京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

懐かしの席題「人力車」

2021-04-30 07:51:18 | 俳句
懐かしの席題「人力車」
氷雨降る素足にわらじの人力車  二神大輔
観光地高い目線の人力車
背に受ける好奇の目線人力車

人力車記憶の陽炎立ちのぼる   金澤ひろあき
春風や男純情無法松
人力車もと士族なり冬の雨
足長き学生バイト人力車
※まだ京都に多くの観光客が訪れていた頃の光景です。


巴御前の刀

2021-04-28 07:55:15 | 俳句
巴御前の刀
       金澤ひろあき
 毎月、義仲寺にお邪魔しているせいか、『平家物語』の中の人物には、親しみを感じます。京都文化博物館で開催された『承久の乱展』で、巴御前の太刀を見ました。粟津の戦で敗れた後、助けてくれた人に、お礼に与えたという伝承があるそうです。
 平安朝の備前(岡山)の刀工の作とか。刀身の太い乱世の刀という感じがします。
  青嵐巴御前の太刀光る    ひろあき

菊御作

2021-04-27 07:53:04 | 俳句
菊御作
       金澤ひろあき
 去年の若葉の頃、句友と一緒に水無瀬神宮に吟行をしました。そして今年の若葉の頃は、京都文化博物館で承久の乱展です。二年続けて、後鳥羽院に触れることができました。
 後鳥羽院は、平家が安徳天皇を奉じて都落ちをした後、三種の神器無しで即位しました。壇ノ浦で平家が滅んだ時、三種の神器も海に没しました。鏡と玉は探し出されましたが、剣は戻りませんでした。『平家物語』では、龍神が持ち去ったことになっています。
剣を失った帝王ということで後鳥羽院は自作の刀を打ったそうです。ふつう帝は自分で作らず、工人に作らせ奉らせたものを身につけるのですが、後鳥羽院は備前(岡山)の刀工とともに刀を打ったようなのです。文武両道、何にでも才能を発揮された帝なので、刀作りも素晴らしいようです。
 後鳥羽院が打たれた刀には、「菊」の紋が入っていますので「菊御作」と呼ばれています。実物を見ると、普通の太刀より小ぶりで、装束用だったのかなという気もします。展示されていた菊御作は、越前松平家に伝来の物でした。越前松平家といえば、徳川秀忠の兄なのに、将軍位に就けなかったが開祖です。志をとげられず、流刑の地で亡くなった帝の刀を、どのような気持ちで身につけたのかな、などと考えていました。
  刀打つ帝の汗や菊御作   ひろあき

フリー句「観客もない」の巻

2021-04-26 08:00:17 | 俳句
フリー句「観客もない」の巻
観客もないさびしい聖火が回っている ひろあき
涙は心の汗さと言えた時代もあった  巡紅
夕焼けにふるさとの歌オルゴール   ひろあき
虫の音や明日は宅地の田圃たち    巡紅
秋の雨涙のような静けさに      ひろあき
人族の安寧だけが祈りにあらず    巡紅
新緑に染まる天狗の棲む山も     ひろあき
美女と飲んでいたら木の葉のお札   巡紅
もとのサヤにおさまりご機嫌な笑い声 ひろあき
お湯溜まったなと行くと栓が抜けていた 巡紅
やり直しの乾杯ビール注ぎなおす   ひろあき
電波は未来へも過去へも波紋する   巡紅
世界初の衛星放送がケネディ暗殺を流す ひろあき
閻魔様のドローンが悪事を見ているぞ 巡紅
真夜中に隠れた鼠動き始める     ひろあき
実験に必要なモルモットの数揃う   巡紅
慌てて作ったワクチンぶっつけ本番で使う ひろあき
幼馴染の元彼女を何処かで求めてる   巡紅
似ているひとに泳いでいる視線     ひろあき
まだ未知のものにはダークと付ける   巡紅
地図にない道をたどって桃源郷     ひろあき
氷を削り朝日を集め火種を作る     巡紅
※大阪で無観客で聖火リレーを行った後、3回目の緊急事態が出されました。変異種も出て、まだまだ続きそうです。息災でありますように。

新緑とつつじ

2021-04-23 08:02:13 | 俳句
新緑とつつじ
          金澤ひろあき
 4月の中旬からつつじが咲いています。桂駅前も華やかです。蹴上の浄水場もきれいでしょう。今年もコロナで公開はないのかな。
  緊急事態発令前に咲くつつじ    ひろあき
  新緑とつつじ駅前明るし