THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

ビル・チャンプリン  独身貴族  Single

2024-03-31 01:37:16 | CHICAGO
ウエストコースト系AORボーカリストの代表格といえば間違いなくビルチャンプリン!
と言ってもここ日本で彼の名前が広く知れ渡ったのはChicagoに正式メンバーとして加入してから
かくいう私も同様さ

Chicagoファンクラブ会報誌に
「新メンバーとしてビルチャンプリンが加入したけど彼はマイケルマクドナルドタイプのシンガーだからどうなんだろう?」なんて書かれていた
でも、その後の大活躍は皆さんご存知の通りだ

私は1981年にビルチャンプリンを知り早速、渋谷タワーレコードでビルの新譜「ランナウェイ」を輸入盤で購入(セカンドソロ作品)
めちゃくちゃ豪華な参加メンバー達
1984年Chicagoの来日公演でも披露した「サティスファクション」なんてカッコいいブラスロックそのものじゃんかあ
その直後に先輩が今度はビルのファーストソロをサンプル輸入盤でプレゼントして
くれた
それが写真のアルバム
邦題は「独身貴族」

ビルはサンズオブチャンプリンというバンドを率いてChicagoと同じ1969年にデビュー
何と2枚組アルバムでジャンルはファンキーでソウルフルなブラスロック
彼らは地元サンフランシスコで絶大なる人気を博していたけど残念ながら全米規模にまでは至らず…
その後ビルはバンドを脱退し数々のセッションワークに精を出す
なんたってポップ、ロック、JAZZフュージョン、ブラックミュージック、サントラ、CMソングとこなすジャンルが幅広い。
提供曲では2度もグラミー賞を受賞した。
ヒッピー風な髪をばっさりと切りオシャレにスーツを着込んだジャケットのファーストソロアルバム「シングル」を発表
バンドからの独り立ち宣言だ
次作の「ランナウェイ」も素晴らしいけどコアなファンにとってはこの「シングル」が断然最高傑作だよね
ファンキーなナンバーから泣きのバラードまで満遍なく網羅
捨て曲なしで一気に聴けちゃうよ
セカンドに負けないくらい参加メンバーがゴージャス!
今ならば皆大御所ばかりだけど1978年当時はまだ売り出し中の若者ばかり
TOTO全員、デビッドフォスター、レイパーカーJR、ジェイグレイドン、ポーリーニョダコスタ、マイケルマクドナルド、ダリルホール、シーウインドホーンセクション、そしてマーティペイチ…ETC

Chicagoでのビルも正に職人芸で文句無しだったけど
カリフォルニアトランジットオーソリティのゲストとして来日した際に私が2日間で4ステージをそばで観た時の感動は最早言葉では表現できないほどだった
魂を揺さぶる圧倒的な表現力は半端なかった
改めてプロ中のプロとは…をまざまざと見せつけられた
病を克服した直後とは到底思えなかったよ

そろそろ来日公演の発表があるかもね
1995年以来の札幌にも是非来てください
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新天地でも頑張れ!

2024-03-30 21:02:51 | free form space
我が娘が一年間勤務した六本木の受付嬢は本日で終了
来月からは夢にまで見た新天地のANAだ

先日は友人達とディズニーランドに行ったらしい
俺がDLへ遊びに行ったのは80年代…
今はどんな風になってるんだろ??!…




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rainbow / live between the eyes

2024-03-30 19:32:29 | free form space
ああ…ブルーレイが酷使したからか遂にぶっ壊れてしまったあ…( i _ i )
仕方ないからレーザーディスクとVHSで超久しぶりにレインボーのライブを堪能^_^
DVD📀ではないところがご愛嬌

やはりパープルファミリーのバンドはどれも素晴らしいなあ
血湧き肉躍るとはこのこと
丁度この頃自分もリッチー系のバンドをやっていたから尚更

前作に引き続きヒプノシスがデザインしたレインボーのアルバム「闇から一撃」
なんか微妙なジャケットだなあ…😅
昔リッチーがジェフベックとジミヘン談義をした際にジェフが「ジミヘンのギターサウンドって眉間を貫いてくるようだ」と言っていたことに由来したアルバムタイトル

で、もちろんレインボーの来日公演をバンド仲間たちと武道館へ見に行った
ジャケットのギョロギョロ目玉👀が2個不気味に天井から降りてきて会場を目玉レーザービームで何度も放射
リッチーは正にカリスマだった
憧れのロジャーは燻銀
ジョーは2度目の来日で馴染んできた
ロンデイネリは師匠にそっくりだ😆
ローゼンサールは後にビリージョエルのメンバーとして観るとは思わなかった(チャックバーギもいたよ。
ちなみにシンディローパーのメンバーでもある)

話を戻してこの映像
発売当初はまだビデオデッキが浸透し始めた時
値段が高いからビデオテープにダビングしてもらった
新宿の練習スタジオ横にデカいスクリーンのある怪しい喫茶店がありリハ終了後コーヒー飲みながら皆でこのレインボーライブ映像をリクエストして鑑賞した!
そんなことを懐かしく思い出しながら…
リッチーはビデオシューティングがあるからなのかギタークラッシュを含めてめちゃくちゃアクションしまくり
アメリカでの成功を意識するあまり益々様式美が薄れてポップ寄りの傾向になったけどステージングは相変わらずカッコイイ

次のレインボー来日公演も武道館で観たけどオーケストラと共演してベートーヴェンの第九をプレイしたのにはビックリ
でも既に水面下ではパープル再結成に動いていたからレインボー集大成みたいなライブだったなあ

その再結成パープル武道館コンサートも観たんだけどまたベートーヴェンの第九をやった!
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Chicago シカゴと23の誓い

2024-03-29 19:33:46 | free form space
アメリカが誇る国民的なバンドChicago
これはファーストに引き続き二枚組で1970年にリリースされたオリジナルスタジオアルバム(メンバーのポスター付き)
初期Chicagoの正に金字塔
Chicago transit authorityが Chicago交通局からバンド名を巡りクレームが入った為にここから晴れて毎度お馴染みのChicagoに改名!
あの有名なロゴも初登場!
若者達に1番浸透しているCoca-Colaロゴを参考にした?!…(^◇^;)

アルバム邦題は「Chicagoと23の誓い」
もちろん23曲入り
しかもコンセプトアルバム仕様だ
極上のJAZZ風ブラスロックのオープニングで「ぼくらは何処へ」と問いかけ、ラストはシンプルなゴスペル調に「僕らはここから何処へ向かうのだろうか?」と歌い締めくくる
当時の悩める若者達の心の叫びを代弁するかのようなメッセージを込める

このアルバムには全くタイプの異なる組曲が三つも収録されている
それらは大傑作のラブストーリー、クラシカルな作品群、ハードで痛烈な反戦ソングだ。

そして三曲のヒットも誕生
特に「長い夜」は初めて世界中で大ヒット!
今でも必ずライブの後半で熱く披露して興奮を煽るのだ
これで名実共に不動の人気を確立
快進撃が本格的にはじまるのだ!
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chicago transit authority

2024-03-28 23:04:11 | CHICAGO
アメリカの国民的バンド
chicago transit authorityことChicago
1969年の衝撃的なデビュー時のみこの長いバンド名
あの時代は長いバンド名が流行っていたもんだ
彼らの故郷に走っているChicago交通局をそのまま命名
アルバム邦題「Chicagoの奇跡」
何と新人バンドで2枚組
レコード会社は非常に懐疑的だったらしい
がバッキンガムスに次いでBS&TをブレイクさせたプロデューサーのJWガルシオが大変尽力してくれた
本格的なレコーディング作業は初体験のChicagoは慣れるまでにとても苦労したらしい
スタジオは当時サイモン&ガーファンクルがアルバム「明日にかける橋」を長期に渡って使用していたのでその空き時間を利用して(主に深夜)短期間でChicagoはアルバムを仕上げた
結果S&G、chicago共に歴史的な傑作を産む形となった
ちなみに両作共にジャケットデザインは巨匠ジョンバーグが担当

Chicagoより半年前に発表されたビートルズのホワイトアルバム
実はChicagoが最も影響を受けているのはビートルズ
だからからなのかアルバムタイトルはシンプルにバンド名のみで2枚組
ビートルズが白なのに対してChicagoは黒を基調に
でもChicagoはロゴが小さい方が表面という撚れ具合
収録曲の随所へもビートルズに対するオマージュが巧妙に盛り込まれている
全くの新人バンドがブラスロックというジャンルを世に問うた記念碑
コアなうるさ型ファンは今でもこれが最高傑作という
そのくらいにハイクオリティ
1曲目出だしで「やあ、みんな」とご挨拶、
最後の曲では律義に「おお、ありがとう皆さん」と締めくくる

甘くソフトなAOR期しかChicagoを知らない人はこの頃の硬派でカッコいいハードサウンドな攻撃的Chicagoを聞いたら腰を抜かす事でしょう
実際に私はそういう人をたくさん見てきた
今でもセトリに組み込まれる永遠のヒット曲達も素晴らしい

去年は遂に念願のアルバム「Chicagoの奇跡」再現ツアーが実現した
ゲストも超豪華!
スティーブヴァイの「サウス・カリフォルニア・パープルス」なんて変態的バカテクで弾きまくり自己主張

来年あたりは久しぶりに来日して欲しいなあ
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ニール・セダカ   恋の片道切符  スーパーバード

2024-03-28 16:36:14 | free form space
もちろん自分は後追いだけどビートルズがマージービートで世界中を席巻する前の代表的な男性シンガーはエルビス、ポールアンカ、そしてニールセダカ!

コンポーザーでもあったニールは名曲を数多く生み出した
他の名だたるシンガー達にも曲を提供

何故か日本で大ヒットした傑作「恋の片道切符」
日本語のカバーも続々と誕生したね
あまりにも有名なイントロ
キャッチーなあれはタイトルが切符だけに汽車が加速する様をシンプルに表現したのかな?
だとしたら素晴らしいアレンジだ
あれ一発で日本での人気を決定付けた

Chicagoに「イントロダクション」という凄い曲があるんだけど中盤ジミヘン風なギターソロが終わってスピーディーなドラムフィルが入る狭間に
この「恋の片道切符」イントロが丸々インサートされています
全くジャンル違いなんだけど違和感なし
Chicagoの並々ならぬオマージュセンスには何度聞いても鳥肌が立つ

ちなみに「スーパーバード」も中学生の頃に日本でヒットしていてよくラジオにリクエストしていたお気に入りソング🎵

ニールは札幌にも2度ほど来てくれたんだね!
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VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(S・T・A編)PART,2

2024-03-26 21:11:03 | Live Set List
ここだけの話・・・・
メンバー中4人が風邪をひいているさ
マサ、ミツ、ユーちゃん、そしてトモちゃん
トモちゃん曰く「マサさんにうつされた・・・・」
でも本番中の四人からはそんなこと微塵も感じられなかった
アドレナリンに感謝

熱狂の歓声が沸き起こる。

「改めまして!
サッポロ・トランジット・オーソリティです。
皆さん、楽しんでますか!!
OH,YEAH!
頑固一徹、ブラスロック街道を突き抜けるべく邁進の日々を送っております。
北国唯一無二の存在として君臨。
昨年の初夏からSTA史上最強の布陣が揃いましてギアを一段上げて活動していますが、急遽場所を変更してのライブということでスターライトは申し分のない箱だ。
ということでして、本日はスペシャルな内容でお送りしますよ。
当然100パーセント濃厚なるシカゴでセットリストを組んでいますが、数曲は超絶マニアック。
その中でまずは1曲、これをカバーしているバンドはまずいないでしょう。
熱冷ましとばかりに場面転換です・・・・・
それでは聞いてください・・・・・」

 いつもならば、豪快なブラスロックが間髪入れず雪崩れ込むように炸裂するところですが、ここで意外中の意外性を発揮。
真逆のジャンル、全くロックのかけらもないファンファーレです。
意表を突いたシカゴの厳粛なるインストウルメンタル「聖典」
(オリジナルアルバム、シカゴⅢ最終組曲エレジーの第2楽章にあたる。
原題はCANNON。
厳かなる響きが秀逸すぎる。
はっきりと申しまして、ブラス隊一番の鬼門。
それがこれです。
ほぼこれに彼らは賭けています。
全員でのスタジオ練習は、全神経をここに集中して取り組んだこととと思います。
4管メンバーのうちに昨年まで演奏経験者はミツのみだった・・・・。
それでも初体験の者は新鮮なる衝動にかられたようですよ。
よって、気合の入り方は鬼気迫るものがあった。
ミツは今回の4人用にスコアを積極的にアレンジして書いた。
アルト、テナー、トロンボーン、トランペット・・・。
皆、真剣そのもの。
各自のルーツは違うもののそれが逆に功を奏した感あり。
普段はジャズ、オーケストラ、ビッグバンド、ロックとそれぞれが属しているんだからね。
一歩間違えれば速攻で崩壊するというもの。
いや、ほとんどが現実的にみてもそうなる確率大。
でもこの4人は別格だった。
まずお互いに対する信頼度ありきの問題。
リスペクト精神の上に成り立つアンサンブル。
それがガッチリと噛み合った瞬間に奇跡が起こった。
水を打ったように静まりかえった会場。
息を飲んで聞き入る人々・・・。
それはバックをつとめるメンバー、そしてホーン隊にもハッキリと伝わった。
後は鳥肌が立つほどの至福の衝撃あるのみ。
ハッキリ申しまして、今までにも何度もこの曲にはトライしたんだけど、すべてにおいて惨敗。
もうすっかりと懲りて長年にわたって棚上げしていたのさ・・・・。
で、今のホーン隊ならば絶対に見事決めてくれるだろう・・・とマサは踏んだ。
結果は大成功。
華麗に蘇った。
ミツとハマピーを中心にタカとトモちゃんを囲んで着々と練り上げていった。
そのまとまりの様は圧巻だったよ。
これこそ理想郷の極致。
まざまざと見せつけられた。
非常にいいものを原体験させてくれた。
感無量・・・。
四者四様に個性的で素敵だ。
一体全体、これまでは何だったんだあ・・・???!!
くだらない講釈なんか吹き飛んでしまう、十分に説得力のあるコントラスト。
((´∀`))
他のメンバー達は表向き涼しい顔しながらながらも、内心ではヒヤヒヤして祈るように熱いエールを送りつつ佇んでいたんだから微笑ましいよね。
マサいわく「これは開き直って吹き込むのがベスト!」とのこと。
ごくわずかでもひるんじゃうと、ドツボにはまってふらついちゃうさ・・・・。
結果的には安堵の表情を浮かべていました。
ミツとハマピーはお手のもので、各自で研究を重ねたらしい。
タカは師匠直伝のテクニックを発揮。
クール・ビューティーなトモちゃんは、ライブ当日の午後、サックス教室に通って存分に仕上げてきた。
どうです、この意気込みは。
当然のごとく、万雷の拍手が4人に贈られる。
君たちは凄すぎるよ。
(調べてみたら、2023年12月16日、東雁来ルアレルヴァ以来なんだってさあ)
第一の関門は無事に突破。



じゃあ、調子にのってまだまだ、シカゴの名曲をお送りしたいと思います!!
いかしたやついくよ~!
隠れシカゴファン垂涎ものの
「・・・・・・DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?」

一瞬の静寂を打ち破るように間髪入れずモッチンがスティック4カウントを打ち鳴らす。
なるほど、イキイキとしているね。
邦題は「一体、現実を把握している者はいるだろうか?」
直訳すると「本当の時間を知っている人っているの?」だ。
日本ではシングルのB面だったけど、海外ではヒットして今でもシカゴのライブ曲。
「時間に対する哲学的固定概念の意義を真摯に全人類へ問いただす」という、何やら小難しい、そしてカッコイイ曲。
(メンバーらもスタジオリハ中にスコアを覗き込んで、原題の長さに驚いていたしね。)
これは、去年の3月12日(日)に、小樽ゴールドストーンで演奏して以来の披露だ。
アキ、マサ、ミツがズッとライブ用に熱望していた曲なんだけど諸事情によりズッと埋もれていたのだ。
それが再度、陽の目を見た瞬間。
願いが叶った!
良かったねえ。
エディット・ヴァージョンだけど・・・・・。
イントロだけでも数パターンのリズムに変化する、一切の無駄がない濃厚すぎる、ほどよいホーン・ポップ・ロック。
(何人かのメンバーは小節数にも手こずっていたね)。
ハマピーによる、巧みで張りのあるトーンのトランペット・ソロ。
なかなかにやるじゃんかあ。
小刻みにヒットするピアノの躍動感。
ポール・マッカートニー直伝のピーター・セテラによるベース・ヒットが印象に残るパートを経て本題へと突入。
この曲も正直な話、ずっと消化不良気味で不満の種が山積みだったのですが(お蔵入りの原因)、ここにきてかなり本家本元に迫る勢いで嬉しくなっちゃうよ。
スローガンは「地道に小さなことからコツコツと」だね。
マサのメイン・ボーカルに絡む、モッチン&アッキーの個性的なコーラスも渋い。
完璧主義者だけあって有言実行。
発音も最高にしっかりしているよ。
マサとアッキーは時折、牽制しあいながらもニンマリ。
「中々にやるじゃあねえか!」ってなあ感じでね。
今度は3番のナレーションまでをも堂々と決めてほしいなっと。
それって欲張り!!??
芸が細かくて驚愕なんだけどなあ。
エンディングではミツが、珠玉のトロンボーン・ソロでまとめ上げた。
(多少長めのアドリブ吹込みで自己主張を図る憎い男。
臨機応変に対応処理する手腕は惚れ惚れするほどだ・・・・)
マサは水を飲みながらも、黙ってミツの方を眺めながら猛アピール。


「皆さん、楽しんでいますか?
YEAH!!」

アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂。

「見てもらえばおわかりのとおり、本日は我々の売りでもあるホーンセクションをはじめメンバー達が豪華です・・・((´∀`*))

そういうわけで思いっきりゴージャスな内容でお送りしたいと思いますので、最後まで楽しんでいってください。
よろしく!!
ALLRIGHT?
ALLRIGHT??
NEXT NUMBER 
・・・・MAKE ME SMILE !!!」

(1・2・3・4!)
ここでもジャストなタイミングで、モッチンによる軽快な4カウントが即座に空間を痛烈に切り裂く。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、特に小樽界隈でSTAがライブのたび、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。
 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。
(この日は残念ながら、いなかったけど・・・・)
 でもいろいろとややこしい事情があり、これもしばらくお蔵入りしていたんだけど、昨年末からめでたくそれも解除されて、遂に日の目をみたというわけ。
(今年2月の小樽市公会堂雪あかりの路以来の演奏)
でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。
みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の果てしなき無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね。
 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ
(ホーン隊にとっては鬼門かな!?
だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)。
この曲でもリード・ボーカルはマサ。
近年トライ中なんだよ。
すこぶる苦労しましたよ。
マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?・・・・挑発??。
アキちゃんは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘。
(先輩たちは優しく彼女を好サポート)
 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。
各メンバー達は多方面の分野にまたがり、八面六臂のフル稼働をしているから、このくらいのことなんてお茶の子さいさい。
ダンディーなタカは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで、男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む。
真横で負けじとハマピーもハイノートヒッター。
これにはマサも、毎度のごとく戦慄を覚えるのだとか。
4管という編成だけでも贅沢すぎるのに、ホーン4人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。
 シンセによるバッキングは疾走感の塊のようなシカゴ流ブラスロック代名詞をはかる。
エンディングでは石やんによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ
(アキちゃんが特に好きなところ)。
石やんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったり、うるさく感じたりしないんだよね。
これってやっぱり丁寧で巧みなる音作りだ
最早アートの領域に踏み込んだ感あり
特にトーンが美しい
性格や人間性が如実に反映されることを実証してくれた好例
特筆すべき点は最前列のオーディエンス達。
爆音に圧倒されて、けっこうきつかったらしんだけど、バッチリとのってくれてこちらもゾクッときちゃったさ。
ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了
(本来ならば全部で7楽章なのだ)。
 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり・・・・・メドレーでいきなり過激この上なき極上のアンセムへとバトンを渡す。



マサが間髪入れず「1・2・3!1・2・3!!」のカウントを発する。
と共に第6楽章の「今こそ自由を」
2021年4月18日(日)小樽ビール園3階サンディ・ミュージック・プログラム♯40以来の演奏
あれ以来かあ・・・・長かったなあ・・・・雨降りだったなあ・・・・初出演にも関わらずオオトリだったなあ・・・・
その節は堺さん、お世話になりました!
あの時はまだアッキーは花束持参の観客として訪れていた側だったんだね

ここの曲は1分ちょっとの超変態的リズムを誇る迷路のようなインストウルメンタル。

この箇所も今回のライブでは全員にとって引き攣る難関。

目まぐるしく襲いかかる落とし穴を通過してここまで辿り着いた。

序盤の想像を絶するアクセントはモッチンも指摘していたけど、最大のトラップ。
テンション漲るシーンだ。
何度も訪れるユニゾンの見せ場だ。
ボンゾスタイルの爆裂的ドラミングに会場中からヤンヤの喝采が沸き起こる。
とにもかくにも、入り組んだ展開だから生半可な気持ちでトライしたらば即座に木っ端みじんなのだ。
コロコロと景色の変動に忙殺される・・・・正直な話が予測不可能な曲。
究極の場面は後半に訪れるベースとトロンボーンによる捻りの効いた珍しきユニゾンライン。
これを2人はものの見事にやってのけたのだ!
スタジオではどうもシックリと噛み合わなかったんだけど、相当に鍛錬を積んできたのでしょう。
バッチリとパーフェクトにはまり込んで乗り切ったよ。
一緒にプレイしていてもそのカッコイイ姿にゾクゾクと戦慄が走ったものです。
ご本家同様にマサ&ミツは堂々とコブシを突き上げて久しぶりのハイタッチだ
一切打ち合わせ無しのぶっつけ本番のサプライズ
正に阿吽の呼吸とはこのことさ
気合も十分にバッチリ
実はこれもお約束で見せ場の一つの(本番前のサウンドチェックでも実現済み)
アッキーはその様を見ていてとっても羨ましかったんだってさあ((´∀`))
「自分も一緒にやりたい!!」だって
ここさえ乗り切ればもうこのライブはいただいたも同然。
大船にのったつもりで、突破していこう。
まだまだ続くデンジャーゾーン!



壮大なる組曲の最終楽章(第7楽章)は1分少々の「愛は限りなく」だ。
原題は「NOW MORE THAN EVER」
シカゴ1970年リリースのセカンドアルバム「シカゴ(邦題はシカゴと23の誓い)」に収録
ジェームス・パンコウの作品
「バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノン」というドラマティックなる濃厚この上なきラブストーリーからの抜粋
(これは先月小樽市公会堂雪明かりの路以来のお披露目)
目まぐるしい変化に富んだ独走態勢を誇るアート
ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにパーカッション&コーラス・プレイヤーが欲しいよう・・・・・と、今までならばしみじみ心から願っていたんだけど、この日はモッチン&ユーちゃん&アッキーがその両方を心置きなくこなしてくれた。
念願成就。
想いは叶うものなんだねえ。
それも2つもさ
初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック。
地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなモッチンのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ。
気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲。
最後の1音に到達し終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態。
一息入れてから拍手が。
(エンディングではジェフ・ポーカロ風にすっくと立ち上がって連打をぶちかますモッチンは・・・・20カウント引っ張ってと希望を提出)
マサとアイコンタクトを交し合ってジャンプでTHE END
どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた。
そうなのです、難しいのですよ(笑)。
大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情がどことなく誇らしげだ。
だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでなおさらのことだね・・・・。



****まだまだ果てしなき怒涛のライブ攻勢は続くのだ
・・・さあ、残りは泣いても笑っても2曲のみ。
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存。
覚悟はいいかな!!****

その熱狂の余韻そのままに、アッキー嬢がドラマティックでクラシカルかつ繊細なる旋律を指先から発する。
職人技の領域
導かれるようにハマピー渾身のトランペット・ファンファーレが高らかに吹き鳴らされる。
(彼最大の勝負所だけに気合の入り方がものすごかったさ
で、その結果かい・・・・もちろん鳥肌が立つほどにバッチリだったよん
トモちゃんが絶賛するだけのことはある
決めるときにはバッチリと決める心憎い奴
今でも思い出すたびに戦慄が走っちゃうなあ
現在のSTA在籍トランぺッターは別格
さすがに昔取った杵柄
それを微塵も得意になってひけらかさない謙虚なところも高評価でナイスガイ)
さあ、追随してスティックを空中で振り回しながらもモッチン入魂のリズムが地響きを立てる。
俄然地鳴りをあげて、ジャストなタイミングでダニー・セラフィン直伝、伝家の宝刀フィルでドラムセットを破壊するほどに応戦。
スティーブ・ルカサーのギター歪みトーンを、石やんが好演してのストレート・ビートが唸る「ゲッッタウェイ」に雪崩れ込んで捲くし立てる。
こいつは最終関門・・・・。
あのシカゴが起死回生で奇跡の復活を遂げた「シカゴ16」
デヴィッド・フォスターがプロデュースを担当。
TOTOやジャーニー、フォリナーみたいだと古いコアなファン達をガッカリさせた通称AORアルバム(!?)。
その中で唯一、往年のブラスロックしているのがこれ。
LPではA面の最後に収録。
と言っても、最大のヒットバラード「素直になれなくて」のエンディングからのメドレー・パート小曲なんだけど。
マサは、これが大好物なんですよ。
理屈抜きにアドレナリン噴出で、ライブ映えするでしょうよ。

この僅か1分半ほどの曲は、しばらく棚上げにされていたんだけど、最近封印が解かれたという曰く付きの隠れた名曲。
(2024年1月のキューブ・ガーデンにおけるフィール・ソー・グッド・イベント以来の演奏)
数回過去に披露したこともあったんだけど、あろうことか当時のキーボードとギターがキーを間違えてとんでもない事に・・・。
他のパートも不協和音まみれで、まともにできたことがなかったという苦い思い出のある可哀そうな曲だったんです。
正直、恥ずかしい話ながら・・・・
(難解な構成なんだけど)。
でもこの日、そんなくだらない事を一気に払拭するほどの感動を晴れやかに与えてくれました。
だってねえ、細かに、貫禄のハマピー&ミツを中心に若さ溢れるタカ&トモちゃんを交えて、何度も繰り返し細部まで練りこんで研究して吹き込んだもんね。
曲をバラバラに解体して熱心に一つずつコードの確認まで行う様には、近寄りがたいくらいの真剣この上ない緊張感までをも覚えたくらいさ。
真面目で淡々と取り組んだ結果は大成功・・・というか、これが彼等に言わせれば普通じゃん、ってなもんよ。
努力は決して裏切らない事を身をもって実証してくれた好例
ブラス隊一体となりながら、体をくねらせて吹き鳴らすプレイ・スタイルは何度も見慣れていますが、やっぱり様になっていますね。
(トモちゃんはシカゴのライブ動画を見て研究したらしいんだけれどもそのパフォーマンスに腰がぬけるほど圧倒されたらしい
その気持ちは痛いほどに理解できるね)
頼りになる女史アッキーがアドヴァイスしてくれたパーフェクトなベース・ランニングで、更に崇高なるアンサンブルが確立。
延々とスマートに這いずり回る。
追い討ちをかけるようにマサ&モッチンの2人がロックンロール・シンガーよろしく迫真のシャウト。
絶頂に達した瞬間、不意をついたかのような突然のブレイクも立派に達成。
満足感にしばし浸る面々

勘の鋭い方々ならばもうお気づきでしょう
そうなのです・・・最近凄腕のメンバー達が固まりつつあるので今まで泣く泣く控えに回っていた曲が続々と日の目をみているのですよ。
突破口が放たれた
石の上にも3年・・・いや19年だ!!


****、最終局面を迎えた。
白熱のライブ・レポートは、まだまだ続く・・・・・!!!!****

果てしなき怒涛のライブ攻勢なのだ・・・
もちろん、お約束のメガトン級なナンバーで息の根を止める所存。
ARE YOU READY!!??****

「・・・・・今は何時くらいかな?
(チラッと時計を見る)
・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでに石やんは素早くエフェクターの操作を終えギターを掲げて小刻みに震わせ来るべきその時を待ちつつも,唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょう~!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)
・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER。
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録。
この曲がワールドワイドに大ヒットをして人気を決定づけた)

マサが石やんの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほどの速さで過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
追随してアッキー、ユーちゃん、トモちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」
「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」
驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動。
ノリノリに手拍子を交え、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかアキちゃんは伝家の宝刀とばかり、タンバリンを手にシェイクしながら元気一杯、ピョンピョン飛び跳ねているではないか。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! 
(この曲でマサは以前にシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

石やん&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターが堂々とスポットライトを浴びる場面になると、必ず数歩ほど飛び出してきて自己主張。
やはり花形楽器だもんね。

各メンバー達も負けじと大奮闘。
なるほど心強き存在感。

この曲、マサのリードボーカルに、モッチン&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ホーン隊を筆頭に、拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも延々と、エキサイティングなジャンピングを披露しての挑発。
以前に礼儀正しく優しいルチュも、アッキーの超絶技巧パフォーマンスをスターライトで称賛していたっけねえ。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

石やんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。
でも、抑揚のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ここでも秘密兵器ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのまんまに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。
 オフステージの時にマサは石やんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われた石やんもまんざらではない様子)。
歴代STAギタリスト中ぶっちぎりのトップクラスでしょう、と太鼓判を押すアッキー

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズを石やんの合図を待ってホーン隊が吹き込む。

トドメはホーンセクションによる、きっつい嘶き音で息の根を止める。

トモちゃんも、ウォルター・パラゼイダー顔負けなサックスで、他のメンバー達と対等に渡り合う。
難攻不落なパートなど何のその。
パワフルでバカテクの管楽器が4人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめで賑やかに楽しい((´∀`*))彼らも、いざステージに立つと強烈なる存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな。
ヤワなヤツならば、一瞬で足元をすくわれるさ。
マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
その時、正面に立ってノリノリの可愛い観客が、フレットをポンポンと撫でてくれた。
下手袖に控えていたスタッフとは、はしゃぎすぎて激突!((´∀`*))
モッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはホーンセクションのところへも訪れて、一緒に爆笑ダンシング。

最近、モッチンが凝っている重ね録りのリズムとフィルを分担したパターン。
ユーちゃんとの絡みを実現しようとこれにはひたすら苦慮しているらしい。
「よし、うまくいったぞ!」と思い、自宅で改めて聞き返してみると納得がいかないのだとか。
超難解な作業だ。
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこそ、こんなところもトコトンにまで超絶なるこだわりがあるみたい・・・・・。
しかも、リラックスしながら、ユーちゃんと和気あいあい楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつね・・・・。
これらを最近はユーちゃんのティンバレス(高音部)とのアンサンブルでようやく見事に再現してのけた。
恐るべきアバンギャルドな究極のツワモノ・コンビ誕生の瞬間を目撃した
大体にして、こんな、奇想天外な発想にトライすること自体が、無謀すぎるよん。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ。
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達。
もう少しで恍惚の領域に到達するのではないか!?
これも血と汗と涙の果てに得られる特権。
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛も備わっていなければ話にならないね。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンも、STAトラの穴ならではの持ち味だね。
やはり役者がヒトアジ違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚も石やんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーに点滅してと希望提出しておきました。
 無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、痺れちゃうほどの高評価を下したくなる。
不気味に舞台を覆いつくすように漂うスモークの波がドンドンと効果を倍増する
エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、数年前の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃してからボディを目前に突き出す。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」。
小樽で以前、可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは
「YEAH!!」一礼して、マサが再びモニター・スピーカーの上に上り、豪快なるジャンプ一閃!!!


「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
まだこれからも素晴らしいバンドが登場します
存分に暴れてもらいましょうよ」

****心底、全員にお疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい。((´∀`*))
トップのバンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

温かい拍手に感謝です。
一通りのご挨拶を済ませて、電源オフ、コードを抜いて後かたずけに取り掛かりはじめるメンバーたち・・・・

会場後方のカウンターから司会進行役ヒコちゃんがエキサイティングにアナウンス
「STAの皆さんにもう一度拍手をお願いします」

これこそがライブならではの醍醐味
真剣勝負の真髄。
ある観客からは直々に「セットリストの全曲が申し分なくたまらない・・・」と感想をいただきました。
やっぱりあれやこれやと取り上げて大正解でしたなあ。
ある程度は、確信犯なんだけどね・・・。((´∀`*))

一致団結の賜物。
メンバー達の知り合いも見えていたんだけど、STAを見たのは初めてだ、という人が多数いて異口同音に衝撃的だったらしい。
もちろん想像以上のパフォーマンスに話題騒然だったことは当然でしょう。
多方面からの反響も上々で、益々株があがったね。
新体制でのスターライト初進出は、手ごたえも良好。
(というか、他でもけっこう同一メンバーで臨んだ試しがないかも・・・(-_-;)

この後には珍しくステージ裏の控えスペースで、メンバー一同が絶えず出入りしているミュージシャン達とリラックスしながら笑いを交えて歓談と写真撮影に勤しむ。
STAオフステージショットもトモちゃんの一声でパチリ
(エレベーターホール横の階段で全員が揃ってご自慢のポーズ)
こんな事も今までは滅多にありえなかったことだ。

興奮状態の対バンのベーシスト君がマサの元に駆け寄ってきた。
「控えめに言わせてください・・・最高でした!!!」
とあるバンドマンも珍しく賛辞を贈ってくれた。
「特に鉄壁のホーンセクションには圧倒されました」
ソフトクリームの京子ちゃんからも「今のSTAは以前とは比較にならないくらいのまとまりで迫力。
一体、現実を把握している者はいるだろうか?っていう曲あったよねえ、ってこの間友達と会話したばっかりだったからビックリしちゃったあ。
マサさんがとっても嬉しそうに演奏しているのも印象的」との弁を述べていたそうだ
よく見ているもんだねえ。
ヒコちゃんからも後日のラインで「一体、現実・・・受けたよお!」と賛辞を贈ってくれた。
だからこそこれ程度では微塵たりとも、浮かれたり、油断したりできないものだ。
身の引き締まる思い。
油断大敵。
とにもかくにも、嬉しいコメントばかりだね。
わかる者には、難しい説明なんて皆無。
フィーリングで以心伝心!
大風呂敷を広げている暇なんかあったら、有無をも言わせぬ音を一発でいいからぶちかましてみろよ・・・ってなあもんさ。

確実にSTAは良い方向に向かっている。
コミュニケーションを台無しにする人間なんかが介入する余地なんかはなし。
有言実行に尽きる。
たった今まで演奏していた内容に対する満足感が、ここでのメンバー達の表情に集約されています。
手ごたえ溢れる、充実感の証明。
当然一人一人、反省点は数々あれど、以前と比較しても飛躍的に伸びてきています。

耳の肥えているシビアな対バンや観客達が言うのだから間違いなし。
同じ過ちは繰り返さない。
それを糧に更なるステップアップを図っていきましょう!

方々からも、心温まるメッセージを送ってくれました。
励みになるなあ。
痒いところに手の届く若きプロフェッショナルなスタッフさんたちにも改めて感謝の意を表します。

これで今回のライブレポートはすべて終了
などと言いつつもセカンドアクトの「ロリポップ」に戻って読んでみてね。
それが正しい順番((´∀`))

とりあえずは・・・・益々の鋭気を養っていきましょう。

ライブ後のドリンクと食事が至福の味で筆舌に尽くしがたい。((´∀`*))

さあ、早くもニューラインナップによるSTAが211回目のライブに向けて虎視眈々と狙いを定めているよ。
要注目だ。
2024年のSTAも、遠慮なくシカゴを中心としたブラス・ロック道を開拓して前進するのみ!!
実はすでに予定は進行中!
(秋まではほぼスケジュールは埋まりつつある)
まだ見ぬ輝かしい世界がたくさん控えているんだからね。

予告編・・・・・
来月は小樽のライブハウス「クルーズお気楽ライブイベント」にて、初志貫徹の志で再びSTAが戻ってきますよ。
ああ・・・・また話題を独占するなあ!!
半端なコケ脅しが嫌いなタチなものでしてねえ!!

VERY SPECIAL THANKS TO・・・STAFF&MR,HIKO&JUNPEICHAN&NEXSTEP PARKING&RICE BALL&INARIZUSHI&COCA-COLA&AICHAN&RUHCHAN&MAMICHAN&EREKIDAKUN&FRIED CHICKEN&TOMOCTH&POCKY&FLAG&MAOKUN&SA-YA&SA-YAN&SHIHCHAN&ICE CREAM&CHOCOLATE&CANDY&FRIED CUTLET&SURPRISED DONKEY&KYOKOCHAN&TEKUZOHKUN&TETCHAN&MR,NAKAYAMA& COLD&CHAPPIE&HORIKAWAKUN&MR,AND MRS,AKIYAMA&LUA RELVA&IKU&KEI&ARAISAN&YOSSIE&MUSICAL INSTRUMERNT BADGES!!








コメント
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VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(S・T・A編)PART,1

2024-03-26 18:45:29 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に流れるBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
通称BST
ミツ曰く「今ならばワールドワイドにBTSのほうが有名だからスペルミスだと思いっきり指摘されちゃいそうだよねえ」とのこと((´∀`))
まあ何はともあれグッと雰囲気がでてきた。

まずはスターライトのステージ備え付けの楽器、アンプ類の説明をば。
ベースアンプはハートキー440
ギターアンプは3台。
ローランドJC-120
フェンダーツインリヴァーヴ80
マーシャルDSJ100
ドラムセットは白いシェルのパール製

因みにステージ備え付けの時計は6分遅れてるし・・・・(-_-;)


はい、皆さん、さてさて、いよいよこのブログの主役、我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYが満を持しての登場だ!!
大変長らくお待たせしました。
それでは時間を思いっきりと最初に巻き戻してね。

1,16:45~17:15

****大好評を得ているライブレポート・コーナー。
対バン仲間たちも自身のフェイスブックで公開してくれているよ。
まあ、色々な連中が読んでいるので様々なご意見があります****

心して読むように((´∀`*))!

他のイベントでも一昨年から何度も「スターライト」出演が決定するも、その都度中止の憂き目にあっていた・・・・。
でも2022年6月19日(日)遂に「スターライト」出演の念願が叶いました!
翌月にも出演したよ
STA&パープル・ブリンガー共々にお世話になりました
(その際のSTAメンバーで今も在籍しているのはマサとアッキーのみ
素晴らしい事でしょう!((´∀`))
めでたし、めでたしだ!
パチパチ!!

今回はジャンルもバラエティにゴージャスな対バンが6つ出揃った。

「スターライト」
まだオープンして4,5年なんだそうだ。
元々がカラオケ店やダンスホールだったらしく、広い、音響効果もバッチリ。
しかも最近、機材も供給品に一新。
スタッフも親切で優しい。
今回も急な依頼にも関わらず箱貸しの料金で利用させてもらったんだけど、めちゃくちゃに安くて皆ビックリしてた。
というか、他の場所が高すぎるんだよね。
まあ、この不景気な世の中だからそれも致し方ない・・・。

私はこの日で3回目
STAのメンバー達も、他のバンドでここに数人が出演経験あり。
だから前もってリサーチした。
結果、今現在札幌界隈で最も熱い視線が注がれている良質なライブハウスなんだってさ。
北24条の地下鉄駅にも近いしね。
周囲は有料パーキングがいっぱいある。

ライブ当日、マサはいつものようにSTA中では一番のり。
裏手の有料パーキングに納車して2階までエレヴェーターで楽器・機材の搬入。
間髪入れずに続々と懐かしいバンドマン達が到着。
和気藹々と和みの会話を楽しんでいる最中にも、純平店長やママさんたちは一瞬ものんびりすることなく準備作業にいそしんでいる。

マサは初対面の人々に名刺を手渡してご挨拶。
毎回メッセンジャーばかりのやりとりで終始している連中もいたりするからね。
以前はマサと純平ちゃんとの中継点をスターライト常連組のミーちゃん、SOEN、マオくんが担ってくれた。
だから、とんとん拍子にスターライトと馴染んでしまった。
すこぶる感謝だよ。

特にみーちゃんが逐一、気にかけてくれていて専用のお手製セッティング表まで送ってくれた。
至れり尽くせりの恵まれた環境だ。

そんなこんなで順調にタイムテーブルは進行。
各バンドのわがまま放題なところを全て受け入れてくれた。
おかげさまで大したトラブルもなく順調にライブは盛り上がりをみせていた。
ただ、バンドの入れ替え(15分)とセッティングに戸惑い、ほぼ30分の押し状態に陥ってしまった・・・。
雰囲気を察したのか、わざわざ純平店長はミキシングルームから「時間の事は一切気にしないでいいですからね」と嬉しい言葉をかけてくれたのだ。
感動しちゃうよ。

ちなみに近所ではその名も「純平」という美味しいお蕎麦屋さんも経営しています。
そちらもごひいきに!!
マサは夕方4時、食事に立ち寄ったことがあったんだけど、残念ながらまだ仕込み中でした・・・・。
可愛い猫が玄関で出迎えてくれたんだけどね!
必ず近いうちにお邪魔しますよ。

一番厄介なバンドS・T・A。
でも百戦錬磨のしたたかなる連中ゆえにあっという間に準備万端整っちゃった!
素早き頼もしい奴らだ。
主催者のヒコちゃんはアナウンスもかねて場をつなぐ。
マサはワイヤレスを2機使用。
STAの連中もタフだよなあ・・・・
だって体力勝負の濃厚なる音楽だよ。

アキちゃん、去年の7月からずっとビデオカメラ撮影に失敗していたんだけど(強風でカメラが倒れたり、変なアングルでズレズレだったり、意味不明にスイッチが切れたり・・・・その都度、根気強くマサが指導した)もうすっかりと断念しちゃったご様子だ・・・(´;ω;`)

ソフトクリームの紅一点キョウコちゃん&シンシアの山ちゃんはSTAを見るために早々に会場入りしてくれた
わかるような気がするなあ。
この様を見るたびに往年のニューロックファンが多いのもうなずける。

この日もマサの元へうるさ型たちが続々と来てくれてご挨拶してくれた。
なるほど、こういう繋がりは大切にしたいものだ・・・。
皆が羨むぐらいに恵まれた環境。

セッテイングをバッチリと済ませて、エレベーターホールのスペースで本番直前に柔軟体操と精神統一をしてそのままステージへ・・・・。
珍しくトップバターなのだよ。
これって貴重
激レアなポジション
アッキー曰く1番手はまんざらでもないご様子
だってじっくりとゲネプロなみに時間をかけてリハをできるひと時なんだもん、だってさあ
なるほどね(もっちんはギリギリセーフで駆け込んできた)
スケートやスキー、野球でもまだ氷上、雪面、グラウンドは荒れていないわけだしね

おっと、開演が今か今かと、待ちきれなくて痺れを切らせた猛者たちから、すでに賑やかなる歓声が飛び交っているよ。
意外にも客席がまんべんなく埋まっているではないか
よしよし、こいつは良いことだ。
ありがたき幸せを感じるねえ。
これから愉快痛快に突き抜けまくった北国唯一無二のミュージックが轟き渡るぞよ。

この日は諸事情によって9人編成となりました。
それでも相変わらずの大所帯・・・・といっても誰も驚かないよね((´∀`*))
ライブの度に編成や人数、顔ぶれが変わるのはすでに有名な話。
今回もご多分に漏れずだ。
ただ、ちょっとレベチ。

リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越えてやっと理想的な布陣が出揃った
長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ
今後ともよろしく

そんなマサと一番付き合いの長いのが札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ミツ
シカゴ好きで意気投合してからずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
(ただしミツはⅢまでしか認めないそう)
ファイターズとヤクルトと応援球団も違う
彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
活性化運動絶好調さ

笑顔が可愛らしいキーボードのアッキーはあちこちから引っ張りだこの男顔負けな実力派。
マサとはパープル・ブリンガーも率いているアクティブなるスーパーレディ
今年からは念願のラジオDJデビューも華やかに飾った(第1回のゲストは2週連続マサ!!)
そんな彼女のつてで強力なるミュージシャンが2人も参加した。

まずはチャーミングなアルトサックスのトモちゃん!
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきている実力の持ち主。
余裕と貫禄の演奏は必見だ。
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた。
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い。
本人もシカゴをとっても楽しみにしていたのだそうだ。
特に組曲は大のお気に入り。

そしてもう一人。
札幌で音楽を聴く人ならば知らない人はいないと言われるギターの石やんだ。
北海道フュージョン・シーンにおける巨匠。
数多くのツワモノミュージシャンたちとも共演していたのだそうです。
現在も凄腕どもと火花散るインプロビゼーションを展開中

テナーサックスのタカからも「ホーンセクション4管のロックライブはあまり体験できない貴重なる機会でした。
STAの時間帯も大入りでしたね。
今後ともよろしくお願いします」
とご丁寧なるメッセージが届きました。
別格の大御所プレイヤーなのに腰の低い好青年。

髭を蓄えたパーカッションのユーちゃんはダンディーでラテン系のノリが売りのいぶし銀なナイスガイ
アッキーとはDJの先輩でもある
コミュニティーFM「ラジオ・カロス」で毎週番組を持っています
他にもドラム&パーカッションの講師
北海道ミュージシャンサークル「エッグ」の副会長でもある
シンガーでもある奥さんは若くて美人だしなあ・・・・

別格の存在でもあるドラマーのモッチン&トランペットのハマピー(コンダクターでもある)は音楽はもとより人生においても大先輩ゆえに今後もご贔屓によろしくお願いします。
ご両人は多方面の伝説的なる大御所とも共演しています
今も尚休むことなく腕を磨いているそうです。

この日のSTAメンバー編成は方々に於いて大事件だったらしい。
そういうわけでして最強メンバー達だからこそ全曲を再現不可能な初期シカゴの濃厚なるナンバーで網羅しました
(中途半端な輩には到底無理な采配)
定番から超絶マニアックモノ、果てには鉄壁のSUITまでをも披露
これがコアなロック通達にすこぶる好評を博した
モッチンなんて本家ダニー・セラフィンさながらにヘッドフォン装着でのドラミングを展開

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ本格的にライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
必聴&必見!!
瞬き厳禁

スポットライトを浴びる中で司会進行役も務めている主催者のヒコちゃんがステージ上でワイヤレス・マイクを手に盛大なるアナウンス
まずはこの日のライブイベントに於けるドタバタ劇の説明からボケもぶちかまして大爆笑をかっさらう
エレキダ君が言うには「この日のヒコさんはいつもに増してハイだった」そう
その流れから事前にマサが手渡しておいたシナリオを読み上げる
ここぞという場面でバンド名を声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。

景気よくライブのスタート!!


***SET LIST***
1、INTRODUCTION・・・CHICAGO
2、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
3、CANNON(聖典)・・・CHICAGO
4、DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)・・・CHICAGO
5、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO
6、TO BE FREE(今こそ自由を)・・・CHICAGO
7、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO
8、GETAWAY・・・CHICAGO
9、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO



***MEMBER***
MASA・・・B VO
AKI・・・KB PER CHO
MOCTHIN・・・DR CHO
MITSU・・・TB PER
HAMAPY・・・TP
YUHCHAN・・・PER
TAKA・・・TS
TOMOCHAN・・・AS
G・・・ISHIYAN


まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる。
臨場感満点。
期待にワクワクするね。
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り。
このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
マサからアイコンタクトを受けて司会進行役のヒコちゃんが手にしたワイヤレスマイクから、盛大にアナウンス。
「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑ってもオープニングの時間となりましたよ。
今か今かとお待ちかねの皆さん。
いよいよはじまります!
それでは元気いっぱいに熱演してもらいましょうか!!
滅茶苦茶にかっこいいですよ
絶対に惚れますから
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参ります。
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染みの大所帯バンド。
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
たくさんの拍手でお迎えください!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!COME ON BABY
HEY!
LET'S GO!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
賽は投げられた
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ。

一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、6年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にフィルインの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。
方々からもマジに絶賛の嵐だった。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる。
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす。
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが狭いから相当に動きにくそうでしたね」と言ってきた。
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれた。
ありがたいことだよね)

それでも以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる。
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ。

計算されつくした石やんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど4人だとは思えない音圧だよ。
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・。((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア。
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した。
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、皆、カルチャーショックを受けたぐらいさ。
もちろん良い方向にね。
もうこうなったらイケイケ!!

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨、ジャズの達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトするジミー・パンコウ師匠直伝らしいよ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ハマピーの出番。
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのトランペット・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はオリジナルのtrumpetソロを、ハマピー自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・。
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

そして第3の男、石やんのギターが火を噴いた。
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンの石やんは、40高中でも活躍中の売れっ子。
他にも、いくつものプロジェクトに関わっている。
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼のステージ・スタイルなんだね)

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭に石やんを経て見事な連携で繋がった。
ここで繰り出した石やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
トモちゃんからミツを経てタカ、そしてハマピーへのホーンセクションに受け渡す流れへ。

マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプでフィニッシュ。
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然している。





****アッキー長年のお友達でもある「.J、そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
正に、その通りだよ。
去年の初夏からはギアを1段アップして臨んでいる新生STA故に大袈裟な話ではなく、方々から賞賛のメッセージが絶え間なく届いている。****

やたらと口うるさいスジものでも思わずニンマリ。
最新導入の照明機材が半端なく熱いので、皆、すでに全身汗まみれながらも、すこぶる気持ちがよさそう。

 (回想シーン・・・・)
ある日、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
「それでは、トップには、凄まじい勢いで吹き荒れるブラスロックを立て続けにお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。
(不敵な笑みを浮かべつつも)
特に人気の高い曲をやります。
盛大なる拍手で迎えてください!」
BGMのピアノは、その場の空気感で延々と進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。
さあ、さっそく曲目もこれまたご機嫌なメドレー。
「今日はスペシャルなversionだ。
バラエティに富んだセットリストでお送りしますよ。
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、うってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキー親分
(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))
寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調とした、あまりにも有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くと、ミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。
ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は半端ない。
メイクもバッチリと施している
更に全身をワイルドな白黒ファッションで統一しているではないか。
赤いソックスに、スカートはロッカー風の情熱的な迷彩柄。
これは彼女最大のチャームポイント。
こんな煌びやかな曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが当時STAに在籍していたニシヤンや久留ちゃんが、機転を効かせギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やん達もこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇るでような心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。
(近年は本家のロバートラムさんが、ショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。
これが生命線なんだから。
シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは、特にこの曲でのドラミングとコーラスが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

石やんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強い熟練のファンも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージサイド(マサの目の前)では、常連組の観客が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

ホーン隊も時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らしながら手拍子を要求。
そろそろ肩の力が抜けてきたのか、爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。
まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

満面の笑みを湛えた成長著しいアキちゃんも、エキサイティングな観客達にすこぶる癒されたそうで右手を大きく突き出して煽っていたよ。
マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングでのモッチンによるハミングに至るまで、マサのアイディアが見事に実を結んだ
(前回から取り入れたアッキー&モッチンによるコーラス・ワーク。
これもスタジオ入りしてみっちりとトレーニングしたもんね。
過去にここまでこだわって突きつめた人は皆無だ。
今後も、もっともっと事細かく煮詰めてまいろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカル・パートをも現実のものとした。
モッチンと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてから、スタジオでプレイ。
すると一発で思いが噛み合って大成功
(ステージに上がる直前まで、モッチンはマサへ最終確認を求めてきたほどさ)
その様には、皆も感服していたよ。
これを今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」
マサ&モッチン渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるモッチンではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

ファッションリーダーのトモちゃんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
彼女も毎回シックなスーツ姿で佇んでいるんだけど、胸元も露わに着こなしていてめっちゃセクシーなのだ
センスの良いネールや髪型もいつもオシャレ
襟にはサックスのバッジが付けられている
それをマサが指摘したらトモちゃんは得意げに胸を張って見せてくれた!((´∀`))
マサも対抗意識向きだしにベースのバッジをつけてきて見せたらバカ受け
彼女は「STAに人生を捧げるぜ!」とフェイスブック上で宣言もしてくれた
感動的なレディにファンも急増
祝福の乾杯を捧げよう

あららら・・・・!?
いつの間にか、最前列はオーディエンスでビッシリ状態。
目に焼き付けようと、食い入るようにステージを見上げている。




コメント
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VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(エロティカ★ヘヴン編)

2024-03-25 17:53:41 | Live Set List
6、エロティカ★ヘヴン

20:30~21:00

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に流れるBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
通称BST
ミツ曰く「今ならばワールドワイドにBTSのほうが有名だからスペルミスだと思いっきり指摘されちゃいそうだよねえ」とのこと((´∀`))
まあ何はともあれグッと雰囲気がでてきた。

まずはスターライトのステージ備え付けの楽器、アンプ類の説明をば。
ベースアンプはハートキー440
ギターアンプは3台。
ローランドJC-120
フェンダーツインリヴァーヴ80
マーシャルDSJ100
ドラムセットは白いシェルのパール製

オオトリに控えしは我らが盟友のバンドだ
あの彼らが、また~やってくれました((´∀`*))!!


またもや地元・札幌からの参加バンド。
はい、そうなのですよ。
極上のお祭りバンドが満を持しての登場です。
バンド名は一目瞭然、サザンオールスターズ。
一部の仕込み技を除いては(?)サザンのカバーで一大網羅だ。
潔いくらいな名前だね。
彼らもずっと以前から噂やフェイスブックなどで見聞きしてはいたけれども、ライブを見るのはちょうど1年ぶりなだけに個人的にもずっと楽しみにしていました。
(去年3月12日の日曜日に小樽ゴールドストーンで見たのが初めて
よって今回で2度目の対バン)
この日のイベントも終盤に差しかかってきた頃から、クセモノ達がズラリと登場して場を一段と盛り上げてくれます。
もうねえ、顔ぶれは気心の知れたよく見かける連中ばかり。
とにもかくにも、ジッとなんかしていられないくらいに賑やかこの上なき集団。
最初から最後まで、爆笑の渦を展開。
よくぞここまで突き抜けてくれるなあ・・・と感心しちゃったくらいだ。
よほど、細部にわたってシナリオを組みつつも、リハーサルの繰り返しを行ったんだろうなあ。
それでなければあれだけの受けを得ることは不可能だもん。
演奏はもちろんのこと、各メンバー達のキャラクターにあわせてMCの流れもバッチリ。
数多くの話題を一瞬でかっさらっていってしまったよ。
恐ロしいほどに素晴らしい奴らさ。
ちゃんと下ネタまでをもふんだんに盛り込んでいるしなあ。
御見それしました。
とっても勉強になるステージングだった。
ある意味ではこの日最大の目玉だからね

編成は男女混合の9人組。
中には超懐かしい面々も擁する。

ハット姿のタカくんはドラムスの担当
(十字架ペンダントのアクセサリー装着)

ヤッチはベース
(白いハットを粋に被っていた
。愛器のESP5弦、ナチュラルボディカラーのベースを使用。
ローズ指板)

カリスマ・ボーカルはリーダーのテッチャンでやはり帽子を着用。
目にも鮮やかこの上ない真っ赤な金魚のアロハシャツがポイント

ワイルドなギターは問答無用のラッチョ
ヤッチとは長年強い絆で結ばれている
(毎度おなじみナチュラル・カラーのフェンダー・ストラトキャスターを使用。
メイプル指板)
マサは彼を見る度に「またまた違うバンドだぞ」と突っ込みを入れる
ボンジョビのカバーバンド「バッドネーム」ELTのカバーバンドや洋楽&邦楽ミックスバンドなど多数に在籍

キーボードは方々で売れっ子のテクニシャンで道産子坂本教授こと、いつでもクールなテク蔵くん
ロマンスグレーに例の眼鏡を装着
(2段構えの装備。スタンドはSTAY。NORD&YAMAHA EOS)。
何とコンガもこなすマルチプレイヤーぶりを遺憾なく発揮
白黒のドットシャツもやたらと目を引くね
ステージ映えも抜群

妖艶にドレスアップしたコーラス&ダンサーの2人はシノブ嬢とサーヤ嬢。
そうですよ、サーヤは、あのバービーボーイズのカバーバンド「ブラックリスト」のキョウコ役を請け負うシンガーなのだ!
自ら率いるユーミンのカバーバンド「宇宙図書館」も要注目
よってシェイプアップして精悍になったナイスガイのマオくんも応援に駆けつけてくれたさ。
2人はタンバリンやサンバホイッスルも兼任するという多忙さ

テナーサックスにヤマキくんも在籍しているんだけど残念ながらこの日はスケジュールの調整がつかず泣く泣く断念したという経緯がある
(そのことはテッチャンに教えてもらった)
彼は去年長久保くんの紹介で江別でのライブイベントでSTAに1度だけ参加してくれたのさ。
説明不要のアルトサックスはSTA、Yプロジェクトなどなどに在籍のキャンディー・ダルファーことチャーミングなミキティだ!
彼女はこの日違う場所でのライブ(ドリアンナイト)を終えて速攻で駆け付けたというアクティブなレディ
なんとかかんとかギリギリで間に合ったわい
セーフ・・・・
相変わらずのバタバタ状態・・・とは本人の弁
管楽器一人体制ながらも盛大に気を吐いていたよん

椅子に腰かけてのパーカッションプレイヤーはG・G
オールバックに眼鏡姿のダンディないでたちが渋いルックス

立ち位置の設定もバランスよく統一。

そして特筆すべきは全てにおいて超絶ド派手なスタイルのボーカルだ!
エネルギー全開で元気一杯。
彼が桑田佳祐役を務め上げる。
ハッピーモード満載だった。

サザンは国民的な大物バンドゆえ膨大なヒット曲を生み出してる。
セットリストには嬉しい悲鳴状態で苦慮したことでしょうね((´∀`*))
実はオフステージ時にマサはテッチャンと密かに会話を交わした
ステージのハチャメチャぶりとは打って変わって普段は礼儀正しく好感の持てる男性
それは前回のゴールドストーンでも同様だった
で、やはり30分という枠組みでのシナリオ設定は毎回大変らしい
それはそうでしょうね
最初から最後まで1秒たりとも一切の無駄がないパーフェクトな構成
もう感服さ
「マサさんのために頑張りました」なあんて嬉しいお言葉までをも頂戴した次第

因みにステージ備え付けの時計は6分遅れてるし・・・・(-_-;)

慎重にサウンドチェックも済ませての進行。
大所帯故に時間もかかっちゃうのは致し方なし。
この時に演奏した曲は
「・・・・ホテル・パシフィック!!」
サザン45作目のシングル。
2000年7月19日発売。
アルバム「海のoh,yeah!!」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
まずは威勢よくドラムによるカウントが打ち鳴らされる。
「1・2・3・4~!!」
ラッチョも、巧みなフィンガリングで猛然とアピールしながら汗飛び散らせる。
テケテケテケテケ~~~!♬
「ヴェンチャーズはちょっとだけよ~~~!」
それまでは黙々とバッキングに徹していたベースのヤッチも、ドラムの前にせり出してきてピッキングを繰り広げてきたあ。
俄然、迫力満点に熾烈な火花散る攻防!!
この曲を本番さながらにプレイ・・(´;ω;`)
実際にもうライブがはじまったと思い込んでいる人もいたくらいの熱気をひたすらに発散していたよ。
ただ、ユニークだったのは人数が多くてわからなかったけど、途中で気が付いた・・・・!?
あれ、ボーカルがステージにいない。
な、な、なんと、舞台の袖にてワイヤレスマイクを手に熱唱している。
どうして!?・・・・それはすぐに理解できた((´∀`*))

さてさて、そうこうしているうちに、いつのまにやら準備万端整いましたよ。
前置きがそうとうに長くなっちゃったので、そろそろ華やかなるライブの開始と参りましょう!

フロントセンターに艶やかなるエンターテイナー達が仲良く陣取る
(写真参照の事)。

はい!
皆さん、大変長らくお待たせしました
ライブ・レポートの開始と参りましょうか。
心して臨め!
必聴&必見!!
瞬き厳禁

スポットライトを浴びる中で司会進行役も務めている主催者のヒコちゃんがステージ上でマイクを手にアナウンス
バンド名を声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。

OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

景気よくライブのスタート!!
エロチカヘヴンのロックショーは幕開けからご機嫌だ!

おっと・・・あれれれ・・・?
これってサザンではない
1977年に発表された猪木のテーマでしょう
「INOKI BOM-BA-YE」だ
(アルバム炎のファイターに収録)
全くもって予測不可能な状態
ところが中々、ボーカリストが登場しない。
やっと上手からテッチャンが、あろうことか猪木のでっかいお面をつけて飛び出してきた
堂々の降臨。
しかも真っ赤なサテン地のガウンを装着しているではないかあ!!
そして胸を張って大股開きポーズのままで、豪快に雄叫びをあげた。
最早お約束となった「馬鹿野郎!
お元気ですかあ!
元気があればなんでもできる。
よし、それではいくぞ!
全員一緒にお約束の1・2・3・・・・ダア!!!」
素早く衣装を脱ぎ捨てて観客を盛大に煽りまくる。
目いっぱいにやらかしてくれるなあ
これぞまさしく究極のエンターティンメント
ここはご挨拶程度の導入
破天荒で奇妙奇天烈、捧腹絶倒・・・でもサウンドのバリエーションはバッチリ

間髪入れずにいきなりのオープニングナンバーは怒涛の「勝手にシンドバッド」が出た!!
本番へと一気に突入
景気づけとばかりに・・・・遠慮なき威勢のよい波状攻撃
トップを華々しく飾るにふさわしき衝撃のサザン記念すべきデビュー曲。
1978年6月25日発売。
アルバム「熱い胸さわぎ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
ただし2003年盤では1位!!
ジュリーの「勝手にしやがれ」とピンクレディ「渚のシンドバッド」を合体させたヘンテコリンなタイトルからして、、オチョクッテいてなんまらユーモラス。
でもある意味では濃密過ぎる反則技
だってこれを惜しげもなくここに持ってくるかい
情け容赦なき采配でエネルギーも全開
一瞬たりとも息つく島を与えてくれない
(凄いなあ・・・)
開演の狼煙をぶち上げるのに、これくらいお似合いな曲はないねえ。
まさにうってつけ。
インパクトあるよなあ。
今でも鮮明に記憶しているよ。
とにかく下手な理屈抜きに若さ漲るグルーブと、早口でまくしたてるようなハスキーヴォイスの桑田に当時のリスナーたちは釘付け。
まさかその頃はサザンがこれだけのモンスター級バンドに成長するなんて正直、誰も夢にも思わなかったはず。
ハッキリ言って色物扱いだったもんなあ・・・・
ごめんなさい・・・・。
「今何時!!」とテッチャンがコブシを突き上げながら、小川ローザの「モーレツ!」ポージング。
「胸騒ぎの腰つき!」では、腰をグルグルとグラインドしながら回転サーヴィス。
更なるお下品さに拍車をかける
この緻密に計算されつくした巧妙なる仕掛けに拍手を贈ろう
愉快痛快奇々怪々!

「こんばんは~
みんな、どうもありがとうございます!
オーケー!
よろしくお願いいたします。
俺けっこう真面目に語りますよ。
・・・・・LOVE AFFAIR~秘密のデート」
41作目のシングル。
1998年2月11日リリース。
album「さくら」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録。
心地よいピアノに導かれてのハーモニーが美しい。
勢いはとどまることを忘れたかのようだ。
両手を高く掲げて手拍子を打ち続ける。
実はこの曲、歌うのがひじょうに難しい・・・。
音程がとりにくく、キーも高く、リズムのポイントもレイドアップで難解・・・。
更には音域が半端ないくらいに広く、フェイクやタメもあり、唯一無二の独特なる世界観が描かれているし。
地声部分だけで、2オクターブ弱あり。
フレーズも絶えず上下に飛びまくる。
多少ずらした歌い方も後ろノリで引っ張り気味。
これらの難関をボーカルのテッチャンは、いともたやすく見事に遊び心も交えて歌いこなしていました。
余裕と貫禄で桑田佳祐そっくりのヴォイス真骨頂
パワフルな抑揚のつけ方一つをとってもさすがだよ・・・・御見それしました。

軽快なる楽しいトークのコーナーがやってきた
これも一興
ゴタゴタと小難しい能書きなんてたれていないでこのひと時に酔いしれてみてくださいな


「ちょっとすみません・・・・
今からお水を飲ませてください
僕がジョージ・クルーニーです・・・・
(思いっきり滑っってしまった・・・・シーン・・・・)
ハハハハ・・・あれ!!??
まあそれはともかくもヒコさん、今日は本当にお誘いいただきありがとうございました
初対面の方に見てもらえるのはとっても快感だよ
この間ススキノで初めてライブをやりました
さすがに来ているお客さんのタイプが違ったね
酔っぱらったエロイ人ばっかり
で歌う前に会場下のコンビニに買い物に行ったのさ
レジでワオンカードを出しているバカがいた
飲み屋のお姉さんなんてペイペイではなくパイパイでお願いしますだとさあ((´∀`))

次はね‥‥・あのバラードのリクエストが多いのでお応えしますよ・・・・ふぞろいの林檎たちで有名なやつ」
と言って、足元に置かれていた林檎を2個手に取る。
なるほどなあ・・・・やることなすことに芸が細かい。
「・・・・・いとしのエリー」
3作目のシングルで、サザンがスーパースターの座を射止める決定打となった。
1979年3月25日に発売。
album「10ナンバーズ・からっと」に収録。
オリコンチャートでは最高ランキング2位を記録。
タイトルや歌詞の意味には諸説あり・・・。
それまでの陽気なサウンド展開から一転して、グッとムーディでドラマティックなる永遠の至宝が胸に染み渡る。
光輝くプレイも好感度絶大で、酔いしれるには十分な魅力を秘めている。
さりでなく奏でられる荘厳なるオルガンや、やや控えめに吹き込まれるサックスの音色、ウインドウチャイムの響きに癒される。
オリジナル音源に入っているSE,女性の純粋な笑い声SEまでをも模写するテッチャン。
ムードたっぷりにしんみりと焦らしながらさあここぞという歌いだしでいきなりエンディングでズッコケる!!
イントロだけでおしまいのショートバージョン
ドッと大爆笑が沸き起こる!!
歌わせてもらえない
「時間がないんですよお・・・(´;ω;`)

気を取り直して「いとしのエリー」やり直し
と今度は倍速プレイでアッという間にエンディング
高速バージョン
よくやるもんだ
これ実はバカテクを要するよ

テイク3はキーボードがオルゴール調の音色にチェンジ
タンバリンも交えて効果てきめん
臨場感満点に深々とお辞儀をして真面目に取り組む
とにもかくにも良かったあ・・・・
ホッ・・・

「もうこうなりゃあ開き直ってバラードばっかり5~6曲やってやるぞお!!
・・・・・真夏の果実」
28作目のシングル
1990年7月25日リリース
アルバム「稲村ジェーン」の6曲目に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録
いつまでたっても全然色褪せない美しき旋律が流れ出した
不覚にも鋼の涙腺が崩壊しそうになった
ほろ苦い青春が脳裏に蘇るメロディが奏でられた
温故知新でタイムスリップ
テッチャンはおしゃべりでは砕けまくって、いざ歌う時には粋に決めまくる憎い奴
とにもかくにも一時たりともジッとしていない
所狭しと会場中を縦横無尽に動き回る
というかまず人数が多いから最初っからステージに立っていないし((´∀`))
ステージと客席の間のスペシャルなスペースをフル稼働
よく考えられている
ジックリとリサーチしたんだろうなあ
そうでなければ行き当たりバッタリだと必ずトラブっちゃんだから
綿密なる策士だよ
ここがプロのこだわりどころ
そこいらじゅうにゴロゴロと転がっている自己満足の中途半端なピーマンどもなんか束になって挑みかかってきても一蹴に伏されてしまうのがオチ
そういう輩こそじっくりと見てほしい
テッチャンの爪の垢を煎じて飲ませたいほど

すかさずミキティが何を思ったのかテッチャンにすがるような甘い声で囁くようにおねだりする
「社長~~安くして~~!」
あ!夢グループの深夜に放送しているテレビショッピングだ
実はマサは全く地名度の少なかったころからこのCMのファンだった
特にアシスタントの美人歌手、保科ユリさんがずっとお気に入り
ミキティがそっくりだとSTAライブのたびに猛アピールしていたんだけれどもイマイチ受けなかった
それがどうでしょう
今では時の人だ
名物社長と共にブレイク
着眼点が鋭いでしょう
先見の明
テッチャンがマサに教えてくれた
「ミキティが言ってました
最初に発見したのはマサさんだって
早速ギャグに取り込ませていただきました」
「ミキティもまんざらではないでしょう
もっとドンドンといじり倒してねえ((´∀`))」

「もう今のでサザンにうんざりしたことでしょう!
こうなりゃあ開き直って打倒催事王秀樹だ!
YMCA・・・・ヤングマンをやりたいと思います!」
サッと巧みに着こなす星条旗の法被
小道具が次々と現れるから見逃さないようにね
それはそうとこれどこで見つけたの!?
いいなあ・・・1枚自分にも欲しいなあ・・・・

誰もがこれから西城秀樹の名曲を振り付け込みでぶちかましてくると思った
1979年2月21日に発売された28枚目にシングル
同名のアルバム1曲目に収録
オリコンチャートでは堂々の1位に輝いた
元々はヴィレッジピープルのディスコナンバー
それを1978年に渡米した際に聞きつけた西城秀樹がカバーを希望
周りのスタッフからの猛反対も跳ねのけて青春歌謡ポップにアレンジして発表した結果はご存じのとおり・・・・
と解説していたらまた何やらどんでん返しが・・・・

蟻地獄のようなドタバタ劇に巻き込まれた観客
ビックリ箱をひっくり返したような様相を呈してる
「YMCA・・・・じゃあなくってYMO・・・・???」
すかさずテク蔵くんが秘密兵器の
「テクノポリス」のあまりにも有名ないフレーズをプレイ
スポットライトを一身に浴びる独壇場

「何YMOをやってんだあ!!??
坂本龍一に似ているからって街中で写真を撮らせてくださいと言われてさあ・・・・
調子にのってるんじゃあねえよお((´∀`))!!

再びYMCA・・・・YAZAWA・・・・??!!!
「HA~HA!!」
おいおい今度は「とまらないハ~ハ!!」
矢沢永吉1986年7月25日発売のオリジナル・スタジオ・アルバム「東京ナイト」からのロックンロール・ハイライト
英語版はタイトルが「ハリケーン」の変更されている
コンサートでは皆が一体化してタオルを振り回したり空中に放り投げる
この日はそこまでやるマニアは出現しなかったけど・・・・・あれ!!??
ベースのヤッチがいつのまにか白いハットから巨大なリーゼントに変身
これってキャロル時代の永ちゃんというよりも横浜銀蠅か気志團だなあ
テッチャンが叫ぶ
「という今の永ちゃんはリーゼントしてないし」
憮然としたヤッチはおもむろにそのカツラを床に叩きつけた
「おいおい、捨てるなよ」
無言のままポーカーフェイスのヤッチは元の自分のポジションへ
何事もなかったかのように白いハットを被って演奏再開
しかしよくもまあ考えつくものだ
関心しちゃうよ
これはぼおっと見ていたらわからないけど膨大な知識がなければ実現不可能でしょう
豊富な引出しを所持しての物種
とまたもや演奏ストップ・・・

「また間違ってる・・・・
YMCA・・・・・YUMIN・・・・
あれ!!??50周年おめでとうございます!!」
今度は爽やかにニューミュージック界の女王ユーミンかあ
ちょっと時期的には遅い「恋人がサンタクロース」がはじまった
1980年12月1日リリースの10枚目オリジナルアルバム「サーフ&スノー」6曲目に収録
私をスキーに連れてって、と叫びたくなっちゃった
コーラスガールたちは美味しいパートだね
原坊役が2人で嬉々として演じている
全員の役回りが均等で仲の良さがこちらサイドにまでホッコリと伝わってくる
でもスタジオリハでは相当に何度も練りこんだことでしょう
その痕跡が随所に見え隠れしている
そうでなかったこうもうまくハマらないよ
努力は決して裏切らないということを証明してくれた好例さ
満面の笑みを浮かべて演じているんだから圧倒されちゃった((´∀`*))。
腹を抱えている人もいたけど効果は絶大で成功だね。


「どうもありがとうございます!
さあっと駆け足でメンバー紹介などをしてみたいと思います。」
懇切丁寧に愛情もタップリと込め、一人一人にスポットライトを当てていく。
いやはやなんとも、やはりイジリが軽妙だ。
魅惑の熟女コーラス隊は色っぽい。
SAXミキティに対しては「SEX担当・・・あ、違ったあ・・・」とかデンジャスに言い放つ始末。
サーヤには「ねえ、今夜どう・・・・?」
「コラッ」と当たり前に怒られる始末
テッチャンは横山剣風に「いいね!」のサーヴィス。
((´∀`*))
後ろにいるラッチョ、ヤッチ、そしてテッチャンの3人が神妙な面持ちで並んで・・・真顔で
「この3人は去年、フィリピンの刑務所から出てきました。
彼はルフィ・・・・」
追い打ちをかけるようにミキティを指さして
「そして、彼女はかけ子!」
もう滅茶苦茶だけど心地よいハマり具合だった。

「さて、あと残り2曲となりました・・・・」
衝撃の「マンPのG-SPOT」が爆発
35作目のシングル
1995年5月22日リリース
アルバム「ハッピー!」トップに収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録
エロス三部作の1曲としてピークに達した感あり
タイトルも歌詞も凄すぎる
桑田氏曰く「ピーマンの様に中身のない人でも、何かしら凄いところがあるものだ」という意味だそうだ
所詮後付けでしょうが・・・((´∀`))
イカシテいるねえ
ご本家顔負けな被り物が出現
とてもじゃあないけれどここでは書けないものを頭上に被ってパワフルスクリーミング
客席の間をエキサイティングに練り歩きながらこれ見よがしに誇示
それだけにとどまらず股間にはピカピカと光る風車を装着
迂闊にも見入ってしまったわい((´∀`))
これが見事に良く回るんだなあ。
どこで仕入れてくるんだよお
今度機会があったらジックリと尋ねてみようっと
エネルギッシュなアイディアマンだね
まだまだ序の口でこんなもんじゃないんだろうなあ
氷山の一角でしょうよ


メドレーで「ミス・ブランニュー・ディ」
20作目のシングル。
1984年6月25日にリリース。
album「人気者で行こう」に収録。
オリコンチャーでは最高ランキング6位を記録。
イントロで奏でられるテクノポップ風なシンセのリフが、時代をプンプンと感じさせるねえ。
ジュンペイちゃんが目まぐるしき渾身の照明攻撃ピカピカ
レーザービームもくまなく鮮烈に放射
スモークも不気味にモクモクとゆっくり舞台の床を漂う
「HEY!HEY!」
と一挙手一投足に注目
コール&レスポンス。
スタミナの温存も大切ですよ。
サプライズの連続で、演出を絶え間なく図る。
あちこちから笑いが沸き起こる。
たいしたものだなあ・・・参考になるし、敬服するほど、とっても勉強になる。
この軽快でウキウキするほどの猛追テイストは個人的に大好物さ。
会場中の空気は一手に独占ムード。
完全にハートは鷲掴み。
エンディングでピタっと背中を向けてタイミングを合わせ振り返りながらフィニッシュ
痺れるくらいの伊達男。


「お楽しみいただきましたが次で最後の曲です
盛りあがっていこう!
・・・・・希望の轍」
映画「稲村ジェーン」のサウンド・トラックの2曲目に収録されている。
1990年9月1日リリース。
テク蔵君が弾く、とろける様な印象深いピアノのイントロに、遂ときめいちゃうよ。
しかし、改めて思うにメロディメーカー桑田佳祐氏はJ-POPロックの天才だなあ。
そして彼が生み出した膨大な曲のどれもが傑作ばかり。
テッチャンがコミカルでエッチにせめぎ合うその素敵で微妙なる匙加減の姿勢には拍手喝采だ。
右のポケットから肌色の怪しき品を顔の横にもってきた
あ、手品師マギー審司のあれだ!!??((´∀`))
パッとでかくなった耳をつけての歌唱
それを客席中央に投げ入れる
でも柔らかいから大丈夫
一体全体どれだけの隠し玉があるの!!??・・・
曲の途中にはさり気なく「ビー・マイ・ベイビー」の一節をインサート。
これに気付いた方はいらっしゃるかな?
最前列の中央に佇むファンのお客さんは、星型のピカピカ光るタンバリンを手に一心不乱で打ち鳴らしながらの手拍子。
ご機嫌この上ない。
気分も上々で脱帽。

当然のごとくアンコールの声が鳴りやまない
「どうもありがとう・・・まだまだやれるか!!」と言ったテッチャンがなにやらキョロキョロ怪しげな動きを見せる。
「あ!?・・・・スターライトさん、やっても大丈夫ですか」
((´∀`))
「すぐに終わりますから・・・・(-_-;)
とことんにいっちゃおうかな。
オシッコに行きたい方はどうぞ遠慮なく
絶対にノッテくださいよ・・・・と威勢のいいわりにバラードです((´∀`))
・・・・みんなのうた」
デビュー10周年の1988年6月25日にリリース
(アルバムスイカスペシャル61ソングスに収録)。
24作目のシングル。
オリコンチャートでは最高ランキング2位を記録。
もうすでに終盤へと突入してきたからなのか、誰もが余力を振り絞っての熱演。
リズムセクションの重低音が轟き渡る
いつのまにかバックのメンバー達が大きな内輪をいる頭上高く掲げながら左右に振っている
それぞれに「愛してる」「元気ですか」「もっとちょうだい」とデカデカ書き込みがある
オーバーアクション気味のバンド達は深々とお辞儀をしてフィナーレを迎える。
「皆さん、最後OH・YEAH~~!をヨロシクね~~!」
テク蔵くんは意外にも横に、専用スタンドで設置されたボンゴを、すさまじいほどのハンドさばきで延々とスピーディーに打ち鳴らす。
けたたましく吹かれたサンバホイッスルが轟き渡る。
もちろん後ろのダンサー達も、妖艶なコーラスの花を添える内助の功。
バンドマン、応援団、観客と一丸となっての大合唱で大団円。
爽快に完全燃焼したね。
ヘトヘトにやられまくっちゃったさあ・・・・。
トドメは爆音が炸裂。

ヒコちゃんが締め括りのアナウンス

「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
あの~・・・・吉本興業の方ですかあ・・・((´∀`))
なにはともあれ今後もエロティカヘヴンには存分に暴れてもらいましょうよ」

****心底、お疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい。((´∀`*))
オオトリバンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

ヒコちゃんのライブ企画は無事に終了。((´∀`*))

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
オープニングアクト、先述通り我らがSTAが登場・・・・
このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?
ARE・YOU・READY****



****会場内に流れるBGMはザ・ビートルズで「ア・ディ・イン・ザ・ライフ」だ****

コメント
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VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(シンシア編)

2024-03-24 13:38:28 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に流れるBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
通称BST
ミツ曰く「今ならばワールドワイドにBTSのほうが有名だからスペルミスだと思いっきり指摘されちゃいそうだよねえ」とのこと((´∀`))
まあ何はともあれグッと雰囲気がでてきた。

まずはスターライトのステージ備え付けの楽器、アンプ類の説明をば。
ベースアンプはハートキー440
ギターアンプは3台。
ローランドJC-120
フェンダーツインリヴァーヴ80
マーシャルDSJ100
ドラムセットは白いシェルのパール製

5番手に控えしは我らが盟友のバンドだ
あの彼が、またまたまたまた~やってくれました((´∀`*))!!

ワーカホリックの主催者・彦ちゃんがいるといないとでは、イベントの空気感が全然違う。
そのくらいの名物男だ。
一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?
いやいや、考えるのはもうよそう
(と言いつつも、また近々ポール・マッカートニー&ウィングスのカバーバンド結成の予定だと書いちゃおうっと!
しかも、あの全盛期アナログ3枚組USAライブでの再現を目論んでいるのだとか。
なるほど、やるからにはでっかくいっちゃうんだね)。

とにもかくにも、そんな詮索は野暮ってなあもんだ。
だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね。

 マサと彼とはもう19年ほどの付き合いになるんだねえ。
月日の経つのは早いものだ。

双方ともにS・T・A、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた。
そして夢を語り合って切磋琢磨し合った仲。
酸いも甘いもかみ分けた同志だ。

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに比べて、彦ちゃんは膨大なる多方面のジャンルに着手。

自主企画ライブなども行いつつ、長年交流を重ねているのですよ。

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する。

バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど、刺激を与えあっている。
そこに対する強烈なる愛はバッチリと共通だ
良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか。

 数年前、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」
あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた
(トミーがヴォーカル、GUSくんもギター、アライさんがベース、キムキムがキーボード、ミョウテンくんやモッチンが交互にドラムスを担当)。

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成していることは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた。

で、チャーのコピーバンド、ヒコプロ、BLUE CLOUD、ソフトクリーム、ちむどんどん、に引き続き、今回はこのバンドときたもんだ。

いつでも期待感で一杯だよ。

こいつもこの日の目玉の一つ。

結果かい?
・・・・もちろん想像以上のパフォーマンスを繰り広げてくれた。

いやはやなんとも大した連中だ。
ジャンルの壁なんて軽く超越しちゃう内容
往年のジャパニーズフォークロックの元祖を忠実に繰り広げちゃうというんだから恐れ知らず
脱帽ものさ
思い立ったら一致団結して即行動が彼らの信条


19:45~20:15

堂々トリ前に控えしは・・・・「シンシア」

このバンドも地元・札幌からの参加。

しかも8人編成という大所帯だ。
仕掛けの名物男・彦ちゃんはこの日も例によって3バンドの出演。
もうすでに2番手の「ロリポップ」そして前の「HIKOPRO TEAM A」にて演奏済み。
本当に根っからの音楽、バンド、そしてライブ好き。
真似しようったって到底できないよ。
誰も真似なんかしないけど。((´∀`*))
器用なんだろうね。
好きでなければ、こんな無謀な事は実現不可能さ・・・・。
八面六臂の大活躍

ところで、このバンド名を聞いて思わずニヤリとほくそ笑んだ方も多いことでしょう。

はい、そうです。
日本FOLK界の巨匠、吉田拓郎のカバーバンド。
しかも、いざやるからにはしんみりとしたフォークソング風弾き語りではないもんなあ
ヒコちゃんらしい采配

ちなみに拓郎さんは河合楽器広島店の従業員だったのだ。
つまり私の大先輩だったわけ・・・・・・。
それはともかくも、当時、拓郎が大ファンだったという昭和を代表するアイドル南沙織に捧げた名曲から命名。
もちろん、盟友のムッシュかまやつひろしさんとのコラボ・シングルなのは有名な話。

さてさて、ヒコプロチーム・サウンドの熱気冷めやらぬうちにセッティング開始だ。

賑やかなるメンバー達を紹介をさせていただきます。

ヴォーカル&エレアコギターに高橋・セパ拓郎くん。
ジージャンと眼鏡姿で思いっきりと気を吐いている
(ブルー・バーストのボディカラー・オベーションを使用。
ストラップは黒)
クリームのカバーバンド、ソフトクリームにも所属

ギターはツインで、サングラスとキャップ姿が板についてきたバンマスの彦ちゃん
コーラスも兼任
(愛器ポール・リード・スミスを使用。
最近はもっぱらこれを弾いている。
ボディカラーはお気に入りのブルー。
ローズ指板
アームバー付き)
お守り代わりのペンダントがポイント

もう一人のギタリストはハット姿のハヤシくん。
(愛器フェンダーのストラト・キャスターを使用。
ボディカラーは派手で鮮やかな赤。
メイプル指板)
ちなみにTシャツも赤
胸元にはコカ・コーラのロゴマーク入り

ベースはロリーポップに引き続きのダンディ荒井くん。
眼鏡と黒いキャップがよくお似合い
(フェンダーのジャズベースを使用。
メイプル指板。
ナチュラルのボディカラーが渋い)

キーボードもゴージャスにツイン編成
去年から加入のヒロ山崎ちゃん。
と言っても彼はテイクオフのメンバーだから相当に長い付き合いになる。
最近は軽量でコンパクトなMONT BELLを愛用しているよ。
これをいつもケース無しで持ち歩いている。
せめてソフトケースぐらいは買ってよ。
楽器が可哀そう・・・・・。
「STAを見るために早く来たよ」
と嬉しいお言葉を頂戴した
本当に開場と共に来店したもんなあ

もう一人のキーボードは業師の堀川くんが再度の合流
もうすでにヒコ・ファミリーの頼もしき一員と化しているね
鍵盤の魔術師
2段構えで椅子に座っての渋いプレイを展開
上のヤマハは音源提供のみでの使用
メインは下段のKORG KROSS
本人に聞いたらば「これはアキちゃんと同じですよ
自分のはグレーで彼女のは黒です」
マサはSTAのライブを終えてボーカル用のシュアーワイヤレスを引き上げに向かいコンセントを抜いたらちょうど彼が電源の差込口を探していたようでナイスなタイミングでお互いに笑った!((´∀`))

麗しの華麗なるコーラスガールはシオリ嬢。
黄色いワンピースを着用
セパ拓郎やバンドとのコンビネーションもバッチリ。
しおりちゃんことシーちゃんはロリポップでミキちゃんの役を担っていた
他にも杏里のカバーバンドでボーカルを担当
近年メキメキと頭角を現してきている注目株

眼鏡姿のドラマーはなんと女性で、男顔負けなテクニシャンのマミちゃん。
パワフルでグルーヴィーなリズムで場を盛り上げて牽引していましたよ。
アライさんとのリズムセクションも絶品だ。

という和気あいあいの錚々たる布陣。
本来はここにトランペットとトロンボーンもいた
ヒコちゃんの構想ではホーンセクションを要する体制が理想だったんだよなあ
その件を問うと
「管楽器がいないのさあ…特にトロンボーンが・・・」
その気持ちは痛いほど理解できる・・・・
そこをカバーするべくキーンボード2人を加えて全く違和感もない臨場感を演出していた
さすがだなあ・・・
(実はSTAキーボードのアッキーも以前ここに在籍していた)

残念ながら持ち時間の関係で名曲の「シンシア」はなし・・・・。

まあ、それはそれで次回のお楽しみということで持ち越しだ。

バンドから早速温かいメッセージが届いています。
「結成約8年を迎えました。
拓郎ライブ1973を再現する為に誕生したバンドです。
拓郎を彷彿とさせるボーカルをお楽しみください」

私がこのバンドを見るのは去年の5月14日(日)江別でのライブイベント以来
というわけでして、せっかくだから今までに披露された曲のレポートも交えていこうと思います
どうぞご容赦のほどを

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきてますか。
サウンドチェックも終えて準備万端整いましたよ。

因みにステージ備え付けの時計は6分遅れてるし・・・・(-_-;)

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「ヒコプロチーム・ワールド」のライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
必聴&必見!!
瞬き厳禁

スポットライトを浴びる中で司会進行役も務めている主催者のヒコちゃんが自らステージ上でマイクを手に盛大なるアナウンス
バンド名をを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。

OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

景気よくライブのスタート!!

いきなりのオープニングナンバーは「春だったね」
威勢よく波状攻撃の開始
拓郎最大のセールスを記録した1972年7月21日リリースのアルバム「元気です。」のトップを華々しく飾る曲。
ショーの幕開けからご機嫌
でもある意味では反則技
だってこれを惜しげもなくトップに持ってくるかい
情け容赦なき采配でエネルギーも全開
(凄いなあ・・・)
開演の狼煙をぶち上げるのに、これくらいお似合いな曲はないねえ。
まさにうってつけ。
でもシングル化は、なしなのだ。
信じられない話だけど、これは事実。
70年代フォークソングといえば椅子に一人座ってフォークギターをジャカジャカかき鳴らしながら歌うイメージが強烈に焼き付いているけど、ここでは伝説の「つま恋」を疑似体験させるほどの豪快なるバンドサウンドで迫ってきます。
どのパートも、贅沢この上ないほどのアレンジで迫ってきます。
ボーカルの高橋くんは、まるで拓郎が憑依したかと思えるほどに魂の熱唱。
今の季節にピッタリなセレクションでしょう!
ヒコちゃんはすっかりと2バンドのライブ出演で体はほぐれているらしくギター・ソロもノリノリで軽快に弾きまくり!
これでバッチリと掴みはオーケーだ。
各自、一生けんめいにプレイする姿は見ていて感動的だ。
一瞬で拓郎ワールドに引き込まれてしまったよ。

メドレーで、ハイハットカウントからの2曲目は「マークⅡ」
シンセサイザーの音色に導かれたイントロではヒコちゃん入魂のワウペダルがこれでもかあというほどに唸りをあげる
拓郎記念すべきデビューシングルのB面に収録されていた作品。
1970年6月1日、エレックレコードより発売。
タイトルはトヨタ・コロナ・マークⅡからの命名。
当時のガールフレンドが、他の男性が運転するこの車に乗っていたという失恋から制作されたちょっと切なくなる内容。
だからなのか、歌詞を含め暗~い雰囲気に全体が覆われている曲調が特徴。
マニアの間では有名なエピソードだ。
拓郎が多大なる影響を受けたという、フォークの神様ボブディラン色が随所に見え隠れするのもポイント。
それらの雰囲気をうまく表現しているシンシアの手腕は特筆モノ。
ヒコちゃんのプロデュース力も、素晴らしく光っているね。


深みのあるタカハシくんのハスキーヴォイスは魅力的だ。
「どうもありがとうございます。
シンシアと申します。
このバンドは結成してから今年で8年を迎えました。
その間にも紆余曲折、色々とメンバーが変わったりしましたねえ・・・・。
ヒコちゃん、何か言うことないかい?」
ああ・・・・無茶ぶり・・・でもそれに何らひるまない恐るべき脅威のヒコちゃん。
「そうかあ・・・8年というと、30歳だった人が38歳になったんだねえ。
そんなことはどうでもいい!??・・・((´∀`*))」
「今日は中止になるかと思っていたら急遽場所を変えてのライブイベントが実現。
さすがヒコさん」
「友達少ないと思っていたんだけど、結構いてよかったよ
もうこうなりゃあ老人になって介護されるようになるまで、100回までフレンズライブをやっていきたいなあ
戦争にならなければ、世界があれば、地球が残っている限りはね」
「金曜日にリハを終えて帰宅してか氷下魚を食べていたら歯が欠けてしまい、上手く発音ができないのさあ・・・・」
「今時期に氷下魚を食べる人って珍しいね」
「冷蔵庫を開けたらそれしかなかったんだよ。
え~~、僕はここに何度か出演しているけど、素晴らしいライブハウスですねえ。
次の曲は・・・・・
ダ・カーポの宗谷岬でなかった・・・・?!((´∀`))
竜飛岬??
!!・・・・襟裳岬!!」
2002年リリースのアルバム「オールディズ」に収録。
もちろん1974年1月15日に発売された、森進一29枚目の大ヒットシングル。
レコード大賞も受賞した。
オリコン週間チャートでは最高ランキング6位を記録。
累計では約130万枚のレコードを売り上げた。(ウィキペディアより)
当時、所属していた事務所のスタッフからは反対されたものの、森はそれを押し切って発売した。
結果は大正解だったもんね。
ジャンルの壁を軽く超越しての奇跡的なコラボレーション。
現在ではさほど珍しいことではないけれど、あの時代は保守的で面倒な面倒くさい制約が多かったのさ。
純度100%の拓郎節が炸裂。
これが当たらないわけないでしょうや。
森氏は先見の明があったんだなあ。


「はい、ありがとうございます
宗谷岬・・・ではなかったかい!?
ごめんなさい・・・・ボケをかまして大滑りしました・・・((´∀`*))
これは拓郎の作詞作曲でした」
「どうしてもコブシが入ってしまいますね」
「五木ひろしが歌ってたんじゃあないんだ((´∀`))」
「今度は森進一のカバーでもやるかい」
「作詞は岡本おさみだよ
・・・・(ベースのアライさん)」
「あ!?そうかあ・・・・。
あそこにものすごく詳しいメンバーがいるよ。
それでは、そろそろメンバー紹介と参りましょうか。」
ここでメンバーの一人、一人を懇切丁寧に愛情を込めて紹介する。
お約束のヒコちゃんの場面では「福山雅治です・・・・あれ?シーンとしちゃった・・・(-_-;)」
それさっきも言って失笑をかったでしょうが
これが彼の嫌味なき天然の持ち味
仲の良さがヒシヒシと伝わってきてほんのりムードが漂ってくるね。
「本当はサックスがいるんだけど、今日はギターでその穴をカヴァーしています」


「次の曲は・・・君が好き・・・・
凄いダイレクトなタイトルだねえ。」
「俺、学生時代にそのセリフを実際に言ったよ。」
「で、結果はどうなったの・・・?!」
「うまくいきましたよ!!
2週間で飽きたけどね・・・・」
1973年リリースの「たくろうライブ1973」に収録。
イントロからビッグバンド全開の一撃に面食らった。
もうここまできたら、フォークだのなんだのと能書きを垂れ流すなんて阿保らしくなってきちゃう。
思いっきり身を委ねて酔いしれちゃおう。
独特で魅力的なメロディーの世界観がたまりませんなあ。
この大編成は拓郎自身が長年にわたって夢見ていたそうだ。
分厚いロックンロールの結集。
ハードにせめぎ合うシャウトで煽りまくる。
文句なしに拓郎ワールドの真骨頂。
滑らかにうねるようなギター・ソロもいい仕事をしているよ。
間奏の砲撃バトル
ヒコちゃんは再度フロントセンターまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
紡ぎ出されるチョーキングと早弾きなど、ありとあらゆる持ちうる限りのテクニックを注入。
滑らかなフィンガリングとピッキングで、フレットボード上を駆け巡る。
グイグイと突き上げてくるように畳みかける展開。
徹底的に打ちのめされるのも一興。
歌詞だけを読むと、どこか退廃したような静けさに満ちているんだけどね。
もはや鉄壁のスタンダード。

「だいたい、あの~、3,4か月で新曲を1,2曲増やしていこうかなと思います。
あまり、語るな、と言われているので・・・・人生を語らず・・・・」
1974年リリースの最高傑作の呼び声が高い5枚目アルバム「今はまだ人生を語らず」に収録。
ザ・バンドの「ザ・ウェイト」にインスピレーションを得て生まれた永久不滅のアンセム。
優れた突進力と気まぐれな風向きを持つ楽曲。
正に絶頂期の事。
硬派で社会派のパーソナルな一面も覗かせているね。
変革者、革命家と呼ぶにふさわしいミュージシャン。
象徴的な拓郎スピリッツの神髄をまざまざと見せつけられる。
とんがりまくっていた若き拓郎の男気と才気に痺れるね。
それらをひっくるめて、シンシアはとことんまで惚れ込んで取り組んだであろう痕跡が随所に見え隠れする。
だって拓郎愛がなかったら、これほどの感動は受けないだろう。
そろそろ熱気もムンムンで白熱してきたぞ。
メンバー達も汗びっしょりで熱演を繰り広げている。
全員から滲み出る風格が桁違い。


「ペニーレインでバーボン」
ボブディランと並んで多大なる拓郎が多大なる影響を受けたザ・ビートルズの傑作をタイトルに冠した曲。
1974年12月10日リリースのオリジナル・アルバム「今はまだ人生を語らず」1曲目に収録。
シングルカットはなし。
歌詞の中に差別用語が含まれているため、問題視されていたいわくつきソング。
男のやるせない心情の独白劇。
息継ぎすることすら忘れたかのような、早口でまくし立てるように歌い紡ぐ圧巻の歌唱がかっこいい。
何をやっても奴らは恐ろしき脅威のパフォーマーだ。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
コーラスも織り交ぜてアドレナリンが噴出する。
実際1974年に、拓郎は原宿に「ペニーレイン」というジャズ喫茶をオープン。
ファンの間では「聖地」と言われた。
サッポロにも同名のライブハウスがあるねえ・・・・。
酒好きな拓郎らしく男気溢れるほどに当時凝っていたというバーボンを浴びるほど飲み干すさまが目に浮かぶ酔いどれチューン。
よほどのこだわりを持って「シンシア」はこの作品をセレクトしたんだろうね。


「いい曲だなあ・・・と思いますよ。
60歳以上のミュージシャンも元気だねえ。
先ほどSTAベースの人も(俺のことだ!!!)俺より1つ上なんだけど、元気印ベスト3に入るね。
早いものであっという間にラストソングだ。
僕は1回でいいから苫小牧から仙台行きのフェリーに乗ってみたい。」
「あ!?・・・乗ったことないの!!??・・・舞鶴経由とか・・・・
円もたけなわではありますが次の曲で最後となりました・・・・ボリボリではなくねえ
・・・・・・落陽でございます」
締めくくりにはもってこいの抒情感に満ちた曲。
1973年に発表。
その後も様々なバージョンでアルバムに収録されている。
また1989年にシングルとしてフォーライフレコードからリリースされた(ウィキペディアより)。
拓郎にとってのバーニー・トーピンともいえる存在の作詞家、岡本おさみがなんと北海道を放浪した際に経験した事柄が詳細なまでに歌詞へと反映されている。
そんなことを思いめぐらしながら想像して聞くとグッとくるものがあるよね。
一語一句を表現するタカハシくんの歌声が印象的。
満を持して遂に飛び出したのは火花散るギター2人によるソロバトル
タイプの異なるフレーズによる鬩ぎあいは聞きごたえ満点
息つく島さえをも与えてなんかくれません
超スタンダードだけに数々のシンガーやミュージシャンたちにカバーされています。
カラオケでも世代を超えて人気を博していますよ。
今度は拓郎が他の歌手たちに提供した曲なんかも聞いてみたいものだ。
「ロリポップ」も取り上げていた「優しい悪魔」とかね
もちろん「結婚しようよ」「旅の宿」もリクエスト熱望
これしかないと余力を振り絞っての熱唱。
キーボードが奏でる遠慮なきホンキ―・トンク調の連打には最早目が点状態・・・・。
ダメ押しとばかりに、冴えわたる重戦車のごときドラムの乱れ打ちとベースによるボトムでトドメを刺す。
爆音が炸裂しての大団円!!
無事にフィナーレを飾った
「どうも、シンシアでした!!」
タカハシくんが締めの言葉を発する

ヒコちゃんが締め括りのアナウンス

「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
まだこれからも素晴らしいバンドが登場します
存分に暴れてもらいましょうよ」

****心底、お疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい。((´∀`*))
主催者バンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

ヒコちゃんのライブ企画はまだ続行中。((´∀`*))

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
覚悟のほうはいいかな!?
ARE・YOU・READY****


コメント
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