どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『鴻池朋子展 「根源的暴力」@神奈川県民ホールギャラリー』なのだ

2015年11月23日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<地球の中華そば>でランチをしたぼくらわ 20分くらい歩いて 神奈川県民ホールギャラリーに移動して 11月27日まで開催している<鴻池朋子展 「根源的暴力」>を見に行ったのだ



ぼくらわ 2009年あたりから鴻池さんの作品を見始めたんだけど 2009年にわ 東京で開催した<インタートラベラー 神話と遊ぶ人>を見て 鹿児島で開催した<インタートラベラー 12人の詩人>も見に行っちゃったし 2011年の<鴻池朋子展 「隠れマウンテン 逆登り」>も見て 2013年にわ 東京と神奈川にある3点のパブリックアートを見たことがあるのだ

今回わ 最後の第5展示室のみ写真撮影がOKだったので そのお写真を含めて ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

20メートルくらいの大きな皮に描かれた作品の<皮緞帳>なのだ 全体像わ 撮れなかったので 気になった場所で撮ってもらったのだ


中央にある穴わ 何かへ続く入口か 出口のような気がしちゃうのだ

ぼくわ 動物たちの冬眠が描かれているのが好きなのだ


全体像の<皮緞帳>わ えこうの方で載せるのだ


<12人のホイト>なのだ






前からも撮ってみたのだ


えこうが撮ったものを載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
  

展示室のいたるところにいた12人の案内人?なのだ

大きさは 小さめの女性や 子供くらいの大きさで なめした皮のマントを纏って 黒いモコモコのブーツを履いているのだ

彼らの背中にわ それぞれ動物たちが描かれているから その精霊が姿を現わしたもののように思ったのだ

サンクルガーデンにいた<12人のホイト>わ 立ち姿のオコジョ?が描かれていて すごく可愛かったから ぼくわ そのマントを着てみたかったのだ


<ジオラマ>なのだ


1週ぐるっと 春夏秋冬で表されているのだ

写真の裏側の冬の部分にわ 小さいカモシカ?(ヤギ?)もいるのだ


上からのぞくと 山の主?の顔が見えて 見られてビックリした表情が面白いのだ



<ツギハギ小屋の語り>なのだ


上から撮ったのだ



ぼくが長イスに座って えこうに入口から撮ってもらったのだ


皮のツギハギだらけの小屋で 四方にあるスピーカーから 物語(童話や民話?)などが聞こえてきて 夜の山小屋にいるみたいで ちょっと怖いのだ



<ピンクッション お前を食べるためだよ>なのだ


裁縫箱を覗くと・・・


隣にわ フライパンに乗っている心臓があるのだ




あと 第3展示室入ってすぐに展示していた<オオカミ皮絵キャンバス(小)><オオカミ皮絵キャンバス(大)>がいいのだ

この2点の作品わ キャンバスに貼り付けている皮の上に ぶら下げられたオオカミの絵が描かれていているのだ 

ぼくらわ この2つの作品を見て 2009年に見た<インタートラベラー>のぶら下げられたオオカミたちを思い出したのだ


大阪のデパートのショーウィンドで展示していた作品を 神奈川県民ホールギャラリーに合わせて展示していたと思うけど 見に行って良かったのだ

久しぶりに鴻池さんの作品をまとめて見たけど やっぱりすごく好きだし <皮緞帳>なんて すごく迫力で圧巻だったのだ


かなりと遠いけど 映像にあった <森吉山の避難小屋>も行ってみたいと思ったし 桐生市市民文化会館にもパブリックアートがあるみたいなので そっちも行ってみようと思うのだ

あと 今回も 作品を見終わって後に 作品リストが置いてあったので 作品名などは考えずに感じるままに見た方がいいのかぁ? って思ったのだ



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

神奈川県立ホールギャラリー <鴻池朋子展 「根源的暴力」> 11月28日(土)まで

http://www.kanakengallery.com/detail?id=33712




展示構成

ゆっくりと停止

外に出れば風にさらされる もはや同じではいられない

名付けようのないものがばらばらと

何者かの皮膚

地球に傷をつける

皮を編んで 衣をつくる 何者かへのお嫁入り

目のない顔 手の顔

絵画やドローイング、映像、造形作品、インスタレーションなど、48点を展示しています。先ほども書きましたが、最後の第5展示室のみ写真撮影OKでした。


気になった作品

1.影絵灯籠

階段を下りてすぐにある展示で、オオカミたちの群れなどの影絵が壁に投影しています。階段を下りた場所の方が見やすかったです。

あと、ずっと見ていると、下の方に『みみお』らしき影もあった。


3.ヤマナメクジと月

2メートルくらいある毛の生えたナメクジの背に月が乗っている。見ようによっては、カタツムリみたい?大きいので、鑑賞者を乗せて次の展示室へ誘うかのように思えた。

あと、照明で照らされたヤマナメクジの影に畏れを抱くような・・・。


6.素焼粘土

たくさんあり、どの作品も原始生物のような?


8.皮絵 オオカミ

タヌキ?柄の絵の<12人のホイト>の前に展示している、皮に描かれた白いオオカミたちの絵。<12人のホイト>が見つける先にあるから、この2つの皮は、親子?と思いました・・・。


15.狼頭巾

ドローイングに作品で、オオカミの皮の頭巾を被り、オオカミの口から顔が見える少年?が描かれている。それとも、オオカミに食べられ口から顔を出している?と表現するべきか。ただ、頭巾となっているオオカミは、生気がないように思えたのだが・・・。


17.かぐや姫

こちらもドローイングの作品で、片方の瞳が月になってる女性(女の子)。彼女の顔には、木が生えてきていた。


24.皮着物 イワシ(口開き)

色がキラキラしていて、生命の喜びを感じるイワシが描かれた皮の着物。イワシがまるで、生命の喜びの歌を歌っているかのように思えました。


25.皮着物 魚(腹開き)

no.24と違い、お腹を裂かれた魚なので、目の輝きがなく、食べ物をなったイワシ?

ちなみに、ここにいた<12人のホイト>は、双頭のカラスの柄であった。きっと<皮着物 魚(腹開き)>の魚を捕食しにきたのだろう?


30.秋田地図

描かれた秋田の地図の中に、鶴?とオオカミ?、あともう1種の動物が、他にも、山々には目があったり、まるで1つの生き物のような地図?

男鹿半島あたりには、剣の形をした海水?が流れ込んでいた。

あと、山には2種類あって、緑の山は目が笑っていて、黄色の山は、目が吊り上って怒っているように見えるので、火山なのかも?


35.皮緞帳


別の位置から撮ったもの。









37.風が語った物語

こちらは、窓から見えたもの。




↓クリックすると大きな写真を見れます。



41.湖ジオラマ



42.着物 鳥


鳥に羽根が付けられている着物、これを着れば、空を飛べそうな気がします。



↑照明に照らされた影が、迫って襲ってきそうな気になって、少し怖く感じました・・・。


47.白無垢



他にも、ケースに石の矢じりとともに入っていたドローイングも良かったです。


展覧会のチラシの画像も載せます。(クリックすると拡大します。)
 


展示数は、50点ほどでさほど多くないですが、一部の展示が写真撮影OKというのもあって4時間くらい見てました。居心地がいいというか、ずっと見たい作品や、何度でも見たい作品が多くて、会場を行ったり来たり・・・それくらい素晴らしかったです。

今回展示の作品は、特に見る人によっていろんな見え方があると思うので、少しでも気になっている方は、ご覧になった方がいいと思いますよ。

ちなみに、3つの映像を全て見ると、45分くらいかかるので、お時間に余裕をもって見に行った方がいいですよ。


この後わ 蒲田に移動して<煮干しつけ麺 宮元>でディナーを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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