Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

榛名山(榛名富士~鬢櫛山~烏帽子岳)トレランハイキング

2021年05月30日 | 山歩き

5月24日(月)      天気=曇り

10:07榛名湖温泉→ 10:32~41榛名富士→ 10:59榛名湖温泉→ 11:02烏帽子岳登山口→ 11:14鬢櫛山分岐→ 11:31~39鬢櫛山→ 11:51鬢櫛山分岐→ 12:06~13烏帽子岳→ 12:21鬢櫛山分岐→ 12:31榛名湖温泉

 

 貧困家庭で生まれ育ったせいか、私は転んでもタダでは起きない性格をしている。先日落とした財布を受取りに天神の湯へ行った時も、ワザワザ高崎市まで行ってトンボ帰りするだけじゃ高速料金とガソリン代の元が取れない。せめて山の一つや二つ登って帰らねばと、天神の湯からほど近い榛名山へ向かった。

 赤城山と同様に榛名山という山名も、最高峰の掃部ヶ岳を始め相馬岳や水沢山など幾つかの山々を総称した名前です。今日はその中でも、まだ登っていない榛名富士&鬢櫛山&烏帽子岳の三つの山を登る事にした。

 途中のコンビニでお茶とパンを購入し、榛名湖畔にある「榛名湖温泉ゆうすげ」の駐車場へ着いた。此処から最初に榛名富士を目指す。ロクな準備をしていないので、Tシャツ、短パン、運動靴のトレラン姿で出発する。

榛名湖温泉ゆうすげ駐車場

 登山口の看板に「この道はあまり整備されておりません」と書かれていたので、悪路を予想したが急な斜面に刻まれた道はソコソコ整備され、3か所ほど浸食された場所があるのみで歩き易かった。

榛名富士登山口

所々ツツジが咲く登山道

登山道の浸食された地点

同 上

 標高差300m余の急登を喘ぎ喘ぎ登り、榛名湖温泉から約25分でコンクリートの神社が建つ榛名富士(1391m)に着いた。山頂からは南面と東面に展望が開き、相馬岳や西上州の山々、そして高崎市街地が見渡せた。

榛名富士山頂の神社

山頂から南部相馬岳&高崎市街地方面

山頂から東側の眺め

 榛名富士の南側にはロープウェー山頂駅があるので、そちら側からポツポツと軽装の人が登って来る。軽く栄養&水分補給した私は、来た道を駆けるように降って行く。

榛名湖温泉に戻って来た

 山頂から18分ほどで榛名湖温泉に戻り、そのまま休まず烏帽子岳の登山口へ向かう。烏帽子岳は信仰の山らしく、登山口には赤い鳥居と小さな祠が建立されている。

烏帽子ヶ岳登山口

登山口の先にある鳥居と祠

 緩やかな道を辿って登山口から12分ほどで尾根上の登山道分岐に着いた。此処を左に曲がってまず鬢櫛山(ビングシヤマ)へ向かう。緩やかな尾根をしばらく進むと山頂へ向かう急登に入る。

登山道分岐へ向かう緩やかな道

登山道分岐

鬢櫛山への登山道

 樹林帯に続く道は展望が無いものの、静かで心地よく歩いて行ける。やがて急登は終わり、傾斜が緩まってきたら鬢櫛山(1350m)だった。樹林に覆われて展望は無いものの、静かで雰囲気の良い山頂だった。

鬢櫛山山頂

 一息ついて来た道を降り、登山道分岐に戻ると今度は烏帽子岳へ向かう。信仰の山らしく分岐の先には赤い鳥居と一対の狛犬が安置され、その間を抜けて行く。

登山道分岐に戻って来た

分岐の先にある鳥居と狛犬

 烏帽子岳への道は急だが、階段や柵が設置され良く手入れされている。急登を登って行くと岩の下に小さな鳥居が在り、その奥が山頂部の台地であった。烏帽子岳(1363m)の山頂は先ほどの鬢櫛山と似た雰囲気で、切り開きの中に山頂標識が在るだけだった。

整備された階段の登山道

岩の下の小さな鳥居

烏帽子ヶ岳山頂

 登りはこれで終わりなのでノンビリ食事でもと思ったが、小さな羽虫の群れが煩くてゆっくりさせてくれなかった。山頂からアッサリ分岐へ戻り、緩やかな道を降って車を停めている榛名湖温泉へ帰って来た。

烏帽子ヶ岳登山口に戻って来た

 ザックを下ろすとホテルゆうすげで日帰り入浴(大人税込み520円)する。汗にまみれた身体の垢をサッパリ洗い落とし、榛名湖を眺めつつ広い湯船に浸かるのは「極楽~極楽」の心地よさです。

ホテルゆうすげから仰ぐ烏帽子ヶ岳

ビジターセンターから榛名湖

ビジターセンターから榛名富士

 今日は軽装軽量だったので、2時間半で三つの山を巡るというコスパの良い登山ができました。でも榛名山の在庫一掃セール的登山という感じがしないでもない。

 70過ぎた高齢者がTシャツ、短パンのトレランスタイルで登る姿に、すれ違う正統派ハイカーの中には、「イイ齢したジーサンが、若者ぶった格好で歩くんじゃネーヨ」的な冷たい視線を感じたが、自分でも気恥ずかしい思いが無いわけじゃ無い。だけど「うっせぇ、うっせぇ、うっせぇわ、あなたが思うより丈夫です」

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顔が真っ青になるような大失態とは

2021年05月28日 | 日記

 前回のブログで、「顔を真っ青になるような大失態をしでかした。」と書いた。それはどんな事であったか。・・・

 赤城山のハイキングを終え、高崎市の「天神の湯」で一風呂浴びた後我が家に戻った。喉の渇きを癒したかった私は、一人で近所の居酒屋レスラン「天狗」へ出掛けた。

 料理と生ビールで胃袋を満足させた私は、会計をしようとポシェットから財布を取り出そうとした。ところが無い。私の財布が無いのです。背負って来たザックの中にも、辺りを見渡しても全く見当たらないのです。

 財布の中には現金の他にキャッシュカードやクレジットカード、保険証等々入っており、悪い奴にでも拾われたら大変な事になってしまう。

 イヤその前に、このお店の会計ができない。妻へ電話してお店まで来てもらい、会計は済ます事ができた。しかし問題は財布の行方です。お店へ来た道筋をなぞったが勿論見つからない。近くの交番へ寄って「財布の落し物がありませんでしたか?」と尋ねてみたが、「届け出はありませんね。」というつれない返事だった。

 我家へ戻り車の中や室内を隈なく調べるが、財布の残片すら見当たらない。「何処で最後に財布を使ったか冷静に考えてみたら」と妻に言われ、今日の記憶をリプレイしてみる。

 そうだ最後に財布を使ったのは、「天神の湯から外へ出る時に、靴箱のキーボックスから100円硬貨を取り出し財布へ入れたんだ。」と思い出した。だったらその時に財布をポシェットに入れ忘れた可能性が大になる。

 祈るような気持ちで天神の湯へ電話を入れた。「財布の落し物ありますよ。」と先刻応対をしてくれたフロントの女性従業員が応えてくれた。中身を確認してもらうと、やはり私の財布に間違いなかった。

 「ア~助かった」と安堵はしてみたものの、中身が全て無事かどうかはまだ分からない。「明日早々取りに行きますんで、よろしくお願いします。」とフロントの女性に頼んだが、その夜は不安と後悔で眠れぬ夜を過ごした。

 翌朝さっそく昨日戻った関越道をぶっ飛ばして天神へ湯に向かった。フロントには夜勤明けのオジサン従業員が居たので、「昨日財布を忘れた者ですが」と運転免許証を見せながら尋ねた。

 「アアこれですね。」と、オジサンがロッカーの中から私の財布を返してくれた。中身を確認すると全く異常は無い。固辞するオジサン従業員に上里サービスエリアで買った菓子折りを押し付け、ありがとうございましたとお礼を言ってフロントを後にした。

 今回は運よく戻ってきたけれど、齢を取るにつれてこんな失敗事がこれからドンドン増えていくんだろうなと不安な気持ちが募ってきた。財布にチェーンでもをつけようか。それとも出掛ける前に、「財布良し、携帯良し、車のキー良し」の指指し確認を習慣づけようか。

 冗談抜きに本気で対策を考えねば、今度はもっとどえりゃ~失敗をやらかしそうだ。温泉の駐車場から車で出る時、「天神の湯」と書かれた大看板が、天神様のように神々しく輝いて見えた。

高崎市の日帰り温泉「天神の湯」

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赤城山(地蔵岳~長七郎山)ハイキング

2021年05月26日 | 山歩き

5月23日(日)      天気=晴れ後曇り

08:28赤城山ビジターセンター➝ 08:36地蔵岳登山口➝ 09:32~49地蔵岳➝ 10:20八丁峠➝ 10:30小沼堰堤➝ 10:49~11:28長七郎山➝ 11:40小地蔵岳➝ 12:23鳥居峠→ 12:40赤城山ビジターセンター

 

 このところ梅雨の走りみたいな雨続きだが、23日は晴れの予報だったので山歩きしたくなり、我が家からも望める近場の百名山、赤城山へ行ってみようと思った。赤城山という山名は、最高峰の黒檜山を筆頭に大沼を囲む幾つかの山々を総称した名前です。

 今日はその中で、まだ山頂を踏んでいない地蔵岳と長七郎山を登る事にした。日曜日だったが早めに出発したので渋滞に会う事も無く、朝8時過ぎには覚満渕の湖畔に近い赤城山ビジターセンターの駐車場へ着いた。

赤城山ビジターセンター駐車場

 此処から車道を歩いて赤城大洞バス停傍の登山口に向かう。古い地図を見ると、以前ここにはリフトとロープウェーが在ったそうだが、今は跡形も残っていない。登山口から地蔵岳に向かって一直線の急坂が続く。歩き出しからなのでけっこう厳しい道だ。

地蔵岳の登山口

一直線の急登

 しばらく登ると傾斜が少し緩み、山頂部のアンテナがチラリと見えた。雨が降ったら難渋しそうな岩のゴロゴロした道を登ると、その上は展望が広がる地蔵岳(1674m)の山頂だった。

山頂のアンテナがチラリと見えた

山頂直下、岩のゴロゴロした道

地蔵岳山頂

 山頂は大勢の人々で賑わっていた。その多くは距離が短く道の緩やかな、八丁峠から来た人達のようだ。眼下に大沼が広がり、対岸には黒檜山(1828m)から駒ヶ岳に連なる山波が望まれた。

山頂から関東平野に広がる雲海

山頂から大沼と黒檜山方面

 山頂部には幾つものテレビ塔やアンテナが林立しており、その合間を歩いて八丁峠へ降って行く。途中の道は家族連れやグループなど多くの人とすれ違った。

山頂のアンテナ・テレビ塔群

小沼へ向けて降る

 八丁峠へ降り立つと車道を少し進んで、小沼湖畔へ着く。周囲に人工物が殆ど無い小沼は、自然が残る静寂の湖です。小沼の堰堤まで進んで、そこから長七郎山への登りに入る。

八丁峠の登山口

八丁峠

小沼

 道が緩やかで登り易いせいか、この山も人気が高く大勢のハイカーが行き交っている。小沼から20分足らずでアッサリ長七郎山(1579m)へ着いた。曇り空の下、山頂の眺めは地蔵岳ほど良くは無い。山頂の一角を陣取り、お湯を沸かしてランチタイムとする。

長七郎山への登り

長七郎山山頂

 40分ほど休憩して山頂を後にし、緩やかな尾根道を歩いて小地蔵岳へ向かう。小地蔵岳(1574m)の山頂は笹原と樹林で展望は無く、静かな佇まいだった。小地蔵岳から緩やかな登山道を降って小沼平の駐車場へ着く。此処から小沼と大沼の両方の湖を眺める事ができる。

長七郎山から小地蔵岳への道

小地蔵岳山頂

小沼平へ降る道

 駐車場から少し戻って、鳥居峠へ向かう登山道を降って行く。鳥居峠は広い駐車場と食堂売店がある観光スポットで、大勢の行楽客で賑わっており慌ててマスクを付ける。

鳥居峠へ降る道から大沼

鳥居峠の駐車場

 峠から車を停めているビジターセンターまでは僅かな距離、時間も早いので覚満渕の湖畔を観光気分でグルリと半周する。湖畔からは先ほど登った小地蔵岳や地蔵岳が望まれた。

覚満渕と小地蔵岳(奥の山)

覚満渕

覚満渕の堰堤

 出発地点の駐車場へ戻って、ついでに赤城山ビジターセンターも見学しようと思ったがコロナ自粛で休館中だった。車に乗ると赤城山を降り、関越道前橋インター近くに在る日帰り温泉「天神の湯」へ向かう。

赤城山ビジターセンターに戻って来た

 ネットで事前に調べたこの温泉、ありふれた市街地に在るのでチョット風情には欠けるものの、浴場は広く茶色がかった湯質が効能あり気で、気持ちよく山の汗と疲れを流す事ができた。

 これで終われば今日も良い一日だったと満足できるのだが、実はこの後、顔が真っ青になるような思わぬ大失態をしでかした。それについては後日のブログで明らかにしたいと思いますので乞うご期待。

 

 

 

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食と自然が魅力、武蔵の小京都、小川町

2021年05月24日 | お出掛け

 5月21日(金)

 「たまには小川町の玉井屋でお昼を食べない?」と妻が言った。玉井屋は小川町の酒造会社「青雲酒造」の直営する和食店で、地産地消に拘った美味しい料理を食べさせてくれる。このところ雨ばかりなので、気晴らしにドライブがてら出掛ける事にした。

 コロナ過でテレワークの人が増える中で、武蔵の小京都と呼ばれる小川町は最近人気が高いそうで、人口も増えているようです。程よく残る奥武蔵の自然と都心から電車で約1時間余と程良いアクセスが人気の源らしいです。

 我家から小川町まで車で30分ほど、簡単に行く事ができる。出発が早すぎたせいかお昼には早過ぎる時間に小川町へ着いたので、時間つぶしがてら隣の東秩父村にある「道の駅和紙の里東秩父」へ向かった。

道の駅和紙の里東秩父

雨上がりのせいか、客足は今一つの感

 この道の駅の奥には移築した古民家を配した美しい和風庭園があり、訪れる人の目を楽しませている。雨上がりに行ったので、古民家の茅葺屋根からモウモウと湯煙が湧き昇っていた。どうやら茅葺屋根に染み込んだ雨水が陽に暖められて、水蒸気が盛大に発生していたようです。これはこれで中々風流な眺めでた。

屋根からもうもうと湯煙を上げる古民家

 お昼近くになったので、小川町の玉井屋へ向かう。週末の昼時はいつも待たされるのだが、運よく席が空いていて直ぐに店内へ通された。お店のランチメニューは「松・竹・梅」といった感じで、「雪御膳¥2200円、月御膳¥1650円、花御膳¥1100円」の3種類がある。

青雲酒造の直売店

直売店の隣にある玉井屋さん

 何事も中庸を好む我々夫婦は、「月御膳」を注文した。この店の更に魅力なのが、美味しい前菜類の食べ放題サービスです。以前は大皿に盛られていたが、今はコロナ対応で、小皿に振り分けられていた。

¥1650円の月御膳(左の小皿が前菜、主菜は肉、魚料理を選択できる)

 それから食前酒も以前は無料で飲めたのだが、これは中止になっていた。デザートを含めた料理は相変わらず美味しくて、ワザワザやって来た甲斐がありました。

 食と自然の魅力が溢れる小川町は車や電車の交通至便で、日帰りの観光やハイキングにはもってこいです。そして玉井屋さんでランチを食べれば、より充実した一日になる事請け合いです。

 

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今年もアマリリスの花が咲いた

2021年05月22日 | 日記

 ここ数日雨模様で、まるで梅雨入りしたかのような天気が続いていています。今年の目標としていた熊野古道の最難関、奥駆道の完全踏破を目指して大和路へ行くはずだったが、この天気では行く気になれない。ただでさへコロナ過の暗い世相なのに、思うように外出もできないのでは増々気分も落ち込むというもんです。

 そんな気分を慰めるかのように、今年も我が家のベランダに艶やかなアマリリスの花が咲きほころびました。雨が降ろうがコロナが流行ろうが毎年花を咲かせる、植物って本当に律儀ですねえ。

 アマリリスの花言葉は「誇り、おしゃべり、輝くばかりの美しさ」何て言うんだそうです。・・・テっこのセリフ、毎年この時期に自分のブログで書いてるような気がする。

 妻が丹精込めて育てているからこそ花開くベランダの花々、その労をねぎらって、世間の皆さまへチョットご紹介してみたくなりました。一日でも早く、コロナ過や鬱陶しい天気とオサラバしたいものです。

 

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南インドの食べ物「ドーサ」

2021年05月20日 | 日記

 「ドーサ」でどうさ?何て言われても、殆どの人は何の事だか分からないでしょう。私も最近まで知らなかったが、実は南インド地方の食べ物なんです。先日飛騨高山へ訪れた時、喉が渇いたのでショッピングモール「飛騨高山Frespo」の一角に在る、チョット洒落た感じの「81cafe」という喫茶店に入った。

ショッピングモール「飛騨高山frespo」の一角に在る軽食喫茶「81cafe」

 此処は軽い食事もできるお店で、小腹も空いてたから何か軽く食べるものはないかとメニューを広げた。するとデザート欄の中に、ドーサという聞き慣れない食べ物があった。

 メニューには「ドーサとは米と豆から作るパリパリに焼いたクレープのような食べ物です。当店ではデザートとして提供しています。」と書かれていた。厨房を見ると料理人はインド人らしき風貌の人だった。古き日本の情緒が残る奥飛騨でインドの食べ物を頂くのも面白いと、「フルーツのドーサ」を一つ注文してみた。

メニュー

 ドーサの外見はせんべいをペラペラに薄くして、クルッと丸めたものという感じです。これを少しづつ割って、その上にフルーツやアイスを載せて食べるようだ。味は甘いせんべいを食ってるという感じでマアマア美味しくて、フルーツやアイスをつけなくても充分食べられました。

フルーツのドーサ

 二人で一つを頼んだので量的に少ないかなと思ったのだが、食べ終わればけっこうお腹を満たしてくれました。美味さに感動とまではいかないが、意外な所で珍しい食べ物を味わえて、これも旅の楽しさの一つと言うんでしょうか。

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曇り空の下、都内ウォーキング(上野駅からお茶の水駅まで)

2021年05月18日 | お出掛け

 5月11日(火)

 膝の治療で、3週間ぶりに都内北区十条の永振クリニックを訪れた。連休明けのせいか院内は普段より混雑しており、治療を終えたのは午前11時過ぎだった。

 治療の後はいつも都内散策をしているのだが、今日は雨がポツポツ降りそうな天気なのであまり長歩きできそうにない。東十条駅から電車で上野駅まで行き、そこから歩く事にした。

 上野駅の正面口を出て、観光名所でもあるアメ横商店街を通る。緊急事態宣言下の商店街に普段の賑わいは無く、店員さんの呼びこむダミ声も少し物悲しさが漂っている。

アメ横商店街

 御徒町駅へ着くと、駅前の登山用具のモンベル御徒町店へ行ってみる。そろそろ日帰り用ザックを買い替えようかと思っているが、今日は様子見といったところで引き上げる。

御徒町駅前(右奥の茶色の建物がモンベル)

 その後オタクの聖地、秋葉原商店街へ向かう。此処もいつもに比べれば人影は薄く、道端でメイド姿の女の子達が道行く人に声を掛け、年老いた私にも微笑みながらチラシを手渡そうとする。

秋葉原商店街

 健気に頑張る彼女らの売り上げに協力してやりたい気持ちは山々だったが、「ご主人様」何て柄じゃ無くメイドカフェのしきたりと作法を知らぬので、入店する勇気は無く気弱に笑ってその場をやり過ごした。

 秋葉原から外堀通りを西へ向かうと、江戸時代5代将軍、徳川綱吉公が儒学の信仰を図るため創建したという「湯島聖堂」が右手にある。ここからお茶の水駅はほど近い。

湯島聖堂

 お茶の水駅の東側には、JR総武線と中央線そして地下鉄丸ノ内線が交差する地点がある。此処は鉄道ファンに人気があるらしく、数人の人がカメラを構えていた。

三つの路線が交差する地点(赤い電車は地下鉄丸ノ内線)

 JR御茶ノ水駅前へ出ると、右翼団体の怖そうなオジサンやお兄さん方が街頭演説で憂国の情を訴えていた。近くで撮ると怒られそうな雰囲気なので、少し離れた所からその様子を写真に撮った。

JRお茶の水駅前

 今日の都内散策はここでジ・エンド、地下鉄御茶ノ水駅から帰宅の途についた。緊急事態下の中でもいろんな人やいろんな風景があって、都内の散策は楽しいものです。

 

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文句を言ったら、さっそく新型コロナワクチン接種の通知が来た

2021年05月16日 | 日記

 「コロナワクチン接種の通知が音沙汰無し」と先日のブログで不満を書いたら、それから数日を経ずして我が家に「新型コロナウィルス接種」の通知が届いた。

 「休まず・遅れず・働かず」という公務員の鉄則を実践する我が街の役所が、珍しくヤル気を出してくれたのだろうか?それとも私のブログをご覧になった現総理が、「君~、F君の所へは、まだ通知を出してないのかね」と市長へ苦言の電話でもしてくれたのであろうか?だとしたら次回の選挙では、自民党の先生へ清き一票を投じてあげねば・・・

 通知の中身を読むと接種の開始は5月19日からで、予約の開始は75歳以上が5月14日から、74歳以下は5月31日以降となっている。その14日当日に市内を歩いていると、某内科医院の前には、お年寄りの長蛇の列ができていた。

 どうやらそれは、ワクチン接種の予約日を取り付けようとする高齢者達の列だった。平均寿命を過ぎた年齢になっても、一日でもしぶとく長く生きたいと思う人間の何と多い事よ。

 去年新型コロナウィルスの感染が広がった頃に高齢者の死亡率が高かったので、「高齢者がバタバタと亡くなって、日本の少子高齢化問題が少しは是正されるかも」何て不謹慎な事をブログに書いたけれど、どうやらそれは「捕らぬ狸の皮算用」だったようだ。

 エッそれで私はどうするかって?勿論予約開始日の5月31日朝に、弁当持参で予約可能な馴染みの医院の前で列に並びますよ。何てったてヒマな時間だけはタップリある年寄り何で。

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奥飛騨高山市街地の観光スポット

2021年05月14日 | 旅行

 5月7日(金)

 先日乗鞍岳を登った後、効能豊かな休暇村乗鞍高原の温泉に浸かったが、登山疲れは中々取れず、翌日はノンビリと飛騨高山市の観光を楽しむ事にしました。

 風情ある古い街並みが残る高山市は、奥飛騨の小京都と呼ばれ外国人にも人気の観光地です。この街には過去3度ほど訪れていますが、いずれの日も国内外からの行楽客でイモの子洗う賑わいでした。

 今年の5月連休はコロナ自粛の影響か以前ほどでは無かったものの、古い町並が残る一番人気の三之町界隈ではソコソコの行楽客で賑わってました。そんな高山市街地の観光スポットを、下記の写真でザッと紹介してみます。

高山市のショッピングモール「飛騨高山frespo」(高山市の一番人気「古い町並み地区から南に1㎞ほど離れているが、広い駐車場に無料で駐車できる)

飛騨家具館(飛騨高山frespoに隣接する、妻が絶対行きたいと言った場所)

飛騨天満宮神社(飛騨家具館の近くに造営されている)

中橋から宮川の流れ

中橋近くにあるしだれ柳の巨木

旧高山町役場を改装した高山市政記念館(入場無料)

古い町並み地区の入口

古い町並み地区

同上

地区内の船坂酒造本店で甘酒を飲む

宮川の有名な朝市は時間が遅かったのか、それともコロナ自粛の影響か全く露店が無かった

高山市内西部の観光スポット松倉地区の水車小屋

松倉地区の山岳資料館(主に地元、飛騨山岳会の歴史が展示されている)

松倉地区の一番人気「飛騨の里」(飛騨地方の古民家が移築して点在する)

合掌造りの民家

民家の内部

樵小屋

池の周りに咲いていた水芭蕉

飛騨の里から望む北アルプスの山々

 

 

 

 

 

 

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私の街にはコロナワクチン接種の音沙汰無し

2021年05月12日 | 日記

 5月12日(水)

 いつもの河川敷テニスコートへ出掛けたら、隣接するS市に在住するテニス仲間の人達が「コロナワクチン接種の通知が来たネ」とか、「〇月△日に予約したよ」何て話をしていた。

 エッ遠い先の話と思っていたワクチン接種がS市ではもう始まっているのか。テレビのニュースを見ていたら、お年寄りが「通知が来たから朝から何度も予約の電話やメールをやってるけど、全然繋がらないんだよ」と文句をたれていた。

 贅沢言ってんじゃネーヨ。私の街何かはなあ、今だにワクチンの「ワ」の字も通知の「ツ」の字も一切音沙汰無いんだゾ。通知が来るだけでもありがたいと思いやがれ。

 イヤひょっとしたら私の街は日本国じゃ無くて、「ワクチン感染者など一人もいない」と公言する北朝鮮の支配下にあり、ワクチン何ぞ必要ないと思われてるんじゃないだろか・・・と不安になってきた。

 菅総理、私達だって日本国民で、税金もちゃんと払っているんですから、どうか決して見捨てないでくださいネ。

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乗鞍高原の観光スポット

2021年05月11日 | 旅行

 先日乗鞍岳登山に出掛けた時、せっかく信州まで行くのだからついでに温泉&観光も楽しまなきゃと、乗鞍岳中腹に建つ「休暇村乗鞍高原」に2連泊した。

乗鞍岳の標高1600m地点に建つ休暇村乗鞍高原

 ここは源泉風呂と乗鞍岳の大自然が人気のリゾートホテルなので、通常の年なら5月の大型連休に宿泊するのは至難の技だが、今年はコロナ自粛の影響か連日空き室状態で容易に予約する事ができた。

 自然豊かな乗鞍高原は登山やスキーを楽しむだけじゃなく、風光明媚な観光スポットも数多く点在しています。今回その幾つかを訪れたので、写真でザッと紹介してみます。

乗鞍スキー場休暇村ゲレンデ最上部から望む乗鞍岳山頂部

牛留池(休暇村のすぐ裏手にある小さな湖で、湖面に映る逆さ乗鞍岳が美しい)

休暇村から少し降った標高1525m地点にある善五郎の滝(駐車場から歩いて約15分の所にある落差21.5mの美しい滝)

標高1250m地点にある番所大滝(駐車場から急な階段を約5分降ったところにある落差40mの水量豊かな迫力ある滝です)

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摩利支天岳(乗鞍岳支峰)登山(詳細)

2021年05月09日 | 山歩き

5月6日(木)      天気=晴れ

07:40三本滝駐車場➝ 09:50位ケ原山荘分岐(雪崩発生地点)➝ 10:57~11:05肩ノ小屋口➝ 11:40肩ノ小屋➝ 11:58~12:01摩利支天岳➝ 12:08~12肩ノ小屋➝ 12:22~28肩ノ小屋口➝ 13:06位ケ原山荘分岐➝14:24三本滝駐車場

 

 乗鞍岳の春山バスが4月29日から標高2350mの位ケ原山荘まで運行を開始したとネットで報じていた。これを利用すれば我々夫婦でも雪の乗鞍岳に登れるかもと思い、乗鞍高原のバスターミナルまでやってきた。

 しかしバス乗り場の看板には「今日の午前9時半便まで道路凍結の恐れがある為、運行停止します。」と張り紙が貼られていた。モチベーションの下がった妻は「上高地の散策でもする」何て提案する。

 せっかく登山準備をしてきたのに敵前逃亡みたいに逃げるのは悔しい。マイカーが行ける最高地点の三本滝駐車場まで車で行って、そこから登れる所まで登ってみる事にした。

 駐車場には既に十数台の車が停まっており、ポツポツと人が乗鞍岳を目指して登り始めていた。その大部分は山スキーやスノーボードを楽しむ人達だが、何人か登山目的の人もいたので少し心強かった。

 最初は乗鞍高原スキー場のゲレンデを登って行く。雪が溶けて現れた地面には、食べごろのフキノトウが群落で咲き誇っている。ゲレンデ最上部から、いよいよ春スキーコースに入る。

眼下の三本滝からゲレンデを登って行く(地面にはフキノトウがいっぱい咲いている)

ゲレンデ最上部(中央奥が春スキーコース)

 緩やかなコースを進んで行くと急坂になったのでアイゼンを装着する。トレイルが続く雪面は概ね堅いので、夏道を行くよりむしろ楽かもしれない。暖かな陽射しの中で、吹き渡る清涼な風が熱った身体にありがたい。

コース沿いに登って行く

同 上 

 標高を上げて行くと樹林越しに乗鞍岳の最高峰、剣が峰や高天ケ原のピークが姿を現した。更にツアーコースを進んで行くと、急坂の手前に「位ケ原山荘分岐」と書かれた標識があった。

樹林上に高天ケ原(左)と剣が峰(右)が見えてきた

位ケ原山荘分岐の標識(左が雪崩事故を知らせる立札)

 その横にもう一つの標識があり、それにはここが「今年の3月14日に死亡事故を起こした雪崩発生現場である」と書かれていた。雪面が固くなっているので大丈夫とは思うが、雪崩発生現場の通過は少し緊張した。

 急坂を登り切るとまだ雪に埋まった乗鞍エコーラインの道路に達し、正面に主峰の剣ケ峰が聳える広々とした雪原が広がった。雪面に刻まれたトレイルに沿って直線状に、剣ケ峰と摩利支天岳の鞍部目指して登って行く。

大雪原の奥に剣ケ峰(左)と摩利支天岳(右)が聳える

雪原の北には圧倒的な存在感で穂高連峰が

 やがて小さな小屋が2軒建つ肩ノ小屋口に着いた。ここは乗鞍エコラインのバス停で、夏山では剣ケ峰への登山口になる。肩ノ小屋口を通過し、更に40分ほど登って、剣ケ峰と摩利支天岳の鞍部に建つ肩ノ小屋に着いた。

遠くに肩ノ小屋口の小屋が見えてきた

肩ノ小屋口の建物

肩ノ小屋口を通過

 肩ノ小屋はかなり大規模な建物だが、今は無人で固く閉ざされている。三本滝駐車場を出発して此処まで4時間を要したが、剣ケ峰には更に250mほどの標高差がありまだ遠い。

肩ノ小屋から摩利支天岳山頂のコロナ観測施設

 「私は疲れたから、此処で引き返すわ」と妻が言ったので、私は妻を小屋で待たせ、単独で近くに聳える摩利支天岳(2873m)を往復した。踏み跡の無い雪面を直上して着いた山頂には、太陽コロナの観測施設が建っているが人の気配が感じられない。山頂からの展望は素晴らしく、南に乗鞍岳最高峰の剣ケ峰、北にはやり穂高連峰が望まれた。

摩利支天岳山頂のコロナ観測施設

山頂から北アルプス槍穂高連峰方面

山頂から最高峰の剣ヶ(眼下に肩ノ小屋)

山頂横の鋭いピーク

 サッと写真だけ撮って直ぐに肩ノ小屋へ戻り、妻と二人で下山を開始する。陽光に暖められて柔らかくなった雪面に足を取られ少々苦労したが、降りの道は早く、肩ノ小屋から2時間余で登山口の三本滝駐車場へ戻って来た。

肩ノ小屋口付近の降り

青空にダケカンバの木が映える

雪崩事故現場付近の降り

樹林帯のスキーコースを降る

スキーゲレンデが見えてきた

三本滝駐車場到着

 計画ではバスを利用して楽に乗鞍岳登山するつもりだったが、バスに乗れなかった事で思ったよりハードな登山になってしまった。お陰で剣ケ峰は登頂できなかったが、雪山気分を味わうという点では、この方が良かったかもしれない。剣ケ峰には又何時か登れる日が来るでしょう。

 サッこの後下山して、山麓の休暇村乗鞍高原に連泊し、明日~明後日は温泉&観光を楽しむ予定です。その内容は後日のブログで発信します。

 

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磨莉支天岳(乗鞍岳支峰)登山

2021年05月07日 | 山歩き

5月6日(木) 晴れ
0740三本滝駐車場➡1158~1201磨莉支天岳➡1424三本滝駐車場

乗鞍岳の春山バスが5月連休から位ケ原山荘まで運行を開始したと聞いたので、日帰りで雪の乗鞍岳に登ろうと乗鞍高原へやって来ました。
しかし春山バスは運行しておらず、仕方がないので車で行ける最高地点の三本滝駐車場から、行ける所まで行こうと出発した。
天気はピーカンで最高の登山日和、登るにつれ雄大な景色が広がった。
しかしグサグサ雪の登りは甚だきつく、肩ノ小屋に着いた時に妻が「私疲れたから、ここで待ってるわ」と言った。
どこか一つくらいピークを登りたかったので、私一人で近くの磨莉支天岳をピストンした。
下山の道は腐れ雪に足をとられつつ苦労しながら降り、午後2時過ぎに三本滝駐車場へ戻って来た。
最高峰の剣ケ峰を登れなかったのは残念だが、以前登っているのでそれほど惜しくはない。それなりに雪の乗鞍岳を堪能できました。尚登山の詳細は、後日のブログで紹介します。

摩利支天岳山頂から槍・穂高岳方面

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上越、巻機山登山

2021年05月05日 | 山歩き

5月4日(火)      天気=晴れ

07:03桜坂駐車場➝ 07:58五合目➝ 09:43~51前巻機山➝ 09:54避難小屋➝ 10:26~11:15巻機山➝ 11:37前巻機山➝ 12:44五合目➝ 13:30桜坂駐車場

 

 先月、奥武蔵のトレイルランを一緒に行ったJさんから、今度は「新潟の巻機山へ行きませんか」とお誘いのメールが入り、連休中に天気が良さそうな4日出発する事になった。

 早朝4時に出発し、Jさんの車で関越道を北へ向かう。途中の上里SAでJさんの岳友Wさんが乗車、3人で7時前に巻機山の登山口桜坂駐車場へ着いた。若い頃は山岳会の仲間達と何度も登った山だが、巻機山へ来たのは本当に久しぶりで懐かしさが蘇る。

登山口の桜坂駐車場

 常連のように巻機山に登っているWさんが「5月の連休は通常登山口から雪道何だけど、今年は暖冬で異常に雪が少ない」と言う。言われた通り登山道に雪は無く、雪融けでぬかるんだ道を汗だくになりながら登って行く。

ぬかるんだ登山道

 1時間足らずで標識がある五合目に着くが、まだ道に雪は無い。五合目からしばらく登った地点で、突然雪原に達し、此処から雪道登山になった。今までのムッとした空気から解放され、吹き渡る冷涼な風が心地よい。

五合目地点

雪道のスタート地点

 雪原に刻まれたトレイルを辿って行くだけなので、雪道になってピッチも上がる。樹林帯を脱し広々とした雪原に変わると、心地よかった風が凍れるように冷たくて慌ててシャツを重ね着する。

雪原の登り(遠くに上越の山々が見えてきた)

天狗岩が同じ高さになった。

 雪原の遥かな高みに前巻機山の稜線が望めるけれど、急登の雪道は厳しい登りが続き中々近づかない。今日のコースで前巻機山までの登りが一番きつかった。

前巻機山の稜線が遠い。

上越の山々が広がる。

苦しい前巻機山の登り

長い登りが続く。

 前巻機山のピークに達すると、前面に巻機山の茫洋とした稜線が現れた。今までの苦労が報われる素晴らしい眺めだ。前巻機山から少し降った鞍部に小さな避難小屋が建ち、上半分だけ姿を現していた。

前巻機山山頂

前巻機山から巻機山の稜線

前巻機山から避難小屋へ降る

鞍部に建つ避難小屋

 避難小屋から広大な雪原を巻機山に向かって登って行く。苦しいけれど雄大な景色の中で気分も高揚する。やがて稜線に達し、緩やかな雪尾根をしばらく進んで巻機山に到着した。

避難小屋から巻機山へ登って行く。

巻機山の稜線に達した。

巻機山山頂

 山頂は360度の展望で上信越の山々が見渡せる。この絶景に会えて、遠路はるばる登って来た甲斐があったとJさんやWさんと喜びを分かち合った。山頂は吹く風が冷たいので、少し降った風の弱い場所でランチタイムとする。

山頂から南、谷川岳方面(昔山岳会の仲間と縦走した稜線が望まれる)

山頂から越後三山方面

 雪の巻機山は人気が高く、我々が休んでいる間も次々と登山者が行き交う。中には牛ケ岳まで足を伸ばす人もいるが、残雪が少ないので、流石に谷川連峰の方から縦走して来る人は居ないようだ。

 50分ほどの休憩で山頂を後にし、アイゼンを装着して来た道を下山する。雪道の降りは早く、JさんやWさんは尻セードでアッという間に降って行く。私はズボンが濡れるのが嫌なので、足を踵から蹴り込むように歩いて彼らの後を追う。

山頂から前巻機山へ降る。

 前巻機山に着くと「これが見納めかも」と思いつつ、巻機山の眺めを目に焼き付ける。前巻機山からの急坂はグサグサの腐れ雪に手(足)を焼きながらも、登りに比べれば降りは格段に速く、雪道の出発地点に戻って来た。

巻機山と最後の別れ

前巻機山からの長い降り

 此処でアイゼンと手袋、サングラスを外す。その後はまるで夏山のように暖かな陽射しの中を、ぬかるんだ道に苦労しながら降り、午後1時半に登山口の桜坂駐車場へ戻って来た。

桜坂駐車場へ戻って来た。

 久しぶりに本格的な雪山に、登る前はヴェテランの二人に追いていけるか不安だったが、思ったよりも快調に歩く事ができて、誘ってくれた二人に感謝々々です。

 車に登ると山麓の「金城の湯」(←大人350円と格安料金です)で山の汗と疲れを流し、その後関越道で帰宅の途についた。関越道は上里SAの先で渋滞となったが、本庄児玉から高速を降り一般道の裏道を走ったので、まだ明るい午後6時ごろに我家へ戻る事ができました。

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日本三百名山回顧№93、信越県境、佐武流山(2百名山)

2021年05月03日 | 三百名山回顧

 信越県境の一番奥まった位置に聳える佐武流山は、20年以上前には正規の登山道が無く登頂困難な山で、積雪期に白砂山や苗場山の方から尾根伝いに登るのが一般的だった。

 平成9年の4月末に、私は妻と二人で白砂山から雪尾根を伝って佐武流山を登頂した。その山行を思い出しつつ、概略を記してみたいと思います。

 平成9年4月27日~29日

4月27日

野反峠➝ 八間山➝ 白砂山(テント泊)

 

 野反湖の入口である野反峠の駐車場に車を停めて、八間山への登山道を登って行く。

八間山への登山道

八間山から野反湖

八間山山頂

 八間山からは雪尾根伝いに同岩山(2051m)に着いた。山頂から尾根越しに三角形の端正な白砂山が望めた。尾根を伝ってお昼過ぎに白砂山(2140m)に着いた。時間は早いが山頂にテントを張り、午後はノンビリと過ごし一夜を明かした。

八間山から堂岩山へ続く稜線

堂岩山の直下

堂岩山から白砂山

白砂山山頂にテント設営(中央奥の山が佐武流山)

山頂から東、上の間山方面

山頂から西、岩菅山方面

山頂から北に望む佐武流山(左奥)と苗場山(右奥の白い平らな山)

 4月28日

 白砂山➝ 佐武流山➝ 白砂山(テント泊)

 荷物を軽装にして山頂のテント場を出発する。北に望む佐武流山がオイデオイデと手招きしているように見える。雪尾根伝いに沖ノ西沢ノ頭(2036m)を越えて赤土居(赤樋)(2095m)山に着く。

白砂山を出発する。

沖ノ西沢ノ頭(中央手前)~赤土居山(左奥)の稜線

 赤土居山から鞍部へ降り、そこから佐武流山に向かって長い登りが続く。山頂部は広々とした雪原で、木の枝に「佐武流山」と書かれた山頂標識を見つけて、佐武流山(2192m)へ到着した事を知った。

赤土居山山頂

赤土居山から佐武流山

佐武流山山頂

山頂から岩菅山方面?

 山頂は疎林に囲まれて、それ程の展望は無かったように思う。来た道を忠実に辿って、お昼過ぎには白砂山へ戻って来た。充分下山できる時間はあったが、妻が「疲れたのでここに泊まろう」というので、二日目の夜も白砂山の山頂にテント泊をした。

 

 4月29日

 白砂山➝ 堂岩山➝ 野反湖➝野反峠

 テントを撤収し、堂岩山から地蔵峠経由で野反湖畔に戻って来た。三日間好天に恵まれて、念願の佐武流山を登頂する事ができた。この山行から20年以上の月日が過ぎたけれど、今でも忘れ難い印象的な登山でした。

堂岩山の下りから望む野反湖

 

  • その後平成24年10月4日(木)にも、苗場山から尾根を縦走して佐武流山の山頂を踏んでいます。その詳細は、下記をクリックしてご覧ください。

hyoudai2.png 

 

 

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