山茶花
金澤 ひろあき
ある大学の一棟を借りて、冬休みに補習講座をした。クリスマスでその大学も最後の授業日だった。最後の授業日なので、登校している大学生の数は少なかった。しかし、来ている学生は、今年最後の学校なので授業が終わっても校舎に残り、友人達と話をしている。
時折、時雨れた。時雨の中に赤い山茶花がぽつぽつ咲いている。赤い色だが、山茶花はなぜだか淋しい。年の暮れのせいだろうか。あるいは病気のせいだろうか。
山茶花のこんなさびしさ深い赤 ひろあき
金澤 ひろあき
ある大学の一棟を借りて、冬休みに補習講座をした。クリスマスでその大学も最後の授業日だった。最後の授業日なので、登校している大学生の数は少なかった。しかし、来ている学生は、今年最後の学校なので授業が終わっても校舎に残り、友人達と話をしている。
時折、時雨れた。時雨の中に赤い山茶花がぽつぽつ咲いている。赤い色だが、山茶花はなぜだか淋しい。年の暮れのせいだろうか。あるいは病気のせいだろうか。
山茶花のこんなさびしさ深い赤 ひろあき