ

入間川沿いの県道を金錫寺まで歩く

 車に乗ると、入間川上流の日帰り温泉「さわらびの湯」へ向かう。休日で温泉は混んでるかと思ったが意外と空いており、気持ちよくいで湯に浸かる事ができた。

 今日歩いた四十八曲峠から小沢峠の間は奥武蔵ロングトレイルコースの一部となっており、踏み跡の薄い部分もあったが、目印・標識も随所に在り迷う事は無かった。他の登山者とも殆ど遭わず静寂の山歩きを堪能できました。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パソコンキーボードに、お茶を浴びせて壊してしまった。

2023年03月12日 | 日記

  春めいて来た先日の夜、暇つぶしにパソコンでゲームをやっている時だった。何気なく動かした私の左手が、湯飲み茶わんに触れた。アッと言う間も無く茶わんは倒れ、中に入っていたお茶をパソコンのキーボード上にブチ撒いてしまった。

 ヤバいと思いすぐにウェスで拭き取ったのだが・・・悪い予感が的中、キーボードをタッチしてもボードの左側部分「A」と「S」それに「Caos Lock」ボタンが全然反応しなくなった。

 イヤー参った。キーボードの使えないパソコン何て、ハンドルの無い車みたいなものだ。口惜しい思いでその夜を過ごし、翌日営業開始直後のケーズデンキを訪れた。

 できれば富士通の純正品が欲しいと店員さんに話したが、在庫が無くてお取寄せになると言う。それならばと壊れたキーボードを見せ、これと似たものを売って無いかと尋ねた。

 他の家電品と同様キーボードの価格も千差万別で、1千円足らずから数万円の物までいろんなメーカーの製品が売られている。「これ何かどうですか?」と店員さんが勧められたのは、ロジクールというメーカーの製品、価格は2400円と安い。一応スイスの会社と謳っているが、この価格からしてメイド・イン何処か東南アジアの国だろう。

 とりあえずこれを購入して、我が家へ持ち帰った。しかし安物はやっぱり安物でしかなかった。今まで使っていた富士通製キーボードに比べると、ボタンのタッチ感がすこぶる鈍い。

 だから急いで打つとタッチミスが増えて、イライラしてくる。このまま我慢してこのキーボードに慣れるか、それとも見切りをつけて新たなキーボードを買うか、しばらく様子を見る事にします。


・・「お茶かけて、ヤル気無くしたキーボード」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エレベーターで出会った女子高生の言葉が私のモチベーション

2023年03月10日 | 日記

  私が後期間近の年齢でソコソコ元気でいられるのは、サントリーのセサミンや世田谷食品のグルコサミンを毎日飲んでいるからではない。ジョギングや登山、テニスなどの運動を日々続けているからに違いありません。しかし老化による体力の衰えで、運動を継続していく困難さを感じるこの頃でもあります。

 そんなある日の昼下がり、我が家のあるマンションのエレベーターで偶然女子高生風の娘さんと乗り合わせた。その時彼女が「よく走っていらっしゃいますね」と私に話しかけてくれた。

 何と応えたかは忘れてしまったが、「老骨に鞭打って走る私の姿を、この娘さんは見てくれていたんだ」と私は名も知らぬ彼女の一言が嬉しかった。そりゃ彼女はたまたまジジイと乗り合わせた気まずさから、何か気の利いた言葉でもと話してくれたんだろうけど、私にとっては感動の言葉だった。

 それ以来、冬の寒さや夏の暑さで走る気力が失せた時、あの娘さんの言葉を思い出して我が身を奮い立たせランニングに出掛けるようになったのです。

・・・・誰ですか?「若い女性の言葉にコロリと乗せられて、男は幾つになってもバカなんだねえ」何て言ってるのは。  

・・「名も知らぬ乙女の言葉、我を鼓舞」・・ 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥武蔵のときがわ町に、蕎麦を食べに行ってきた。

2023年03月08日 | お出掛け

 3月5日(日)

 日曜日の朝、「たまには、とき庵の蕎麦を食べに行かない?」と妻が言った。とき庵は奥武蔵山麓のときがわ町に在る、美味しいと評判の蕎麦屋さんです。しかし我が家から20数キロ離れているのでしばらくご無沙汰していたが、ドライブがてら行ってみる事にした。

 休日とあって国道や県道など主要な道は混雑していたが、裏道を縫って走ったので、11時過ぎにはとき庵に到着した。店の看板を見るとオープンは11時15分からで、駐車場には既に先着の車が1台待っている。

ときがわ町のお蕎麦屋さん「とき庵」

 入口前の椅子で待っていたら、次々と車がやって来て店先に行列ができた。待つ事10数分、入口にのれんが架かり、営業開始のお店に一番乗りで入る事ができた。

 椅子に座ると、一番人気の「天ぷらもり蕎麦¥1420円」を二人分注文した。届いた蕎麦は黒い太麺で、風味&噛み応え共に五つ星の美味さです。若い人では少し物足らぬかも知れないが、我々老夫婦には丁度良いボリューム感でした。

とき庵の「天ぷらもり蕎麦」(器も凝ってます)

 食べてる最中も、訪れる客の姿は絶えません。最近はネットのグルメ情報で評判が良いと、ワザワザ遠方から訪れる人も少なく無いようです。待ってる人に悪いので、食べ終わったら早々に店を出る。

 せっかく来たからときがわ町のプチ観光で、山岳寺院の「慈光寺」をお参りし、美味いと評判の「とうふ工房わたなべ」に立ち寄ってお土産を買った後、我が家へ戻りました。

慈光寺の観音堂へ参拝する石段(転んだら一番下まで落っこちそうなほど急です)

慈光寺観音堂

境内の梅の木にメジロが留まって出迎えてくれた

人気の豆腐店「とうふ工房わたなべ}

 ときがわ町は旧都幾川村と旧玉川村が合併してできた、奥武蔵の山懐に抱かれた風光明媚な所です。しかし名のある観光名所は見当たらず、強いて挙げれば堂平山山頂の「堂平天文台」か、坂東三十三観音霊場第九番札所「慈光寺」ぐらいだろうか。公的な交通アクセスも、無人のJR八高線明覚駅が一つあるだけで、高速道路インターからも離れています。

 そんな何も無い「ときがわ町」が今人気で、移住する人が増えているそうです。都心から1時間ほどで行ける適度な近さと、奥武蔵の豊かな森と清流が人々を惹きつけるんでしょうかね。

 

・・「ときがわ町、何にも無いのに人気ある」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登山用の新しいガーミンGPSを購入

2023年03月06日 | 日記

 自分の現在地を正確に教えてくれるGPSは、登山用のツールとして今や欠かせぬ装備となりました。私も10年ほど前からガーミン製のGPSを携行するようになり、道迷いの危機から何度も救ってもらいました。

 ところが最近その登山用GPSの電源ボタンが陥没して、スイッチが押せなくなった。それでも陥没穴に棒状のような物で押せば、電源のON・OFFはできたので騙し騙し使っていたが、先日とうとう幾ら押しても電源がONにならなくなった。

 GPSが無いと、登山に行くのは不安だ。しかし登山は私の足腰が動かなくなるまで止める気は無い。となればおニューのGPSを買う他に道は無い。さっそくネットで「登山用GPS」を検索してみた。

 今まで使っていたのはガーミンETREX30Jという製品で、とても使い勝手が良かった。しかしこの型は、現在既に生産が終了している。これの後継機種がガーミンETREX32Xで、規格や形状も殆ど同じなので使い易そうだ

 これを買う事に決め、一番安価(5万円)だったAmazonネットの買物ボタンをクリックした。それから二日後、待望の新GPSが我が家に届いた。バージョンアップした32X型はソコソコ進化してるかと思ったが、外見や規格は殆ど以前の30J型と変わらない。

 先日群馬の三境山へ行った時に、さっそく32X型を試してみた。操作法は以前とほぼ同じなので、それほど戸惑う事は無かった。でも格段に性能がアップした訳でも無く、強いて言えば、ディスプレーの動きが若干早まった気がするくらいだろうか。

 しかし性能的にはソコソコ満足の結果だったので、今後も登山のガイド役として大事に使っていこうと思います。

・・「人生の、GPSは妻の声」・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬県桐生市、三境山~残馬山ハイキング

2023年03月04日 | 山歩き

3月2日(月)     天気=晴れ

 

08:39三境トンネル登山口→ 08:56~09:05稜線分岐→ 09:38~58三境山→ 10:29~31稜線分岐→ 11:23~52残馬山→ 12:40稜線分岐→ 12:53三境トンネル登山口

 

 群馬県桐生市の北部に聳える三境山や残馬山は、国土地理院2万5千分の一地図に登山道の記載が無い静寂の山々だが、群馬県の山ガイドブックに紹介されていたので、何時か登ってみたいと思っていた。

 早朝我が家を出発し、関越道~北関東道や経由して、太田藪塚インターで高速を降りると、桐生市街地を通り抜け桐生川沿いに狭い山道を遡り、三境林道最高地点の三境トンネル出口に着いたのは朝8時半頃だった。

三境トンネル西側出口

 登山口周辺に積雪は無いが、林道の一部は固く凍結している。トンネル左側の小沢に薄っすらと踏み跡があり、その道を沢沿いに登って行くと20分足らずで三境山と残馬山を繋ぐ稜線の分岐に達した。

小沢を遡る

稜線分岐(←三境山、残馬山→と書かれた小さな標識有り)

 まずは北側の三境山を目指す。最初のピークの西側を巻き気味に登ると、奥に三境山の丸い山容が望めた。尾根沿いに続く踏み跡は薄いが所々目印のテープがあり、それを探しながら登って行く。

手前のピークから望む三境山

 手前の鞍部から三境山へは岩と岩の間を縫うように登り、やがて傾斜が緩んで、稜線分岐から30分余で三境山(1088m)に着いた。疎林に囲まれて樹間越しの展望だが、明るい雰囲気の山頂だった。

岩のゴロゴロした三境山手前の道

三境山山頂

山頂に祀られた小さな祠

 休憩を終えると、山頂を後にして稜線分岐へ戻る。分岐へ戻ると今度は南側の残馬山を目指す。残馬山への道も踏み跡が薄く目印のテープを探しながら進んで行く。

 稜線分岐から987mピークを越えると直ぐに最初の岩場が現れ、右側を巻いて通過する。しばらく進むと2番目の岩場となり、此処も最初は右側を巻いて通過する。その後は歩き易い尾根道になり、稜線分岐から50分余で、残馬山(1108m)に到着した。三境山よりこちらの道の方が、長く険しかった。

最初の岩場は右側を巻く

稜線の樹林帯を進む

残馬山山頂

 疎林に囲まれて展望には恵まれないが緩やかで気持ちの良い山頂だったのでノンビリランチタイムをと思ったが、凍えるような強風に身体が冷えてしまい30分ほどの滞在で山頂を後に下山を始めた。途中の岩場を慎重に降り、残馬山から約1時間で登山口の三境トンネル出口へ戻って来た。

山頂から男体山方面

2番目の岩場を降る(下山時)

登山口へ戻って来た

 車に乗ると三境林道を降って行く。林道の途中で「屋敷山ミツマタ群生地」と書かれた標識があったので、車を降りて見物に立ち寄ってみた。群生地は林道から少し下った所にあり、蕾のような花が白く満開に咲いており中々壮観だった。でも蕾がまだ小さいので、これから本格的に咲くのだろうか。植物に詳しく無いのでそこのところはよくわからない。

ミツマタ群生地

 群生地を後にすると、器量市街を抜け関東平野の一般道をノンビリとドライブしながら我が家へ戻った。今日の山行は地図やガイドブックで予想していたより、ハードな道程だった。しかし誰とも会わぬ静寂の山を妻と二人で歩き通した満足感で、とても気分の良い一日を過ごす事ができました。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする