熊蝉の声を聞く
熊蝉の古城を囲む鬨（とき）の声 ひろあき
※連日37度。お体にお気をつけて。
熊蝉の古城を囲む鬨（とき）の声 ひろあき
※連日37度。お体にお気をつけて。
祇園祭還幸祭 神泉苑に神輿 後祭り
金澤ひろあき
鉾の起源となった地に、神輿が来ます。
神輿来る太鼓のバチが空を舞う ひろあき
金澤ひろあき
鉾の起源となった地に、神輿が来ます。
神輿来る太鼓のバチが空を舞う ひろあき
２０２３年７月 京都童心の会 通信句会作品
この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。
１ 地に光る顎あじさいの星の形
２ 和平交渉ぱくぱくぱくと鯉の口
３ こわいもの知らず片道切符自由席
４ 頑張れと言っちゃいけない保健室
５ 幸せを絵に描いたら乳母車
６ 胸の中通過列車ばかりが行く
７ 同じ駅なのに同じ景色がない
８ 一緒に暮らさなかった年月が二倍になった
９ 亡くなった人の追憶 蛍の明滅
１０ とれないカルタがばんざい
１１ しっぽ捨て敗者復活戦に出る
１２ シャワーの後の昼寝 老いたもんだ
１３ 蝸牛のゆくストロベリームーン
１４ 週刊誌休刊首筋痛梅雨入
１５ あまつぶつやつやつるんとつぼみ
１６ 一日語ることなく桜桃忌
１７ 無音水面白い少女
１８ タイヤ跡残る枇杷の実鳥を待つ
１９ 雨季終わる朽ちた戦車の笑い声
２０ 傘畳む立ち飲み屋の灯手招きす
２１ 雨上がり駆け出す子供虹かかる
２２ 廃校や更地になって桜舞う
２３ 人の顔ちゃんと見ている池の鯉
２４ 石垣の隙間を陣地にワルナスビ
２５ 大きな葉傘にうたた寝蓮蕾
２６ 朝焼けの雲の波頭に胸躍る
２７ 島民の祈り裏腹モアイ像
２８ 雀の嘴交わし飛び去るシジミチョウ
２９ 何もかもメイドインアメリカだった
３０ 夏が来て蟻の親子や道渡り
３１ 道求め手の上の蟻愛しきかな
３２ 初夏迎え生きていると深呼吸
３３ ほととぎすさえずり聞きて耳澄まし
３４ 紫陽花や診察室の一輪や
３５ 女医の顔芙蓉花似し微笑みて
３６ 夏が来る花水やりし待ちわびる
３７ 入道雲遠く空まで澄み渡り
３８ 神社にて茅の輪くぐりし祈りして
３９ 水田の白鷺飛びし艶やかに
４０ 梅干しの種舌で丸めて過ごす午後
４１ 冷室を出膝を温める庭仕事
４２ 曇天のまとわる汗や首タオル
４３ 赤でなくはんなり色のダリヤかな
４４ 山百合や弥勒菩薩の結ぶ印
４５ 縄張り争い勝った猫の顔に傷
４６ 老い同士犬に体調尋ねけり
４７ 鬼百合の元気くださいコロナ超え
４８ 高速から見下ろす青田父母の影
４９ 明け急ぐ誰よりも早く花に水
５０ 同窓会訃報に黙祷して乾杯
５１ 慎ましき格言を前にます料理
５２ 醒井や瀬音と霧と梅花藻と
５３ 高山植物無心に喜ぶ夫かな
５４ 伊吹山拒むや行くて霧の層
５５ ミサイルの飛ぶ津軽海峡梅雨景色
５６ 青森に空襲警報梅雨の空
５７ 遅々として舟屋の造作梅雨じめり
５８ お辞儀する鹿の頭の梅雨じめり
５９ 紫陽花の昼はと金の将棋かな
６０ 石蕗の葉に飛び忍者めく青蛙
６１ 本堂の裏手に群れし著莪の花
６２ 宇宙波を受けて泰山木の花
６３ 海鳥に臓物与へ沖膾
６４ 舟板に七輪並ぶ沖膾
この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。
１ 地に光る顎あじさいの星の形
２ 和平交渉ぱくぱくぱくと鯉の口
３ こわいもの知らず片道切符自由席
４ 頑張れと言っちゃいけない保健室
５ 幸せを絵に描いたら乳母車
６ 胸の中通過列車ばかりが行く
７ 同じ駅なのに同じ景色がない
８ 一緒に暮らさなかった年月が二倍になった
９ 亡くなった人の追憶 蛍の明滅
１０ とれないカルタがばんざい
１１ しっぽ捨て敗者復活戦に出る
１２ シャワーの後の昼寝 老いたもんだ
１３ 蝸牛のゆくストロベリームーン
１４ 週刊誌休刊首筋痛梅雨入
１５ あまつぶつやつやつるんとつぼみ
１６ 一日語ることなく桜桃忌
１７ 無音水面白い少女
１８ タイヤ跡残る枇杷の実鳥を待つ
１９ 雨季終わる朽ちた戦車の笑い声
２０ 傘畳む立ち飲み屋の灯手招きす
２１ 雨上がり駆け出す子供虹かかる
２２ 廃校や更地になって桜舞う
２３ 人の顔ちゃんと見ている池の鯉
２４ 石垣の隙間を陣地にワルナスビ
２５ 大きな葉傘にうたた寝蓮蕾
２６ 朝焼けの雲の波頭に胸躍る
２７ 島民の祈り裏腹モアイ像
２８ 雀の嘴交わし飛び去るシジミチョウ
２９ 何もかもメイドインアメリカだった
３０ 夏が来て蟻の親子や道渡り
３１ 道求め手の上の蟻愛しきかな
３２ 初夏迎え生きていると深呼吸
３３ ほととぎすさえずり聞きて耳澄まし
３４ 紫陽花や診察室の一輪や
３５ 女医の顔芙蓉花似し微笑みて
３６ 夏が来る花水やりし待ちわびる
３７ 入道雲遠く空まで澄み渡り
３８ 神社にて茅の輪くぐりし祈りして
３９ 水田の白鷺飛びし艶やかに
４０ 梅干しの種舌で丸めて過ごす午後
４１ 冷室を出膝を温める庭仕事
４２ 曇天のまとわる汗や首タオル
４３ 赤でなくはんなり色のダリヤかな
４４ 山百合や弥勒菩薩の結ぶ印
４５ 縄張り争い勝った猫の顔に傷
４６ 老い同士犬に体調尋ねけり
４７ 鬼百合の元気くださいコロナ超え
４８ 高速から見下ろす青田父母の影
４９ 明け急ぐ誰よりも早く花に水
５０ 同窓会訃報に黙祷して乾杯
５１ 慎ましき格言を前にます料理
５２ 醒井や瀬音と霧と梅花藻と
５３ 高山植物無心に喜ぶ夫かな
５４ 伊吹山拒むや行くて霧の層
５５ ミサイルの飛ぶ津軽海峡梅雨景色
５６ 青森に空襲警報梅雨の空
５７ 遅々として舟屋の造作梅雨じめり
５８ お辞儀する鹿の頭の梅雨じめり
５９ 紫陽花の昼はと金の将棋かな
６０ 石蕗の葉に飛び忍者めく青蛙
６１ 本堂の裏手に群れし著莪の花
６２ 宇宙波を受けて泰山木の花
６３ 海鳥に臓物与へ沖膾
６４ 舟板に七輪並ぶ沖膾
