「戦争に巻き込まれる恐れ、なくなる」首相、会見で強調
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?blog_id=576587 より
首相は「外国を守るために日本が戦争に巻き込まれるという誤解がある。しかし、そのようなこともありえない。憲法が許すのは、あくまで我が国の存立を全うし国民を守るための自衛の措置だけだ。外国の防衛それ自体を目的とする武力行使は今後とも行わない。今回の閣議決定によって、日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」と強調した。
2006年12月13日の共産党の吉井英勝参議院議員の質問に対し
http://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/d/20140414 より
2006年12月安倍首相の返答;
「日本の原発で電源喪失はない」
「外部電源から電力の供給を受けられなくなった場合でも、非常用所内電源からの電力により、停止した原子炉の冷却が可能である」
「同発電所一号炉の事案と同様の事態が発生するとは考えられない」
福島の原発事故は起きないと断言された当時の安倍首相です。
しかし、福島原発事故は起きました。安倍首相はご自分の当時の責任と発言の重さをどう思われているのでしょう?
今回、「日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」との安倍首相の発言、原発の時の発言を重ねると、まさしく日本は戦争に巻き込まれるリスクが高くなって行くことになるのではと思ってしまいました。
福島原発が事故になることは考えらないと発言した安倍首相には福島原発事故は考えられなかったのです。残念ながら能力を超えていたのでしょう。今回の集団自衛権が戦争のリスクを高める、そしてそうなっても、安倍首相にはまた同じことなのでしょう。考えられなかったと。福島原発事故が考えられなかった人が日本の安全を考えられるのだろうかと思ってしまいました。
安倍首相「丁寧に説明すべきだった」 特定秘密法で会見
http://www.asahi.com/articles/TKY201312090380.html より
安倍首相は9日夕、臨時国会の閉会を受けて首相官邸で記者会見し、特定秘密保護法成立が拙速だとの批判に対し「私自身がもっともっと丁寧に時間をとって説明すべきだったと反省している。今後とも国民の懸念を払拭(ふっしょく)すべく丁寧に説明していきたい」と語った。
安倍首相は特定秘密法の時に、「私自身がもっともっと丁寧に時間をとって説明すべきだったと反省している」と発言しています。今回も「私は今後とも丁寧に説明を行いながら、国民の理解を得る努力を続けていく」と発言されました。あれれ? 前回の反省は今回生かされていないのかなと思いました。
”安倍首相 反省するは 繰り返す”
と思ってしまいました。
安倍首相は集団自衛権により戦争に巻き込まれる恐れがなくなると発言されていますが、それよりも隣国と友好な関係を築くことの方が戦争の恐れを減らすことだと思います。しかし、安倍首相は隣国との関係を緊張させる施策を取っているように思えてなりません。
私がふしぎに思うことは、自民党の代議士は皆、安倍首相と同じだとは思えないのですが、自民党内から異論がでてきません。
平和の党を看板にしている公明党も、戦争のリスクを考えていないのでしょうか?
今回の決断が、福島原発事故のようにならないことを祈るだけです。ただ、戦争は知らない内に忍び込んで来て、はっきりと戦争だと分かった時点ではどうしようもなくなり、いくら反対しても戦争に巻き込まれてしまいます。それが第二次世界大戦でした。戦争のリスクを下げるため抑止力として三国同盟に加わった結果が逆に戦争のリスクを高くしてしまったとの歴史があります。
集団自衛権に反対な野党が政権を握るまで戦争のリスクが高まることがないことを願います。