THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

buttocks(chicago)

2018-09-30 17:26:31 | CHICAGO

位置としては骨盤の後方にあたり、大腿部を支える筋肉などが集中するため、筋肉質に盛り上がる。ヒトの場合、直立姿勢の関係から、背面が平らになっているため、この部分だけが後方に突き出し、なお目立つ部分となっている。

鳥類における尾羽部分または尾羽が生えている部分を尻と称することもある。昆虫類においても、の最後部を尻と呼ぶことがある。トカゲのような爬虫類においては、肛門周囲ではあっても尻とは通常は呼ばない。しかし、その尾を尻尾(しっぽ)と称する。食肉としてはイチボとランプが尻の肉に相当する。

俗に「けつ」、「おかま」、「おいど」、「いしき」、「アナル」と呼ばれることがある。古語では「いさらい」、「ゐさらひ」、「いざらい」とも表記する。丁寧語では「お尻」または「おけつ」。盛り上がったやや平坦な部分を「尻っぺた」や「けつっぺた」とも呼ぶ。排泄や性にまつわる部位であることなどから、世界各国においてさまざまな隠語俗語がある。

masa's art chicago  logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

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ファイターズ対ライオンズ 札幌ドーム!

2018-09-30 17:20:33 | free form space

早いもので
残り試合もあと僅か…
寂しいなあ。
しかも、今日からの対戦相手は強敵ライオンズだあ。
天気は暗雲立ち込めてます。
石井裕也投手の引退セレモニーがあるんだよ。ボードも配られてます。

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coca-cola(chicago)

2018-09-29 21:33:03 | CHICAGO

1886年に、アメリカ合衆国で発明された世界初のコーラ飲料は、ジョージア州アトランタ発祥。現在も本社はアトランタにあり、同地にある「World of Coca-Cola 博物館」には、多くの観光客が訪れる。博物館では世界各国のコカ・コーラの味を比較できる。

コカ・コーラの名称の由来は、コカの葉(成分としてコカインを含む)とコーラの実(当時はほぼアフリカ産)を原材料に使っていたことによる。1903年以降、コカインの成分は含まれていない。

なお日本コカ・コーラ株式会社は、この説明を完全に否定しており、名称の由来は「語感がいいから」という単純な理由だとしている。

ジョン・ペンバートン博士の友人で、経理担当のフランク・ロビンソンが命名した。ただし、どちらも現在のコカ・コーラの主成分ではなく、コーラの実も他のコーラ飲料と同様に、風味に殆ど影響を与えない微量である。

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

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VOL,156 DINING&GIG BAR VINNIES(PART,2)

2018-09-29 09:53:15 | Live Set List

ライブ・レポートPART,1(味噌田楽編)からの続きです。はじまり、はじまり~!!

 

PART,2はこのブログでの主役S・T・A編をタップリとお届けします。

1、THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)

19:00~19:40

さてと、いよいよS・T・Aの登場です。

マサ率いる結成14年目を迎えた頑固一徹のブラスロックバンドS・T・A(オリジナル・メンバーはマサのみですが・・・・)。

北国で唯一シカゴなどを追求し続ける、「創造を生む最高の共同体」です。

今回の内容にも相当力が入っていますよ。初期シカゴには絶対外せない、ターニングポイントともとれる曲も披露。

そして8人編成で臨む予定だったところが、直前になってトランペッターのクニが参加決定!。嬉しい誤算に狂喜乱舞(笑)。

これで鬼に金棒だ。駒が出揃った!

いずれにしてもスタジオ練習時間がごくごく限られた中での本番・・・・マジで。

皆、本当にご苦労さん。

こいつらだからこそなせる離れ技。たいした連中ですよ、まったく。

コニタンのギター・サウンドも、いつも以上に歪みを増していてご機嫌。

いつもより長尺なライブイベントなのに、最初から最後まで、一切だれる事もなく常に山場の連続で、疲れ知らず。

ノリのよいオーディエンス達にも支えられて、ただただ感謝の一言です。

正直な話、演奏のまとまりには多少の不安もありましたが、そんなこといざ蓋を開けてみたらば取り越し苦労だったようですね。

会場内は最前列から後方に至るまでビッシリと埋まっています。大入り満員御礼。

カウンター席や入り口付近も含めてね。

オーナーのクボタくんはやはりほとんどまともにリハのできないS・T・Aのミキシング作業には、今までそうとう手を焼いたようですが(ただでさえ、管楽器は厄介なのにね)、そこはそれでドンドン曲が進行するにつれて臨場感溢れる抜けの良い音作りに手腕を発揮。

おかげさまで気持ちよくプレイに専念できました。

ステージ上のメンバー達はいつものようにまずは立ち位置を決めてから、逐一チューニング、音作り、バランス調整、そしてマイク・チェックの仕上げ作業に取り掛かる。

着々とセットアップを目指しての準備。

マサがメンバー全員のセットアップ完了を確認後、秘密兵器のタブレットを手に最終作業に余念のないクボタくんへスタンバイ・オーケーサインのやりとり。

といってもトップでの出演だから(STAのトップはいつ以来だろうか!?)逆リハ形式にのっとっているため、円滑。

BGMストップと同時に、ミキサー卓についたクボタくんめがけて、マサがアイコンタクト後、レッツゴー、ゴーゴー!!

***MEMBER***

MASA・・・B CHO VO

KIMーKIM・・・KB

JUN・・・TS VO CHO

KUNI・・・TP CHO PER FLUGELHORN

SAWAKEN・・・PER

YASU・・・DR

KONITAN・・・G

MIKITY・・・AS

SHIGE・・・TP MINI-HORUN

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、ONE FINE MORNING(ある晴れた朝)・・・LIGHTHOUSE

3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

4、VEHICLE・・・IDES OF MARCH

5、IF YOU LEAVE ME NOW(愛ある別れ)・・・CHICAGO

6、GIMME SOME LOVIN’・・・THE BLUES BROTHERS

<メンバー紹介>

7、SUNSHINE OF YOUR LOVE・・・CREAM

8、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

9、GOT TO GET YOU INTO MY LIFE・・・THE BEATLES

10、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

<ENCORE>

11、PETER GUNN・・・THE BLUES BROTHERS

事前に打ち合わせたとおりに、まずはマサの指示でキムキムによるスペイシーかつプログレッシブなる壮大なシンセサイザーサウンドが会場全体へ轟きわたる。

次いでマサがすかさずヤスへと手拍子でテンポのメッセージを送るとハイハットが正確無比に刻みで応える。サワケンのコンガがサンタナばりのラテン色で彩を添える。

早速うねりまくっての追随。

それに便乗するかたちでコニタンも剃刀のごときミュート・カッティング。

プレイが待ちきれないという様子でギターのグリッサンドで「ギュィーン!!」

この辺で早くも期待に胸躍る雰囲気作り大成功。

これから繰り出されるS・T・Aワールドに興味深々のオーディエンス。

マサによる洒落た落ち着き払った口調での・・・・・・ナレーション開始。

「はい、たいへん長らくお待たせしました。いよいよはじまりますよ!今回はなんとヴィニーズ・バー独占企画 第2回ラッパ祭り。

華々しくこれから開演です。

濃厚なる迫力のホーン隊を擁する2バンドが登場します。

まずは我がバンド・・・・・

大所帯バンドの登場です。ビッグイベントやって来ました!北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

マサは腰を低く落としてスタンバイ。

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに迫力が桁違い。

いつもの倍近い勢いを感じます。それは気のせいではなかったようで友人のバンドマンらにも同様の感想を言われました。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

普段はクールなヤスもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

彼の今回のいでたちは黒革手袋、黒シャツと全身を渋くロック系で統一。

4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が相当に感動的だったらしくて、今だに刺激を受けている御様子。如実にドラミングの随所にそのダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

ヤスのペダル連打が、速射砲のごとき爆音で後方から襲いかかってきます。

イントロが飛び出した途端に観客達がドドッとステージ前方へ雪崩れ込んできて全身リズムの権化となっています。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。その中でもこの日ほど圧倒的完成度を誇ったことはなかったのでは?!出色の出来と自画自賛。

しかし、何度も言いますがメンバー全員、あの少ないリハ期間で、よくもまあここまで纏め上げたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

特に初参加のキムキムは何の遜色もなく打ち解けているよ。

もう何年もSTAでプレイしている古参のような佇まいを醸し出してもいる。

多分この日ギリギリまで一人念入りストイックなまでに詰めへと没頭していたのだろう・・・・痕跡がビシビシと伝わってきます(本当にそうだったらしい)。

STA2度目ライブのサワエンは、すでに風格さえ漂わせています。

モニター・スピーカーに片足乗せて、マサが野獣のごとく吠える。コニタンはアグレッシブなアクションを巻き起こす。

計算されつくしたコニタン独特なるシャープな音色のフェンダーUSAカスタムショップ・ストラトキャスターが、ヤスのパワフルなドラミングに絡みつく(このギターは購入したばかりの超がつくほどの高級お宝品。サーモンピンクのボディカラーが鮮やか。ギター・ヘッドを何度も激しいアクションでPAにぶつけたらしいよ。でもエイジド加工のボロ仕様なのでどこをぶつけたのかがわからないそうです・・・・笑)。

看板ともいえるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。後方サイドからは、ドラム&パーカッションが遠慮なしにボトム構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元空間模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが稲妻のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。ウインドウチャイムに導かれての、切り込み隊長クニによる卓越したフリューゲルホーン・ソロで場面転換。

STAライブにおいて2度目のトロンボーン不在ライブを、このフリューゲルホーンによるクニ案で見事に凌いだのです。

しかも、やる気満々のガッツポーズで構える。

 彼は、リハ1回きりの本番。

大した度胸の持ち主だ。さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。何事もなかったかのような表情で振る舞っていたよ(ヤスによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

さりげなくジャジー・フレイヴァーを散りばめているところが、クニの凄いところ。

能あるタカは爪隠す!とは昔の人はうまいことを言ったモノだねえ!

あふれ出る意気込みが全身からビシビシと伝ってくるようだ。

そしてマサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのヤスが猛然と先導しつつ、お次はシゲの出番。

彼のトランペット・ソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。

本人いわくあまり体調思わしくなくふがいない・・・と語っていたけれど、そんなこと微塵も露呈していなかったよ。

安定感抜群で、時折ヒステリックでエモーショナルなハイノートなどもヒットしてニンマリ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいことがステージで起こっているぞ・・・てな感じですでにかぶりついている。

そして第3の男、コニタンのギターが火を噴いた。

いきなり過激なアーミングとピッキング・ハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにテクニカル。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを忠実に再現。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。身をよじらせ、のけぞらせての恍惚イナバウアー・アクション。

チョーキングなどを交える際にはギターを揺さぶって身をよじる。あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。(2月の小樽ライブでは3曲目まで寒くて指がまともに動かなかったらしいです。そんなことは微塵も感じさせなかったけどね・・・・今回も大成功!)

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?ビブラート、グリッサンドに至るまでバッチリと再現しているよ。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるヤスが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

マサもヤスのドラムセット手前にまで駆け寄って煽りまくる。

いつもは沈着冷静なるヤスもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

エンディングにおける冴え渡るベルトーンも、キーボードのキムキムを筆頭に見事な連携で繋がった。

次いでコニタンからホーンセクションへと手渡す流れへ。ここで繰り出したコニタン入魂の1音がジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。これぞまさしくロックの原石。いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を天井高く掲げてグルグルと回転。ヤスと呼吸合わせて、トドメのフィニッシュ。

あるミュージシャンに言われた事があります・・・・・「マサとコニタンは何かにとりつかれているようだった」と。

めくるめくSTAのスピーディなる音像シャワーを一身に浴びまくって酔いしれている観客達は、ただただ目が点状態で放心・・・・。

身をゆだねています・・・・。

口笛がピーピーと吹き鳴らされる中、マサとヤスの目配せで間髪入れずにスリリング・メドレー「ある晴れた朝」フィルインが炸裂。

「YEAH!」

重戦車のごときヤスによるドラム・ビート。

カナダのシカゴ、BS&Tと言われたライトハウスの代表作を2曲目に持ってきた。度重なる強烈なる一撃。

ミキティもお気に入りなんだよ。実はこれ、彼女のリクエスト曲。さっそくマニア心をくすぐりまくる選曲。

縦横無尽に駆け巡るコンガの響きも絶妙の味を噴出。

マサがドラムに絡みつくようなベースランニングで挑みかかる。

鮮烈なるコニタンのフィンガリング。

鉄壁のリズム・セクションが猛然と確立された瞬間がキモだ。。

マサによる熱きヴォーカルが、雄叫びをあげる。

これをリード・ボーカルで担当するのは2度目なんだけど頑張りましたよ。

クニのコーラスも加味されて、グイグイと牽引で好サポート。

おそらく会場のお客さん達でこの曲を知っている人、ほとんどいないであろうことは確実。

でもそんなこと問題なし。関係ないね。

このうねりまくりのグルーヴはどんな世代、人種、男女問わずビンビンと伝わっていることでしょう。

今までに聞いたこともない一種独特で異様なまでの先読み不可能楽曲群に多少の戸惑いつつもぶっ飛んでいる御様子。

もちろん何度もSTA体験している人々にいたっては言わずもがな。

中間部分では怒涛のピアノソロお手並み拝見。

ジュンが引導をキムキムに投げかける。

アヴァンギャルドに奏でるキムキム唯一のソロが素晴らしい。

ここも重要なるポイント。

スポットライトを独占したキムキムが鍵盤上をスムーズに指が滑りまくる。

サワケンはタンバリンも交えて小刻みにバックから屋台骨を支え続けます。これって最も重要なお仕事。

なるほど、その手があったかい。

ならばと、曲の後半戦ではメンバー一丸となっての応酬。

マサ、サワケン、ヤス三位一体ガッシリとスクラム組んでの骨格リズム・セクション。

アクセントのメリハリもバッチリ。

マバタキ厳禁。息つく島も与えないほどに攻め込んでくるS・T・A。

体全体でリズムをとりながら、腰振りブラスも見栄えがロックしていてナイス。

ブラス隊は不敵な笑みを浮かべながらも、余裕の構え。

トランペット隊は耳をつんざくほどに、お得意の乾いたハイトーンをダメオシ連発ヒッで締めくくり。絶賛拍手の嵐。盛大だ。

オープニングとセカンド・ナンバーだけをもってもひじょうに燃費の悪い進行なんだけど、メンバー達はクールに対応。

「ウォー!」歓声渦巻く中

「サンキュー。改めましてTHE SAPPORO TRANIT AUTHORITYです。

皆さん、楽しんでますか!?」「YEAH!!」

「YEAH!HEY!HEY!HEY!!」と何故だか自然に掛け合い。

どこからか、興奮した観客がけたたましくホイッスルを吹き鳴らす。

「今日はなんとヴィニーズ・バー独占企画ラッパ祭りということで、え~っと、前からオーナーのクボタくんからはSTAに声をかけてもらっていたんだけど、中々メンバー達のスケジュールがあわなくて、無理言って本日23日に日程を調整してくれました。

結果的にはこんなにもいかした会場とオーディエンスとタイバンに恵まれてSTAがプレイできることをとても喜ばしく思っているわけです。

S・T・Aはどこで演奏しても浮きまくりなんだけど、今日のお客さんたちの反応はとても励みになるよ。大体この手のジャンルに熱狂してくれる人達って昭和30年代の生まれなんだよね(笑)。

今日はね、ちょっと地震を心配していたんだけど、そんなもん、俺たちのブラスロックでぶっ飛ばしてやるから!(笑)

そんなわけで最後まで楽しんで盛り上げていきましょう!残り時間、派手にお送りしていきたいと思います。じゃあね、俺からリード・ボーカルをサックスのジュンにバトンタッチして、傑作をお届けしたいと思います。よろしくお願いします!

次にお送りするのもシカゴ初期の大ヒット曲なんだけど、実はこれはバレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノンという7楽章からなる組曲なんですよ(ああっ!知ってるよ!)。

でね、時間の関係も考慮しまして今日は第1楽章のみでいきたいと思います。

邦題はぼくらに微笑みを・・・・原題は・・・・MAKE ME SMILE!!・・・・メイク・ミー・スマイル!」

ヤスによる軽快なるハイハット4カウント。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと痺れます。

実はね、この曲、小樽でSTAがライブのたびに会場にいる外国人の方達からことあるごとに「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。

あちらサイドのほうにウケがいいみたい。

でもいろいろとややこしい事情があってしばらく封印いていたんだけど、この度めでたくそれも解除されて日の目をみたというわけ。

無駄のないパーフェクトな曲ですよね。

最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ。

この曲ではリード・ボーカルを最近ジュンに受け渡し、マサはバッキング・ボーカルに専念。

ダンディーなジュンは、なかなか堂に入った喉をソウルフルに発揮。

バッキングは疾走感漲った塊のようなブラスロック代名詞でグレードアップをはかる。

パーカッション・チームは、ここでも千手観音のごとく相変わらず虎視眈々と大奮闘の猛進。

エンディングではコニタンによるマシンガン・ピッキング・ギター・ソロ。

コニタンのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったりうるさく感じないんだよね。これってやっぱり巧みなる音作りの技。

ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させる。

血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。

それにしてもクニは相変わらず4つの分野にまたがって八面六臂のフル稼働。

タンバリンの連打からウィンドウ・チャイムで、第1楽章を終了。

メドレー部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり、コニタンの流麗なるコードとヤスによるデリケートなトップ・シンバルのカップ部分による装飾音、シンセ、ウインドウチャイムなどが奏でる残響音の余韻で幻想的な哀愁を漂わせる。

ヤスのカウントが、それを打ち破る「ヴィークル」

エディット・バージョン。

 観客も両手をあげ、全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示。

ディスコティックでダンサンブルな極め付けとばかりに、血液逆流しそうな炎のナンバー。

文句のつけようもないくらいに、ヒップなアタック感。

伊達男ジュン、ここではテナー・サックスとボーカルの二刀流。

十八番だけに、まるで自分のオリジナルソングのように捲くし立てる。

アグレッシブなボーカルが優雅で圧巻。

熱唱に次ぐ熱唱。

トレードマークの腰振り歌唱スタイルも健在。

今回のライブはマサとジュンとでボーカルを2分するというシステム。

ホーン隊は体を仰け反らせて、渾身の吹き込み。

マサは大股開きのままで、ネックをグルグルと上下にひねり回してのピッキング。

後ろを振り返ったり、クルクルと回転。

前後左右にと行き来しながら、一時たりともジッとしていません。ロックバンドのライブはやっぱりこうでなきゃあね。

それだけにとどまらず、ドラムセットにまで駆け寄って右足をバスドラムに乗せてシンバルを蹴りまくる。

時折ヤスとマサが向き合っての、火花散るインター・プレイも微笑ましい。

時代を反映してか、サイケデリック臭を狙ったコニタンのギター・ソロは確実に的を得ているね。

マサとコニタンがミュートピッキングと、跳ねる音でテンションを高めます。

コニタンはこの手の曲でも、的確なるコードワークの度に腕を突き出して盛りたてる。

ギター・リックも一際異彩を放つ。コニタンは独自の解釈論で獅子奮迅。

決めのブレイクタッチ・フレーズでは、メンバーと観客達が何度も大合唱。

観客の中にはプレイ・スタイルを真似ている猛者も出現。

エンディングにおける一瞬の空間を突き破るがごとく、目一杯にタメをきかせて喉を振るわせる官能的でブルージーなジュン絶叫ソロボーカルパートでは気持ちよさそうに自己陶酔!

このひとことで観客達が「ヒューツ!!」と大歓声。

プレイしている我々でさえも、手前味噌ながら震えがくるほどの高評価を下したくなるほど。

皆が皆一様にエキサイトしています。

万雷の拍手が鳴り止みません。

「ありがとうございます!え~~、じゃあそんな感じで後半に入りたいと思います。いいかなあ。

さっきも言ったとおり今日は全くジャンルの異なるホーン隊を擁するバンド2組の競演と相成りました。

我々は100%ブラスロックをお届けしていますが、次に控えしバンドはソウルファンク。これ以上ないほどに豪華絢爛の盛りだくさんな内容でお送りしていきたいと思います。

じゃあ、ディスコナンバーの次はSTA唯一のバラードでちょっと熱冷ましをしたいと思います。セクシー部門担当のジュンがここでも心を込めて歌います。シカゴ珠玉の金字塔・・・イフ・ユー・リーブ・ミー・ナウ!」

この曲はオリジナルとは違うキー(ジョン・オバニオンのテイク)でSTAはプレイしていることを、コニタンへ最初のスタジオ練習に入るまでマサが伝え忘れていたという曰くつきのモノ・・・・。

でも彼は即座に曲の本質を理解してくれて(相当に大変だったと思うよ)、本番では美しい仕事を果たしてくれました。

キーボードによる壮大なオーケストレーション・パートがストーリー映像を描きあげるのですが、現在の編成上、歌詞から練り上げた構想をコニタンは、それまでの彼とは一線を画するメリハリあるプレイに没頭して演出。足元に設置してあるエフェクターのスイッチを踏み込んでディレイ効果を加えた控え目なるナチュラルトーンのソロも、マサのアドヴァイスで1オクターブ上げて、より曲の魅力を引き出すことに大貢献。

全体を覆うようにキムキムのキーボードが叙情的なタッチで装飾。

ジュンはマイクを手に、甘美なまでにとろけるボーカル。

「ジュンちゃ~ん!」と声援が飛ぶ。

マサとクニによる繊細なるコーラスも後押しして、いい味を出している。そしてヤスのワイヤー・ブラシ&リムショットが目立たないながらも最高の隠し味。

もちろん、体を軽く揺らしながらのホーンセクション(シゲのミニ・ホルン&クニのフリューゲルホーンを筆頭に)の響きが咽び泣いている。

ミキティのアルト・サックスもドラマティックな色合いでムード倍増。

グッと抑え気味のサワケンも、タンバリン効果で持ち味を発揮していて自己主張。大人の魅力で光を放つという演出。

立て続けメドレーで、場面一変、シカゴはじめ数多くのバンドもカヴァーしているストレートでアップテンポ・タイプの「ギミ・サム・ラヴィン」。

キムキムがスティーヴィー・ウィンウッドばりのハモンド・オルガンでいきなり導入部分を飾る。

小節数がちょい多目というトラブルにも、涼しい顔して何処吹く風の対応。

客は誰一人としてそのことに関しては気づかなかったようです。恐るべきふてぶてしいS・T・Aのメンバー達よ。

何も知らない観客達からは「イエー!」のエールがかえってきたからね。

これはこれでライブならではの醍醐味さ。しかし、やはり「ステージには魔物が潜んでいる伝説」は本当だった・・・・・。

奢り高ぶりなどのないひたすらに謙虚な姿勢が大事。

ヨッシャア!

引き続きヤスの正確無比な前ノリアクセントにのる「ヘイ!」の掛け声では、メンバー全員が元気一杯に拳を突き上げるポーズ。

この一体感も申し分なき快感。

マサは喉も張り裂けんばかりに叫び続けながらも、四六時中ジャンプ、キックをそこいら中にぶちかます。

クニはコーラスワークで更なる抑揚感を華やかに型造る。

心底頼りになる、多忙な男だね。まさに痒いところへいつでも臨機応変に手が届くような存在だ。

マサは半身状態で構えて2番の歌唱に突入。

横一直線体勢に居並ぶ勇ましきブラス隊の雄々しきことといったら、それはそれはもうたまりませんよ。

ここでも時間の関係で、3番歌詞カットのエディット・バージョンに落ち着きました。

マサ「知っている曲ってあった?」

客席中央最前列のヒロリン「ギミ・サム・ラヴィン~♪」

「おお!!スペンサー・ディヴィス・グループといえばこれに尽きるね。

STAにとっては異質だけど、これ、シカゴも取り上げているんだよ。1984年のジャパン・ツアーでもアンコールで披露してくれました。

 ではここで滅多にやらないんだけど、メンバー紹介をやりたいと思います。

人数が多いので時間がかかるよ。どこからいこうか?

盛大な拍手をおくってやってください。(チャラ~ン・・・とウィンドウチャイムを鳴らすクニがお茶目だ)

ここヴィニーズバーの超常連ミュージシャンはアルト・サックス担当・・・・」「テナーだよん!」「(笑)あ・・・・!?間違えた。

そうそういつもはアルトなんだけど、本日初のSTAテナーは、ジュンです!よろしく!!

今度は間違いなくアルト・サックス!紅一点です。

小樽の矢沢永吉こと世界のマッツ率いるY-PRJECTでも男顔負けなブローを吹きまくっているミキティ、よろしく!。

スーパー・ニヒリズムな男。多忙の中、遠路はるばる南幌から駆けつけてくれました。俺の次にSTAでは古株のシゲです。よろしく!!

トランペット、フリューゲルホーン、パーカッション、コーラスと休む暇もない小樽のナイスガイ、クニです、よろしく!!

彼を初めて観る人もいると思いますが、さっきから後ろで馬鹿テクのソロをこれでもかあ!というほどに弾きまくっている才能溢れるニュー・ギター・ヒーロー、コニタンです、よろしく!

俺にとってはSTA屋台骨の心強き相棒です・・・ドラムはヤスです、よろしく!

(コンガでポコポコ!!)

今、あそこで恐い顔をしてコンガを叩いた男・・・・出所祝いとばかりに先月からSTAに満を持して加入したサワケンです!よろしく!!

パーカッション兼STAの用心棒です(笑)

親分、久し振りに吸うシャバの空気はどうですか?」

「うん、うまいなあ!(爆笑)」

「キーボード!STA初参加。といっても彼のことを知らない人はモグリ。

ワーカホリック野郎。ライブ・イベントといったら必ず3つくらいはバンドの掛け持ちをしているという売れっ子の人気者、キムキムです、よろしく!

最後にリーダーをつとめさせてもらっております、マサです。よろしく!

これでメンバー紹介は終わり。

STAはアメリカン・ロックが中心でおくりしていますが、次、ブリティッシュなやつを聞いてください。

全然ブラスロックではありませんが、シカゴもデビュー前に取り上げていた曲。

伝説のバンド、クリームで・・・サンシャイン・オブ・ユア・ラブ!」

これが実は、コアなジャンル好きのタイバンの一部メンバーらから歓迎のエールが密かに飛んできていました。

あんたも好きね!と思わず言っちゃいそうなくらいの一体感。

コニタンは最近チャーのカヴァー・テイクをこの曲の参考にしているらしく、本来の野暮ったさをできうる限り排除して、よりモダンな味付けを器用に施してきました。

じらしにじらしまくったかのような、あのリフをほぼナチュラル・トーンでピッキング。

しかし、その直後にリズム隊がメガトン級ユニゾンの塊となって猛追撃。

結局は、極上のへヴィーロックに豹変。

照明もそれに応じるかのごとく、灼熱の点滅を繰り返す。

ヤスもジンジャー・ベイカー直伝アフリカン・ドラムではなく、より現代的な味付けを盛り込みオリアンティのバージョンで鮮烈に対抗。マサはジャック・ブルース役で魂の咆哮。

ブラスのアレンジはコロシアムのテイクを拝借してきて歴代S・T・Aホーン・メンバーらが、ライブのたびに手直しを加えていったという裏話があります。

まあ、この辺に至っては、リラックスしながら望めるというもの。

スタミナ温存ソングなのだ。

続々と観客達もより間近で目撃しようと、食い入るように詰め寄ってきます。

マサはミヤッチを指差して挑みかかる。

コニタンはクラプトンはじめジミヘン、レイヴォーンなどなどを融合して散りばめたアドリブを全員にほどよき刺激とともにバシバシと連発してきます。

ウーマントーン、サスティーン、3連のトリルなどなど荒々しく持ちうる限りの天才的テクニックを、交えて惜しげもなく注ぎ込みます。

エンディングでは、ノイジーに爆走しながらも徐々にスピード・ダウン。

フェイドアウトの後には、 うっとりするほどの優しい音色のピアノソロを経て・・・・SATURDAY IN THE PARK・・・・・マサがキムキムの方向へ向き直った瞬間、絶妙のタイミングでシンコペーションを基調としたあのあまりにも有名なるピアノ・イントロを演奏。

熱烈なる声援と拍手が手拍子へと変わっていく。

もちろんメンバー達も軽くステップを踏みながら手拍子を絶え間無く要求。

よくよく見てみるとカウンター内でも嬉しそうに、ピョンピョン飛び跳ねているではないか!?

シカゴⅤ収録の初ミリオンを記録した、珠玉のポップアイコン。

世界平和を声高らかに提唱する、スケールの大きいビッグヒット。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高きアンセム。

マサが歌いながらキムキムのそばに歩み寄ると、ニコニコと微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

クニもコーラスに人一倍のこだわりをもって挑んだ曲。

誰もがハッピーモード全開に浸れちゃうのだから不思議ですよね。

エンディング最後の1音に至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。

普段はホノボノと佇んでいるキムキムではありますが、やる時はバッチリと決めてくるところなんかさすがですよね。

敬服しちゃいます。

 「残すところあと2曲となりました」「えええ!!??」「(笑)そうだよ。覚悟して望んでね。俺たちのやっている曲は君たちが生まれる遥か昔の曲ばかりなんだよね(笑)。

でも今の曲は知っているよね?(マサは優雅にMCをこなしながらもドリンク・タイム)

他はほとんど全然、聞いたこと、ないでしょ。あ~やっぱり知らないか・・・・じゃあね・・・・ビートルズって知ってる?

ブラスロックではないけど、ビートルズをやります。」「おおお!!」「今日のライブ中、一番ポップな曲だと思います。でも俺たちひねくれているから、あえてヒット曲はやりません。

でもね、管楽器が初めて本格的にロックへ導入された記念すべきブラスロックの原点と言われている至宝。

シカゴ、BS&T、EW&Fもカバーしているし、シカゴが1967年に結成して初めて演奏したのもこの曲でコンセプトを固めるヒントにもなった曲。(ミキティが感心してうなずきながら聞き入っている)

いい機会だから皆覚えていってね!じゃあいきます。傑作アルバム・リボルバーの最後から2曲目に収録されている・・・ゴット・トウ・ゲット・ユー・イントウ・マイ・ライフ!」

間合いを見計らったかのように、ヤスが景気のいいスティック4カウントを轟かせる。

間髪入れずに「ズドーン!」

とってもライブ映えする珠玉の名曲。

コニタンは伝家の宝刀といえる隠し玉ストロークを忍ばせていて絶好調でしたよ。

サビ・パートにおけるマサとコニタンによるユニゾン・ラインも、カッチリと収まっていたね。

後半ドンドンとヒートアップしていくところをメンバー全員、冷静なる判断でマサの号令を待つ。

「1・2・3・4!」の掛け声で無事終了。

ミキティはバイタリティいっぱい。シカゴなどはずっと知っていたんだけれども、遂に今年は念願が叶ったというわけだ。

いい顔して吹きまくっているもんね。

STAの新しいマスコット・ガールだ。

ジュンのSTA初テナー・サックスもメキメキと頭角をあらわしてきています。期待のホープ。

ソロにも積極的にチャレンジしていきたいという頼もしい言葉も投げかけてくれました。

今後ジュンの活躍には要注目だ!

というわけでして、立役者が何人も在籍しているSTAです。 

「皆さん、満足してくれてますか?」「イエ~ッ!!」

「今は何時くらいかな?それでは極上のミッドナイト・ソングをぶちかましてみたいと思います」

この時、すでにコニタンはギターを掲げて小刻みに震わせつつもフィードバックを発する・・・・・「ウィ~~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに右足を乗せたまま「ありがとう!正真正銘これで最後です!いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!HEY!!!

・・・・・・25or6to4!!!」

マサがコニタンを左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

メンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

ジュンも「後ろの方も一緒に!!」

ギターが、これ以上ないほど、ファンキーで過激に叩き込む。

マサとコニタンがメインリフを弾き始めると、ヤス&サワケンもパーカッション類総出で

それに便乗する形にてなぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンの狭間に、リズムの鬩ぎ合い!

あるバンドは「STAはスーパー・スペシャル軍団」

あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストはよく動くし、いい音を出していましすね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」

マサは1フレーズごとにステージフロント右から左に並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

コニタン&マサが両サイドのフロントにて仁王立ち。この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

コニタンはギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

拳を突き出すタイミングが絶妙。

誰言うともなくホーンセクションが合間を縫って

「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンスで半狂乱。

もうこれが本当にラストだと察してか、全員グチャグチャでどこもかしこも総立ちです。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

マサはヤスのドラム台後ろに、更にはサワエンのところにまでホップステップで駆け寄って、コミュニケーションをはかる。

両膝をついて、ヘッドバンキングにて気迫のヴォーカルを続行。

コニタンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

締めはエフェクター設置スペースにもどってワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃。

ク二はシカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズを吹き込む。

逆方向ではウォルター顔負けなテナー・サックスで対等に渡り合うジュン。

マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。

これもライブでなければ味わえないハプニング。

メンバー達が色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

コワモテの職人サワケンは痒いところに手が届くカウベルの連打プレイ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。我々にも皆目見当がつきません。

まぁ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴(クニ曰く)ならではの持ち味であり、魅力のひとつだね。やはり役者が違います。

エンディングではマサ&コニタンが自分の楽器を垂直に突き上げて揺すりまくるの図。

尚もコニタンのソロは止まらず、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明もSTAのメンバー達を追うのが大変な作業だ。

エンディングではベースギターを天井高くに突き立てホップステップしながら、ベースギターを肩からはずして、観客席めがけてマシンガン乱射のポーズ。

そしてベースを最前列の観客達に突き出して次々と弦を弾かせる。

片足上げて思いっきり床に振り下ろした。一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

「アンコール!!アンコール!!」

当然アンコールの声援があちこちから聞こえてきた!

「ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えまして・・・すぐに終わるからね。」

メンバー達が色めき立ってきた。

こういう時には、お決まりのインストウルメンタルで「ピーターガン」です。

恒例のソロ・バトルをやっちゃいました。

再びベースギターを肩にかけ、ベース・アンプのスイッチを入れ、ボリュームを上げてからマサがさっそくメンバーたちに伝令。

マサからの号令と共に、有無をも言わさずドラムとコンガでリズム開始。

マサとコニタンがメインリフを弾き始めると、知性派サワケンもパーカッションで

それに便乗する形にてなぞってくる。

その時、ソロパートの三人は、ジュンの取り決めでパパッと指差しで順番を決めていました。

その間わずかに数秒。

果たして軍配は誰の手に!?

驚いたことにファーストソロは、ミキティではないか!

女性ならではの繊細でチャーミングなる初STAソロに聞き惚れてしまったわい。

やるときはバッチリとやってくれるレディだねぇ。

橋渡し役はジュン。

二番手はシゲによる超絶な嘶きトランペットソロ。

ここいら辺の息のあったやりとりは横で見ていても、この上なき情景。

最後は、コニタンがエキセントリックなギターソロ。やはり役者が違います。

余裕綽々のフィナーレではマサがしつこいくらいに焦らしに焦らしまくってのジャンプ!

完全燃焼。

真っ白な灰になって燃え尽きました。

「ありがとうございます」

ブラスロックは爆発だ!!

まあ、色々とアクシデントもありましたが、お蔭様で何とか無事に大団円。

またその内ここに帰ってくるよ。

不協和音問題もスッキリと解決して、強靭なる絆で結ばれている爽快なるSTA。「最後までお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました!ヴィニーズ最高!!」

まあ、たいしたアクシデントもなく、お蔭様で何とか充実感に満たされた表情で無事に大団円。

全ライブ終了後はステージ関連の器材、セットの後片付けを敢行。心地よき疲労感を楽しみながらも皆と交流のヒトトキって貴重なる体験。(ライブ前には例によってサワケンの呼びかけでゲーム・センターのスペースで写真撮影。なっちゃんがカメラマン)

和気藹々とお互いの近況にはじまり、プライベートな話題から、情報交換。

もちろん多種多様なる熱き音楽談義も弾んで盛り上がる。MCが上手いと褒められちゃったさあ。STAとしては異例ともいえる閉店間際までのミニ打ち上げという運びとなりました。特にマサ、キムキム、ミキティとはジックリと腰をすえて充実の話題満載。面白かったなあ。と言うわけでして、名物企画ライブの夜は更けてゆきます。

当初は今だから言えるけど、メンバー全員が、2バンドでの客の入り、盛り上がりに危惧していたのです。

でもそんな心配も水泡と帰す、でしたね。

良かった、良かった、万歳!

再会の時まで皆さん、お元気で。

道中での事故には気をつけてね・・・・

お疲れ!

VERY SPECIAL THANKS TO・・・SUBARU-CHAN&CETERA&MICHIKO&HIRORIN&MU-TCHAN&TAMA-CHAN&HIKO&DAI-CHAN&AKE-CHAN&NAKAJI&PAJA-SAN&KUBOTAKUN&MAYUMISAN&SHINCHAN&NATUKO-CHAN&MIYATCHI&NABESAN&SASAKUN&ORANGE-JUICE&MELON SODA&BEER&OOLONG TEA&COCA-COLA&ICED COFFEE!!

 

 

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wire mesh(chicago)

2018-09-27 03:13:24 | CHICAGO

金網(かなあみ)は、金属の線材を織り込んで「状」としたもので、広い産業分野や家庭生活でも使用されている金属製品である。

日本において、明治初期頃には使用されており、これは広く普及するようになって、「ざる」、焼肉バーベキューの「焼網」など身近な製品にも使われている。

金網のスペックメッシュという単位が使われる事があるが、この「メッシュ」は1インチ(25.4mm) に網目がいくつあるかを表しており、100メッシュといえば1インチ上に100の網目があることを指す。クリンプ金網などの大きな開き目では、線径と開き目で表される。

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

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VOL,156 DINING&GIG BAR VINNIES(PART,1)

2018-09-26 16:21:43 | Live Set List

2018,9,23(SUN)

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)&MY SOUL電気楽団(味噌田)

「第2回 ラッパ祭り!!」

STAが1年5か月ぶりに帰ってきました、ヴィニーズ・バー。

STAは必ずマサが企画する「リブレーション」で、ここを利用させてもらっているのですが(もちろん味噌田も出演してくれましたよ!)、ヴィニーズ・バーでの企画モノに出演するのは初!

実は今年の夏にオーナー直々にマサの元へ「第1回ラッパ祭り」企画へのお誘いをいただいていたのですが、なかなかメンバー達のスケジュールが都合つかずに泣く泣く断念・・・。

しかしそこはそれで、必死の執念が実って今回遂に実現の運びとなったわけです。

しかもありがたいことに、マサのほうから日程まで決めさせていただきました。

すっかり秋めいてきた北海道の大雪山旭岳ではちょっと早めに初冠雪を記録。

で、例の今月6日に道内全域を襲った胆振東部地震はいまだに余震が連日続いていて道民は不安の日々を送っています・・・。

実際に知人達のライブ・イベントもことごとく中止に見舞われていて大変な事態に。

ラッパ祭りもそれだけが、心配されていましたが、無事大盛況の内に終えることができました。

さてさて、それでは早速恒例のレポートと参りましょうか。

「ラッパ祭り」というだけに管楽器を擁するバンドが参加の条件(前回は3アンド。乙帝國ゆるゆる団他・・・つまりサックスのジュンのみ両イベントに参加したというわけだから貴重なる人物だ!)。

この管楽器というものが、ミキサーにとってはひじょうに扱いが難しいものらしいです。

しかも大所帯。

というわけで、充実したサウンドをお届けするというプロのコダワリを反映させる意味でも、このたびは2バンドのみということになりました。

多くても3バンドが限界なんだとか。

でも濃厚かつド迫力のバンドが出揃いましたよ。

相手にとって不足なしの一騎打ちだ。

ジャンルは違えどブラス・ロック対ソウル・ファンクの熱き激突を展開。

会場は札幌ボウリング施設では超老舗のオリンピア・ボウル内。

地下駐車場も日曜日だけにすでに混雑していて(もちろん無料!)上からは「ゴロゴロ・・・・パッカーン!」という威勢のいいレーンとボールとピンの音が絶え間なく轟いています。

そうこうしている内に愛車に乗って、続々と今回の出演バンド達が会場入り。

いつもの気心知れた奴等、懐かしき盟友達、初対面のミュージシャン達同士が固い握手や会釈を交し合いながらも、クボタくんと準備に余念がありません。

ヴィニーズ企画ライブなので、何から何まで貸切状態で、思う存分にタイムテーブルも贅沢に仕切らせてもらいました(笑)。

入場料金も無料の上に(ドリンク代は別。飲み放題の料金も超格安!)、更なる器材一新のニュー・ヴィニーズが新鮮に映ってました。

どうやらオーナーは儲ける気がないようだ。

男気溢れるクボタくんに拍手!

皆マナーの良い大人ばかりなので、時間にはきっちり。

余裕すら感じるほど。

17:00~17:30

早速メンバーが大体揃った味噌田にクボタ君がリハの手配。

このバンドは総勢13人(!!)なので、もうステージ上は芋洗い状態。

STAの編成が妙にスッキリして見える・・・・・(笑)

入れ替わりに17:30~18:00STAのサウンド・チェック!

マサが事前にクボタ君に手渡しておいたSTAバンドセットリスト&編成詳細表に沿って、逐一セッティングとバランス調整をスムーズに施してくれています。

要望に応じての音固めも手堅い!さすが。

あるバンドマンは「ヴィニーズって音が格段にいいね!」と絶賛。

クボタくん曰く「STAはやっと今回じっくりと納得ゆくまで音作りができるから嬉しい!」

確かにそれはいえるね。

だって今まではバンド数が多くてろくにリハなんてできたためしがなかったもん。しかもSTAのメンバーの殆どがリハ不参加なためにぶっつけ本番が当たり前だったし・・・ご迷惑かけました。これじゃあミキサー担当としては消化不良だし、さぞかし心残りだったはずさ。

でも今回のリハは奇跡的にも初めて9人フル参加!

みっちりとリハーサルに時間を費やしていました。

特にキーボードのキムキムはスタジオでの練習には1時間半ほどしかSTAと演奏していないので、ここぞとばかりに時間ギリギリまで彼中心に進行。

お得意の崖っぷちバンド真骨頂さ!

ミュージシャンたちはそれぞれにリラックスしながらもチューニング、楽器の御手入れ、ウオーミングアップをこなしながらも談笑。

ケース類や荷物は楽屋倉庫へ持ち込み。

スタッフからの指示に従ってバタバタと準備に勤しむ。

早くもリハで一汗かいた者は冷たいドリンクを注文。

と、ここいらで早くも観客が入場(OPEN 18:30)。

お馴染みの顔や、初来店の客、バンドの友人や恋人、ご夫婦連れと、すでに客席のあちこちでは笑顔で飲食しながらおしゃべりに花を咲かせています。

あ!この店名「ヴィニーズ」について一言。オーナーのクボタくんはドラマーとしても売れっ子の実力派(札幌フュージョン界の巨匠ギタリスト・クルさん率いるAXIAのドラマーとしても大活躍)。

敬愛するドラマーが巨匠ヴィニー・カリウタだそうで、そこから拝借しての「ヴィニーズ」

でも前にここを利用した際、店内に流れていたのは世界的にも話題のベビー・メタルでした。こちらも大好きなんだそうです!

おお!名カメラマンのパヂャさんを客席にて発見!

ステージ前方のベスト・ポジションを確保してシャッターチャンスを虎視眈々と狙い定めていますよ。

ライブ前にヒロリンからパヂャさんを紹介されたマサはお互いに名刺交換。

何度もライブ会場では面識があった仲。改めてじっくりと自己紹介。STAのライブは印象に残るほどにかっこよかった!というありがたきお言葉をいただき俄然ハッスルしちゃうもんね。今後も親交を温めていきましょう。

さあ、いよいよはじまりますよ。

今回もジャンル一切かぶることなくゴージャスなる布陣でお送りします。全2バンドだけど合計人数が22人というヴォリューム感。

しかもどいつもこいつもツワモノぞろいで大いに楽しめる事でしょう。何が飛び出すかは観てのお楽しみ!

鬼が出るか蛇が出るか・・・・!?最初から最後まで全くだれることなく常に山場の連続!!

2、MY SOUL電気楽団

20:20~21:00 

いきなりライブ・イベントのレポートはオオトリの佳境からはじめてみましょう!(だって2バンドのみだからね。その分、各バンドの演奏時間はちょい長め。実際5~6バンド分くらいのクオリテイは十分に保っていましたよ)

略して「味噌デン」だってさ。上手いこと言うなあ(ナカジーが命名)。

個人的にもこのバンドを見れるのが楽しみでした。

ミソデンのライブを観るのはSTA企画を含めてこれで4回目。

2016年4月の小樽ゴールド・ストーン以来だ(初めて見たのもこの場所だった)。

もちろんそれ以外にも味噌田はアクティブにライブ出演は重ねております。

なんと今回は総勢13人!!(前回観た時には11人だったんだから更に人数が増えたわけだ)

若干入れ替わりはあるものの編成の内訳はといいますと・・・・

管楽器が5管で(メタボーズと呼んでおくれ!)、ダイちゃんがトロンボーン、サポートのトランペットのニシケンくん、お馴染み札幌のエミリオことミヤッチはテナー・サックス、アルト・サックス奏者にキュートなサキちゃん、ドクことナカジーがバリトン・サックスでホーン・セクションのリーダーを勤めてもいます。コーラス・ガールはゴージャスに3人で内訳はアケチャン(ミニスカートからのぞくスラリと伸びたおみ足がかなりヤバイっしょ!)&ナナちゃん&ナオちゃん(お味噌シスターズと呼んでおくれ!)、知性漲るキーボードにササくん(KORG KRONOS使用)、ドラマーはMくん、問答無用のギタリストはヒコ(お馴染みブルーの愛器STタイプシェイプのシェクター。ローズ指板。PUはSSH)、ベーシスト・ナベさんはナチュラルボディのジャズ・ベースを使用(メイプル指板)、そして麗しの女王様ヒロリンがバンド・リーダー兼ボーカルだあ!(彼女は冬にロックバンド「進化系ガールズ」でもSTAとタイバンしました)。

賑やかなるラッパ祭り(決してディスコやクラブ系ではなくてね)、こちらはソウル・ファンク系バンドとカテゴライズさせてください。

この時間帯になると、普段はステージを共にしているミュージシャン仲間が続々観客として顔を出し始めています。

味噌田のメンバーが開演ギリギリに勢ぞろい。

簡単なサウンドチェックを済ませ、準備完了!ヒロリンのナレーションを受けていよいよ豪華絢爛なるショーの幕開けです。

「はい、皆さん!お待たせしました。マイ・ソウル電気楽団です。よろしくお願いします!イエー~!!」

まずはご挨拶ソングとばかりにインスト・スタンダード「THE CHICKEN(ピー・ウイー・エリスの作品だけどジャコが取り上げたことであまりにも有名)」

歯切れの良いグルーヴをサラッとかもし出すバック陣の潔さ。

愉快痛快に立て続けで捲くし立ててくるリフの応酬に、これからはじまるライブに対していやが上にも期待で胸が高鳴ってくるというものだ。

軽快なタッチのピアノの音色が紡ぎだされて、アレサ・フランクリンの「THINK」

ヒロリンの十八番ともいえる代名詞ともいえる極めつけを、惜しげもなく序盤でご披露。

映画「ザ・ブルース・ブラザース」の名シーンでも豪快に歌われていたね。

これ一発で誰もがダイナマイト・ヴォイスこと、ヒロリン・ワールドの虜と化していったのでした。

掴みはばっちりオーケー。

ヒロリン、相変わらずのカリスマ性は当然としてお味噌シスターズによるゴスペル・タッチのコーラス・ワークも特筆モノ。

ミソデンがお目当てでやってきた観客もけっこういたのですが、誰もが口を揃えて「今回のステージもパーフェクト。ヒロリンの魅力溢れるボーカル・スタイルと、鉄壁なるバックの演奏は非の打ち所無し」と太鼓判でした。

ヒロリンによるMC「こんばんは!マイ・ソウル電気楽団です!アレサ・フランクリンの曲を聞いてもらいました。

アレサは残念なことに今年、天国に召されてしまいましたが、彼女はデトロイトの教会で生まれ育ったのです。

私はアレサと出会って歌をはじめたから、なんというか・・・・もうどうしようもないくらいに辛い・・・。

もういっそのこと、デトロイトに行ってみようと思うんだけど、あそこはアメリカでも1,2を争うほどに治安の悪いところで、恐ろしい感じらしいです。

どんなところか、わかりやすく例えていうならば・・・・あの破綻した夕張の町を(おいおい・・・俺の故郷なんだけどなあ・・・・苦笑)もっと危なくしたような街。

だから安全のため、高いホテルに宿泊しようかどうかを迷いに迷って考えている最中。

アレサに感謝です!サンキュー!アレサ!!」

続いての曲もブルース・ブラザースからで、今度はレイ・チャールズのヒット曲「SHAKE YOUR TAIL FEATHER」

またもやピアノによるイントロに導かれて、ヒロリンが堂々たるディーヴァのお手本を示してくれました。

とにもかくにもステージ映えのするヒロリンのパフォーマンスに観客の誰もが度肝を抜かれて釘付けだ。

ただ淡々と歌い続けるのではなくコロコロと変わる表情や大きなアクションを見ているだけでも、この日の観客達はもうけもの。お得感満載。

セクシーに帽子を取って、悩ましげな流し目を最前列のオーディエンスにタップリと投げかけるヒロリン。

コーラス・ガール隊との掛け合いも息がピッタリだ。

軽妙なる映画のシーンが蘇る。

そうそう、味噌田のライブの面白いところはコスチュームにもあります。

ヒロリンは時には紫色のウィッグでド派手に背中を露出したドレスで決めてみたり、、妖艶なるギンギラ衣装も注目の的。グッとシックに黒と白、ピンクに統一してみたりね。魅惑的な大人の女性をテーマに纏め上げる時も。またある時には太ももギリギリまでスリットが入った悩殺ドレス姿だったりで目のやり場に困っちゃうほど。はたまたボーイッシュなファッションで迫ってみたりと7変化の様相を呈していますが、この日は全員が白と黒を基調としたギャグ風ファッションにドレスアップ。つまり基本コンセプトはブルース・ブラザース。

メンバーによってはサングラスや帽子まで真っ黒けで統一。

もちろんフロントシンガーのヒロリンは、赤いジャケットでアクセントを付けているところなんかは憎いね。

器用に色々なタイプの個性的なナンバーやクセモノ・シンガーを取り上げるところも実力がないと恐れ多くて無理なんだけど、このバンドはサラッとこなしてもいます。

男性のヴォーカルモノをヒロリンが歌っても、全く違和感や遜色なし。

俄然、器が違うね。

お次もレイ・チャールズでツボにはまったら癖になりそうな怪しいくらいに渋すぎる決定版「HIT THE ROAD JACK!」

ステージ後方の高い位置に陣取ったマーカス・ナベさんによるパーカッシブなベース・ライン・イントロがうねるようなグルーブを延々と醸しだす。(本当にマーカス・ミラーにルックスがソックリ。もちろん使用ベースも同じ!そのあまりにものリスペクト精神にカンパイだ!)

フィンガー・ピッキング奏法による安定感ある熟練の技に思わず唸っちゃいます。

女性シンガー総出での日本人離れした情念に満ち満ちた圧倒的な歌声は感動的で言葉を失いそう。

ショーガールの面目躍如。

「順番をバラバラに歌っています(笑)!。本日は2バンドでのラッパ祭りに参加させていただきましてとてもありがたく思っています。」

5曲目に登場したのはなんとまあ、またもやブルース・ブラザースからで「ピーター・ガン」

これ、もろにSTAとセトリが被ってしまいましたあ!

Eの1コードで淡々と重低音のごときセンセーショナルなリフが全体を占めるインストウルメンタル。

元々は伝説の作曲家ヘンリー・マンシーニが、同名のアメリカテレビドラマ用に提供した曲。

ジャンルを問わずに数多くのミュージシャンやバンドがカバーしています。

シンプルだけどキャッチーでロックに最適なリフが、いつの時代でも愛される理由でしょう。

ここでの見せ場はもちろんソロバトル。

まずは切り込み隊長ミヤッチによるテナー・サックス。

次いでナカジのバリトン・サックスが重低音でブロー。締めくくりはやはりこの人、ダイちゃんが牽引役。

いい加減にここいらでミュージシャン達は汗だくになってきた。

あららら・・・・ミヤッチがいつのまにかウチワを手に涼しそうな顔してパタパタと扇いでいる。一人でずるいなあ。

どこからともなく愛情溢れる野次が飛び交う。

「おじさんみたいだぞ!」それでもめげずに涼み優先とばかりにウチワを手にご満悦。

「いいよ~!好きなペースで!」と心優しきヒロリン。

「UPTOWN FUNK(MARK RONSON)」では開巻から全員が身振り手振りで「クラップユアハンド!」と要求。

一聴した感じではマイケル・ジャクソン風だけど、しっかりとホーン・セクションもフューチャーしたダンサンブルなリズムにのって軽妙に重厚なる大合唱も連動。

初々しきコーラス・ガールとの掛け合いも、お見事の一語に尽きます。もちろん主役はヒロリンで、ステージ狭しと常にシャウトから伸びやかなるハイトーンまで自由自在に操る男顔負けの迫力ヴォイス。

ブラス隊もそれに感化されたのか、益々ヒートアップして追随。

そこに彩りを添える役目はヒコのいつも所属している他のバンドとは一味も二味も違う繊細なるギター・カッティング。独特なるエフェクター・サウンドも耳に心地よい。まったくもってこの男の懐の深さには脱帽です(本人はまだまだ納得いっていないようですが・・・)。

相互作用が良い方向に働いていて観客一人残らず、すでに骨抜き状態。

けっこうなうるさ型客達も、ブルージーでジャジーなブレイクビートの連続にすっかりとやられています。

「次ですけれども・・・最近、日本中で地震が続いていますよね。皆さん、大丈夫でしたか?

実は先日私、安平町にボランティアで参加してきました。

そう聞くと、ヒロリンかっこいい!って言われるんだけど、そうじゃあない。

安平町までは札幌からたったの1時間半で行ける距離。

他にも厚真、鵡川と3つの地区でボランティアを募っているの。あちこちが今でも大変な状態。

でもね、こう言ったら不謹慎かもしれないけど、泊まるところもあって悪いけどとても楽しかった。

お酒なんかも持ち寄ってね。

日本中から爽やかで気持ちのいい人達が自分のお金で来ているから、それぞれに出来ることを探して誰もサボらない。

そういう時にこそ笑顔でパワー・アップ。

私の仕事なんてたいしたことない。お散歩気分で廃棄物処理から電話番、パソコンの入力などなどと得意な分野で作業の希望もとれる。

これ聞いて日帰りでも半日でも参加してみたくなった方、大歓迎です!

はい、皆さん、ハッピーですか!!??

ネクスト・ナンバー・・・・・HAPPY(PHARRELL WILLIAMS)」

はじけるベース・イントロにのり、帽子を外してブレスもほどほどにまくし立てるヴォーカル・スタイル。

アタック感を強調した流れが秀逸。

しつこいくらいに何度も言いますが、ヒロリンのウルトラ・メガトン・ハイパー・ボーカルは一聴の価値ありです。

今年の札幌女性注目ヴォーカリストはキュートでチャーミングなこちらのヒロリン姉御で人気、実力共にいただきといった感ありです。

決して大袈裟な話ではなく、今後の札幌ディーヴァ界隈が面白くなりそうな気配さえ漂っています。

高音から低音までの幅広い声域を縦横無尽徹底的に駆使していて、彼女も相当な鍛錬と試行錯誤を重ねたのであろう、半端ではない努力の跡がそこいら中に散りばめられていて、見事実を結んでいるのです。(聞くところによると、独学だとのこと。信じられないぜ!)

「シアワセなら手を叩こう!という意味の曲だったんですよ!わざと笑って自分を励ますよ。

あれ!?ミヤッチ、ウチワを持ってるの?いい風がくるね~。」

メンバー紹介を挟んで、ターニング・ポイントとなる貴重なるお次の曲は、ヒロリンが愛してやまないジャニス・ジョプリンの「PIECE OF MY HEART」

まだこんなぶ厚い声が出るの?どこにこれほどの、エネルギーが残っているの・・・?と聞きたくなるほどの「OH!COME ON、COME ON~~・・・・」

もはやこれは体力というものを超越した、まさしく唸りをあげる狂おしいまでの魂の咆哮そのものなのでしょう!

コーラス隊やキーボードのササくんと向き合って、全身全霊を込めての熱唱。

後ろのメンバーのところにも行こうとするんだけど「何を逃げてるの!(狭くて)そこまで入っていけないよ・・・(笑)」

曲調に合わせて目まぐるしく豹変するヴォーカル・スタイル。まだこんな引き出しもあったんだあと驚愕。

まるでジャニスの絶叫がヒロリンへと憑依したかのようだ。

まだまだ隠し玉を秘めているのでは??・・・・

要所要所でアーミングを交えたギターソロを絡めてくるヒコに寄り添いながらも、黒いジャケットを華麗に脱ぎ捨てたヒロリンがなまら絵になるネエ。

「では残念ながら次の曲で最後となりました・・・」「えええ!!???・・・」

「皆、怒っています。」「メタボ痩せろ~!最初からやれ~!」

「最初から??死ぬ~!ハイ!I CAN’T TURN YOU LOOSE!(ザ・ブルース・ブラザース・バージョン)」

切れ味鋭く吹き込まれるパッセージが、これでもかというほどに攻撃的に迫ってくるホーン・セクション。

どうやらホーン隊の男性らが猛プッシュして組み込まれた曲だそうです。

エミリオ・ミヤッチのテナー・サックス・ソロでは、フロントにせり出して練り歩くダンディーな振る舞いに視線が集中。ナカジーも負けじとエキサイティング・プレイ。

それに対抗するかのごとく、腰にグイグイと食い込んでくるリズム隊。

盛大にアンコールの手拍子が鳴り止まない。「アンコール!あ、それい、アンコール!!」

ヒコが何故だかおどけて「長い夜」のイントロをさりげなく一瞬だけ弾いているのをSTAのメンバー達は聞き逃さなかったよん!

挑戦状を突きつけてきたのかいなあ!?(笑)

「ありがとうございます。皆、大丈夫?

音楽はいいですね。やっている方も、見ている方も。

とっかえ、ひっかえ(!?)音楽を楽しめる。」

ドラムスによるスティック4つ打ちカウント。

CCR永遠の金字塔「PROUD MARY」が飛び出すなんて、反則ギリギリのセレクションだねえ。

ミディアム・テンポをキープしながら、本編へと突入。

てっきり私はティナ・ターナーのバージョンだと思い込んでいたんだけど、ヒロリン曰くテレビドラマ「グリー・キャスト」のテイクを参考にしたんだそうです。こだわりどころが垣間見えてきますなあ。

女性陣ボーカル3人がリレー形式に歌い継ぐ箇所もスリリングで、それぞれの個性も反映されていて超ナイス!。コール&レスポンスも鉄壁なる完成度を誇っていましたよ。

グッと抑え気味にかつエネルギッシュに持ちうる限りの力を振り絞って大団円。

それにしてもいつ聞いても強烈無比なるパワフルでタフネスなヒロリンには脱帽。

初めて見たときからシンガー・ヒロリンのファンです。

「またお会いしましょう!」

 次回は是非とも、じんわり心に染み入るヒロリン泣きのバラード・ナンバーも聞いてみたいものですなあ。

最後に熱気冷めやらぬステージ上で、メンバー全員仲良く肩寄せあいポーズをとって記念写真を「パチリ!」

おつかれさまでした。

****これでPART,1の味噌田ライブ・レポートは終了!

S・T・A編は時間を巻き戻してPART,2へと続くよ~!****

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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grape(chicago)

2018-09-25 12:31:07 | CHICAGO

は両側に切れ込みのある15 - 20cmほどの大きさで、穂状のをつける。野生種は雌雄異株であるが、栽培ブドウは一つの花におしべめしべがあり、自家受粉する。このため自家結実性があり、他の木がなくとも一本で実をつける。果実は緑または濃紫で、内部は淡緑であり、房状に生る。食用部分は主に熟した果実である。食用となる部分は子房が肥大化した部分であり、いわゆる真果である。外果皮が果皮となり、中果皮と内果皮は果肉となる。果実のタイプとしては漿果に属する。大きさは2 - 8cm程度の物が一般的である。ブドウの果実は枝に近い部分から熟していくため、房の上の部分ほど甘みが強くなり、房の下端部分は熟すのが最も遅いため甘味も弱くなる。皮の紫色は主にアントシアニンによるものである。甘味成分としてはブドウ糖果糖がほぼ等量含まれている。また、酸味成分として酒石酸リンゴ酸が、これもほぼ等量含まれる。

ブドウ属の植物は数十種あり、北米、東アジアに多く、インド、中東、南アフリカにも自生種がある。日本の山野に分布する、ヤマブドウエビヅルサンカクヅル(ギョウジャノミズ)もブドウ属の植物である。

現在、ワイン用、干しぶどう用または生食用に栽培されているブドウは、ペルシアカフカスが原産のヴィニフェラ種 (V. vinifera) と、北アメリカ原産のラブルスカ種 (V. labrusca)で ある。

うるち米(食用)・酒米(酒造用)があるように、ブドウにも食用ブドウと酒造用ブドウがあり、食用はテーブルグレープ英語版、酒造用はワイングレープ(wine grapes)と呼ばれている。

 masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

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上はボーリング場、毎度お馴染みのライブハウス!

2018-09-23 14:49:11 | Live告知

 

VINNIE'S  BAR(JR苗穂駅徒歩5分のライブハウス。店名はドラマーでもあるオーナーが敬愛する職人ヴィニー・カリウタから命名)

 

2018.9.23(sun)

ビニーズバー企画

第二弾  ラッパ祭りだよ!

クボタくんから以前、このイベント案を聞いてはいたのですが、なかなかSTAとのスケジュール調整がかみ合わず

のびのびになっていたのですが、この度めでたく実現の運びとなりました!

相変わらずメンバー集めには四苦八苦していますが…(^^)

 

札幌市中央区北1条東12丁目オリンピアボウル地下1階

 

駐車場あり

な、な、な、なんと、入場無料です!Σ(・□・;)

お客様は、1ドリンク必須で500円は変わらずですが
ビールだってなんだって飲み放題を2,000円に設定いたしますので
お友達などにお声をかけてみてください!宜しくお願いいたしまぁす(・∀・)

16:30 open   19:00 start

 

1、the sapporo transit authority(S・T・A)・・・初期chicago(ブラスロック)の熱きナンバーを中心にお届けいたします。

2、my soul電気楽団(味噌田楽)・・・札幌ソウルクイーンのヒロリン、そしてナカジ、ダイちゃん率いる大所帯バンド。必見!

 の2バンド!

つまり、ソウルファンクとブラスロックの一騎打ち!

見応え、聞き応え満点!

(タイムテーブル)

18:30 open

ステージ (転換10分、演奏時間は正味30分)

① the sapporo transit

authority(STA) / 19:00~20:10

② my soul電気楽団 / 20:20~21:00

 

22:40 close

(21:40 FoodOrderStop 22:10 DrinkOrderStop)

 

【概要】

 

●リハーサル中も含め飲食物の持ち込みは厳禁とさせていただきます。

※飲食商品の販売がヴィニーズの生命線です。

 

どうぞお楽しみに。

お問い合わせはSTA各メンバーまで。

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improvisation(chicago)

2018-09-22 14:45:26 | CHICAGO

即興演奏(そっきょうえんそう)は、楽譜などに依らず音楽を、即興で作曲または編曲しながら演奏を行うこと。 ともに歌を歌うことも含まれる。 アドリブ(ラテン語:ad lib)、インプロビゼーション(英語:improvisation)などとも言う。

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

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ファイターズ対イーグルス 札幌ドーム!

2018-09-22 14:38:19 | free form space

北海道はもうすっかりと秋めいてきましたよ!

ファイターズ、残り試合、あとわずかだよ!

しか、勝てないなあ…

君が代を札幌出身のシンガー、半崎美子さんが綺麗な声で歌ってくれました!

先発は苦労人、村田投手!

彼は初勝利の涙からずっと応援してるよ!

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