平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

年末のバラエティ番組あれこれ。笑っていいとも、オモバカなど。

2010年12月31日 | 洋画
 年末のバラエティ番組。

★「笑っていいとも! 年忘れ特大号」
 冒頭のコーナーでロンドンブーツ、田村淳さんの高校時代の元カノが登場。
 淳さんはメチャクチャ照れていた。
 高校時代は純情であったらしい。
 告白する際は直接呼び出せず友達に頼み、つき合ってからは自分の吹きこんだ歌を彼女に贈ったりして。
 でも歌を彼女に送るって……。
 これじゃあ「ロンドンハーツ」で口笛付きの歌を贈った狩野英孝さんと同じだ。
 淳さんにもこんな時代があったんですね。
 こういう体験が淳さんの下地にあるから、狩野さんやフルーツポンチの村上さんたちに恋愛ドッキリを仕掛けても嫌みにならない。
 また淳さんは攻撃は得意だが、自分に関わることで防御にまわると弱い。
 先程の高校時代の元カノ登場や、爆笑問題の太田さんに「元カノ登場? もしかして安室ちゃん登場?」と突っ込まれて困惑する淳さん。なかなか可愛い。
 これがロンブー淳さんの人柄。
 いたずらっ子で実はシャイで。
 こういう所が淳さんの人気の秘密なのだろう。
 
★昨日やっていた「お笑い総合格闘技オモバカ」
 これは従来のお笑いネタ番組から進化した新しいスタイル。
 たとえば「エンタの神様」や「レッドカーペット」と比べてみるといい。
 「レッドカーペット」では得点という対決色はあったが、それはどうでもいい、とってつけたようなもの。
 ところが「オモバカ」は、相手のギャグに笑ったら負けという完全なガチバトル。
 おまけにリングを造り、セコンド、解説者、レフェリーまでを置いて完全な格闘番組。
 今年ノーベル化学賞を取った異質なものを掛け合わせて新しい物質を作るという<触媒の理論>ではないが、「オモバカ」ではお笑い番組と格闘番組を掛け合わせている。
 そして、その掛け合わせの結果、生まれたのがセコンドやレフェリーの今田耕二さんとのやりとり。
 これが思わぬ副産物としてギャグを生んでいる。
 「M-1グランプリ」記事でも書いたが、新しいものを作るには既存のスタイルを壊すことが必要。
 「オモバカ」はそのいい例だ。

 そして紅白って……。
 六十年以上も同じスタイルですよね。

★最後は偶然テレビをつけたらやっていた「ごきげんよう」
 明石家さんまさんが出ていた。
 この人は本当に<お笑い怪獣>ですね。
 司会が小堺一機さんなのに司会を奪ってしまう。
 当たり目のコーナーでゲストに質問を出すロボット・コロ助に「お前、テンポが悪いねん!」とダメ出し。
 番組を笑いでどんどんぶち壊している。

 こんなシーンがあった。
 さんまさんと小堺さんが悪乗りして歌を歌い踊り始める。
 お笑いの世界では、ここで「もうええわ! いい加減しろ!」と止めるのが定石だが、hitomiさんらゲストの方は黙って見ている。
 するとさんまさんは「なんで止めないのや!」とダメ出し。

 さんまさんは既に五十歳半ばだと思うが、すごいですね、この人は。
 このパワー、ギャグへの執念!!

※追記
 こんなシーンもあった。
 久本雅美さんがゲストの時、久本さんがバラの花をもって「これどっちが私かわかる?」というギャグをした後、さんまさんはこれに乗っかる。
 テーブルの白いおしぼりを持って、自分の歯を見せ、「これどっちが歯かわかる?」
 あらゆることをギャグにする人だ。



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