ふるやの森

地球文明の再生に向かう
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原発 がなくても電力 は 足りる(京都大学原子炉実験所、小出裕章氏)

2012-07-04 07:30:04 | 脱原発!国民の生活が第一!

http://twileshare.com/uploads/A4.pdfをテキスト化:天命に遊ぶより図を借用)

「原発再稼働反対!」の声をすべての国民に広めるために、ぜひ拡散してください!

VIDEO 小出裕章参考人の全身全霊をかけた凄まじい原発批判

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「原発には反対だけれど、  原発を廃止したら、日本はやっていけない」と考えている方たちに、読んで頂きたいです。この資料を読み終えたら他の人に渡してあげてください。 京都大学原子炉実験所、小出裕章氏の客観的なデータに基づいた主張をもとに、一市民の立場から編集した資料です。 

小出裕章氏は、次世代エネルギーに希望を抱いて原子力工学の道に入りましたが、原子力発電の持つあまりに大きい不利益に鑑み、以来40年間「原子力発電をやめることに役立つ研究」をされている学者です。

1、水力と火力で十分まかなえる 

日本では、全発電量の約3割を原子力発電が担っているとされ、原子力が不可欠のように考えられてきました。 

しかし、水力、火力、原子力、共に言えることですが、発電所をフル稼働した場合の発電量と、実際の発電量には、かなりの開きがあります。 というのも、発電所設備自体が過剰とも言える状態で、年間の発電設備利用率は、水力9%、火力50% (2008年度)であり、まだまだ発電能力には余力のある状態となっているからです。 


 

つまり、原子力発電をやめたとしても、水力、火力発電で十分補っていくことが可能なのです。

私たちが一般的に聞かされている「全発電量約3割を原子力発電が担っている」という情報は、実際の発電量の割合のことを言っているので、そのことが「原発は廃止出来ない」等の誤解を生む原因になっているようです。

2、真夏の昼間にも水力と火力でまかなえる

電気というのは貯めておくことが難しいので、一番需要が高い時に合わせて、発電設備を備える必要があります。この観点からも、原子力は不可欠であるとされてきました。
 

しかし、過去50年間の最大需要電力量の推移を見てみると、1990年代の一時期の例外を除いて、水力と火力でまかなうことができているということが分かります。(グラフ参照)


 

しかも、この一番電力の需要が高い時間帯というのは、真夏の数日の午後のたった数時間という極めて特殊な時間帯のことなのです。
 

一年の内のたったこれだけの時間に備えるために、危険な原子力発電設備を抱えるというのはあまりにリスクが大きいと言えます。大口需要家に対し生産調整を依頼するなどの方法で節電していくほうが遥かに効率的です。

3、それでも電力会社が原発にこだわる理由
 

一言でいえば、原発は儲かるからです。 電力会社が得る利潤とは、電気事業法により次の式によって算出されるとされ、手厚く保護されています。

利潤 = レートベース × 報酬率(%)

この式におけるレートベースとは、電力会社の資産のことで、資産が多ければ多いほど、利潤も多くなるという仕組みになっています。

高額な建設費のかかった原子力発電所(建設中も含む)、都市部までの長距離送変電設備、膨大な核燃料の備蓄施設、ウラン濃縮工場、再処理工場など、多岐にわたる原発関連施設が資産となり、さらには研究開発費などの特定投資もレートベースとして計上され、利潤を膨らませています。

つまり、原発を増やせば増やすほど、電力会社は儲かるのです。

4、原子力発電はコストが高い

政府発表の発電コストによると、原子力発電が一番安価であると言われてきました。しかし、これはあるモデルを想定して計算した結果であって、実際にかかったコストではありません。

立命館大学国際関係学部の大島堅一氏が、エネルギー政策としての見地から、原子力発電の過去40年間の商用運転で、実際にかかったコストを算出したデータを公表しています。(グラフ参照)


 

これによると、水力火力よりも、原子力が高コストであることが分かります。しかも、揚水発電を含めると、さらにコストが跳ね上がっています。

揚水発電とは、出力調整の難しい原子力発電の夜間に余った電力を使うために考えられたもので、約3割ものエネルギーをロスしてしまう非効率な発電方法なのです。しかし原子力発電を選択する以上、この非効率な揚水発電がついてまわるので、原子力発電のさらなる高コスト化に拍車をかけているのです。

結果として、この高いコストは、前述した原発の生み出す利潤も重なって、電気料金の高騰を招いています。
 

そして、諸外国に比べて著しく高い日本の電気料金は、産業界の競争力までもを奪っているのです。

 

経済性という観点から、メリットはありません。
安全性という観点からは、もう言うまでもありません。
この先、持ち続ける理由はありません。
 

福島第一原発半径20キロ圏内、計画的避難区域、緊急時避難準備区域、にお住まいの10万人以上の方たちが将来の不安を抱え続けなければならない状況になっています。
 

この方たちを目の前にして、「それでも原発は必要だ」と言えるでしょうか。

確固たる信念を持って言えるのならしかたがありませんが、それが無関心から出た言葉であってはならないと思います。
 

現実を注視して、明確に答えを出すべき時が来ています。

電力会社が大スポンサーとなっているマスメディアが事実を報道する可能性は残念ながら低いようです。 個人レベルで情報を集め、自分の価値観を持って発信していく側になりましょう!

参照:

「原発がなくても、電力は足りる」Twitter(ツイッター)で良い資料紹介を見つけました。共有・拡散して下さい。



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
this way (noga)
2012-07-04 09:11:05
それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、

ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
12歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、

白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
Unknown (CRC33)
2012-07-04 11:47:10
>noga
それはある意味我々の選択している多くの"方法論"が
誤っている事の証とも言えるでしょう

すべては限られた中に
行動も
行動の為の論理や方法論も
すべて納まっていると云う事です

ですからその限られた中にあなた方の発想も貧困なままに
その外枠を造り続けるものらの手の内に納まってしまうのです

しかし限られた中でも無限の異彩を放つ事は可能です

そしてまたもうひとつは
敵対する意思のある所に敵は消える事は"できない"と云う事です

あなたもまたそうやって"うらみつらみ"を
その目に何度でも繰り返し浮かび上がらせ
他者の人生を利用さえして自身の中に増長させて
そして疲弊し無力感を自身で築きあげているのです

その行為自体が自分の人生そしてまた人類の歴史全体をも
いつまでも呪い続けるのです

それはなにより今のあなた方が
疲れ臥した姿で居るからに他なりません

いいですか

怒りをエネルギーに換えて動く必要は在りません
考え方発想の貧困さはすべてそこに原因が在ります

なんでも限定された考え方に依って
そうした力の使い方しか出来ないと考えるから難しくなるのです

方法はあるのです

ただしあなた方がそうして理解もままならずに
心が疲れ臥した姿でいるうちは
その方法論は自然と浮かび上がることはありません

何かを憎む気持ちで居つづければ
その心があなた方にとっての当たり前の状態として感じられれば
それを居心地の良さと変換されてしまっているだけなのです

ですからその恒常性(ホメオスタシス)を維持する為の方法論しか
浮かび上がることはありません

自分自身に変革を期待しなければ変えられないのです
ですから人は無意識の中に大きな事象や事故を特に利用し
自分の心境をがらりと変える方法を選択しているのです

限界というものを常に傍に感じているから
そのような限定された発想の中に自分を佇ませてしまいます

ここでスピリチュアルな考え方が発揮されるべきなのですが
現在ここを観る限りその傾向は少しも変わる気配がありません

ここまでくるのはこうやって説明するだけでも
長い道のりを感じます
その「長き道のり」がなぜ人類史に続いたのかを考えてみて下さい
しかしようやく出口が見えて来たとその次に考える事です

我々が経験して来た事はけして無駄ではないのです
無駄にしてしまいたいのですか

先日の意思を静かに表明するデモが
何かを変えている事は間違い在りません

いいですか

細胞ひとつひとつが意識を持って思考している生き物です
細胞一つがその意識を変えればそれは瞬く間に全体に伝わります
そして全体でその変化をどのように捉えるかを考え出します

すべては非常に当たり前の自然観の中に答えを見る事が出来ます
自然と一体となることでその自然の恩恵は自分のものになります

そのようにして世界を見つめる事で意識は格段に変わります
あなたが倖せであることが世界全体にとっての喜びであるのです

感覚的に理解出来ればそれでいいです
7/6もデモやるみたいです。 (レニー)
2012-07-04 13:03:22
7.6緊急!大飯原発3号基を停止せよ!首相官邸前抗議

【日時】7/6(金)18:00〜20:00 予定
【場所】首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)
※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

crc33さんの、言葉はすなおに (小雀)
2012-07-04 13:07:11
心に入ってきますね・・・・、

「我々が経験してきたことは、決して無駄ではない」と言う言葉には希望が見えます。

怒りからは、ナニも生まれないというのはそうだと思います。

では、どうすれば?、怒り以外のモノで解決するには?、と考え続けることではないでしょうか、考え続けることで、ナニかが生まれるような気がします、勿論、その後は迷わず実行です、怒りのない心で。
Unknown (Unknown)
2012-07-04 13:55:31
人は誰でも普通の幸せになれる権利もって生まれてきています、その権利を奪ってしまうのが原子力事故なのです、金銭欲にまみれた大人がしている事なのです、その人たちにも大切な子供や家族がいるはずなのに、もう少し「心」で考えてほしいと思います。
利権に絡んだ人々 (ゼロポイントジェネレーター)
2012-07-04 14:10:29
 奴等は別の次元に住んでいると勘違いしているんだろう。
 放射能汚染が起きても自分や自分の家族、親類縁者には害はないと思い込んでいる。
 恐らくそう洗脳されているに違いない。
 じゃないと気違い沙汰だよこれは。
陶酔状態 (地宮人Ⅹ)
2012-07-04 15:59:42
核を神の化身と拝み奉っている姿。
偶像崇拝するどこぞの原住民のような態度。
臨界の操作に恍惚を覚え、法悦に至る。

原子力教! これをなんとかしないと。
この宗派に教祖は居るのか?
カルトにも似て、、、。
Unknown (Unknown)
2012-07-04 19:22:40
misaささんのブログで、とても素敵な提案をされています。
ぜひふるやさんも覗いてみてください。
Unknown (千里眼)
2012-07-04 23:23:43

和をもって制すか...

その対象が未だに覚醒不十分なら

馬の耳に念仏か...。
mistakes (noga)
2012-07-07 10:50:29
日本語には、時制がない。だから、日本語は、現実を表すための言語である。
日本語は、実況放送・現状報告のための言語であるといえる。

理想は、非現実の内容である。
現実を表す言語を使って非現実の内容を示すことは難しい。
現実構文の中の非現実の内容は、すなわち真っ赤なウソになる。
だから、日本人は、非現実を述べることもなければ、考えることもしない。
すなわち、無哲学・能天気の状態になっているのである。

日本語を使って非現実を伝えようとすると、悪意はなくとも、すくなくとも絵空事にはなる。これは、漫画の世界である。
理想にはならずして、空想になる。だから、日本人は、なかなか真面目な態度にはなれない。
理想は常に想定外になる。

金は手段か、目的か。
理想が目的にならないならば、金はその手段にはなりえない。
我が国においては、金は限りなく究極の目的に近い。
これは、人生の間違いである。政治の間違いにもなっている。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/