京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句「まだ生きて」の巻

2021-06-30 07:55:57 | 俳句
フリー句「まだ生きて」の巻
まだ生きてますXPのノートパソコン     巡紅
国鉄時代の車両現役湖西線         ひろあき
我はパソコン、同型の流用部品で生きている 巡紅
もう少し働けそうと三年目         ひろあき
八十までハンドル握れるけれど       巡紅
山頭火のような放浪できそうにない     ひろあき
空想の翼広げて偶然の旅行者        巡紅
魂の化身の蝶が飛ぶ月夜          ひろあき 
奪精鬼奪魂鬼縛魄鬼、お亡くなり課三連星  巡紅
散る時をきっとこの花知っている      ひろあき
閉じる生命と開く生命で大きな心は運ばれる 巡紅
タンポポのわたが四方八方へ        ひろあき
生命の揺籠となる隕石がまた名もない惑星に 巡紅
小さな一歩を大切な一歩に変えて行く    ひろあき
天の運航比べれば柔軟な生物に熱い視線   巡紅
弱い者ほど貴いとする老子         ひろあき
※「老子」は古代中国の思想家です。
揃って同じ向きを指したい包囲磁石と流行  巡紅 
梅雨曇横目でにらむ天の邪鬼        ひろあき
大混雑ビキニ姿の観音菩薩様        巡紅
(注・サンスクリット語では女性名詞)
時の止まったチベットの寺         ひろあき 
(ラマ教寺院です。)
三千世界に見えない根を張る世界樹     巡紅
大夕焼こころの曼荼羅映し出す       ひろあき
※ラマ教の高僧が亡くなった時、空に曼荼羅が現れたそうです。日本の浄土変相も同じようなイメージだったのでしょうか。

フリー句「大津絵」の巻

2021-06-29 07:48:52 | 俳句
フリー句「大津絵」の巻
大津絵の鬼が一丁厄払い        ひろあき
滝壺や飛沫の高さ虹示す        巡紅
巡礼のまずは最初の朱印帳       ひろあき
一冊に三巡の証日付け読む       巡紅
捜査員足取りを追う指示を受け     ひろあき
並ぶタクシーのしんがりに乗り込むお客さん 巡紅
緊急時態解除したから飲みすぎて    ひろあき
二日酔い抱えて会社の一人です     巡紅
植木等のスーダラ節が鳴り響く     ひろあき
タイ結ぶいつもどこかでアカンベー   巡紅
大げさな手口の結婚詐欺だった     ひろあき
しょぼい手札賭け金を先ずレイズ    巡紅
下手なヤツ程引けなくなって熱くなる  ひろあき
ハッタリも運が良ければ武器となる    巡紅
恋の矢も沢山放つほうが勝つ       ひろあき
世界一弾の無駄なし自衛隊        巡紅
イージスの説明会で居眠りし       ひろあき
火砲設置に米軍40分自衛隊3分      巡紅
(注.演習中の実話ですが優位な状況で展開出来ないからとのこと)
役に立つサバイバル本出している     ひろあき
(災害救助で培ったノウハウで、隠れたベストセラーです。)
七夕や人の業みな星となれ        巡紅
織姫がもしもこの世にいるならば     ひろあき
数多くの牽牛を生み出したことだろう   巡紅

梅雨の白い花

2021-06-28 07:52:56 | 俳句
梅雨の白い花
         金澤ひろあき
 梅雨じめりの中、白石楠花の白い花が目立ちます。紫陽花も色が変わらず、ずっと白いものがありますが、紫陽花は色が変化する方が面白いです。百合かなと思っていたのが浜木綿(はまゆう)でした。言われてみれば、茎の様子が違います。
 浜木綿の雨の気配に伏し目がち ひろあき

懐かしの席題「涙」

2021-06-25 07:50:37 | 俳句
懐かしの席題「涙」
涙する最初の経験歌に泣く     二神大輔
中東の政権委譲に涙する
友の死に枯れた涙腺ひとしきり

何度見ても卒業式にある涙     金澤ひろあき
ごまかしのない涙かも隠せない
青春は涙のかわいたあと終わる
涙のち曇りやがては青い空

大津絵

2021-06-24 07:53:18 | 俳句
大津絵
         金澤ひろあき
 江戸時代に大津では名物として大津絵を売っていました。一番有名なのは「鬼の念仏」でしょうか。他に「源為朝」や「弁慶」といった強い武士、「金太郎」「鍾馗」等もありました。実物が見られるということで、大津市歴史博物館へ。本物がズラっと並んでいます。
 こういう強い者達は、疫病を祓う力をお持ちだそうで、戸口あたりに貼っていたそうです。コロナが流行している今、厄払いしてほしいですね。
  大津絵の鬼の一丁厄払い ひろあき