THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,205 HOT TIME~LIVE LIVE LIVE (BREMEN CLUB BAND編)

2023-10-31 18:45:19 | Live Set List
バンドの入れ替え時間中は、常に例の白スクリーンがおろされてステージが見えなくなります。
でもその間、80年代の洋楽を中心にMVが流れています。
正にMTV世代のドツボ映像が満載。
カイリー・ミノーグ、ベリンダ・カーライル、シンディ・ローパー、スイング・アウト・シスターなどが次々と登場だ!
その時代に青春を送った人たちにとっては感涙ものだね。


6、20:30~21:00
はい、さてさて、皆さん、しっかついてきているかいな!?
いやはや何とも、楽しい時間というのはあっという間に経過するものだ。
気が付いたら既に終盤。
後半戦という美味しい時間帯に控えしバンドは・・・
BREMEN CLUB BAND

さあ!早いものでトリ前に突入だあ!

恵庭からの初出演バンド。

男女混合の4人組みで、60~70年代和洋折衷ロックを繰り広げてくれました。

そうなのですよ!
S・T・Aマサとこのバンドメンバーのフジリンとは以前からの知り合いでして、ほとんどファミリーのようなバンド。

実は、一度だけスタジオリハ中のSTAに、フジリンがセッション参加したこともあります。
それが縁でSTA企画「リブレーション・クリスマス・スペシャル」に出演したこともありました。(2018年12月22日の土曜日。会場はピグスティだった。
セカンドアクト)

更にマサから誘いを受け、遂に久しぶり2度目のタイバンがこの度実現しました!。

フジリンの都合上、今年のライブはこれで最後とのこと。
だからこそ、非常に貴重なるひと時だ。
しっかりと目に焼き付けて、また来年、元気な姿でお互い心機一転対バンを組みましょう!(恵庭でジョイントしたと、リクエストしておきました。
あそこでは、今だにライブを行ったことがないので・・・ぜひとも)

この日もわざわざフジリンのほうからマサへ、声をかけてくれました。
再会を祝しガッチリと握手も交わして、即座にその場で意気投合。

驚愕なのは、リズムセクションが女性だということ。
まあ、ソフト路線ならばそれほど驚かないんだけれど、このバンドは骨っぽいヘヴィーサウンド目白押しだからね。
さすがツワモノ軍団だ。

早速、メンバーの内訳を記載させていただきます。

長身ギターのヒロアキくんは、サンバーストボディカラーのスクワイア・テレキャスターを携えて現れました。
ニューヨークの黒キャップと白いヨットパーカー、ジーンズ姿。
(メイプル指板。
ストラップ。
ボーカルも兼任。水色のシールドがなんまらオシャレだ!((´∀`*)))。
セッティング中に話しかけたら「本業はドラマーなんです」とのこと((´∀`*))
謙虚だけど、つまりはマルチプレイヤーなんだよ。

ショートヘアの白いマスク着用ベーシストは白木さん。
愛器のESP製ジャズベース・シェイプと、バッジを3つ装着したブラック・ストラップというコンビネーション。
ピックアップフェンスを残しているところが相当なこだわりプレイヤーとみた
(3トーンサンバースト・ボディカラー。
ローズ指板。グレーのシャツと黒いロングスカート&スニーカー・スタイルがなまらお似合い)。

タメの効いたパワフルなバックビートが評判の、全身黒づくめなケイさんがドラマー。
茶髪ロングヘアを振り乱してのドラミングが、理屈抜きにカッコいい!!
全く遜色のないプレイを披露していました。
貴重なる存在だね。

そしてリード・ボーカルにはリーダーの御大フジリン(眼鏡と黒いハット、shirt、パンツ姿。
グレーのベストは胸元をはだけたまま)を配すという布陣。

オープニング曲は王道路線で・・・・グランド・ファンクの「アメリカン・バンド」!
(偉大なるGFR1973年7月2日リリースのシングル。
バンド初のナンバー1に輝いた魅力満載な永遠の傑作。
トッド・ラングレンがプロデュースした、7作目の同名アルバム1曲目に収録。
まさかのイントロドラムから波状攻撃スタート。
カウベルを豪快に交えた個性溢れる素早いスティックワーク。
懐かしいなあ。
ドンブリューワーを忠実に再現した様にはお口あんぐり状態。
(本人曰く今回は成功したとのこと!((´∀`*))
あれは熟練者でも難しいらしい。
脳天ヒューズもスパーク状態。
あのあまりにも有名すぎるギター・リフを颯爽と奏でてのスタート。
掴みはバッチリとOK。
もうねえ、これ一発でぶっ飛んでしまったわいな。
個人的にも思い入れが強いんだもん。
我が青春ソングが豪快に轟き渡る。
そこへ満を持してフジリンが、ドスのきいたボーカルをソウルフルに熱唱。
言葉を失うほどの勢いは、圧巻の一言。
情け容赦なきハードな攻防の連続。
4人編成だとは到底思えないほどの迫力。
これに本家同様にキーボードが加わったら鬼に金棒だ。
アドレナリンの噴出が止まらない。
蛇足ながら・・・B'Zの初期ヒット曲「ブロ―イン」をラジオで聞いた時の衝撃も鮮烈でした・・・・(-_-;)


ケイさんのスティックによるカウントから、爆音響かせてのハイエナジー。
間髪入れずにメドレーで「ワイルドでいこう(邦題)」(ステッペンウルフの代表曲。1968年リリース。アルバム「ステッペンウルフ」に収録)
このリフと雄叫びでおわかりでしょう。
「ボーン・トウ・ビー・ワイルド~~!♬」
ニュー・ロックの夜明けに、これだけ貫禄に満ち溢れたアンセムが存在していたなんて・・・・。
思わず映画「イージーライダー」のように、バイクでハイウエイを風切りながらも爆走したくなっちゃうね。
ロックバンドで活動経験のある人ならば、大体コピーのお世話になるであろう曲。
今、改めて聴いてみてもメチャクチャに鳥肌が立つよね。
歌詞の初めて「ヘヴィーメタル」と歌われたことでも有名だ。
全体的にタイトで抑え気味なサウンド・メイクが、壮大なる音絵巻を構築。
ドラマティックで一気に観客をブレーメン・ワールドへと引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。
B・C・Bの有り余る才能を、フルに導入した展開は絶品。
巧みなるギターの特性を生かしつつも、エフェクター操作が秀逸。
フラット・ピッキングによる重厚なるベースも安定感抜群。
これは特筆すべき点。
ボーカリストのフジリンが、それらを最大限にフューチャーしつつも自己主張は忘れずにグイグイと盛り立てる。
コール&レスポンスでの合唱に酔いしれる。
一心不乱にプレイヤーたちと向き合って踊り狂う、フジリンのスタイルにも皆が釘付け。
オーディエンスもステージ最前列で共にダンシング。
世代的にも、このバンドをひじょうに待ち望んでいた人々なのでした。


「ありがとうございます。
我々はホットタイム初出演です。
御覧の通り、4人編成ですが、本来は6人組。
残念ながら、諸事情で2名が出られなくなっちゃいました。
普段はお祭り会場なんかでも演奏しています。
そういうわけでして、今日は洋楽をメインにお送りしていきたいと思います。
最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
(フジリンの一言一言に頷いてくれている人もいた。
わかってくれているんだね)
次はCCRを2曲・・・・・まずは
プラウドメアリー!!」
正式な名称はクリーデンス・クリアウオーター・リバイバル。
彼らの代表作であり、スタンダードナンバー。
数多くのカバーもある。
中でもアイク&ティナ・ターナーのversionが秀逸で大ヒットした。
1969年1月リリース。
2枚目のスタジオalbum「バイヨー・カントリー」3曲目に収録。
全米チャートでは最高2位を記録。
ロックンロール、ブルース、ゴスペルなどのジャンルがほどよく複合している様はフジリンの真骨頂。
南部風の歌詞もジョン・フォガティならではの味わい深いものがあっていやが上にも琴線を振るわされる。

もう一発、メドレー発ぶちかます。
CCRで「雨を見たかい」
心憎いクールな采配。
泣かせるねえ。
うるさ型なその筋ものにとっては、切ないくらい痒いところに手の届くセットリスト。
相当に練り込んで練習を重ねてきたんだろうね。
(フジリンは自宅にゴージャスなスタジオを所持しています。)
一気にフラワームーヴメントの時代へとタイムスリップ。
温故知新を地で行くとはこのこと。
本物は何十年経過しようとも、微塵も色褪せないことを証明した。
老若男女国籍も軽く超越して感動を平等に分け与えてくれるんだから。
しかし、このバンドはコーラスも上手い。
地味だけど、そこは肝だからね。
縁の下の力持ちとも言えるバッキングが、虎視眈々と的確に支え続ける。
だからフジリンも安心して、ボーカルへと専念できるというわけだ。
エモーショナルに余裕で喉を震わせる。

再び、フジリンによるMC
「ありがとうございます。
YEAH!!
次はエリック・クラプトンが在籍していた伝説のバンド、クリームから・・・・サンシャイン・オブ・ユア・ラブ!!」
両手を高々とあげ、全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示しながら拳で合流。
B・C・Bは基本的にアメリカン・ロックを中心にお送りしていますが、これは初のブリティッシュな極めつけ。
(案の定、色めきだってきたオーディエンス)
焦らしに焦らしまくったかのような、神のリフを空間突き破るがごとく、伝家の宝刀ともいえるファズ・エフェクターで勝負。
しかし、その直後にリズム隊がメガトン級ユニゾンの塊となって猛追撃。
結局は、最高のハードロックに豹変。
照明もそれに応じるかのごとく、灼熱の点滅を繰り返す。
ヘヴィーメタルの元祖。
デビュー前のシカゴや初期の頃のBS&Tもレパートリーで取り上げていた金字塔。
ご機嫌なサイケデリックの一撃・・・・・・といえば皆、知っているよね・・・・!!
とびっきりの秘密兵器は、こういう時のために控えていた。
正真正銘のテンションマックス。
まあ、なるようになるって。
図太さにかけては一流。
やったもの勝ちさ。
タイバン達も最早いても立ってもいられない、といった様子での参戦だ。
好き者にとっては、血液逆流しそうな炎のナンバー。
文句のつけようもないくらいに、ヒップなアタック感で熱狂。
ギタリストのヒロアキ君は大袈裟な話ではなく、オリジナルを凌駕する雰囲気だもん。
クラプトンはもとよりジミヘン、レイヴォーンなどなどを融合して散りばめたアドリブをほどよき刺激発散とともにバシバシと連発。
ウーマントーン、プリングオフなどなど、荒々しく持ちうる限りの天才的テクニックを、トリッキーに交えて惜しげもなく注ぎ込みます。
実は、コアなジャンル好きのタイバンの一部メンバーらから、歓迎のエールが密かに飛んできていました。
あんたも好きね!と思わず言っちゃいそうなくらいに。
ケイさんはずっと、ジンジャー・ベイカー直伝の革新的アフリカン・ドラム・バージョンで鮮烈に対抗。
この日は特別で4年前の年末に亡くなったジンジャーへ敬意を表しているのかな。
いずれにしてもお手のモノ。
白木さんは、黙々と憧れのジャック・ブルース役になりきっています。
まあ、この辺に至っては、ほぼリラックスしながら望めるというもの。
スタミナ温存ソングという色合いなのだ。
続々と観客達もより間近で目撃しようと、食い入るように詰め寄ってきます。
突き刺すような視線が痛いほどに伝わってくる。
異常なほどの溶け込み具合で昇華。
フジリンのリードボーカルにヒロアキくんがコーラスで対応。
フジリンは最前列の観客を指差し、挑みかかる。
2番はヒロアキくんがお返しとばかりにリードボーカルをチェンジする。
で、フジリンはというと、マラカスを振っての応戦。
このフォーメーションは、震えがくるほどに緊迫する。

サービスとばかりにクリームの攻勢。
「アドリブの掛け合い合戦をよく聞いてください・・・・クロスロード」
1968年発表クリーム3作目の2枚組アルバム「クリームの素晴らしき世界」にライブテイクで収録(CD2の1曲目)。
3月10日サンフランシスコのウインターランドで行われた1STショーからのピックアップ。
ミシシッピー・デルタ・ブルースの故ロバート・ジョンソンの代表作品(1936年に演奏)。
十字路で悪魔に魂を売ったことで、一夜にしてギターの腕が上がったという恐ろしくも魅力的な伝説にもとずくもの。
映画化もされたよね~!
十字路でヒッチハイクしている様子なんかも、リアルに歌われています。
でも、やはりクリームのアレンジ・バージョンが、世界的にみても超がつくほどに有名。
元々はカントリー調だったところを、クラプトンが血湧き肉躍るアレンジの妙でパワーアップ。
そのヒロアキくんによる、ギター・デッドヒートが延々と繰り広げられた。
リード・ギターによる、楽器同士、極上の絡み具合に唖然とさせられる。
情け容赦なき追随が絶妙の極みに達する。
誰もがコピーしまくったことでしょう。
かのチャーも中学生の3年間を、この曲のコピーに費やしたという話はよく語られています。
野村のヨッチャンが大好物なのも納得。
印象的なリフ一発で瞬時にやられちゃいますね。
対バンギター達も、ロビーにてここの部分は熱く解説していたっけね!((´∀`*))

余談ではありますが、今年1月ナカヤマオーナーが東雁来にオープンしたライブハウス「ルア・レルバ」の新年会セッションで、マサはタカハシ君&ヒコちゃんとでこの曲と「サンシャイン・ラブ」をプレイしました。
ベースは秦野くんから鮮やかなパールホワイトのヤマハ5弦を借りたのだ!

で、この曲は、ギターの5弦開放弦A(ラ)音を使ってローポジションで弾くのですが、チャーは最初6弦5フレットのA音で弾いていたと以前テレビで話していました。
もちろん5弦をルートにするか?6弦をルートにするか?では、同じ音でも聞こえてくるトーンが全く違って聞こえてきます。
うなずけるでしょう。
ある日、チャーさんは知り合いに正解を教えてもらったおかげで、初めて知ったそうです。
あの時代の人たちはそうやって、コツコツと努力しながら学んでいったのですよね。
そのおかげで、昔のミュージシャンたちが耳を鍛えられたのは間違いない。
今の世代は恵まれすぎだよ。
何から何まで楽をし過ぎだ。

話を戻して・・・・・クラプトンだけにとどまらず、そのバックで負けじとソロまがいに弾きまくるジャック・ブルースも凄まじすぎる。
このクリームの3人がごく数年間だったけれども、一堂に会していたなんて、これを奇跡と呼ばずして何を奇跡と呼ぶべきか。

ギターマガジンの解説によると・・・・最適なる必須ポイントは、
Aのマイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックのスケール。
そのどちらも使った定番ミックス・ペンタトニック(B・Bキングをはじめロックやブルース系では不可欠)。
効果的な復音フレーズの挿入。
豪快なる複音ベンド・リック。
素晴らしきラン奏法で盛り上げる演出・・・・とのこと。

堅苦しい話で恐縮ですが、上記を参考にしたらジャズやファンクなどでも面白い効果を発揮しそうだ。
ついつい、興奮のあまりギター教室の様相を呈してしまったさあ・・・・・(ある方のブログから引用させていただきました)。
ヒロアキくんは情熱的なボーカルでも冴えわたる姿を披露。

懇切丁寧なるメンバー紹介。
仲の良さがこちらサイドにまで伝わってくるシーンだ。
「サンキュー!どうもありがとうございます。
まあ、今日は一泊してガッツリ飲んで帰ります。
この曲で占めます・・・・スモーク・オン・ザ・ウォーター!」
さりげない、チューニングタイムを経て・・・・出た!!
(ディープ・パープル、1972年発表のアルバム「マシンヘッド」に収録。
アメリカでは翌年の5月ビルボード・ホット100において4位を達成。
この曲に関するエピソードはすでに語りつくされた感あり)
フジリンは「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を要求。
ケイさんも、両手を高々と掲げてそれに呼応する。
ハードロックを聞かない人でも、この曲は耳に馴染みがあることでしょう。
熱狂は頂点に達した感あり。
これぞ、究極なるライブバンドのしたたかさ。
イントロのギターからドラム、更にベースへと折り重なるような進軍には何度聞いても戦慄が走る。
ドラミングのオカズは、第3期以降でのフレーズで刺激的。
チャッカリとフジリンはオリジナルのギランではなく、グレン・ヒューズの節回しを導入しているね。
ちなみにパープルというバンドはカリスマのリッチー、キーボードの革命児ジョン、鋼の強靱なるボーカル、そして手数王ことぺイスにスポットライトが当たりがちだけど、ベースも中々に奥が深い。
よくよく突き詰めて聞いてみてくださいよ。
いぶし銀のようなフィンガリングが控えめながらも、そこかしこに這いずり回っているから。
悲しいかな、それはベースというパート上、宿命なのかもしれないけど(クィーン、ツエッペリン、ザ・フーしかりだ)。
その最たる作品がこの曲。
まるで地響きのようなベース・ラインが、これでもかあというほど、ふんだんに導入されているんだから。
イエスのクリス・スクワイアとは別角度での解釈で、リッケンバッカーのトーンを生かしきった名演が山積みだ。(室蘭のブルースベースマン、ヒラノくんも興味津々だった)
それに反射的に対応したプレイヤーたちが、左腕を誇らしげに突き上げてソロを奏でる。
締め括りは、怒涛のギターによる熾烈を極めるソロ・リレー。
ヒロアキくん渾身のチョーキング。
女性陣は咄嗟に、しつこいくらいの壮大なる音数で火花散る鬩ぎ合い。
煽りの程度加減が熱烈。
そこからジャンプしながらも、トーンダウンして一瞬の静寂を迎える。 
エンディングではタメにタメを効かせて、突然のフィニッシュ・クラッシュ。
アートの域に達した感あり。

「ナイス・パーフォーマンス!」で大団円。
万雷の拍手が鳴りやみません・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。
完全燃焼で、いい汗かいたね。
 なんとかかんとか無事に終えることができました
十分に満足してもらえたかな!!??
 ・・・・・YES I CAN!!
またすぐにでも見たくなるバンドでした。
膨大にレパートリーはあるようだからねえ。((´∀`*))
次回はフルメンバーを率いてヨロシク。

****でもこの後には例のSTAが控えている
・・・・ああ、なんて刺激的なるワンダフル・トウナイトだろうか!!((´∀`*))****







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VOL,205 HOT TIME~LIVE LIVE LIVE (EASY QUITTER編)

2023-10-31 18:45:19 | Live Set List
バンドの入れ替え時間中は、常に例の白スクリーンがおろされてステージが見えなくなります。
でもその間、80年代の洋楽が中心にMVが流されています。
正にMTV世代のドツボ映像が満載。
カイリー・ミノーグ、ベリンダ・カーライル、シンディ・ローパー、スイング・アウト・シスターなどが次々と登場だ!
その時代に青春を送った人たちにとっては感涙ものだね。

5、19:45~20:15
はい、さてさて、皆さん、ついてきているかいな!?
いやはや何とも、楽しい時間というのはあっという間に経過するものだ。
気が付いたらあっという間に終盤。
後半戦という美味しい時間帯に控えしバンドは・・・・
「EASY QUITTER」

こちらも地元・札幌からの登場!
この日、トップに登場してくれた「イトシノトシオ」君同様、このバンドも全曲オリジナルで網羅。
トシオくんとはまた一味も二味も違うご機嫌なサウンドを披露してくれたよ。しかも、男女混合の4人編成というロックバンドとしては基本的な人数。
でもねえ、それ以上のgorgeous感が満点。
ちなみに、一番スタミナ消費量が激しいパートのドラムが女性なのですよ!
驚愕だ!!

そのメンバー達を、ここに紹介したいと思います。
先述の紅一点ドラマーは・・・ミュウミュウ(グリーンのキャップと黄色いTshirtがチャーミング)。
ベース&リードボーカル・・・クマくん(フェンダーのジャズベースを使用。ボディカラーはブルーメタリック。メイプル指板。ストラップのフェンダー製で黒の布仕様)
ギター・・・眼鏡が良く似合うキッシーは黒いEQ文字入りのTshirtを着用(ギブソンのSGを使用。ホワイト・ボディカラー)
キーボードは・・・眼鏡姿のイトウくん(ローランドの07を椅子に腰かけてplay)
という個性派の布陣だ!!

実はねえ、この日のライブはホットタイムの恒例企画。
いざ蓋を開けてみたらば、この「イージー・クイッター」しか参加決定していなかった。
そこでチエさんからの依頼でマサが仲間たちに声掛けして7バンドが出揃った次第。
どのバンド連中も鎬を削る勢いで大熱演を繰り広げていたけど、このイージー・クイッターもそれらにちっとも負けないくらいに名曲揃いだったよ。

その証拠に、そのパフォーマンスを見ていたSTAのアッキーが12月に企画立案している「第3回マ・シェリ・ライブ」に出演交渉してめでたくオーケーだった。
縁というものは奇なり。
これでまたグッと横のつながりが増えたね。

それでは前置きが大変に長くなってしまいましたので、そろそろレポートに突入してみましょうか。

サウンドチェックとウォーミングアップも無事に終えて準備完了。
華やかなるイージー・クイッター・ワールドの開演さ。
懇切丁寧なるご挨拶を告げる
「よろしくお願いいたします!!」
オープニングナンバーは「クライム」
これは、「昇る」という意味。
マサは「犯罪」だと思った・・・(-_-;)
波状攻撃開始。
イントロの第一音の序盤から、情け容赦なき攻防。
もうねえ、これ一発で掴みはバッチりさ。
余裕と貫禄漲るテクニック。
曲の構成が緻密で面白い。
メンバー全員のアンサンブルも絶妙で、どこを見たり聞いたりしたらよいのか迷うほど。
そんなことはお構いなしにグイグイと魅力的なフレーズをこうれでもかあ、というほどに紡ぎ出してくる。
クールな佇まいを気取っているクマくんだけど、内の燃える情熱と本気度は半ぱないのは火を見るよりも明らか。

畳みかけるように、メドレーで2曲目。
「イッツ・ファンキー・ミュージック」
タイトルが示すとおり、ノリノリなファンキーミュージック。
彼らの許容範囲の広さを証明するかのような曲でインパクトが絶大。
タイトでポップな味わい深いご機嫌チューン。
特筆すべき点はこのバンドのファンの多さ。
一番の集客を堂々と誇っていたよ。
これもひとえにクマくんの人徳に尽きる。
殺到した観客の人数だけでも驚愕なのに、皆がお揃いデザインのネオンステイックを持参。
それを曲のリズムに合わせて皆で頭上高く左右に振って絶えず声援を送っているではないか。
何と言う華やかなチームワーク。
STAにもこんな熱烈な応援団が欲しい・・・と羨ましくなったよん。((´∀`*))
ミキサー担当のクンペイちゃんも「満員御礼です。大入り!!」と宣言していたくらい。
イスやテーブルが一瞬で足りなくなったもんなあ。
たて続けに印象に残る傑作を届けてくれた。
他のバンドとは一線を画す。
一聴しただけだと、プロの隠れた名曲をカバーしているのかと錯覚しちゃうほどの高いクオリティを誇っている。
当然のごとく、大歓声が沸いた。

クマくんがMCも兼任。
「次の曲は免許がいりませんので、恥ずかしがらないで一緒に盛り上がりましょう・・・・・ダンシング・ドライヴァー!」
相変わらず、好感の持てるステージング。
ドラマーのミュウミュウのスティックワークの目が釘付け。
ニコニコしながらヘヴィーなドラミングを休むこともなく正確に叩き出す。
そのあまりにもキュートなプレイスタイルに虜になった輩も続出だろう。
だって、常に男顔負けなグルーブを醸し出しているんですよ。
天晴だ。
ウカウカしてなどいられないぞ、世のヤワな野郎どもよ。
そいつらが束になって挑みかかっても、即座に消し飛んじゃうほどの勢い。っかっこばかりつけて、くだらない能書きばかり垂れている暇があったらミュウミュウをお手本にして精進しなさい。
そうすれば少しは彼女に近づくことができるはずさ。
そのくらい、手数の多さとパワーに圧倒された。
クマくんとのコンビネーションもピカイチ。
阿吽の呼吸で進行。
メンバー間の仲の良さがホノボノとこちらサイドにまで伝わってくる。

4曲目はちょっと異質な「アンダー・ワールド」を披露。
ピアノのトリッキーなイントロ・リフが繰り出す世界観に引き込まれる。
それに追随して、渋すぎなベースラインが響き渡るのだ。
更には唸るようにギターが轟かせるピッキングが効果絶大。
一体全体、彼らにはどれだけの隠し玉が存在するのだ。
今度機会があれば伺ってみたいものだ。
でも、おぼろげながらのイージー・クィッターの基本コンセプトは見え隠れしていたよ。
今後期待のバンドをまた一つ知っただけでも、今回は収穫が大きい、と胸を張っちゃう。
よくよく見たらば「イージー・クイッター」のロゴ入り黒Tshirtを着込んだファンがあちこちに散見。
後方から見ていたら、そりゃあ絵になる図式。

再びクマくんのMCがはじまった。
「ありがとうございます。
俺はもういっぱい、いっぱいです・・・・(-_-;)
手が動かなくなってきた・・・・。
今年からはこのようなイベントにも、積極的に出演をしていきたいと思います。
YOU TUBEも開設していまして、このバンド名をQRコードで検索していただいたら繋がりますよ。
それと、この近くのライブハウス、ゼノンで貸し切りライブなどもやっちゃいます!
今日見た方でライブ心が動いたらぜひ、来てください。
19:00open、19:30start。
入場料金は1500円でドリンク代は別です。
どうぞよろしくお願いします。
残り時間も少なくなってきたので、ちゃっちゃといきます・・・・・犬の歌!」
興味津々なタイトル。
「君と僕の物語~♪」
とボーカルのみが導入部分。
この君とは犬のことかな?
そこからピアノに連結するというセンスの良いアレンジが快感。
ナチュラルトーンで彩られたコードの流れも痺れるなあ。
絶えず後方に鎮座して叩きまくるミュウミュウの自己主張には目を見張るものがある。
モッチンも虎視眈々と注目しながら感心していた。
彼から太鼓判を押してもらったら、拍が付いたようなもの。
このバンドは「俺が俺が」と、どこぞのバンドのようにエゴをむき出しにするシーンが全くない。
熱きチームワークの賜物。
良く分かってらっしゃるようだ。
創造を生む最高の共同体を地で行くんだね。

間髪入れずに切れ味鋭いハイハットカウントの刻み。
意味ありげな「鳥籠」に連結する。
ギターによる分厚い音像が絶え間なく襲いかかってくる。
エネルギーは衰えるどころか、益々アドレナリンが噴出して止まらないようだ。
頼もしい存在感を目いっぱいに発揮。
とっても気になっていたミュウミュウのシャツ。
胸元のデッカイ「EQ」アルファベットは、自ら器用に縫ったのだそうです。
このあたりの行動はさすが女性ならではのエピソード。
バンド愛が滲み出ているエピソードだね。
彼女も、誇らしげにそれを誇示していたよ。
でも、帽子の文字は既製品です、とのオチが愉快痛快。
決して嫌味にならない程度の匙加減トークを挟み込んでのステージングがギャップありきで上手い。
とことんにまで、勉強になるなあ。

バンド名の由来を説明した後、遂にラストコールを告げた!
怒涛の「三日坊主」
そうなのです。
バンド名は三日坊主のことだそうです。
初めて知ったよ!!
曲作りはどのように行っているんだろうか・・・?
起承転結、陰と陽の駆け引き、抑揚のつけ方が計算されていて見事ハートに突き刺さる。
ユニークこの上ないね。
もうこれで終わりなので、余力を振り絞っての全力投球だ。
レッドゾーン振り切れて、脳天のヒューズはスパーク。
ぶっちぎりのラストランでデッドヒート。
手拍子を要求。
コール&レスポンスに酔いしれる。
理想とも言える一体感を演出。
汗飛び散らせての大団円。
「どうもありがとうございました!!」

誰もが満足げな表情を浮かび上がらせている。
またすぐにでも見たくなるようなバンド。
12月での対バンがもう今から待ち遠しいよ。

本当にお疲れ様でした。
このバンドは、アルバムとかを制作していないのかな・・・・?!

****さあ、泣いても笑っても、あと残すところ2バンドのみだよ。
覚悟はいいかな!
OH,YEAH!
WOW,ALLLIGHT****































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VOL,205 HOT TIME~LIVE LIVE LIVE (BLACK★LIST編)

2023-10-30 16:14:07 | Live Set List
バンドの入れ替え時間中は常に例の白スクリーンがおろされてステージが見えなくなります。
でもその間、80年代の洋楽が中心にMVが流されています。
正にMTV世代のドツボ映像が満載。
カイリー・ミノーグ、ベリンダ・カーライル、シンディ・ローパー、スイング・アウト・シスターなどが次々と登場だ!
その時代に青春を送った人たちにとっては感涙ものだね。

4、19:00~19:30
ど真ん中という美味しい時間帯に控えしバンドは・・・・
「BLACK★LIST」

こちらも地元・札幌からの登場!

といってもSTA界隈ではすでにおなじみの連中だ。
以前、STA企画の「リブレーション」に何度も出演してくれているもんね。
(コロナの影響で近年は中止になっちゃったけど・・・・)
それでも、去年5月15日(日)のスターライト以来だね。

早速会場でヴォーカリストの伊達男マオ君があいさつに駆けつけてくれたよ。

相変わらずのナイスガイだ。

冷え込みが厳しい中での薄着・・・・本人はいつでも熱き情熱が煮えたぎっているから大丈夫なのだ!!

正直な話、ここは深夜向けなバンドだけに、問答無用のバービー節を披露。

全くもって4番手のポジションなんてもったいないなあ。

それはともかくも、いよいよサヤ譲はソプラノサックスが欲しい・・・・という願望がむくむくと湧き上がってきたようですが、それが去年遂に今回実現したのでした。
これは大事件だ!!
(実がこれの奏法はミキティ、ジュン、八巻君、クニらSTAに在籍していた管楽器プレイヤーたちから教わったそうだ。
特にミキティからはB型のヒーロー、長嶋方式で指導を受けたらしい。
これには悪いけれど爆笑しちゃった。
マオちゃん、たいしたものだ。
好きこそものの上手なれを地でいく勢い)


そして、マオくんはアニソンバンドの「バロック・ワークス」、パープルブリンガーのシンちゃん&オカちゃん、村上トリオのミサトちゃんらと「僕のグラフィティ」でもバリバリに活動中なのだ。
ワーカホリックだね。
心底、バンド、音楽が大好きな証拠さ。
今後の動向も楽しみだよ。


マサにとっては可愛い弟分が在籍している男女混合の6人組「ブラック・リスト」。
このバンド名を聞いてピンときた方は、相当のJ-POP通ですな。

そうなのですよ。
伝説のバンド「バービーボーイズ」のアルバムタイトルから命名したトリビュート・バンドなのだ。

前々から噂には聞いていたのだけれども、もうすでにライブを観るのは今回が5度目。

というか、まだ結成してそれほど経っていないのでしょう。

それで、このクオリティーを確立しているなんて驚愕だ。
(この日のトップバッター、イトシノトシオくんはバービーのアルバム、ブラックリストを当時購入して聞きまくっていたそう。
だから狂喜乱舞してガン見でエンジョイしていたよ。
微笑ましい光景さ!((´∀`*))

特筆すべき点・・・・私が今まで彼らのライブを見続けてきた中で、お世辞抜きにもこの日がダントツに良かった。
一番の完成度を誇っていた。
急激に成長した兆しを目撃した。
継続は力なり。
地道に頑張ってきた甲斐があったね。
マオくんいわく、メンバーを大幅に入れ替えたからね、と不敵な笑みを浮かべていたのが印象深かったねえ!)

 
それではメンバーの構成をば・・・・・皆、頼りがいのある顔見知りばかりだ。

イマミチトモタカ役を一身に担ったスペシャル・ギタリストのマンボ!(コーラスも兼任)。
そうです!
生粋のスーパーミュージシャンとは彼のことだ((´∀`*))
だからこそ、ステージ映えすることは約束されたようなもの。
使用するギターは、往年のヒット機種で黒ボディカラーの「フェンダー・ストラトキャスター」。
な、な、なんとラージヘッドをリバースにしているこだわり具合が、すでに只者ではない。
メイプル指板という仕様。
黒のサングラスとフェンダー布製ストラップもポイント高し。

前回までのライブを見てきた人達から「なんかしばらく見ないうちに、バンドのイメージがずいぶんと変わったね(笑)」とのコメントをいただきました。
なんもさあ、それを言ったらSTAなんてどうなるのさあ・・・((´∀`*))
毎月、入れ替わりが確実にあるバンドなんだから。
STA同様にブラックリストも現実的に大きな飛躍を遂げた。

人気者で超売れっ子のマオくんは、このバンドを猛アピールしているだけに、今後のステップアップに益々期待したいものだ。

驚いたことにチャーミングな女性キーボーディストのメグさんが、前回に引き続きのプレイ(ローランドを使用)。
マサはステージサイドで彼女から丁重なるご挨拶をされて照れちゃった・・・・(-_-;)。
眼鏡がとってもお似合い。

更にエンリケ役でベースを担当しているのは、ご存知アンクル・キャッツの元気印ムッちゃんではないかあ!(加入には2つ返事でオーケーだったそうだよ。
中々にアクティブで粋な男だね!)
今回STAでフクさんが参加しているので「ごめんね・・・リーダーをお借りして」とマサが伝えたらバカ受けしていたさ。
多方面にて引っ張りだこの彼。
嬉しいことに、最近益々髪を伸ばし始めたムッちゃんなのでした
(愛器ミュージックマンのスティングレイでプレイ。
ナチュラルボディにローズ指板。
コーラスも兼任。
彼がオーナーを務める、ミューズカフェも御ひいきにしてね。
ライブ終了後は、そのミューズ・カフェTshirtに、チャッカリと着替えていたよん。)

ドラマーの小沼氏役には眼鏡姿のユウジ君。

コンタ役はマオ君。
(ソプラノサックスも、当然のごとく堂々と吹きまくり!)
ツンツンの茶髪スタイルまでパーフェクト!
バッチリ黒いサングラスに真っ黒な革ジャン姿といういつものいでたち。
シャツも靴もパンツにいたるまで潔いくらいの黒ずくめ。
すこぶる似合ってるよ。

最後に妖艶なる杏子嬢のポジションに陣取るのはファッションリーダー歌姫SA-YA嬢。
眼にもまばゆき黒ドレス、赤い手袋とネックレス、赤ベルトとブーツを基調とした煌びやかなる着こなし。
セクシーな露出度全開で、ファン・サーヴィスもしっかり怠らないところはさすがだ!

全員の衣装が、黒を基本コンセプトにしているところもかっこいいよ。
SA-YA以外のメンバー達は「ブラック・リスト」のオリジナル黒ユニフォームを着こんでいる。
このコスチュームはベーシストのムッチャンがデザイン制作した力作!!
背中には本家のサイン入りという中々に手の込んだ一品。
彼の本業でもあるのだ。
色々と手に職を持っている人って強みだよね(アンクル・キャッツは同様にお揃いの黄色いロゴTシャツ姿なのもお馴染み)。

力の入れ具合が超絶にナイス。

以前に見たライブから数曲を入れ替えてきた(直前にもマオくんから数曲の変更申請あり・・・・妥協なき拘り具合が半端ない)。

一体全体、どれだけの持ち曲があるんだあ!?
引き出しが多い証拠だね。
アイデアも豊富で、底なしの様相を呈している。

練りに練って頑固一徹真剣に貫き通す心意気。
決して、そんじょそこいらにゴロゴロとのさばっている、ユルユルなバンド感覚には陥らない。

真面目に徹して考察したアイディアが随所に垣間見れるよ。

バービーに対する愛情たっぷりの思い入れが、ふつふつと滲み出ている。

ちなみに、マサからのライブ出演の誘いに快諾してくれたマオくん。
しかも、それだけにとどまらず、先ほど出演した「SWEAT EMTION」も紹介してくれて助かったよ。
サンキュー!!

それでは熱くスタート!!

緊張感漂う中、いきなり闇を切り裂くようにハイトーンヴォイスが轟き渡る。

「女狐ON THE RUN」(2007年リリースのアルバム蜂~コンプリートシングルより)

ブラック・リストのゴージャスなるショーは開巻早々にヒートアップするのです。

景気づけとばかりに盛大なるロックンロール・ダンシング。

「イエーッ!」
イントロが流れたとたんにファン達がドッと最前列に詰め掛けた。
あらら!!??・・・ノリノリな対バン達の姿も見えるよ。
彼ら曰く心底敬愛するバンドなんだそうだ。
終了後には熱烈的なるバービー・トークをマサも浴びせられたよ。
トシオさんももちろんで、会場の中央で釘付け。
今のミュージシャンとしてのトシオさんがあるのも、ある面ではバービーボーイズのおかげなんだそう。
というわけでして、バービーフリークは膨大なのだ。

このバンドの楽曲コンセプトは、男女の危うい駆け引き模様を極限にまでクールかつスタイリッシュに表現すること。
その取り組み手法は見事に成功しているでしょう。

バービーボーイズのカバーバンドはそうそういないから、貴重な存在。
実際に対バンのレディシンガーも、絶えず真剣な視線を注いで熱中していたよ。
今後もガッツリと頑張って欲しいね。
そしてマオ君が天井高くにまで掲げながら吹き込んだ秘密兵器「ソプラノサックス」。
堂に入っていたよ。
満を持して隠し玉登場の瞬間さ。
正面に陣取ったオーディエンス達もそのプレイスタイルに思いっきり指差しアクションを決める。
(曲によってはシンセサイザーのサックス音で代用しているのだ!
便利な世の中だね。
一聴しただけだと素人には判別が不可能だもん)

交互に歌い次がれる男女のボーカルが効果覿面だ。
華麗に舞うサーヤ嬢と、ソプラノサックスが咽び泣くマオ君のコントラスが絵になる。

「WOWOWOW~!!」
何度もリズムにのってタイミングよく腕を振り上げるご両人。

紡ぎ出されるラブストーリーの心理描写が、細部にわたって計算されつくしている。

歌詞やバッキング・プレイの随所にまでね。

観客と共に指による「キツネ」を掲げるのは恒例のパターン。

早速、電飾付きのネオン・タンバリンを豪快に高々と掲げて打ち鳴らしている観客も出現。

このタイトルはグラムロックバンド「スィート」のヒット曲「フォックス・オン・ザ・ラン」に対するオマージュなのは、火を見るよりも明らかだ。

どことなく切なくデンジャラスなムードが蔓延していてすこぶるご機嫌だ。
激しいアクションを繰り広げるムッチャンは、安定感抜群なベースでグルーヴィーに響き渡るラインを描く。
これで掴みは一気にオーケー。
会場の空気を一瞬で鷲掴みだ。

もうこうなったら、下手な屁理屈なんか無視して、皆でブラック★リスト・ワールドに思いっきり浸りきりましょう。

 早くも大入り、満員御礼だ!

「ありがとうございます。
皆さん、改めましてブラック・リストです、こんばんわ。
いいですねえ~。
今日はこちらの企画に出演させていただき感謝しております。
素敵なステージだなあ・・・・((´∀`*))
さっきの曲展開めちゃいやらしい!!
自分でセットリストを決めたりなんかしているのですが、もう2曲目にして結構息があがっています(笑)
意外にもバービーボーイズの歌って、相当にきついのですよ。

・・・・・・それでは次の曲・・・・・・
離れろよ」
1986年10月5日にリリースした3枚目のオリジナルアルバム「サードブレイク」の1曲目に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング7位を記録した。
これは初めて聞いたなあ。
心に染み入る良い曲だねえ。
残念ながらシングルカットはされていなんだけど隠れた名曲としてファンの間では人気がある。
グッと渋いところをついてきたねえ。
非常にマニアックだ。
そんなわけでして、ブラック・リストのショーはドンドンとヘヴィーに盛り上がるのです。
マンボくんは、前へせり出しながらも唐突に歪みまくりのギターリフが唸りを上げて猛然と襲い掛かってくる。
ミディアムテンポのコードカッティングで、グイグイと絶妙に迫ってくる。
「イエーッ!」
怪しきムード満載だ。
バービーの曲って歌詞もタイトルも一種独特なんだけど、その辺の魅力をうまく料理して自分たちの中に導入するストーリー仕立て手腕はお見事の一語に尽きる。
2人の男女リードヴォーカルがドラマティックに繰る華麗な歌絵巻。
SA-YA嬢は意外なことにあがり症とのこと。
・・‥可愛そう・・・・
心中お察し申し上げます。
でもねえ、そんなこと、あのステージングを見る限りでは微塵も感じなかったんだけどなあ。
信じられないよ。
狂おしいほどに身をよじりながらも、視線を客に流している時なんて中々堂に入ったもの。
トシオサンも絶賛していたものだ。
「女性シンガーの方はいい雰囲気が出ているねえ」とのこと。
トリッキーなギターソロもかっこいい。
ストレートでタイトでシンプルなリズムセクションも、スムーズにバックアップを図る。
抜群に光り輝く仕事をしている点は感動的なくらいだ。

「先日、知っている人もいるだろうけど、MCで適当なことを言ってぶん投げっぱなしにしています。( ´艸`)
昨日もホットタイムのスクランブルエッグ・イベントに別バンドで出演した際、僕らは市役所にいると嘘をついたのですが、その後あるお客さんから、どこの階にいるんですか?
僕も〇階にいますよ!・・・とか話しかけられた。」
「可愛そう・・・・」
「ひどい・・・」

「((´∀`*))というわけでして、このご時世、皆さんも心折れることなく思いっきりはじけまくっちゃいましょう!!
本日のライブハウス用に久しぶりにちょっとチョイスしてみました・・・・・負けるもんか
(上手い!!MCの流れとしてはお手本のようなもの)」
1986年4月2日にリリースした5枚目のシングル。
album「フリービー」の2曲目に収録。
週間オリコンチャートは最高ランキング47位を記録した代表作。
ギターによる、クセモノっぽい複雑なるアルペジオのイントロから疾走感満点。
目一杯スピーディーに駆け巡る。
ユウジちゃんもムッちゃんも、ただひたすらバッキングに徹していて好感度高くよしよしだ。
コンタによるソプラノ・サックスはシンセサイザーが大奮闘。
それに呼応するかのごとく、切れ味鋭いギターソロも絶品。
フロントセンターのシンガー達とのコントラストも清々しいくらいにバッチリだ。
ひたすらに神々しきオーラを発するSAーYA嬢は、ここでも誘惑するような怪しくも悩ましげな目つきでオーディエンスをノックアウトする。
オーディエンスも、ノリノリでネオン・スティックを振り続ける。
マオ君は脳天のヒューズはとうの昔にスパークしちゃったご様子((´∀`*))
マオくんがステージ上から突き出したマイクに向かって一緒に掛け合い。
コール&レスポンス、なるほど、わかってらっしゃるねえ。
阿吽の呼吸で意気投合のタイミングが上手い。
究極なる一体化のパフォーマンス。
コロナやインフルエンザに「負けるもんか」と言わんばかり、アグレッシブに突き抜ける。
確かにこんなぶっ飛びソングをぶちかまされた日にゃあ、アドレナリンの噴出を止めることなんて無理ってなあもんさ。
本家バービー並みに十分いけてるよ。

「うちのギターは顔で弾くタイプ。
先ほどのポーキーは顔で歌う人です((´∀`*))
今日のバンマスさん達に捧げる歌です。
聞いてください・・・・ごめんなさい(爆笑)」
1987年9月9日にリリースした4枚目のオリジナル・album「リッスン!バービーボーイズ4(オリコン週間では2位を記録)」の4曲目に収録。
同年の12月の2日に9枚目のシングルとしてカットもされた。
オリコン週間チャートでは最高53位を記録。
マオくんによる景気のいいヴォーカルからいきなりの幕開け。
サーヤ嬢も時には悩殺系でしっとり、時には男顔負けなくらいパワフルなる歌声で追随。
このコンビネーションが最高だ。
勢いが一味違うね。
序盤の音像ひとつとっても明らかに、数段成長した痕跡が伺い知れます。
と同時に気を抜く暇もなく、まずは下手に控えめに陣取るメグ嬢、堂々たるキーボードソロを軽快に展開。
これ名刺代わりね。
更にマンボ君の、トレブリーなギターワークも自己主張し続ける。
景気づけとばかりに,盛大なるロックンロール・ダンシングがはじまった。
グチャグチャに,一気呵成のお祭り気分で鬩ぎ合い。
皆、一緒に弾けて暴れちゃえ。
全身が疼いてきちゃうほどに、誰もがヘヴィーなビートの虜。
抑揚をふんだんに盛り込みつつも、エネルギッシュにシャウトだ。
ボーカルの御両人は歌うだけでもエネルギーの消耗率が激しいはずなのに、常に動き回って観客を煽りまくるから感心しちゃうよ。
情け容赦なきエキサイティングの応酬は止まらない。
羨ましいほど、熱狂のシーンはまだまだ収まりそうにない。
しかし、正直な話、ここまでソプラノサックスを吹きこなすとは衝撃的だ。
貫禄と余裕綽々な振る舞いにしばし見惚れる。

「サ~ヤ~!
笑顔可愛い~!」
彼女の悩まし気な仕草や振り付けに、心境著しい未来の姿を想像してみてくださいな。
「ハーイ!!ゴメンネ~!次にいくからいい~~!?(笑)」
観客が我慢できなくなったのか、奇声をあげ続ける。
「シーッ」となだめつつも・・・・「うちはコミックバンドじゃあない(笑)
皆さん、お元気ですか((´∀`*))
準備の方に入っちゃってください。
もしよかったら、歌いたい方はこちらにいらっしゃい。
メンバーも随時レンタルしています!!(爆笑)

若い人たちと対バンを組むと、彼らはバービーボーイズを知らないから、さっきの曲ってオリジナルですか!?ってよく聞かれる。
もう説明をするのが面倒くさいから、そうだよって言っちゃうのさ((´∀`*))
だから何曲かはオリジナルになっている。
多分わかっちゃあいないはず。
その後、彼らがバービーボーイズの演奏するところを見たら、ああ!?ブラックリストの曲を演奏してる!?って思っちゃうのかなあ。

そんなわけでして、バービー・ボーイズを知っている人も知らない人も、皆でのってくれい!!
じゃあ、残り2曲・・・せっかくだから踊れる曲でいきます!!!
お客さんからのリクエストで・・・・目を閉じておいでよ・・・・・」
(1989年リリースのアルバム√5に収録.。11枚目のシングル)
再び豪快無比なる4カウントで、トドメの一撃が会場内に炸裂だあ!
メンバー一同汗ビッショリで、一生懸命にパフォーマンスを繰り広げる。
ここではマンボくんのギター・ピッキングに先導されて、ハードテンポで重量感タップリの演出。
グッとパーティムードに切り替えて、下手な理屈抜きにゴージャスなるエクスタシー狙いの配曲だね。
注目すべき点は、痛快なくらいに歯切れの良いバック・プレイヤー達の貢献ぶり。
忠実にリスペクト込め、愛情ほとばしり出るくらい楽曲の再現に余力を振り絞って尽くしています。
マオくん、震えがくるほどに魂込めての絶叫。
素晴らしいくらいコンタにソックリ。
マンボくん筋金入りのギターソロも、咽び泣く表現力で真骨頂。
マオくんの爽快にハスキーで伸びやかなボーカルと、女性にしか成し得ない訴えかけてくるように愁いを含んだサーヤ嬢のエクスタシー・ボーカルとの男女交互のせめぎあいとバランス感覚が絶品。
ただひたすらに、印象的な「OHOHOH~~!!」が繰り返されるので、嫌が上にも血液が滾ってきちゃうよ。
それでいて、しっかりとした甘い旋律で、観客のハートを射止めてくれるんだから憎い限りだ。
巧みにこなす2人のボーカルに、迂闊にも聞き入ってしまった。
リレー形式に組み立てられた、ユニークでコロコロと変化する構成やアレンジの妙にも目を見張るものがあります。


「ありがとうございます((´∀`*))」
バービーボーイズは自分達のやりたい曲とヒット曲がバラバラで、これは皆さん知っているだろう・・・・とカラオケに行ってランキングを調べてみたらランキング外・・・・・(泣)。
この間、若者たちに、何の曲を演奏しているんですか?と聞かれたから、バービーボーイズって知ってる?って返事したら、知らない・・・、だってさあ・・・。
知らないなら聞くんじゃあねえよ、ってな気分。
じゃあ、最近椎名林檎が歌ってるバービーの〇〇って曲は知ってる?
ええ!!?、、もしかしたら、その曲を作ったんですか?
もう面倒臭いから、そうだよ、と答えたさあ!!((´∀`*))
その次のラストソングならば皆も知っているはずです!
バービーボーイズといえばやっぱりこれだと思います。
極めつけの一発!!・・・・・・・・C'M'ON・LET'S・GO!」

1988年リリースのアルバム「BLACK LIST」に収録。

ハイハットによる4カウントが打ち鳴らされる。
終局にはうってつけ。
珠玉の名曲。
これは決定版だ。
なんて素敵な永遠の血沸き肉躍る傑作ナンバー。

SA-YA嬢はここでも、背中を観客席に向けてお誘いのポージング。
妖艶にスポットライトを全身に浴びて、浮かび上がる。

マオくんとのボーカルによるせめぎあいの妙。
情熱ほとばしる構図は圧巻だ。

照明もそれに連動するかのようにサイケデリックな点滅を繰り返す。

マシンガン・トークのように飛び出す歌詞。
歌に登場する女性って相当に気性の荒い、それでいて出会った男どもを即座に虜にしちゃうような小悪魔なんだろうな。

男のほうは散々に振り回されても決して抜け出せない、恋に溺れやすいちょっと情けなくも愛すべきキャラクター・・・・ってなあとこかな?
曲中には、さりげなくメンバー紹介を差し込むスマートな手際の良さ。
仲の良さが伺いしれるね。

リズムセクションの力強いビート・アクセントも痺れる。
よりアグレッシブに届けてくれる。
そこに絡みつくギターによるフィンガリングが、程よきエナジーを醸し出している。
引きこまれるほどにアーティスティックだ。
この辺のフォーメーションなんかも、そうとうにリハーサルを重ねてきたんだろうなあ。
フロント中央シンガーの2人が理想的に映える。
客席からも絶えず盛大な歓声が飛び交っています。


「今日はどうもありがとうございました。
またどこかで、僕達の姿を見かけたら気軽に声をかけてくださいね。
まだまだこの後のライブも楽しんでいって!」

参りました。
御見逸れしました。
これからも要注目だ。

テーブル席にて和みながらの会話も尽きない御様子。
SA-YA譲はようやくリラックスタイムに入れたようで、その後は出演バンドのサウンドにのってニコニコしながら興じていましたよ。
オフステージでは極々おしとやかなるレディ。
先ほどまでの女豹のような佇まいは完全に封印だ!

マオくんは数年前に「ズラン・ズラン」も出演していた「STA企画ピグスティ」でのライブイベントにも来てくれたことを教えてくれたよ。
嬉しいなあ。

 
****はい、ここが中間戦。
一旦ライブ・レポートを終了します。
さあ怒涛の終盤戦だ。
引き続き、後編でもおなじみの連中が目白押し。
それではまたね!!
是非とも、お楽しみに!!!****








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雪虫が大量に発生していて辟易した・・・・・

2023-10-29 14:15:05 | リハーサル
はい、皆さん、その後いかがおすごしでしょうか。
北海道はちょっと前までの猛暑が嘘のように冷え込みがすこぶる厳しくなってまいりました。
そのあおりで、紅葉と初雪が重なりそうな気配。
この間、夕張に行ったら、シャレにならないくらいの雪虫が飛んでいた。
あれは外に出られない・・・。
車の窓もグシャグシャになって次の日、洗車したくらいだ。
あら、怖ろしやだ。
来るべき冬の準備に取り掛かろう。
今冬は暖冬だと言われているが・・・・いかに???。
それ、当たって欲しいよ。((´∀`*))

そんあわけでして、我々STAは早速11月ライブのためにスタジオ入りしました。
今回は銭函の催し物。
文化の日イベント。
はじめての会場だけど、無料パーキングあり。
駅からも徒歩ですぐという好条件。
ただし、土足厳禁。
靴を拭けばいいんだけどね。

STAが文化の日イベントに出演するのはこれで3度目。
最初は小樽市民会館。
2度目は小樽マリンホール。
で、今回は銭函市民ホール。
毎回違う場所だけに新鮮な気分に浸れる。
今回のステージはどんなアンバイなのか、今から超絶に楽しみ。
主催のサイトウさん、よろしくお願いいたします。

STAのリハ・スタジオは苗穂駅そばのクリーム。
しかも一番広いKスタ。

9人編成。
残念ながらトロンボーンはなし。
そのかわりテナーサックスが復帰だ。
メンツはといえば、
マサ、アキ、もっちん、ユーちゃん、タカ、のぞみさん、ハマピー、アイちゃん、そしてフクさんという布陣。

アッキーのツテでのぞみさんが初参加。
楽器はアルトサックス。
この日が初対面。
かなり緊張していたようだけど、事前に準備はしてきたようでバッチリだったよ。
いくつかの不明点はあったけど、それは次回にチェックするとのこと。
な、な、なんとハマピーとは別バンドで数回ご一緒したことがあったらしいよ。
まったくもって狭い世界だよね。

そして、先述のテナー。
ほぼ3年ぶりにタカが帰ってきた。
お帰り!!((´∀`*))
待ち焦がれていたんだよ。
どうしてもコロナで参加が難しかったらしい。
そりゃあそうだよね。
でも、メンバー全員が大喜び。
タカがいると居ないとでは大違い。
正に100人力。
頼りにしてまっせ!!

早々に全員が揃った。
最近のSTAは最高に参加率が高い。
それが普通だけど、以前は必ず欠席者がいたものだ。
今はできうる限り、各自がSTAにスケジュールを合わせてくれているからありがたいことだ。
しかも、皆実力派揃い。
愉快痛快に面白い連中ばかり。

ハッキリ言いまして、現在のSTAは最もコミュニケーションがとれていて雰囲気がバッチリだ。
よって音楽の想像もよりスムーズにはかどる。
俄然、燃えてくるよ。
それは全員に言えること。
一位団結して素晴らしいライブにしよう。

そして、アルトサックスで前回加入したトモちゃん。
彼女は来月、横浜にモトリ―、デフレパのコンサートを見に行くとのことで不参加。
いいなあ・・・羨ましい。
モトリ―は見たことあるけどね。
で、トモちゃんが「リハを見学したい」とのことで、急遽一緒にスタジオ入り。
よって10人だ。
賑やかこの上ない。
ユーちゃんもやってきたので、協力しあってパーカッションの運搬作業に汗する。
いい準備運動。
美味しいホットコーヒーを汲んでくるメンバーもいる。

いつものように談笑しながらもポジションを決めてセットアップ。
マサはセットリスト表を貼りだして、ベースとコーラスの接続に余念がない。

ミキサー卓横にトモちゃんが据わる。
皆、チューニングとウオーミングアップに専念。

フクさんも1回ライブを経験したから、少しはコツをつかんだようだ。
それでも落とし穴は随所に散見するから一瞬たりとも気を抜けない。
油断大敵・・・・ぼうっとしてたら、即座に足元をすくわれるよ。

マサがカウント、司会者、イントロと状況説明。
カッティング開始。
1曲目に突入。
響きが新鮮だね。

トモちゃんは常にスコアと睨めっこしながら、比較する。
勉強熱心で感心だ。

tromboneがいないのでタカがそこをテナーサックス・ソロで吹き込む。
アッキーが驚愕していた。
本人なりの解釈でより、ジャジーなアドリブをエモーショナルにぶちかます。
益々、腕をあげてきたね。
よしよし。
要所要所の鬼門はハマピーが中心となって説明を加えてくれるので安心。
要領よく進行してくれるからとってもわかりやすい。
ホーンセクションのみでフレーズを実際に吹き込んでみて音を合わせてみる。
その様をみていると、ひじょうに高度なやり取りらしく武者震いが起こる。
エンディングも順番、音、間合いを話し合って演奏。
回を重ねるごとにグレードアップしていくんだから中々に効率が良いのではないかい。

一旦、間をおいて打ち合わせ。
濃厚なるひと時。
ボケっとしている輩は皆無。
ギャンギャンと無意味に弾きまくったり、ドタバタ馬鹿みたいに叩くノイジーな輩は居場所何てどこにもないよ。

晴れ晴れとした気持ちで音楽に集中できるなんて幸せだ。
18年間活動してきてやっとここまで辿り着いた。

今夏からギアを一段上げる、と宣言しましたがやっぱり撤回します。
どうせならばこの際、ギアを2段上げていきます。
熱きブラスロックの神髄と、燃え上がるようなライブは北国唯一無二の存在故にそこのところはとことんまで追求して貫き通していきます。
話題騒然で一目置かれています。
それもいたしかたなしさ。
このメンツだからねえ。
写真のフライヤーを見てくださいな。
迫力あるサウンドが轟き渡りそうでしょう。
それ、正解だから、悪いけど。
口先だけにヤワな者は一瞬で消し飛んでしまうから。

話しが横にそれてしまったので戻そう。

2曲目、ピアノタッチがメロウで極上にポップテイスト。
コーラス隊もより華麗に。
タカ、のぞみさんもようやくリラックスしてきたようだ。
優しい目でハマピーがそれを見守る。
フクさんのカッティングやオブリが渋い。
事細かに、充実再現だ。
もっちんは全体像を見据えて正確なリズムを奏で続ける。

バラードはより慎重に。
綺麗なメロディラインとアレンジだけに、丁寧な演奏がより求められる。
ダレた気分でトライすると台無し。
もっちんはイントロ、エンディング気持ち遅め、本編はちょい速度をあげる。
アイちゃんは思い入れたっぷりの歌唱。
場数を踏んできただけに、相当な余裕と貫禄が漲ってきた。
アッキーのオーケストレーションが肝。
あれは何度聞いても酔いしれちゃう。

ソウルナンバーは2番カットversion。
フクさんはこの手のジャンルがお得意とみた。
ギターplayスタイルが絶妙で活き活きしているもん。
そのことを本人に伝えると不敵な笑みを浮かべていた。
シモラー、コバちゃん、フクさんという個性の異なるSTAのスーパー級ギタリストたち。
彼らがコピーしたスコアやコード譜をマサを中心に回覧しあっている。
協力しあう姿勢が効率よく、助け合いの思いやりも微笑ましい。
意地の悪い奴、エゴむき出し、独りよがりな者なんていない。

この度の鬼門ともいえる中間曲。
これにはてこずりそうだ。
複雑な構成、小節数、変態チックなアレンジ、と問題は山積み。
神経を集中して取り掛かって行こう。
難しいから必死に演奏するも、聞き手にはそんなことはわからないんだろうなあ。
せっかくまとめ上げてもあまり報われない曲。
それはそれで面白いさ。
だって、この曲をカバーしているバンドなんて聞いたことがない。
だから選曲したんだけどね。
やりがいはある。
のぞみさんも「この曲が最も厄介」と述べていたっけな。
それでも頑張って吹き込んでいたよ。
それもこれもハマピー、タカが横に佇んでいてくれるからさ。
さぞかし、心強いだろうなあ。

のこりの2曲はお約束の定番ハードナンバー。
ハマピー曰く「速く演奏してくれた方が楽」とのこと。
ツワモノは言うことがレべチ!!((´∀`*))
ハマピーもタカも、言葉少ないけれども、内に秘めたる闘志は相当なものだ。
半端ないよ。
それを知ったらヤワな奴は失禁して腰を抜かしてひれ伏すことでしょうよ。

アイちゃんがメインのリフ音を切って欲しいとリクエスト。
その方がグルーヴを使いやすくってのれるそうだ。

予備曲は軽くこなす。
オリジナルではフェイドアウトだから、きっかりと演じて見せてコツを掴んでもらおう。


あっという間に時間は経過。
残り時間はギリギリまでせめぎ合う。
くだけた冗談も山盛りだけど、決めるとこはガッツリと決めるんだぞ。

ちょっと変則的なスタジオ入りだけど、今回は3回入ります。
やる気満々。
スケジュール調整がしんどいけど、ライブの成功を願って取り組んでいこう。
果てし無き目標に向かって突き進むのみ。

皆、根っからの音楽好き、バンド好き、ライブ好きな集団。

こんなバンドって、どこにもないぞ!!
各自キャラクターが独特だけど・・・・((´∀`*))


























































































































































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VOL,205 HOT TIME~LIVE LIVE LIVE (SWEAT EMOTION編)

2023-10-28 23:02:24 | Live Set List

ステージ前面におろされた白いスクリーン。
ここに映し出される80年代の洋楽PVがご機嫌。
MTVの空気に目いっぱい浸ってください。
「カヴァーガールズ」「ハゼル・ディーン」「オアシス」「ブラー」などなど・・・
他にも、「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」(ザ・ビートルズ)
懐かしいなあ・・・・。

3,SWEAT EMOTION
18:15~18:45

はい、さてさて3番手に控えは・・・・
な、な、なんとお、BOΦWYのコピーバンドだ。
もうこうなれば、ライブを心行くまで楽しんじゃおう。
それっきゃない!!
もちろん私が見るの今日が初。
それも当たり前で、この日のために結成されたバンドなんだそうです。
驚きだけど、それが真実なのだ。
でも、メンバー達はそれぞれにボウイのカヴァーバンドで活動しているとのこと。
だからお手のモノなんだね。
驚いたことにドラマーのダテちゃんとアキは知り合いなんだそうだ。
(ほぼ5年ぶりの再会)
そのダテちゃんは「狼威」というバンドでガンガンに活動中。
ちなみにこのバンド現在は第四期なんだそう((´∀`*))
最初は「老威」と名乗っていたんだけど、「狼」のほうが断然にかっこよくってロックっぽいから改名したんだとか。
それは当然のごとく大正解でしょう。
その「狼威」を今年の8月27日(日)小樽・北運河サウンドエナジーで目撃した!!
4番目だったんだけど、彼らの時が一番土砂降り。
それでも熱演を繰り広げて伝説と化した。
マサは皆が避難している中を傘をさして一人でライブ鑑賞しながら応援し続けていた。
正に感動モノのパフォーマンスだった。

ビート系ボウイのコピーバンドはビジュアル系Xジャパン、ヘヴィメタル系ラウドネスに並ぶくらいに多いよね。
実際の話、私も今までに膨大な数を見てきた。
麗しきミサト姫を擁するBOΦWG、そしてUNNAMEDも含めてね。

マサはこの日出演が決定していた「ブラックリスト」のマオ君にこの「SWEAT EMOTION」を紹介してもらった。
彼のお友達バンドだとのこと。
それならば絶対的な信頼性が高いので速攻で出演が決定。
華やかなるラインナップが出揃ったのだ。
当初バンド名を聞いた時、スペルを勘違いして「SWEET EMOTION」だと思い込んでいた。
「お!!エアロスミスか相川七瀬のコピーやるのかな!?」
恥ずかしい話、当日、メンバーにご挨拶した時、「汗」の「SWEAT」だと知った。
熱演を繰り広げるメンバー達が汗だくになるシーンを見ていて思いついたのだそうだ。
熱血派でカッコいいネーミングだね。
マオ君からのやり取りで、ギタリストのコバチンくんとマサがラインで打ち合わせを進めていきました。
会場で会った彼はすこぶる爽やか過ぎるほどのナイスガイ。
早速、ご挨拶もそこそこに談笑を繰り広げてしまったよ。
モッチンもボーカリストとやたらと盛り上がっていたなあ。

さあ、このバンドのお手並み拝見だ・・・・・

ステージ上に目をやると
編成は5人組。
黒サングラスと水玉衣装姿のボーカル・・・ポーキー。
金髪ロン毛&皮手袋&ペンダント&黒いタンクトップのベースは黒ボディカラーのキラーベースを使用(これはXジャパンの故タイジ・モデル!・しっかり銀色のマキングが燦然と入っている)・・・くろっち。
ローズネック仕様。
キーボード&コーラスは、麗しの紅一点・・・ふみえちゃん(ローランド・ファントム06を使用)
ツンツンヘアスタイルのギターは、もちろん布袋モデルを使用の・・・コバチン。
ブラック&ホワイト・ボディカラーのフェルナンデス。
ご存じ、テレキャスター・シェイプのローズネックだ。
コーラスも兼任。
サングラス&オールバック・ドラマーは人気のお笑いコンビ「サンドイッチマン」の伊達氏にそっくりだから皆に「伊達チャン」と呼ばれているそうだ。
本当に似ているからビックリ。
本人かと間違っちゃうほど。
ちなみにアキは、そのまんま「サンドイッチマン」と呼んでいるそうだ((´∀`*))。
って、サンドイッチマンのそっくりさんとして実際にテレビ出演したとのこと!!!!。
これは事件だ・・・
俺も偶然それを見たもんなあ・・・・((´∀`*))
もうすでに本家とはツーカーの仲。
サンドイッチマンが北海道ロケの際には楽屋にフリーパスなんだそうですよ。
凄い!!
でも最近のサンドイッチマンは売れに売れているから、あまり北海道には来なくなったのが寂しいんだとか・・・・。

それでは、前置きが大変長くなってしまいました。
そろそろ極上の盛大なるロックンロール・ショーに突入しましょうか。
男気溢れる骨太なビートに酔いしれてみるのも一興。
人数の関係上、持ち時間は30分と短めなのが辛いけど、濃厚なるひと時は瞬き厳禁。
イカシタ5曲を一挙に疾走する意気込み。

覚悟はいいかな!?
HEY,ARE YOU READY!?
YEAH,LET’S GO!!

オープニングは「ダンシング・イン・ザ・プレジャーランド」
1986年3月1日発売の4枚目album「ジャスト・ア・ヒーロー(オリコンでの最高チャートは5位を記録)」はトップに収録。
豪放磊落な一発ですでにSWEAT EMOTIONワールド全開。
一気に波状攻撃は開始。
のっけから、ヘヴィーすぎるほどに熱き力強いドラムサウンドが大炸裂。
火ぶたは情け容赦なく、過激に切って落とされた。
氷室&布袋によるかっこいい共作。
エレクトロニクスとファンクをうまくブレンドしたダンサブルなナンバー。
リフの刻み、コード進行、リズム・アレンジから歌メロとサビに至るまで痺れどころが満載だ。
sweat emotionの真骨頂に火傷しそう。
エキゾチックな雰囲気が漲るが、ニューウエーヴ・エナジーは唯一無二の存在。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
「オールライト!」
遺憾なく発揮された、ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆もの。
常に前面へとフューチャーされた、ポーキーくんの漂うカリスマ性に目が釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブにいかなきゃあ男ではないよね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
スケールの大きさ、独特な個性、神秘性、光り輝く言語センス、時代性と、申し分なし。
時折覗かせるクールな表情の美学も見逃せない。

間髪入れずにメドレーで「ファニー・ボーイ」
豪放磊落に振り上げられたステイックで4カウントを打ち鳴らす。
「1・2・3・4~~!!」
1983年9月25日リリースのセカンド・アルバム「インスタント・ラブ(オリコン週間チャートでは3位を記録)」4曲目に収録。
1988年4月25日にはシングルカットもされた。
新宿有線で3週連続1位を記録した。
この日のライブ中、最もハイライトでキャッチーな曲。
後々のブレイクにも繋がる転機にもなった。
スピード漲るアタック感と、哀愁に満ち満ちたエモーショナルソング。
癖になりそうなリフのアレンジが、これまたドツボにハマる。
インパクト溢れるイントロ、ワイルドなカッティングが響くAメロとBメロ。
メロウに奏でられるフック。
まるでギターが歌っているかのように表情豊かな間奏のソロと、多彩なテクニックで演出を図るコバチン。
それにタイトだけど、猛烈なタムの絡みが堪能できる贅沢さ。
素早いハイハットワークが切れ味鋭すぎる。
アップテンポのリズムが理屈抜きにノリノリでご機嫌さ。
なるほど、あまりにも憎い男たちだねえ。
何度も客席を指差しながら、ストレートマイクスタンで身をよじりながら魂の咆哮を繰り広げるポーキーくん。

その彼がMCも兼任する。
「こんばんはSWEAT・EMOTIONです。
ヨロシクお願いいたします。
今日はお初の方ばかりみたいです。
そこで、我々は即席のバンドで登場してみました。
そういうわけでして、ちょっとここでメンバー紹介をしましょう。」

懇切丁寧に一人一人を愛情込めての紹介。
さきほどまでの汗飛び散らせての鬼気迫るパフォーマンスとは一味違う微笑ましきアットホームなシーンも一興。
ホノボノしみじみと仲の良さがこちらにも伝わってくる。

「濃いメンバーばっかりなんだよね」
「お前が一番濃い!」((´∀`*))
ナイスなタイミングで突っ込みが入る。
「本当は本家同様に男4人だったんだけど、ふみえちゃんがいてくれて良かった~~!!((´∀`*))」
「この年で髪の毛を染めたら大変なんだよ!!((´∀`*))」


「そうそう、我々のバンド名は、スイートではなくスエット。
なんたってメンバー達の汗が半端ない。
それでこのバンド名になりました!
これからは、ロックのステージで盛り上がっていきましょう!!」
・・・・・・ロンガー・ザン・フォーエヴァー」
息つく暇も与えてなんかくれませんよ((´∀`*))
こいつは意外にもマニアックな傑作セレクション。
1987年の9月5日にリリースされた6枚目のオリジナル・アルバム「サイコパス(オリコンチャートでは見事1位を獲得!」3曲目に収録された曲。
歌詞はバーにおける大人の男女のロマンティックな情景が描かれているところが印象的。
「暴威」初期のライブでは、よく演奏されていたそうだ。
じわじわと沁みてくる歯切れのよいミディアムなパワー・チューン。
軽快なコード進行も、アコースティックっぽい温かみを導入したギターも、若々しくって清々しいくらいに気持ちよい。
ホップステップジャンプのアップテンポで迫りまくる!
カモン!
情け容赦なき攻防を、いきなりぶちかましてきたよ。
ダテちゃんは歌詞を口づさみながらのドラミングで余裕しゃくしゃくの構え。
ガタイがいいから巧妙なステイック捌きから重戦車並みなドラムスが、これでもかあというほどに轟き渡る。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱するポーカーフェイスのボーカリストが素敵だ。
ピョンピョンとはじけまくり。
こちらサイドの気持ちまでをも奮い立たせてくれる。
キーボードが荘厳に音の中を駆け抜けてゆくところがミソ。
明るくてストレートなジャパニーズポップ。
既に盛り上がりで合唱がはじまった。
皆、強面なルックスだけど、コーラスが優しく寄り添う。
ここでも掴みはバッチリとオーケーだ。
実はけっこう複雑な構成。
緻密に構築されている様に思わずニンマリ。
サビのメロディラインは、シンプルでありながらも単純ではないところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って、カリスマ的天才だなあと認識した次第。
コバチンは掛け合い後「サンキュー!ありがとう!!」
と御礼の言葉を投げかける。
そこからにギター・ソロへと雪崩込み。
一人一人の役割分担が責任重大。
本家の松井は常にダウンピッキングの鬼と化すのだけど、ここではあえて珍しくもオルタネイト奏法に徹している。
どのパート一つでもぐらついたり、ほころびが露見した途端に崩壊しちゃうんだから、なるほどデンジャー・ゾーンの好例を地で行くね。
熱烈なる応援団が一挙に密集してきた。
視線をステージ上に投げかけている。
さすが、わかってらっしゃる。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。

「いいぞお、コバキン!!」
「初めてやりました・・・・やってやったぞ!!」
「マジで!!??違う!!??・・・」
「スゴイ!やめろっていうのに・・・・」
「盛り上がっていますか!?
じゃあ、あれを聞いてください・・・・・いい曲ですよ!
誰でも知っているよね。

お約束の定番「マリオネット」が勢いよく炸裂。
このタイトルを告げた瞬間に、会場全体からドスの籠った声が沸き上がった。「OOOHHH~~!」
してやったりだね。
観客の心を一気に鷲掴み。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
シンプル・イズ・ベストを地で行く代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
ワイルドなSWEAT EMOTIONのメンバー全員が、もう内心は楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしている。
でも硬派でニヒルなイメージは、虎視眈々と常に崩さないのだ。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたって、エゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
そろそろ肩の力も抜けてきてきたかな。
びっしょりと汗もかいてきたご様子。

「よし、次で最後なんです・・・・一応。
夢見て帰りましょう!!・・・・ドリーミン!!!」
伊達くんが迫力満点な気合を込めてのスティックカウントを放つ
「1・2・3・4!!」
1985年6月21日リリースの3枚目オリジナル・アルバム「BOOWY(オリコン週間チャートでは最高ランキング48位を記録)」に収録。
プロデュースは佐久間正英氏。
余力を振り絞っての、終曲に雪崩込みだあ。
しっかりとついてきてください。
ギタリスト・コバチンのトリッキーなフィンガリングがひたすらに光沢を放つ。
はっきりいいましょう。
全体に上手すぎる!
これ本人に直接ライブ後に伝えた。
くろっちにも「タイジが好きなの!?」尋ねたらニコッと微笑みながら首を縦に振った。
メンバー間が肩を組んでのフォーメーションもスムーズで、コンビネーションも曲中に自然と溶け込んでいる。
メンバー全員の熱演で、ひしひしと感動が伝わってきちゃった。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。

おっと、ここでやはりアンコールの声援が鳴りやまないよ!
「ありがとう!
手短にいくぜい!
・・・・B・BLUE!!」
1986年9月29日4枚目のシングルとしてリリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキングで7位を記録。
5枚目のalbum「ビート・エモーション」1曲目に収録。
軽快且つドラマティックなビートで極めた代表作品。
単純明快なようでいて、微妙に小技の効いた難攻不落なるニュアンス。
布袋寅泰の弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
垂涎の的。
ダテちゃんはスティックを頭上高くに振りかざしてクルクル回す。
これってスリリングでテクニカル!
千手観音のごとき手数王。
ドラムセットが破壊されちゃうんじゃあないかと、時折心配になってきた。
コバチンはポーカーフェイスを気取ってアクション全開のポージング。
このバンドメンバー中、彼のみフルーランスで我が道を行く生きざま。
ローンウルフかな。
非常にもったいない話だけれども、自称フリーランス・ギタリストとのこと。
心配するだけ取り越し苦労・・・彼の実力と人柄ならば、引く手もあまただろう・・・ねえ。
よほどの実力者でなければ到底できない離れ業。
もうこれで泣いても笑っても終局と知ってか、レッドゾーンは振り切れっぱなし。
脳天ヒューズはとっくにスパークしちゃったさ。
まだイベント自体は序盤で、この、圧倒的なる刺激的支配力はどうだ!?
さすが札幌界隈ではベテランと謳われるバンドだけはある。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ロックンローラーSWEAT EMOTIONが、ここでもド派手にぶちかましてくれた。


爆音渦巻く中での大団円を無事に迎えることとなりました。
気持良い疲労感に包まれたメンバー5人はとっても満足そう。
心行くまでの完全燃焼!!

「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」

****
「SWEAT EMOTIONの皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!」****










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中々に楽しい充実の1日だったなあ!

2023-10-27 20:24:21 | free form space



自宅から20分のROYCEへ初潜入!
ここは以前、富良野や赤平へ行く裏道としてよく走っていたけど、あの頃はただの農道だった。
今では、駅まで完成してるし。
ハロウィン🎃の飾り付けをしていた!

栗の樹ファームはまだ休み…
昨夜、「大谷翔平特番」で、タモリ、王さんとTVに出演していた栗山英樹さん。
 その栗の樹ファームの近所にある中華の「廬山」
栗山英樹さん大好物の夕張名物あんかけ焼きそばは炭鉱夫達のソウルフード!

夕張道の駅メロードには「メロン熊」が檻に入っていた!

独り立ちしたばかりの毛並みの綺麗なキタキツネがこれから初めての厳しい冬を迎える!
頑張れ👍!

シカ5頭と遭遇!
俺としては、コイツはめちゃくちゃに縁起がいい🤠🎶!
でもねー、ちゃんと横断歩道を渡るのは偉いけど、赤信号だぞ😅‼️

夕張の隠れた名物「たぬきちゃん」
なんと、バタークリームを使用したケーキ。
懐かしいテイストだけに、子供の頃へタイムスリップしたほど!
お父さんから店を引き継いだパティシエの娘さんは、このたぬきちゃんを売れないと思いメニューから消したんだそうです。
すると次々に問い合わせが来て、急遽製作を再開したところ、あっという間に看板商品になったとの事。
店舗は、あのリリーズ実家があったすぐ横だよー!😉
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立派な蝦夷鹿参上!^_^

2023-10-27 20:11:46 | free form space
焚き火しながら爆音でタワーオブパワーを聴いていたら、コイツが誘われるようにやってきた!🤠🎶
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VOL,205 HOT TIME~LIVE LIVE LIVE (NORTH SIDE SOUL編)

2023-10-26 16:22:00 | Live Set List
2,17:30~18:00
NORTH SIDE SOUL
バンドの入れ替え中は例の白いスクリーンが降りて来てステージを覆います。
でもそこには80年代中心の懐かしいPVが次々と映し出されます。
メタリカ、ジャネット・ジャクソン、キッス、スキッド・ロウ、ホイットニー・ヒューストンなど・・・・。

はい、さてさて、セカンドアクトに控えしは、この日一番渋くてベテランの別格バンド。
極上のブルースナンバーをこれでもかあ、というくらいに披露してくれました。
実はこのバンドとマサは35年来の知り合いなのだ。
よって、イトシノトシオさん同様、マサがホットタイムのイベントにお誘いした次第。
だって、正直な話、見たくて仕方なかったのさあ。
中々、北海道でこれほどまでに本格的なR&Bを追求しているバンドはいないでしょう。
マジに貴重なる存在なのだ。
対バンの若いミュージシャン達も食い入るように見入っていましたよ。
得るモノは大きかったことでしょう。
とっても勉強になったはず。
そんじょそこらの駆け出し連中には、絶対に醸し出せないグルーブに酔いしれていたはずさ。
でもね、本番数日前にメンバーの諸事情によって出演が危ぶまれていたのだ。
直前まで心配していたんだけど、(マサは何事もなきように・・・と祈り続けていたくらい)どうにかこうにか無事に出演が実現しました。
ヤッホー!!
もうこうなれば、全神経を集中しての鑑賞会!((´∀`*))

マサは、小樽屋外イベントや、今年のルアレルヴァこけら落とし、ヒラノさん主催の室蘭ソリストでの対バンなどなど、多方面でNSSとはご一緒していた。
今夏なんて栗沢のムーミン・ライブハウスでNSSの富樫さんが仕事で欠席したために、急遽、私がベースで合流ライブも行いました!!
(ベースはご存じ麗しの千鶴さん使用のワーウィックでプレイ。
これならば愛器スペクターに似ているし楽だった。
お気に入りのナチュラルボディカラーだったしね)。

マサが若かりし頃に勤務していた楽器店時代からお付き合いがあって、その店主催のライブにもNSSは出演してくれたんだよ。
だから会うと積もりに積もった話でキリがない。

ドラマーの向原くんはあのビアプリーズ、ミッドナイト・クライシスでも叩いている猛者。
彼から懇切丁寧なるメッセージを頂戴しましたので、ここに紹介しましょう。
「結成はかれこれ31年くらいになります。
その間に色々なミュージシャン達にお手伝いしていただいて、今があるように思います。
残念ながら、もう亡くなられたメンバーもいます・・・・。
まずは、これまでに関わられた皆さんに感謝。
この度、当初からのオリジナルメンバーだったギタリストのコマちゃんが約8年ぶりに復帰!
ホットタイムが超お久しぶりのお披露目となります。
どのようなステージになるか、メンバー自身が楽しみにしている状態です。
基本コンセプトは、ずっと変わらずブルース、ソウル、R&Bなどのブラック・フィーリングをNSS風オリジナリティで仕上げています。
何かしらを感じていただけたら幸いです。
よろしく!!」

メンバーの構成
ボーカル&ブルースハープ&・・・中塚君(オリジナルメンバー)
ギター・・・コマちゃん(オリジナルメンバー)
ベース&コーラス・・・富樫さん(オリジナルメンバー)
キーボード・・・石原さん(2018年加入)
ドラム・・・向原くん(2018年加入)

熟練の男性による業師5人組。

そういうわけでして、本来ならば2番手なんてもったいないバンド。
前置きがとっても長くなってしまったけど、、いざ心してレポートへと突入しましょう!

慎重にサウンドチェックを済ませて、準備万端整いました。
さあ、レッツゴー!
NSSワールドに突入だ。

オープニングナンバーは「UPUPADO」
拍手喝采で迎えられました。
これは多分ニューオリンズのバンドがオリジナルだとのこと。
ご機嫌なサウンドが、のっけからいきなり惜しげもなく飛び出した。
看板スターとも言える中塚くんは、中央フロントに鎮座して一時たりともジッとせずに身をよじってブルースハープ・ソロを遠慮なしに吹き込む。
さすが絵になる男。
その様は心憎いくらいだ。
早速、観客達は、その一挙手一投足に釘付け。
グイグイと強引なまでに引き込む力は、不思議なほどにグルーヴィー。
貫禄と余裕が漲るパフォーマンスの連続。
もうこれ一発で掴みはバッチリとオーケー。
いやはや何とも、クール過ぎるほどの佇まいに圧倒されるのみ。
序盤の出演、何のその。
重責なんて微塵も感じられない。
どこ吹く風とばかりに、いつものような虎視眈々としたアクションを繰り広げる。
最早お手上げ状態だね。
でもね、これってまだ序の口で、ウオーミングアップソングらしいよ。
あら、恐ろしや・・・・・(-_-;)


本格的な怒涛のプレイは2曲目からだった!!
肩慣らしを終えて「今宵は」に突入。
NSSのオリジナルなの・・・・?これって!?
そんな能書きなんて全く意味を成さないね。
ノッタ者の勝ち。
次から次へと押し寄せてくるリズムの嵐に、どっぷりと身を浸して共に酔いしれてみましょうよ。
お約束の展開は留まることを知らない。
「今宵は、お前に贈ろう。
心を込めて歌う歌うよ~~YEAH♪」
理屈抜きになんまらカッコいい。
痺れるビートが襲ってくる。
再び中塚君による伝家の宝刀ブルースハープが、縦横無尽に吹き荒れる。
時には身をよじったり、かがみこんだりして目いっぱいにエモーショナル。
感情の起伏が素晴らしい。
魂の咆哮とはこのこと。
言葉を失うほどの迫力に圧倒されっぱなし。
更に中間パートに差し掛かったところで、中塚くんがバックのメンバー達にアイコンタクトを送る。
ボリュームを徐々に抑えていくシーンはゾクゾクする。
情感込めての演出はお見事の一語に尽きる。


中塚くんによるMC
八面六臂の活躍。
「はい、どうもありがとうございます。
サンキュー。
ノース・サイド・ソウルと申します。
はじめまして。
短い時間ではありますが、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします!」
拍手の嵐。

「JUST・ A・ LITTLE・ BIT 」(伝説のマジック・サム)
益々、うねるまくるリズム。
激しく繰り返されるアクセントは強烈。
とめどないブルースハープの響き。
予測不可能なブレイクが、これまた効果満点。
STAのアキちゃんは一番前で、同業のキーボードをチェック。
そして感銘を受けたそうですよ。
そうだろ、そうだろ((´∀`*))
若いとどうしても俺が俺がと自己主張に走ったり、テクニカルな早弾きに陥りがちだけど、石原さんはすでに悟りの境地に達していたそう。
最小限の音しか発しないそうだ。
でもそれが最も説得力あって、全体像を覆うように奏でられていて痺れちゃったそう。
その石原さんが使用しているキーボードは愛器NORDエレクトロ2。
メンバー全員が落ち着いた配色のファッションで熱演。
向原くんは黒のTshirtと黒サングラス姿で自己主張。
コマちゃんはギブソンの335。
落ち着いたサンバーストボディカラー。
富樫さんの使用ベースはフェンダー・プレシジョン。
3トーンサンバーストのローズ指板。
これが奥行きのある骨太な分厚い重低音を醸し出していた。
ストラップはフェンダーの布製黒を使用。
フィンガーピッキングで唸るようなスタイルを誇示。
ちなみに富樫さんはベンチャーズ、GFR、シカゴと古き良き洋楽ロック近辺を一大網羅している御大。
中塚君の相棒とも言えるブルースハープ用のアンプは、な、な、なんとグヤトーン!
常にこれを携えてステージに上がる。
轟き渡るハープの音色は、小粒だけど信頼度の高い、このアンプから炸裂するのだ。


中塚くんは関西出身だけに、彼のルーツがそこかしこに垣間見れる。
ボ・ガンボスとかの影響も多大。
ムーミンライブハウスでは、レパートリ―に組み込んでいたくらいだもんね。
MCも当然、嫌味なく関西弁が飛び出すから格別なムードでお得感がある。
「SNACH・ IT・ BACK・・ HOLD・ IT 」(ジュニア・ウエルズ)
ここでも嘶くブルースハープ。
そろそろ、佳境に差しかかってきたかな。
全員が相変わらず意気揚々とプレイに専念。
どの顔も気持ちがよさそう。
センターに陣どるフロントマン、中塚くんのハスキーなボーカルは唯一無二。
文句なしに上手い。
表現力も最高。
人生経験が豊富でなければ、この苦み走った味は無理だね。
このずっしりとした説得力にひれ伏してくれたまえよ。
目まぐるしく次から次へと受け渡されるソロバトルにも戦慄が走った。
黙々と刻み込まれるリズムセクションは、いぶし銀の光沢を放つ。
タイトでストレート、よりシンプルに進行・・・。
でも安定感はすこぶる抜群。
メンバー達が不敵な面構えで陣取る。
アメリカ場末の安酒場に入り込んでしまったような錯覚に陥ったほど。
すでにやんややんやの大喝采。

痒いところに手の届くセットリス目白押し
「MESSIN WITH THE KIDS」(大御所のバディ・ガイ)
震えがくるほどのメドレーラッシュ。
果てし無く引き継がれるスタンダード。
しかし、しつこいようだけど、全員がしたたかすぎるくらいに後光が差すほど眩しすぎる。
これで2番目だなんて、誰もが信じたくない気持ちでいっぱいだ。
勿体なさすぎるよ・・・・と懇願。
全く、個性の異なる罪深き5人衆による奇跡の贅沢すぎるアンサンブル。
火花散るアップテンポのインプロヴィゼーションも、華やかな彩を添える。
この程よきバランス感覚が、がっぷり四つに組み合わさって、スパークしたり牽制したり、と瞬きするのも勿体ない。
ザクザクズンズンダンダンと徐々にヒートアップ。
ススキノの街にブルージーなヴォイスが染みわたる。
酔いに任せてエキサイトしている輩も出現。
会場全体が一体化している様は快感だ。
賑やかこの上ない。

「時間はまだあるんですかねえ・・・??~~~!
いいのかな!?
((´∀`*))
じゃあ、テンションが下がってしまうのもあれなんで・・・・
盛り上がりに協力してね。
・・・・SWEET HOME CHICAGO!!」(再びマジックサムのアンセムで締め括り!!)
もうこれで最後だけにグイグイと強引なまでに引き込む。
泣いても笑っても、これが正真正銘のふさわしき豪快なるラスト。
巧みでトリッキーなギターのフィンガリングとブルースハープとの絡み。
それらを延々と力強く支える的確なバッキング。
このスタイルが、基本のコンセプト。
シンプル・イズ・ベストを地で貫く。
汗飛び散らせての大熱演で終局へとアタック。
待ってました、とばかりにコール&レスポンスの応酬。
絶妙の掛け合いに戦慄が走る。
このしつこいほどのコーラスを全員で大声で合唱するのだ。
最後は「スイート・ホーム・札幌!!♪」
鳥肌が立つほどのエンディング迎えて、不覚にも感涙にむせんでしまった。
再びブルースハープをこれでもかあ、というほどに吹き込んだ中塚君が先導して皆を牽引ロックンロール。
下手なゴタクはいっさいがっさい問答無用に排除して、果てしなきセックス・アピールの、ソウルフル・シュプレヒコールが遥か夜空の果てまで突き抜けていく。
華麗なるフィナーレ。
完全燃焼で燃え尽きた。
素敵なブルース布教活動に思い残すことはない。
何の悔いも残さずに・・・・
「I'TS ONLY BLUES・・・・・BUT I LIKE IT 」
爆走、疾走で、心地よい疲労感に包まれたね。
本当にお疲れさまでした。
あ~~あ・・・また、すぐにでも見たくなっちゃったさあ・・・・。
歴史がロックに比べると、とんでもないくらい長いブルースだけにジャンルも広大。
今度は一味違った方向性を狙ってもらいたい・・・なあんて、贅沢過ぎるリクエストかな!!
((´∀`*))
今後共、よろしく!!








































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アリスの谷村新司さんが74歳で死去…

2023-10-25 09:26:34 | free form space
亡き母は「昴」が大好きで「あれはいい曲だわ」
と何度も言うから、
レコードを買ってあげたら喜んで聞いていた。

アリスデビュー時はよく覚えている。
シンプルでキャッチーなグループ名だったし。
自分が和洋問わず、雑誌やラジオを中心に音楽へドップリと浸り出した頃だったからね。
だから、フォークサウンドから徐々にバンド編成を経てロック寄りに移行していく様も、ソロ活動もよくテレビなどで見ていた。
初期の売れない時代が嘘のように、ヒット曲を連発で活躍した!

1981年に東京の楽器会社勤務先で、アリスのレコーディングスタジオにツインリバーブを持って行きセットした事があった。
その際、壁側にマイクがあり、だからアンプスピーカーも壁に向けた。
こんな録音方もあるんだ、と初めて知った。
で、地下駐車場に戻ったら、快晴の外に谷村新司さんと矢沢透さんがリラックスした表情で立っていた。

同年アリスのファイナルコンサートが後楽園球場で開催された。
やはりツインリバーブとかのアンプ類をせっせと運んだ。
初めて入る後楽園球場のグランド内。
「あのグランドファンク伝説の嵐の中でのライブを行なった場所だあ!」と1人心の中でエキサイトしていたんだけど、グランドにびっしりと敷き詰められた合板がガタガタだし、コード類もびっしり足元に散乱。
ステージまでの距離が、異常なくらいに長く感じた…( i _ i )
アンプは重いし、ガタガタと引き摺ってトラブったら大変だし。

一時「忘れていいの」にめちゃくちゃハマって繰り返し聞いていた。
小川知子さんとの切なくて艶っぽいデュエットも良かったなあ。

たくさんの名曲をありがとうございました…🎶
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tower of power /back to minneapolis live

2023-10-24 19:11:46 | free form space
宇宙最強のファンクブラスバンド、タワーオブパワーの2枚組ライブ!
これは貴重な音源!
86年のライブ。
激レアな曲もプレイしている。

サウンドボードからの収録だけに、音質や
バランスもバッチリさ!
吹き荒れるホーンセクション、
縦横無尽に這いずり回るベース、
キレッキレでグルーヴイーなドラムと、正に文句なし。

ボーナストラックとして29分にも及ぶ75年のハワイライブも聴ける!

やはりTOPは、なんだかんだ言ってもライブが最高だ!

でも、オフィシャルではないので、俺みたいな奴以外は決して手を出してはいけません…(^◇^;)
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